JPH0898142A - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JPH0898142A
JPH0898142A JP6235117A JP23511794A JPH0898142A JP H0898142 A JPH0898142 A JP H0898142A JP 6235117 A JP6235117 A JP 6235117A JP 23511794 A JP23511794 A JP 23511794A JP H0898142 A JPH0898142 A JP H0898142A
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JP6235117A
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Yoshimasa Hosono
義雅 細野
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 符号化画像情報を符号化処理に応じて復号化
する可変長符号の復号化回路202から加算器206ま
での構成と、1倍速より高速の変速再生時には復号化処
理を制御することによってBピクチャのうち1又は複数
の符号化画像情報の復号化を停止する制御用シーケンサ
300を有する。すなわち、制御用シーケンサ300
は、可変長符号の復号化回路202を制御することで、
1倍速より高速の変速再生時にBピクチャの当該復号化
回路202での復号化を行わないようにする。 【効果】 標準再生速度以上の高速再生を簡単かつ容易
に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレーム間相関を利用
して圧縮符号化された画像情報が記録された例えばいわ
ゆるコンパクト・ディスクを使った読み出し専用メモリ
であるCD−ROMやCD−I(CD−インタラクティ
ブ:CD-Interactive) などの情報記録媒体から、その圧
縮符号化された画像情報を再生して復号化する画像再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像信号を圧縮符号化する手
法としては、種々提案されているが、その一具体例とし
て、例えば、カラー動画像符号化方式の国際標準化作業
グループであるいわゆるMPEG(Moving Picture Exp
ert Group)において規定された方式がある。すなわちこ
のMPEGにより規定された符号化方式は、いわゆるデ
ィジタルストレージメディア用の画像信号の高能率符号
化方式であり、画像間の差分を取ることで時間軸方向の
冗長度を落とし、その後、いわゆる離散コサイン変換
(DCT)処理と可変長符号とを使用して空間軸方向の
冗長度を落とすようにしている。
【0003】このMPEGによる符号化方式において
は、フレームの画像を、後述するIピクチャ(イントラ
符号化画像:Intra-coded picture)、Pピクチャ(前方
予測符号化画像:Perdictive-coded picture) 又はBピ
クチャ(両方向予測符号化画像:Bidirectionally-code
d picture)の3種類のピクチャのいずれかのピクチャと
し、画像信号を圧縮符号化するようにしている。
【0004】ここで、I,P,Bの各ピクチャのうち、
Iピクチャでは、1フレーム分の画像信号をそのまま符
号化して伝送する。これに対して、Pピクチャでは、基
本的にはそれより時間的に先行するIピクチャ又はPピ
クチャの画像信号からの差分を符号化して伝送する。ま
た、Bピクチャでは、基本的にはそれより時間的に先行
するフレーム及び後行するフレームの両方の平均値から
の差分を求め、その差分を符号化して伝送する。
【0005】また、上述したMPEGの符号化方式が取
り扱うデータの構造は、図2に示すように、下から順
に、ブロック層と、マクロブロック層と、スライス層
と、ピクチャ層と、グループオブピクチャ(GOP:Gr
oup of Picture)層と、ビデオシーケンス層とからなる
階層構造になっている。以下、この図2において下の層
から順に簡単に説明する。
【0006】先ず、上記ブロック層の単位ブロックは、
輝度又は色差の隣合った8×8の画素(8ライン×8画
素の画素)から構成される。DCT(離散コサイン変
換)は、この単位ブロック毎にかけられる。
【0007】次に、上記マクロブロック層のマクロブロ
ックは、左右及び上下に隣合った4つの輝度ブロック
(輝度の単位ブロック)Y0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 と、画
像上では上記輝度ブロックと同じ位置に当たる色差ブロ
ック(色差の単位ブロック)Cr ,Cb との全部で6個
のブロックで構成される。これらブロックの伝送の順
は、Y0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Cr ,Cb の順である。
【0008】上記スライス層は、画像の走査順に連なる
1つ又は複数のマクロブロックで構成される。スライス
の頭(ヘッダ)では画像内における動きベクトル及びD
C(直流)成分の差分がリセットされ、また、最初のマ
クロブロックは画像内での位置を示すデータを持ってお
り、したがってエラーが起こった場合でも復帰できるよ
うになされている。
【0009】上記ピクチャ層において、ピクチャすなわ
ち1枚1枚の画像は、少なくとも1つ又は複数の上記ス
ライスから構成される。そして、それぞれが符号化の方
式にしたがって、上記Iピクチャ,Pピクチャ,Bピク
チャ,DCイントラ符号化画像(DC coded (D) pictur
e)の4種類の画像に分類される。
【0010】ここで、上記Iピクチャでは、符号化され
る時にその画像1枚の中だけで閉じた情報のみを使用す
る。言い換えれば、復号化する時にIピクチャ自身の情
報のみで画像が再構成できることになる。実際には、差
分を取らずにそのままDCT処理して符号化を行う。
【0011】上記Pピクチャでは、予測画像(差分をと
る基準となる画像)として、入力で時間的に前に位置し
既に復号化されたIピクチャ又はPピクチャを使用す
る。
【0012】上記Bピクチャでは、予測画像として時間
的に前に位置し既に復号化されたIピクチャ又はPピク
チャ及び、時間的に後ろに位置し既に復号化されたIピ
クチャ又はPピクチャ、及びその両方から作られた補間
画像の3種類を使用する。
【0013】上記DCイントラ符号化画像(Dピクチ
ャ)は、DCTのDC係数のみで構成されるイントラ符
号化画像であり、他の3種の画像と同じシーケンスには
存在できないものである。
【0014】上記グループオブピクチャ(GOP)層
は、1又は複数枚のIピクチャと、0又は複数枚の非I
ピクチャとから構成されている。ここで、上記Iピクチ
ャの間隔及び、Iピクチャ又はBピクチャの間隔は自由
である。また、Iピクチャ又はPピクチャの間隔は、当
該グループオブピクチャ層の内部で変わってもよいもの
である。
【0015】上記ビデオシーケンス層は、画像サイズ、
画像レート等が同じ1又は複数のグループオブピクチャ
層から構成される。
【0016】上記方式による符号化データを復号化して
表示する際の典型的な例を図3を用いて説明する。な
お、この図3において、図中I0等はIピクチャを、図
中B1,B2等はBピクチャを、図中P3,P6等はP
ピクチャを示しており、各ピクチャ内の番号は表示順を
示している。これらのピクチャのグループ(group) は、
以下の(1)〜(15)・・・の順番でデコードされ
る。
【0017】(1)I0のピクチャを当該I0に対応す
る圧縮データのみからデコードする(フレーム内相
関)。
【0018】(2)上記デコードされたI0のピクチャ
と、B1に対応する圧縮データとからB1のピクチャを
デコードする。なお、現在デコードしている現GOP以
前にもGOP(前GOP)が存在する場合には当該前G
OPのデコードされたPピクチャ(例えばP15′のピ
クチャ)及び現GOPのデコードされたI0のピクチャ
と、B1に対応する圧縮データとから、当該B1のピク
チャをデコードする。
【0019】(3)上記デコードされたI0のピクチャ
と、B2に対応する圧縮データとからB2のピクチャを
デコードする。なお、前GOPが存在する場合には当該
前GOPのデコードされたPピクチャ(P15′のピク
チャ)及び現GOPのデコードされたI0のピクチャ
と、B2に対応する圧縮データとから、当該B2のピク
チャをデコードする。
【0020】(4)上記デコードされたI0のピクチャ
と、P3に対応する圧縮データとから、当該P3のピク
チャをデコードする。
【0021】(5)上記デコードされたI0のピクチャ
及びデコードされたP3のピクチャと、B4に対応する
圧縮データとから、当該B4のピクチャをデコードす
る。
【0022】(6)上記デコードされたI0のピクチャ
及びデコードされたP3のピクチャと、B5に対応する
圧縮データとから、当該B5のピクチャをデコードす
る。
【0023】(7)上記デコードされたP3のピクチャ
と、P6に対応する圧縮データとから、当該P6のピク
チャをデコードする。
【0024】(8)上記デコードされたP3のピクチャ
及びデコードされたP6のピクチャと、B7に対応する
圧縮データとから、当該B7のピクチャをデコードす
る。
【0025】(9)上記デコードされたP3のピクチャ
及びデコードされたP6のピクチャと、B8に対応する
圧縮データとから、当該B8のピクチャをデコードす
る。
【0026】(10)上記デコードされたP6のピクチ
ャと、P9に対応する圧縮データとから、当該P9のピ
クチャをデコードする。
【0027】(11)上記デコードされたP6のピクチ
ャ及びデコードされたP9のピクチャと、B10に対応
する圧縮データとから、当該B10のピクチャをデコー
ドする。
【0028】(12)上記デコードされたP6のピクチ
ャ及びデコードされたP9のピクチャと、B11に対応
する圧縮データとから、当該B11のピクチャをデコー
ドする。
【0029】(13)上記デコードされたP9のピクチ
ャと、P12に対応する圧縮データとから、当該P12
のピクチャをデコードする。
【0030】(14)上記デコードされたP9のピクチ
ャ及びデコードされたP12のピクチャと、B13に対
応する圧縮データとからB13のピクチャをデコードす
る。
【0031】(15)上記デコードされたP9のピクチ
ャ及びデコードされたP12のピクチャと、B14に対
応する圧縮データとから、当該B14のピクチャをデコ
ードする。以下同様に続く。
【0032】したがって、上述のようなデコードを行う
ために、デコーダに供給される圧縮データの順番は、I
0→B1→B2→P3→B4→B5→P6→B7→B8
→P9→B10→B11→P12→・・・のような順に
なっている。
【0033】上述したように、上記MPEGの方式の圧
縮符号化ではフレーム間相関を利用してフレームを構築
しており、復号化の際には前にデコードしたピクチャを
利用して新たなピクチャを作り、その作られたピクチャ
が再度次のピクチャの構築に利用されている。また、M
PEGの方式で圧縮符号化されたデータには、既にデコ
ードされたピクチャから前のピクチャを再合成するため
のデータは含まれておらず、データとして1方向のみの
データが記録伝送されている。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したM
PEGの方式などのように、フレーム間相関を利用した
映像信号圧縮技術において、標準再生速度(1倍速)以
上の変速再生を行う方法としては、種々提案されている
が、より簡単でかつ処理の容易な方法が望まれている。
【0035】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、フレーム間相関を利用した
映像信号圧縮技術において、標準再生速度以上の変速再
生を簡単かつ容易に行うことができる画像再生装置を提
供することを目的とするものである。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために提案されたものであり、画像間相関に利
用される符号化画像情報の間に画像間相関に利用されな
い1以上の符号化画像情報が配されることになる所定シ
ーケンスの、当該符号化画像情報から復号再生画像を得
る画像再生装置において、上記符号化画像情報を符号化
処理に応じて復号化する復号化手段と、上記復号化処理
された画像情報を出力する出力手段と、1倍速より高速
の変速再生時には上記復号化手段での復号化処理又は上
記出力手段の出力を制御することによって画像間相関に
利用されない符号化画像情報のうちの1又は複数の符号
化画像情報の、復号化又は出力を停止する制御手段とを
有することを特徴とするものである。
【0037】ここで、上記画像間相関に利用される符号
化画像情報は画像内符号化画像と前方予測符号化画像で
あり、上記画像間相関に利用されない符号化画像情報は
両方向予測符号化画像である。
【0038】
【作用】本発明によれば、画像間相関に利用されない符
号化画像情報は復号化しなくても又出力しなくても、そ
の後の符号化画像情報の復号化には影響しない。このた
め、制御手段は、画像間相関に利用されない符号化画像
情報のうちの1又は複数の符号化画像情報の復号化又は
出力を停止することで、1倍速より高速の変速再生を実
現している。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例につい
て詳述する。
【0040】図1には本発明の画像再生装置の概略構成
を示す。
【0041】本発明実施例の画像再生装置は、図1に示
すように、所定単位であるGOP単位の動画シーケンス
として、例えばMPEG1のフォーマットの動画シーケ
ンスが記録されてなる情報記録媒体である光ディスク3
01を再生し、当該MPEG1のフォーマットの動画ビ
ットストリームを復号化して動画を復元するものであ
る。
【0042】すなわち、本実施例の画像再生装置は、図
1に示すように、上記MPEG1のフォーマットのよう
に画像間相関に利用される符号化画像情報(Iピクチャ
又はPピクチャ)の間に画像間相関に利用されない1以
上の符号化画像情報(Bピクチャ)が配されることにな
るシーケンスの当該符号化画像情報から復号再生画像を
得る画像再生装置であって、上記符号化画像情報を符号
化処理に応じて復号化する復号化手段としての可変長符
号の復号化回路202から加算器206までの構成と、
1倍速より高速の変速再生時には上記復号化手段での復
号化処理を制御することによって上記Bピクチャのうち
1又は複数の符号化画像情報の復号化を停止する制御手
段としての制御用シーケンサ300を有することを特徴
とするものである。
【0043】すなわち、制御用シーケンサ300は、例
えば後述する可変長符号の復号化回路202を制御する
ことで、1倍速より高速の変速再生時に上記Bピクチャ
の当該復号化回路202での復号化を行わないようにす
る。ここで、制御用シーケンサ300は、例えば前述し
たようにBピクチャがI又はPピクチャ間に2つ存在す
ることになる場合には、当該2つのBピクチャの両方又
は一方の復号化を行わないようにすることで変速再生を
実現している。例えば、一方のBピクチャのみ復号化し
ないようにすれば、標準再生速度以上でかつ2倍以下
(例えば1.5倍程度)の再生が可能となり、両方のB
ピクチャを復号化しないようにすれば、標準再生速度の
3倍の再生が可能となる。ただし、本実施例の場合、前
記ディスク301は少なくとも当該3倍速再生に対応で
きる速度で回転しているものとしている。
【0044】また、本実施例装置では、上記復号化回路
202での復号化は行うが、復号化後のBピクチャの信
号を表示しないようにすれば、同様の変速速再生が可能
となる。例えば、復号化後の信号を出力する出力手段と
しての例えば後述するディスプレイ制御回路222やフ
レームメモリFM1〜FM4を、制御用シーケンサ30
0からの後述する各フレームメモリ内に保持しているピ
クチャの種類や後述するテンポラル・リファレンス・ナ
ンバ等の情報に基づいてCPU303が制御すること
で、上記Bピクチャのビデオ信号を出力しないようにす
る(表示しないようにする)ことで、上述同様の変速再
生が可能となる。
【0045】先ず、本実施例の画像再生装置の基本的動
作について説明し、その後この装置における標準再生速
度以上の再生の動作について説明する。
【0046】この図1において、MPEG1のフォーマ
ットの動画シーケンスが記録されたいわゆるCD−RO
Mであるディスク(すなわちいわゆるビデオCD)30
1からは、CPU303が動作を制御するCD−ROM
コントローラ302によって、上記記録された動画シー
ケンスが読み出され、誤り訂正されたMPEG1のビデ
オビットストリームが取り出される。
【0047】上記CD−ROMコントローラ302から
出力されたMPEG1のビデオビットストリームは、当
該MPEG1のビットストリームをデコードする次段の
ビットストリームバッファ201以降の構成に送られ
る。当該ビットストリームバッファ201は例えばフレ
ームメモリからなり、上記供給されたMPEG1のビデ
オビットストリームを一旦蓄えた後に読み出し、可変長
符号の復号化回路202に送る。
【0048】当該可変長符号の復号化回路202は、上
記ビットストリームバッファ201より供給されたデー
タを可変長復号化し、その復号された画像のDCT係数
や量子化ステップ情報等を逆量子化回路203に送る。
逆量子化回路203では符号化の際の量子化に対応する
逆量子化処理が施され、さらに次の逆DCT回路204
では符号化の際のDCTに対応する逆DCT処理が施さ
れる。これら処理は全て前述したマクロブロック単位で
行われる。
【0049】また、制御用シーケンサ300は、可変長
符号の復号化回路202から動きベクトル,ピクチャタ
イプ情報等を受けて、後述する各スイッチS1〜S6の
切換制御を行と共に、可変長符号の復号化回路202か
らのエラーリカバリビットを受けてエラーリカバリ処理
を行う。また、当該制御用シーケンサ300は、標準再
生速度以上の変速再生を行う場合、上記復号化回路20
2を制御し、当該復号化回路202において前述したよ
うにBピクチャの1又は複数の復号化を行わないように
させることも行う。なお、当該制御用シーケンサ300
は、端子321〜326を介して各スイッチS1〜S6
に切換制御信号を送る。
【0050】上記逆DCT回路204からの出力は、切
換スイッチS5の一方の被切換端子tAに供給されると
共に加算器206にも送られる。当該切換スイッチS5
は、供給されたデータがIピクチャのマクロブロックの
データの場合にはそのまま出力し、他のピクチャタイプ
のマクロブロックのデータである場合には加算器206
から供給されたデータを出力する。
【0051】上記切換スイッチS5の出力データは、切
換スイッチS4の共通接続端子に送られる。当該切換ス
イッチS4は、被切換端子t1〜t4がそれぞれ対応す
るフレームメモリFM1〜FM4のデータ入力端子と接
続されており、これら被切換端子t1〜t4が順次切り
換えられるようになっている。
【0052】上記切換スイッチS4を介してフレームメ
モリFM1〜FM4に順次送られたデータは、これらフ
レームメモリFM1〜FM4に順次記憶され、これら記
憶されたデータがその後画像の再現や表示に使用される
ようになる。すなわち、このフレームメモリFM1〜F
M4に記憶されたデータのうち、Iピクチャのデータは
そのまま画像再現に使用され、その他のピクチャのデー
タは上記加算器206に後に入力される画像データ(P
又はBピクチャのデータ)の復元のために使用される。
なお、各フレームメモリFM1〜FM4は、端子311
を介して制御用シーケンサ300から供給される書き込
み/読み出し制御信号によって書き込み及び読み出しが
制御される。
【0053】上記各フレームメモリFM1〜FM4から
読み出されたデータは、切換スイッチS1〜S3のそれ
ぞれ対応する被切換端子t1〜t4に送られる。この切
換スイッチS1〜S3も、スイッチS4,S5同様に処
理するマクロブロックの種類に応じて切り換えが行われ
るものである。
【0054】ここで、切換スイッチS1,S2の出力
は、バッファとしてのメモリ読み出し回路215,21
7を介してハーフピクセル処理回路216,218に送
られ、ここで画素数を1/2にするハーフピクセル処理
が行われて加算器219に送られか又は切換スイッチS
6のそれぞれ対応する被切換端子tf,tbに送られ
る。加算器219の出力も切換スイッチS6の対応する
被切換端子tfbに送られる。上記切換スイッチS6か
らの出力は、上記加算器206に送られる。この加算器
206の出力が、スイッチS5の被切換端子tBに送ら
れる。
【0055】また、上記切換スイッチS3の出力は、復
元された画像データとなってディスプレイ制御回路22
2に送られる。ディスプレイ制御回路222からの出力
は、端子223から出力ビデオ信号として後段の構成
(例えばモニタ装置)に送られる。
【0056】さらに、上記制御シーケンサ300から
は、各フレームメモリ内に保持しているピクチャの種類
や後述するテンポラル・リファレンス・ナンバ等の情報
がメモリレジスタ312に送られ、当該メモリレジスタ
312から端子313を介して上記情報がCPU303
に送られるようになっている。したがって、CPU30
3は、上記メモリレジスタ312に保持された内容を読
み取ることによって、上記各フレームメモリ内のピクチ
ャ種類等を容易に知ることができる。CPU303は、
標準再生速度以上の再生を実行する際に、このメモリレ
ジスタ312の情報を利用することで、各フレームメモ
リの書き込み/読み出し制御等を行うようにしている。
【0057】また、上述したような本実施例の画像再生
装置においては、再生モードとして例えば以下に述べる
ような、ノーマルプレイモード、イントラプレイモー
ド、スチルプレイ(ポーズ)モード、1フレームプレイ
モード、IP−プレイ(IP−スキャン)モードと、I
PB1−プレイモード、IPB2−プレイモード、ダイ
レクトモード等の各種再生モードが選べるようになって
いる。
【0058】上記ノーマルプレイモードとは、ディスク
に書き込まれたビットストリームを順次デコードして表
示する通常速度の順方向再生するモードである。上記イ
ントラプレイモードとは、ビットストリーム内のIピク
チャのみをデコードし、それ以外のピクチャは読み飛ば
す、例えば早送り時に使用する再生モードである。上記
スチルプレイモードでは、当該コマンドを書き込むとビ
ットストリームのデコード動作が止まり、現在表示され
ている画面に固定されるポーズモードである。上記1フ
レームプレイモードとは、ポーズ状態でこのコマンドを
書き込むと次のフレームをデコードし、次のフレームの
表示に移る、いわゆるコマ送りのためのモードである。
上記IP−プレイ(IPスキャン)モードとは、Iピク
チャとPピクチャのみをデコードし、Bピクチャは読み
飛ばす、例えば上記1倍速以上の早送り再生時に使用す
る再生モードである。上記IPB1−プレイモードとI
PB2−プレイモードとは、IピクチャとPピクチャを
デコードし、これに加えて2枚のBピクチャのうちいず
れか一方のみをデコードするモードである。これらIP
B1−プレイモードとIPB2−プレイモードも、上記
1倍速以上の再生に使用される。上記ダイレクトモード
とは、ホストコンピュータ(CPU)から指定されたピ
クチャレイヤの中の情報を表すテンポラル・リファレン
ス・ナンバ(temporal _reference number(tmpN)) が示
すピクチャをデコードして表示するモードである。この
ダイレクトモードでは、上記テンポラル・リファレンス
・ナンバのピクチャが見つかるまでは、Iピクチャ,P
ピクチャのみデコードする。
【0059】次に、本発明実施例の画像再生装置におい
て標準再生速度以上の再生速度を実現する場合について
説明する。
【0060】ここで、以下の例では、ビットストリーム
バッファ201に供給されたビットストリームの順番が
I0→B1→B2→P3→B4→B5→P6→B7→B
8→P9→B10→B11→P12→B13→B14の
ようになる場合において、上記標準再生速度以上の再生
を行う場合について説明する。なお、上記ビットストリ
ームの順方向再生時のディスプレイ表示の順番は、B1
→B2→I0→B4→B5→P3→B7→B8→P6→
B10→B11→P9→B13→B14→P12とな
る。
【0061】また、本実施例装置では、画像3面分を記
憶できるフレームメモリ(FM1〜FM3)を用いた再
生について説明している。すなわち、この実施例では、
図1の構成において例えばフレームメモリFM1,FM
2,FM3のみ用い、フレームメモリFM4を使用しな
い(若しくは備えていない)ようにしている。なお、こ
の場合のスイッチS1〜S4は、被切換端子t1〜t3
のみ使用(被切換端子t4は使用しないか若しくは備え
ていない)する。
【0062】このような例において、通常の順方向の標
準速度での動画再生時には、上記制御用シーケンサ30
0が各スイッチS1〜S6の各被切換端子への切換制御
を表1のように行うと共に、CPU303も3つのフレ
ームメモリFM1,FM2,FM3を表1のように使用
する。この表1には、各フレームメモリFM1〜FM3
に保持されるピクチャの種類とその順番、ディスプレイ
に表示されることになるピクチャの種類とその順番、各
スイッチS1〜S6でそれぞれ選ばれる被切換端子を表
している。なお、スイッチS5,S6の被切換端子の設
定はピクチャ内で変わるが、表1には代表的なものを示
している。
【0063】
【表1】
【0064】この表1に対して、第1の具体例として、
倍速以上の再生を行う(例えば3倍速で再生する)場合
には以下のようにする。この3倍速再生の場合、制御用
シーケンサ300は復号化回路202でBピクチャのデ
コードを行わないように制御すると共に切換スイッチS
1〜S6を表2のように切換制御し、さらにCPU30
3もフレームメモリFM1〜FM3の書き込み/読み出
しを表2のように制御する。
【0065】
【表2】
【0066】すなわち、この表2においては、Bピクチ
ャを読み飛ばして(例えば復号化を行わない)再生す
る。これによれば、ディスプレイ(モニタ)に表示され
ることになるピクチャは、I0→P3→P6→P9→P
12→・・・・となり、表1の場合に対して3倍の再生
が可能となる。
【0067】次に、上記表1に対して、第2の具体例と
して、例えば標準再生速度以上でかつ倍速以下の再生を
行う(例えば1.5倍程度で再生する)場合には、制御
用シーケンサ300はBピクチャのうち一方のデコード
を行わないように制御すると共に切換スイッチS1〜S
6を表3のように切換制御し、さらにCPU303もフ
レームメモリFM1〜FM3の書き込み/読み出しを表
3のように制御する。
【0068】
【表3】
【0069】すなわち、この表3においては、I又はP
ピクチャ間の2つのBピクチャの一方を読み飛ばして
(例えば復号化を行わない)再生する。これによれば、
ディスプレイに表示されるピクチャは、例えば、B2→
I0→B5→P3→B8→P6→B11→P9→B14
→P12→・・・・となり、表1の場合に対して約1.
5倍の再生が可能となる。なお、この表3の例の場合、
上記2つのBピクチャのうちいずれを読み飛ばすかは、
制御用シーケンサ300やCPU303が上記復号化回
路202からのピクチャの種類やテンポラル・リファレ
ンス・ナンバ等の情報を知ることで設定可能である。
【0070】また、上述した実施例では、I又はPピク
チャ間に2枚のBピクチャが存在する場合を例に挙げて
いるが、当該I又はPピクチャ間に1枚或いは3枚若し
くはそれ以上のBピクチャが存在することになる場合に
は、読み飛ばして再生するBピクチャの枚数を変えるこ
とで、上記3倍や1.5倍に限らずI,Pピクチャの数
を読み飛ばされるBピクチャの数に応じた任意の速度の
変速再生が可能となる。
【0071】また、I又はPピクチャ間に複数枚のBピ
クチャが存在することになる場合において、読み飛ばし
て再生するBピクチャの数を各I又はPピクチャ間で任
意に変更する(I又はPピクチャ間のBピクチャの数を
変更する)ことも可能である。
【0072】さらに、上述した表1〜表3の説明では、
フレームメモリをFM1〜FM3の3つ使用する例につ
いて述べているが、フレームメモリFM1〜FM4まで
の4つのフレームメモリを使用した場合でも同様に高速
再生が可能である。
【0073】
【発明の効果】上述のように本発明においては、画像間
相関に利用されない符号化画像情報は復号化しなくても
又出力しなくても、その後の符号化画像情報の復号化に
は影響しないため、制御手段によって、画像間相関に利
用されない符号化画像情報のうちの1又は複数の符号化
画像情報の復号化又は出力を停止することで、1倍速よ
り高速の変速再生を、容易かつ簡単に実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の画像再生装置の概略構成を示す
ブロック回路図である。
【図2】MPEGの符号化方式が取り扱うデータの構造
を説明するための図である。
【図3】MPEGの符号化方式による符号化データを復
号化して表示する際の典型的な例について説明するため
の図である。
【符号の説明】
202 可変長符号化の復号化回路 203 逆量子化回路 204 逆DCT回路 206 加算器 300 制御用シーケンサ FM1〜FM4 フレームメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/137 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像間相関に利用される符号化画像情報
    の間に画像間相関に利用されない1以上の符号化画像情
    報が配されることになる所定シーケンスの、当該符号化
    画像情報から復号再生画像を得る画像再生装置におい
    て、 上記符号化画像情報を符号化処理に応じて復号化する復
    号化手段と、 上記復号化処理された画像情報を出力する出力手段と、 1倍速より高速の変速再生時には、上記復号化手段での
    復号化処理又は上記出力手段の出力を制御することによ
    り、画像間相関に利用されない符号化画像情報のうちの
    1又は複数の符号化画像情報の、復号化又は出力を停止
    する制御手段とを有することを特徴とする画像再生装
    置。
  2. 【請求項2】 上記画像間相関に利用される符号化画像
    情報は画像内符号化画像と前方予測符号化画像であり、
    上記画像間相関に利用されない符号化画像情報は両方向
    予測符号化画像であることを特徴とする請求項1記載の
    画像再生装置。
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