JPH0894906A - レンズ装置 - Google Patents

レンズ装置

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Publication number
JPH0894906A
JPH0894906A JP7210236A JP21023695A JPH0894906A JP H0894906 A JPH0894906 A JP H0894906A JP 7210236 A JP7210236 A JP 7210236A JP 21023695 A JP21023695 A JP 21023695A JP H0894906 A JPH0894906 A JP H0894906A
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JP
Japan
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lens
lens group
optical axis
actuator
ring
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Pending
Application number
JP7210236A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kuwana
稔 桑名
Masaaki Miyano
正明 宮野
Masayuki Miyazawa
征之 宮澤
Masayuki Kamiyama
雅之 上山
Hideki Osada
英喜 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フオ−カシングに寄与するレンズ群の光軸方
向の移動を圧電型アクチユエ−タで行うレンズ装置を提
供する。 【解決手段】 ズ−ムレンズ装置を構成するレンズ群の
うち、ズ−ミングとフオ−カシングに寄与するレンズ群
L2 を保持する保持枠6のピン6pが、フオ−カスカム
環13のカム溝13dを貫通し、ズ−ムカム環4のカム
溝4jに係合している。フオ−カスカム環13には圧電
型アクチユエ−タが取り付けられており、その圧電素子
12aに駆動パルスを印加することで、フオ−カスカム
環13を光軸方向に移動して焦点合わせを行う。フオ−
カスカム環を直接光軸方向に移動させるので、従来のヘ
リコイドねじなどを使用する構成よりも簡単な構成とな
り、部品点数の減少、重量の減少が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レンズ装置、特に光
学系を構成するレンズ群や反射鏡などの光学要素の移動
に圧電型のアクチユエ−タを使用したレンズ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のズ−ムレンズは、ズ−ミング専用
のレンズ群とフオ−カシング専用のレンズ群とから構成
されていたが、近年はレンズ群をズ−ミング専用、フオ
−カシング専用のように機能を分けず、ズ−ミング用レ
ンズ群をフオ−カシングにも使用して、ズ−ム比の増大
及び最近接距離を短縮可能としたバリフオ−カル光学系
と呼ばれるズ−ムレンズが開発されている。
【0003】図24は従来のバリフオ−カル光学系ズ−
ムレンズの一例を示すもので、光軸方向に沿つた断面図
である。図24において、101はレンズ外筒、102
はレンズ外筒101上で回転自在なズ−ム操作環、10
3はレンズ外筒101に固定された固定内筒である。固
定内筒103の外側にはズ−ムカム環104が嵌挿され
ている。ズ−ムカム環104の一端近くには環状溝10
4aが形成されており、固定内筒103の外側に形成さ
れた環状突起103aと係合し、ズ−ムカム環104は
固定内筒103の外側で回転自在に、且つ光軸方向に移
動しないよう支持されている。
【0004】ズ−ムレンズは4つのレンズ群から構成さ
れ、第1レンズ群L1 は保持枠105に、第2レンズ群
L2 は保持枠106に、第3レンズ群L3 は保持枠10
7に、第4レンズ群L4 は保持枠108に、それぞれ保
持されている。
【0005】ズ−ムカム環104の一端近くはピン10
4pが設けられ、このピン104pはズ−ム操作環10
2に係合しているので、ズ−ム操作環102の回転操作
はズ−ムカム環104に伝達される。第1レンズ群L1
の保持枠105に設けられたピン105pは、ズ−ムカ
ム環104のカム溝104cと固定内筒103の直進溝
103bとの交点に位置し、ズ−ムカム環104のカム
溝104cを通過して固定内筒103の直進溝103b
に係合している。この構成により、ズ−ム操作環102
の回転操作によるズ−ムカム環104の回転は、ピン1
05pを固定内筒103の直進溝103bに沿つて移動
させ、保持枠105に保持されている第1レンズ群L1
を光軸方向に移動させる。
【0006】また、第3レンズ群L3 の保持枠107に
はピン107pが設けられ、固定内筒103の直進溝1
03dを貫通してズ−ムカム環104のカム溝104d
に係合している。この構成によりズ−ムカム環104の
回転は、ピン107pを固定内筒103の直進溝103
dに沿つて移動させ、保持枠107に保持されている第
3レンズ群L3 を光軸方向に移動させる。
【0007】さらに、第3レンズ群L3 の保持枠107
の外側にはズ−ムカム環109が嵌挿されている。ズ−
ムカム環109の一端近くには環状突起109aが形成
されており、保持枠107の外側に形成された環状溝1
07aと係合し、ズ−ムカム環109は保持枠107外
側で回転自在に、且つ保持枠107と一体で光軸方向に
移動するように支持されている。
【0008】また、ズ−ムカム環104の一端近くに設
けられたピン104qはズ−ムカム環109の直進溝1
09bに係合しており、ズ−ムカム環104の回転はズ
−ムカム環109に伝達され、ズ−ムカム環109を回
転させる。第4レンズ群L4の保持枠108にはピン1
08pが設けられ、第3レンズ群L3 の保持枠107の
直進溝107bを貫通してズ−ムカム環109のカム溝
109aに係合している。この構成によりズ−ムカム環
104の回転はピン104qを経てズ−ムカム環109
に伝達され、ズ−ムカム環109の回転は第4レンズ群
L4 の保持枠108のピン108pを保持枠107の直
進溝107bに沿つて直進させ、保持枠107に対して
第4レンズ群L4 を光軸方向に移動させる。
【0009】レンズ外筒101の右端にはレンズをカメ
ラ本体に装着するマウント部110が形成されているほ
か、カメラ本体側の焦点検出装置で検出されたデフオ−
カス量に基づいてレンズ群を合焦位置に駆動するカメラ
本体側に配置された駆動機構に結合するカプラ−111
が配置されている。カプラ−111のピニオン111a
は、内面にヘリコイドねじ112aを有するヘリコイド
環112の外側に形成された歯車と噛合し、カプラ−1
11の回転はヘリコイド環112を回転させる。また、
レンズ外筒101の内側に配置されたマニユアル操作環
113の一端113bは、ヘリコイド環112に植設さ
れたピン112bに係合しており、マニユアル操作環1
13を回転操作するときは、ヘリコイド環112を回転
させることができる。
【0010】フオ−カスカム環114は固定内筒103
の内側に嵌挿されており、その一端にはヘリコイドねじ
114aが形成され、ヘリコイド環112のヘリコイド
ねじ112aと噛合している。
【0011】第2レンズ群L2 の保持枠106にはピン
106pが設けられ、フオ−カスカム環114のカム溝
114a、及び固定内筒103の直進溝103eを貫通
し、ズ−ムカム環104のカム溝104eに係合してい
る。
【0012】以上の構成により、カプラ−111の回転
によりヘリコイド環112が回転すると、これにヘリコ
イドねじで結合しているフオ−カスカム環114、及び
これにピン106pで結合している保持枠106は光軸
方向に移動し、第2レンズ群L2 を光軸方向に移動させ
ることができる。さらに、ズ−ムカム環104の回転に
よつても、ピン106aで結合している保持枠106は
光軸方向に移動し、第2レンズ群L2 を光軸方向に移動
させることができる。
【0013】また、図25は従来のオ−トフオ−カス可
能な反射望遠レンズの鏡胴の断面図を示すものである。
図において、201は第1レンズ、221は主鏡、22
1aは主鏡221の裏面に形成された反射面、202は
副鏡、202aは副鏡202の裏面に形成された反射
面、222は第2レンズ、223は第3レンズを示す。
第1レンズ201と副鏡202を含むフオ−カシングレ
ンズ群203は、ヘリコイド環204に保持されてお
り、フオ−カス連動環205、距離目盛環206を介し
て、図示しないカメラ本体側からの駆動力を受けるAF
カプラ−208に連結された減速機構207のピニオン
ギア212と噛合するように光軸外にギアが設けられて
いる。
【0014】減速機構207は、駆動軸209上に設け
られたカプラ−ギア210、中間ギア211、ピニオン
ギア212から構成されている。
【0015】主鏡保持枠215にはピニオンギア212
と中間ギア211の軸受が設けられ、距離目盛環206
を受けるベアリング部も設けられている。ピニオンギア
212と中間ギア211の軸を支持するもう一方の軸受
がギア台板213に設けられ、鏡筒に固定されている。
【0016】カメラ本体側からの駆動力はAFカプラ−
208、駆動軸209、カプラ−ギヤ210を介して減
速機構207に伝達され、フオ−カス連動環205を経
てヘリコイド環204を回転させてフオ−カシングレン
ズ群203を光軸方向に移動させ、焦点合わせが行なわ
れるように構成されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のバリフオ−カル光学系のズ−ムレンズや、オ−ト
フオ−カス方式の反射望遠レンズでは、カメラ本体側の
焦点検出装置で検出されたデフオ−カス信号により駆動
されるモ−タに結合するカプラ−をレンズ側に備え、カ
プラ−の回転によりヘリコイド環を回転させ、所定のレ
ンズ群を合焦位置に移動させるように構成されている。
【0018】しかしながら、このような構成によるとき
は、ヘリコイド環の回転運動をヘリコイドねじによりフ
オ−カスカム環の光軸方向の直線運動に変換するので、
構成が複雑となり、この結果、部品点数の増加、重量の
増加などの不都合があり、その改善が求められていた。
この発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、請求項1の発明では、ズ−ムレンズのズ
−ミングとフオ−カシングに寄与するレンズ群と、上記
レンズ群をズ−ミングさせるズ−ムカム溝を有し、光軸
方向の移動が規制され光軸回りの回転によりズ−ミング
操作を行うズ−ムカム環と、上記レンズ群をフオ−カシ
ングさせるフオ−カスカム溝を有し、光軸回りの回転が
規制され光軸方向の移動によりフオ−カシング操作を行
うフオ−カスカム環と、電気−機械変換素子と、光軸方
向に沿つて配置され且つ前記電気−機械変換素子に結合
して電気−機械変換素子と共に変位する駆動部材と、前
記フオ−カスカム環が固着結合され、且つ前記駆動部材
に摩擦結合した移動部材から構成されるアクチユエ−タ
とを備え、フオ−カスカム環の光軸方向の移動によるフ
オ−カシング操作を前記アクチユエ−タにより行うこと
を特徴とする。
【0020】請求項2の発明では、物体側レンズ群と、
主鏡と、副鏡と、像面近傍のレンズ群から構成され、こ
れ等の主鏡及び副鏡を含むレンズ群のうち、フオ−カシ
ングに寄与するレンズ群を光軸方向に移動させてフオ−
カシング動作を行う反射望遠レンズ装置において、電気
−機械変換素子と、光軸方向に沿つて配置され且つ前記
電気−機械変換素子に結合して電気−機械変換素子と共
に変位する駆動部材と、前記フオ−カシングに寄与する
レンズ群の支持枠が固着結合され、且つ前記駆動部材に
摩擦結合した移動部材から構成されるアクチユエ−タと
を備え、前記フオ−カシングに寄与するレンズ群のフオ
−カシング動作を前記アクチユエ−タにより駆動するこ
とを特徴とする。
【0021】そして、前記アクチユエ−タにより駆動さ
れるレンズ群は副鏡、或いは像面近傍のレンズ群、或い
は物体側レンズ群とするとよい。
【0022】
【作用】請求項1の発明では、光軸方向に沿つて配置さ
れ、且つ前記電気−機械変換素子に結合して電気−機械
変換素子と共に変位する駆動部材とこれに摩擦結合した
移動部材から構成されるアクチユエ−タにより直接フオ
−カスカム環を駆動し、ズ−ムレンズのズ−ミングとフ
オ−カシングに寄与するレンズ群の光軸方向への移動を
行う。
【0023】また、請求項2の発明では、光軸方向に沿
つて配置され、且つ前記電気−機械変換素子に結合して
電気−機械変換素子と共に変位する駆動部材とこれに摩
擦結合した移動部材から構成されるアクチユエ−タによ
り直接フオ−カシングに寄与するレンズ群の支持枠を駆
動し、フオ−カシングに寄与するレンズ群の光軸方向へ
の移動を行う。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。 [ズ−ムレンズ装置の全体構成]図1及び図2はこの発
明の第1実施例であるズ−ムレンズ装置の構成を示すも
のである。図1はレンズ装置1の光軸方向に沿つた断面
図、図2は図1に示すレンズ装置の圧電型アクチユエ−
タによる駆動機構部分を示す斜視図である。
【0025】図1において、1はレンズ外筒、2はレン
ズ外筒1上で回転自在なズ−ム操作環、3はレンズ外筒
1に固定された固定内筒である。固定内筒3の外側には
ズ−ムカム環4が嵌挿されている。ズ−ムカム環4の一
端近くには環状溝4aが形成されており、固定内筒3の
外側に形成された環状突起3aと係合し、ズ−ムカム環
4は固定内筒3の外側で回転自在に、且つ光軸方向に移
動しないよう支持されている。
【0026】ズ−ムレンズは4つのレンズ群から構成さ
れ、第1レンズ群L1 は保持枠5に、第2レンズ群L2
は保持枠6に、第3レンズ群L3 は保持枠7に、第4レ
ンズ群L4 は保持枠8に、それぞれ保持されている。
【0027】ズ−ムカム環4の一端近くはピン4pが設
けられ、このピン4pはズ−ム操作環2に係合している
ので、ズ−ム操作環2の回転操作はズ−ムカム環4に伝
達される。第1レンズ群L1 の保持枠5に設けられたピ
ン5pは、ズ−ムカム環4のカム溝4cと固定内筒3の
直進溝3bとの交点に位置し、ズ−ムカム環4のカム溝
4cを通過して固定内筒3の直進溝3bに係合してい
る。この構成により、ズ−ム操作環2の回転操作による
ズ−ムカム環4の回転は、ピン5pを固定内筒3の直進
溝3bに沿つて移動させ、保持枠5に保持されている第
1レンズ群L1 を光軸方向に移動させる。
【0028】第3レンズ群L3 の保持枠7にはピン7p
が設けられ、後述するフオ−カスカム環13の溝13e
を貫通し、固定内筒3の直進溝3dを貫通してズ−ムカ
ム環4のカム溝4dに係合している。この構成により、
ズ−ムカム環4の回転はピン7pを固定内筒3の直進溝
3dに沿つて移動させ、保持枠7に保持されている第3
レンズ群L3 を光軸方向に移動させる。
【0029】さらに、第3レンズ群L3 の保持枠7の外
側にはズ−ムカム環9が嵌挿されている。ズ−ムカム環
9の一端近くには環状突起9aが形成されており、保持
枠7の外側に形成された環状溝7aと係合し、ズ−ムカ
ム環9は保持枠7の外側で回転自在に、且つ保持枠7と
一体で光軸方向に移動するように支持されている。
【0030】また、ズ−ムカム環4の一端近くに設けら
れたピン4qは、固定内筒3のスリツト3sを貫通し、
ズ−ムカム環9の直進溝9bに係合しており、ズ−ムカ
ム環4の回転はズ−ムカム環9に伝達され、ズ−ムカム
環9を回転させる。第4レンズ群L4 の保持枠8にはピ
ン8pが設けられ、第3レンズ群L3 の保持枠7の直進
溝7cを貫通してズ−ムカム環9のカム溝9cに係合し
ている。
【0031】この構成により、ズ−ムカム環4の回転は
ピン4qを経てズ−ムカム環9に伝達され、ズ−ムカム
環9の回転は第4レンズ群L4 の保持枠8のピン8pを
保持枠7の直進溝7cに沿つて直進させ、保持枠7に対
して第4レンズ群L4 を光軸方向に移動させる。なお、
ズ−ムカム環4の回転は、前記したとおり、保持枠7に
保持されている第3レンズ群L3 も光軸方向に移動させ
る。
【0032】固定内筒3の左端付近には、フオ−カスカ
ム環13を駆動する圧電型アクチユエ−タ12が配置さ
れている。圧電型アクチユエ−タ12の構成を図1、及
び図2を参照して説明する。固定内筒3には2つの支持
部材3fと3gが設けられており、駆動軸12bが光軸
方向に移動自在に支持されている。圧電素子12aの一
端が駆動軸12bの端部に接着固定され、圧電素子12
aの他の端は固定内筒3のフランジ部3hに接着固定さ
れている。圧電素子12aの厚み方向の変位により駆動
軸12bは光軸方向に変位する。
【0033】図2を参照すると明らかなように、フオ−
カスカム環13は、その中央より右寄りに切り欠き部1
3gが形成され、切り欠き部13gの中央付近には、駆
動軸12bが貫通する接触部13aが形成されている。
接触部13aには駆動軸12bを露出させる切り欠き溝
13bが形成され、圧接バネ13cが切り欠き溝13b
において駆動軸12bを跨ぐように配置されている。そ
して、駆動軸12bと圧接バネ13cとは圧接し、また
駆動軸12bと接触部13aも圧接して、適当な摩擦力
で摩擦結合している。
【0034】後で詳しく動作を説明するが、図3に示す
ような、緩やかな立上がり部と急速な立下がり部を持つ
駆動パルスを圧電素子12aに供給して厚み方向の変位
を生じさせ、駆動軸12bを光軸方向に変位させると、
駆動軸12bに接触部13aで摩擦結合するフオ−カス
カム環13は光軸方向に矢印aで示す方向に移動する。
また、矢印aと反対方向に移動させるには、急速な立上
がり部と緩やかな立下がり部を持つ駆動パルスを圧電素
子12aに供給すればよい。
【0035】第2レンズ群L2 を保持する保持枠6には
ピン6pが設けられており、フオ−カスカム環13のカ
ム溝13dを貫通し、固定内筒3の直進溝3jを貫通
し、ズ−ムカム環4のカム溝4jに係合している。
【0036】以上の構成により、カメラ側の焦点検出装
置で検出されたデフオ−カス量、或いは後述するマニユ
アルフオ−カス環の操作量に基づいて圧電型アクチユエ
−タ12を駆動し、フオ−カスカム環13を光軸方向に
移動させると、フオ−カスカム環13のカム溝13dを
貫通するピン6pが保持枠6を光軸方向に移動させるの
で、第2レンズ群L2 は検出されたデフオ−カス量に応
じた距離だけ光軸方向に移動し、合焦位置に設定するこ
とができる。
【0037】さらに、ズ−ムカム環4の回転によつても
ピン6pで結合している保持枠6は光軸方向に移動し、
ズ−ム操作によつても第2レンズ群L2 を光軸方向に移
動させることができる。 [レンズのフオ−カス補正]図4は、ズ−ム操作におけ
る第1レンズ群L1 乃至第4レンズ群L4 の移動軌跡を
示すもので、各群のレンズは設定された焦点距離fが広
角端f1 から望遠端f2 に変化するのに応じて、図4に
示すように移動する。
【0038】このとき、第2レンズ群L2 の繰出し量
を、ズ−ム操作によりレンズに設定された焦点距離fと
撮影距離Dに応じて非直線的に変化させてフオ−カス補
正を行う。図5は設定された焦点距離f、撮影距離D、
及び第2レンズ群L2 の繰出し量dとの関係を示す図
で、被写体が近接位置にある程、そしてレンズに設定さ
れた焦点距離fが望遠側にある程、繰出し量dが大きく
なる。即ち、被写体が最近接位置(D=Da )にあると
きは、焦点距離fが広角端f1 にあるときは繰出し量d
はd1 であり、焦点距離fが望遠端f2 にあるときは繰
出し量dはd2 である。
【0039】第2レンズ群L2 を移動させるズ−ムカム
環4のカム溝4jの形状とフオ−カスカム環13のカム
溝13dの形状、及び溝4jと溝13dとの交点位置す
るピン6pの移動の状態を、図6に示す展開図により説
明する。
【0040】図6において、実線はレンズに設定された
焦点距離fが広角端f1 にあり、且つ撮影距離が無限遠
(D=∞)に設定されているときの、ズ−ムカム環4の
カム溝4jの位置 (4j-1) と、フオ−カスカム環13
のカム溝13dの位置 (13d-1) を示す。また、一点
鎖線は、レンズに設定された焦点距離fが望遠端f2に
あり、且つ撮影距離が最近接位置(D=Da )に設定さ
れているときの、ズ−ムカム環4のカム溝4jの位置
(4j-2) と、フオ−カスカム環13のカム溝13dの
位置 (13d-2) を示す。
【0041】即ち、ズ−ム操作では、撮影距離が無限遠
(D=∞)に設定されている状態において、レンズに設
定された焦点距離fが広角端f1 にあるときズ−ムカム
環4を望遠側に操作すると、ズ−ムカム環4のカム溝4
jは位置 (4j-1) から位置(4j-2) に移動(図6で
左から右に移動)する。このときフオ−カスカム環13
は移動しないから、ピン6pは位置 (6p-1) から位置
(6p-2) に移動してズ−ミング動作が行われる。
【0042】また、フオ−カス操作では、レンズに設定
された焦点距離fが広角端f1 にある状態において、撮
影距離が無限遠(D=∞)に設定されているときフオ−
カスカム環13を近距離側に操作すると、フオ−カスカ
ム環13のカム溝13dは位置 (13d-1) から位置
(13d-2) に移動(図6で下から上に移動)する。こ
のときズ−ムカム環4は移動しないから、ピン6pは位
置 (6p-1) から位置 (6p-3) に移動して(繰出し量
d=d1 )、所望のフオ−カシング動作が行われる。
【0043】さらに、レンズに設定された焦点距離fが
望遠端f2 にある状態において、撮影距離が無限遠(D
=∞)に設定されているときフオ−カスカム環13を近
距離側に操作すると、フオ−カスカム環13のカム溝1
3dは位置 (13d-1) から位置 (13d-2) に移動
(図6で下から上に移動)する。このときズ−ムカム環
4は移動しないから、ピン6pは位置 (6p-2) から位
置 (6p-4) に移動して(繰出し量d=d2 )、所望の
フオ−カシング動作が行われる。
【0044】フオ−カスカム環13の無限遠位置(D=
∞)から最近接位置(D=Da )への移動量は一定であ
るが、ピン6pの繰り出し量、即ち第2レンズ群L2 の
繰出し量は、焦点距離fが広角端f1 にある場合は繰出
し量d=d1 、望遠端f2 にある場合は繰出し量d=d
2 となり、撮影距離に応じて第2レンズ群L2 の繰出し
量が補正される。
【0045】例えば、撮影距離が最近接位置(D=Da
)に設定されているとき、ズ−ムカム環4を広角端f1
から望遠端f2 に操作すると、ピン6pは位置 (6p-
3) から位置 (6p-4) に移動して第2レンズ群L2 に
繰出し量d=d2 を与えるから、ズ−ム操作によつて
も、ピントずれが生じることがない。
【0046】このように、この発明ではバリフオ−カル
光学系のレンズであるが、ズ−ム操作の際にフオ−カス
カムによりフオ−カスに関係するレンズを繰出してフオ
−カス補正を行うので、普通のズ−ムレンズと全く同じ
に使用することができる。
【0047】以上、レンズのフオ−カス補正について、
レンズに設定された焦点距離fが広角端f1 と望遠端f
2 、撮影距離が無限遠位置(D=∞)と最近接位置(D
=Da )位置との場合を説明したが、その中間にある任
意の焦点距離及び撮影距離においても、第2レンズ群L
2 の繰出し量が適正に補正されることはいうまでもな
い。 [レンズ位置の検出とMRセンサ]合焦動作で繰出され
る第2レンズ群L2 の位置を検出するため、フオ−カス
カム環13には、後述する強磁性体薄膜磁気抵抗素子式
位置センサ(以下MRセンサという)の磁気抵抗素子2
1が取り付けられ、固定内筒3には所定間隔でNおよび
Sの磁極が着磁された着磁ロツド22が設けられてい
る。
【0048】ここで、MRセンサについて説明する。M
Rセンサは比較的長い移動距離や位置の検出に使用され
る無接触式の位置センサで、着磁ロツドと磁気抵抗素子
から構成される。
【0049】その原理を図7で説明する。移動方向に沿
つて所定間隔でNおよびSの磁極が着磁されている着磁
ロツド22の上に磁気抵抗素子21をその電流軸が磁極
の並びの方向と直角になるように、また素子の面が磁極
面に平行に接近して配置する。各磁極からは図7のよう
に洩れ磁束が出ており、磁気抵抗素子21に作用して以
下説明する磁気抵抗効果を起こす。
【0050】即ち、磁気抵抗素子21が着磁ロツド22
の磁極と磁極との間にあるときは、洩れ磁束の水平成分
による磁気抵抗効果により抵抗値が減少し、磁極の上で
は洩れ磁束の水平成分がないので磁気抵抗素子21の抵
抗値は無磁界のときと変わらない。磁気抵抗素子21と
着磁ロツド22とが相対的に移動すると磁気抵抗素子2
1の抵抗値が周期的に変化するから、変化の回数をカウ
ントすることにより移動距離、即ち位置を知ることがで
きる。
【0051】図8はMRセンサを構成する着磁ロツドの
磁極間隔と磁気抵抗素子の具体的な配置とその出力信号
を説明する図である。図8の(a)(b)に示すように
着磁ロツド22の磁極NとSは一定の間隔λで着磁され
ており、分解能は磁極NとSの間隔λの寸法で決定され
る。
【0052】磁気抵抗素子21は、図8の(c)に示す
ように、折り返しパタ−ンのものを2個1対としてλ/
2の間隔で配置したaグル−プの磁気抵抗素子MRa1
及びMRa2と、同じく2個1対としてλ/2の間隔で
配置したbグル−プの磁気抵抗素子MRb1及びMRb
2を、間隔d(d=λ/4)だけ離して2組配置する。
これ等の磁気抵抗素子の出力を、図9に一例を示す出力
信号処理回路で処理すると、図8の(d)に示すよう
に、aグル−プの磁気抵抗素子MRa1及びMRa2の
出力信号Va とbグル−プの磁気抵抗素子MRb1及び
MRb2の出力信号Vb の波形はdだけ位相がずれて出
力されるから、この位相差から移動方向を知ることがで
きる。
【0053】aグル−プの磁気抵抗素子の出力信号Va
とbグル−プの磁気抵抗素子の出力信号の波形Vb をパ
ルス信号変換部でパルス化して合成すると、図8の
(g)に示すようにλ/4ピツチのパルス信号が得られ
るから、このパルス信号を計数することにより磁極間隔
λの1/4の精度で移動距離を知ることができる。 [マニユアルフオ−カス機構]次に、マニユアルフオ−
カス機構について説明する。この実施例では、マニユア
ルフオ−カスにおいても、マニユアルフオ−カス環14
(図1参照)の操作による回転角を電気的に検出して圧
電型アクチユエ−タ12を駆動し、フオ−カスカム環1
3を光軸方向に移動させるパワ−フオ−カス機構を採用
している。
【0054】即ち、レンズ外筒1上にはマニユアルフオ
−カス環14の回転角を検出するエンコ−ダパタ−ン1
4aを、またマニユアルフオ−カス環14にはエンコ−
ダパタ−ン14aに接触するブラシ14bを設ける。例
えば、図10に示すようなエンコ−ダパタ−ンを使用す
れば、回転角を4ビツトのパルス信号として検出するこ
とができる。そして、検出された4ビツトのパルス信号
を図11に示すパルス信号弁別回路で処理すると、マニ
ユアルフオ−カス環の回転方向と回転角を示す信号が得
られる。
【0055】図12は図11に示すパルス信号弁別回路
で処理した信号波形を示すもので、エンコ−ダパタ−ン
に接触するブラシ14bの4つの接点の出力信号、イン
バ−タIVの出力信号、2組のフリツプフロツプからな
るチヤタリング防止回路CHの出力信号、アンド回路、
オア回路及びフリツプフロツプからなる処理回路の出力
信号X、Y、マニユアルフオ−カス環の回転方向を示す
信号CW、回転角を示す信号INTを示している。 [レンズ装置の制御回路と制御動作]図13はレンズ装
置の制御回路のブロツク図である。制御回路はCPUで
構成される制御部51と、その入力ポ−トに接続された
MRセンサ出力増幅部52から出力される信号を処理す
るパルス信号変換部53及びA/D変換部54、マニユ
アルフオ−カス環検出部56から出力される信号を処理
するパルス信号弁別回路55、出力ポ−トに接続された
圧電型アクチユエ−タ駆動部57から構成される。ま
た、制御部51の入力ポ−トには図示しないカメラ側の
オ−トフオ−カス/マニユアルフオ−カスを切換えるA
F/MF切換スイツチ61、焦点検出回路62が接続さ
れている。
【0056】次に、そのレンズを被写体に合焦させる制
御回路の制御動作を、図13、図1及び図2を参照して
説明する。まず、制御部51では、図示しないカメラ側
に設置されたAF/MF切換スイツチ61の信号を検出
する。ここでは、オ−トフオ−カス、即ち、AF/MF
切換スイツチ61がAF側に切換えられているものとす
る。
【0057】カメラ側の焦点検出回路62から出力され
る被写体に対するデフオ−カス信号が制御部51に入力
される。制御部51はデフオ−カス信号を判断し、レン
ズL2 、即ちフオ−カスカム環13の矢印a方向への移
動を必要としているときは、圧電型アクチユエ−タ駆動
部57に、図3に示すような緩やかな立ち上がり部とこ
れに続く急速な立ち下がり部からなる波形の駆動パルス
の出力を指示し、圧電素子12aを駆動する。
【0058】駆動パルスの緩やかな立ち上がり部では、
圧電素子12aは緩やかに厚み方向の伸び変位を生じ、
駆動軸12bは軸方向に矢印a方向へ変位する。このた
め、駆動軸12bに接触部13aで摩擦結合しているフ
オ−カス環13は矢印a方向へ移動し、レンズL2 を矢
印a方向へ移動させることができる。
【0059】駆動パルスの急速な立ち下がり部では、圧
電素子12aが急速に厚み方向の縮み変位を生じ、駆動
軸12bも軸方向に矢印aと反対方向へ変位する。この
とき、駆動軸12bに接触部13aで摩擦結合している
フオ−カスカム環13は、その慣性力により駆動軸12
bとの間の摩擦力に打ち勝つて実質的にその位置に留ま
るので、フオ−カスカム環13は移動しない。
【0060】なお、ここでいう実質的とは、矢印a方向
と、これと反対方向のいずれにおいてもフオ−カス環1
3の接触部13aと駆動軸12bとの間に滑りを生じつ
つ追動し、駆動時間の差によつて全体として矢印a方向
に移動するものも含むことを意味している。どのような
移動形態になるかは、与えられた摩擦条件に応じて決定
される。
【0061】上記波形の駆動パルスを連続して圧電素子
12aに印加することにより、フオ−カスカム環13を
矢印aで示す方向へ連続して移動させることができる。
【0062】フオ−カスカム環13を矢印aと反対方向
へ移動させるときは、急速な立ち上がり部とこれに続く
緩やかな立ち下がり部からなる波形の駆動パルスを圧電
素子12aに印加することで達成できる。
【0063】フオ−カスカム環13が移動するとき、フ
オ−カスカム環13に取り付けられているMRセンサの
磁気抵抗素子21が固定内筒3に設けられた着磁ロツド
22に所定間隔で着磁されている磁極を検知する。検出
信号はMRセンサ出力増幅部52で処理され、更にパル
ス信号変換部53で検出信号の中間レベルと比較してパ
ルス信号に変換され、制御部51に入力される。また、
検出信号はA/D変換部54においてデジタル値に変換
され、制御部51に入力される。制御部51では検出信
号のデジタル値に基づいて内挿計算し、磁極間隔以下の
距離を決定する。これにより、フオ−カスカム環13の
位置が正確に検出される。
【0064】カメラ側の焦点検出回路62が合焦状態を
検出すると、その信号は制御部51に入力され、制御部
51は圧電型アクチユエ−タ駆動部57への駆動パルス
の出力停止を指示し、フオ−カスカム環13は移動を停
止する。
【0065】次に、マニユアルフオ−カス、即ち、図示
しないカメラ側に設置されたAF/MF切換スイツチ6
1がMF側に切換えられている場合の制御を説明する。
【0066】マニユアルフオ−カス環14が操作される
と、操作状態はエンコ−ダパタ−ン14aとブラシ14
bから構成されるマニユアルフオ−カス環検出部56に
よりパルス信号として検出される。パルス信号はパルス
信号弁別回路55により弁別され、マニユアルフオ−カ
ス環14の操作方向を示す信号(CW)と操作量を示す
信号(INT)が出力される。制御部51はこれ等の信
号に基づいて圧電型アクチユエ−タ駆動部57に、前記
したオ−トフオーカスの場合と同様に、緩やかな立ち上
がり部とこれに続く急速な立ち下がり部からなる波形の
駆動パルス、或いは急速な立ち上がり部とこれに続く緩
やかな下がり部からなる波形の駆動パルスの出力を指示
し、圧電型アクチユエ−タを駆動する。 [反射望遠レンズ装置の構成]次に、この発明の電気−
機械変換素子を使用したオ−トフオ−カス方式の反射望
遠レンズ装置について説明する。
【0067】図14は、この発明の第2実施例の反射望
遠レンズ装置の光軸に沿つた横断面図を示すもので、7
1は固定筒、72は第1レンズ、73は第1レンズを保
持し、固定筒71に固定する第1レンズ保持枠である。
また、74は主鏡であつて、第1レンズ73を経て入射
した被写体光を反射する主鏡反射面74a(凹面鏡を構
成する)を有する。75は主鏡74を保持する主鏡保持
枠で、その後方延長部は固定筒71に固定されると共
に、レンズマウント部76に固定されている。
【0068】81は副鏡であつて、主鏡74から反射し
た被写体光を反射する副鏡反射面81a(凸面鏡を構成
する)を有し、副鏡保持枠84に保持されている。副鏡
保持枠84は後述する圧電型アクチユエ−タにより駆動
され、フオ−カシング(合焦動作)が行われる。
【0069】また、77は第2レンズ、78は像面側に
配置された第3レンズ、95は圧電素子82aを駆動す
る駆動回路、96は圧電素子82aと駆動回路95との
間の電気配線を示す。
【0070】82は副鏡保持枠84を移動させる圧電型
アクチユエ−タで、その構成と動作は図1及び図2で説
明したものと類似の構成を備えている。図14におい
て、82aは圧電素子、82bは駆動軸、82cはフレ
−ム、83aは移動部材で、移動部材83aには図示し
ない適宜の手段により副鏡保持枠84が固定されてい
る。また、フレ−ム82cは第1レンズ72の背後に設
けた支持部材79に適宜の手段で固定されている。圧電
型アクチユエ−タの構成の詳細については後で説明す
る。
【0071】図15はこの発明の第3実施例の反射望遠
レンズ装置の光軸に沿つた横断面図を示すものである。
第2実施例との相違点は、副鏡81を移動させる圧電型
アクチユエ−タ82の向きを第2実施例とは反対にし、
圧電素子82a側を第1レンズ72側に配置したもので
ある。圧電型アクチユエ−タ82の構成や鏡筒の構成は
第2実施例のものと変わらないので、同一部分に同一符
号を付して説明を省略する。
【0072】図16はこの発明の第4実施例の反射望遠
レンズ装置の光軸に沿つた横断面図を示すもので、第2
実施例との相違点は、第1レンズ72の中心部分を繰り
抜き、副鏡81と、副鏡81を移動させる圧電型アクチ
ユエ−タ82を、繰り抜いた第1レンズ72の中心部分
に配置したものである。圧電型アクチユエ−タ82の構
成や、鏡筒の構成は第2実施例のものと変わらないの
で、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0073】図17はこの発明の第5実施例の反射望遠
レンズ装置の光軸に沿つた横断面図を示すもので、第2
実施例との相違点は、像面側に配置された第3レンズ7
8の保持枠85を圧電型アクチユエ−タ82で駆動して
フオ−カシング(合焦動作)を行なうように構成したも
のである。圧電型アクチユエ−タ82のフレ−ム82c
は、主鏡保持枠75に固定されている。副鏡81は第1
レンズ72の背後に設けた支持部材79に固定される。
圧電型アクチユエ−タ82の構成や、鏡筒の上記以外の
構成は第2実施例のものと変わらないので、同一部分に
同一符号を付して説明を省略する。
【0074】図18はこの発明の第6実施例の反射望遠
レンズ装置の光軸に沿つた横断面図を示すもので、第2
実施例との相違点は、被写体側の第1レンズ72及び第
1レンズ72の背後に設けた支持部材79に固定される
副鏡81を、圧電型アクチユエ−タ82で駆動してフオ
−カシング(合焦動作)を行なうように構成したもので
ある。
【0075】圧電型アクチユエ−タ82のフレ−ム82
cは主鏡保持枠75の光軸方向に沿つた延長部75aに
固定され、第1レンズ72の保持枠73は圧電型アクチ
ユエ−タ82の移動部材83aの延長部に固定されてい
る。圧電型アクチユエ−タ82の構成や、鏡筒の上記以
外の構成は第2実施例のものと変わらないので、同一部
分に同一符号を付して説明を省略する。
【0076】第2実施例乃至第6実施例の反射望遠レン
ズ装置に適した圧電型アクチユエ−タの構成の詳細を、
図19、及び図20乃至図22により説明する。
【0077】図19は圧電型アクチユエ−タ82を分解
した状態の斜視図である。図19において、フレ−ム8
2cには支持部材82f、82g、82hが設けられ、
駆動軸82bは支持部材82fと82gにより軸方向に
移動自在に支持されている。圧電素子82aの一端は部
材82dを介して駆動軸82bの端部に接着固定され、
圧電素子82aの他の端は部材82eに接着固定され、
部材82eは支持部材82hに小ねじ82jで固定され
る。
【0078】移動部材83aは左右の立上がり部83g
と中央の断面が半円形状の溝を有する接触部83hを備
え、駆動軸82bは立上がり部83gを貫通すると共に
駆動軸82bの下半分が接触部83hの断面が半円形状
の溝に接触する。また、接触部83hの上側にはパツド
83bが配置され、駆動軸82bの上半分に接触する。
パツド83bの上には移動部材83aに小ねじ83dで
固定された弾性部材83cが配置され、弾性部材83c
の付勢力によりパツド83bを駆動軸82bに圧接し、
駆動軸82bと移動部材83a及びパツド83bとの間
に適当な摩擦力を発生させて接触させる。
【0079】上記した図14に示す第2実施例、図15
に示す第3実施例、図16に示す第4実施例の場合は、
移動部材83aには弾性部材83cを固定する小ねじ8
3d、その他図示しない適宜の手段により副鏡保持枠8
4が固定されている。また、図17に示す第5実施例の
場合は、移動部材83aには弾性部材83cを固定する
小ねじ83d、その他図示しない適宜の手段により第3
レンズ保持枠85が固定されている。
【0080】また、移動部材83aの裏面には、移動部
材83aの位置を検出するMRセンサの磁気抵抗素子9
1が固定され、アクチユエ−タのフレ−ム82cには着
磁ロツド92が固定され、磁気抵抗素子91と着磁ロツ
ド92で構成されるMRセンサにより、副鏡或いはレン
ズの位置を検出する。
【0081】図20乃至図22は、上記した図19に示
すアクチユエ−タを組み立てた状態の外観を示す斜視図
で、フレ−ム82c上の支持部材82fの形状に多少の
変形が加えられている。
【0082】図20に示すものは、フレ−ム82c上の
支持部材82fは直方体ブロツクからなる。このアクチ
ユエ−タは、図14に示す第2実施例に適したアクチユ
エ−タで、支持部材82fは第1レンズ72の背後に設
けた支持部材79に固定するに適した広い面積の外側端
面を有する。また、このアクチユエ−タは、図17に示
す第5実施例、図18に示す第6実施例に適したアクチ
ユエ−タでもある。
【0083】図21に示すものは、支持部材82fの外
側端面が階段状に形成された点で図20に示すものと異
なる。このアクチユエ−タは、図15に示す第3実施
例、図16に示す第4実施例のように、アクチユエ−タ
82の支持部材82fを主鏡74の側に位置するように
配置するとき、主鏡74で反射して副鏡81に入射する
光束が遮断される(蹴られる)範囲を小さくすることが
できる。
【0084】図22に示すものは、支持部材82fの外
側端面が略半円形状に形成された点で図20に示すもの
と異なる。このアクチユエ−タは、図15に示す第3実
施例、図16に示す第4実施例のように、アクチユエ−
タ82の支持部材82fを主鏡74の側に位置するよう
に配置するとき、主鏡74で反射して副鏡81に入射す
る光束が遮断される(蹴られる)範囲を小さくすること
ができる。
【0085】なお、図21、図22に示すアクチユエ−
タでは、支持部材82fの外側端面を階段状に或いは略
半円形状に形成しているが、これを支持部材82h側を
階段状に或いは略半円形状に形成してもよい。この構成
としたときは、図14に示す第2実施例のように、アク
チユエ−タ82の支持部材82hを主鏡74の側に位置
するように配置するとき、主鏡74で反射して副鏡81
に入射する光束が遮断される(蹴られる)範囲を小さく
することができる。
【0086】さらに、図21、図22に示すように、フ
レ−ム82c上の支持部材82f側を階段状に或いは略
半円形状に形成するほか、鏡筒内部に配置されるアクチ
ユエ−タの主鏡74の側に位置する支持部材82f或い
は支持部材82hの高さを、フレ−ム82cの外側に向
けて次第に低くするか、或いは全体を可能な限り低く、
且つ面積を小さくすることで、主鏡74で反射して副鏡
81に入射する光束が遮断される(蹴られる)範囲を小
さくすることができる。
【0087】なお、図14に示す第2実施例乃至図16
に示す第4実施例では、アクチユエ−タは、図23に示
すようにカメラの撮影視野に対応するレンズ内における
光束の通過範囲を示す枠(視野枠)FMの外側FXにア
クチユエ−タ82が位置するように配置することで、主
鏡74で反射して副鏡81に入射する光束がアクチユエ
−タ82により遮断されないようにすることができる。
なお、このとき上記枠FMの短辺側の方が長辺側よりも
空きスペ−スが大きいため、アクチユエ−タ82は短辺
側に置くことが望ましい。
【0088】次に、レンズ鏡筒内のアクチユエ−タを駆
動する駆動回路の配置、及び駆動回路とアクチユエ−タ
の圧電素子との間の電気配線の配置について説明する。
【0089】図25に示すように、従来の反射望遠レン
ズ装置ではレンズマウント部に近い部分に減速機構20
7が設けられていた。この発明ではこのような減速機構
は必要としないので、この減速機構を取り外した空間部
分にアクチユエ−タを駆動する駆動回路95を配置す
る。
【0090】さらに、駆動回路とアクチユエ−タの圧電
素子との間の電気配線は、図14に示す第2実施例乃至
図16に示す第4実施例では、図25に示すようにカメ
ラの撮影視野に対応するレンズ内における光束の通過範
囲を示す枠(視野枠)FMの外側FXにアクチユエ−タ
82が位置するように配置されるから、駆動回路95と
圧電素子82aとの間の電気配線96も、この枠の外側
を経て固定筒71の内面を経由し、駆動回路95に接続
する。
【0091】電気配線96は可撓性の透明フイルム上に
透明電線をプリントしたフレキシブルプリント基板で形
成し、表面は反射防止処理をしたもの、或いは可撓性の
フイルム上に電線をプリントしたフレキシブルプリント
基板で形成し、表面は黒色反射防止処理をしたもの等を
使用する。
【0092】そして、電気配線96は、電気配線96が
レンズ装置内の光束を横切る位置にあるときは、電気配
線の形成されたフイルム面が光束に平行になるように配
置し、電気配線96により遮断される光束を最小限にす
る。
【0093】レンズを被写体に合焦させる制御回路と制
御動作は、先に図13により説明した第1実施例の制御
回路とその制御動作と同様であるので、ここでは説明を
省略する。但し、図13におけるフオ−カスカム環13
は、第2実施例乃至第4実施例の副鏡保持枠84、第5
実施例の第3レンズ78の保持枠85、第6実施例の第
1レンズ72の保持枠73に相当するものであるから、
そのように読み替えて理解されるべきものである。
【0094】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明では、レ
ンズのフオ−カシングに寄与するレンズ群のフオ−カシ
ング操作を、光軸方向に配置され且つ前記電気−機械変
換素子に結合して電気−機械変換素子と共に変位する駆
動部材と、これに摩擦結合した被駆動部材から構成され
るアクチユエ−タを使用し、アクチユエ−タの光軸方向
の直線運動により直接フオ−カスカム環を駆動して行う
ように構成した。これにより、従来のレンズのように、
ヘリコイド環の回転運動をヘリコイドねじにより光軸方
向の運動に変換する等の複雑な構成を使用することな
く、レンズ群の駆動機構を簡潔に纏めることができると
共に、部品点数を減少させ、重量を軽減できるなどの効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した第1実施例のズ−ムレンズ
装置の構成を示す断面図。
【図2】図1に示すレンズ装置の駆動機構部分の拡大斜
視図。
【図3】圧電型アクチユエ−タに印加する駆動パルスの
波形の1例を示す図。
【図4】ズ−ムレンズ装置を構成するレンズ群の移動軌
跡を説明する図。
【図5】第2レンズ群に設定された焦点距離、被写体距
離、及び繰り出し量の関係を説明する図。
【図6】第2レンズ群のフオ−カスカムとズ−ムカムの
関係を説明する図。
【図7】強磁性体薄膜磁気抵抗素子式位置センサ(MR
センサ)の説明図。
【図8】MRセンサを構成する着磁ロツドの磁極間隔と
磁気抵抗素子の具体的な配置、及びその出力信号を説明
する図。
【図9】MRセンサの出力信号処理回路を説明する図。
【図10】マニユアルフオ−カス環に設けられたエンコ
−ダパタ−ンの展開図。
【図11】マニユアルフオ−カス環のエンコ−ダ出力を
弁別する弁別回路図。
【図12】図9に示す弁別回路の出力波形を説明する
図。
【図13】レンズ装置の制御回路のブロツク図。
【図14】第2実施例の反射望遠レンズ装置の構成を示
す断面図。
【図15】第3実施例の反射望遠レンズ装置の構成を示
す断面図。
【図16】第4実施例の反射望遠レンズ装置の構成を示
す断面図。
【図17】第5実施例の反射望遠レンズ装置の構成を示
す断面図。
【図18】第6実施例の反射望遠レンズ装置の構成を示
す断面図。
【図19】第2実施例乃至第6実施例に適した圧電型ア
クチユエ−タの分解した状態の斜視図。
【図20】図19に示す圧電型アクチユエ−タの組み立
てた状態の斜視図。
【図21】図20に示す圧電型アクチユエ−タの変形例
の斜視図。
【図22】図20に示す圧電型アクチユエ−タの他の変
形例の斜視図。
【図23】カメラの撮影視野に対応するレンズ内の光束
通過範囲を説明する図。
【図24】従来のズ−ムレンズ装置の構成を示す断面
図。
【図25】従来の反射望遠レンズ装置の構成を示す断面
図。
【符号の説明】
1 レンズ外筒 2 ズ−ム操作環 3 固定内筒 4 ズ−ムカム環 5 第1レンズ群保持枠 6 第2レンズ群保持枠 7 第3レンズ群保持枠 8 第4レンズ群保持枠 9 ズ−ムカム環 12、82 圧電型アクチユエ−タ 12a、82a 圧電素子 12b、82b 駆動軸 13a、83a 接触部 82c フレ−ム 13 フオ−カスカム環 14 マニユアルフオ−カス環 L1 第1レンズ L2 第2レンズ L3 第3レンズ L4 第4レンズ 71 固定筒 72 第1レンズ 74 主鏡 76 レンズマウント部 77 第2レンズ 78 第3レンズ 81 副鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 3/10 13/34 H02N 2/00 C G03B 3/10 (72)発明者 宮澤 征之 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 上山 雅之 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 長田 英喜 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズ−ムレンズのズ−ミングとフオ−カシ
    ングに寄与するレンズ群と、 上記レンズ群をズ−ミングさせるズ−ムカム溝を有し、
    光軸方向の移動が規制され光軸回りの回転によりズ−ミ
    ング操作を行うズ−ムカム環と、 上記レンズ群をフオ−カシングさせるフオ−カスカム溝
    を有し、光軸回りの回転が規制され光軸方向の移動によ
    りフオ−カシング操作を行うフオ−カスカム環と、 電気−機械変換素子と、光軸方向に沿つて配置され且つ
    前記電気−機械変換素子に結合して電気−機械変換素子
    と共に変位する駆動部材と、前記フオ−カスカム環が固
    着結合され、且つ前記駆動部材に摩擦結合した移動部材
    から構成されるアクチユエ−タとを備え、 フオ−カスカム環の光軸方向の移動によるフオ−カシン
    グ操作を前記アクチユエ−タにより行うことを特徴とす
    るレンズ装置。
  2. 【請求項2】 物体側レンズ群と、主鏡と、副鏡と、像
    面近傍のレンズ群から構成され、これ等の主鏡及び副鏡
    を含むレンズ群のうち、フオ−カシングに寄与するレン
    ズ群を光軸方向に移動させてフオ−カシング動作を行う
    反射望遠レンズ装置において、 電気−機械変換素子と、光軸方向に沿つて配置され且つ
    前記電気−機械変換素子に結合して電気−機械変換素子
    と共に変位する駆動部材と、前記フオ−カシングに寄与
    するレンズ群の支持枠が固着結合され、且つ前記駆動部
    材に摩擦結合した移動部材から構成されるアクチユエ−
    タとを備え、 前記フオ−カシングに寄与するレンズ群のフオ−カシン
    グ動作を前記アクチユエ−タにより駆動することを特徴
    とする反射望遠レンズ装置。
  3. 【請求項3】 前記アクチユエ−タにより駆動されるレ
    ンズ群は副鏡であることを特徴とする請求項2記載の反
    射望遠レンズ装置。
  4. 【請求項4】 前記アクチユエ−タにより駆動されるレ
    ンズ群は像面近傍のレンズ群であることを特徴とする請
    求項2記載の反射望遠レンズ装置。
  5. 【請求項5】 前記アクチユエ−タにより駆動されるレ
    ンズ群は物体側レンズ群であることを特徴とする請求項
    2記載の反射望遠レンズ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6067421A (en) * 1998-01-16 2000-05-23 Ricoh Company, Ltd. Camera focus adjusting device for moving an imaging unit
US6275344B1 (en) 1999-03-12 2001-08-14 Carl Zeiss Device for displacing an optical element along the optical axis
JP2011128485A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Konica Minolta Opto Inc レンズ鏡筒
JP2011232500A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Nec Corp 対象物の位置検出装置、光学構造、携帯端末、及び、対象物の位置検出方法
JP2015135356A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 リコー光学株式会社 ズームレンズ鏡筒

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