JPH0891511A - 部品箱の管理方法 - Google Patents

部品箱の管理方法

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JPH0891511A
JPH0891511A JP22841094A JP22841094A JPH0891511A JP H0891511 A JPH0891511 A JP H0891511A JP 22841094 A JP22841094 A JP 22841094A JP 22841094 A JP22841094 A JP 22841094A JP H0891511 A JPH0891511 A JP H0891511A
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JP
Japan
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boxes
parts
component
pallet
processing device
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JP22841094A
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English (en)
Inventor
Shinichi Suzuki
新一 鈴木
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】納品された部品箱を自動倉庫へ収容するときの
管理を容易に行う。 【構成】パレット3 〜5 に搭載され、搬送された部品箱
A 〜L を在庫管理処理装置10により自動倉庫11に収容し
たのち、該部品箱A 〜L を製造ライン12へ供給する部品
箱の管理方法において、部品箱A 〜L の自動倉庫11への
収容時には、パレット3 〜5 単位の情報を在庫管理処理
装置11に入力する。部品箱A 〜L の製造ラインへ12の供
給時には、在庫管理処理装置11のパレット単位の情報に
基づいて自動倉庫11から出庫する。そして、部品箱A 〜
L の製造ライン12への供給後、製造ライン12へ供給でき
なかった部品箱A 〜L は箱単位の情報を在庫管理処理装
置10に入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部品箱の管理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、部品を収容する部品箱を管理する
管理方法として、必要な物を、必要な時に生産し、部品
を調達するいわゆるかんばん方式が工場にて採用され、
製品が製造されている。このかんばん方式が完全に行わ
れると、生産過程においても流通過程においても在庫を
持つことがなく、在庫のためのコストを節減することが
できる。
【0003】このかんばん方式による部品を収容する部
品箱の供給システムを図3に示す。トラック51等の輸
送手段は、予め発注された部品を収容するA〜D部品箱
52〜55(このとき、A部品箱52が4箱、B部品箱
53が8箱、C部品箱54が1箱、D部品箱55が1
箱)をパレット56に搭載した状態で納品する。製造ラ
インの工場側は納品されたA〜D部品箱52〜55をパ
レット56ごと搬送し、工場内の一時部品置き場57に
保管する。そして、所定時間となると、一時部品置き場
57に保管されていたA〜D部品箱52〜55をパレッ
ト56ごと製造ライン58の近傍に設けられた部品棚6
0に搬送する。
【0004】部品棚60にはA〜D部品箱52〜55を
配置する第1〜第4収容棚61a〜61dが設けられて
いる。この第1〜第4収容棚61a〜61dにA〜D部
品箱52〜55がそれぞれ最大3箱まで収容することが
できる。この場合、第1収容棚61aにはB部品箱53
が2箱補充され、第2収容棚61bにはA部品箱52が
1箱補充される。又、第3及び第4収容棚61c,61
dにはC及びD部品箱54,55が2箱補充することが
できるが、納品は1箱なので、このC及びD部品箱5
4,55が第3及び第4収容棚61c,61dにそれぞ
れ補充される。
【0005】そのため、パレット56上には3箱のA部
品箱52及び6箱のB部品箱52が補充できない状態で
残される。このパレット56は再び一時保管置き場57
に搬送されて保管される。そして、部品棚60の第1及
び第2収容棚61a,61bに収容されるA及びB部品
箱52,53が不足状態(危険在庫)とならないように
一時置き場57に置かれたA及びB部品箱52,53を
パレット56ごと再び搬送して補充するようになってい
る。
【0006】一方、製造ライン58の作業者63は部品
箱52〜55に収容されている部品を使用して製品を製
造する。このとき、部品箱52〜55の最初の部品を使
用する際、部品箱52〜55毎に入れられたかんばん5
2a〜55aを取り出し、ポスト65に投入している。
このかんばん52a〜55aには部品の品番、部品の
数、製造工場等の各種情報が文字、数字、バーコード等
で表示されている。
【0007】このかんばん52a〜55aは回収者によ
り回収され工場別に仕分けられる。仕分けられたかんば
ん52a〜55aはその工場に該当するトラック51の
運転手に部品納品時のときに手渡たされる。トラック5
1の運転手は手渡されたかんばん52a〜55aを工場
に持ち帰り、その工場はそのかんばん52a〜55aに
基づいてその品番に該当する部品を製造し、再び指示さ
れている所定時間にトラック51にて納品する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際にはト
ラック51にて納品される部品箱は数多く有り、その部
品箱を載置するパレットの数も多くなる。従って、A〜
D部品箱52〜55を載置した納品時のパレット56や
補充できなかった残りのA及びB部品箱52,53を搭
載したパレット56は一時保管置き場57に保管され
る。しかし、工場によっては敷地が狭い等の理由から一
時保管置き場57を設けることができない場合がある。
【0009】そのため、A〜D部品箱52〜55を載置
する納品時のパレット56や補充できなかった残りのA
及びB部品箱52,53を搭載したパレット56を自動
倉庫に収容して保管することが考えられる。この場合、
納品時のパレット56にA〜Dの部品箱52〜55がど
れだけあるかカウントして在庫コンピュータに記憶す
る。そして、自動倉庫からパレット56ごとA〜D部品
箱52〜55を出庫して搬送し、第1〜第4収容棚61
a〜61dにA〜D部品箱52〜55を補充する。そし
て、再び自動倉庫にパレット56を収容するとき、A〜
D部品箱52〜55がどれだけ残ったかをカウントして
在庫コンピュータに記憶する。そのため、在庫管理コン
ピュータは入庫前のカウントしたデータと出庫して残っ
たデータとに基づいて自動倉庫に保管されているA〜D
部品箱52〜55の在庫数を求めて管理する。
【0010】しかしながら、納品時においてパレット5
6ごと自動倉庫にA〜D部品箱52〜55を収容して保
管するとき、A〜D部品箱52〜55の数を数えなけれ
ばならない。実際に、部品は多くの種類あり、その部品
箱が数多くある。従って、この部品箱を全てカウントし
てた後、自動倉庫に収容して保管するのは大変面倒であ
るという問題がある。
【0011】しかも、自動倉庫からA〜D部品箱52〜
55をパレット56ごと出庫して第1〜第4収容棚61
a〜61dにA〜D部品箱52〜55を補充し、残った
A〜D部品箱52〜55をパレット56ごと自動倉庫に
収容して保管する際、残ったA〜D部品箱52〜55の
数を数えなければならず、これも大変面倒であるという
問題がある。
【0012】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、納品された部品箱を
自動倉庫に収容するときの管理を容易にする部品箱の管
理方法を提供することにある。
【0013】第2の目的は、納品された部品箱を自動倉
庫に収容するときの管理を一層容易にする部品箱の管理
方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、パレットに搭載され、搬送
された部品箱を在庫管理処理装置により自動倉庫に収容
したのち、該部品箱を製造ラインへ供給する部品箱の管
理方法において、部品箱の自動倉庫への収容時には、パ
レット単位の情報を前記在庫管理処理装置に入力し、部
品箱の製造ラインへの供給時には、前記在庫管理処理装
置のパレット単位の情報に基づいて自動倉庫から出庫す
ることをその要旨とする。
【0015】請求項2記載の発明は、部品箱の製造ライ
ンへの供給後、製造ラインへ供給できなかった部品箱は
箱単位の情報を前記在庫管理処理装置に入力することを
その要旨とする。
【0016】請求項3記載の発明は、前記パレット単位
の情報は、納品管理データに基づいてパレット毎に付与
された仮番号であることをその要旨とする。請求項4記
載の発明は、部品箱の製造ラインへの供給は、予め定め
られた計画に基づいて自動倉庫から出庫することをその
要旨とする。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、パレットに搭載
されて搬送された部品箱は、パレット単位の情報を在庫
管理処理装置に入力した後、自動倉庫に収容される。そ
して、在庫管理処理装置のパレット単位の情報に基づい
て自動倉庫からパレット毎部品箱を出庫し、部品箱を製
造ラインへ供給する。
【0018】従って、パレットに搭載されて搬送された
部品箱を自動倉庫に収容するとき、パレット単位の情報
を在庫管理処理装置に入力すればよい。この結果、パレ
ットの納品時に個々の部品箱の情報を在庫管理処理装置
に入力する必要が無くなるので、納品時の入力作業を簡
単にすることが可能となる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、自動倉庫か
らパレット毎出庫され、製造ラインへ供給した部品箱の
内、製造ラインへ供給できなかった残りの部品箱単位の
情報を在庫管理処理装置に入力する。
【0020】従って、一度に製造ラインへ供給できてし
まう部品箱までを部品箱単位で管理する必要が無くな
り、部品箱の在庫管理を容易にすることが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、パレット単位に付された
仮番号に基づいて自動倉庫から部品箱をパレット毎出庫
し、製造ラインへ供給する。そのため、部品箱の供給す
る管理及び部品箱をパレット毎自動倉庫から出庫する出
庫情報を簡単にすることが可能となる。
【0021】請求項4記載の発明によれば、自動倉庫か
ら製造ラインへの部品箱の供給は、予め定められた計画
に基づいて自動倉庫から部品箱を出庫し、部品箱を製造
ラインへ供給する。従って、自動倉庫に在庫として残っ
ている部品箱の在庫管理を容易にすることが可能とな
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1,
図2に基づいて説明する。図1に示すように、輸送手段
としてのトラック1は各外部の工場にて製造された部品
を収容する部品箱A〜Lをパレット3〜5に搭載して製
造ライン工場2に輸送される。本実施例において、パレ
ット3にはAB社の部品箱Aが4箱、AC社の部品箱B
が8箱、部品箱Cが2箱それぞれ搭載されている。又、
パレット4にはAD社の部品箱Dが5箱、部品箱Eが4
箱、AE社の部品箱Iが2箱、部品箱Jが1箱それぞれ
搭載されている。更に、パレット5にはAF社の部品箱
Fが4箱、部品箱Gが4箱、AG社の部品箱Hが4箱、
部品箱Kが1箱、部品箱Lが2箱それぞれ搭載されてい
る。
【0023】又、図2に示すように、各部品箱A〜L毎
には部品の種類、その部品を製造した製造会社、収容さ
れる部品の数等の各種情報を示したかんばんAa〜La
が入れられるか、部品箱A〜Lの外部側面に嵌め込まれ
ている。そして、かんばんAa〜Laに示される各種情
報は数字、文字やバーコードによって表示されている。
更に、部品箱A,B,D,E,F,G,Hの色はそれぞ
れ同一色となっている。そして、部品箱C,I,J,
K,Lの色は部品箱A,B,D,E,F,G,Hの色と
異なり、かつ、部品箱C,I,J,K,L毎に色を異な
らせている。更に、各部品箱A〜LのかんばんAa〜L
aもその部品箱A〜Lに対応させた色となっている。こ
れは、後述する製造ライン12の部品棚13に一度の払
い出しにより補充できてしまう部品箱C,I,J,K,
Lと、部品棚13に一度の払い出しにより補充できない
部品箱A,B,D,E,F,G,Hとの区別が容易に行
えるようになっている。
【0024】トラック1によって輸送された部品箱A〜
Lはパレット3〜5ごと降ろされ、製造ライン工場2の
納品置き場6に順番に降ろされるようになっている。
又、納品置き場6には入力処理装置8が設けられてい
る。この入力処理装置8は在庫管理処理装置10に接続
されている。そして、トラック1の運転手は自分のトラ
ック1がどの運送会社で、1日の内の何番目の便である
かを入力処理装置8に入力する。在庫管理処理装置10
の図示しないメモリにはどの運送会社で、1日の内の何
番目の便であるかに基づいてそのトラック1がパレット
3〜5の数と各パレット3〜5毎に搭載される部品箱A
〜Lの種類を知ることができる納品管理データが記憶さ
れている。従って、入力処理装置8からの入力に基づい
て在庫管理処理装置10は、納品管理データからトラッ
ク1が輸送してくるパレット3〜5の数、パレット3〜
5毎に搭載される部品箱A〜Lの種類を読み出すように
なっている。
【0025】在庫管理処理装置10は納品管理データか
らパレット3〜5の数、パレット3〜5毎に搭載される
部品箱A〜Lの種類を読み出すと、パレット3〜5をど
の順番に納品置き場6に降ろしたかを入力処理装置8を
介してトラック1の運転手に質問するようになってい
る。この場合、パレット3、パレット4、パレット5の
順で納品置き場6に降ろしたことを入力処理装置8に入
力する。この入力に基づいて在庫管理処理装置10はパ
レット3にはNo1、パレット4にはNo2、パレット
5にはNo3となる仮番号を付けるようになっている。
この仮番号は予め設定されているトラック1の到着時刻
と仕入れ先に基づいて付与される。
【0026】又、製造ライン工場2には自動倉庫11が
設けられている。又、製造ライン工場2には製品を組み
立てるための製造ライン12が設けられている。その製
造ライン12の近傍には部品箱A〜Lを収容するための
部品棚13が設けられている。この部品棚13には部品
箱A〜Lを収容するための第1〜第3の収容棚13a〜
13cが設けられている。尚、図1においては、説明の
便宜上、部品箱A〜Cを収容する部品棚13となってい
る。そして、第1の収容棚13aには部品箱Bが最大3
箱、第2の収容棚13bには部品箱Aが最大3箱、第3
の収容棚13cには部品箱Cが最大3箱それぞれ収容す
ることができるようになっている。
【0027】前記納品置き場6にて仮番号が付されたパ
レット3〜5は、その仮番号順に前記自動倉庫11に搬
送され、順次自動倉庫11内に保管されるようになって
いる。又、自動倉庫11には部品棚13の第1〜第3の
収容棚13a〜13cに補充することができなかった残
りの部品箱A〜Lがパレット3〜5ごと収容されて保管
されるようになっている。
【0028】在庫管理処理装置10は納品置き場6から
搬送されて自動倉庫11に保管されているパレット3〜
5を製造ライン12の部品棚13に払い出す時間を管理
するようになっている。そして、その時間になると、在
庫管理処理装置10は自動倉庫11にその時間に該当す
る仮番号が付与されたパレット3〜5を出庫させる指令
を出力するようになっている。そして、自動倉庫11は
在庫管理処理装置10からの指令に基づいたパレット3
〜5を出庫するようになっている。このパレット3〜5
は図示しない搬送車等によって部品棚13まで搬送され
るようになっている。
【0029】そして、パレット3〜5ごと払い出された
部品箱A〜Lを部品棚13の第1〜3の収容棚13a〜
13cに補充する。その後、補充することができずパレ
ット3〜5に残った部品箱A〜Lはパレット3〜5ごと
再び自動倉庫11に収容されて保管される。この自動倉
庫11に保管する前に、パレット3〜5に残った部品箱
A〜Lの数を数え、この在庫となる部品箱A〜Lの箱数
を在庫数入力装置15に入力する。又、部品箱A〜Lの
箱数は在庫管理処理装置10に出力され、在庫管理処理
装置10はこの部品箱A〜Lの箱数を自動倉庫11内に
保管される部品箱A〜Lの在庫数として管理するように
なっている。
【0030】一方、製造ライン12で製造作業を行う作
業者16は部品棚13の第1〜第3の収容棚13a〜1
3cに収容される部品箱A〜Lの部品を使用して製品を
製造する。そして、新たな部品箱A〜Lの最初の部品を
使用するとき、部品箱A〜L毎に設けられたかんばんA
a〜Laをかんばんポスト17に投入するようになって
いる。
【0031】又、かんばんポスト17に投入されたかん
ばんAa〜Laは所定時間毎に回収員が回収を行うよう
になっている。回収員は自動倉庫11に保管されている
部品箱A〜Lに該当するかんばんAa〜Laのみの情報
を使用箱数入力装置20のバーコードリーダ21にて読
み取らせるようになっている。このとき、自動倉庫11
に保管される部品箱A〜Lと自動倉庫に保管されない部
品箱A〜LとはかんばんAa〜Laの色分けによって区
別できる。
【0032】そして、バーコードリーダ21によって読
み取られたかんばんAa〜Laの情報は使用箱数入力装
置20を介して在庫管理処理装置10に出力されるよう
になっている。在庫管理処理装置11はバーコードリー
ダ21によって読み取られたかんばんAa〜Laの情報
に基づいてどの種類の部品箱A〜Lが何箱使用されたか
を在庫管理処理装置10が求めるようになっている。そ
の求めた部品箱A〜Lの箱数を自動倉庫11に保管され
ている部品箱A〜Lの箱数から差し引いて自動倉庫11
に保管されている部品箱A〜Lの在庫数とするようにな
っている。
【0033】又、在庫管理処理装置10は使用された部
品箱A〜Lに該当するパレット3〜5を出庫するように
自動倉庫11に指令するとともに、使用された部品箱A
〜Lの箱数に等しい払い出し箱数を該在庫管理処理装置
10のディスプレイ10aに表示するようになってい
る。ディスプレイ10aに表示された箱数だけ図示しな
い搬送車に部品箱A〜Lを移動し、この部品箱A〜Lを
製造ライン12の部品棚13に補充するようになってい
る。
【0034】次に、上記のように構成された製造ライン
に供給する部品箱の供給システムの作用について説明す
る。尚、パレット3〜5に搭載された部品箱A〜Lは全
て同様に在庫管理されるため、説明の便宜上、パレット
3に搭載された部品箱A〜Cの在庫数を管理する場合を
代表に説明する。
【0035】まず、予め定められた時間にトラック1は
各外部の工場にて製造された部品を収容する部品箱A〜
Lをパレット3〜5に搭載して製造ライン工場2に輸送
する。そして、パレット3にはAB社の部品箱Aが4
箱、AC社の部品箱Bが8箱、部品箱Cが2箱それぞれ
搭載され、パレット4にはAD社の部品箱Dが5箱、部
品箱Eが4箱、AE社の部品箱Iが2箱、部品箱Jが1
箱それぞれ搭載されている。又、パレット5にはAF社
の部品箱Fが4箱、部品箱Gが4箱、AG社の部品箱H
が4箱、部品箱Kが1箱、部品箱Lが2箱それぞれ搭載
されている。
【0036】そして、部品箱A〜Lを搭載したパレット
3〜5を、製造ライン工場2の納品置き場6にパレット
3、パレット4、パレット5の順番で降す。トラック1
の運転手は自分のトラック1がどこの運送会社で、1日
の内の何番目の便であるかを入力処理装置8に入力す
る。すると、入力処理装置8からの入力に基づいて在庫
管理処理装置10は、納品管理データからトラック1が
輸送してくるパレット3〜5の数、パレット3〜5毎に
搭載される部品箱A〜Lの種類をメモリから読み出す。
【0037】在庫管理処理装置10は納品管理データか
らパレット3〜5の数、パレット3〜5毎に搭載される
部品箱A〜Lの種類を読み出すと、パレット3〜5をど
の順番に納品置き場6に降ろしたかを入力処理装置8を
介してトラック1の運転手に質問する。そして、トラッ
ク1の運転手はパレット3、パレット4、パレット5の
順で納品置き場6に降ろしたことを入力処理装置8に入
力する。この入力に基づいて在庫管理処理装置10はパ
レット3にはNo1、パレット4にはNo2、パレット
5にはNo3となる仮番号を付ける。前記納品置き場6
にて仮番号が付されたパレット3〜5は、その仮番号順
に前記自動倉庫11に搬送され、順次自動倉庫11内に
保管される。
【0038】在庫管理処理装置10は納品置き場6から
搬送されて自動倉庫11に保管されているパレット3を
製造ライン12の部品棚13に払い出す時間を管理して
いる。そして、その時間になると、在庫管理処理装置1
0は自動倉庫11にパレット3を出庫させる指令を出力
する。自動倉庫11は在庫管理処理装置10からの指令
に基づいて予め定められた時間に定められた仮番号のパ
レット3を出庫する。このパレット3は図示しない搬送
車によって製造ライン12の部品棚13まで搬送され
る。
【0039】このとき、部品棚13の第1の収容棚13
aには2つの部品箱Bが補充され、第2の収容棚13b
には1つの部品箱Aが補充される。又、第3の収容棚1
3cには2つの部品箱Cが補充される。そのため、部品
棚13の第1〜第3の収容棚13a〜13cには各部品
箱A〜Cがこれ以上補充できない一杯の状態となる。そ
して、パレット3には部品箱Aが3箱、部品箱Bが6箱
残り、この部品箱A,Bは補充できなかった残りとな
る。この補充できなかった部品箱A,Bをパレット3ご
と自動倉庫11まで搬送する。このパレット3ごと部品
箱A,Bを自動倉庫11に収容して保管する前に、パレ
ット3に残った部品箱A,Bの箱数を数える。そして、
部品箱A,Bの種類とその箱数を在庫数入力装置15に
入力する。又、在庫入力装置15は部品箱A,Bの種類
とその箱数を在庫管理処理装置10に出力する。する
と、在庫管理処理装置10は自動倉庫11に保管される
部品箱Aが3箱、部品箱Bが6箱であることを記憶し、
この箱数を在庫数として管理する。
【0040】一方、製造ライン12では所定時間が経過
すると、部品箱A〜Cの部品が次々に使用されて製品が
製造される。そして、作業者16が新たな部品箱A〜C
の最初の部品を使用するとき、部品箱A〜C毎に設けら
れたかんばんAa〜Caをかんばんポスト17に投入す
る。ここで、部品箱Aが1箱、部品箱Bが2箱、部品箱
Cが2箱使用されたとする。すると、かんばんポスト1
7にはかんばんAaが1枚、かんばんBaが2枚、かん
ばんCaが2枚投入されている。
【0041】このかんばんAa〜Caを回収員が回収を
行い、かんばんAa〜Caの色に基づいて自動倉庫11
に保管されている部品箱A,BのかんばんAa,Baと
自動倉庫11に保管されていない部品箱CのかんばんC
aとを区別する。そして、自動倉庫11に保管されてい
る部品箱A,BにおけるかんばんAa,Baの情報をバ
ーコードリーダ21にて読み取らせる。このかんばんA
a,Baの情報は使用箱数入力装置20を介して在庫管
理処理装置10に出力される。かんばんAa,Baの情
報に基づいて部品箱Aが1箱、部品箱Bが2箱使用され
たことを在庫管理処理装置11が求める。そして、在庫
管理処理装置10は自動倉庫11に保管されている部品
箱Aの在庫数3箱から1箱差引き、部品箱Aの在庫数を
2箱とし、部品箱Bの在庫数6箱から2箱差引き、部品
箱Bの在庫数を6箱として管理する。
【0042】又、在庫管理処理装置10は部品箱A,B
に該当するパレット3を出庫するように自動倉庫11に
指令するとともに、使用された箱数に等しい部品箱A,
Bの払い出す箱数をディスプレイ10aに表示する。デ
ィスプレイ10aに表示された箱数だけ図示しない搬送
車に部品箱A,Bを移動し、この部品箱A,Bを製造ラ
イン12の部品棚13に補充する。
【0043】そのため、1箱となる部品箱Aは第2の収
容棚13bに補充されて最大数の3箱補充され、2箱と
なる部品箱Bは第1の収容棚13aに補充されて最大数
の3箱補充される。この結果、自動倉庫11から搬送し
てきた部品箱A,Bを全て部品棚13に補充することが
できる。この繰り返しにより、自動倉庫11に保管され
ている部品箱A,Bの在庫数を容易に管理することがで
きる。そして、自動倉庫11に保管される部品箱A,B
の在庫数が無くなったころ、再びトラック1により部品
箱A〜Cを搭載したパレット3が自動倉庫11に保管さ
れている。
【0044】従って、自動倉庫11にパレット3〜5ご
と部品箱A〜Lを収容して保管するとき、全ての部品箱
A〜Lの箱数を数えて在庫数を在庫管理処理装置10に
記憶させる必要がない。つまり、納品されるパレット3
〜5には部品棚13に一度に補充することができてしま
う部品箱A〜Lもある。この部品箱A〜Lは再度自動倉
庫へ収容されないため在庫管理の対象外となる。そのた
め、パレット3〜5ごと製造ライン12の部品棚13に
搬送して部品箱A〜Lを補充し、残った部品箱A〜Lの
数のみを自動倉庫11に保管される部品箱A〜Lの在庫
数として在庫管理処理装置10に記憶させる。この結
果、部品箱A〜Lの箱数を全て数えて入力する手間を軽
減させることができる。
【0045】又、在庫管理処理装置10に記憶された部
品箱A〜Lの在庫数からかんばんAa〜Laの情報に基
づいた部品箱A〜Lの箱数が差し引かれて新たな在庫数
として在庫管理処理装置10が管理する。この結果、在
庫管理を行うための部品箱A〜Lの箱数の入力は再収容
される一度だけで済むため、在庫管理を容易に行うこと
ができる。
【0046】更に、バーコードリーダ21にかんばんA
a〜Laを読ませるとき、自動倉庫11に保管されてい
る部品箱A〜Lに該当するかんばんAa〜Laか否かを
色分けによって区別することが容易に行うことができ
る。この結果、自動倉庫11に保管されていないかんば
んAa〜Laまでをバーコードリーダ21にて読み込ま
せないので、バーコードリーダ21にてかんばんAa〜
Laを読み込ませる作業を簡単にすることができる。
【0047】又、製造ライン12の部品棚13に補充で
きなかった部品箱A〜Lをパレット3〜5ごと自動倉庫
11に収容した後の部品棚13への部品箱A〜Lの払い
出しは、かんばんAa〜Laに基づいた部品箱A〜Lの
箱数分だけを払い出すようにしている。この結果、自動
倉庫11から払い出された部品箱A〜Lを全て部品棚1
3に補充することができ、補充しきれない部品箱A〜L
が発生せず、自動倉庫へ再び搬送する必要がないので部
品箱A〜Lの搬送効率を向上させることができる。
【0048】更に、トラック1から運ばれてきた部品箱
A〜Lは仮番号の付与によりパレット3〜5単位で自動
倉庫11に入庫させている。この結果、部品箱A〜Lの
入庫工数を大幅に減らすことができる。
【0049】又、トラック1が部品箱A〜Lをパレット
3〜5に搭載して輸送し、このパレット3〜5を納品置
き場6に降ろすが、このパレット3〜5は仮番号が付与
されて自動倉庫11に収容されて保管される。この結
果、部品箱A〜Lを搭載したパレット3〜5を並べてお
くスペースを小さくすることができる。
【0050】本実施例においては、自動倉庫11に補充
することができなかった残りの部品箱A〜Lの箱数を在
庫入力装置15によって入力したが、必要に応じては直
接在庫管理処理装置10によって部品箱A〜Lの箱数を
入力するようにしてもよい。この場合、在庫入力装置1
5が不要となり、システムを簡素化することができる。
【0051】本実施例においては、パレット3〜5ごと
取り合えず製造ライン12の部品棚13まで搬送して部
品棚13に補充することができる部品箱A〜Lを補充
し、残った部品箱A〜Lの箱数を数えて自動倉庫11に
保管される部品箱A〜Lの在庫数とした。この他に、パ
レット3〜5が納品置き場6から自動倉庫11に収容さ
れて保管される前に、部品棚13に補充しきれない部品
箱A〜Lの箱数を数えて在庫処理装置10に記憶させて
おく。このとき、在庫管理する部品箱A〜Lか否かを部
品箱A〜Lの色分け又はかんばんAa〜Laの色分けに
よって簡単に区別することができる。
【0052】そして、全てのかんばんAa〜Laをバー
コードリーダ21にて読み込ませる。すると、在庫管理
処理装置10は製造ライン12にて使用された部品箱A
〜Lを求め、自動倉庫11に保管されている部品箱A〜
Lの在庫数から差し引いて新たな在庫数とする。又、在
庫管理処理装置10はバーコードリーダ21にて読み込
まれたかんばんAa〜Laに基づいて自動倉庫11から
払い出す部品箱A〜Lとその箱数を表示する。作業者は
指示された箱数だけ部品箱A〜Lを部品棚13に搬送す
る。
【0053】この場合、部品箱A〜Lをパレット3〜5
ごといったん製造ライン12の部品棚13に払い出す必
要がなく、部品箱A〜Lの搬送効率を向上させることが
できる。
【0054】本実施例においては、部品箱A〜Lを自動
倉庫11に保管するか否かを判断するため、部品箱A〜
L及びかんばんAa〜Laを色分けしたが、必要に応じ
ては部品箱A〜L又はかんばんAa〜Laの一方のみを
色分けしてもよい。
【0055】更に、パレット3〜5に付与される仮番号
はアルファベットや記号等の入力を簡易化させるものに
してもよく、その付与する順序も仕入れ順や適宜設定し
た順序で行ってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、パレットに搭載されて納品された部品箱を
自動倉庫に収容するとき、個々の部品箱の情報を入力す
る必要が無くなるので、納品された部品箱を自動倉庫へ
収容するときの入力作業を簡単にし、管理を容易にする
ことができる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、一度に製造
ラインへ供給できてしまう部品箱まで管理する必要が無
くなるので、部品箱の在庫管理を容易にすることができ
る。請求項3記載の発明によれば、部品箱をパレット毎
自動倉庫から出庫するとき、仮番号に基づいて行えるの
で、部品箱をパレット毎自動倉庫から出庫する出庫情報
及び出庫作業を簡単にすることができる。
【0058】請求項4記載の発明によれば、自動倉庫に
在庫として残っている部品箱の在庫管理を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造ラインに供給する部品箱の在庫管理を行う
流れを示す説明図である。
【図2】部品箱毎にかんばんが設けられ、自動倉庫に収
容されて保管される部品箱とそうでない部品箱とを区別
するために色分けされていることを示す説明図である。
【図3】従来の製造ラインに供給する部品箱の管理を行
う流れを示す説明図である。
【符号の説明】
1…輸送手段としてのトラック、2…製造ライン向上、
3〜5…パレット、11…自動倉庫、12…製造ライ
ン、13…部品棚、A〜L…部品箱、Aa〜La…かん
ばん

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットに搭載され、搬送された部品箱
    を在庫管理処理装置により自動倉庫に収容したのち、該
    部品箱を製造ラインへ供給する部品箱の管理方法におい
    て、 部品箱の自動倉庫への収容時には、パレット単位の情報
    を前記在庫管理処理装置に入力し、部品箱の製造ライン
    への供給時には、前記在庫管理処理装置のパレット単位
    の情報に基づいて自動倉庫から出庫する部品箱の管理方
    法。
  2. 【請求項2】 部品箱の製造ラインへの供給後、製造ラ
    インへ供給できなかった部品箱は箱単位の情報を前記在
    庫管理処理装置に入力する請求項1記載の部品箱の管理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記パレット単位の情報は、納品管理デ
    ータに基づいてパレット毎に付与された仮番号である請
    求項1記載の部品箱の管理方法。
  4. 【請求項4】 部品箱の製造ラインへの供給は、予め定
    められた計画に基づいて自動倉庫から出庫する請求項1
    記載の部品箱の管理方法。
JP22841094A 1994-09-22 1994-09-22 部品箱の管理方法 Pending JPH0891511A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107891404A (zh) * 2017-09-30 2018-04-10 同济大学 一种装配工作台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107891404A (zh) * 2017-09-30 2018-04-10 同济大学 一种装配工作台

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