JPH089219A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH089219A
JPH089219A JP6135664A JP13566494A JPH089219A JP H089219 A JPH089219 A JP H089219A JP 6135664 A JP6135664 A JP 6135664A JP 13566494 A JP13566494 A JP 13566494A JP H089219 A JPH089219 A JP H089219A
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JP
Japan
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focus lens
range
image
detection signal
line
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Withdrawn
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JP6135664A
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Katahide Hirasawa
方秀 平沢
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/675Focus control based on electronic image sensor signals comprising setting of focusing regions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/633Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders for displaying additional information relating to control or operation of the camera
    • H04N23/635Region indicators; Field of view indicators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 焦点検出領域を変更により、被写体像が変化
し、AF信号に変化を生じても、誤動作のない安定なA
F動作を可能としたカメラを提供すること。 【構成】 フォーカスレンズと、撮像画面内の所定の範
囲から映像信号を取り込み、自訴の信号に基づいてAF
動作を行うカメラにおいて、前記範囲の撮像画面内にお
ける設定位置を可変とするとともに、視線検出装置によ
つて検出した視線位置に前記範囲を移動するようにな
し、前記範囲の設定位置が変更された場合には、所定時
間AF動作を禁止する。また前記範囲を移動した位置が
低コン状態であつた場合にもAF動作を禁止する。また
前記範囲を移動した位置が、キヤラクタ表示位置等であ
つた場合にもAF動作を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影した映像のある領
域を映像情報として取り込み、該情報によって自動的に
焦点を調節する機能を搭載したカメラ、特に上記取り込
み領域の位置を変更する手段を有するカメラに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ビデオ一体型カメラをはじめとする民生
用撮像機器の分野では、より簡単により高品位な画像を
得る為の様々な工夫が為されてきている。近年では標準
的に装備されているオートフォーカス(AF)機能は、
焦点を撮影の度に調節するという煩わしさを排除する為
のものであって、簡単に良い画像を得るという目的を果
たす機能の端的な例であると言える。
【0003】ところでAFは、カメラ等の撮像機器が云
わば「勝手に」撮影状況を判断し、その状況に適するで
あろう状態にレンズ位置を調節する機構であるから、撮
影者の撮影意図が映像に反映されない場合も少なからず
発生する。
【0004】例えば遠くの被写体と近くの被写体が撮像
画面内に共存している場合、撮像画面全体の情報でAF
動作を実行すると、上記複数の被写体の内の何れかには
合焦するであろうが、撮像機器にはそれが果たしてピン
トを合わせたい主被写体であるかどうかの判断がつかな
い。
【0005】この様な状況を出来るだけ回避するため、
撮像画面の中央にある被写体について重点的に測距し、
その結果をもとにAFを実行する手法をとるのが一般的
である。これは撮影者が撮影するとき、主被写体を画面
中央に据える場合が多いことを根拠としている。そして
この手法は、主被写体を画面中央以外の場所に置いた場
合、ピントを主被写体に対して適切に調節できないこと
があるという欠点を有している。
【0006】これに対して本発明の出願人は、主被写体
が撮像画面内のどこにあってもそれに最適なピントが得
られる様、特願平4−154165号で、ファインダを
見ている撮影者が、視線で主被写体を選択することが出
来る撮影装置を提案した。
【0007】図13はこの撮影装置による動作を説明す
るための図で、同図において、800は撮影画面、10
2は被写体像、801は焦点検出領域(測距枠)を示
し、焦点検出領域801は、撮影者の視線位置に設定さ
れ、撮影者が視線位置を変更することにより、たとえば
同図の801から802へとその設定位置を自由に移動
することができる。
【0008】また主被写体を選択する為の位置指定手段
は視線検出手段に限らず、例えばジョイスティックやマ
ウス等、2軸上の移動量を合成して移動方向と移動位置
を決定する手段によっても可能である。
【0009】この様な場合、撮影装置が撮影者の視線位
置またはその他の位置指定装置の位置を検出し、その検
出位置に対応させて測距領域を移動させる。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、近年のA
Fシステムは、映像信号中より鮮鋭度に応じた信号を検
出してAF評価値とする方式が一般的であるが、このよ
うなAF評価値を用いたAF制御に於ける苦手被写体の
一つに、低コントラスト被写体を挙げることが出来る。
【0011】コントラストの低い被写体に於いて、フォ
ーカスレンズ位置に対するAF評価値レベルの変化の様
子は、図11に示す1102の波形の様なものである。
ボケていても合焦していてもAF評価値のレベルに殆ど
変化が無く、かつ全体的にレベルが低いので、電気回路
のノイズに埋もれてしまい、変化が全く検出できない場
合も多々ある。
【0012】このような場合、レンズを合焦点に向けて
移動を開始させると、ノイズの影響で合焦点とは逆の向
きにレンズが移動したり、最大値を見つけられないまま
レンズが往復運動を続け(ハンチングといわれる動
作)、撮影に支障をきたしてしまう。
【0013】また図13の様に焦点検出領域(測距枠)
を移動させると、撮像画面全体としては低コントラスト
被写体ではないにもかかわらず、画面の低コントラスト
部のみを取り込んで、上記撮影上の支障を招く機会を増
加させる可能性がある。その具体例を図10に示す。
【0014】図14(a)及び(b)は、無背景の前に
立つ人物を撮影した場合の撮影画面である。
【0015】例えば視線位置検出機能を備えたシステム
で、図14(a)の様に点1008から点1009の位
置に視線を移したとすると、焦点検出領域も図中100
1から1002に移動する。
【0016】焦点検出領域1001は人物像を含んでい
るので、この状態でAF動作を実行すればその人物像に
合焦することが出来る。
【0017】しかしながら1002は人物を含んでおら
ず、全くコントラストのない部分のみを映像情報として
取り込んでしまうので、この状態でAF動作を実行する
と、前記撮影上の支障をきたすフォーカスレンズ103
動作をそのまま実行してしまう。
【0018】図14(b)は、ファインダの表示画面内
(後述のLCD表示回路109のモニタ画面)にカメラ
の動作状況等を示すキャラクタ表示が重畳されている場
合である。
【0019】同図において、1003は記録テープの種
類(又は記録方式)の表示であり、1004はカメラが
記録中であることを示している。また1007は記録さ
れる映像に日付等の情報が重畳されていることを示す表
示である。撮影者は、このような表示を常に目で見て確
認しながら撮影を行っている。
【0020】従って、例えば1010の位置を見て焦点
検出領域1006内の人物にピントのあっている状態で
日付を確認すると、視線の位置は1011に移動し、焦
点検出領域も1007に移動する。
【0021】撮影者は人物にピントを合わせ続けていた
いのにもかかわらず、1007内は1002内と同様、
撮影画像としては全くコントラストがないので、このよ
うな場合にもやはり不必要にフォーカスレンズが移動
し、ボケを発生させてしまうのである。
【0022】
【問題点を解決する為の手段及び作用】本発明は上述の
問題点を解決することを目的としてなされたもので、そ
の請求項1に記載の発明によれば、フォーカスレンズ
と、撮像した映像の所定の範囲から映像状態検出信号を
取り込む取り込み手段(実施例では枠生成回路112,
AF評価値処理回路110に相当する)と、前記映像状
態検出信号に従ってフォーカスレンズ位置を調節する調
節手段(実施例ではAFマイコン111,ドライバ11
3,モータ114に相当する)と、前記取り込み手段に
よつて映像状態検出信号を取り出すための前記範囲(実
施例では焦点検出領域に相当する)を選択する選択手段
(実施例では視線検出回路118,映像情報取り込み領
域検出・設定回路401,位置読み取り装置402に相
当する)と、前記選択手段によって選択される部分が変
更されたとき、前記調節手段による前記フォーカスレン
ズ位置の調節を禁止する制御手段(実施例ではAFマイ
コン111に相当し、図17〜図19及び図20のフロ
ーチヤートのステツプ1717及びタイマー処理ルーチ
ン1719の処理に相当する)とを備えた構成とする。
【0023】これによつて、前記映像状態検出信号を取
り込む範囲を変更して、被写体像が変化し、前記映像状
態検出信号に変化を生じても、短時間の変化であれば、
フオーカスレンズが再起動せず、誤動作のない安定なA
F動作が行える。
【0024】また選択手段の不安定さを含む動きによっ
て映像状態検出信号を取り出す部分が変化しても、直ち
にフォーカスレンズを移動させることを控えることによ
ってAF制御の誤動作を防止し、安定性を向上させるこ
とができる。
【0025】また本願の請求項2に記載の発明によれ
ば、前記制御手段によつて前記フオーカスレンズ位置の
調節が禁止される時間を、所定時間内に制限したので、
不必要にフオーカスレンズの駆動禁止時間が長過ぎない
ようにし、AF制御の応答性能も確保できる。そして撮
影者がフォーカスレンズが全く動かないという、AFに
逆行する動作を防止することができる(実施例ではAF
マイコン111に相当し、図17〜図19及び図20の
タイマー処理ルーチン1719の処理に相当する)。
【0026】また本願の請求項3に記載の発明によれ
ば、前記選択手段は撮影者の視線位置を検出する視線検
出手段(実施例では視線検出回路118に相当する)を
含み、該視線検出位置に前記範囲を位置せしめるように
構成した。
【0027】これによつて、視線位置によつて前記映像
状態検出信号を取り込む範囲を変更することができ、操
作性が格段に向上するとともに、視線位置のばらつき、
よそ見、まばたき等による検出エラー等を生じやすい不
安定な入力手段であつても、短時間の変化であれば、A
Fを誤動作させることなく、安定したAF動作を実現で
きる。
【0028】また本願の請求項4に記載の発明によれ
ば、前記選択手段をマウス,ジヨイステイツク等の外部
入力装置(実施例では映像情報取り込み領域検出・設定
回路401,位置読み取り装置402に相当する)で構
成し、該指示位置に前記範囲(実施例では焦点検出領域
に相当する)を位置せしめるように構成したので、選択
手段の不安定さを含む動きによって映像状態検出信号を
取り出す部分が変化しても、直ちにフォーカスレンズを
移動させることを控えることによってAF制御の誤動作
を防止し、安定性を向上させることができる。
【0029】また本願の請求項5に記載の発明によれ
ば、フォーカスレンズと、映像信号中の所定の範囲から
映像状態検出信号を取り込む取り込み手段(実施例では
枠生成回路112,AF評価値処理回路110に相当す
る)と、前記映像状態検出信号に従って前記フォーカス
レンズの位置を調節する調節手段(実施例ではAFマイ
コン111,ドライバ113,モータ114に相当す
る)と、前記選択手段によつて、映像状態検出信号を取
り込む範囲を選択する選択手段(実施例では視線検出回
路118,映像情報取り込み領域検出・設定回路40
1,位置読み取り装置402に相当する)と、前記選択
手段によって選択される前記範囲が変更されたとき、前
記映像状態検出信号が所定の条件(実施例では図11の
ノイズレベル以下の状態に相当する)ではを満足してい
ない場合には、所定時間前記調節手段によるフォーカス
レンズ位置の調節を禁止する制御手段(実施例ではAF
マイコン111に相当し、図18,図19,図21,図
22のフローチヤートのステツプ1801及びタイマー
処理ルーチン1719の処理に相当する)とを備えた構
成とする。
【0030】これによつて、前記映像状態検出信号を取
り込む範囲を変更したとき、AF不能な状態であつた場
合でも、ある所定時間内であれば、フオーカスレンズが
再起動せず、誤動作のない安定なAF動作が行える。
【0031】また選択手段の不安定さを含む動きによっ
て映像状態検出信号を取り出す部分が変化したときに、
映像状態検出信号が不適切であつても、直ちにフォーカ
スレンズを移動させることを控えることによってAF制
御の誤動作を防止し、安定性を向上させることができ
る。
【0032】また本願の請求項6に記載の発明によれ
ば、請求項5において、前記制御手段によつて前記フオ
ーカスレンズ位置の調節が禁止される時間を、所定時間
内に制限したので、不必要にフオーカスレンズの駆動禁
止時間が長過ぎないようにし、AF制御の応答性能も確
保できる(図18,図19,図21,図22のフローチ
ヤートのタイマー処理ルーチン1719の処理に相当す
る)。
【0033】また本願の請求項7に記載の発明によれ
ば、請求項5において、前記選択手段を撮影者の視線位
置を検出する視線検出手段(実施例では視線検出回路1
18に相当する)で構成し、該視線検出位置に前記範囲
を位置せしめるように構成した。
【0034】これによつて、視線位置によつて前記映像
状態検出信号を取り込む範囲を変更することができ、操
作性が格段に向上するとともに、視線位置のばらつき、
よそ見、まばたき等による検出エラー等を生じやすい不
安定な入力手段であつても、短時間の変化であれば、A
Fを誤動作させることなく、安定したAF動作を実現で
きる。
【0035】また本願の請求項8に記載の発明によれ
ば、請求項5において、前記選択手段はマウス,ジヨイ
ステイツク等の外部入力装置(実施例では映像情報取り
込み領域検出・設定回路401,位置読み取り装置40
2に相当する)を含み、その指示位置に前記範囲(実施
例では焦点検出領域に相当する)を位置せしめるように
構成した。
【0036】これによつて、選択手段の不安定さを含む
動きによって映像状態検出信号を取り出す部分が変化し
ても、直ちにフォーカスレンズを移動させることを控え
ることによってAF制御の誤動作を防止し、安定性を向
上させることができる。
【0037】また本願の請求項9に記載の発明によれ
ば、フォーカスレンズと、映像信号中の所定の範囲から
映像状態検出信号を取り込む取り込み手段(実施例では
枠生成回路112,AF評価値処理回路110に相当す
る)と、前記映像状態検出信号に従って前記フォーカス
レンズの位置を調節する調節手段(実施例ではAFマイ
コン111,ドライバ113,モータ114に相当す
る)と、映像状態検出信号を取り込むための前記範囲を
選択する選択手段(実施例では視線検出回路118,映
像情報取り込み領域検出・設定回路401,位置読み取
り装置402に相当する)と、前記選択手段によって選
択される範囲が変更された時、変更された前記範囲が画
面内の所定位置(実施例では図15の1501〜150
3のキヤラクタ表示領域に相当する)であるとき、前記
調節手段によるフォーカスレンズ位置の調節を禁止する
制御手段(実施例ではAFマイコン111に相当し、図
20〜図22のフローチヤートのステツプ1901及び
タイマー処理ルーチン1719の処理に相当する)とを
備えた構成とする。
【0038】これによつて、上記禁止行為をたとえば低
コントラスト被写体等に対して行うことができ、また前
記選択手段によって、低コントラスト被写体等のAF不
能なを選択することがあってもAF制御を誤動作させる
ことを防止すると共に、AFでピントを合わせ得る被写
体に対しては応答性能を重視できる。
【0039】また本願の請求項10に記載の発明によれ
ば、前記制御手段によつて前記フオーカスレンズ位置の
調節が禁止される時間を、所定時間内に制限したので、
不必要にフオーカスレンズの駆動禁止時間が長過ぎない
ようにし、AF制御の応答性能も確保できる(実施例で
はAFマイコン111に相当し、図20〜図22のフロ
ーチヤートのタイマー処理ルーチン1719の処理に相
当する)。
【0040】また本願の請求項11に記載の発明によれ
ば、前記選択手段は撮影者の視線位置を検出する視線検
出手段(実施例では視線検出回路118に相当する)を
含み、該視線検出位置に前記範囲を位置せしめるように
構成した。
【0041】これによつて、視線位置によつて前記映像
状態検出信号を取り込む範囲を変更することができ、操
作性が格段に向上するとともに、視線位置のばらつき、
よそ見、まばたき等による検出エラー等を生じやすい不
安定な入力手段であつても、短時間の変化であれば、A
Fを誤動作させることなく、安定したAF動作を実現で
きる。
【0042】また本願の請求項12に記載の発明によれ
ば、前記選択手段をマウス,ジヨイステイツク等の外部
入力装置(実施例では映像情報取り込み領域検出・設定
回路401,位置読み取り装置402に相当する)で構
成し、該指示位置に前記範囲(実施例では焦点検出領域
に相当する)を位置せしめるように構成したので、選択
手段の不安定さを含む動きによって映像状態検出信号を
取り出す部分が変化しても、直ちにフォーカスレンズを
移動させることを控えることによってAF制御の誤動作
を防止し、安定性を向上させることができる。
【0043】また本願の請求項13に記載の発明によれ
ば、請求項9において、前記画面内の所定位置を、キヤ
ラクタの表示部分(実施例では図15の1501〜15
03のキヤラクタ表示領域に相当する)に設定したの
で、キャラクタ等を確認する際、その都度AF動作を再
開させて不要なフォーカスレンズの動きを発生させるこ
とを防止でき、上記禁止動作を所定時間内に限ることに
よって、前記キャラクタと、撮影者が撮影したい被写体
が重なった場合にはAF動作を再開出来る。
【0044】
【実施例】以下本発明におけるカメラを、ビデオ一体型
カメラに適用した場合の実施例について詳述する。
【0045】まず本実施例を構成する個々の要素につい
て順を追って説明する。
【0046】図1は視線位置検出装置の構成を示す図で
ある。撮影者の目117はビデオ一体型カメラに取り付
けられているファインダ内のLCD(液晶)モニタを見
ている。目117には赤外発光ダオイオード(IRE
D)120から赤外光が照射されており、IRED12
0はIREDドライバ119によって駆動される。
【0047】またIREDドライバ119は視線検出回
路118によってその動作を制御されている。IRED
120から照射された赤外光は目117で反射し、赤外
光のみの光路を変更するダイクロイックミラー121、
及び集光レンズ122を介して眼球像を撮像するための
CCD等のイメージセンサ(以下CCDと称す)123
上に結像する。
【0048】CCD123はCCDドライバ125によ
って駆動され、所定の周期で蓄積,読み出しを繰り返し
行い、CCDドライバ125は視線検出回路118によ
って、CCD読み出し周期等を制御されている。CCD
123から読み出された情報は、アンプ124を介して
視線検出回路118に供給される。
【0049】図2はCCD123上の撮像面700に結
像した目117の眼球の映像701の様子を示す図面で
ある。視線検出回路118は、読み出し制御命令をCC
Dドライバ125に供給することにより、水平走査を行
いながらCCD1画素づつの情報を取り込み、CCD1
23上に映し出される眼球の画像について視線位置検出
を行うための適当な処理を行って、視線位置情報を出力
する。ここで視線位置検出のための演算,解析アルゴリ
ズム自体は、本願に直接関係するところではないので、
説明を省略する。
【0050】一方、図3はビデオ一体型カメラのAF
(オートフオーカス)制御部のシステム構成を示すブロ
ツク図である。同図において、101はAFシステムを
含むビデオカメラ部、102は被写体である。
【0051】フォーカスレンズ103を通った光はCC
D等の撮像素子104の撮像面上に結像する。撮像素子
104で結像した像を光電変換し、その結果得られる映
像信号がアンプ105を介してカメラ信号処理回路10
6に入力される。
【0052】カメラ信号処理回路106では、周知の処
理により輝度信号,色信号の生成、ガンマ処理,ブラン
キング処理,同期信号の付加等の処理が行われ、カメラ
信号処理回路106より出力された信号は増幅器107
を介して、LCD表示回路108を介して、LCDモニ
タ109に供給され、撮像された映像のモニタ画像とし
て表示される。
【0053】アンプ105の出力は焦点状態を検出する
AF評価値処理回路110にも入力されており、この回
路は撮影された像が最も鮮鋭であるとき最大値を示すよ
うなAF評価値(たとえば映像信号中の高周波成分のレ
ベル)が出力され、AF制御用のマイクロコンピユータ
(AFマイコンと称す)111に供給される。
【0054】AFマイコン111内では、前記AF評価
値が最大となるようにフォーカスレンズドライバ113
とフォーカスレンズモータ114を用いてフォーカスレ
ンズ103を光軸方向に移動させる。
【0055】AFマイコン111からは焦点検出領域の
位置やその焦点検出領域の範囲を示す枠制御信号が出力
されており、枠生成回路112はこの枠制御信号を受け
て撮像画面内のAF評価値取り込み範囲すなわち焦点検
出領域をAF評価値処理回路110内の不図示のゲート
回路を開閉制御して設定する。そして焦点検出領域の画
面内における設定位置は図1に示される視線検出装置に
よって検出された視線位置に従って変化する。その視線
位置情報が情報伝達路126によってAFマイコンへと
供給されている。また116はシステムの同期信号発生
来である。
【0056】図4は、上記各要素をビデオ一体型カメラ
に組み込んだシステムを構成するブロツク図である。同
図において、100は図1の視線位置検出装置に相当す
る部分であり、また101は図3のAF制御システム部
分である。LCDモニタ109は101内に含まれてお
り、撮影者は目117でLCDモニタ109を見ながら
撮影を行う。ビデオ一体型カメラ内に視線位置検出装置
100とAF制御システム101が含まれている。
【0057】視線位置検出回路118は、視線位置算出
用のマイクロコンピュータが含まれていて、このマイク
ロコンピュータ内で算出された視線位置座標が通信路1
26を介してAF制御用マイクロコンピュータ(以下A
Fマイコンと称す)111に送られる。AFマイコン
は、これに基づいて枠生成回路112に焦点検出領域の
位置及び大きさの情報を供給し、枠生成回路112はこ
れに基づいてAF評価値処理回路110を制御して焦点
検出領域を形成するとともに、LCD表示回路108に
枠表示信号を伝達してフアインダ画面に表示する。
【0058】図5は図4のシステムに於ける視線位置検
出回路118内で行われる処理500とAFマイコン1
11内の処理501を併せて示したフローチャートであ
る。
【0059】先ず500の視線位置検出部の処理につい
て説明する。視線位置検出は、CCD123によつて眼
球像を撮像することによつて行われる。
【0060】同図において、ステツプ502で視線位置
検出処理の実行が開始されると、ステツプ503で水平
走査ラインをカウントする水平走査カウンタNを0クリ
アし、ステツプ504で水平方向における画素をカウン
トする画素カウンタPを0クリアする。
【0061】つぎにステツプ505で水平走査カウンタ
Nと画素カウンタPの値から画素アドレスを設定し、ス
テツプ506で該当アドレスの画素情報をA/D変換し
て取り込み、更にステツプ507でA/D変換された画
素情報をメモリに記憶する。
【0062】ステツプ508では画素カウンタPの値が
水平方向画素数Phに等しくなったかどうかを確認し、
等しくない場合には、ステツプ509でPをインクリメ
ントして右隣りの画素に対応するアドレスが指定される
ようにしてからステツプ505の処理に戻る。
【0063】ステツプ508でP=Phが確認さると、
1水平走査線に沿った画素情報の取り込みが完了したこ
とになるので、ステツプ510でカウンタNの値が水平
走査線数Nhに等しくなったかどうかを確認する。
【0064】等しくなければステツプ511でNをイン
クリメントして1つ下の水平走査線に対応するアドレス
が指定される様にしてからステツプ504の処理に戻
る。
【0065】ステツプ510でN=Nhが確認される
と、CCD123の1画面分の画素情報すなわち眼球像
のサンプリングが完了したとして、ステツプ512で画
像情報演算を行い、その結果からステツプ513で視線
位置座標を算出し、ステツプ514で視線位置を出力す
る。
【0066】図5において、501はAFマイコン11
1内のAF制御処理の流れを示すフローチャートであ
る。AF制御は撮像素子104より出力される映像信号
中より画像の鮮鋭度に応じた信号を抽出することによつ
て行われる。
【0067】ステツプ516で処理の実行が開始される
と、ステツプ517で垂直同期信号が到来するまで待機
する。
【0068】これはビデオ信号として撮像される映像が
1垂直同期期間で1画面を構成すること、またAFに用
いるピント情報は前記画面から得ていることによる。
【0069】尚、必要に応じ、ステツプ517の前で測
距枠位置の初期設定を行う処理を挿入しても良い。
【0070】ステツプ517で垂直同期信号の到来を確
認すると、ステツプ518で前記画面内にある焦点検出
領域内の焦点情報を取り込み、該情報をもとにしてステ
ツプ519でAF制御処理を実行する。
【0071】前記焦点検出領域は視線位置に連動して前
記画面内を移動するので、ステツプ520で、視線位置
検出部のステツプ514によつて検出,演算された視線
位置座標を取り込んで、該位置座標の情報をもとに、ス
テツプ521でショウテン検出領域位置を確定する。そ
して、ステツプ522で焦点検出領域情報を枠生成回路
112に出力する。
【0072】図6は視線位置検出装置の代わりとなる位
置指定装置を用いたシステムの基本構成図であり、図4
と同等の機能を有するブロックには同じ番号を付してあ
る。同図に於いて、400は撮影者の操作によって変更
される位置を検出し、該位置に関する情報をAFマイコ
ン111に出力する為の装置であって、その中の401
は指定された座標を位置読み取り装置402の情報から
設定する映像情報取り込み領域検出・設定回路で、マイ
クロコンピュータを含んでいる。
【0073】402は撮影者が操作部によつて画面内の
位置を指定し、指定された位置に関する情報を401に
伝送する位置読みとり装置、403は401で設定され
た座標情報をAFマイコンに伝送する為の通信路であ
る。
【0074】図7は図6に於ける位置読み取り装置40
2の具体例を示すもので、コンピュータに対して位置情
報を入力する時によく用いられる「ジョイスティック」
の基本構成図である。
【0075】図2に於いて201は操作レバー、20
2,203はそれぞれジョイスティックの動きを水平
(X)方向と垂直(Y)方向に分解するボリウムであ
る。202、203の出力信号は、例えば204の様な
ものであって、ボリウムの回転角に比例した電圧を示
す。即ち202,203の出力電圧を読みとってX座標
とY座標にそれぞれ割り当てることにより、2次元平面
上の絶対位置を決定することが出来る。そしてボリウム
203,204の出力は位置読み取り回路205によつ
て読みとられる。
【0076】図8は位置読み取り装置にジョイスティッ
クを用いた場合の映像情報取り込み領域検出・設定回路
401内のマイコンの位置検出部の処理1300とAF
マイコン111内のAF制御部の処理1301を示すフ
ローチャートである。
【0077】位置検出部の処理1300において、ステ
ツプ1302で位置検出の為の処理の実行が開始される
と、ステツプ1303でX方向のレバー移動を検出する
ボリウムの出力をA/D変換し、メモリXA/D に代入す
る。
【0078】同様にステツプ1304ではY方向のレバ
ー移動を検出するボリウムの出力をA/D変換し、メモ
リYA/D に代入する。
【0079】A/D変換が8ビットで為されるとする
と、上記2つのボリウムの最大出力レベルに対応するA
/D変換値は256であるから、撮像画面に対応して最
大取り得るXおよびYの値をそれぞれXmaxとYma
xとすれば、ジョイスティックで指定される位置座標
(X,Y)は、それぞれ X=Xmax*XA/D /256・・・(1) Y=Ymax*YA/D /256・・・(2) で求めることが出来る。
【0080】ステツプ1305とステツプ1306で
(1)式と(2)式の計算を行って位置座標(X,Y)
を求め、ステツプ1307で位置座標(X,Y)をAF
マイコン111に対して出力してからステツプ1303
に戻る。以上の処理を繰り返し所定の周期で行う。
【0081】一方、AFマイコン111内では、ステツ
プ1308で処理の実行が開始されると、ステツプ13
09で垂直同期信号の到来まで待機する。
【0082】尚、必要に応じ、ステツプ1309の前に
焦点検出領域(測距枠)の初期設定を行う処理を挿入し
ても良い。
【0083】垂直同期信号が到来すると、ステツプ13
10,1311で映像信号を取り込んでAF制御の為の
処理を行う。そしてステツプ1312で映像情報取り込
み領域検出・設定回路401からステツプ1307の処
理で出力された位置座標(X,Y)を取り込む。
【0084】取り込んだ位置座標をもとにしてステツプ
1313で焦点検出情報取り込みの為の枠範囲すなわち
焦点検出領域(測距枠)を確定し、ステツプ1314で
該焦点検出領域情報を枠生成回路112に対して出力す
る。
【0085】図8中、ステツプ1307からステツプ1
312への通信は、図6の通信路403を介して行われ
る。
【0086】図9は図6に於ける位置読み取り装置40
2のもう一つの具体例を示すもので、近年パーソナルコ
ンピュータ等に一般的に使われている所謂「マウス」又
は「トラックボール」の基本構成図である。
【0087】図3に於いて301はローラを回転させる
為のボールで、操作者が2次元平面上でマウスを移動さ
せることによりこのボールが回転する。302、304
はそれぞれボールの回転を水平(X)方向と垂直(Y)
軸方向に分解するローラであって、それぞれに回転検出
センサ303、305が装着されている。回転検出セン
サ303及び305の出力信号は、位置読み取り回路3
09によつて読み取られ、その信号波形は、例えば30
6、307、308の様なものであって、ローラが1方
向(便宜上正転と称す)に回転したときにXa又はYa
が306の如き波形を出力すると、Xb又はYbは30
7の様に306と位相が90°シフトした信号となる。
【0088】次にローラが逆転すると、306に対して
Xb又はYbの信号が308の様になり、307とは位
相が逆転する。即ちXa又はYaを基準としてXb又は
Ybの信号位相を検出すれば回転方向が判り、信号変化
の周期を検出すれば、回転スピードが判る。両出力信号
に全く変化が無ければマウス又はトラックボールが停止
していることを検出する。
【0089】図10は位置読み取り装置にマウス又はト
ラックボールを用いた場合の映像情報取り込み領域検出
・設定回路401内のマイコンの位置検出部の処理14
00とAFマイコン111内のAF制御部の処理140
1を示すフローチャートである。
【0090】ステツプ1402で位置検出部1400の
処理の実行が開始されると、ステツプ1403で予め決
められた初期座標を設定する。これはマウス及びトラッ
クボールが絶対的な位置を出力するタイプの位置設定装
置ではなく、ある位置からの変化量を設定するインクリ
メントタイプの位置設定装置であるからであって、ステ
ツプ1403はその「ある位置」を設定する為の処理で
ある。
【0091】具体的には画面の中央等、操作者の目につ
きやすい位置を選択することが望ましい。ステツプ14
04ではステツプ1403で設定した初期座標をAF制
御部1401に対して出力する。
【0092】次にステツプ1405で図9の306に示
されるようなXaの立ち上がりエッジを捕らえる。ステ
ツプ1405の処理を実行する時点でXaの立ち上がり
エッジが捕らえられなかった場合には、ステツプ141
1に処理を移し、Y方向の位置検出処理を行う。
【0093】ステツプ1405でXaの立ち上がりエッ
ジを捕らえたならば、ステツプ1406で、図9の30
7及び308のXbの状態を検出する。
【0094】図9で示したように、Xaの立ち上がりエ
ッジを捕らえたとき、ボールの回転方向のX方向成分の
向きによって、Xbの値は1又は0を示す。
【0095】そこでその時のXbの値に従って0ならば
Xを増加、1ならばXを減少させる処理を行う。
【0096】Xbの値が0の時、ステツプ1407でX
の値が撮像画面に対応する座標の取り得る最大値に等し
いか否かを判断する。ステツプ1407でXがXlim
hに等しくなければ1408でXをインクリメントする
が、等しい場合には既に指定された位置が画面の端に到
達しているとしてXのインクリメント動作を実行させな
い。
【0097】Xbが1の時、1409ではXがXlim
lに等しいかどうかを判断することにより、指定された
位置がXlimhに対応する位置とは反対側の端に到達
しているかどうかを検出する。そして到達していないと
き、Xのデクリメント動作を実行する。
【0098】ステツプ1411,1412,1413,
1414,1415,1416では、Y方向に対し、指
定された位置が撮像画面内の端に到達しているかどうか
の検出と及びYのインクリメント/デクリメント動作を
X方向について行ったのと同様に実行している。
【0099】こうしてボールの回転に対応して変化する
座標(X,Y)が得られる。そして、ステツプ1417
で座標(X,Y)をAFマイコンに対して出力してから
ステツプ1405に処理を戻し、ボールの移動に伴った
座標(X,Y)の更新を継続する。
【0100】次にAF制御部の処理1401について説
明する。ステツプ1418でステツプ1401の処理の
実行が開始されると、ステツプ1419で映像情報取り
込み領域検出・設定回路401から初期座標を取り込
み、ステツプ1420で初期座標に対応す焦点検出領域
範囲を設定し、ステツプ1421で焦点検出領域情報と
して枠生成回路112に情報を出力する。
【0101】ステツプ1422で垂直同期信号の待機を
行って、ステツプ1423で焦点検出領域内の映像情報
を取り込み、ステツプ1424でAF処理を行う。
【0102】そしてステツプ1425で座標(X,Y)
を映像情報取り込み領域検出・設定回路401から取り
込む。
【0103】そしてステツプ1426で(X,Y)をも
とに新しい測距枠を設定し、ステツプ1427で枠生成
回路112に焦点検出領域情報を出力し、ステツプ14
22に戻る。
【0104】図10中の位置検出部部1400のステツ
プ1404の処理からAF制御部1401のステツプ1
419の処理への通信、及びのステツ1417からのス
テツ1427への通信は通信路403を介して実行され
る。
【0105】上述のようにジョイスティックやマウスや
トラックボールの2次元平面上の動きや位置を映像情報
取り込み領域検出・設定回路401で読み取ることによ
り、ジョイスティックやマウスやトラックボールの動き
に従った座標情報を111に伝送する。そしてAFマイ
コン111では焦点検出領域を変更し、AF処理を実行
する。
【0106】図11は、フオーカスレンズ103の移動
に伴うAF評価値信号の変化を示すものであり、110
1は、ある被写体距離にある被写体を撮影しながらフォ
ーカスレンズを∞合焦位置から至近合焦位置まで単調に
移動させたときの前記AF評価値レベルの変化の様子を
示したものである。
【0107】図4に示されるカメラのAFシステムで
は、AF評価値1101が最大となるところを合焦点と
してフォーカスレンズを移動させる。
【0108】図12はAFマイコン111内で実行され
るフオーカスレンズ制御の基本的なフローチャートであ
る。
【0109】同図において、ステツプ1201で制御の
実行が開始されると、ステツプ1202で前記の様にA
F評価値が最大となる位置にフォーカスレンズ103を
移動させる動作を実行する。
【0110】ステツプ1202の動作はステツプ120
3でAF評価値が最大であると判断されるまで繰り返し
為され、ステツプ1203でAF評価値が最大、即ち合
焦であると判断されると、ステツプ1204でフォーカ
スレンズを停止する。
【0111】ステツプ1205はAF評価値のレベルの
低下、即ち映像の鮮鋭度の低下を監視する処理である。
【0112】合焦判断・フォーカスレンズ停止の後、A
F評価値が停止時のレベルを維持し続けていれば、ステ
ツプ1205とステツプ1204の間の処理を繰り返し
実行し、実際にフォーカスレンズが動き出すことはな
い。
【0113】そしてステツプ1205でAF評価値の低
下、即ち鮮鋭度の低下が認められると、被写体が変化し
たものとして処理をステツプ1202に戻し、再びフォ
ーカスレンズをAF評価値の最大となる位置に移動させ
る動作に移る。
【0114】前述の通り、位置検出手段からの位置情報
によって図13の様に焦点検出領域801を移動させる
システムの長所は、カメラを移動させずに撮像画面内の
距離の異なる複数の被写体に合焦出来るというところに
ある。
【0115】この場合にも図12のAF処理をそのまま
用いることが出来る。即ち、焦点検出領域の移動に伴っ
て取り込む映像情報が変化するのであるから、合焦・フ
ォーカスレンズ停止 →測距枠の移動 →取り込む映像
情報の変化 →評価値の変化 →ステツプ1205から
ステツプ1202への処理の移行→フォーカスレンズの
再起動 →新しい焦点検出領域の被写体に合焦という様
に焦点検出領域の移動の都度、自動的にレンズが再起動
する。
【0116】(第1の実施例)本発明におけるカメラの
前提となる構成は以上のようになつており、以下、本発
明の特徴とする構成について説明する。
【0117】基本的なシステム構成は、位置検出装置と
して視線位置検出装置118を搭載した図4に示される
ものである。
【0118】図17は、本発明の特徴を有するカメラの
AF制御部1700の処理のフローチャートである。こ
の処理はAFマイコン111内にて実行され、前述の前
提となるシステム例で説明した図5のフローチャートの
AF制御部501に代わるものである。
【0119】図17において、ステツプ1701で処理
の実行が開始されると、ステツプ1702とステツプ1
703で後に使用する既合焦フラグと枠移動判別カウン
タMCの0クリアを行う。
【0120】そしてステツプ1704で図5に示した視
線位置検出部500から位置座標(X,Y)を取り込
む。ステツプ1705では取り込んだ位置座標をもとに
焦点検出領域1705を確定し、ステツプ1706で枠
生成回路112に対して焦点検出領域(測距枠)情報を
出力する。
【0121】ステツプ1707で垂直同期信号の発生を
確認したら、ステツプ1708で焦点検出領域(測距
枠)内の焦点情報を取り込み、ステツプ1709で既合
焦フラグの状態によって処理を分岐する。最初、既合焦
フラグは0である。
【0122】そこでステツプ1710へと進み、前述の
通りAF評価値が最大になっているか、即ち合焦状態か
どうかを判別する。AF評価値が最大でない場合、ステ
ツプ1727でAF評価値が最大となる様にフォーカス
レンズ103を移動させる命令をフォーカスレンズドラ
イバ113に出力し、ステツプ1704の処理に戻る。
【0123】やがてステツプ1706でAF評価値が最
大であると判断された場合には、ステツプ1711で該
AF評価値のレベルをメモリに記憶し、ステツプ171
2でフォーカスレンズ103を停止する。
【0124】そしてステツプ1713で既合焦フラグを
1とし、ステツプ1714で合焦時点に於ける視線の位
置(X,Y)を(XM,YM)に記憶しておく。この
(XM,YM)は、撮影者が合焦させたい被写体の位置
に相当する。
【0125】次に後述する理由から、ステツプ1715
で枠移動判別カウンタMCを0クリアして、ステツプ1
704の処理に戻る。
【0126】次の処理では1705で既合焦フラグが1
と判断されるから、ステツプ1709の判定の後、ステ
ツプ1716へと移行し、AF評価値レベルが合焦時の
レベルから低下したかどうかを判断する。判断の基準は
ステツプ1711で記憶したAF評価値レベルである。
【0127】ステツプ1716でAF評価値に何ら変化
が見られないのであれば、そのまま合焦を維持すべきで
あるからステツプ1711に処理を移行して合焦状態を
保つ。
【0128】AF評価値の低下は、実際に(XM,Y
M)の位置にある被写体の状態が変化した場合の他、焦
点検出領域(測距枠)が移動して別の領域の映像情報を
取り込んだ場合にも発生する。
【0129】実際に被写体の状態が変化した場合には速
やかにピント合わせ動作を再開すべきであるが、焦点検
出領域(測距枠)が移動した場合には撮影者が撮影画面
の確認をしただけという場合も大いに考えられるので、
むやみにAF動作を再開すべきではない。
【0130】そこでステツプ1716でAF評価値の低
下を認めたら、ステツプ1717で合焦時の焦点検出領
域の位置座標(XM,YM)と現在の視線位置(X,
Y)を比較して、焦点検出領域(測距枠)が移動したの
かどうかを確認する。
【0131】(XM,YM)=(X,Y)で、焦点検出
領域が移動していない場合は、ステツプ1718で既合
焦フラグを0とし、次のステツプ1704からの処理で
AF動作を再開する。
【0132】また焦点検出領域が移動している場合、も
との被写***置に視線が戻ってくる場合も考えられるの
で、ステツプ1719の処理ブロツクで所定時間をカウ
ントし、その時間以上別の部分を見ているときに初めて
新しい焦点検出領域内の情報でAF動作を再開する様に
する。
【0133】ステツプ1717で焦点検出領域が移動し
た為にAF評価値レベルが低下したことが確認される
と、ステツプ1719の処理ブロツク内のステツプ17
20に処理が移行する。
【0134】ステツプ1720では、はじめに0クリア
した枠移動判別カウンタMCの値によって処理を分岐し
ている。先ずはじめ、MCは0であるから、ステツプ1
725でMCに1を代入し、ステツプ1726で現在の
焦点検出領域の位置座標(X,Y)を(XC,YC)に
記憶して、処理をステツプ1704に戻す。
【0135】合焦後、合焦時点の焦点検出領域の位置か
ら焦点検出領域が移動してAF評価値が相変わらず下が
っている場合、ステツプ1717の判定の結果、ステツ
プ1719の処理ブロツクが実行される。
【0136】そして枠移動判別カウンタMCは先に1と
なっているので、ステツプ1720からステツプ172
2に処理が移り、ステツプ1722では現在の視線検出
位置(X,Y)と前回記憶した焦点検出領域の位置座標
置(XC,YC)との比較を行う。
【0137】この比較は、撮影者が測距ポイントを変更
したいのかそれともチラッとその部分を見ただけなのか
を識別する為のものである。撮影者が測距ポイントを変
更したいのであれば、変更したい位置を見続ける。
【0138】そこでステツプ1722の比較で現在の視
線検出位置座標(X,Y)が前回の焦点検出領域の位置
座標(XC,YC)に等しい場合にのみ1724で枠移
動判別カウンタMCをインクリメントし、MCが所定値
に至れば明らかに同一ポイントを見続けているとして、
AF動作に移行するのである。
【0139】ステツプ1722で(X,Y)が(XC,
YC)に等しくないと判断された場合、撮影者は画面の
いろいろな部分を見ているとして、ステツプ1723で
見続けていることを判断するカウンタMCを0クリア
し、ステツプ1726で(XC,YC)に新たな(X,
Y)を代入してステツプ1704の処理に戻る。
【0140】この様にしてステツプ1720でMCが所
定値MClimに至った時、撮影者が確かに合焦した時
とは別の点を見続けているとして、ステツプ1721で
既合焦フラグを0クリアして、ステツプ1704に戻
り、次の処理からAF動作が再開される。
【0141】ステツプ1719の処理ブロツク内で枠移
動判別カウンタMCがインクリメントされている途中で
焦点検出領域が(XM,YM)の位置に戻り、AF評価
値が元の値になれば、処理はステツプ1716から再び
ステツプ1711に移行し、合焦状態を維持し続ける。
【0142】但しこの場合は、MCが0ではない値にな
っているので、次の焦点検出領域の移動時の為に、ステ
ツプ1715でMCを0クリアしておく。
【0143】以上の処理を実行することにより、合焦
後、評価値の低下が被写体の変化によるものなのか、そ
れとも焦点検出領域が移動した為なのかを判断し、焦点
検出領域の移動によるAF評価値の低下の場合にはAF
動作の再開を所定時間見合わせることが出来る様にな
る。
【0144】そして前記所定時間を適当に選択すること
により、合焦後、撮影者が撮像画面内の別の位置を見て
構図等を確認する程度ではAF動作の再開は為されず、
別の被写体を選択してその被写体を見続けた時に初めて
AF動作が再開される様になる。
【0145】尚、上記説明では、図17のステツプ17
17やステツプ1722等の処理において、座標の比較
を「点」、即ちX座標とY座標が共に等しいかどうかで
行ったが、「等しいかどうか」の判断の代わりに、ある
範囲を設けてXとYがその範囲内に収まっているかどう
かで、「撮影者が同一被写体を見ているかどうか」とい
う判断を行う場合も本発明に含まれるものである。
【0146】(第2の実施例)以下、本発明の第2の実
施例について説明する。図18はAFマイコン111内
で実行されるAF処理の他の処理例を示すものであり、
カメラのAF制御部1800の処理のフローチャートで
ある。
【0147】本実施例で説明するシステムの構成は位置
検出装置として視線位置検出装置118を搭載した図4
に示されるものと同等である。
【0148】従って図18の処理はAFマイコン111
内に於いて実行され、前述の本発明の選定として説明し
た図5のフローチャートのAF制御部501に代わるも
のである。
【0149】図18と図17の処理の流れは基本的に同
じであるので、同一処理を行うステツプは、図17と同
一符号で示すことにする。図18の処理が図17の処理
と異なるところは、AF評価値レベル低下判別ステツプ
1716と視線位置変化検出ブロック1712の間に、
AF評価値がノイズレベルよりも小さいかどうかを判別
するステツプ1801を設けたところである。ノイズレ
ベルとは図11に示される様なものであって、CCD1
04からAFマイコン111でA/D変換されるまでの
伝送経路でアナログ映像信号に重畳されるノイズ等のレ
ベルを表す。
【0150】超低コントラスト被写体等を撮影すると、
合焦点ですらAF評価値が極めて小さくなり、前記ノイ
ズレベルの中に埋もれてしまう。このような場合にはA
F評価値の最大点を正確に検出することが事実上不可能
になり、レンズの挙動としてはハンチング動作等を繰り
返して停止できなくなったり、ノイズによって誤った位
置を合焦と判断して停止してしまったりする。
【0151】本実施例では、合焦後、焦点検出領域(測
距枠)が移動して上記超低コントラスト被写体を焦点検
出領域(測距枠)内全部で取り込んだ場合、第1の実施
例で説明した図17のタイマー処理ルーチン1719を
稼働して、上記レンズの誤動作を未然に防ぎ、超低コン
トラスト被写体以外の合焦可能被写体に対して応答性を
重視して速やかにAF動作を再開させる様にしたもので
ある。
【0152】以下に図17と異なる部分を中心として図
18の処理の説明を行う。
【0153】一旦、合焦後、ステツプ1716でAF評
価値のレベルが低下したことを確認すると、ステツプ1
801でAF評価値レベルがノイズレベルよりも小さい
かどうかを判別する。
【0154】AF評価値がノイズレベルよりも大きい場
合にはAF動作を再開することにより新たな合焦点が得
られる可能性が高いので、測距枠の移動の有無に関わら
ず17181で既合焦フラグを0として、次の処理から
AF動作を再開する。
【0155】AF評価値がノイズレベル以下の場合に
は、タイマー処理ルーチン1719を用いる。そして所
定時間以上新しい位置を見続けている場合、撮影者はそ
の部分を次の主被写体として選択したものとしてAF動
作を再開する。
【0156】(第3の実施例)ところで、図18のフロ
ーチヤートに於いてステツプ1703の処理ブロツク
と、タイマー処理ルーチン1719の処理を実行せず、
図19の様にAとB、CとDをそれぞれ短絡し、合焦
後、超低コントラスト被写体を見た時にはAF動作を全
く再開させない様にすることも可能である。超低コント
ラスト被写体を撮影しても自動ピント合わせは事実上不
可能であるから、図19のフローチヤートに示すような
処理を行うAF制御部2100は実際的であるとも言え
る。
【0157】以上の処理を実行することにより、合焦
後、評価値の低下が被写体の変化によるものなのか、そ
れとも焦点検出領域(測距枠)が移動した為なのかを判
断し、焦点検出領域(測距枠)が移動して別の被写体を
捕えたときに、AFを再開しても合焦の見込みが極めて
低い状態ではAF動作の再開を所定時間見合わせるか又
は全く再開させないことが出来る様になる。そして、合
焦可能と判断された場合には速やかにAFを再開させる
ことも可能になる。
【0158】尚、図18や図19に於いても、ステツプ
1717やステツプ1722の座標の比較を「点」、即
ちX座標とY座標が共に等しいかどうかの判断を行って
いるが、「等しいかどうか」の判断の代わりに、ある範
囲を設けてXとYがその範囲内に収まっているかどうか
で、「撮影者が同一被写体を見ているかどうか」という
判断を行っても良い。
【0159】(第4の実施例)以下、本発明の第4の実
施例について説明する。図20はAFマイコン111内
で実行されるAF処理の他の処理例を示すものであり、
カメラのAF制御部1900の処理のフローチャートで
ある。
【0160】本実施例で説明するシステムの構成は位置
検出装置として視線位置検出装置118を搭載した図4
に示されるものと同等である。
【0161】従って図20の処理はAFマイコン111
内に於いて実行され、前述の本発明の選定として説明し
た図5のフローチャートのAF制御部501に代わるも
のである。
【0162】図20と図17の処理の流れは基本的に同
じである。図20の処理が図17の処理と異なるところ
は以下の通りである。
【0163】即ち、AF評価値の低下を認めた後、図1
7ではステツプ1717で合焦時点の焦点検出領域(測
距枠)位置と現在の焦点検出領域(測距枠)位置が異な
っているかどうかを判断しているが、図20では図17
のステツプ1717の判定処理の代わりに、ステツプ1
902で現在の視線位置がファインダ内のモニタ上に表
示されたキャラクタ位置と同じかどうかを判断してい
る。
【0164】つまり、撮影者が撮影中に図14(b)に
示されるようなキャラクタ表示をチラッと見て、カメラ
の諸状態を確認する程度ではAF動作を再開させない様
にするものである。
【0165】前記キャラクタの位置は予め定まっている
のが普通であるから、例えば図15において領域150
1,1502,1503で示すように、キヤラクタを表
示する位置すなわち撮影者がキャラクタを見る時の視線
位置を予め領域で定めておき、視線位置1504から視
線位置1505への視線の動きの様に、この領域内の座
標と視線座標が一致したときにはAF動作の再開を控え
る様にする。
【0166】以下、図17と異なる部分を中心に図20
のフローチヤートの処理の説明を行う。
【0167】一旦合焦後、1711でAF評価値のレベ
ルが低下したことを確認すると、ステツプ1901で視
線位置(X,Y)が図15に示されるキャラクタ表示領
域内にあるかどうかを判別する。
【0168】ステツプ1902でキャラクタ領域内にな
い場合にはステツプ1718で既合焦フラグを0にし
て、次の処理からAF動作を再開する。ステツプ190
1で(X,Y)がキャラクタ表示領域内にあると判断さ
れた場合にはタイマー処理ルーチン1719の処理を実
行し、所定時間以上その部分を見続けている時にはそこ
にある被写体を主被写体として撮影者が選択したものと
してステツプ1721で既合焦フラグを0とし、次の処
理からAF動作を再開する。所定時間に至らず視線位置
が変更になった場合等はAF動作を再開しない。
【0169】以上の処理を実行することにより、合焦
後、評価値が低下し、かつファインダ内モニタ上に重畳
表示されたキャラクタを撮影者が見ていると判断される
ときには、AF動作の再開を所定時間見合わせることが
出来る様になる。
【0170】尚、図20に於いても、ステツプ1722
の座標の比較を「点」、即ちX座標とY座標が共に等し
いかどうかの判断を行っているが、「等しいかどうか」
の判断の代わりに、ある範囲を設けてXとYがその範囲
内に収まっているかどうかで、「撮影者が同一被写体を
見ているかどうか」という判断を行っても良い。
【0171】(第5の実施例)以下、本発明の第5の実
施例について説明する。図21はAFマイコン111内
で実行されるAF処理の他の処理例を示すものであり、
カメラのAF制御部2000の処理のフローチャートで
ある。
【0172】本実施例で説明するシステムの構成は位置
検出装置として視線位置検出装置118を搭載した図4
に示されるものと同等である。
【0173】従って図21の処理はAFマイコン111
内に於いて実行され、前述の本発明の選定として説明し
た図5のフローチャートのAF制御部501に代わるも
のである。
【0174】図21の処理は、図18と図20の処理を
併せ持った処理であって、図16の視線位置1504か
ら視線位置1505に視線を移し、次に全くコントラス
トのない位置1601の部分に視線を移した場合等に有
効である。尚、図18,図20のフローチヤートと対応
する符号で説明する。
【0175】即ち、AF評価値の低下を認めた後、ステ
ツプ1901で現在の視線位置がファインダ内のモニタ
上に表示されたキャラクタ位置と同じかどうかを判断し
ている。
【0176】そして撮影者がキャラクタを見ていると判
断される時には図19の処理と同様にして1719のタ
イマー処理ルーチンを動作させる。
【0177】また撮影者がキャラクタを見ていないと判
断される場合にはステツプ1801でAF評価値がノイ
ズレベルより低い値まで低下しているかどうかを判断
し、ノイズレベルより低く、視線位置が合焦時点から変
化している場合にタイマー処理ルーチン1719を用い
る。
【0178】そして、キャラクタや超低コントラスト被
写体を見た時には、速やかなAF動作の再開を控える様
にするものである。
【0179】以下、これまでの説明との重複を避けなが
ら図21の説明を行う。
【0180】一旦合焦後、ステツプ1716でAF評価
値のレベルが低下したことを確認すると、ステツプ19
01で視線位置(X,Y)が、図15に示されるキャラ
クタ表示領域内にあるかどうかを判別する。
【0181】ステツプ1901でキャラクタ領域内にな
い場合には、ステツプ1801でAF評価値レベルがノ
イズレベル以下になっているかどうかの判別を行い、ノ
イズレベルよりも高い場合には、AF動作を再開しても
合焦出来る可能性が高いので、ステツプ1718で既合
焦フラグを0にして、次の処理からAF動作を再開す
る。
【0182】AF評価値がノイズレベル以下の場合に
は、ステツプ1717で合焦時点から視線位置が変更さ
れているかどうかを判別し、移動している場合にはタイ
マー処理ルーチン1719を用いて速やかなAF動作の
再開を控える。視線位置が合焦時点から変化せずにAF
評価値が低下した場合には、被写体が変化したものとし
て1721で既合焦フラグを0にし、次の処理からAF
動作を再開する。
【0183】ステツプ1901で(X,Y)がキャラク
タ表示領域内にあると判断された場合には1719のタ
イマー処理ルーチンを用い、所定時間以上その部分を見
続けている時にはそこにある被写体を主被写体として撮
影者が選択したものとしてステツプ1721で既合焦フ
ラグを0とし、次の処理からAF動作を再開する。所定
時間に至らず視線位置が変更になった場合等はAF動作
を再開しない。
【0184】以上の処理を実行することにより、合焦
後、評価値が低下し、かつファインダ内モニタ上に重畳
表示されたキャラクタを撮影者が見ていると判断される
ときには、AF動作の再開を所定時間見合わせることが
出来る様になると共に、キャラクタとは別位置を見た場
合には、超低コントラスト被写体を見ていない時、直ち
にAF動作を再開して応答性を確保すると共に、超低コ
ントラスト被写体を見ている場合にはAF動作の再開を
しばらく見合わせることが出来るようになる。
【0185】(第6の実施例)ところで、図21に於い
て(X,Y)が(XM,YM)に等しくない場合には、
ステツプ1717からタイマー処理ルーチン1719へ
の処理の移行を行わず、図22に示されるようにそのま
ま処理をステツプ1704に戻す様にすると、測距枠内
全部が超低コントラストとなった場合にレンズを全く動
かさなくすることが出来る。
【0186】超低コントラスト被写体を撮影しても自動
ピント合わせは事実上不可能であるから、図22のよう
なフローチヤートの処理を行うAF制御部2200は実
際的であるとも言える。
【0187】尚、図21や図22に於いても、ステツプ
1717やステツプ1722の座標の比較を「点」、即
ちX座標とY座標が共に等しいかどうかの判断を行って
いるが、「等しいかどうか」の判断の代わりに、ある範
囲を設けてXとYがその範囲内に収まっているかどうか
で、「撮影者が同一被写体を見ているかどうか」という
判断を行っても良い。
【0188】以上、5つの実施例に於いて、視線位置検
出装置を用いたシステムに於ける図5のAF制御部50
1に代わる処理1700、1800、1900、200
0、2100、2200の流れについて説明を行った。
【0189】そしてこれらのAF制御部は、図6に示さ
れるような視線位置検出装置とは別の位置検出装置を用
いたシステムに於いても、図18のAF制御部1301
や図14のAF制御部1401に代えてそのまま置き換
えることが出来、本発明の考え方が視線位置検出装置を
搭載したシステムのみに応用されるものではないこと明
らかである。
【0190】但しシステムの都合上、実際には垂直同期
信号待機ステツプ1707の前に予めステツプ1419
→ステツプ1420→ステツプ1421の様な初期座標
設定処理の追加が必要な場合もあるが、初期座標設定処
理を省略したとしても本発明の実施例としては不足を生
じないので、フローチャートの提示は割愛する。
【0191】図23はファインダ内にスイッチ機能を表
示するものである。2301と2305、2302と2
306、2303と2307、2304と2308はそ
れぞれ、テレ側へのズーム、ワイド側へのズーム、フェ
ードのON/OFF、デート表示のON/OFF等のス
イツチのキヤラクタ表示部である。この部分に位置検出
装置を移動し、図示しないクリックスイッチ等を押すこ
とにより、それぞれの機能が有効になる。
【0192】位置検出装置は一つであるから、このよう
なスイッチ機能を操作しようとして位置検出装置を動か
した場合、その都度AFが動作しては不安定な動きにな
ってしまう。
【0193】それぞれ図20,図21,図22のAF制
御部1900,2000,2200を図8のAF制御部
1301や図10のAF制御部1401に置き換えるこ
とは、図23のようにスイッチ機能をファインダ内に表
示してあるシステムに対して特に有効である。そしてキ
ャラクタ表示を見た時と同様の効果を得ることが出来
る。
【0194】更に上記実施例の説明では、低コントラス
ト被写体やキャラクタを見た時には、1719のタイマ
ー処理ルーチンによって所定時間AF動作の再開を見合
わせ、その後で再開することを基本に説明を行った。こ
れは撮影者が見たところ、或いは指定したところについ
てオートフォーカス動作を実行するという考え方から盛
り込んだAF不履行脱出手段である。
【0195】以上、第2及び第5の実施例で説明した
が、第1及び第4の実施例に於いても、ステツプ170
3とタイマー処理ルーチン1719を実行せず、Aと
B、CとDをそれぞれ短絡させることによって、タイマ
ーによるAF不履行動作の脱出をやめ、キャラクタや低
コントラスト被写体を見た時には全くレンズを動かさな
くすることが可能である。
【0196】
【発明の効果】以上説明したように本発明における請求
項1に記載の発明によれば、映像状態検出信号を取り込
むための範囲が変更されたとき、フォーカスレンズ位置
の調節を禁止する構成としたので、映像状態検出信号を
取り込む範囲を変更して、被写体像が変化し、前記映像
状態検出信号に変化を生じても、短時間の変化であれ
ば、フオーカスレンズが再起動せず、誤動作のない安定
なAF動作が行える。
【0197】また選択手段の不安定さを含む動きによっ
て映像状態検出信号を取り出す部分が変化しても、直ち
にフォーカスレンズを移動させることを控えることによ
ってAF制御の誤動作を防止し、安定性を向上させるこ
とができる。
【0198】また被写体を選択して焦点検出領域を移動
させる際、不安定な移動要素が含まれていたとしても、
移動先が確定するまではAF動作の実行を控えることに
より、フォーカスレンズの安定した挙動が確保される。
【0199】また本願の請求項2に記載の発明によれ
ば、前記制御手段によつて前記フオーカスレンズ位置の
調節が禁止される時間を、所定時間内に制限したので、
不必要にフオーカスレンズの駆動禁止時間が長過ぎない
ようにし、AF制御の応答性能も確保できる。そして撮
影者がフォーカスレンズが全く動かないという、AFに
逆行する動作を防止することができる。
【0200】また本願の請求項3に記載の発明によれ
ば、撮影者の視線位置を検出する視線検出手段によつて
検出された視線検出位置に前記範囲を位置せしめるよう
に構成したので、視線位置によつて前記映像状態検出信
号を取り込む範囲を変更することができ、操作性が格段
に向上するとともに、視線位置のばらつき、よそ見、ま
ばたき等による検出エラー等を生じやすい不安定な入力
手段であつても、短時間の変化であれば、AFを誤動作
させることなく、安定したAF動作を実現できる。
【0201】また本願の請求項4に記載の発明によれ
ば、マウス,ジヨイステイツク等の外部入力装置による
指示位置に前記範囲を位置せしめるように構成したの
で、選択手段の不安定さを含む動きによって映像状態検
出信号を取り出す部分が変化しても、直ちにフォーカス
レンズを移動させることを控えることによってAF制御
の誤動作を防止し、安定性を向上させることができる。
【0202】また本願の請求項5に記載の発明によれ
ば、映像状態検出信号を取り込む範囲が変更されたと
き、映像状態検出信号が所定の条件を満足していない場
合には、所定時間フォーカスレンズ位置の調節を禁止す
るように構成したので、映像状態検出信号を取り込む範
囲を変更したとき、AF不能な状態であつた場合でも、
ある所定時間内であれば、フオーカスレンズが再起動せ
ず、誤動作のない安定なAF動作が行える。
【0203】また選択手段の不安定さを含む動きによっ
て映像状態検出信号を取り出す部分が変化したときに、
映像状態検出信号が不適切であつても、直ちにフォーカ
スレンズを移動させることを控えることによってAF制
御の誤動作を防止し、安定性を向上させることができ
る。
【0204】またフオーカスレンズの調節動作の禁止行
為をたとえば低コントラスト被写体等に対して行うこと
ができ、また前記選択手段によって、低コントラスト被
写体等のAF不能なを選択することがあってもAF制御
を誤動作させることを防止すると共に、AFでピントを
合わせ得る被写体に対しては応答性能を重視できる。
【0205】更に移動先の被写体条件により、フォーカ
スレンズの挙動に誤動作が生じると予想される場合に
は、AF動作の実行を禁止するか、所定時間AFの動作
を禁止することにより、フォーカスレンズの挙動の安定
性を確保すると共に、AF応答性を損なうことも避けら
れる様になった。
【0206】また本願の請求項6に記載の発明によれ
ば、前記フオーカスレンズ位置の調節が禁止される時間
を、所定時間内に制限したので、不必要にフオーカスレ
ンズの駆動禁止時間が長過ぎないようにし、AF制御の
応答性能も確保できる。
【0207】また本願の請求項7に記載の発明によれ
ば、撮影者の視線位置を検出する視線検出手段によつて
検出された視線検出位置に前記範囲を位置せしめるよう
に構成したので、視線位置によつて映像状態検出信号を
取り込む範囲を変更することができ、操作性が格段に向
上するとともに、視線位置のばらつき、よそ見、まばた
き等による検出エラー等を生じやすい不安定な入力手段
であつても、短時間の変化であれば、AFを誤動作させ
ることなく、安定したAF動作を実現できる。
【0208】また本願の請求項8に記載の発明によれ
ば、マウス,ジヨイステイツク等の外部入力装置による
指示位置に、前記範囲を位置せしめるように構成したの
で、外部入力装置の不安定さを含む動きによって映像状
態検出信号を取り出す部分が変化しても、直ちにフォー
カスレンズを移動させることを控えることによってAF
制御の誤動作を防止し、安定性を向上させることができ
る。
【0209】また本願の請求項9に記載の発明によれ
ば、映像状態検出信号を取り込むための範囲が変更され
た時、変更された前記範囲が画面内の所定位置であると
き、前記調節手段によるフォーカスレンズ位置の調節を
禁止するように構成したので、特定の位置に前記範囲が
移動した場合には、AF動作の実行を禁止するか、所定
時間AFの動作を禁止することにより、被写体選択とは
別の目的で該特定の位置に位置検出手段を運んだ場合に
も直ちにAF動作を実行することがなくなり、AFの安
定性が確保される。
【0210】所定時間経過後はAF動作が再開されるの
で、前記特定の位置にある被写体を選択することも可能
になる。
【0211】また本願の請求項10に記載の発明によれ
ば、前記フオーカスレンズ位置の調節が禁止される時間
を、所定時間内に制限したので、不必要にフオーカスレ
ンズの駆動禁止時間が長過ぎないようにし、AF制御の
応答性能も確保できる。
【0212】また所定時間経過後はAF動作が再開され
るので、前記特定の位置にある被写体を選択することも
可能になる。
【0213】また本願の請求項11に記載の発明によれ
ば、撮影者の視線位置を検出する視線検出手段によつて
検出された視線検出位置に前記範囲を位置せしめるよう
に構成したので、視線位置によつて前記映像状態検出信
号を取り込む範囲を変更することができ、操作性が格段
に向上するとともに、視線位置のばらつき、よそ見、ま
ばたき等による検出エラー等を生じやすい不安定な入力
手段であつても、短時間の変化であれば、AFを誤動作
させることなく、安定したAF動作を実現できる。
【0214】また本願の請求項12に記載の発明によれ
ば、マウス,ジヨイステイツク等の外部入力装置による
指示位置に前記範囲を位置せしめるように構成したの
で、選択手段の不安定さを含む動きによって映像状態検
出信号を取り出す部分が変化しても、直ちにフォーカス
レンズを移動させることを控えることによってAF制御
の誤動作を防止し、安定性を向上させることができる。
【0215】また本願の請求項13に記載の発明によれ
ば、前記画面内の所定位置を、キヤラクタの表示部分に
設定したので、キャラクタ等を確認する際、その都度A
F動作を再開させて不要なフォーカスレンズの動きを発
生させることを防止でき、上記禁止動作を所定時間内に
限ることによって、前記キャラクタと、撮影者が撮影し
たい被写体が重なった場合にはAF動作を再開出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一要素である視線検出装置の構成を示
すブロツク図である。
【図2】視線検出装置で検出される眼球像を示す図であ
る。
【図3】本発明の一要素であるAF制御部の構成を示す
ブロツク図である。
【図4】本発明のカメラの構成を示すブロツク図であ
る。
【図5】図4のカメラの前提となる基本動作を説明する
ためのフローチヤートである。
【図6】本発明のカメラの他の構成を示すブロツク図で
ある。
【図7】外部入力手段としてのジヨイステイツクの構成
を説明するための図である。
【図8】図6の構成に、外部入力手段として図7のジヨ
イステイツクの構成を用いた場合の動作を示すフローチ
ヤートである。
【図9】外部入力手段としてのマウスの構成を説明する
ための図である。
【図10】図9の構成に、外部入力手段として図8のマ
ウスの構成を用いた場合の動作を示すフローチヤートで
ある。
【図11】フオーカスレンズの移動に応じたAF評価値
の変化と低コントラスト判別用のノイズレベルの関係を
示す図である。
【図12】AF動作の基本アルゴリズムを示すフローチ
ヤートである。
【図13】画面内における被写体と焦点検出領域の設定
動作を説明するための図である。
【図14】画面内における被写体と焦点検出領域の設定
動作を説明するための図である。
【図15】画面内における被写体と焦点検出領域の設定
動作を説明するための図である。
【図16】画面内における被写体と焦点検出領域の設定
動作を説明するための図である。
【図17】本発明の第1の実施例の処理動作を説明する
ためのフローチヤートである。
【図18】本発明の第2の実施例の処理動作を説明する
ためのフローチヤートである。
【図19】本発明の第3の実施例の処理動作を説明する
ためのフローチヤートである。
【図20】本発明の第4の実施例の処理動作を説明する
ためのフローチヤートである。
【図21】本発明の第5の実施例の処理動作を説明する
ためのフローチヤートである。
【図22】本発明の第6の実施例の処理動作を説明する
ためのフローチヤートである。
【図23】フアインダ内スイツチの表示及び動作を説明
するための図である。
【符号の説明】
100 視線検出ブロツク 101 カメラ(AF)ブロツク 118 視線検出回路 103 フオーカスレンズユニツト 108 LCDモニタ表示回路 109 電子ビユーフアインダ(LCDモニタ) 110 AF評価値処理回路 112 枠生成回路 111 AFマイコン 401 映像情報取り込み領域検出・設定回路 402 位置読み取り装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーカスレンズと、撮像した映像の所
    定の範囲から映像状態検出信号を取り込む取り込み手段
    と、 前記映像状態検出信号に従ってフォーカスレンズ位置を
    調節する調節手段と、 前記取り込み手段によつて映像状態検出信号を取り出す
    ための前記範囲を選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択される部分が変更されたと
    き、前記調節手段による前記フォーカスレンズ位置の調
    節を禁止する制御手段と、を備えたことを特徴とするカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段によつ
    て前記フオーカスレンズ位置の調節が禁止される時間
    は、所定時間内に制限されていることを特徴とするカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記選択手段は撮影
    者の視線位置を検出する視線検出手段を含み、該視線検
    出位置に前記範囲を位置せしめるように構成されている
    ことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記選択手段はマウ
    ス,ジヨイステイツク等の外部入力装置を含み、該指示
    位置に前記範囲を位置せしめるように構成されているこ
    とを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 フォーカスレンズと、 映像信号中の所定の範囲から映像状態検出信号を取り込
    む取り込み出す手段と、 前記映像状態検出信号に従って前記フォーカスレンズの
    位置を調節する調節手段と、 前記選択手段によつて、映像状態検出信号を取り込む範
    囲を選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択される前記範囲が変更された
    とき、前記映像状態検出信号が所定の条件を満足してい
    ない場合には、所定時間前記調節手段によるフォーカス
    レンズ位置の調節を禁止する制御手段と、を備えたこと
    を特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記制御手段によつ
    て前記フオーカスレンズ位置の調節が禁止される時間
    は、所定時間内に制限されていることを特徴とするカメ
    ラ。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記選択手段は撮影
    者の視線位置を検出する視線検出手段を含み、該視線検
    出位置に前記範囲を位置せしめるように構成されている
    ことを特徴とするカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項5において、前記選択手段はマウ
    ス,ジヨイステイツク等の外部入力装置を含み、該視線
    検出位置に前記範囲を位置せしめるように構成されてい
    ることを特徴とするカメラ。
  9. 【請求項9】 フォーカスレンズと、 映像信号中の所定の範囲から映像状態検出信号を取り込
    む取り込み手段と、 前記映像状態検出信号に従って前記フォーカスレンズの
    位置を調節する調節手段と、 映像状態検出信号を取り込むための前記範囲を選択する
    選択手段と、 前記選択手段によって選択される範囲が変更された時、
    変更された前記範囲が画面内の所定位置であるとき、前
    記調節手段によるフォーカスレンズ位置の調節を禁止す
    る制御手段と、を備えたことを特徴とするカメラ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記制御手段によ
    つて前記フオーカスレンズ位置の調節が禁止される時間
    は、所定時間内に制限されていることを特徴とするカメ
    ラ。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記選択手段は撮
    影者の視線位置を検出する視線検出手段を含み、該視線
    検出位置に前記範囲を位置せしめるように構成されてい
    ることを特徴とするカメラ。
  12. 【請求項12】 請求項9において、前記選択手段はマ
    ウス,ジヨイステイツク等の外部入力装置を含み、該視
    線検出位置に前記範囲を位置せしめるように構成されて
    いることを特徴とするカメラ。
  13. 【請求項13】 請求項9において、前記画面内の所定
    位置は、キヤラクタの表示部分であることを特徴とする
    カメラ。
JP6135664A 1994-06-17 1994-06-17 カメラ Withdrawn JPH089219A (ja)

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