JPH089636Y2 - イオン濃度測定装置 - Google Patents
イオン濃度測定装置Info
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- JPH089636Y2 JPH089636Y2 JP1990038370U JP3837090U JPH089636Y2 JP H089636 Y2 JPH089636 Y2 JP H089636Y2 JP 1990038370 U JP1990038370 U JP 1990038370U JP 3837090 U JP3837090 U JP 3837090U JP H089636 Y2 JPH089636 Y2 JP H089636Y2
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- measuring device
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/28—Electrolytic cell components
- G01N27/283—Means for supporting or introducing electrochemical probes
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、pHなどイオン濃度を測定する装置に関す
る。
る。
近時、被検液のイオンの濃度を測定する装置として、
例えば第６図（Ａ）に示すように、内部に演算処理部を
備え、外部に表示・操作部61を備えた本体62に、先端に
測定電極など電極部分63を備えた筒状の電極部64を延設
してなるハンディタイプの浸漬測定型測定装置65や、同
図（Ｂ）に示すように、内部に演算処理部を備えると共
に、外部に表示・操作部66を備えたカード型電卓のよう
に構成された本体67の表面の一部に平面センサ68を設け
たポケットサイズでハンディな平面測定型測定装置69が
開発され、実用化されるに至っている。
例えば第６図（Ａ）に示すように、内部に演算処理部を
備え、外部に表示・操作部61を備えた本体62に、先端に
測定電極など電極部分63を備えた筒状の電極部64を延設
してなるハンディタイプの浸漬測定型測定装置65や、同
図（Ｂ）に示すように、内部に演算処理部を備えると共
に、外部に表示・操作部66を備えたカード型電卓のよう
に構成された本体67の表面の一部に平面センサ68を設け
たポケットサイズでハンディな平面測定型測定装置69が
開発され、実用化されるに至っている。
なお、上記前者の例として、例えば本願出願人である
堀場製作所製の「グリッピー」や、ハンナ社製の「ペッ
プ」などがあり、また、後者の例としては、堀場製作所
製の「カーディシリーズ」があり、このものは特願昭61
-285371号（特開昭63-138255号）など多数出願されてい
る。
堀場製作所製の「グリッピー」や、ハンナ社製の「ペッ
プ」などがあり、また、後者の例としては、堀場製作所
製の「カーディシリーズ」があり、このものは特願昭61
-285371号（特開昭63-138255号）など多数出願されてい
る。
しかしながら、前記第６図（Ａ）に示した浸漬測定型
測定装置65はハンディで、イオン濃度測定を簡便に行う
ことができるが、浸漬測定しか行えず、しかも、測定に
際しては被検液70内に電極部64を浸漬し、その先端側の
電極部分63を被検液70に十分浸す必要があるところか
ら、一定量以上の被検液70が必要であり、被検液70が僅
かしかないような場合には測定することができず、従っ
て、測定対象が限定されるといった問題がある。
測定装置65はハンディで、イオン濃度測定を簡便に行う
ことができるが、浸漬測定しか行えず、しかも、測定に
際しては被検液70内に電極部64を浸漬し、その先端側の
電極部分63を被検液70に十分浸す必要があるところか
ら、一定量以上の被検液70が必要であり、被検液70が僅
かしかないような場合には測定することができず、従っ
て、測定対象が限定されるといった問題がある。
また、同図（Ｂ）に示した平面測定型測定装置69は、
ハンディで、その取扱いも簡単であるといった利点を有
すると共に、上記浸漬測定型測定装置65と異なり、スポ
イド71によって僅かの被検液70を平面センサ68に滴下す
るだけで所望のイオン濃度測定を行うことができるの
で、被検液70が僅かしかないような場合でも所望の測定
を行うことができるいった利点を有するが、机上などに
載置して行う平面測定しか行えず、また、電極交換を安
価で行なえるようにするため、本体67の防水構造を簡略
化しているため、机上において平面測定している際、被
検液70などを机上にこぼしたりすると、本体67内に浸水
して性能不良を引き起こすことがあった。
ハンディで、その取扱いも簡単であるといった利点を有
すると共に、上記浸漬測定型測定装置65と異なり、スポ
イド71によって僅かの被検液70を平面センサ68に滴下す
るだけで所望のイオン濃度測定を行うことができるの
で、被検液70が僅かしかないような場合でも所望の測定
を行うことができるいった利点を有するが、机上などに
載置して行う平面測定しか行えず、また、電極交換を安
価で行なえるようにするため、本体67の防水構造を簡略
化しているため、机上において平面測定している際、被
検液70などを机上にこぼしたりすると、本体67内に浸水
して性能不良を引き起こすことがあった。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、そ
の目的とするところは、平面測定と浸漬測定の何れをも
行うことができ、しかも、平面測定の際、浸水が生じた
りしない安価でコンパクトなイオン濃度測定装置を提供
することにある。
の目的とするところは、平面測定と浸漬測定の何れをも
行うことができ、しかも、平面測定の際、浸水が生じた
りしない安価でコンパクトなイオン濃度測定装置を提供
することにある。
上述の目的を達成するため、本考案に係るイオン濃度
測定装置は、内部に演算処理部を備えると共に外部に表
示・操作部を備えた本体に、平面測定が可能な平面セン
サを有する防水構造の電極部を形成し、載置面に載置し
たときに、本体の裏側の全面および電極部の裏側の一部
と載置面との間に空隙が形成されるように形成した点に
特徴がある。
測定装置は、内部に演算処理部を備えると共に外部に表
示・操作部を備えた本体に、平面測定が可能な平面セン
サを有する防水構造の電極部を形成し、載置面に載置し
たときに、本体の裏側の全面および電極部の裏側の一部
と載置面との間に空隙が形成されるように形成した点に
特徴がある。
上記特徴的構成よりなるイオン濃度測定装置において
は、これを机上などの載置面に載置して、その平面セン
サに微量の被検液を滴下することにより、所望の平面測
定を行うことができる。この場合、本体の裏側の全面と
載置面との間に空隙が形成されるので、載置面に液体が
こぼれるなどしても浸水のおそれが全くない。また、被
検液が多量にあるときは、平面センサを被検液内に浸漬
すれば、所望の浸漬測定を行うことができる。この場
合、平面センサが形成されている電極部は防水構造であ
るから浸水のおそれは全くない。
は、これを机上などの載置面に載置して、その平面セン
サに微量の被検液を滴下することにより、所望の平面測
定を行うことができる。この場合、本体の裏側の全面と
載置面との間に空隙が形成されるので、載置面に液体が
こぼれるなどしても浸水のおそれが全くない。また、被
検液が多量にあるときは、平面センサを被検液内に浸漬
すれば、所望の浸漬測定を行うことができる。この場
合、平面センサが形成されている電極部は防水構造であ
るから浸水のおそれは全くない。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
先ず、第１図〜第３図は本考案に係るイオン濃度測定
装置の一例としてのpH測定装置１の外観を示し、これら
の図において、２はプラスチックよりなる本体で、その
内部にはマイクロコンピュータなどの演算処理部（図
外）が内蔵されると共に、その上面には表示部３と、パ
ワーボタン4A,校正ボタン4B,ホールドボタン4Cなどの各
種の操作ボタンを有する操作部４とからなる表示・操作
部５が設けられ、さらに、この表示・操作部５に隣接し
て、ボタン電池6A,6Bを備えてなる電源部６が形成され
ている。このような構成を備えた本体２は特に防水構造
に構成してない。
装置の一例としてのpH測定装置１の外観を示し、これら
の図において、２はプラスチックよりなる本体で、その
内部にはマイクロコンピュータなどの演算処理部（図
外）が内蔵されると共に、その上面には表示部３と、パ
ワーボタン4A,校正ボタン4B,ホールドボタン4Cなどの各
種の操作ボタンを有する操作部４とからなる表示・操作
部５が設けられ、さらに、この表示・操作部５に隣接し
て、ボタン電池6A,6Bを備えてなる電源部６が形成され
ている。このような構成を備えた本体２は特に防水構造
に構成してない。
７はプラスチックよりなると共に防水構造に形成され
た電極部で、一端側が電源部６を収容できるように開口
した筒状部８とこの筒状部８の他端側に連設された平面
センサ９とからなり、電源部６を覆うように本体２に装
着して本体２と一体的に接続したり、本体２から分離で
きるようにしてある。10は平面センサ９を保護するため
これに着脱自在に被着されるプラスチックよりなるセン
サ保護キャップである。
た電極部で、一端側が電源部６を収容できるように開口
した筒状部８とこの筒状部８の他端側に連設された平面
センサ９とからなり、電源部６を覆うように本体２に装
着して本体２と一体的に接続したり、本体２から分離で
きるようにしてある。10は平面センサ９を保護するため
これに着脱自在に被着されるプラスチックよりなるセン
サ保護キャップである。
なお、上記pH測定装置１はその全長が例えば10数cm程
度の掌サイズで、また、衣服のポケットに収容できるよ
うにしてある。
度の掌サイズで、また、衣服のポケットに収容できるよ
うにしてある。
そして、前記本体２の裏面（表示・操作部５の反対側
の面）には、pH測定装置１を衣服のポケットに取付け可
能なようにクリップ11が突設されており、また、電極部
７の裏面（平面センサ９の反対側の面）の平面センサ９
側の部分には突出部12が突設してあり、第３図に示すよ
うに、pH測定装置１を載置面13に載置したとき、本体２
と電極部７との接続部14を中心とする本体２の裏側の全
面および電極部７の裏側の一部と載置面13との間に空隙
15が形成されるように、所謂高床式構造にしてある。そ
して、この実施例では、平面センサ９の裏面と載置面13
との間にも若干の空隙16が形成されるようにしてある。
17は電極部７の外表面に付される浸漬レベルラインであ
る。
の面）には、pH測定装置１を衣服のポケットに取付け可
能なようにクリップ11が突設されており、また、電極部
７の裏面（平面センサ９の反対側の面）の平面センサ９
側の部分には突出部12が突設してあり、第３図に示すよ
うに、pH測定装置１を載置面13に載置したとき、本体２
と電極部７との接続部14を中心とする本体２の裏側の全
面および電極部７の裏側の一部と載置面13との間に空隙
15が形成されるように、所謂高床式構造にしてある。そ
して、この実施例では、平面センサ９の裏面と載置面13
との間にも若干の空隙16が形成されるようにしてある。
17は電極部７の外表面に付される浸漬レベルラインであ
る。
次に、平面センサ９の構成の一例を第４図および第５
図に基づいて説明すると、これらの図において、18,19,
20はポリエチレンテレフタレート（以下、PETと云う）
などのように、電解物質を含有する溶液に浸漬しても十
分に高い電気絶縁性を有する材料からなる基板で、互い
にラミネートされる。そして、各基板18,19,20の一部は
円弧状に形成してあり、最上層の第３基板20と中層の第
２基板19とは平面形状（外形）が同一で、下層の第１基
板18はこれらの基板19,20とは円弧状部分側において同
形であるが、その反対側においてこれらよりもやや長く
してある。
図に基づいて説明すると、これらの図において、18,19,
20はポリエチレンテレフタレート（以下、PETと云う）
などのように、電解物質を含有する溶液に浸漬しても十
分に高い電気絶縁性を有する材料からなる基板で、互い
にラミネートされる。そして、各基板18,19,20の一部は
円弧状に形成してあり、最上層の第３基板20と中層の第
２基板19とは平面形状（外形）が同一で、下層の第１基
板18はこれらの基板19,20とは円弧状部分側において同
形であるが、その反対側においてこれらよりもやや長く
してある。
前記第１基板18は、その上面を例えば所定の前処理を
施した後、Agペーストをシルクスクリーン印刷すること
により複数（図示例では４つ）の導電部21,22,23,24が
形成してあると共に、円形の貫通孔25が開設されてい
る。そして、導電部21〜24は次のように加工されてい
る。すなわち、一つの外側の導電部21の中央側の先端は
AgClなどの電極材料で被覆されて円形のＧ極（pH測定電
極側）26に形成してあり、また、他の外側の導電部22の
中央側の先端はAgClなどの電極材料で被覆されて基板18
の一方の側端部に位置する細長い形状のＲ極（比較電極
側）27に形成してあり、さらに、内側の二つの導電部2
3,24の中央側の先端にわたってサーミスタなどの温度補
償素子28が設けられている。そして、各導電部21〜24の
他の部分はそのままの状態でリード部21A〜24Aに形成さ
れている。
施した後、Agペーストをシルクスクリーン印刷すること
により複数（図示例では４つ）の導電部21,22,23,24が
形成してあると共に、円形の貫通孔25が開設されてい
る。そして、導電部21〜24は次のように加工されてい
る。すなわち、一つの外側の導電部21の中央側の先端は
AgClなどの電極材料で被覆されて円形のＧ極（pH測定電
極側）26に形成してあり、また、他の外側の導電部22の
中央側の先端はAgClなどの電極材料で被覆されて基板18
の一方の側端部に位置する細長い形状のＲ極（比較電極
側）27に形成してあり、さらに、内側の二つの導電部2
3,24の中央側の先端にわたってサーミスタなどの温度補
償素子28が設けられている。そして、各導電部21〜24の
他の部分はそのままの状態でリード部21A〜24Aに形成さ
れている。
前記第２基板19には、前記貫通孔25に対応する位置に
これと同径の貫通孔29と、前記Ｇ極26に対応する位置に
これよりやや大径の貫通孔30と、前記温度補償素子28に
対応する位置にこれとほぼ同寸の矩形状の貫通孔31とが
それぞれ開設されると共に、前記Ｒ極27に対応する側端
部に細長い切欠き部32が形成してある。
これと同径の貫通孔29と、前記Ｇ極26に対応する位置に
これよりやや大径の貫通孔30と、前記温度補償素子28に
対応する位置にこれとほぼ同寸の矩形状の貫通孔31とが
それぞれ開設されると共に、前記Ｒ極27に対応する側端
部に細長い切欠き部32が形成してある。
前記第３基板20には、前記貫通孔29（25）に対応する
位置にこれと同径の貫通孔33と、前記貫通孔30に対応す
る位置にこれよりやや大径の貫通孔34と、前記貫通孔31
に対応する位置にこれと同寸の貫通孔35とがそれぞれ開
設されると共に、前記切欠き部32に対応する位置にこれ
と同寸の切欠き部36が形成してある。
位置にこれと同径の貫通孔33と、前記貫通孔30に対応す
る位置にこれよりやや大径の貫通孔34と、前記貫通孔31
に対応する位置にこれと同寸の貫通孔35とがそれぞれ開
設されると共に、前記切欠き部32に対応する位置にこれ
と同寸の切欠き部36が形成してある。
37は比較電極の液絡部で、前記基板18,19,20のそれぞ
れ対応する位置に開設された貫通孔25,29,33を挿通する
ように装填されるゲル含浸親水性高分子多孔体よりな
る。このゲル含浸親水性高分子多孔体は、化学的に安定
な親水性高分子粒体を焼結形成してなる親水性高分子多
孔体、例えばポリオレフィンと同程度の機械的強度を有
し、かつ、変性処理によって親水性を付与したオレフィ
ン系ハイポリマー粉体の焼結成形体〔例えばサンファイ
ンAQ（商品名），旭化成社製〕に、空気中に放置してお
いてもKClが析出したり、多孔体表面の湿潤さを失うな
どすることがないドライアウトしないゲル組成体、例え
ばアクリル系ポリマーのNa塩を主成分とする含水ジェリ
ー〔例えばＵジェリー（商品名），昭和電工社製〕を含
浸させてなるもので、最上層の第３基板20の上面とほぼ
面一になるようにして装填してある。
れ対応する位置に開設された貫通孔25,29,33を挿通する
ように装填されるゲル含浸親水性高分子多孔体よりな
る。このゲル含浸親水性高分子多孔体は、化学的に安定
な親水性高分子粒体を焼結形成してなる親水性高分子多
孔体、例えばポリオレフィンと同程度の機械的強度を有
し、かつ、変性処理によって親水性を付与したオレフィ
ン系ハイポリマー粉体の焼結成形体〔例えばサンファイ
ンAQ（商品名），旭化成社製〕に、空気中に放置してお
いてもKClが析出したり、多孔体表面の湿潤さを失うな
どすることがないドライアウトしないゲル組成体、例え
ばアクリル系ポリマーのNa塩を主成分とする含水ジェリ
ー〔例えばＵジェリー（商品名），昭和電工社製〕を含
浸させてなるもので、最上層の第３基板20の上面とほぼ
面一になるようにして装填してある。
38は中層の第２基板19に開設された貫通孔30内に装填
される測定電極側のゲル状内部液で、このゲル状内部液
38は例えばAgCl過飽和の3.3N-KClに燐酸緩衝液を加えた
基本的な内部液に、ゲル化剤（例えば寒天，ゼラチン，
ニカワ，アルギン酸，各種アクリル系吸水性ポリマーな
ど）とゲル蒸発防止剤（例えばグリセリンやエチレング
リコールなど）とを添加して円盤状に形成してあって、
例えば加熱によってペースト状にした上で、スクリーン
印刷法によって、自由状態においてその上面が第２基板
19の上面よりやや突出した状態で貫通孔30内に装填され
ており、この貫通孔30を介して第１基板18の上面に形成
されたＧ極26と接触している。
される測定電極側のゲル状内部液で、このゲル状内部液
38は例えばAgCl過飽和の3.3N-KClに燐酸緩衝液を加えた
基本的な内部液に、ゲル化剤（例えば寒天，ゼラチン，
ニカワ，アルギン酸，各種アクリル系吸水性ポリマーな
ど）とゲル蒸発防止剤（例えばグリセリンやエチレング
リコールなど）とを添加して円盤状に形成してあって、
例えば加熱によってペースト状にした上で、スクリーン
印刷法によって、自由状態においてその上面が第２基板
19の上面よりやや突出した状態で貫通孔30内に装填され
ており、この貫通孔30を介して第１基板18の上面に形成
されたＧ極26と接触している。
39は最上層の第３基板20に開設された貫通孔34内に装
填されるpH測定用のガラス応答膜で、適宜の接着剤を用
いて前記ゲル状内部液38に接触すると共に、第３基板20
の上面とほぼ面一になるように固定してある。
填されるpH測定用のガラス応答膜で、適宜の接着剤を用
いて前記ゲル状内部液38に接触すると共に、第３基板20
の上面とほぼ面一になるように固定してある。
40は比較電極側のゲル状内部液で、その化学的構成は
前記測定電極側のゲル状内部液38と同様であり、前記筒
状部８に連設されたケース41において最下層の第１基板
18の下方および最上層の第３基板20の上方に位置すると
共に、これら上部および下部に位置するゲル状内部液40
は基板18〜20のＲ極27側の側部とケース41との間の隙間
を介して互いに連通するように装填されており、Ｒ極27
の表面および液絡部37の下端部と接触している。
前記測定電極側のゲル状内部液38と同様であり、前記筒
状部８に連設されたケース41において最下層の第１基板
18の下方および最上層の第３基板20の上方に位置すると
共に、これら上部および下部に位置するゲル状内部液40
は基板18〜20のＲ極27側の側部とケース41との間の隙間
を介して互いに連通するように装填されており、Ｒ極27
の表面および液絡部37の下端部と接触している。
42は本体２内に設けられる演算処理部（図外）側の導
電部43と平面センサ９のリード部21A〜24Aとの接続部で
ある。44は被検液ホルダである。
電部43と平面センサ９のリード部21A〜24Aとの接続部で
ある。44は被検液ホルダである。
而して、上記構成のpH測定装置１においては、これを
机上などの載置面13に載置することにより平面センサ９
が水平になるので、この平面センサ９に微量の被検液を
滴下することにより、所望の平面測定を行うことができ
る。この場合、本体２の裏側の全面および電極部７の裏
側の一部と載置面13との間に空隙15が形成されるので、
載置面13に液体がこぼれるなどしても防水構造になって
ない本体２や、この本体２と防水構造の電極部７との接
続部14付近から浸水することはない。
机上などの載置面13に載置することにより平面センサ９
が水平になるので、この平面センサ９に微量の被検液を
滴下することにより、所望の平面測定を行うことができ
る。この場合、本体２の裏側の全面および電極部７の裏
側の一部と載置面13との間に空隙15が形成されるので、
載置面13に液体がこぼれるなどしても防水構造になって
ない本体２や、この本体２と防水構造の電極部７との接
続部14付近から浸水することはない。
また、被検液が多量にあるときは、平面センサ９を被
検液内に浸漬すれば、所望の浸漬測定を行うことができ
る。この場合、平面センサ９が形成されている電極部７
は防水構造であるから浸水のおそれは全くないことは云
うまでもない。
検液内に浸漬すれば、所望の浸漬測定を行うことができ
る。この場合、平面センサ９が形成されている電極部７
は防水構造であるから浸水のおそれは全くないことは云
うまでもない。
なお、本考案は本体２と電極部７とを一体的に構成し
ても実施することができるが、上記実施例のように、本
体２と電極部７とを着脱自在に接続するように構成した
場合、本体２に接続される電極部７を取り替えることに
より、pH測定のみならず、Na+イオンやK+イオンなど各
種のイオン濃度を測定することができるといった優れた
効果を奏する。例えばNa+イオンを測定する場合は、ガ
ラス応答膜39としてNa+イオン測定用の組成のものを使
用した電極部７を用いればよい。
ても実施することができるが、上記実施例のように、本
体２と電極部７とを着脱自在に接続するように構成した
場合、本体２に接続される電極部７を取り替えることに
より、pH測定のみならず、Na+イオンやK+イオンなど各
種のイオン濃度を測定することができるといった優れた
効果を奏する。例えばNa+イオンを測定する場合は、ガ
ラス応答膜39としてNa+イオン測定用の組成のものを使
用した電極部７を用いればよい。
また、上記実施例においては、平面センサ９は３枚の
基板18〜20をラミネートしてなるものであり、しかも、
最下層の第１基板18の片面（上面）にのみ印刷回路を形
成したものであるからその製作が容易である。さらに、
平面センサ９内に温度補償素子18を組み込んでいるの
で、特に、浸漬測定の場合、被検液の温度による影響を
確実に補償することができる。
基板18〜20をラミネートしてなるものであり、しかも、
最下層の第１基板18の片面（上面）にのみ印刷回路を形
成したものであるからその製作が容易である。さらに、
平面センサ９内に温度補償素子18を組み込んでいるの
で、特に、浸漬測定の場合、被検液の温度による影響を
確実に補償することができる。
そしてまた、上記実施例のものにおいては、装置の構
成がコンパクトで、掌サイズでしかも衣服のポケットな
どに収容できるので、持ち運びや取扱いが容易である。
成がコンパクトで、掌サイズでしかも衣服のポケットな
どに収容できるので、持ち運びや取扱いが容易である。
以上説明したように、本考案に係るイオン濃度測定装
置によれば、平面測定と浸漬測定の何れをも極めて簡単
に行うことができ、しかも、載置面に載置して平面測定
をおこなう際などに、浸水が生じたりすることがなく、
イオン濃度の測定を正確に行うことができる。
置によれば、平面測定と浸漬測定の何れをも極めて簡単
に行うことができ、しかも、載置面に載置して平面測定
をおこなう際などに、浸水が生じたりすることがなく、
イオン濃度の測定を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】 第１図〜第５図は本考案の一実施例を示し、第１図はイ
オン濃度測定装置の一例としてのpH測定装置を示す分解
斜視図、第２図はその裏面を示す斜視図、第３図はpH測
定装置を載置面に載置した状態を示す側面図、第４図は
平面センサの構成の一例を示す縦断面図、第５図は平面
センサの要部を示す分解斜視図である。 第６図（Ａ），（Ｂ）は従来技術を説明するための斜視
図である。 ２……本体、５……表示・操作部、７……電極部、９…
…平面センサ、13……載置面、15……空隙。
オン濃度測定装置の一例としてのpH測定装置を示す分解
斜視図、第２図はその裏面を示す斜視図、第３図はpH測
定装置を載置面に載置した状態を示す側面図、第４図は
平面センサの構成の一例を示す縦断面図、第５図は平面
センサの要部を示す分解斜視図である。 第６図（Ａ），（Ｂ）は従来技術を説明するための斜視
図である。 ２……本体、５……表示・操作部、７……電極部、９…
…平面センサ、13……載置面、15……空隙。
Claims (1)
- 【請求項１】内部に演算処理部を備えると共に外部に表
示・操作部を備えた本体に、平面測定が可能な平面セン
サを有する防水構造の電極部を形成し、さらに、載置面
に載置したときに、前記本体の裏側の全面および電極部
の裏側の一部と載置面との間に空隙が形成されるように
形成したことを特徴とするイオン濃度測定装置。
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|---|---|---|---|
| JP1990038370U JPH089636Y2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | イオン濃度測定装置 |
| KR1019910005325A KR940008090B1 (ko) | 1990-04-09 | 1991-04-02 | 이온농도측정장치 |
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|---|---|---|---|
| JP1990038370U JPH089636Y2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | イオン濃度測定装置 |
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| JPH03128847U JPH03128847U (ja) | 1991-12-25 |
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