JPH0890140A - アンダーカットを有する部品の製造方法 - Google Patents

アンダーカットを有する部品の製造方法

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JPH0890140A
JPH0890140A JP13961195A JP13961195A JPH0890140A JP H0890140 A JPH0890140 A JP H0890140A JP 13961195 A JP13961195 A JP 13961195A JP 13961195 A JP13961195 A JP 13961195A JP H0890140 A JPH0890140 A JP H0890140A
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俊哉 甲賀
Osamu Miyashita
修 宮下
Noriyuki Fujii
敬之 藤井
Toshihiro Imai
敏博 今井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】割型を用いることなく簡素な方法で所定の穴径
に成形されたアンダーカットを有する部品を製造するア
ンダーカットを有する部品の製造方法を提供する。 【構成】スリーブパンチ20の加圧によって被加工材5
0aのテーパ部53より上方に位置する被加工材50a
の素材が据込まれる。同時に被加工材50aのテーパ部
53付近に位置する被加工材50aの素材がダイ10の
肩部12によってしごかれ張り出し変形される。テーパ
部53付近に位置する被加工材50a素材は被加工材5
0aの軸に向って径方向に絞込まれるようにマンドレル
30の外壁に当接するまで流れ、被加工材50aの穴部
52は緩やかな傾斜で径d2 に縮径する。被加工材50
aのテーパ部53より下方に位置するL3 で示す範囲の
被加工材50aの素材は前方押出しされるため縮径され
ることなく、そのまま前方へ押出され深さL3 に相当す
る深さL4 のアンダーカット形状の袋穴42を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンダーカットを有す
る部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射装置の部品であるインジェクタ
ーボディバルブの内側に形成される細穴の奥には、研磨
逃がしまたは燃料溜まりの目的でアンダーカットが設け
られている。従来よりこのアンダーカットの成形は電解
加工によって行っているが、電極交換によるコスト高、
電解液使用による環境汚染等の問題がある。
【0003】そこで、この電解加工に代わり鍛造により
アンダーカットを成形する方法として、例えば特開昭5
6−59552号公報に開示されているものがある。こ
の方法は、径方向外側へ拡がる湾曲部を上部周縁に有す
るカップ形状の被加工材を用い、被加工材の湾曲部に適
合した肩部を備えるダイに被加工材を嵌合させた後、被
加工材の凹部底壁をパンチにより加圧して被加工材をダ
イの底方向へ向って押込む方法である。この方法による
と、ダイの肩部によってしごかれた被加工材の湾曲部が
径内方向に向って張り出し変形されることからアンダー
カットが成形される。
【0004】また、同様なアンダーカットを成形する方
法として、特開平3−207545号公報に開示されて
いるものがある。この方法は、円柱形状の被加工材を用
い、被加工材の径より大きい径からなる上部と被加工材
の径と略同径からなる下部とを有するダイに被加工材を
嵌合させた後、被加工材の径より細いパンチにより被加
工材の上端部を加圧して被加工材の上部を押しつぶす方
法である。この方法によると、押しつぶされた被加工材
の余肉が被加工材の径より大きい径のダイの内壁に沿っ
て比較的滑らかに後方押出しされることからこの余肉が
アンダーカットを成形する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアンダーカットを成形する方法によると、特
開昭56−59552号公報に開示されている方法で
は、次に列挙する問題点がある。 被加工材の凹部底壁を直接パンチにより加圧するため
被加工材の底壁が薄い場合、アンダーカット壁面が破断
するおそれがある。
【0006】しごかれた被加工材が径内方向に向って
張り出し変形されアンダーカット形状を成形するため、
アンダーカット開口部に連通するアンダーカット開口径
と略同径の長い穴を有する形状の部品にはこの方法は適
用できない。 アンダーカット開口部を形成する部分の上端面はパン
チで形状を制御されないため冷間鍛造自由表面になる。
【0007】割型を用いて成形するアンダーカット成
形にはアンダーカット径が小径にできない、割型の合わ
せ部分にばりが生ずる等の制約があり、小型部品には適
用できない。また、特開平3−207545号公報に開
示されている方法によると、次に列挙する問題点があ
る。
【0008】棒状の被加工材の中に細長い穴が形成さ
れている場合、この穴を潰すことなく被加工材の端部に
アンダーカットを成形することはできない。そのためア
ンダーカット開口部に連通するアンダーカット開口部径
と略同径の長い穴を有する形状の部品にはこの方法は適
用できない。 後方押出しを利用して被加工材の余肉がダイの内壁に
沿って比較的滑らかに押出し形状がそのままアンダーカ
ット形状のなるため、アンダーカットの内径が正確に成
形できない。
【0009】パンチにより被加工材の上端部を加圧し
てアンダーカット成形するため、アンダーカット形状の
深さとアンダーカット開口径との間には相関がありそれ
ぞれを独立させて設定することができない。本発明は、
このような問題を解決するためになされたもので、割型
を用いることなく簡素な方法で所定の穴径に成形された
アンダーカットを有する部品を製造するアンダーカット
を有する部品の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの本発明による請求項1記載のアンダーカットを有す
る部品の製造方法は、マンドレル径よりも大きくアンダ
ーカット径とほぼ同一内径を有する有底円筒状の被加工
材であって、開口部側よりも底部側が小さい外径になる
ように外周に段部を有する被加工材を被成形材に使用
し、この被成形材を、内壁に肩部を有するダイに挿入す
る工程と、被成形材の開口部側端部にパンチを当接して
押し出しし、前記ダイの前記肩部により被成形材が絞り
込まれることでアンダーカットが成形されると共に、被
成形材の円筒内部のマンドレルによって被成形材のアン
ダーカット径上方の円筒部内側径が規定される工程と、
を含むことを特徴とする。
【0011】また、本発明による請求項2記載のアンダ
ーカットを有する部品の製造方法は、請求項1記載のア
ンダーカットを有する部品の製造方法において、押出開
始前、有底円筒状の被成形材の内部にマンドレルを挿入
するとき、前記マンドレルの先端が前記ダイの前記肩部
よりも被成形材の底部側に挿入されることを特徴とす
る。
【0012】また、本発明による請求項3記載のアンダ
ーカットを有する部品の製造方法は、マンドレル径より
も大きくアンダーカット径とほぼ同一内径を有する有底
円筒状の被加工材であって、開口部側よりも底部側が小
さい外径になるように外周に段部を有する被加工材を被
成形材に使用し、この被成形材を、内壁に肩部を有する
ダイに挿入する工程と、前記ダイの前記肩部よりも被成
形材の底部側を前方押出しする工程と、前記ダイの前記
肩部よりも被成形材の開口部側を据込み加工する工程と
を含むことを特徴とする。
【0013】また、本発明による請求項4記載のアンダ
ーカットを有する部品の製造方法は、請求項3記載のア
ンダーカットを有する部品の製造方法において、前記ダ
イの前記肩部よりも被成形材の底部側を前方押出しする
工程と、前記ダイの前記肩部よりも被成形材の開口部側
を据込み加工する工程とを同時に行うことにより、被成
形材の円筒内部のマンドレルによって被成形材のアンダ
ーカット径上方の円筒部内側径が規定されることを特徴
とする。
【0014】また、本発明による請求項5記載のアンダ
ーカットを有する部品の製造方法は、マンドレル径より
も大きくアンダーカット径とほぼ同一内径を有する有底
円筒状の被加工材であって、開口部側よりも底部側が小
さい外径になるように外周に段部を有する被加工材を被
成形材に使用し、(1) この被成形材を、内壁に第一肩部
を有する第一ダイに挿入する段階と、前記第一ダイの前
記第一肩部よりも被成形材の底部側を前方押出しすると
共に前記第一ダイの前記第一肩部よりも被成形材の開口
部側を据込み加工することにより被成形材に第一アンダ
ーカットを形成する段階とからなる第一工程と、(2) 前
記第一工程により得られた被成形材を、内壁に前記第一
肩部よりも小径の第二肩部を有する第二ダイに挿入する
段階と、前記第二ダイの前記第二肩部よりも被成形材の
底部側を前方押出しすると共に前記第二ダイの前記第二
肩部よりも被成形材の開口部側を据込み加工することに
より、前記第一アンダーカットの少なくとも一部の傾斜
角度が前記第一工程終了後に比べて大きくなるように加
工された第二アンダーカットを被成形材に形成する段階
とからなる第二工程と、を含むことを特徴とする。
【0015】
【作用および発明の効果】本発明のアンダーカットを有
する部品の製造方法によると、マンドレル径よりも大き
い内径を有する有底円筒状の被加工材を使用するため、
被加工材が難加工材である場合、ブランクとしての被加
工材の作製が容易になり、押出し前の工程においてコス
トダウンを図れる。
【0016】また、有底円筒状の被加工材の開口端部側
にパンチを当接して押し出し、これによりダイの肩部よ
りも押出方向前方側の被成形材の底部側が前方押出しと
なり、ダイの肩部よりも押出方向後方側の被成形材の開
口部側が据込み加工となることで、アンダーカット部を
容易に成形することができる。さらに、ダイの肩部より
被成形材の段部を据込み成形するため、単純な中空押出
工程で筒状部品の底部に袋穴を成形し、筒部開口端部側
内径部に部分縮径によるアンダーカット成形が行える。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)本発明のアンダーカットを有する部品の
製造方法をガソリンエンジン用インジェクタのインジェ
クタボディーバルブに適用した第1実施例を図1および
図2に示す。難加工材からなるインジェクタボディーバ
ルブは冷間鍛造により形成され、この冷間鍛造に用いら
れる鍛造型を図1に示す。図1に示される中心線Cから
左側が加工前の鍛造型と被加工材であり、中心線Cから
右側が加工後の鍛造型と被加工材である。
【0018】鍛造型100は、ダイ10とスリーブパン
チ20とマンドレル30とから構成され、この鍛造型1
00の中には被加工材50aがセットされている。ダイ
10の上部から下部に向って図1に示すダイ10の中部
付近まで径D3 の穴11が形成されている。ダイ10の
中部付近から径D3 の穴11の内壁に対して傾斜角度α
で径D4 になるまで縮径する肩部12が形成されてい
る。この傾斜角度αは例えば15°より大きい角度であ
る。肩部12の下方には径D4の穴13が形成されてい
る。
【0019】スリーブパンチ20は、ダイ10の穴11
と略同径の円柱形状に形成されいる。このスリーブパン
チ20は図示しない駆動手段により上下移動することか
ら、一端がスリーブパンチ20に固定されておりスリー
ブパンチ20の下端から穴13方向に延びるマンドレル
30によりダイ10にセットされた被加工材50aを加
圧する。
【0020】マンドレル30は、後述する被加工材50
aに設けられた穴51より小さい径d2 と外壁31とか
らなる円柱形状に形成され、スリーブパンチ20に一端
が固定されている。スリーブパンチ20が加工開始の状
態、すなわちダイ10にセットされた被加工材50aの
上端部にスリーブパンチ20が当接している状態におい
て、スリーブパンチ20の下端部からダイ10の肩部1
2を越えて被加工材50aに設けられた穴51の底部5
4に接しない範囲内の長さにマンドレル30は形成され
ている。
【0021】被加工材50aは、ダイ10の穴11と穴
13とに適合する形状からなり、上部が径D3 と略同径
の円柱形状、下部が径D4 と略同径の円柱形状に形成さ
れている。またこの被加工材50aは内壁52により形
成されマンドレル30の径d2 よりわずかに大きい径d
1 とマンドレル30より長い長さからなる円柱形状の凹
部を有し、この凹部により形成される穴51を有してい
る。この穴51の底には底部54が形成されている。こ
の被加工材50aの外周壁には、ダイ10の肩部12と
略同形のテーパ部53が形成されている。穴51の径d
1 とマンドレル30の径d2 との大小関係はd1 >d2
であるから、被加工材50aの内壁52とマンドレル3
0の外壁31との間には、空間部40が形成されてい
る。図1の中心線Cから左側に示すように、被加工材5
0aの穴51の深さL1 は、被加工材50aの上端部か
らテーパ部53の下端まで長さm1 に被加工材50aの
テーパ部53の下端から底部54までの長さL3 を加え
た長さ(m1 +L3 )で表されている。ここで、被加工
材50aのテーパ部53の下端から底部54までの長さ
L3 は、所望する袋穴42の深さ、すなわち後述するア
ンダーカットの長さL4 に相当するため、被加工材50
aの上端部からテーパ部53の下端までの長さm1 に所
望するアンダーカットの長さL4 を加えた長さ(m1 +
L4 )が加工材50aの穴51の深さL1に相当する。
このように被加工材50aは他の鍛造型により所望のア
ンダーカット穴径より大きな穴および所望のアンダーカ
ット深さより浅く成形されている。
【0022】次に、鍛造型100の作動について説明す
る。図1の中心線Cから左側および図2(a)に示すよ
うに、他の鍛造型により成形された被加工材50aを鍛
造型100にセットする。その後、被加工材50aの穴
51にマンドレル30を挿入するとともに、被加工材5
0aの上端部をスリーブパンチ20により加圧する。な
お、マンドレル30およびスリーブパンチ20の図2
(a)における上端は、装置本体に固定されている。
【0023】図2(b)に示すように、この加圧により
被加工材50bのテーパ部53より上方に位置する被加
工材50bの素材が図2(b)の矢印101方向に据込
まれる。また同時に被加工材50bのテーパ部53付近
に位置する被加工材50bの素材がダイ10の肩部12
によってしごかれ、図2(b)の矢印102方向に前方
押出しされる。このテーパ部53付近に位置する被加工
材50bの素材は図2(b)の矢印103に示すように
被加工材50bの軸に向って径方向に絞込まれるように
流れるが、マンドレル30があるため矢印103方向に
流れる被加工材50bの素材はマンドレル30の外壁に
当接するまで緩やかな傾斜で径d2 に縮径する。また被
加工材50bのテーパ部53より下方に位置するL3 で
示す範囲の被加工材50bの素材は図2(b)の矢印1
04方向に前方押出しされるため縮径されることなく、
そのまま前方へ押出される。これにより加工前のL3 で
示す範囲はそのまま前方へ押出されアンダーカット形状
の袋穴42となる。また、袋穴42の深さはL3 相当の
L4 になる。袋穴42の上部はマンドレル30の径d2
と略同径に形成される円筒状の穴43に連通している。
この袋穴42の内壁55は底部54から上方へ向って緩
やな傾斜により縮径し、穴43と連通する袋穴42の開
口部は径d2 に形成されている。この内壁55の傾斜角
度は、ダイ10の肩部12の傾斜角度αと加工前の被加
工材50bの穴51の径d1 に対するマンドレル30の
径d2 とから調整可能である。被加工材50cのテーパ
部53から上端部までをm2 で示すように残す場合、ダ
イ10の肩部12の傾斜角度αを自由押出し加工限界以
上に設定することによりテーパ部53から上部がスリー
ブパンチ20によって据込むことが可能になる。図1の
中心線Cから右側および図2(c)に示すように、スリ
ーブパンチ20の加圧がさらに進むと被加工材50cの
内壁52とマンドレル30の外壁31との間に形成され
ていた空間部40には縮径した被加工材50cの素材が
充満する。
【0024】この加工により加工前の被加工材50aの
穴51の深さL1 は減面率の分だけ深くなり深さL2 に
なるとともに、加工前の被加工材50aの穴51の径d
1 を底部54に有し、開口部にはマンドレル30の径d
2 を有する袋穴42が被加工材50cに形成され、加工
後の各穴の形状は次に示すように制御可能である。 穴43の径は、マンドレル30の径d2 と略同径にな
るためマンドレル30により制御可能である。
【0025】穴43の長さは、スリーブパンチ20に
よる前方押出しの継続状態により制御可能である。 アンダーカット形状の袋穴42の上部穴径は、マンド
レル30の径d2 と略同径になるためマンドレル30に
より制御可能である。 アンダーカット形状の袋穴42の底部穴径は、加工前
に他の鍛造型により形成した穴51の径d1 になるため
他の鍛造型により制御可能である。
【0026】アンダーカット形状の袋穴42の長さ
は、加工前に他の鍛造型により形成したテーパ部53の
下端から底部54までの穴51の長さL3 に相当するた
め、他の鍛造型により制御可能である。 アンダーカット形状の袋穴42の内壁55の傾斜角度
は、ダイ10の肩部12の傾斜角度αと加工前の他の鍛
造型により形成した穴51の径d1 に対するマンドレル
30の径d2 とから調整できるため、ダイ10の肩部1
2の傾斜角度αと他の鍛造型とマンドレル30により制
御可能である。
【0027】この第1実施例によると、加工前に他の鍛
造型により形成した被加工材50aの形状とダイ10の
肩部12の傾斜角度αとマンドレル30の径d2 とによ
り、被加工材50aに所定の穴径および深さのアンダー
カットを成形することができ、このアンダーカットの内
壁は緩やかな傾斜角度で形成することができる。またこ
の傾斜角度も加工前に他の鍛造型により形成した被加工
材50aの形状とダイ10の肩部12の傾斜角度αとマ
ンドレル30の径d2 とにより任意に制御することがで
きる。
【0028】(第2実施例)本発明のアンダーカットを
有する部品の製造方法をガソリンエンジン用インジェク
タのインジェクタボディーバルブに適用した第2実施例
を図3に示す。第1実施例と実質的に同一の構成部分に
は同一符号を付す。図3(a)に示すように、鍛造型2
00の構成はスリーブパンチ220の径がダイ10の穴
13と略同径の径D4 である点と、またスリーブパンチ
220の長さが長い点とが第1実施例と異なる。
【0029】鍛造型200は、ダイ10とスリーブパン
チ220とマンドレル30とから構成され、この鍛造型
200の中には被加工材250aがセットされており、
この鍛造型200の作動について説明する。図3(a)
に示すように、他の鍛造型により成形された被加工材2
50aを鍛造型200にセットする。その後、被加工材
250aの穴251にマンドレル30を挿入するととも
に、被加工材250aの上端部をスリーブパンチ220
により加圧する。この加圧により被加工材250aのテ
ーパ部253より上方に位置する被加工材250aの素
材が据込まれる。また同時に被加工材250aのテーパ
部253付近に位置する被加工材250aの素材がダイ
10の肩部12によってしごかれ前方押出しされる。こ
のテーパ部253付近に位置する被加工材250aの素
材は被加工材250aの軸に向って径方向に絞込まれる
ようにマンドレル30の外壁に当接するまで流れ、被加
工材250aは緩やかな傾斜で径d2 に縮径する。また
被加工材250aのテーパ部253より下方に位置する
L3 で示す範囲の被加工材250aの素材はそのまま前
方押出しされるため縮径されることがない。これにより
加工前のL3 で示す範囲はそのまま前方へ押出されアン
ダーカット形状の袋穴42となり、この袋穴42の深さ
はL3 相当のL4 になる。袋穴42の上部はマンドレル
30の径d2と略同径に形成される円筒状の穴43に連
通している。この袋穴42の内壁255は底部254か
ら上方へ向って緩やな傾斜により縮径し、穴43と連通
する袋穴42の開口部は径d2 に形成されている。この
内壁255の傾斜角度は、ダイ10の肩部12の傾斜角
度αと加工前の被加工材250aの穴251の径d1 に
対するマンドレル30の径d2 とから調整可能である。
【0030】図3(b)に示すように、スリーブパンチ
220の加圧が進みスリーブパンチ220がダイ10の
穴13に挿入されるところまでスリーブパンチ220が
下方へ移動すると、被加工材250aのテーパ部253
付近に位置する被加工材250aの素材がダイ10の肩
部12によって完全にしごかれ、肩部12の下方の穴1
3に被加工材250cが押込まれるところで加圧を終了
する。これにより径D3 と略同径の円柱形状の被加工材
250aの上部とテーパ部253とが取除かれ、図3
(c)に示す被加工材250cが形成される。
【0031】加工後の各穴の形状は次に示すように制御
可能である。 穴43の径は、マンドレル30の径d2 と略同径にな
るためマンドレル30により制御可能である。 アンダーカット形状の袋穴42の上部穴径は、マンド
レル30の径d2 と略同径になるためマンドレル30に
より制御可能である。
【0032】アンダーカット形状の袋穴42の底部穴
径は、加工前に他の鍛造型により形成した穴251の径
d1 になるため他の鍛造型により制御可能である。 アンダーカット形状の袋穴42の長さは、加工前に他
の鍛造型により形成したテーパ部253の下端から底部
254までの穴251の長さL3 に相当するため、他の
鍛造型により制御可能である。
【0033】アンダーカット形状の袋穴42の内壁2
55の傾斜角度は、ダイ10の肩部12の傾斜角度αと
加工前の他の鍛造型により形成した穴251の径d1 に
対するマンドレル30の径d2 とから調整できるため、
ダイ10の肩部12の傾斜角度αと他の鍛造型とマンド
レル30により制御可能である。この第2実施例による
と、第1実施例と同様、加工前に他の鍛造型により形成
した被加工材250aの形状とダイ10の肩部12の傾
斜角度αとマンドレル30の径d2 とにより、被加工材
250aに所定の穴径および深さのアンダーカットを成
形することができ、このアンダーカットの内壁は緩やか
な傾斜角度で形成することができる。またこの傾斜角度
も加工前に他の鍛造型により形成した被加工材250a
の形状とダイ10の肩部12の傾斜角度αとマンドレル
30の径d2 とにより任意に制御することができる。
【0034】また、この第2実施例によると、加工と同
時に外周壁のテーパ部253を取除くことができるた
め、外周壁にテーパ部が不要なインジェクタボディーバ
ルブが要求される場合、加工後にテーパ部253を除去
する工程を削減できる効果がある。 (第3実施例)本発明のアンダーカットを有する部品の
製造方法をガソリンエンジン用インジェクタのインジェ
クタボディーバルブに適用した第3実施例を図4に示
す。第1実施例と実質的に同一の構成部分には同一符号
を付す。図4(a)に示すように、鍛造型300の構成
はスリーブパンチ320が長い点が第1実施例と異な
る。
【0035】鍛造型300は、ダイ10とスリーブパン
チ320とマンドレル30とから構成され、この鍛造型
300の中には被加工材350aがセットされており、
この鍛造型300の作動について説明する。図4(a)
に示すように、他の鍛造型により成形された被加工材3
50aを鍛造型300にセットする。その後、被加工材
350aの穴351にマンドレル30を挿入するととも
に、被加工材350aの上端部をスリーブパンチ320
により加圧する。この加圧により被加工材350aのテ
ーパ部353より上方に位置する被加工材350aの素
材が据込まれる。また同時に被加工材350aのテーパ
部353付近に位置する被加工材350aの素材がダイ
10の肩部12によってしごかれ前方押出しされる。こ
のテーパ部353付近に位置する被加工材350aの素
材は被加工材350aの軸に向って径方向に絞込まれる
ようにマンドレル30の外壁に当接するまで流れ、被加
工材350aは緩やかな傾斜で径d2 に縮径する。また
被加工材350aのテーパ部353より下方に位置する
L3 で示す範囲の被加工材350aの素材は前方押出し
されるため縮径されることがない。これにより加工前の
L3 で示す範囲はそのまま前方へ押出されアンダーカッ
ト形状の袋穴42となり、この袋穴42の深さはL3 相
当のL4 になる。袋穴42の上部はマンドレル30の径
d2 と略同径に形成される円筒状の穴43に連通してい
る。この袋穴42の内壁355は底部354から上方へ
向って緩やな傾斜により縮径し、穴43と連通する袋穴
42の開口部は径d2 に形成されている。この内壁35
5の傾斜角度は、ダイ10の肩部12の傾斜角度αと加
工前の被加工材350aの穴351の径d1 に対するマ
ンドレル30の径d2 とから調整可能である。
【0036】図4(b)に示すように、スリーブパンチ
320の加圧をさらに進め被加工材350aのテーパ部
353付近に位置する被加工材350cの素材が可能な
限り薄くなるまで加圧を継続する。その後、テーパ部3
53付近に被加工材350cの素材を最小限に残して加
圧を終了する。これにより上端部に一部テーパ部353
を残し、図4(c)に示す被加工材350cが形成され
る。
【0037】冷間鍛造工程で上端部に残ったテーパ部3
53を次工程の抜き等の方法により除去し、図4(d)
に示す被加工材350dが形成される。加工後の各穴の
形状は次に示すように制御可能である。 穴43の径は、マンドレル30の径d2 と略同径にな
るためマンドレル30により制御可能である。
【0038】アンダーカット形状の袋穴42の上部穴
径は、マンドレル30の径d2 と略同径になるためマン
ドレル30により制御可能である。 アンダーカット形状の袋穴42の底部穴径は、加工前
に他の鍛造型により形成した穴351の径d1 になるた
め他の鍛造型により制御可能である。 アンダーカット形状の袋穴42の長さは、加工前に他
の鍛造型により形成したテーパ部353の下端から底部
354までの穴351の長さL3 に相当するため、他の
鍛造型により制御可能である。
【0039】アンダーカット形状の袋穴42の内壁3
55の傾斜角度は、ダイ10の肩部12の傾斜角度αと
加工前の他の鍛造型により形成した穴351の径d1 に
対するマンドレル30の径d2 とから調整できるため、
ダイ10の肩部12の傾斜角度αと他の鍛造型とマンド
レル30により制御可能である。この第3実施例による
と、第1実施例と同様、加工前に他の鍛造型により形成
した被加工材350aの形状とダイ10の肩部12の傾
斜角度αとマンドレル30の径d2 とにより、被加工材
350aに所定の穴径および深さのアンダーカットを成
形することができ、このアンダーカットの内壁は緩やか
な傾斜角度で形成することができる。またこの傾斜角度
も加工前に他の鍛造型により形成した被加工材350a
の形状とダイ10の肩部12の傾斜角度αとマンドレル
30の径d2 とにより任意に制御することができる。
【0040】また、この第3実施例によると、外周壁に
テーパ部が不要なインジェクタボディーバルブが要求さ
れる場合、テーパ部353付近に被加工材350cの素
材を最小限に残して加圧を終了することから加工後の屑
材の発生を極力抑えることができ、被加工材350aの
無駄を削減する効果がある。なお、上記第1〜第3実施
例ではガソリンエンジン用インジェクタのインジェクタ
ボディーバルブの製造方法に適用した例について説明し
たが、本発明は、自動車用ボールジョイントハウジン
グ、自動車用出力軸一体型デフケース、アンダーカット
成形部を有するその他筒状部品等の製造方法にも適用す
ることができる。
【0041】(第4実施例)本発明のアンダーカットを
有する部品の製造方法をディーゼルエンジン用噴射ノズ
ルのボディーに適用した第4実施例を図5〜図7に示
す。この第4実施例は、図5に示すように内壁の傾斜角
度が大きいアンダーカットを第一工程と第二工程との二
工程で形成する例である。図5〜図7において、第1実
施例と実質的に同一の構成部品には同一符号を付す。
【0042】図6(a)〜(c)に示す第一工程では、
鍛造型400により被加工材450aを加工する。図6
(a)に示すように、鍛造型400は、ダイ410とス
リーブパンチ420とマンドレル30とから構成され、
この鍛造型400の中に被加工材450aがセットされ
る。鍛造型400の構成は、スリーブパンチ420の径
がダイ410の穴13と略同一の径D4′である点、ス
リーブパンチ420の長さが長い点、被加工材450a
の穴451の径d1 に対するマンドレル30の径d2 が
より小さい点、および、ダイ410の径D3 と径D4 ′
との径の差が小さい点が第1実施例と異なる。また、被
加工材450aの形状は、ダイ410の穴13の内径D
4 ′より被加工材450aの外周先端部の径D5 が小さ
い点が第1実施例と異なる。
【0043】この鍛造型400の作動について説明す
る。図6(a)に示すように、他の鍛造型により成形さ
れた被加工材450aを鍛造型400にセットする。そ
の後、被加工材450aの穴451にマンドレル30を
挿入すると共に被加工材451aの上端部をスリーブパ
ンチ420により加圧する。この加圧により被加工材4
50aのテーパ部453より上方に位置する被加工材4
50aの素材がダイ410の肩部412によってしごか
れる。このテーパ部453付近に位置する被加工材45
0aの素材は被加工材450aの軸に向かって径方向に
絞り込まれるようにマンドレル30の外壁に当接するま
で流れ、被加工材450aは緩やかな傾斜で径d2 に縮
径する。また、被加工材450aのテーパ部453より
下方に位置するL3 で示す範囲の被加工材450aの素
材は、そのまま前方に移動するため縮径されることがな
い。これにより、第一工程の加工前のL3 で示す範囲は
そのまま前方押出されてアンダーカット形状の袋穴とな
る。ここで、加工前の袋穴の長さと加工後の袋穴の長さ
とが同一となる第1実施例とは異なり、第4実施例では
被加工材450aの穴径d1 に対して縮径後の径d2 が
小さいため、被加工材450aの加工前の袋穴42の長
さL3 と加工後の袋穴42の長さL3 ′との関係はL3
<L3 ′となる。
【0044】図6(b)に示すように、スリーブパンチ
420の加圧がさらに進みダイ410の穴13にスリー
ブパンチ420が挿入される位置までスリーブパンチ4
20が下方に移動する。このとき、被加工材450aの
テーパ部453付近に位置する被加工材450aの素材
がダイ410の肩部412によってしごかれる。肩部4
12の下方の穴13に被加工材450bが押し込まれる
ところで加圧を終了する。これにより、図6(c)に示
す被加工材450bが形成される。
【0045】そして、図7(a)〜(c)に示す第二工
程では、第一工程で得られた被加工材450bを鍛造型
500により加工する。図7(a)に示すように、鍛造
型500は、ダイ510とスリーブパンチ520とマン
ドレル30とから構成され、この鍛造型500の中には
被加工材450bがセットされている。鍛造型500の
構成は、ダイ510の径D3 ′とD5 との径の差が小さ
い点が第1実施例と異なり、スリーブパンチ520の径
はダイ510の穴と略同一の径D3 ′である。また、第
二工程で用いる鍛造型500のダイ510の径D3 ′は
第一工程で用いた鍛造型400のダイ410の穴13の
径D4 ′と略同一であり、ダイ510の肩部512の傾
斜角度αはダイ410の肩部412の傾斜角度αと同一
である。
【0046】この鍛造型500の作動について説明す
る。図7(a)に示すように、第一工程で鍛造型400
によりアンダーカット形状の袋穴が形成された被加工材
450bを鍛造型500にセットする。その後、被加工
材450bの穴43にマンドレル30を挿入するととも
に被加工材450bの上端部をスリーブパンチ520に
より加圧する。この加圧により、第一工程と同様に、被
加工材450bのテーパ部553より上方に位置する被
加工材450bの素材がダイ510の肩部512によっ
てしごかれる。このテーパ部553付近に位置する被加
工材450bの素材は被加工材450bの軸に向かって
径方向に絞り込まれるようにマンドレル30の外壁に当
接するまで流れる。このとき、テーパ部553より上方
に位置する範囲の袋穴42は、図7(b)に示すよう
に、第二工程の加工前に比べて袋穴42の内壁455の
傾斜が大きくなるとともに径d2 に縮径する。また、被
加工材450bのテーパ部553より下方に位置するL
53で示す範囲の被加工材450bの素材はそのまま前
方に移動するため、テーパ部553より下方に位置する
範囲の袋穴42は縮径されることがない。
【0047】この第二工程により、第一工程の加工前の
L53で示す範囲はそのまま前方押出されアンダーカッ
ト形状の袋穴42となるが、第一工程において鍛造型4
00により成形された袋穴42の長さL3 ′のうち被加
工材450bのテーパ部553より上方に位置する部分
であって袋穴42と穴43を接続する傾斜部が鍛造型5
00により径d2 に縮径される。これにより、図7
(c)に示すように、袋穴42の長さがL53であり、
この袋穴42の内壁455の傾斜角度の大きい被加工材
450cが形成される。
【0048】加工後の各穴の形状は次に示すように制御
可能である。 穴43の径は、マンドレル30の径と略同径になるた
め、マンドレル30により制御可能である。 アンダーカット形状の袋穴42の上部の穴径は、マン
ドレル30の径d2 と略同径になるため、マンドレル3
0により制御可能である。
【0049】アンダーカットの袋穴42の底部穴径
は、加工前に他の鍛造型により成形した穴451の径d
1 になるため、他の鍛造型により制御可能である。 アンダーカット形状の袋穴42の長さは、加工前に他
の鍛造型により形成したテーパ部453の下端から底部
454までの穴451の長さL53に相当するため他の
鍛造型により制御可能である。
【0050】アンダーカット形状の袋穴42の内壁4
55の傾斜角度は、ダイ410の肩部412およびダイ
510の肩部512の傾斜角度α、鍛造型400の加工
率、および、加工前の鍛造型により形成した穴451の
径d1 に対するマンドレル30の径d2 から調整でき
る。したがって、肩部412および肩部512の傾斜角
度α、鍛造型400の加工率、および、他の鍛造型とマ
ンドレル30により制御可能である。ここで、「鍛造型
400の加工率」とは鍛造型400によって被加工材4
50が加工される程度を示し、これはダイ410の内径
D3とD4′との差から決まる。
【0051】この第4実施例によると、加工前に他の鍛
造型により形成した被加工材450aの形状とダイ41
0の肩部412およびダイ510の肩部512の傾斜角
度αと、鍛造型400の加工率と、マンドレル30の径
d2 とにより被加工材450aに所定の穴径および深さ
のアンダーカットを成形することができ、また被加工材
450aを二工程に分けて成形することによりこのアン
ダーカットの内壁の傾斜角度を大きくすることができ
る。この傾斜角度は、加工前に他の鍛造型により形成し
た被加工材450aの形状、鍛造型400の加工率、ダ
イ410の肩部412およびダイ510の肩部512の
傾斜角度α、および、マンドレルの径d2により制御す
ることができる。
【0052】また、図5に示したディーゼルエンジンの
噴射ノズルのボディーのように被加工材の外周のD4′
とD5との径差が小さい場合には、第1実施例に示すよ
うな一工程の加工によると前方押出の加工率が小さいた
めに内径の十分な縮小を行うことが困難であるが、第4
実施例によるとこのような場合にも内周の燃料溜まりと
なる大きなアンダーカットの成形が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるインジェクタボディ
ーバルブの冷間鍛造型を左右半部で異なる作動状態に示
す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例によるインジェクタボディ
ーバルブの冷間鍛造過程を順次示した図である。
【図3】本発明の第2実施例によるインジェクタボディ
ーバルブの冷間鍛造過程と成形過程とを順次示した図で
ある。
【図4】本発明の第3実施例によるインジェクタボディ
ーバルブの冷間鍛造過程と成形過程とを順次示した図で
ある。
【図5】ディーゼルエンジンの噴射ノズルのボディーの
冷間鍛造品形状を示した図である。
【図6】本発明の第4実施例によるディーゼルエンジン
の噴射ノズルのボディーの冷間鍛造過程と成形過程との
第一工程を順次示した図である。
【図7】本発明の第4実施例によるディーゼルエンジン
の噴射ノズルのボディーの冷間鍛造過程と成形過程との
第二工程を順次示した図である。
【符号の説明】
10 ダイ 20、220、320、420、520 スリーブパ
ンチ(パンチ) 30 マンドレル 50a、50b、50c、250a、250c、350
a、350c、350d、450a、450b、450
c 被加工材(被成形材) 100、200、300、400、500 鍛造型 410 ダイ(第一ダイ) 412 肩部(第一肩部) 510 ダイ(第二ダイ) 512 肩部(第二肩部) d1 被加工材の穴径 d2 マンドレル径 D0 スリーブパンチ外径 D3 、D3 ′ ダイの上部からダイの肩部までの穴径 D4 、D4 ′、D5 ダイの肩部からダイの下部まで
の穴径
フロントページの続き (72)発明者 今井 敏博 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンドレル径よりも大きくアンダーカッ
    ト径とほぼ同一内径を有する有底円筒状の被加工材であ
    って、開口部側よりも底部側が小さい外径になるように
    外周に段部を有する被加工材を被成形材に使用し、 この被成形材を、内壁に肩部を有するダイに挿入する工
    程と、 被成形材の開口部側端部にパンチを当接して押し出し
    し、前記ダイの前記肩部により被成形材が絞り込まれる
    ことでアンダーカットが成形されると共に、被成形材の
    円筒内部のマンドレルによって被成形材のアンダーカッ
    ト径上方の円筒部内側径が規定される工程と、 を含むことを特徴とするアンダーカットを有する部品の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 押出開始前、有底円筒状の被成形材の内
    部にマンドレルを挿入するとき、前記マンドレルの先端
    が前記ダイの前記肩部よりも被成形材の底部側に挿入さ
    れることを特徴とする請求項1記載のアンダーカットを
    有する部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 マンドレル径よりも大きくアンダーカッ
    ト径とほぼ同一内径を有する有底円筒状の被加工材であ
    って、開口部側よりも底部側が小さい外径になるように
    外周に段部を有する被加工材を被成形材に使用し、 この被成形材を、内壁に肩部を有するダイに挿入する工
    程と、 前記ダイの前記肩部よりも被成形材の底部側を前方押出
    しする工程と、 前記ダイの前記肩部よりも被成形材の開口部側を据込み
    加工する工程とを含むことを特徴とするアンダーカット
    を有する部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ダイの前記肩部よりも被成形材の底
    部側を前方押出しする工程と、前記ダイの前記肩部より
    も被成形材の開口部側を据込み加工する工程とを同時に
    行うことにより、被成形材の円筒内部のマンドレルによ
    って被成形材のアンダーカット径上方の円筒部内側径が
    規定されることを特徴とする請求項3記載のアンダーカ
    ットを有する部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 マンドレル径よりも大きくアンダーカッ
    ト径とほぼ同一内径を有する有底円筒状の被加工材であ
    って、開口部側よりも底部側が小さい外径になるように
    外周に段部を有する被加工材を被成形材に使用し、(1)
    この被成形材を、内壁に第一肩部を有する第一ダイに挿
    入する段階と、 前記第一ダイの前記第一肩部よりも被成形材の底部側を
    前方押出しすると共に前記第一ダイの前記第一肩部より
    も被成形材の開口部側を据込み加工することにより被成
    形材に第一アンダーカットを形成する段階とからなる第
    一工程と、(2) 前記第一工程により得られた被成形材
    を、内壁に前記第一肩部よりも小径の第二肩部を有する
    第二ダイに挿入する段階と、 前記第二ダイの前記第二肩部よりも被成形材の底部側を
    前方押出しすると共に前記第二ダイの前記第二肩部より
    も被成形材の開口部側を据込み加工することにより、前
    記第一アンダーカットの少なくとも一部の傾斜角度が前
    記第一工程終了後に比べて大きくなるように加工された
    第二アンダーカットを被成形材に形成する段階とからな
    る第二工程と、 を含むことを特徴とするアンダーカットを有する部品の
    製造方法。
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