JPH0895350A - 画像形成装置の帯電装置 - Google Patents

画像形成装置の帯電装置

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JPH0895350A
JPH0895350A JP23267894A JP23267894A JPH0895350A JP H0895350 A JPH0895350 A JP H0895350A JP 23267894 A JP23267894 A JP 23267894A JP 23267894 A JP23267894 A JP 23267894A JP H0895350 A JPH0895350 A JP H0895350A
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roller
cleaning
charging roller
hardness
toner
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JP23267894A
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Naoshi Hayakawa
川 直 志 早
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0208Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
    • G03G15/0216Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers
    • G03G15/0225Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers provided with means for cleaning the charging member

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強固に付着したトナーでも除去清掃できる清
掃部材を提供する。効果の長寿命化をはかる。清掃部材
のフィルミング防止。清掃部材の繰り返し利用を可能と
する。 【構成】 帯電ローラと接触するローラ形状の清掃部材
を具備するとともに、該清掃部材の硬度を前記帯電ロー
ラの硬度よりも小さくした。前記清掃部材の硬度(JI
SA)は24度以上、30度以下とする。清掃部材と帯
電ローラとが当接した状態において、帯電ローラの回転
に伴なって清掃部材が連れ廻りするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置の帯電装
置に関し、特に感光体と接触してそれを帯電させる帯電
ロ−ラを備える帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体表面の感光層を帯電手段によっ
て一様に帯電させ、これに光画像情報を与えて静電潜像
を形成し、これに通常粉体状のトナーを供給して前記潜
像を顕像化したのち、該トナー像を、紙などシート状の
転写紙に静電的に転写する工程をくり返す画像形成装置
が、従来より複写機,ファクシミリ,プリンタ等として
広く利用されていることは周知のとおりである。
【0003】このような画像形成装置において、感光層
として利用される光導電材料としては、無機光導電材料
としては、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などが利
用されていることはよく知られているが、近来様々な有
機化合物が利用されるようになってきている。
【0004】この種の物質としては、たとえば、ポリ−
N−ビニルカルパゾール,ポリビニールアントラセンな
どの有機光導電性ポリマー、カルパゾール,アントラセ
ン,ピラゾリン類,オキサジアゾール類,ヒドラゾン
類,ポリアリルアルカン類など低分子の有機光導電部
材、さらに、フタロシアニン顔料,アゾ顔料、シアニン
染料,多類キノン顔料,ペリレン系顔料,インジゴ染
料,チオインジゴ染料あるいはスクエアリック酸メチン
染料などの、有機染料,顔料などが利用されている。こ
れらのものは、前述の無機材料に比べて合成が容易で、
適当な波長域に光導電性を示すものを形成しやすいので
次第に多用されるようになってきている。たとえば、米
国特許第4123270号,同4251613号,同4
251624号,同4256821号,同426067
2号,4268596号,同4278747号,同42
93628号などには、電荷発生層と電荷輸送層とに機
能分化した感光層における、電荷発生層として光導電性
を示すジスアゾ顔料を感光体を利用するものが開示され
ている。
【0005】ところで、上記のような感光体を利用する
画像形成プロセスにおいて、感光体を帯電させる手段と
しては、一般に、金属ワイヤを展張した帯電器が用いら
れ、該金属ワイヤに、直流5〜8KV程度の高電圧を印
加して発生するコロナによって帯電させる場合が多かっ
た。
【0006】しかしながら、この種の手段は、コロナ放
電に附随してオゾンや窒素酸化物を発生し、これが感光
体自体を傷めたり、これに付着して画質劣化の原因とな
ることがあり、また、放電々流自体も感光体の方向に流
れる分が5〜30%と少なく効率が悪いなどの問題があ
る。
【0007】このような欠点を回避すべく、近来帯電部
材を感光体に直接接触させるようにした、直接帯電方式
が提案されている。この直接帯電方式としては、感光体
に帯電ローラ,ベルトなどを当接させ、これら帯電部材
に、直流電圧又は直流に交流を重畳した電圧を印加する
技術が提案されている。
【0008】しかし、この種の方式では、直接帯電部材
が感光体に接触している為に、トナー,紙粉等が付着し
やすく、それに起因する画質の劣下(付着位置に対応し
た帯電電位の低下による白ぬけ等)が発生する可能性が
あった。
【0009】この種の不具合を解消する技術として、例
えば、特開平2−301777号公報が知られている。
これにおいては、接触帯電部材(中抵抗導電ゴム製の帯
電ベルト)をフェルト材からなるクリーニング手段(ロ
ーラ,パット)で清掃することを提案している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−30177
7号公報の技術は、接触帯電部材をクリーニング手段で
清掃することによって、トナー,紙粉等の付着による画
質の劣下を防止しようとするものであるが、フェルト材
を清掃部材としていることに問題がある。
【0011】フェルト材は、その表面にトナーをトラッ
プできる繊維間のすきまを有しているので、一応帯電部
材表面からトナーを離脱させることは可能であるが、特
にトナーを引きつける能力は有しないので、帯電部材と
強固に付着したトナーを除去することはできない。
【0012】一方、接触帯電器として一般的な帯電ロー
ラは、感光体と接触することから弾性を必要とするの
で、通常、ゴム材が用いられる。このゴム材とトナー
は、同じ有機物であることから付着の相性が良く、長く
付着状態のままで放置すればするほど付着力が強大にな
る。これは長期放置されることの多い小型の電子写真装
置においては深刻な問題であり、動作終了時に感光体か
ら清掃部材までの未清掃の領域、及び清掃部材と感光体
の接触領域にあるトナーは、上記の理由で強固にローラ
に付着し、次の清掃動作においても除去できないことが
しばしばである。このようなローラは、付着域に応じて
帯電不良をおこし、結果画像上に白ぬけを発生させてし
まう。
【0013】本発明の請求項1は、上記の不具合解決の
為になされたものであり、強固に付着したトナーでも除
去清掃できる清掃部材を提供することを目的としてい
る。また、請求項2は特に請求項1の効果の長寿命化を
かるものであり、請求項3は、請求項1又は2の清掃部
材のフィルミング防止、請求項4は請求項1,2又は3
の清掃部材の繰り返し利用を可能とすることを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、画像を形成する感光体、及び
該感光体と接触して該感光体に電荷を与える帯電ローラ
を備える画像形成装置の帯電装置において、前記帯電ロ
ーラと接触する清掃部材を具備するとともに、該清掃部
材の硬度を前記帯電ローラの硬度よりも小さくする。
【0015】また、請求項2の発明では、前記清掃部材
の硬度(JISA)を30度以下にする。
【0016】また、請求項3の発明では、前記清掃部材
をローラ形状とし、該清掃部材と前記帯電ローラとが当
接した状態において、前記帯電ローラの回転に伴なって
前記清掃部材が連れ廻りするように構成する。
【0017】また、請求項4の発明では、前記清掃部材
の硬度(JISA)を24度以上にする。
【0018】
【作用】
(請求項1に対応する作用効果)清掃部材の硬度が帯電
ローラの硬度よりも小さくなるよう構成してあるので、
清掃部材を帯電ローラに接触させたとき、トナーの両ロ
ーラへの密着度合を比べると、清掃部材(例えばクリー
ニングローラ)の方が帯電ローラよりも大きいので、ト
ナーが清掃部材にひっつきやすい。よって、帯電ローラ
から清掃部材への転移を促進でき、かつ、一度清掃部材
に付着したトナーの帯電ローラへの再付着を防止するこ
ともできるので、結果的に帯電ローラに付着後、長期放
置によって強固に付着してしまったトナーに対しても、
画像に影響を及ぼさないレベルまでクリーニングするこ
とができる。
【0019】(請求項2に対応する作用効果)清掃部材
の硬度を特に30度以下とするため、清掃部材の表面形
状が帯電ローラの凹部にもならって変化することにな
り、両者の圧接される動作が完全に行なわれる。よっ
て、凹部に付着したトナーについても、請求項1の作用
を十分に発揮させることができ、結果として、帯電ロー
ラのクリーニング性能を長寿命化することができる。
【0020】(請求項3に対応する作用効果)清掃部材
をローラ形状として帯電ローラに対して連れ廻りする構
成にしているので、帯電ローラ面と清掃部材面を摺擦さ
せないで、密着離間させることができる。これにより、
帯電ローラへのトナーフィルミングを防止でき、長寿命
化をはかることができる。
【0021】(請求項4に対応する作用効果)清掃部材
の硬度を特に24度以上としているので、クリーニング
性能が劣下した清掃部材を水洗いによって初期状態に完
全に復帰させることができ、繰り返し使用が可能とな
る。
【0022】
【実施例】接触式帯電器を用いた画像形成装置の構成例
を図1に示す。図1に示す画像形成装置における画像形
成プロセスの概略について説明する。
【0023】予め、帯電ローラ2で感光体1の表面を均
一な電位に帯電させる。その後、図示しない光書き込み
装置からの光3の照射によって、感光体1の表面に、画
像パターンに対応する電位分布、即ち静電潜像を形成す
る。現像装置4は、感光体1上の静電潜像の電位分布に
従ってトナーを付着させ、静電潜像を顕像化する。この
画像形成にタイミングを合わせて、搬送路5から記録紙
が送り込まれる。そして、記録紙は転写器6でトナ−画
像を転写され、分離器7を経て、搬送路8へと至る。一
方、感光体1上の転写残トナーは、クリーニング装置9
でせき止められ、感光体1から離間させられて、クリー
ニング装置9内に回収される。トナー除去後の感光体1
は、クエンチングランプ10(以下QL10と略す)で
光除電されて、電位むらをなくし次の画像形成に備え
る。
【0024】なお、図1のような構成でも、オゾン発生
は帯電チャージャを用いるタイプに比べて40〜60%
低減される。しかし、完全なオゾンレスを目指す場合に
は、図1の転写器6及び分離器7を、転写ベルト,転写
ローラ等に変更するのが望ましい。いずれの構成であっ
ても本発明は実施しうる。
【0025】図1に示した画像形成装置の、帯電器の詳
細な構成を図2に示す。図2を参照して説明する。帯電
ローラ2は、その軸芯201の材質として、SUS材,
SECC材,Al材等の金属棒材を用いている。軸芯2
01の外周には、中間層202が形成されている。中間
層202は、肉厚1mm〜4mm程度のエピクロルヒド
リンゴムのような中抵抗弾性体や、シリコンゴム,エチ
レンプロピレンゴム,ニトリルゴム,ノルポーネンゴム
等の合成ゴム中に導電性粉末(カーボンプラック,金属
粉末等)を混入した組成物によって形成されている。こ
れらの中間層202を構成する材料に必要とされる特性
としては、体積抵抗が105Ωcm以下、好ましくは1
3Ωcm以下、ゴム硬度(JIS・A)が20度〜4
5度、好ましくは25〜40度、が共通に挙げられる。
【0026】中間層202の外周には、最外層203が
形成されている。この最外層203の層厚は、3μm〜
25μm、好ましくは4.5μm〜12μmに定められ
る。また、最外層203を構成する材質としては、エピ
クロルヒドリンゴムとルミフロン及びシリカを分散混入
させた合成ゴムや、ルミフロンに酸化スズを分散混入し
たもの、又はナイロン,セルロース等が利用できる。ま
た、これら最外層203を構成する材料に要求される体
積抵抗特性は105Ω〜1013Ω・cmであり、106
1012cmがより好ましい。また、中間層202から最
外層203までの体積抵抗としては、106〜1012Ω
・cm程度の導電性を有することが望ましい。
【0027】軸芯201の両端は軸受204で回転自在
に支持され、スプリング205の押圧によって、帯電ロ
ーラ2は感光体1に圧接されている。勿論、帯電ローラ
2の支持および感光体への圧接形態は、これに限定する
ものではなく、要は感光体の駆動が帯電ローラと感光体
との摩擦により伝達され、帯電ローラが連れ廻りする構
成であればよい。
【0028】帯電ローラ2に電力を供給する電源206
は、図示しない制御手段によって電力の印加タイミング
が制御される。電源206から供給される電力は、軸芯
201に当接された給電リセプタクル207を通り、軸
芯201→中間層202→最外層203→感光体1の経
路を通って感光体1に印加される。この電力によって、
感光体が帯電される。この給電方式についても、上記の
ような電流の流れが形成されるものであれば、特に図2
の形態に限定されない。例えば、電源206がスプリン
グ205に接続され、軸受204が導電部材で形成され
ているような形態でもよい。
【0029】次に、帯電ローラ2をクリーニングする手
段について説明する。図2に示すように、帯電ローラ2
と隣接する位置に、それと接触するクリーニングローラ
21が設置されている。クリーニングローラ21は、ロ
−ラ形状であり、帯電ローラ2とよく似た構成になって
いる。即ち、軸芯211の外周に弾性部材212が形成
されている。弾性部材212は、自身の硬度が小さく、
かつ帯電ローラ2よりも硬度が小さいものであればよ
く、具体的な材質としては、ポリウレタンゴム,シリコ
ンゴム,エチレンプロピレンゴム,ニトリルゴム,ノル
ボーネンゴム等が良い。
【0030】軸芯211の両端は、軸受213で回転自
在に支持され、スプリング214の押圧によって、帯電
ローラ2に圧接されている。この構成により、帯電ロー
ラの回転が、クリーニングローラ21に伝達される。ク
リーニングローラ21の表面は、硬度が低い材質で形成
されているので、帯電ローラ表面との密着度合が大き
い。よって摩擦も大きくなるので、感光体→帯電ローラ
→クリーニングローラと回転運動を伝達させる際、クリ
ーニングローラとの摩擦で、感光体と帯電ローラがスリ
ップしない程度にスプリング205を強く押圧させ、か
つスプリング214を弱く押圧させることが必要であ
る。要は3つの回転体(感光体1,帯電ローラ2,クリ
ーニングローラ21)が互いに圧接されて摩擦が生じ、
感光体1からクリーニングローラ21まで駆動力が伝達
される構成であればよく、押圧手段を特にスプリング2
14に限定する必要はない。
【0031】以上のような構成における、帯電ローラ2
のクリーニング動作について、図3〜図5を参照して説
明する。まず、帯電ローラへのトナー付着メカニズム
を、図4で説明する。クリーニング装置9は、感光体1
上の大半のトナーをかき落とすが、粒径1μmといった
微小トナーは通過させやすい。又、感光体1のブレード
クリーニング91は、その先端のエッヂが感光体との摺
動によって振動しているが、感光体の駆動,コピー機の
スキャナーの振動等と極たまに共振し、ブレードエッヂ
でのせきとめ状態があまくなり、部分的にスジ状にトナ
−を漏らしてしまうことがある。このスジが帯電ローラ
2に付着すると、帯電不良が白スジ状に発生しやすく、
帯電ローラの清掃が性能維持の為に必要となってくる。
【0032】帯電ローラ2と感光体1との圧接状態にお
いては、感光体1上のトナーの全てが帯電ローラ2へ転
移するのではなく、帯電ローラ2上の凹部位置と感光体
1上の微小径トナーの位置とが一致したときには、帯電
ローラ上にトナ−が残留しやすいことが実験結果からわ
かっている。その理由を、図4を参照して考える。凸部
に付着したトナーは、感光体1と帯電ローラ2の面の再
接触に際して、感光体1に圧接されて感光体側にもって
いかれることが生じるのに対して、凹部に付着したトナ
ーは、感光体1が平面に近い為に感光体1と帯電ローラ
2の再接触に際しても隙間が生じる。隙間にある付着ト
ナーは、粒径の大きなトナーなら再び感光体1と接触し
て感光体1にもっていかれることもあるが、微小粒径ト
ナーは感光体1と接触することなく、付着したままにな
ることが想像される。帯電ローラ2の表面粗さは、量産
工程では3μm以下にするのは現状の技術では難しく、
たとえ品質的に達成できたとしても、コスト的に商品に
塔載することは不能といえる。現状では、5μm以上が
品質とコストを両立させる妥当な値と考えられるが、粒
径1μm以下のトナーにとっては、5倍以上の穴の底に
付着したことになり、平面(感光体の表面)の圧接が底
部までいたらないのは当然と言える。
【0033】次に、クリーニングローラ21による帯電
ローラ2のクリーニングメカニズムを図5を用いて説明
する。図5と図4との違いは、帯電ローラ2に圧接され
ているクリーニングローラ21の硬度が、感光体1より
もはるかに低いことである。その為に、帯電ローラ2と
クリーニングローラ21は、凹部にもならって圧接され
(密着状態)隙間が生じない。これによって、凹部に付
着した微小粒径トナーの除去が可能と言える。しかも、
帯電ローラ2よりもクリーニングローラ21の方の硬度
を低くしているので、トナーとの密着度合はクリーニン
グローラ21の方が帯電ローラ2よりも大きくなる。す
なわち、材質的に帯電ローラ2よりもクリーニングロー
ラ21の方がトナーを付着させやすいと言える。このこ
とにより、帯電ローラ2に強固に付着したトナーの除去
が可能となるだけでなく、トナーが付着したクリーニン
グローラ面を再度、帯電ローラ2に接触させても、トナ
ーがクリーニングローラ21から帯電ローラ2側に再転
移しにくいと言える。
【0034】又この実施例では、クリーニングローラ2
1をローラ形状にして連れ廻りで回転させているので、
帯電ローラ2の面とクリーニングローラ21の面を摺擦
させないで密着および離間させることができる。仮に帯
電ローラ2の面と清掃部材の面とが摺擦動作でずれる
と、トナーを帯電ローラ2になすりつける作用(トナー
フィルミング)が発生してしまうので、摺擦させないこ
とはトナー除去を行う上で重要である。
【0035】上記実施例における帯電ロ−ラ2のクリー
ニングに関する性能を評価するために、次に説明する実
験を実施した。ここで、水準1が実施例の装置に対応
し、水準2,水準3は従来の装置に対応する。評価の結
果を表1に示す。
【0036】 (条件) 感光体 :φ80 OPC 感光体線速 :150mm/sec 帯電ローラ :ゴムローラ部:φ14×300 材質 中間層:エピクロルヒドリンゴム 最外層:エピクロルヒドリンゴム +ルミフロン+シリカ 硬 度:40度(JIS A) 帯電印加電圧 :−1700V 通紙サイズ :A4 現像方式 :乾式2成分 感光体クリーニング方式:カウンタブレード 水準1:クリーニングローラ :ゴムローラ部:φ10×294 :材質 :ポリウレタンゴム 硬度:30度(JIS A) 水準2: フェルト材(パット形状のもの:図6参照)を当接 水準3: クリーニング部材なし 評価方法:5000枚連続通紙後、1週間放置し、放置終了後ハーフ トーン画像(A3)で画像欠陥の評価
【0037】
【表1】
【0038】上記の結果より、帯電ローラのクリーニン
グ性能は、水準1>水準2,3と言える。水準3のクリ
ーニング部材無の場合は、感光体クリーニングブレード
から漏れたトナーがスジ状に帯電ローラに付着し、上記
のような画像上白スジが発生したと言える。水準2は水
準3の帯電ローラへのスジ状付着を連続通紙中はフェル
ト材がクリーニングしていたが、通紙終了後に図7に示
すように、感光体出口からフェルト材入口付近までの部
分的な黒スジが帯電ローラ上に残り、放置終了時には強
固に付着していたために除去不能になったと言える。水
準1は水準2と同様にやはり、放置終了時には感光体出
口からクリーニングローラ入口までトナーがスジ状に付
着していたが、ハーフトーン画像のサンプリング後に
は、帯電ローラ上のスジ付着は画像欠陥のないレベルま
でに清掃された。従って、本実施例のクリーニング性能
の高さがうかがえる。
【0039】実施例における帯電ロ−ラ2のクリーニン
グの耐久性を評価するために、次に説明する実験を実施
した。評価の結果を表2に示す。
【0040】 (条件) 感光体 :φ80 OPC 感光体線速 :120mm/sec 帯電ローラ :ゴムローラ部:φ14×300 材質 中間層:エピクロルヒドリンゴム 最外層:エピクロルヒドリンゴム +ルミフロン+シリカ 硬 度:40度(JIS A) 帯電印加電圧 :−1500V 通紙サイズ :A4 現像方式 :乾式2成分 感光体クリーニング方式:カウンタブレード クリーニングローラ :ゴムローラ部:φ10×294 :材質 :ポリウレタンゴム クリーニングローラの硬度 水準1:45度(JISA) 水準2:35度(JISA) 水準3:30度(JISA) 水準4:24度(JISA) 水準5:20度(JISA)
【0041】
【表2】
【0042】上記の結果より、耐久性は水準3,水準
4,水準5>水準2≫水準1の順になる。これにより、
クリーニングローラ21のゴム硬度が、帯電ローラ2よ
りも小さいと、帯電ローラクリーニングの耐久性が向上
する(水準2>水準1,請求項1の効果)と考えられ
る。また、クリーニングローラのゴム硬度が特に30度
以下だと、クリーニング耐久性がさらに向上する(水準
3,4,5>水準2,請求項2の効果)ことが実験で証
明されたと言える。
【0043】次に、上記評価後の使用不能となったクリ
ーニングローラの再生を試みてみた。水準1,2,3,
4,5のローラを水洗いしながら手でこすってクリ−ニ
ングした結果、水準5(ゴム硬度20度)のローラ以外
は、表面に付着したトナーを完全に洗い落とすことがで
きた。水準5のクリーニングローラだけは、表面にトナ
ーフィルミングが一部生じ、指でこすっても落とすこと
ができなかった。
【0044】本発明のクリーニングローラのトナーを帯
電ローラから脱離させる原理は、クリーニングローラの
硬度が低いことと、その表面が露出していることであ
り、水洗いによって表面を再度露出させてやれば、硬度
は変化することがないので初期状態に復活し、再使用が
可能となる。
【0045】
【発明の効果】
(請求項1に対応する効果)清掃部材の硬度が帯電ロー
ラの硬度よりも小さくなるよう構成してあるので、清掃
部材を帯電ローラに接触させたとき、トナーの両ローラ
への密着度合を比べると、清掃部材(例えばクリーニン
グローラ)の方が帯電ローラよりも大きいので、トナー
が清掃部材にひっつきやすい。よって、帯電ローラから
清掃部材への転移を促進でき、かつ、一度清掃部材に付
着したトナーの帯電ローラへの再付着を防止することも
できるので、結果的に帯電ローラに付着後、長期放置に
よって強固に付着してしまったトナーに対しても、画像
に影響を及ぼさないレベルまでクリーニングすることが
できる。
【0046】(請求項2に対応する効果)清掃部材の硬
度を特に30度以下とするため、清掃部材の表面形状が
帯電ローラの凹部にもならって変化することになり、両
者の圧接される動作が完全に行なわれる。よって、凹部
に付着したトナーについても、請求項1の作用を十分に
発揮させることができ、結果として、帯電ローラのクリ
ーニング性能を長寿命化することができる。
【0047】(請求項3に対応する効果)清掃部材をロ
ーラ形状として帯電ローラに対して連れ廻りする構成に
しているので、帯電ローラ面と清掃部材面を摺擦させな
いで、密着離間させることができる。これにより、帯電
ローラへのトナーフィルミングを防止でき、長寿命化を
はかることができる。
【0048】(請求項4に対応する効果)清掃部材の硬
度を特に24度以上としているので、クリーニング性能
が劣下した清掃部材を水洗いによって初期状態に完全に
復帰させることができ、繰り返し使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の画像形成装置の構成を示す正面図で
ある。
【図2】 図1の一部分を拡大して示す側面図である。
【図3】 図1の一部分を拡大して示す正面図である。
【図4】 図1の一部分を拡大して示す正面図である。
【図5】 図1の一部分を拡大して示す正面図である。
【図6】 水準2,水準3の構成を示す斜視図である。
【図7】 水準2,水準3の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:感光体 2:帯電ローラ 3:光 4:現像装置 5,8:搬送路 6:転写器 7:分離器 9:クリーニング装置 10:クエンチングランプ 21:クリ−ニングロ−ラ 201:軸芯 202:中間層 203:最外層 204:軸受 205:スプリング 206:電源 207:給電リセプタクル 211:軸芯 212:弾性部材 213:軸受 214:スプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成する感光体、及び該感光体と
    接触して該感光体に電荷を与える帯電ローラを備える画
    像形成装置の帯電装置において、 前記帯電ローラと接触する清掃部材を具備するととも
    に、該清掃部材の硬度を前記帯電ローラの硬度よりも小
    さくしたことを特徴とする、画像形成装置の帯電装置。
  2. 【請求項2】 前記清掃部材の硬度(JISA)は30
    度以下である、前記請求項1記載の画像形成装置の帯電
    装置。
  3. 【請求項3】 前記清掃部材はローラ形状を有し、該清
    掃部材と前記帯電ローラとが当接した状態において、前
    記帯電ローラの回転に伴なって前記清掃部材が連れ廻り
    する構成を有する、前記請求項1又は請求項2記載の画
    像形成装置の帯電装置。
  4. 【請求項4】 前記清掃部材の硬度(JISA)は24
    度以上である、前記請求項1,請求項2,又は請求項3
    記載の画像形成装置の帯電装置。
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