JPH089415Y2 - エンジンの吸気系構造 - Google Patents

エンジンの吸気系構造

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JPH089415Y2
JPH089415Y2 JP1987156971U JP15697187U JPH089415Y2 JP H089415 Y2 JPH089415 Y2 JP H089415Y2 JP 1987156971 U JP1987156971 U JP 1987156971U JP 15697187 U JP15697187 U JP 15697187U JP H089415 Y2 JPH089415 Y2 JP H089415Y2
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JP
Japan
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intake system
folded
seal
seal member
folded portion
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JP1987156971U
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JPH0161453U (ja
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徹 中野
幸雄 荒川
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンの吸気系構成部材同士をシール部
材を介して嵌合式で接続するようにしたエンジンの吸気
系構造に関する。
(従来技術) エンジンの吸気系は、通常、例えば実開昭61−39467
号公報記載のように、シリンダヘッドの吸気ポートとエ
アクリーナとの間に、吸気マニホルド,ダクト,スロッ
トルボディー,エアパイプといったものが順次接続され
た構造となっており、これら吸気系構成部材同士は、フ
ランジ結合により、あるいはまた嵌合式で相互に接続連
結されている。
第3図は、このような従来のエンジンの吸気系を一例
として示すものである。このエンジンは仮想線で示すよ
うに4気筒であって、各気筒は二つの吸気弁と二つの排
気弁を有している。そして、そのシリンダヘッド201の
吸気側には取付フランジ部202で一体になった4本の吸
気管203a,203b,203c,203dが接続され、それら吸気管203
a〜203dには、各吸気管203a〜203dの上方からエンジン
側に湾曲して延びる枝管部204a,204b,204c,204dが連結
され、また、これら枝管部204a〜204dと一体にサージタ
ンク部205が設けられている。そして、サージタンク部2
05から延びる出口側ダクト部206の先端フランジ部207に
はスロットルボディー208が連結されている。また、ス
ロットルボディー208の上流側にはエアパイプ209が嵌合
式で組み付けられている。
ところで、吸気系構成部材同士を嵌合式で接続する場
合、従来は、一方の構成部材、例えばスロットルボディ
ーの接続部外周に環状のシールラバーを装着し、これに
他方の構成部材、例えばエアパイプを組み付けて、クラ
ンプ等で締め付けるようにするのが一般的であった。と
ころが、このように環状のシールラバーを介して構成部
材同士を接続しようとした場合、例えば、エアパイプを
スロットルボディーに組み付ける際など、シールラバー
がめくれ上がるような形になり易いために、組付性があ
まり良くない。また、シールラバーが多少でもめくれ上
がったまま取り付けられると、当初はクランプ等の締め
付け力である程度のシール性が確保されていても、経時
的な劣化のためにシールラバーがへたってきて隙間が生
じたりするという問題がある。
(考案の目的) 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、
吸気系構成部材組付時におけるシール部材のめくれを防
止し、組付性およびシール性を向上させることを目的と
している。
(考案の構成) 本考案は、シール部材に折り返しをつけることによっ
て、吸気系構成部材組付時のめくれに対するシール部材
自身の補強と、組付部材をガイドする機能を併わせて実
現したものであって、その構成はつぎのとおりである。
すなわち、本考案に係るエンジンの吸気系構造は、環状
のシール部材の周縁一端側に全周にわたり断面略コの字
状の折り返し部を形成するとともに、前記折り返し部の
根元にあたる側のシール本体端部内縁と、前記折り返し
部の根元とは反対側のシール本体端部外縁と、前記折り
返し部の先端部内縁とにそれぞれテーパ状のガイド面を
設け、かつ、前記シール本体の折り返し位置とは反対の
先端側端部内面に断面半円状の環状凹部を形成し、該シ
ール部材を一方の吸気系構成部材に装着し、他方の吸気
系構成部材を該シール部材の前記折り返し部に挿入して
両構成部材を接続するようにしたことを特徴としてい
る。
(作用) シール部材は、折り返し部の根元側から一方の吸気系
構成部材の接続部外周に装着される。その際、シール部
材は折り返し部の根元にあたる側のシール本体端部内縁
に形成されたガイド面によって案内されることにより前
記一方の吸気系構成部材にスムーズに装着され、折り返
し位置とは反対の先端側端部内面に形成された環状凹部
が前記一方の吸気系構成部材の接続部に設けられる環状
突起に嵌合することによって位置が定められる。そし
て、その折り返し部の環状の溝に他方の吸気系構成部材
が挿入される形で両構成部材が接続される。その際、折
り返し部の根元とは反対側のシール本体端部外縁と折り
返し部の先端部内縁とに形成されたテーパ状のガイド面
によって案内されることにより前記他方の吸気管構成部
材がスムーズに装着される。
折り返し部は挿入時のガイドとして機能する。また、
コの字状の折り返し部によってシール部材が補強される
ため、組付時にめくれ上がりが生じにくくなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、スロットルボディー108とエアホース109の
接続部に本考案を適用した一実施例の要部を示してい
る。第2図はそれに使用するシール部材110の詳細断面
図である。
この実施例において、エンジン吸気系の全体構造は、
第3図に示す従来のものと変わらない。ただし、スロッ
トルボディー108にエアクリーナにつながるエアホース1
09を組み付けるのに、第2図に示すような折り返しのつ
いたラバー製のシール部材110が用いられている。
シール部材110は、軸方向に所定の巾を有する環状の
シール本体110aを有し、該シール本体110aの一方の周縁
端に、全周にわたり、断面略コの字状の折り返し部110b
が形成されている。折り返し部110bの根元にあたる側の
シール本体110aの端部内縁と、折り返し部110bの根元と
は反対側のシール本体110a端部外縁と、折り返し部110b
の先端部内縁には、それぞれテーパ状のガイド面111,11
2,113が形成されている。また、シール本体110aの折り
返し位置とは反対の先端側端部内面には断面半円状の環
状凹部114が形成され、また、折り返し部110bの根元側
コーナ部と先端部外縁には断面半円状の環状突起115,11
6がそれぞれ形成されている。
シール部材110は、スロットルボディー108の上流側接
続部108a外周に装着され、先端側の環状凹部114に前記
接続部108a端縁の環状突起117が嵌まり込んだ形で位置
が定められる。エアホース109は、その先端接続部109a
が、シール部材110のシール本体110aと折り返し部110b
とで形成される環状溝内に挿入される。このようにして
エアホース109をスロットルボディー108に接続し、さら
に、折り返し部110bの上から図示しないクランプで締め
付けることにより固定する。スロットルボディー108の
下流側端部にはサージタンクにつながる吸気ダクト106
が接続される。
シール部材110は、シール本体110aの一端内縁にガイ
ド面111が形成されているためにスムーズにスロットル
ボディー108に装着することができる。
シール部材110は、折り返し部110bを形成したことで
変形しにくい構造となっているので、エアホース109の
組み付けに際してのめくれ上がりがほとんど生じにく
い。また、シール本体110aの先端と折り返し部110bの先
端にはテーパ状にガイド面112,113が形成されているの
で、スムーズにエアホース109の先端接続部109aを挿入
することができる。
なお、上記実施例では、吸気系のスロットルボディー
に、エアクリーナにつながるエアホースを接続するもの
について説明したが、本考案は、サージタンクにつなが
る吸気ダクトとスロットルボディーとの接続など、吸気
系の他の構成部材間の接続に対しても適用することがで
きる。
シール部材の細部は、上記実施例に限定されず、いろ
いろな構造のものとすることができる。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成されているので、吸気系構
成部材を嵌合式で組み付けるに際し、シール部材のめく
れを防止し、組付性およびシール性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部断面図、第2図は同実
施例に用いるシール部材の詳細断面図、第3図は従来技
術に係る吸気系の全体図である。 108:スロットルボディー、109:エアホース、110:シール
部材、110a:シール本体、110b:折り返し部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状のシール部材の周縁一端側に全周にわ
    たり断面略コの字状の折り返し部を形成するとともに、
    前記折り返し部の根元にあたる側のシール本体端部内縁
    と、前記折り返し部の根元とは反対側のシール本体端部
    外縁と、前記折り返し部の先端部内縁とにそれぞれテー
    パ状のガイド面を設け、かつ、前記シール本体の折り返
    し位置とは反対の先端側端部内面に断面半円状の環状凹
    部を形成し、該シール部材を一方の吸気系構成部材に装
    着し、他方の吸気系構成部材を該シール部材の前記折り
    返し部に挿入して両構成部材を接続するようにしたこと
    を特徴とするエンジンの吸気系構造。
JP1987156971U 1987-10-13 1987-10-13 エンジンの吸気系構造 Expired - Lifetime JPH089415Y2 (ja)

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JPH0161453U JPH0161453U (ja) 1989-04-19
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JP7422718B2 (ja) * 2021-09-29 2024-01-26 本田技研工業株式会社 内燃機関の吸気装置
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