JPH0896694A - チップ形電流ヒューズ - Google Patents

チップ形電流ヒューズ

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JPH0896694A
JPH0896694A JP25749694A JP25749694A JPH0896694A JP H0896694 A JPH0896694 A JP H0896694A JP 25749694 A JP25749694 A JP 25749694A JP 25749694 A JP25749694 A JP 25749694A JP H0896694 A JPH0896694 A JP H0896694A
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JP
Japan
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fuse element
fuse
electrode
cover member
joining portion
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Application number
JP25749694A
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English (en)
Inventor
Etsuji Yamaoka
悦二 山岡
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Koa Corp
Original Assignee
Koa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒューズエレメントとその端子接合部が同一
平面上にあるチップ形ヒューズで、端子接合部の放熱を
改善することにより、溶断特性及び製造歩留を良好なも
のとすることのできるチップ形ヒューズを提供する。 【構成】 角型の絶縁基体1の中間部分に凹部6を設
け、凹部6の両端部7,7には端子電極に連通した電極
10Aを設け、凹部6の両端部7,7の電極10A間に
は金属細線からなるヒューズエレメント4が懸架され、
ヒューズエレメント4の両端部は電極と接合部を形成
し、ヒューズエレメント4の接合部に接触もしくは近接
するように耐熱性絶縁物からなるカバー部材15を配置
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップ形電流ヒューズに
係り、特にプリント配線基板等に表面実装等の可能な超
小型のチップ形のヒューズに関する。
【0002】
【従来の技術】実開平5−69847号、実公平1−3
0779号公報等には、上述のチップ形のヒューズの一
例が開示されている。このヒューズは、角型の絶縁基体
の上面に凹所を設け、該凹所に低融点の有機絶縁材を充
填するとともに、有機絶縁材に沿って幅広のヒューズエ
レメントを配設して構成されている。係るヒューズによ
れば、エンドキャップの無いチップ形のヒューズが実現
される。しかしながら、幅広の金属抵抗被膜層を有機絶
縁材層の表面に連続的に設けるため、その構造がやや複
雑であり、その溶断特性も金属抵抗被膜が関与するため
複雑となる。
【0003】一方で、本出願人により、図5に示す構造
のチップ形ヒューズが提案されている(実願平5−40
258号、実願平5−40259号実用新案登録出願
等)。図5(A)は縦断面図、(B)は側断面図であ
る。絶縁基体1は凹部6を有する超小型の角型の例えば
アルミナ碍子等の耐熱性絶縁物である。該凹部6の縦方
向の両端部7,7には、上面電極10、下面電極13及
び側面電極11が形成されている。
【0004】ヒューズエレメント4は、絶縁基体1の中
空の凹部6上の両端部7の上面電極10,10間に懸架
されている。ヒューズエレメント4を配置した絶縁基体
1の上面には、絶縁基体1のカバー部材15が嵌着され
ている。このようにヒューズエレメント4は、従来の管
型ヒューズと同様の中空部分に懸架された金属細線であ
るため、それぞれの直径に応じた一定の電流が流れると
大気中で溶断し、その溶断容量、溶断特性は管型ヒュー
ズと同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなヒューズエレメントとその端子接合部が同一平面上
にある構造では、短絡遮断等の電流により、接合部で発
熱を生じ、短絡遮断、定格溶断等で安定した特性が得ら
れない場合がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、ヒューズエレメントとその端子接合部が同一平面
上にあるチップ形ヒューズで、端子接合部の放熱を改善
することにより、溶断特性及び製造歩留を良好なものと
することのできるチップ形ヒューズを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のチップ形電流ヒ
ューズは、角型の絶縁基体の中間部分に凹部を設け、該
凹部の両端部には端子電極に連通した電極を設け、該凹
部の両端部の電極間には金属細線からなるヒューズエレ
メントが懸架され、該ヒューズエレメントの両端部は前
記電極と接合部を形成し、前記ヒューズエレメントの接
合部に接触もしくは近接するように耐熱性絶縁物からな
るカバー部材を配置したことを特徴とする。
【0008】
【作用】ヒューズエレメントの接合部に耐熱性絶縁物か
らなるカバー部材を接触もしくは近接するように配置し
たことから、接合部で発生する熱を有効にカバー部材に
逃がすことができる。従って、溶断電流を流した時の接
合部での温度上昇が抑えられ、ヒューズエレメント中央
部分の本来溶断すべき部分で確実に溶断するようにな
る。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を以下に添付の図面を参照し
ながら説明する。
【0010】図1(A)は、本発明の第1実施例の絶縁
基体本体部分の縦断面図、(B)はその側断面図であ
る。絶縁基体1は凹部6を有する超小型の角型のセラミ
ック等の耐熱性絶縁物であり、本実施例ではアルミナ碍
子を用いている。該凹部6の縦方向の両端部7には、予
備電極10A、下面電極13及び側面電極11が金属キ
ャップにより形成されている。
【0011】ヒューズエレメント4は、絶縁基体1の中
空の凹部6上の両端部7の予備電極10A,10A間に
仮止めされ懸架されている。ヒューズエレメント4は、
例えば直径数十μmのオーダーの極細線であり、例え
ば、Cu線の表面上にAgメッキ膜を被覆したもの、あ
るいはAg線単独等から構成されている。このようにヒ
ューズエレメント4は、従来の管型ヒューズと同様の中
空部分に懸架された金属細線であるため、それぞれの直
径に応じた一定の電流が流れると大気中で溶断し、その
溶断容量、溶断特性は管型ヒューズと同様である。
【0012】図2(A)は、絶縁基体1に耐熱性絶縁物
からなるカバー部材15を嵌着した図であり、(B)
は、(A)のBB線に沿った断面図である。カバー部材
15は、絶縁基体1と同様な例えばアルミナ碍子の角型
の部材であり、凹部6を備えており、その両端部17は
それぞれ本体の両端部7と接合するようになっている。
ヒューズエレメント4の予備電極10Aとの接合部上
に、カバー部材15の表面が電極に接触するように配置
される。尚、チップ形電流ヒューズのカバー部材15を
絶縁基体1に嵌着することにより、図示するような箱型
(チップ形)の電流ヒューズが形成される。
【0013】図3(A)は、本発明の第2実施例の縦断
面図、(B)はBB線に沿った側断面図である。図4
(A)、(B)はそれぞれカバー部材を嵌着した状態を
示す。本実施例においても、角型の絶縁基体1の中間部
分に凹部6が設けられ、凹部6の両端部7の上面には、
下面電極13、側面電極11に連通した上面電極10が
金属キャップにより形成されている。上面電極10,1
0間には金属細線からなるヒューズエレメント4が懸架
され、ヒューズエレメント4の両端は、上面電極10,
10に例えばスポット溶接により接合され、接合部を形
成している。
【0014】本実施例においては、ヒューズエレメント
4の両端を包み込むように、耐熱性絶縁物(例えばアル
ミナ碍子)からなるキャップ15が嵌着されている。キ
ャップ15もその中間部分に凹部6を備え、その両端部
17は、ヒューズエレメント4の接合部に接触もしくは
近接するように配置されている。
【0015】このように、角型の絶縁基体の中間部分に
凹部を設け、該凹部の両端部間の電極部分にヒューズエ
レメントを懸架したことから、ヒューズエレメントは気
中で溶断することとなる。従って、ヒューズエレメント
の溶断特性は、通常の管型ヒューズと同等の溶断特性が
得られる。絶縁基体の両端の端子部には接合部に連通し
た端子電極を設けることから、チップ形の表面実装可能
な超小型の回路用遮断素子となる。
【0016】次に上述の各実施例のチップ形電流ヒュー
ズの動作について説明する。一定値以上の電流が流れる
とヒューズエレメントが溶断するのであるが、ヒューズ
エレメントとその接合部が同一平面上にあり、その接合
部の上に接触もしくは近接して例えばセラミック等の耐
熱性絶縁物を配置すると、接合部で生じる発熱を耐熱性
絶縁物に拡散される。この拡散熱量は、耐熱性絶縁物の
熱伝導率が通常のプラスチックケース等と比較して高い
ことにより生じるもので、近接させるよりも接触させた
方がより大きくなる。又、図2の第1実施例のように、
接合部に金属電極を介して耐熱性絶縁物のカバーを接触
させることにより、より効果的である。
【0017】ヒューズエレメントの溶断電流を流した時
に、接合部で発生する熱を、カバーに逃がすことができ
ると、接合部の発熱、即ち温度上昇を抑えることができ
る。従って、ヒューズエレメント4の中央部分での発熱
が大きくなり、その部分で確実に溶断させることができ
るようになる。このため、短絡遮断、定格溶断等で安定
した溶断特性が得られる。また、ヒューズエレメント4
に過電流が流れた場合には、ヒューズエレメント4は基
体1及びカバーの中空部6,6の気中で溶断するので、
その溶断特性は通常の管型ヒューズと全く同じであり、
極めて安定した溶断特性が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のチップ
形電流ヒューズは、凹部を有する角型の絶縁基体の、凹
部上に細線状のヒューズエレメントを懸架し、耐熱性を
有する絶縁物からなるカバー部材をヒューズエレメント
接合部に接触もしくは近接するように配置したものであ
る。従って、ヒューズエレメント接合部の発熱がカバー
部材に逃げるようになり、接合部の発熱を抑え、短絡遮
断、定格溶断等で安定した特性が得られる。従って、本
発明により、超小型のチップ形のヒューズの溶断特性を
安定化することができ、且つ量産における不良率を低減
し、製造歩留を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のチップ形電流ヒューズの
絶縁基体の(A)縦断面図、(B)そのBB線に沿った
側断面図。
【図2】上図においてカバー部材を嵌着した状態を示す
(A)縦断面図、(B)その側断面図。
【図3】本発明の第2実施例のチップ形電流ヒューズの
絶縁基体の(A)縦断面図、(B)そのBB線に沿った
側断面図。
【図4】上図においてカバー部材を嵌着した状態を示す
(A)縦断面図、(B)その側断面図。
【図5】従来のチップ形電流ヒューズの絶縁基体の
(A)縦断面図、(B)その側断面図。
【符号の説明】
1 絶縁基体(アルミナ碍子) 4 ヒューズエレメント 6 凹部 7,17 両端部 10 上面電極 10A 予備電極 11,12,13 電極 15 カバー部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角型の絶縁基体の中間部分に凹部を設
    け、該凹部の両端部には端子電極に連通した電極を設
    け、該凹部の両端部の電極間には金属細線からなるヒュ
    ーズエレメントが懸架され、該ヒューズエレメントの両
    端部は前記電極と接合部を形成し、前記ヒューズエレメ
    ントの接合部に接触もしくは近接するように耐熱性絶縁
    物からなるカバー部材を配置したことを特徴とするチッ
    プ形電流ヒューズ。
JP25749694A 1994-09-27 1994-09-27 チップ形電流ヒューズ Pending JPH0896694A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040831

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02