JPH0895481A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ装置

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JPH0895481A
JPH0895481A JP6254805A JP25480594A JPH0895481A JP H0895481 A JPH0895481 A JP H0895481A JP 6254805 A JP6254805 A JP 6254805A JP 25480594 A JP25480594 A JP 25480594A JP H0895481 A JPH0895481 A JP H0895481A
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JP
Japan
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display
image
display means
display device
windshield
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JP6254805A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Koie
和俊 鯉江
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良質の表示画像を提供できる小形のヘッドア
ップディスプレイ装置の提供。 【構成】 複数の表示手段10,20から発せられた信
号光311,312をフロントガラス41で反射させフ
ロントガラス41の前方に表示像を結像させるヘッドア
ップディスプレイ装置1である。左眼の視域範囲にのみ
表示像を結像させる第1表示手段10と,右眼の視域範
囲にのみ表示像を結像させる第2表示手段20とを有し
ている。両眼による視認像を融像容易で良質なものとす
るためにそれぞれの表示手段10,20が発信する表示
像と光路等に差を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,車両用のヘッドアップ
ディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来技術】自動車のインストルメントパネルのメータ
等を表示する装置として,図4に示すように,メータ等
の画像を記録した信号光31をフロントガラス91に投
射し,フロントガラス91で反射した反射光32を運転
者92の目に入射させることにより,フロントガラス9
1の外側前方にその像93を結像させ,運転者92が目
をそらさずにメータ等を視認することができるヘッドア
ップディスプレイ装置9が知られている。
【0003】図4において,符号90は表示像93を発
信する表示器,符号94は信号光31を反射させる反射
光学素子である。また,他の応用例として,図5に示す
ように,表示像930を単純な形状の識別マークとし,
その結像位置を車両の先端側部近傍とした車両用先端位
置表示装置が提案されている。
【0004】即ち,表示器90から発せられた表示像9
30を記録した信号光30を,反射光学素子941,9
42及びフロントガラス91で反射させ,運転者Gは虚
像としての表示像930を視認する。そして,上記表示
像930によって車両の先端側部位置を認識し,障害物
等との接触を回避することができる(特開昭62−34
824号公報等参照)。なお,図5において点Dは,フ
ロントガラス91における信号光30の反射点であり,
符号95は制御装置である。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来のヘッド
アップディスプレイ装置には次のような問題点がある。
第1点は,装置の占有スペースが大きくなることであ
る。その理由は,表示像93,930を歪みやボケのな
い良好な画像にしようとすると,反射光学素子94,9
42(凹面鏡)の焦点距離が大きくなり,そのため占有
スペースを増大させるからである。
【0006】第2の問題点は,表示像93,930に歪
みが出たり,両眼の視認像の差が大きくなることであ
る。即ち,単一の反射光学素子94,942によって両
眼で視認する場合には,図7に示すように,運転者は,
反射光学素子94,942の周縁部近傍で反射した光3
12,313によって像を視認することとなり,表示像
に歪みが生じ易い。
【0007】また,フロントガラス91は非対象の非球
面形状をしているから,両眼の反射位置Dの違いによっ
て左眼の視認像と右眼の視認像との間に差を生ずる。特
に,図5に示すような,前記先端位置表示装置は,斜下
方に像を見る斜入射光学系となるから,図6に示すよう
に,左眼に向かう信号光312と右眼に向かう信号光3
13のフロントガラス91における反射点D1 ,D2
高さが異なる。
【0008】そして,左眼が視認する左眼像932と右
眼が視認する右眼像933との間に高低差が生じ,融像
が困難となり眼を著しく疲労させる。そのため,このよ
うな左右両眼像932,933の視差を解消させるため
に,光路中に反射点D1 , 2 を補正するプリズムを挿
入する方法が提案されている(特開昭62−17333
6号公報参照)。
【0009】しかしながら,この方法によれば,上記両
眼の視差を一応補正することはできるが,フロントガラ
スの不均一曲面による歪みや反射光学素子94(94
2)の周縁部を用いることによる表示像の歪みなどの差
異を矯正することはできない。本発明は,かかる従来の
問題点に鑑みて,観者に眼の疲れなどを生じさせない良
好な表示像を提供できる小形のヘッドアップディスプレ
イ装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】本発明は,フロントガラスにおいて
信号光を反射させ該フロントガラスの前方に虚像として
の表示像を結像させる車両のヘッドアップディスプレイ
装置であって,上記信号光を上記フロントガラスに向け
て放射する複数の表示手段を設けたことを特徴とするヘ
ッドアップディスプレイ装置にある。
【0011】上記複数の表示手段は,左眼の視域に表示
像を結像させる第1表示手段と右眼の視域に表示像を結
像させる第2表示手段とによって構成することができ
る。そして,それぞれの表示手段が結像する表示像が他
眼の視域範囲には含まれないようにして別個に左眼像と
右眼像とを得るように構成することができる。そして,
第1表示手段と第2表示手段とを異なった表示像と光路
とすることもできる。
【0012】
【作用及び効果】本発明にかかるヘッドアップディスプ
レイ装置においては,複数の表示手段が設けられてお
り,該表示手段を左眼用の第1表示手段と右眼用の第2
表示手段とによって構成することができる。即ち,左眼
には第1表示手段から発信された表示像を視認させ,右
眼には第2表示手段から発信された表示像を視認させる
ことができる。そして,他方の表示手段からの表示像は
視認できないように構成する。
【0013】そして,第1,第2表示手段は独立した光
学系であるから,発信する表示像,光路等を別個に設定
することができ,フロントガラスでの反射位置Dや両眼
の表示像に差をつけ別個に調整することができる。それ
故,両眼の視認像を融像の容易な視差の少ない像にし,
自然な両眼視ができるようにすることができる。
【0014】即ち,左右両眼に対するフロントガラスで
の反射位置Dの高さを同一にし,先端位置表示装置のよ
うな斜入射の光学系においても自然な融像を可能とし,
またフロントガラスの不均一な曲面による左右両眼像の
歪差を,発信する像の差等によって補正することができ
る。更に,適度の立体感,距離感のある立体表示像を容
易に作ることができる。
【0015】また,左右両眼に対して一つの光学系によ
って構成する場合には,図7に示すように凹面鏡などの
光学素子94(942)の周縁部を使用せざるを得なか
ったが,本発明においてはそれぞれの光学素子は片方の
眼のためにだけ用いられるから,図3に示すように,信
号光311,312は,光学素子の中心部を通るように
なり,その点においても表示像の歪みやボケを少なくす
ることができる。
【0016】また,両眼用を一つの光学系によって構成
する場合には,凹面鏡の口径が大きくならざるを得ない
ので,良好な像を得るための焦点距離が長かったが,両
眼を別個の光学系とすることによりそれぞれの凹面鏡の
口径を小さくすることができ,同じ像品質の表示像を得
るための焦点距離を短くすることができる。
【0017】そのため,装置全体を小形化することがで
きる。上記のように本発明によれば,観者に眼の疲れな
どを生じさせない良好な表示像を提供できる小形のヘッ
ドアップディスプレイ装置を提供することができる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例にかかるヘッドアップディス
プレイ装置について図1〜図3を用いて説明する。本例
は,図1,図2に示すように,フロントガラス41にお
いて信号光311,312を反射させフロントガラス4
1の前方に虚像としての表示像89(図2)を結像させ
る車両のヘッドアップディスプレイ装置1であってこれ
によって車両の先端位置を認識するものである。そし
て,信号光311,312をフロントガラス41に向け
て放射する二つの表示手段10,20が設けられてい
る。
【0019】上記表示手段10,20は,左眼の視域範
囲83(図2)内に上記表示像89を結像させる第1表
示手段10と右眼の視域範囲84(図2)内に上記表示
像89を結像させる第2表示手段20とからなり,それ
ぞれの表示像89は他眼の視域範囲内には結像しない。
また,第1表示手段10と第2表示手段20とは,左眼
による視認像と右眼による視認像とを容易に融像させる
と共に歪みなどを無くするために発信する表示像や光路
等に差異を設けてある。
【0020】以下それぞれについて補足説明する。表示
手段10,20は光源11,21と像表示媒体12,2
2と凹面鏡13,23とを有する。光源11,12から
放射された光30は,像表示媒体12,22を透過し表
示像を記録した信号光311,312として凹面鏡1
3,23に入射する。
【0021】そして,信号光311,312は凹面鏡1
3,23によって記録像を遠方拡大し,更にフロントガ
ラス41で反射されて運転者80の眼81,82に入
る。そして,第1表示手段10から発せられた信号光3
11は,運転者80の左眼81に到達し,第2表示手段
20から発せられた信号光312は右眼82に到達す
る。
【0022】そして,運転者80は,図2に破線で示す
ようにフロントガラス41の前方に虚像としての表示像
89を視認する。また,それぞれの表示手段10又は2
0によって形成される表示像89は一方の視域範囲83
又は84内にのみ形成されるよう凹面鏡13,23を配
設する。
【0023】また,フロントガラス41におけるそれぞ
れの反射点D1 ,D2 が同一の高さとなるよう表示手段
10,20の凹面鏡13,23などの構成要素を配設す
る。また,両眼による視認像が立体像として自然に両眼
視ができるようにするため,像表示媒体12,22が発
信する表示像は視差図形の関係となるように差を設けて
ある。また,フロントガラス41の歪みを補正すると共
に両眼の視認像の歪差を補正するためにも像表示媒体1
2,22が発信する表示像に差を設けてある。
【0024】次に本例のヘッドアップディスプレイ装置
の作用効果について述べる。上記のように左眼が視認す
る表示像と右眼が視認する表示像のフロントガラス41
での反射点D1 ,D2 は同じ高さにあるから,両眼によ
る表示像を容易に融像させることができ,運転者80に
過度の疲れを生じさせるようなことがない。
【0025】また,像表示媒体12,22が発信する表
示像は視差図形の関係になっており,運転者80は立体
感のある表示像を自然に視認することができる。また,
凹面鏡13,23は片方の眼だけをカバーすることとな
り,そのため口径Dを小さくすることができる。
【0026】そのため,像品質を規定するFナンバー
(=焦点距離/口径)を同一とするならば焦点距離fを
短くすることができ,従って,凹面鏡13,23と像表
示媒体12,22との距離を短くでき,装置を小形化す
ることができる。また装置を同一のサイズとし焦点距離
fを同一とするならば,口径Dが小さい分だけFナンバ
ーが大きくなり像品質が向上する。
【0027】また,図3に示すように,表示像を結像さ
せる信号光311,312は凹面鏡13,23の中心部
を通り,図7に示した従来装置のように周縁部を通るこ
とがないから,この点においても表示像の像品質が向上
する。上記のように,本例によれば,観者に眼の疲れな
どを生じさせない良質の表示像を提供できる小形のヘッ
ドアップディスプレイ装置1を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のヘッドアップディスプレイ装置のシス
テム構成図。
【図2】図1の平面図。
【図3】実施例のヘッドアップディスプレイ装置におけ
る凹面鏡を通る信号光の光路の模式図。
【図4】従来のヘッドアップディスプレイ装置のシステ
ム構成図。
【図5】従来の先端位置表示装置の車両への配置図。
【図6】従来の先端位置表示装置のシステム構成図。
【図7】従来のヘッドアップディスプレイ装置における
凹面鏡を通る左右の信号光の光路の模式図。
【符号の説明】
1...ヘッドアップディスプレイ装置, 10...第1表示手段, 20...第2表示手段, 311,312...信号光, 41...フロントガラス,

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントガラスにおいて信号光を反射さ
    せ該フロントガラスの前方に虚像としての表示像を結像
    させる車両のヘッドアップディスプレイ装置であって,
    上記信号光を上記フロントガラスに向けて放射する複数
    の表示手段を設けたことを特徴とするヘッドアップディ
    スプレイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記複数の表示手段
    は,左眼の視域範囲に上記表示像を結像させる第1表示
    手段と,右眼の視域範囲に上記表示像を結像させる第2
    表示手段とからなり,それぞれの表示像は他眼の視域範
    囲内には結像しないよう配置されていることを特徴とす
    るヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記第1表示手段と
    第2表示手段とは,左眼による視認像と右眼による視認
    像とを容易に融像させ,歪みなどを抑制するため,発信
    する表示像と光路等に差を設けてあることを特徴とする
    ヘッドアップディスプレイ装置。
JP6254805A 1994-09-21 1994-09-21 ヘッドアップディスプレイ装置 Pending JPH0895481A (ja)

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