JPH0897374A - Mos論理回路のトランジスタのウェルとソースの間の電圧を制御する回路、及び電源装置をmos論理回路に連動させるためのシステム - Google Patents

Mos論理回路のトランジスタのウェルとソースの間の電圧を制御する回路、及び電源装置をmos論理回路に連動させるためのシステム

Info

Publication number
JPH0897374A
JPH0897374A JP7091962A JP9196295A JPH0897374A JP H0897374 A JPH0897374 A JP H0897374A JP 7091962 A JP7091962 A JP 7091962A JP 9196295 A JP9196295 A JP 9196295A JP H0897374 A JPH0897374 A JP H0897374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
transistor
well
mos transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7091962A
Other languages
English (en)
Inventor
Vincent Von Kaenel
ヴィンセント・フォン・ケネル
Matthijs Daniel Pardoen
マティース・ダニエル・パーデン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev
Centre Suisse dElectronique et Microtechnique SA CSEM
Original Assignee
C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev
Centre Suisse dElectronique et Microtechnique SA CSEM
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev, Centre Suisse dElectronique et Microtechnique SA CSEM filed Critical C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev
Publication of JPH0897374A publication Critical patent/JPH0897374A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/24Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations wherein the transistors are of the field-effect type only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ウェル電圧及び電源電圧を
適宜設定することによって、回路の電力消費と動作速度
に影響を及ぼす可能性のある全ての必須要因を考慮に入
れることが可能な技術を提供することにある。 【構成】 本発明の回路は、集積論理回路の基板中のウ
ェル中に作られた基準MOSトランジスタ、所定の動作
条件を上記基準MOSトランジスタに与える手段、上記
基準MOSトランジスタの動作特性を基準値と比較し、
上記動作特性と上記基準値との差を表す制御電圧を発生
させる手段、上記基準MOSトランジスタの上記ウェル
とソースとの間に上記制御電圧を印加する手段を具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOS技術で得られ
る回路で、少なくとも1つの導電形を持つトランジスタ
が集積回路の基板に設けられた共通ウェルに配列されて
いる回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この主の回路は、主に回路による電力消
費を低減させるために、トランジスタの閾値電圧を調節
するようウェルのバイアス電圧を調整して動作させるこ
とができるという特性を持つ。
【0003】上記の回路はPCT特許出願WO94/0
1890に記載されている。このPCT特許出願の場合
は、回路を異なる電源電圧で動作させ、しかもトランジ
スタの正しい動作を確保することができるようにするこ
とを目的としたものである。このために、共通ウェルに
は、当のウェル内にあるトランジスタの閾値電圧を所望
の電源電圧に適応させるようにして、その電源電圧を表
す制御信号の関数として調整されたバイアス電圧が与え
られる。従って、集積回路の電力消費を、情況に応じて
その集積回路に与えたい動作条件に適応させることが可
能である。例えば、そのような回路を具備したコンピュ
ータがスタンバイ状態にあるときは、ウェル電圧は、回
路が低い方の電源電圧で動作することができるように、
このスタンバイの動作条件に適応させられる。
【0004】実際、MOSトランジスタの閾値電圧(及
び、従って、ウェル電圧)の制御は、特に、閾値電圧が
低いとき、回路の動作の安全を確保する一方で、回路に
よる電力消費を最小限に抑えることが望ましい場合に、
主要な問題であるということは一般的に知られている。
【0005】この問題は、回路がバッテリ電池や電磁放
射のような限られたエネルギー源から電源を供給される
場合に特に決定的な意味を持つ。CMOS(相補型金属
酸化物半導体)技術は、消エネ適用のために用いられる
技術の中でも際立っている。本発明が特に好適に適用さ
れるのは、このCMOS技術においてである。従って、
以下の説明はこのCMOS技術に基づいて行うが、本発
明は類推的方法によって他のMOS型技術にも適用可能
であるということを始めに銘記すべきである。
【0006】CMOS技術においては、論理ゲートによ
って消費される電力Pt は、スタティック電力Pstatと
ダイナミック電力Pdyn の和に等しく、次式で表すこと
ができる。
【数1】 式中、IDSn 及びIDSp は、それぞれn形及びp形MO
Sトランジスタのわずかな逆バイアス下における固有ド
レイン電流であり、fは論理ゲートのスイッチング周波
数、Cは論理ゲートの出力にかかる全浮遊キャパシタン
ス、Vはその電源電圧、nn 及びnp はこの論理ゲート
を構成するそれぞれn形及びp形のMOSトランジスタ
のわずかな逆バイアス下における勾配、Vtn及びVtpは
それぞれn形及びp形MOSトランジスタの閾値電圧、
UT はこれらのMOSトランジスタの熱ポテンシャルの
値である。この関係から、論理ゲートによって消費され
る電力を著しく減少させることを可能にする1つのパラ
メータは、上式(1)で2乗されることから見て、電源
電圧Vであるということが解る。
【0007】しかしながら、強い反転における論理ゲー
トの遅延Tdは、次式で表される。
【数2】 式中、β/2nは、各MOSトランジスタの技術的要素
によって決まる係数である。この式から、電源電圧のみ
を下げることによって、論理ゲートの遅延が増大すると
いうことが解る。電源電圧Vを下げたとき動作速度が低
下するのを避けるためには、閾値電圧も低くする必要が
ある。技術的見地からは、MOSトランジスタの閾値電
圧Vt を低くすることは可能である。しかしながら、そ
の場合は、論理ゲートによって消費される電力のスタテ
ィック成分がより大きく効いて来る(式(1)参照)。
さらに、技術的要因による閾値電圧のばらつきまたは温
度による閾値電圧の変動は、容易に±200mVという
比較的高い値に達する。閾値電圧の値にそのような一定
範囲の不確定性が存在するということは、確実に電力消
費を最小限に抑えることができない。
【0008】それでもなお、電子的手段によってMOS
トランジスタの閾値電圧に作用を及ぼすことは可能であ
る。上記の先行特許出願において既に開示されているよ
うに、この作用はウェル中に作られたMOSトランジス
タのソースに関してウェル電圧をバイアスさせることに
よって行うことができる。これを行うためには、所与の
閾値電圧をかけようとするMOSトランジスタは、全て
同じ導電形でなければならない一方、電源電圧に対して
絶縁されたウェル中に作り込まなければならない。いく
つかの異なる閾値電圧が欲しい場合は、それと同数の互
いに絶縁されたウェルを利用できるようにすることが必
要なことは容易に理解できよう。ここで、「同じウェ
ル」とは、単一のウェル、あるいは電気的に接続された
数個のウェルを意味するものとする。
【0009】周知のように、基板がn形ならば、n形ト
ランジスタは図1に示すような簡単な構造を用いて作ら
れる。トランジスタはp形ウェル2に作られ、このウェ
ル自体n形基板3中に作られる。MOSトランジスタ1
は、それぞれウェル2中に形成されたソース及びドレイ
ンをなす2つのn形領域4及び5、とゲートを形成する
絶縁された層6とで構成されている。
【0010】p形領域7は、ウェル2中に、このウェル
にバイアスを与えるように拡散させてある。さらに、電
圧、例えば、電源電圧V+をMOSトランジスタ1及び
基板3中に作られた回路を構成する他のトランジスタ
(図示せず)に加えるためのn形領域8が基板3中に拡
散させてある。
【0011】図1に示されている構造は、MOSトラン
ジスタ1を形成するばかりでなく、隣接するn領域とp
領域との間にいくつかのダイオード接合を形成する。そ
の結果、同じ構造によって寄生バイポーラ素子も形成さ
れることになる。図2は、図1のMOSトランジスタ1
に付随する主寄生バイポーラ素子を示す。このように、
図2に、MOSトランジスタ1の図と、バイポーラトラ
ンジスタ10、11及び12の図を見ることができる。
バイポーラトランジスタ10は、MOSトランジスタ1
と並列に形成されており、バイポーラトランジスタ11
のコレクタ及びエミッタはMOSトランジスタ1のドレ
インと電源電圧V+との間に形成されているのに対し、
バイポーラトランジスタ12のコレクタ及びエミッタは
MOSトランジスタ1のソースと電源電圧V+との間に
形成されている。これらの寄生トランジスタのベース
は、全てMOSトランジスタのウェルに結合されてい
る。
【0012】バイポーラトランジスタ11及び12は、
技術的・トポロジ的性格の公知の手段によって、MOS
トランジスタ1の動作に対して実質的に作用できなくす
ることができる。バイポーラトランジスタ10の効果だ
けは、これらの手段によっても完全に除去することがで
きず、そのコレクタ−エミッタ電流は依然としてMOS
トランジスタ1のドレイン−ソース電流と並列に流れ
る。
【0013】図2で、ウェルとMOSトランジスタ1の
ソースとの間に印加される電圧は、バイポーラトランジ
スタ10のエミッタとベースとの間にも印加されるとい
うことが明らかであり、またこの電圧はバイポーラトラ
ンジスタ10のコレクタ−エミッタ電流を変化させるよ
うに印加することができる。図を簡単化するために、p
形MOSトランジスタは図示省略されているが、同様の
論法により、上記と同じ推論は、p形MOSトランジス
タにも適用することができる。
【0014】強い反転及び弱い反転におけるMOSトラ
ンジスタの電流は、それぞれ次の周知の式によって与え
られる。
【数3】 及び
【数4】 式中、β及びKW は定数である。
【0015】さらに、MOSトランジスタの閾値電圧V
t は、第1近似として次式で表すことができる。 (5) Vt =Vto−VBS(n−1) 式中、Vtoは技術的要素によって定まる閾値電圧を表
し、VBSはトランジスタのウェルとソースとの間の電圧
差である。
【0016】上式(3)及び(5)は、閾値電圧Vt が
ウェルのバイアスによって制御することができるという
ことを示している。低い閾値電圧を選択すると、所与の
ドレイン電流Id に対して、ゲート−ソース電圧VGSを
相応に低くすることが可能である。しかしながら、ゲー
ト−ソース電圧を低くすることができるのであれば、電
源電圧についても同様に低くすることができ、しかもこ
れは論理ゲートの動作速度に影響を及ぼすことなく行う
ことができる。しかし、この場合は、上式(4)によっ
て与えられるようなスタティック電流が増大する。
【0017】上記の考察内容は、回路を実際に利用可能
ないくつかの電源電圧に適応させることができるように
閾値電圧及び、従って、ウェル電圧を確定するために上
記の特許出願において考察がなされたものである。
【0018】しかしながら、論理回路の動作特性は、ス
タティック電流、温度、回路に接続される負荷のキャパ
シタンス等の他の要素の関数として変化し得るというこ
とが知られている。集積回路の動作に対するこれらの要
素の影響は、ウェル電圧の注意深い設定、従って、トラ
ンジスタの閾値電圧の慎重な設定によってある程度補償
されるが、他方で、これらの適応は回路の電力消費及び
動作速度に影響を及ぼす。
【0019】しかしながら、上記の特許出願では、一部
の利用可能な電源電圧に基づきトランジスタのウェル電
圧を調節する以外の問題解決方法を開示しておらず、集
積回路の動作に影響を及ぼす可能性のある他のパラメー
タについても、回路の動作速度に関係のある諸問題につ
いても全く考察がなされていない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みなされたもので、その目的は、ウェル電圧及び電
源電圧を適宜設定することによって、回路の動作及び、
特に、回路の電力消費と動作速度に影響を及ぼす可能性
のある全ての必須要因を考慮に入れることが可能な従来
技術の問題点を解消する技術を提供することにある。
【0021】従って、本発明は、その第1の態様にとし
て、集積論理回路の複数のMOSトランジスタのウェル
とソースとの間の電圧及び電源電圧を制御して、その電
力消費を常に最小限に押えるとともに適切な動作速度を
確保することができる回路を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、第1
に、全て集積論理回路の基板の同じウェル中に作られた
同じ導電形の複数のMOS電界効果トランジスタのウェ
ルとソースとの間の電圧を制御するための回路におい
て、上記ウェル中に作られた基準MOSトランジスタ
と、所定の動作条件を上記基準MOSトランジスタに課
すための手段と、上記基準MOSトランジスタの動作特
性を基準値と比較するとともに、上記動作特性と上記基
準値との差を表す制御電圧を発生させるための手段と、
上記基準MOSトランジスタの上記動作特性を上記基準
値に保つように、上記基準MOSトランジスタの上記ウ
ェルとソースとの間に上記制御電圧を印加するための手
段と、を具備したものである。
【0023】本発明による回路は、これらの特性によっ
て、MOSトランジスタのウェルのバイアスを制御し、
これによってMOSトランジスタの閾値電圧を基準トラ
ンジスタに与えられた動作条件に従って連続的に設定す
ることを可能にするものであり、これらの回路やトラン
ジスタは全て1つの集積回路として作り込むことができ
る。
【0024】本発明のもう一つの主題は、上に明確に記
載したような回路を少なくとも1つ含むスレービング・
システム(slaving system)であって、
同じ導電形を有しかつある論理回路に所属する全てのM
OSトランジスタの閾値電圧を、その論理回路の電力消
費をそのアクティビティ・レベルにかかわらず最小限に
抑えるようにして設定することを可能にするスレービン
グ・システムにある。
【0025】本発明によるスレービング・システムは、
論理回路の動作周波数あるいはそのアクティビティ・レ
ベルにかかわらず、電力消費を最小限に抑えるようにM
OSトランジスタの閾値電圧を設定することを可能にす
るものである。さらに、このスレービング・システム
は、非常に低い閾値電圧の技術の利用を可能にするもの
である。特に、本発明によれば、論理回路の電力消費を
最下限とすることが可能である。
【0026】2種類の導電形を持つトランジスタが存在
するCMOS技術の場合については、本発明は、閾値電
圧の制御用に少なくとも2つの回路、すなわち各導電形
毎に1つの制御回路を用いることを提案するものであ
る。その場合、スレービング・システムには、これらの
制御回路の一方または他方あるいはその両方が組み込ま
れる。
【0027】
【実施例】以下、本発明を応用例を含めて制御回路及び
スレービング・システムの様々な実施例により図面を参
照して詳細に説明するが、これらの実施例はあくまでも
例示説明のためのものであり、本発明に対し制限的な意
味を有するものではない。図3は以下の図面で用いられ
る記号の説明図で、(a)は電流源I、(b)は電圧V
によって制御される電流源、(c)は電圧源V、(d)
は電圧V′によって制御される電圧源をそれぞれ示す。
【0028】図4aは、例えば論理回路の全部または一
部を構成する複数のn形MOSトランジスタの閾値電圧
を制御するための本発明による制御回路20の構成を示
す。これらのトランジスタは、全て電子チップ(図示省
略)の基板の同じウェルまたは一つに結合されたいくつ
かのウェル中に作られる。制御回路20は、比較器2
1、電圧制御発振器22、マルチプライヤ(電圧増倍
器)23、n形MOS電界効果トランジスタ24、電流
源25及び電圧源26よりなる。さらに、制御回路20
は、それぞれ電位V+及び電位V−に接続するための2
つの端子27及び28と、出力端子31を有する。V+
とV−との間の電位差は制御回路に供給され、従って同
じ電子チップ上に集積された論理回路全体に供給するこ
とができ、例えばバッテリのような電源から供給するこ
とができる。
【0029】電流源25は、端子27とMOSトランジ
スタ24のドレインとの間に接続され、MOSトランジ
スタ24のソースは端子28に接続されている。電流源
25は、MOSトランジスタ24のドレイン−ソース電
流を常に値Iref にほぼ等しくするように作用する。M
OSトランジスタ24のドレイン−ソース電圧は、ゲー
トとドレインの間の短絡回路CCを介してMOSトラン
ジスタ24のゲートとソースの間に印加される。
【0030】比較器21は、端子27と28の間に供給
される電源によって動作し、実際はPID(比例積分微
分)型レギュレータである。電圧源26は、端子27と
28との間に接続されていて、値Vtnref の電圧を比較
器21の正入力に供給する。比較器21の負入力は、M
OSトランジスタ24のドレインに接続されている。こ
のように、比較器24は、電圧Vtnref とトランジスタ
24のドレイン−ソース電圧との比較を行い、入力にお
けるこれらの電圧の差を表す誤差信号を出力する。
【0031】電圧制御発振器22は端子27と28の間
に接続されている。電圧制御発振器22の周波数は、比
較器21によって供給される誤差信号の値によって決ま
る。マルチプライヤ23は、端子27と28の間に供給
される電源によって動作し、電圧制御発振器22に接続
されている。このマルチプライヤは、発振器22の周波
数によって変化する電圧を発生させるように設計されて
いる。マルチプライヤ23は、負荷抵抗として、端子2
7と出力端子31との間に接続された抵抗器32を有す
る。1つの変形態様としては、抵抗器32の代わりに電
流源を用いることもできる。
【0032】マルチプライヤ23の出力は、ウェル7に
接続されており(図1参照)、回路20により発生した
電圧が、一方ではトランジスタ24のウェル7とソース
との間に印加され、他方ではこのウェル7とここに作ら
れた他の全てのMOSトランジスタのソースとの間に印
加されるようになている。
【0033】前述したように(式(5)参照)、MOS
トランジスタの閾値電圧は、それが作られているウェル
のバイアスによって変えることができる。
【0034】その結果、MOSトランジスタの閾値電圧
は、正のウェル・バイアス電圧をかけることによって低
くすることができる。しかしながら、この電圧の最大値
は、MOSトランジスタ1と並列に形成されるバイポー
ラトランジスタ10(図2参照)を流れる電流によって
制限される。実際には、この最大値は約0.4ボルトに
等しく、バイポーラトランジスタ10を流れる電流は無
視できる程度と考えることができる。
【0035】さらに、MOSトランジスタの閾値電圧
は、ウェルの負バイアス電圧によって高くすることが可
能である。この負の電圧の限界は、バイポーラトランジ
スタ10のベース−エミッタ接合のブレークダウン電圧
によって定まる(数ボルトのオーダー)。そのために、
ウェル電圧VBSが負のときの閾値電圧Vt の変化幅は、
順バイアス時の変化幅より大きくなる。逆バイアスの場
合は、ウェルへ印加される電圧は、論理回路の電源電圧
より絶対値が大きいことがしばしばある。
【0036】上に説明した本発明による回路の実施例に
よれば、基準電圧Vttref の印加によってトランジスタ
の閾値電圧を非常に低くすることが可能になる。その結
果、トランジスタのVGS電圧を低くすることができ、本
発明による制御回路を具備した論理回路に供給する電源
電圧を比較的低くすることができる。
【0037】図4b及び4cの実施例によれば、基準信
号によってトランジスタ24に規定の動作特性を与える
と、所与の動作速度において、回路が消費するスタティ
ック電力を最小限に抑えるように回路のスタティック電
流を利用することが可能である。
【0038】図4bの場合、トランジスタ24には、ス
タティック電流を表す電流源26′により供給される電
流IDOが流れる。トランジスタ24は、そのゲート−ソ
ース電圧がゼロになるように接続されている。そして、
ウェル電圧は、トランジスタ24のドレイン電圧がV+
/2に保たれるように制御される。
【0039】図4cは、基準がスタティック電流よりな
るもう一つの実施例を示し、この場合その値は次式で表
され、電圧ジェネレータ29によって供給される。 VGS=n・Ut ・ln(k) この値は、トランジスタ24のゲート電圧を決め、従っ
てトランジスタ24のドレイン−ソース電流の値を決定
する。
【0040】図4dは、もう一つの変形態様を示し、こ
の場合は、電流源25aへ入力信号として供給されるト
ランジスタの飽和電流Ionref が基準信号である。トラ
ンジスタ24には、ゲートに電圧V+が供給されてい
る。この構成によれば、所与の動作速度に対して、電源
電圧の関数として消費されるスタティック電力を最小限
に抑えることが可能である
【0041】マルチプライヤ23は、上記のVBS電圧の
変化幅を与えることができる。このようなマルチプライ
ヤの回路は、関係文献では「電荷ポンプ」と称されるこ
とがしばしばあり、例えばソリッドステート回路に関す
るIEEEジャーナル(IEEE Journal o
n Solid―State Circuits)、V
ol.SC−11、No.3、1976年6月刊収載の
John F.Dickisonによる「改良型電圧マ
ルチプライヤ技術を用いたMNOS集積回路におけるオ
ンチップ高圧発生(On−Chip High−Vol
tage Generation Using an
Improved Voltage Multipli
er Technique)」という名称の論文に記載
されている。
【0042】図5は、本発明による制御回路80を示す
が、図示の制御回路はp形MOSトランジスタのウェル
電圧を制御するためのものである。この回路の動作原理
は、制御回路20の場合とほぼ同じである。
【0043】この回路80は、比較器21、電圧制御発
振器22、マルチプライヤ85、抵抗器32及び電流源
25よりなり、これらの構成要素は全て上に説明した如
く動作する。さらに、この回路はp形MOSトランジス
タ81及び電圧源82を有する。電圧源82は、値V+
−Vtpref に等しい電圧を供給する。MOSトランジス
タ81のソースは、端子27に接続され、そのドレイン
は電流源25の一方の端子とそれ自身のゲートに接続さ
れている。電流源25のもう一方の端子は端子28に接
続されている。
【0044】制御回路20の場合と同様に、電流源25
は、MOSトランジスタ81のドレイン−ソース電流を
常にほぼ値Iref に等しくするよう作用する。比較器2
1に関しては、その正入力は、MOSトランジスタ81
のドレインに接続されており、その負入力は電圧源82
に接続されている。
【0045】図5から明らかなように、MOSトランジ
スタ81のドレインの電位はV+ −Vtpに等しい。ただ
し、Vtpは閾値電圧である。比較器21負入力と端子2
8のと間に電圧V+ −Vtpref を印加することによっ
て、MOSトランジスタ81の電圧電圧Vtpref とVtp
との比較が行われる。
【0046】図6は、図4dに示す回路と等価なp形ト
ランジスタ用の本発明による回路の一例を示す。回路8
5の動作原理も、回路23の場合とほぼ同様であり、詳
細に関しては前掲の文献を参照すること。
【0047】図4a及び5(または4d及び6)に示す
回路によれば、バイアス電圧が、一方では導通電圧によ
り、他方ではトランジスタ24及び81のウェル−ソー
ス接合のブレークダウン電圧により決まる可能性がある
限界内にある限り、n形とp形の2つの導電形を有する
MOSトランジスタの閾値電圧を制御することが可能と
なる。これらの回路は完全に集積化することができ、素
子数を少なくすることができる。
【0048】本発明のさらに他の態様によれば、図4d
及び6で説明した2種類の回路を、本発明の広い概念に
したがって、閾値電圧が温度、消費電流の値等のような
1つまたは2つ以上の適宜選択されたパラメータの関数
として調整されるようにしたスレービング・システムで
使用することができる。
【0049】例えば、閾値電圧Vt の値は、論理回路の
電力消費が論理回路の所与のアクティビティ比に対して
最小となるように決定することができる。
【0050】実際には、論理回路による最も有利なな電
力消費を確保するための最適閾値電圧Vt が存在し、こ
の最適電圧は、論理回路のアーキテクチャとその「アク
ティビティ・レベル」の関数である。
【0051】論理回路の「アクティビティ・レベル」と
は、回路の論理ゲート総数に対する所与の瞬間に状態遷
移する論理ゲートの数の比である。従って、このアクテ
ィビティ比は時間によって変化する。
【0052】図7は、図4dによる制御回路及び図6に
よるもう一つの制御回路を組み込んだ本発明によるスレ
ービング・システムの一実施例を示す。この場合、論理
回路によって消費されるダイナミック電流とスタティッ
ク電流の比が制御される。これによれば、論理回路を構
成するMOSトランジスタの閾値電圧を論理回路のアク
ティビティ・レベルの関数として最適化することが可能
である。
【0053】図7に示すスレービング・システム100
は、消費されるダイナミック電流によって間接的に論理
回路のアクティビティを測定し、その一部をウェル電圧
制御回路用のスタティック電流の基準として採用する。
【0054】これらの2つの量の比は、論理回路のアー
キテクチャ及びトポロジから決定することができる。
【0055】スレービング・システム100は、2つの
制御回路101及び102、電流測定回路103及び低
減電圧源104よりなる。制御回路101は、比較器1
05、電圧制御発振器106、マルチプライヤ107、
抵抗器108及びn形MOSトランジスタ109よりな
る。これらの構成要素及びその動作は、図4a及び4b
を参照して説明した対応する構成要素及びその動作と同
じである。また、制御回路101は、電流源111及び
電圧源110を有しており、これについては後で説明す
る。
【0056】同様に、制御回路102は、比較器11
2、電圧制御発振器113、マルチプライヤ114、抵
抗器115及びp形MOSトランジスタ116よりな
る。これらの構成要素及びその動作は、図6を参照して
説明した対応する要素及びその動作と同じである。
【0057】制御回路102は、さらに、電流源118
及び電圧源117を有し、これについても後で説明す
る。
【0058】スレービング・システム100は、消費さ
れるダイナミック電力とスタティック電力の比を論理回
路119によって設定された値に維持しようとするため
のものである。この回路は、例えば、ポータブル・コン
ピュータのマイクロプロセッサでも、あるいは所定の機
能性を有する任意の回路でもよい。
【0059】この論理回路119は、第1のウェル中に
作られたMOSトランジスタ109の一部を形成してい
るn形MOSトランジスタ、及び第2のウェル中に造り
込まれたMOSトランジスタ116の一部を形成してい
るp形MOSトランジスタからなる。これらの第1及び
第2のウェルは、互いに電気的に分離されている。
【0060】図8は、「真のツィンウェル」技術とも呼
ばれる特に本発明の応用に好適な技術により上記のよう
な論理回路を共通基板に造った一実施例を示し、n形及
びp形トランジスタ用に別個にウェルが設けられてる。
【0061】より詳しく説明すると、この基板200は
例えばp形であり、トランジスタ202のようなPMO
Sトランジスタが形成された第1のウェル201を有す
る(第1のウェル201は複数でもよい)。また、基板
200は、1つまたは2つ以上のウェル204が設けら
れたn領域203(n領域203は複数でもよい)を有
する。論理回路119のNMOSトランジスタは、この
ウェル204に設けられる。
【0062】図8の構成によれば、PMOS及びNMO
Sトランジスタに対してそれぞれいくつかのウェルを設
ける場合において、これらのトランジスタが遂行しなけ
ればならない機能及びこれらのトランジスタが各々動作
しなければならない速度を考慮することによりこれらの
トランジスタをその最大限の能力で動作させることがで
きるという効果が得られる。実際、これによれば、それ
らの動作条件に適応させ個別の電圧をウェルに印加する
ことができる。
【0063】再び図7に戻ると、低減電圧ジェネレータ
104は、論理回路119に供給される低減された電圧
Vlog を出力することができるということが解る。この
ジェネレータ104を構成するn形またはp形MOSト
ランジスタのウェル電圧は、制御回路101及び102
によって供給される電圧VBNまたはVBPによって制御さ
れる。実際は、図9a及び9bに示すように、ジェネレ
ータ104は電圧源104a及びインピーダンス整合回
路300または400よりなる。図9aの回路300
は、単位利得モードで取り付けられた増幅器である。図
9bの回路400は、DC−DCコンバータである。
【0064】ソリッドステート回路に関するIEEEジ
ャーナル、Vol.25、No.5号、1990年10
月刊収載の「バッテリ動作システム用の電圧低減技術
(AVoltage Reduction Techn
ique for Battery−Operated
Systems)」という名称の論文には、これらの
論理回路による電力消費を最小限に抑えるために論理回
路の電源電圧を速度特性、温度条件及び技術的パラメー
タに基づいて調節することを可能にする技術が既に提案
されている。論理回路119の正しい動作に必要かつ十
分な低減された電圧Vlog を決定するために、上記のよ
うな技術を効果的に利用することができる。例えば、図
9a及び13のジェネレータ104は、上記論文の図1
または図3に示されている回路を用いて実施することが
できるが、n形とp形のトランジスタは、それぞれ電圧
VBN及びVBPによってバイアスされた別個のウェルに作
られるということは理解できよう。
【0065】電流測定回路103をは、シャント抵抗器
124、差動増幅器125及びローパスフィルタ126
よりなる。抵抗器124は、電圧ジェネレータ104及
び論理回路119に対して直列に作られる。差動増幅器
125の2つの入力は、それぞれ抵抗器124の2つの
端子に接続されており、一方、増幅器125の出力は、
ローパスフィルタ126の入力に接続されている。論理
回路119によって消費される全電流は、抵抗器124
及び増幅器125によって測定される。ローパスフィル
タ126は、この電流の平均値を出力する。さらに、電
圧ジェネレータは線路119aを介して論理回路119
の動作速度に関する情報を受け取るが、この情報はこの
回路119の動作レベルを表す。
【0066】ローパスフィルタ126の出力は、電流源
111及び118の制御入力に接続されており、電流源
111及び118はこの平均電流値をMOSトランジス
タ109及び116のスタティック電流の基準として供
給するようになっている。制御回路101及び102
は、基準MOSトランジスタ108及び116に値kI
DOの電流が流れるように、各ウェル電圧をこの基準に応
答して変化させる。ただし、IDOはわずかな負バイアス
下におけるこれらのMOSトランジスタのドレイン−ソ
ース電流であり(ゲート−ソース電圧がゼロに等しい場
合)、kは以下に説明する係数である。
【0067】全電流からスタティック電流基準を計算す
ることが可能であるということは次式によって証明され
る。 (6) Itot =Idyn +Istat (7) Istat=Idyn /b (8) Istat=Itot /(b+1) 式中、Idyn はダイナミック電流の値を示し、Istatは
スタティック電流の値を示し、Itot は全電流の値を示
す。
【0068】上式中の比bは、抵抗器124の値RS 、
増幅器125の利得A及びローパスフィルタ126の利
得、さらには係数kによって決まる。係数kは、単にわ
ずかな負バイアス下におけるMOSトランジスタ109
及び116の電流IDOの測定を容易にするためのものに
過ぎない。値IDOは一般に小さく、これをより測定し易
くするためには、n・Ut ・ln (k)に等しい電圧
が、電圧源110及び117によって各MOSトランジ
スタ109及び116のゲートとソースとの間に印加さ
れる。そのために、MOSトランジスタ109及び11
8のドレイン−ソース電流は値kIDOとなる。
【0069】論理回路119の電力消費は、論理回路に
よって消費される電流、電力またはエネルギーのどれを
最小限にしようとするのかによって適切な比を選択する
ことにより最適化することができる。図10は、論理ゲ
ートの動作速度が一定の場合の回路の電源電圧VDDに対
するMOS回路のスタティック電流Istat、ダイナミッ
ク電流Idyn 及び全電流Itot の変化を示す曲線のグラ
フであり、論理回路を構成するMOSトランジスタの閾
値電圧を上記動作速度を満足させるように変化させるも
のと仮定されている。
【0070】図から明らかなように、2つの電流消費の
極小点が存在する。その1つはゼロボルト付近にあり、
もう1つは回路のアクティビティ・レベル及びアーキテ
クチャの関数になっている。ゼロボルト近くの極小値
は、対応する電源電圧が論理回路の正しい動作を確保す
るのに不十分であるため、使えない。しかしながら、電
源電圧VDDの値Aにの所にはもう1つの極小点があり、
これは図示例の場合約0.5ボルトの電圧の点にある。
ダイナミック電流Idyn とスタティック電流Istatの比
は、例えば、所与の技術的パラメータ及び動作速度に対
して図示のようなグラフを作成し、その曲線から求める
ことができ、これによってb及びkの値を決定すること
ができる。
【0071】以上実施例により説明した本発明による制
御回路及びスレービング・システムに対しては、本発明
の範囲から逸脱することなく多くの修正、変更態様が可
能である。
【0072】特に、電圧制御発振器22及び電圧マルチ
プライヤ23で形成されるアセンブリは、利用可能な電
源電圧が閾値電圧を設定するのに必要なウェルのバイア
ス電圧の変化幅が得られるだけ十分に高い場合、スレー
ビング・システムの正しい動作にとって必ずしも必要で
はない。
【0073】そのような場合は、図11に示すように、
論理回路119のウェルは、電圧Vbn及びVbpを供給す
る比較器105及び112の出力にそれぞれ直接接続さ
れ、一方、論理回路のn形及びp形トランジスタはそれ
ぞれV+より低い電圧及びV−より高い電圧によって動
作し、これらの電圧V+及びV−は電源装置127より
供給される。図面を簡単化するために、図11では、1
つのブロック128により基準トランジスタ109及び
116とそれらの付随要素を表してある。
【0074】従って、ウェルのバイアス電圧は、V+と
V−との間で論理回路119に使用されているMOSト
ランジスタのソースの電圧よりそれぞれさらに正及びさ
らに負に変化することができる。この場合は、比をダイ
ナミック電力とスタティック電力の間、ダイナミック電
流とスタティック電流の間、あるいは同様に動的エネル
ギーと静的なエネルギーの間で適切に維持するために、
閾値電圧を設定するための前述の原理を用いることが可
能である。
【0075】図12に示すもう一つの実施態様によれ
ば、比較器l05または112と制御回路20及び80
の出力との間に、例えば、コイル及びキャパシタンスを
用いて構成されたDC/DC変換器129(バック・コ
ンバータ、バックブースト・コンバータまたはブースト
・コンバータともよばれる回路)を挿入することも可能
である。このコンバータ129は、スイッチト・キャパ
シタンスを用いて構成することも可能である。
【0076】図13に示す本発明のもう一つの態様にに
よれば、回路22及び23、106及び107、または
113及び114を、論理回路119の電源電圧よりそ
れぞれ高い、あるいは低い電圧V+及びV−が供給され
る増幅器130とそれぞれ置換することも可能である。
これは、電源電圧がこれらの電圧を供給することが可能
な場合に、等しく適用することができる。
【0077】図4、4d、5及至7に示す基準MOSト
ランジスタに特定の動作条件を課すために使用した手段
は、この目的を達成するためのほんの一例であるという
ことは当業者にとって明らかであろう。従って、本発明
の範囲から逸脱することなく本発明の原理に基づいた他
の回路を得ることも可能である。同様に、ウェルをバイ
アスすることによって本発明の原理を実施するするため
に、上に説明した以外の基準MOSトランジスタの動作
特性を選択することも可能であろう。
【0078】さらに、基準トランジスタが制御しようと
する回路のトランジスタをできる限り代表するようにす
るためには、基準トランジスタを全体的に回路の数箇所
に配置されたいくつかのトランジスタの並列接続によっ
て構成する方が効果的な場合もある。そのような実施例
によれば、回路の随所で変化し得る温度、あるいは技術
的パラメータ等の変動のような様々な変動を克服するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 n形MOS電界効果トランジスタを含む絶縁
されたウェルを有する基板の模式的断面図である。
【図2】 図1のMOSトランジスタ及びその寄生バイ
ポーラトランジスタの構成を示す概略図である。
【図3】 本実施例の図面で用いられる記号の説明図
で、(a)は電流源I、(b)は電圧Vによって制御さ
れる電流源、(c)は電圧源V、(d)は電圧V′によ
って制御される電圧源をそれぞれ示す。
【図4】 n形MOSトランジスタ用の本発明による制
御回路の一実施例のブロック回路図と、その変形例。
【図5】 p形MOSトランジスタ用の本発明による制
御回路の一実施例のブロック回路図である。
【図6】 p形トランジスタの場合における図4dに基
づいたブロック回路図である。
【図7】 本発明によるスレービング・システムの構成
を示すブロック図である。
【図8】 n形及びp形MOS電界効果トランジスタを
含む絶縁されたウエルを有する基板の概略断面図であ
る。
【図9】 図10の電圧ジェネレータ104の一実施態
様を示すブロック図とその変形例である。
【図10】 論理回路の動作速度が所定の一定速度の場
合におけるダイナミック電流、スタティック電流及び全
電流を電源電圧の関数として表した曲線を示すグラフで
ある。
【図11】 電源電圧の値の故に制御回路の一部の構成
要素を省略することが可能な場合における本発明による
スレービング・システムの非常に簡単化された構成を示
すブロック図である。
【図12】本発明による制御回路の一変形態様を示すブ
ロック図である。
【図13】本発明による制御回路のもう一つの変形態様
を示すブロック図である。
【符号の説明】
20…制御回路、21…比較器、22…電圧制御発振
器、23…マルチプライア、24…電界効果トランジス
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/092 H03K 19/0944 H03K 19/094 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェルと集積論理回路の基板(3)の同
    じウェル(2;201,204)中に全て作られた同じ
    導電形の複数のMOS電界効果トランジスタのソースと
    の間の電圧を制御する回路において、 上記ウェル(2)中に作られた基準MOSトランジスタ
    (24)と、 所定の動作条件を上記基準MOSトランジスタに課すた
    めの手段(Iref 、CC)と、 上記基準MOSトランジスタの動作特性を基準値(Vtn
    ref )と比較するとともに、上記動作特性と上記基準値
    との差を表す制御電圧を発生させるための手段(21、
    22、23、32)と、 上記基準MOSトランジスタ(24)の上記動作特性を
    上記基準値に保つように、上記基準MOSトランジスタ
    (24)の上記ウェル(2)とソースとの間に上記制御
    電圧を印加するための手段(31)と、を具備した回
    路。
  2. 【請求項2】 集積回路の一部を形成する複数のMOS
    電界効果トランジスタのスレッショルド電圧を、特にそ
    の電力消費を最適化するために、上記集積回路の少なく
    とも1つの動作パラメータの関数として適応させるため
    のシステムで、上記集積回路が、上記集積回路の基板中
    に設けられた少なくとも1つの第1のウェル中に作られ
    た第1の導電形を有する少なくとも第1の複数のMOS
    電界効果トランジスタよりなるシステムにおいて、請求
    項1記載の制御回路(101)を具備したことを特徴と
    するシステム。
JP7091962A 1994-03-25 1995-03-27 Mos論理回路のトランジスタのウェルとソースの間の電圧を制御する回路、及び電源装置をmos論理回路に連動させるためのシステム Pending JPH0897374A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9403641 1994-03-25
FR9403641A FR2717918B1 (fr) 1994-03-25 1994-03-25 Circuit pour contrôler les tensions entre caisson et sources des transistors mos et système d'asservissement du rapport entre les courants dynamique et statique d'un circuit logique mos.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0897374A true JPH0897374A (ja) 1996-04-12

Family

ID=9461515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7091962A Pending JPH0897374A (ja) 1994-03-25 1995-03-27 Mos論理回路のトランジスタのウェルとソースの間の電圧を制御する回路、及び電源装置をmos論理回路に連動させるためのシステム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5682118A (ja)
EP (1) EP0674252B1 (ja)
JP (1) JPH0897374A (ja)
CA (1) CA2145358C (ja)
DE (1) DE69511138T2 (ja)
FR (1) FR2717918B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004165649A (ja) * 2002-10-21 2004-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置
JP2005197411A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2734378B1 (fr) * 1995-05-17 1997-07-04 Suisse Electronique Microtech Circuit integre dans lequel certains composants fonctionnels sont amenes a travailler avec une meme caracteristique de fonctionnement
US5883544A (en) * 1996-12-03 1999-03-16 Stmicroelectronics, Inc. Integrated circuit actively biasing the threshold voltage of transistors and related methods
US6928559B1 (en) * 1997-06-27 2005-08-09 Broadcom Corporation Battery powered device with dynamic power and performance management
US6433618B1 (en) 1998-09-03 2002-08-13 International Business Machines Corporation Variable power device with selective threshold control
EP0994564A1 (en) * 1998-10-14 2000-04-19 Lucent Technologies Inc. Inverter circuit with duty cycle control
US6362687B2 (en) 1999-05-24 2002-03-26 Science & Technology Corporation Apparatus for and method of controlling amplifier output offset using body biasing in MOS transistors
KR100324300B1 (ko) * 1999-12-20 2002-02-25 박종섭 로직 회로
US6777753B1 (en) 2000-07-12 2004-08-17 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy CMOS devices hardened against total dose radiation effects
US6731158B1 (en) 2002-06-13 2004-05-04 University Of New Mexico Self regulating body bias generator
US7498865B2 (en) * 2003-02-25 2009-03-03 Panasonic Corporation Semiconductor integrated circuit with reduced speed variations
US7276925B2 (en) * 2005-07-01 2007-10-02 P.A. Semi, Inc. Operating an integrated circuit at a minimum supply voltage
US7652494B2 (en) * 2005-07-01 2010-01-26 Apple Inc. Operating an integrated circuit at a minimum supply voltage
WO2007012993A2 (en) * 2005-07-28 2007-02-01 Koninklijke Philips Electronics N.V. Transistor bulk control for compensating frequency and/or process variations
US8067976B2 (en) * 2005-08-02 2011-11-29 Panasonic Corporation Semiconductor integrated circuit
JP4978950B2 (ja) * 2006-04-10 2012-07-18 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置及び基板バイアス制御方法
US7504876B1 (en) 2006-06-28 2009-03-17 Cypress Semiconductor Corporation Substrate bias feedback scheme to reduce chip leakage power
KR100784908B1 (ko) * 2006-08-11 2007-12-11 주식회사 하이닉스반도체 전압 조절 장치
JP2008059680A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Hitachi Ltd 半導体装置
US7667527B2 (en) * 2006-11-20 2010-02-23 International Business Machines Corporation Circuit to compensate threshold voltage variation due to process variation
US20100045364A1 (en) * 2008-08-25 2010-02-25 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Adaptive voltage bias methodology
US7915910B2 (en) 2009-01-28 2011-03-29 Apple Inc. Dynamic voltage and frequency management
JP5599983B2 (ja) * 2009-03-30 2014-10-01 ピーエスフォー ルクスコ エスエイアールエル 半導体装置
JP5529450B2 (ja) * 2009-07-15 2014-06-25 スパンション エルエルシー ボディバイアス制御回路及びボディバイアス制御方法
JP5573048B2 (ja) * 2009-08-25 2014-08-20 富士通株式会社 半導体集積回路
KR20230140036A (ko) * 2022-03-29 2023-10-06 삼성전자주식회사 바디 바이어스 전압 생성기 및 이를 포함하는 반도체 장치

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4533846A (en) * 1979-01-24 1985-08-06 Xicor, Inc. Integrated circuit high voltage clamping systems
US4435652A (en) * 1981-05-26 1984-03-06 Honeywell, Inc. Threshold voltage control network for integrated circuit field-effect trransistors
EP0106413B1 (en) * 1982-10-18 1989-01-18 Koninklijke Philips Electronics N.V. Semiconductor structure having a voltage level shifter
US4670670A (en) * 1984-10-05 1987-06-02 American Telephone And Telegraph Company At&T Bell Laboratories Circuit arrangement for controlling threshold voltages in CMOS circuits
ATE74453T1 (de) * 1986-09-30 1992-04-15 Siemens Ag Integrierte schaltung in komplementaerer schaltungstechnik mit einem substratvorspannungs- generator.
US4791318A (en) * 1987-12-15 1988-12-13 Analog Devices, Inc. MOS threshold control circuit
JPH0756931B2 (ja) * 1988-04-18 1995-06-14 三菱電機株式会社 閾値制御型電子装置およびそれを用いた比較器
JPH02215154A (ja) * 1989-02-16 1990-08-28 Toshiba Corp 電圧制御回路
JP2645142B2 (ja) * 1989-06-19 1997-08-25 株式会社東芝 ダイナミック型ランダムアクセスメモリ
US5103277A (en) * 1989-09-11 1992-04-07 Allied-Signal Inc. Radiation hard CMOS circuits in silicon-on-insulator films
DE4221575C2 (de) * 1992-07-01 1995-02-09 Ibm Integrierter CMOS-Halbleiterschaltkreis und Datenverarbeitungssystem mit integriertem CMOS-Halbleiterschaltkreis

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004165649A (ja) * 2002-10-21 2004-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置
JP2005197411A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置
JP4744807B2 (ja) * 2004-01-06 2011-08-10 パナソニック株式会社 半導体集積回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5682118A (en) 1997-10-28
EP0674252B1 (fr) 1999-08-04
FR2717918A1 (fr) 1995-09-29
EP0674252A1 (fr) 1995-09-27
CA2145358C (en) 2003-06-03
DE69511138T2 (de) 2000-03-02
DE69511138D1 (de) 1999-09-09
FR2717918B1 (fr) 1996-05-24
CA2145358A1 (en) 1995-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0897374A (ja) Mos論理回路のトランジスタのウェルとソースの間の電圧を制御する回路、及び電源装置をmos論理回路に連動させるためのシステム
US7113025B2 (en) Low-voltage bandgap voltage reference circuit
US6404252B1 (en) No standby current consuming start up circuit
JP3765433B2 (ja) 基板電圧を所望の値に維持するための回路及び方法
US8061894B2 (en) Temperature detection circuit and semiconductor device
US5889393A (en) Voltage regulator having error and transconductance amplifiers to define multiple poles
EP2093645A2 (en) Low drop out voltage regulator
US20070268008A1 (en) Linear voltage regulator and method of limiting the current in such a regulator
WO1997023037A1 (en) Amplifier using a single polarity power supply
US6677737B2 (en) Voltage regulator with an improved efficiency
US8026756B2 (en) Bandgap voltage reference circuit
JPS6254243B2 (ja)
US6972549B2 (en) Bandgap reference circuit
KR100210174B1 (ko) 부동 동작점을 갖는 cmos 상호 컨덕턴스 증폭기
US7759923B2 (en) Current sensing in a buck-boost switching regulator using integrally embedded PMOS devices
EP0121793B1 (en) Cmos circuits with parameter adapted voltage regulator
JP2005533421A (ja) 容量性フィードバック回路
JP2004191130A (ja) 電圧検出回路
US20060002154A1 (en) Power conversion device with efficient output current sensing
US20110169551A1 (en) Temperature sensor and method
JP4090660B2 (ja) 電流−電圧変換回路
US7050914B2 (en) Current sensing circuit
EP1014567B1 (en) Improvements in or relating to an operational amplifier
US7129774B1 (en) Method and apparatus for generating a reference signal
EP0620513B1 (en) Balanced voltage-to-current converter with quiescent current control

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060117