JPH089845Y2 - 自動車用前照灯における光軸調整確認装置 - Google Patents

自動車用前照灯における光軸調整確認装置

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JPH089845Y2
JPH089845Y2 JP6442790U JP6442790U JPH089845Y2 JP H089845 Y2 JPH089845 Y2 JP H089845Y2 JP 6442790 U JP6442790 U JP 6442790U JP 6442790 U JP6442790 U JP 6442790U JP H089845 Y2 JPH089845 Y2 JP H089845Y2
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晃 近田
浩二 茂村
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車用前照灯における光軸調整確認装置
に係り、特に常時正しい配光が得られる光軸調整確認装
置に関するものである。
[従来の技術] 従来の自動車用前照灯における光軸調整確認装置とし
ては、例えば特開平2-6726号公報に記載のものがある。
以下、この従来の光軸調整確認装置を第5図を参照し
て説明する。
図において、1は自動車用前照灯の取付体としての灯
具本体で、この灯具本体1はハウジング10と、そのハウ
ジング10の前面開口部に接着固定したレンズ11と、前記
ハウジング10に設けた球凹面形状の軸受部12と、前記ハ
ウジング10およびレンズ11により画成された灯室13とを
備える。
図において、2は自動車用前照灯の被調整体としての
リフレクタで、このリフレクタ2は前面に例えば回転放
物面の反射面20を有し、かつこのリフレクタ2の背面側
に球軸21を植設する。
かかるリフレクタ2の球軸21を前記ハウジング10の軸
受部12に回動可能に嵌合することにより、リフレクタ2
がハウジング10に回動可能に取り付けられると共に、こ
のリフレクタ2は前記灯具本体1の灯室13内に配設され
る。
なお、前記リフレクタ2の前面側には光源バルブ(図
示せず)が配設されている。
図において、3は光軸調整機構で、この光軸調整機構
3は前記リフレクタ2に回転不可能にかつ後述するアジ
ャストスクリュウ31の軸方向に移動不可能に取り付けた
スクリュウマウンティング30と、前記ハウジング10に回
転可能にかつ軸方向に移動不可能に装着したアジャスト
スクリュウ31とからなる。かかるアジャストスクリュウ
31を回転させることにより、スクリュウマウンティング
30を介して、リフレクタ2が上下方向または左右方向に
回動して、その結果光軸調整が行なわれる。
図において、4は光軸調整確認装置で、この光軸調整
確認装置4は前記ハウジング10に固定した中空筒形状の
ケース40と、そのケース40内にスライド可能にかつ回転
不可能に収納したスライダ41と、そのスライダ41の一端
に付した目盛42と、このスライダ41の一端と前記ケース
40との間に介装し、前記スライダ41の他端を前記リフレ
クタ2に常時圧接させる圧縮ばね43とからなる。
かかる光軸調整確認装置4は、上述の光軸調整機構3
による光軸調整中において、リフレクタ2の回動に伴っ
てスライダ41がスライドする。すなわち、前記スライダ
41は前記圧縮ばね43によりリフレクタ2に常時圧接され
ているので、リフレクタ2が図中時計方向に回動する
と、スライダ41が図中実線矢印方向に圧縮ばね43のばね
力によりケース40より突出し、またリフレクタ2が図中
反時計方向に回動すると、スライダ41が図中破線矢印方
向に圧縮ばね43のばね力に抗してケース40中に入る。こ
のように、上述のスライダ41のスライド量を、スライダ
41の移動目盛42とケース40に付した固定目盛(図示せ
ず)とから読み取って、光軸の調整量を把握するもので
ある。
なお、上述の例において、取付体としては灯具本体1
で、また被調整体としてはリフレクタ2であるが、取付
体としては車体で、また被調整体としては灯具本体であ
っても良い。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上述の従来の光軸調整確認装置は、スライ
ダ41を圧縮ばね43でリフレクタ2に常時圧接するもので
あるから、リフレクタ2に圧縮ばね43の荷重がスライダ
41を介して常時かかっていることとなり、リフレクタ2
が変位し易い。また、スライダ41の他端がリフレクタ2
に常時圧接しているので、振動や衝撃などにより、その
スライダ41の他端が摩耗し易い。
この結果、正しい配光が得られ難いなどの問題があ
る。
本考案の目的は、常時正しい配光が得られる自動車用
前照灯における光軸調整確認装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の問題を解決するために、取付体に固
定ケースを取り付け、その固定ケースにロッド部材の一
端部をスライド可能に装着し、かつそのロッド部材の他
端部を被調整体に固定し、前記固定ケースに、前記被調
整体の回動に伴って移動する前記ロッド部材の移動量を
調整量として読み取るスライドマーカを、スライド可能
に装着したことを特徴とする。
[作用] 本考案は、上記の構成により、被調整体の回動に伴っ
てロッド部材が移動し、そのロッド部材の移動量をスラ
イドマーカを介して光軸調整量として読み取ることがで
きる。このとき、ロッド部材の他端が被調整体に固定さ
れているので、スライダの他端を圧縮ばねで被調整体
(リフレクタ)に圧接させている従来の光軸調整確認装
置のような、リフレクタに荷重が常時かかっていてリフ
レクタが変位し易く、かつスライダの他端が摩耗し易い
などの虞がない。従って、正しい配光が得られる。
特に、本考案は、調整量の読み取り手段として、固定
ケースと、ロッド部材と、スライドマーカとからなるの
で、構造が簡単である。
[実施例] 以下、本考案に係る自動車用前照灯における光軸調整
確認装置の一実施例を第1図乃至第4図を参照して説明
する。
図中、第4図と同符号は同一のものを示す。
図において、14,15および16はハウジング10の光軸調
整機構4と隣接する箇所に設けた光軸調整確認装置取付
用のボス部,透孔およびOリングである。
22および23はリフレクタ2の反射面20の裏面側の光軸
調整機構4と隣接する箇所に設けた光軸調整確認装置取
付用の凹部および透孔、24はリフレクタ2に設けた光採
り用の透孔である。
5は固定ケースで、この固定ケース5は透明な材質か
らなり、一端が開口しかつ他端が閉塞した筒形をなす。
この固定ケース5の内部にスライド孔50を設け、かつこ
の固定ケース5の一端の開口端の縁に鍔部51を設ける。
さらに、このこの固定ケース5の外周面にガイド凸部52
を一体にかつ軸方向に設ける。この固定ケース5の鍔部
51を前記ハウジング10にスクリュウ17により固定する。
6はスライドマーカで、このスライドマーカ6は金属
製からなり、上部に前記固定ケース5の凸部(スライド
マーカ6の回り止)52に係合する切欠62を設け、かつ下
部にU字形の撮み部63を設ける。このスライドマーカ6
にマーカ64を周方向に設ける。このスライドマーカ6を
固定ケース5にスライド可能に外嵌する。
7はロッド部材で、このロッド部材7は例えば光ファ
イバからなり、棒形状をなす。このロッド部材7の一端
部の外周面に目盛70を周方向にかつ等間隔に付し、かつ
他端面をリフレクタ2に固定した際に、そのリフレクタ
2の反射面20の一部をなす曲面形状に形成する。この光
ファイバのロッド部材7は、軸方向の長さ変化がなく、
かつ径方向に柔軟なものを使用する。
8は前記ロッド部材7の他端部に一体に設けたクリッ
プで、このクリップ8はその外周面に挟持固定用の鍔部
81および82を設ける。
前記ロッド部材7の一端部を固定ケース5のスライド
孔50中にスライド可能に挿入する。一方、前記ロッド部
材7の他端部のクリップ8をその鍔部81および82を介し
てリフレクタ2の凹部22および透孔23に固定する。この
結果、ロッド部材7の他端がクリップ8を介してリフレ
クタ2に固定されることとなり、かつそのロッド部材の
他端面がリフレクタ2の反射面20と面一となる。
かくして、本考案の光軸調整確認装置を装備した前照
灯の車体への組み付けが完了したところで、スライドマ
ーカ6を固定ケース5に対して軸方向に移動させ、この
スライドマーカ6のマーカ64とロッド部材7の基準目
盛、例えば0目盛(原点)とを合わせて、本考案の光軸
調整確認装置の初期設定を行なう。
この実施例における本考案の光軸調整確認装置は、以
上の如き構成からなり、光軸調整機構3を操作してリフ
レクタ2をハウジング10に対して回動させて光軸調整を
行なう。すると、リフレクタ2の回動に伴ってロッド部
材7がクリップ8を介して移動し、このロッド部材7の
移動量をスライドマーカ6のマーカ64とロッド部材7の
目盛70とにより、光軸調整量として読み取る。例えば、
ロッド部材7の1目盛70を1.5mmとし、このときのリフ
レクタ2の回動角を0.38°とする。
上述の調整量読み取り手段としてのロッド部材7の他
端がクリップ8を介してリフレクタ2に固定されている
ので、スライダの他端を圧縮ばねでリフレクタに圧接さ
せている従来の光軸調整確認装置のような、リフレクタ
に荷重が常時かかっていてリフレクタが変位し易く、か
つロッド部材7の他端が摩耗し易いなどの虞がない。従
って、正しい配光が得られる。
特に、本考案においては、ハウジング10に固定した固
定ケース5と、一端を固定ケース5にスライド可能に収
納しかつ他端部をリフレクタ2に固定したロッド部材7
と、固定ケース5にスライド可能に外嵌したスライドマ
ーカ6とからなるので、構造が簡単である。
第4図はスライドマーカの変形例を示した断面図であ
る。
このスライドマーカ61は透明な材質、例えば透明樹脂
などからなり、一部65を切り欠いたリング状をなす。こ
のスライドマーカ61にマーカ(図示せず)を周方向に設
ける。このスライドマーカ61を前記固定ケース5の他端
部に固定ケース5の軸方向にスライド可能に外嵌する。
なお、上述の実施例においては、調整量の読み取り手
段として光ファイバのロッド部材7を使用するので、前
照灯の光源を点灯すれば、その光がロッド部材7の他端
面から一端部の読み取り部の目盛70まで伝えられるの
で、例えば暗いエンジンルームでも、また夜間でも調整
量を読み取ることができる。
さらに、上述の光ファイバのロッド部材7は、軸方向
の長さ変化がなく、かつ曲げに対して柔軟なものを使用
するので、リフレクタ2の回転軌跡に対するこのロッド
部材7の直線移動を円滑に行なうことができる。すなわ
ち、リフレクタ2の回転運動にロッド部材7の直線移動
が円滑に追従することができる。
なお、上述の例において、取付体としては灯具本体1
で、また被調整体としてはリフレクタ2であるが、取付
体としては車体で、また被調整体としては灯具本体であ
っても良い。
また、上述の実施例において、前記クリップ8と前記
ロッド部材7とは一体に形成したものであるが、これら
を別個のものを固定したものであっても良い。
さらに、前記ロッド部材7のリフレクタ2への固定手
段は、上述のクリップ8以外のものであっても良い。例
えば、接着固定や磁石による固定などである。
[考案の効果] 以上から明らかなように、本考案の自動車用前照灯に
おける光軸調整確認装置は、調整量読み取り手段として
のロッド部材の他端を被調整体に固定したので、スライ
ダの他端を圧縮ばねでリフレクタ(被調整体)に圧接さ
せている従来の光軸調整確認装置のような、リフレクタ
に荷重が常時かかっていてリフレクタが変位し易く、か
つスライダ(ロッド部材)の他端が摩耗し易いなどの虞
がない。従って、正しい配光が得られる。
特に、本考案においては、調整量の読み取り手段とし
て、固定ケースと、ロッド部材と、スライドマーカとか
らなるので、構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係る自動車用前照灯におけ
る光軸調整確認装置の一実施例を示し、第1図は本考案
の光軸調整確認装置を装備した前照灯の断面図、第2図
は本考案の光軸調整確認装置の一部斜視図、第3図は第
2図におけるIII-III線断面図、第4図はスライドマー
カの変形例を示した断面図である。第5図は従来の光軸
調整確認装置を装備した前照灯の断面図である。 1……灯具本体(取付体)、10……ハウジング、2……
リフレクタ、3……光軸調整機構、5……固定ケース、
6および61……スライドマーカ、64……マーカ、7……
ロッド部材、70……目盛、8……クリップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付体と、その取付体に回動可能に取り付
    けた被調整体と、この被調整体および前記取付体に装着
    した光軸調整機構とを備え、前記光軸調整機構を操作す
    ることにより、前記被調整体が前記取付体に対して回動
    して、光軸調整が行なわれる自動車用前照灯において、 前記取付体に取り付けた固定ケースと、 一端部を前記固定ケースにスライド可能に装着し、かつ
    他端部を前記被調整体に固定したロッド部材と、 前記固定ケースにスライド可能に装着し、前記被調整体
    の回動に伴って移動する前記ロッド部材の移動量を調整
    量として読み取るスライドマーカとを備えたことを特徴
    とする自動車用前照灯における光軸調整確認装置。
JP6442790U 1990-06-20 1990-06-20 自動車用前照灯における光軸調整確認装置 Expired - Lifetime JPH089845Y2 (ja)

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