JPH0887146A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0887146A
JPH0887146A JP6225013A JP22501394A JPH0887146A JP H0887146 A JPH0887146 A JP H0887146A JP 6225013 A JP6225013 A JP 6225013A JP 22501394 A JP22501394 A JP 22501394A JP H0887146 A JPH0887146 A JP H0887146A
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JP6225013A
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English (en)
Inventor
Shiyoukiyou Kou
松強 黄
Hironobu Nakai
宏暢 中井
Masanori Muramatsu
正憲 村松
Satoshi Kaneko
敏 金子
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0887146A publication Critical patent/JPH0887146A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給送される記録材のサイズに応じて原稿サイ
ズの判定基準値をいずれかのサイズ系に絞り込んで、少
ない判定処理で確実に複数の原稿サイズ系に対応する原
稿のサイズを誤りなく検知できる。 【構成】 判定された給送可能な記録材のサイズ系に基
づいて制御手段31がサイズ系毎に記憶されるいずれか
のサイズ判定基準値群を選択して対象サイズ判定基準値
群として制御手段31が実行する原稿サイズ判定処理に
対して切り換え設定する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給送される記録材のサ
イズ情報に基づいて原稿サイズの判定基準を切り換えて
複数のサイズ系に対応する原稿サイズを自動判定する画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿を露光して複写する装置には
不必要な領域を露光/現像を行わないようにして、トナ
ーの消費をおさえたり、装置内の汚れを防ぐために、原
稿のサイズを検知する手段を用いている。また、原稿の
サイズを検知して、画像を分割して複写を行ったり、画
像端部と記録材端部を揃えたり、ユーザの任意の位置に
移動する機能等を実現している。
【0003】そのため原稿サイズ検知手段として、原稿
台上の原稿からの反射光により原稿サイズを判断するも
のや、原稿搬送手段により、原稿搬送中の時間などで判
断することが行われている。
【0004】しかし、原稿サイズ系にはAB系の原稿と
インチ系の原稿が存在し、それぞれ近いサイズの原稿が
存在する。このAB系とインチ系の原稿サイズを認識で
きる原稿サイズ検知は構造が複雑になり、非常に高価な
ものとなる。
【0005】そのため、従来では画像形成装置個別にA
B系/インチ系それぞれの原稿サイズ判断基準をもち、
それぞれ片方の系での原稿サイズ検知を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では画像形成装置個別に判断基準を持つため、AB
系/インチ系の両方の原稿を用いるユーザ、また、片方
の系のサイズ検知に対応した画像形装置しか入手できな
いユーザは原稿サイズ検知が誤検知し、画像欠けが起こ
ったり、ユーザが考えた位置に複写することができなか
った。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1〜第3の発明の目的
は、複数のサイズ系に対応する原稿のサイズを給送され
る記録材のサイズに応じて判定する際に、該記録材のサ
イズに応じて判定基準を各サイズ系毎に切り換えること
により、給送される記録材のサイズに応じて原稿サイズ
の判定基準値をいずれかのサイズ系に絞り込んで、少な
い判定処理で確実に複数の原稿サイズ系に対応する原稿
のサイズを誤りなく検知できる画像形成装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、少なくとも1つ以上の記録材を収納する収納手段
と、いずれかの収納手段から記録材を給送する給送手段
と、この給送手段から給送される記録材に画像形成する
画像形成手段とを有する画像形成装置において、前記収
納手段に収納された記録材のサイズを検知する記録材サ
イズ検知手段と、この記録材サイズ検知手段の検知出力
に基づいて前記収納手段に収容された記録材のサイズ系
別を判定するサイズ系判定手段と、異なるサイズ系に対
応する原稿のサイズを決定するためのサイズ判定基準値
群をサイズ系毎に記憶する記憶手段と、この記憶手段に
記憶されたサイズ判定基準値群に応じて原稿サイズを判
定する原稿サイズ判定手段と、前記サイズ系判定手段に
より判定された給送可能な記録材のサイズ系に基づいて
サイズ系毎に記憶されるいずれかのサイズ判定基準値群
を選択して対象サイズ判定基準値群として前記原稿サイ
ズ判定手段に対して切り換え設定する制御手段とを設け
たものである。
【0009】本発明に係る第2の発明は、少なくとも1
つ以上の記録材を収納する収納手段と、いずれかの収納
手段から記録材を給送する給送手段と、この給送手段か
ら給送される記録材に画像形成する画像形成手段とを有
する画像形成装置において、前記収納手段に収納された
記録材のサイズを入力する記録材サイズ入力手段と、こ
の記録材サイズ入力手段のサイズ入力に基づいて前記収
納手段に収容された記録材のサイズ系別を判定するサイ
ズ系判定手段と、異なるサイズ系に対応する原稿のサイ
ズを決定するためのサイズ判定基準値群をサイズ系毎に
記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたサイズ
判定基準値群に応じて原稿サイズを判定する原稿サイズ
判定手段と、前記サイズ系判定手段により判定された給
送可能な記録材のサイズ系に基づいてサイズ系毎に記憶
されるいずれかのサイズ判定基準値群を選択して対象サ
イズ判定基準値群として前記原稿サイズ判定手段に対し
て切り換え設定する制御手段とを設けたものである。
【0010】本発明に係る第3の発明は、少なくとも1
つ以上の記録材を収納する収納手段と、いずれかの収納
手段から記録材を給送する給送手段と、この給送手段か
ら給送される記録材に画像形成する画像形成手段とを有
する画像形成装置において、前記収納手段に収納された
記録材のサイズを入力する記録材サイズ入力手段と、前
記収納手段に収納された記録材のサイズを検知する記録
材サイズ検知手段と、この記録材サイズ検知手段の検知
出力または前記記録材入力手段のサイズ入力に基づいて
前記収納手段に収容された記録材のサイズ系別を判定す
るサイズ系判定手段と、異なるサイズ系に対応する原稿
のサイズを決定するためのサイズ判定基準値群をサイズ
系毎に記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された
サイズ判定基準値群に応じて原稿サイズを判定する原稿
サイズ判定手段と、前記サイズ系判定手段により判定さ
れた給送可能な記録材のサイズ系に基づいてサイズ系毎
に記憶されるいずれかのサイズ判定基準値群を選択して
対象サイズ判定基準値群として前記原稿サイズ判定手段
に対して切り換え設定する制御手段とを設けたものであ
る。
【0011】
【作用】第1の発明においては、サイズ系判定手段によ
り判定された給送可能な記録材のサイズ系に基づいて制
御手段がサイズ系毎に記憶されるいずれかのサイズ判定
基準値群を選択して対象サイズ判定基準値群として原稿
サイズ判定手段に対して切り換え設定して、各収容手段
に給送可能に収容された記録材のサイズに応じて切り換
えられた原稿サイズの判定基準値に応じて異なるサイズ
系の原稿であっても正確に原稿サイズを把握することを
可能とする。
【0012】第2の発明においては、サイズ系判定手段
により判定された給送可能な記録材のサイズ系に基づい
て制御手段がサイズ系毎に記憶されるいずれかのサイズ
判定基準値群を選択して対象サイズ判定基準値群として
前記原稿サイズ判定手段に対して切り換え設定して、入
力された記録材のサイズに応じて切り換えられた原稿サ
イズの判定基準値に応じて異なるサイズ系の原稿であっ
ても正確に原稿サイズを把握することを可能とする。
【0013】第3の発明においては、サイズ系判定手段
により判定された給送可能な記録材のサイズ系に基づい
て制御手段がサイズ系毎に記憶されるいずれかのサイズ
判定基準値群を選択して対象サイズ判定基準値群として
前記原稿サイズ判定手段に対して切り換え設定して、検
知されたあるいは入力された記録材のサイズに応じて切
り換えられた原稿サイズの判定基準値に応じて異なるサ
イズ系の原稿であっても正確に原稿サイズを把握するこ
とを可能とする。
【0014】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、添付図面に基づいて本発明の第1
実施例を説明する。
【0015】図1は本発明の第1実施例を示す画像形成
装置の概略構成を説明する断面図である。以下、構成お
よび動作について説明する。
【0016】図において、1はガラス等の透明部材より
なる原稿載置台であり、露光ランプ3が矢印a方向に往
復運動して原稿を走査する。原稿載置台1の直下にはミ
ラー群2が配されていて、原稿載置台1上に置かれた原
稿像は露光ランプ3によって照射され、その反射光像は
ミラー群2によって感光ドラム4上にスリット露光され
る。
【0017】なお、この感光ドラム4は矢印b方向に回
転する。また、5は帯電器であり、例えば酸化亜鉛感光
層あるいは有機半導体感光層等を被覆された感光ドラム
4上に一様に帯電を行う。この帯電器5により一様に帯
電されたドラム4は、画像露光が行われた静電画像が形
成される。この静電画像は、現像器6により加熱で軟化
溶融する樹脂等よりなるトナーを用いて顕像化される。
【0018】一方、カセットS1,S2内に収納されて
いるシートPは、給送ローラ7aとシートを上下方向に
圧接して搬送する対のローラ7b,7cおよびローラ対
13により搬送され、感光ドラム4上の画像と同期する
ようなタイミングをとって上下方向で圧接して回転され
る対の搬送ローラ8によって、ドラム4上に送り込まれ
る。そして、転写放電器9によって、感光ドラム4上に
形成されているトナー像は、シートP上に転写される。
その後、公知の分離手段によってドラム4から分離され
たシートPは、搬送手段10によって定着装置11に導
かれ加熱定着された後にトレイ14上に排出される。
【0019】なお、トナー像を転写後、ドラム4上の残
留トナーは、クリーナ12によって除去される。また、
15は原稿を原稿載置台に給紙搬送する原稿搬送装置で
あり、必要に応じて原稿の給紙、排出を行う。
【0020】図2は、図1に示した原稿搬送装置15の
要部構成を説明する断面図である。
【0021】図において、21は原稿載置トレイであ
り、原稿の束がトレイ上に置かれる。原稿載置トレイ2
1に置かれた原稿束は、給紙搬送ローラ22および分離
ベルト23により、原稿束の最下のシートのみ搬送され
る。給紙された原稿は排紙ローラ24とタイミングロー
ラ25によりタイミングを取って、搬送ベルト26まで
送られ、原稿載置台1の直上にある搬送ベルトによっ
て、原稿載置台上の必要な位置まで原稿を搬送する。
【0022】そして、前記に述べた走査露光系により、
原稿載置台1の原稿は露光され、シートP上に画像形成
される。露光された原稿は搬送ベルト26により排紙ロ
ーラ24に送られ、排紙ローラ24によりガイド27を
通って、原稿束の上に排紙され、原稿束の最下のシート
を給紙搬送する。排紙ローラ24とタイミングローラ2
5により原稿を給紙搬送する時、センサ28により、原
稿の搬送方向長さが測定される。
【0023】図3は、図1に示した画像形成装置の制御
構成を説明するブロック図である。
【0024】図において、31はマイクロコンピュータ
等で構成される制御手段であり、32は操作部である。
制御手段31は必要に応じて操作部に表示を行ったり、
また、操作部32からのキー入力に応じて複写動作開始
等の制御を行う。33、34はカセットS1、S2のサ
イズ検知手段であり、入力ポートIN1にはセンサ28
の情報が入力されている。
【0025】また、制御手段31には画像形成動作のシ
ーケンスおよびシーケンスに必要なデータ等がプログラ
ムされたROM35がつながれ、RAM36を必要によ
り用いて、シーケンスを実行する。また、制御手段31
には、シーケンスを行うのに必要なその他の出力、入力
が接続されている。
【0026】以下、本実施例と第1〜第3の発明の各手
段との対応及びその作用について図1〜図3等を参照し
て説明する。
【0027】第1の発明は、少なくとも1つ以上の記録
材を収納する収納手段(図1に示したカセットS1,S
2および図示しないマルチフィーダ等)と、いずれかの
収納手段から記録材を給送する給送手段(給送ローラ7
a,8,ローラ7b,7c,13,搬送手段等)と、こ
の給送手段から給送される記録材に画像形成する画像形
成手段(原稿露光系およびドラム4を含む画像形成系)
とを有する画像形成装置において、前記収納手段に収納
された記録材のサイズを検知する記録材サイズ検知手段
(サイズ検知手段33,34)と、この記録材サイズ検
知手段の検知出力に基づいて前記収納手段に収容された
記録材のサイズ系別を判定するサイズ系判定手段(制御
手段31の機能による)と、異なるサイズ系に対応する
原稿のサイズを決定するためのサイズ判定基準値群をサ
イズ系毎に記憶する記憶手段(ROM35)と、この記
憶手段に記憶されたサイズ判定基準値群に応じて原稿サ
イズを判定する原稿サイズ判定手段(制御手段31の機
能による)と、前記サイズ系判定手段により判定された
給送可能な記録材のサイズ系に基づいてサイズ系毎に記
憶されるいずれかのサイズ判定基準値群を選択して対象
サイズ判定基準値群として前記原稿サイズ判定手段に対
して切り換え設定する制御手段31とを設け、判定され
た給送可能な記録材のサイズ系に基づいて制御手段31
がサイズ系毎に記憶されるいずれかのサイズ判定基準値
群を選択して対象サイズ判定基準値群として制御手段3
1が実行する原稿サイズ判定処理に対して切り換え設定
して、各カセットS1,S2に給送可能に収容された記
録材のサイズに応じて切り換えられた原稿サイズの判定
基準値に応じて異なるサイズ系の原稿であっても正確に
原稿サイズを把握することを可能とする。
【0028】第2の発明は、少なくとも1つ以上の記録
材を収納する収納手段(カセットS1,S2および図示
しないマルチフィーダ等)と、いずれかの収納手段から
記録材を給送する給送手段(給送ローラ7a,8,ロー
ラ7b,7c,13,搬送手段等)と、この給送手段か
ら給送される記録材に画像形成する画像形成手段(原稿
露光系およびドラム4を含む画像形成系)とを有する画
像形成装置において、前記収納手段に収納された記録材
のサイズを入力する記録材サイズ入力手段(操作部32
のキー)と、この記録材サイズ入力手段のサイズ入力に
基づいて前記収納手段に収容された記録材のサイズ系別
を判定するサイズ系判定手段(制御手段31の機能によ
る)と、異なるサイズ系に対応する原稿のサイズを決定
するためのサイズ判定基準値群をサイズ系毎に記憶する
記憶手段(ROM35)と、この記憶手段に記憶された
サイズ判定基準値群に応じて原稿サイズを判定する原稿
サイズ判定手段(制御手段31の機能による)と、前記
サイズ系判定手段により判定された給送可能な記録材の
サイズ系に基づいてサイズ系毎に記憶されるいずれかの
サイズ判定基準値群を選択して対象サイズ判定基準値群
として前記原稿サイズ判定手段に対して切り換え設定す
る制御手段31とを設け、該判定された給送可能な記録
材のサイズ系に基づいて制御手段31がサイズ系毎に記
憶されるいずれかのサイズ判定基準値群を選択して対象
サイズ判定基準値群として前記原稿サイズ判定手段に対
して切り換え設定して、入力された記録材のサイズに応
じて切り換えられた原稿サイズの判定基準値に応じて異
なるサイズ系の原稿であっても正確に原稿サイズを把握
することを可能とする。
【0029】第3の発明は、少なくとも1つ以上の記録
材を収納する収納手段(カセットS1,S2および図示
しないマルチフィーダ等)と、いずれかの収納手段から
記録材を給送する給送手段(給送ローラ7a,8,ロー
ラ7b,7c,13,搬送手段等)と、この給送手段か
ら給送される記録材に画像形成する画像形成手段(原稿
露光系およびドラム4を含む画像形成系)とを有する画
像形成装置において、前記収納手段に収納された記録材
のサイズを入力する記録材サイズ入力手段(操作部32
のキー)と、前記収納手段に収納された記録材のサイズ
を検知する記録材サイズ検知手段(サイズ検知手段3
3,34)と、この記録材サイズ検知手段の検知出力ま
たは前記記録材サイズ入力手段のサイズ入力に基づいて
前記収納手段に収容された記録材のサイズ系別を判定す
るサイズ系判定手段(制御手段31の機能による)と、
異なるサイズ系に対応する原稿のサイズを決定するため
のサイズ判定基準値群をサイズ系毎に記憶する記憶手段
(ROM35)と、この記憶手段に記憶されたサイズ判
定基準値群に応じて原稿サイズを判定する原稿サイズ判
定手段(制御手段31の機能による)と、前記サイズ系
判定手段により判定された給送可能な記録材のサイズ系
に基づいてサイズ系毎に記憶されるいずれかのサイズ判
定基準値群を選択して対象サイズ判定基準値群として前
記原稿サイズ判定手段に対して切り換え設定する制御手
段31とを設け、該判定された給送可能な記録材のサイ
ズ系に基づいて制御手段31がサイズ系毎に記憶される
いずれかのサイズ判定基準値群を選択して対象サイズ判
定基準値群として前記原稿サイズ判定手段に対して切り
換え設定して、検知されたあるいは入力された記録材の
サイズに応じて切り換えられた原稿サイズの判定基準値
に応じて異なるサイズ系の原稿であっても正確に原稿サ
イズを把握することを可能とする。
【0030】なお、詳細は後述するが、原稿サイズ検知
は、RDF,ADF等の原稿給送装置を画像形成装置本
体に接続して使用する態様においては、原稿給送中に原
稿搬送長を検知して原稿サイズを特定するように構成
し、一方、RDF,ADF等の原稿給送装置を接続して
いない態様においては、原稿載置台下面側に配置された
複数のセンサ出力の組合せから原稿サイズを検知するも
のとする。
【0031】次に、サイズ検知手段33、34の詳細を
図4を参照して説明する。
【0032】図4は、図3に示したサイズ検知手段3
3、34の詳細を説明する斜視図である。
【0033】この図に示すように、カセットS1(S
2)内にはシートPの幅ガイド51f,51rと長さガ
イド52が設けられている。幅ガイド51f,51rに
はアーム54がつながれ、アーム54はボリュウムVR
1につながれている。
【0034】幅ガイド51f,51rを移動させるとア
ーム54によりボリュウムVR1の抵抗値が変化し、幅
ガイド51f,51rの位置に対応した紙幅ボリュウム
VR1の抵抗値により紙幅を検知する。また、長さガイ
ド52にはアーム53が取り付けられており、長さガイ
ド52の位置に応じて、一対のスイッチSZ1,SZ2
をON/OFFする。
【0035】この一体のスイッチの信号と、ボリュウム
VR1との抵抗値により、図5に示す用紙サイズ決定テ
ーブルに従って、シートPのサイズを決定する。
【0036】図5は本発明に係る画像形成装置における
用紙サイズ決定テーブルの一例を示す図であり、該テー
ブルはROM35に記憶されているものとする。
【0037】なお、図5において「−」はサイズ不定で
あることを示し、シーケンスにおいてはカセットなしと
同じ扱いとする。
【0038】図6は本発明に係る画像形成装置における
第1の原稿サイズ決定処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(10)は各ステップを示
す。
【0039】なお、各ステップは、コピーキー(図示せ
ず)ON後、原稿搬送装置15により最初の原稿が原稿
載置台1に搬送された時、または、原稿が原稿載置台1
に搬送される毎に呼ばれるサブルーチンとして実行され
るものとする。
【0040】ステップ(1)ではカセットS1がカセッ
ト無しか否か判断する。カセット無しでない場合ステッ
プ(2)へ移行し、ステップ(2)ではカセットS1の
シートPのサイズがAB系であるか否か判断する。
【0041】ここで、AB系であるとは、サイズが(A
5,A5R,B5,B5R,A4,A4R,B4,A
3)のいずれかである場合のことである。
【0042】ステップ(2)でAB系である場合はステ
ップ(3)へ移行し、ステップ(3)では、カセットS
2のシートPのサイズがインチ系であるか否か判断す
る。
【0043】ここでインチ系であるとは、サイズが(A
5,A5R,B5,B5R,A4,A4R,B4,A
3)の以外でカセット無しでない場合のことである。
【0044】ステップ(3)でインチ系でない場合はカ
セットS1がAB系でありおよびカセットS2がカセッ
ト無し、またはAB系のサイズシートである。
【0045】この場合、ステップ(5)へ移行する。ス
テップ(3)でカセットS2がインチ系である場合はカ
セットS1がAB系であり、カセットS2がインチ系の
場合であり、ステップ(7)へ移行する。
【0046】ステップ(5)では、センサ28により測
定された原稿搬送方向長さより、図7の(a)に示され
るAB系の判断基準値(図3のROM35に記憶され
る)と比較することで原稿サイズを決定し出口へ抜け
る。
【0047】ステップ(7)では、画像形成装置個別に
持つAB系/インチ系の区別において判断基準を決定す
る。本実施例の画像形成装置では図7の(a)AB系の
判断基準と比較することで原稿サイズを決定し出口へ抜
ける。
【0048】一方、ステップ(2)でカセットS1がA
B系でない場合はステップ(4)へ移行し、ステップ
(4)では、カセットS2のシートPのサイズがAB系
であるか否か判断する。ステップ(4)でカセットS2
がAB系でない場合はカセットS1がインチ系でありお
よびカセットS2がカセットなし、またはインチ系のサ
イズシートである。この場合はステップ(6)へ移行す
る。
【0049】一方、ステップ(4)でカセットS2がA
B系である場合はカセットS1がインチ系であり、カセ
ットS2がAB系の場合であり、ステップ(7)へ移行
する。ステップ106では、センサ28により測定され
た原稿搬送方向長さより図7の(b)に示したインチ系
の判断基準値と比較することで原稿サイズを決定し出口
へ抜ける。
【0050】また、ステップ(1)でカセットS1がカ
セット無しである場合は、ステップ(8)へ移行し、ス
テップ(8)ではカセットアS2がカセット無しである
か否か判断する。カセット無しである場合はステップ
(10)へ移行し、ステップ(10)ではカセットS1
およびS2ともにカセット無しであるため、複写動作を
中止し、紙無しのアラーム表示を出す。
【0051】一方、ステップ(8)でカセット無しでな
い場合はステップ(9)へ移行し、ステップ(9)では
カセットS2がAB系であるか否かを判断する。カセッ
トS2がAB系である場合はステップ(5)へ移行し、
ステップ(5)では、センサ28により測定された原稿
搬送方向長さより図7の(a)に示したAB系の判断基
準値と比較することで原稿サイズを決定し出口へ抜け
る。
【0052】ステップ(9)でAB系でない場合は、ス
テップ(6)へ移行し、センサ28により測定された原
稿搬送方向長さより図7(b)インチ系の判断基準値と
比較することで原稿サイズを決定し出口へ抜ける。
【0053】以上述べたように、第1実施例では、画像
形成装置の保有する全てのカセットの、複写シートのサ
イズに応じて原稿サイズ判断の基準データを切り替え
て、AB敬とインチ系との用紙サイズを検知することが
可能となる。 〔第2実施例〕第2実施例では、第1実施例に代り、カ
セットS1,S2内のガイドを移動させることでカセッ
トサイズ検知を行うものではなく、ガイドとカセットサ
イズ検知が独立であるものを述べる。その他の構成に関
しては、第1実施例と同じである。
【0054】図8は本発明の第2実施例を示す画像形成
装置におけるカセットサイズ検知機構の構成を説明する
概略斜視図であり、特に、カセットS1,S2の奥側
(本体挿入時本体側)から見た斜視図に対応する。
【0055】この図に示すように、カセット奥側、本体
との接続部には取り外し可能なツメ部材61が4か所の
ツメ部材ホルダ62に取り付けられている。また、本体
の当接部側にはカセット装着時、前記ツメ部材に対応す
る位置にスイッチSW0,SW1,SW2,SW3が設
けられている(図示せず)。
【0056】なお、本実施例において、カセットにツメ
部材が取り付けられている箇所に対応するスイッチは、
カセット装着時、ONになり、ツメ部材が取り外してい
る箇所のスイッチはOFFとなる。
【0057】この図に示す場合は、スイッチSW0〜S
W3は(SW0,SW1,SW2,SW3)=(ON,
ON,OFF,OFF)となる。カセットS1,S2内
のガイドをシートPのサイズに設定時、前記カセット奥
側のツメ部材61を図9に示す用紙サイズ決定テーブル
に従うように、サイズに対応した予め決められた組み合
わせにユーザ等が設定することで、前記手段(取り外し
可能なツメ部材61が4か所のツメ部材ホルダ62)に
よりカセットを本体装着時カセット内のシートPのサイ
ズを検知することができ、それに応じて原稿サイズ判断
の基準データを切り替えることで同様の効果が得られ
る。 〔第3実施例〕第3実施例は、第1実施例にかわり、原
稿搬送手段を用いない場合(本体原稿サイズ検)を示
す。その他の構成に関しては第1の実施例と同じであ
る。
【0058】図10は本発明の第3実施例を示す画像形
成装置の原稿サイズ検知機構を説明する図であり、原稿
載置台を上から視た状態に対応する。
【0059】原稿は原稿搬送装置15を用いない場合、
図10に示す左上のマークVを基準として原稿載置台に
置かれる。原稿載置台の直下には原稿サイズセンサSE
N1〜SEN4が置かれており、各原稿サイズセンサS
EN1〜SEN4は各センサ上方の原稿を局所的に存在
するか否か検知する。原稿サイズセンサSEN1,2は
原稿走査方向(矢印X方向)に基準位置近傍にあり、原
稿サイズセンサSEN1は原稿走査方向と垂直方向(矢
印Y方向)に基準位置から279mmから297mmの
間に設定されており、原稿サイズセンサSEN2は矢印
Y方向に基準位置から216mmから257mmの間に
設定されている。
【0060】同様に、原稿サイズセンサSEN3,4は
矢印Y方向に基準位置近傍にあり、原稿サイズセンサS
EN4は矢印X方向に基準位置から279mmから29
7mmの間に設定されており、原稿サイズセンサSEN
3は矢印X方向に基準位置から216mmから257m
mの間に設定されている。この時、各サイズの原稿を原
稿載置台の基準位置に合わせて置いた場合の各原稿サイ
ズセンサSEN1〜SEN4のセンサ出力状態は図11
の(a),(b)となる。
【0061】図11は本発明に係る画像形成装置におけ
る原稿サイズ判定テーブルの一例を示す図であり、例え
ば図3に示したROM35に記憶されているものとす
る。
【0062】この図において、各原稿サイズセンサSE
N1〜SEN4がONとは、各原稿サイズセンサ上方に
原稿があることを示している。第1実施例と同様にサイ
ズ検知手段33,34によるカセットサイズがAB系で
ある場合、図11の(a)で示すAB系に示される原稿
サイズセンサの組み合わせデータによって原稿サイズを
決定し、カセットサイズAB系でない場合は、図11の
(b)で示すインチ系に示される原稿サイズセンサの組
み合わせデータによって原稿サイズを決定する。 〔第4実施例〕第4実施例は、第1実施例に代り、サイ
ズ検知手段でなく、カセットサイズを入力する手段を用
いる。その他の構成に関しては第1実施例と同じであ
る。
【0063】図12は本発明の第4実施例を示す画像形
成装置の制御構成を説明するブロック図であり、図3と
同一のものには同一の符号を付してある。
【0064】図12において、41はマイクロコンピュ
ータ等による制御手段であり、32は操作部である。制
御手段41は必要に応じて操作部に表示を行ったり、ま
た、操作部からのキー入力に応じて複写動作開始等の制
御を行う。
【0065】また、操作部32からキー操作により各カ
セット内のシートPのサイズが設定される。制御手段4
1のアナログ入力ポートADIN1,ADIN2にはカ
セットS1,S2の紙幅ガイドと連動して動く紙幅検知
ボリュームVR1,VR2が接続されている。
【0066】また、制御手段41には画像形成動作のシ
ーケンスおよびシーケンスに必要なデータ等がプログラ
ムされたROM42がつながれ、RAM43を必要によ
り用いて、シーケンスを実行する。さらに、制御手段4
1には、シーケンスを行うに必要なその他の出力、入力
が接続されている。
【0067】次に、紙幅検知ボリュームVR1,VR2
およびシートPのサイズ入力の詳細を図13,図14を
参照して説明する。
【0068】図13は本発明の第4実施例を示す画像形
成装置におけるサイズ検知手段33、34の詳細を説明
する斜視図である。
【0069】図13において、カセットS1(S2も同
様である)内にはシートPの幅ガイド51f,51rと
長さガイド52が設けられている。幅ガイド51f,5
1rにはアーム54がつながれ、アーム54に紙幅検知
ボリュームが連動するようにつながれている。幅ガイド
51f,51rを移動させるとアーム54によりボリュ
ウムVR1が変化し、幅ガイド51f,51rの位置に
対応した紙幅ボリュムVR1の値により紙幅を検知す
る。
【0070】図14は、図12に示した操作部32の表
示パネルに表示される警告メッセージの一例を示す図で
ある。
【0071】図15は本発明に係る画像形成装置におけ
るカセットサイズ設定処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(7)は各ステップを示
す。
【0072】カセットが本体にセットされると(1)、
セットされた時点の幅サイズデータからセットされた用
紙の候補を求める(2)。
【0073】具体的には幅サイズデータと同じか、それ
よりも小さい幅サイズをもつ定型用紙を候補とする。次
に求めた紙サイズ候補をサイズの大きい順に操作部32
の表示パネル(図示しない)に画面表示する(3)。
【0074】次いで、使用者は表示にしたがってセット
した用紙サイズを入力する(4)。そして、入力された
用紙サイズと幅サイズデータとが一致するかどうかを判
定して(5)、一致しない場合、入力された用紙サイズ
とスライドガイド幅が一致しない旨を上記表示パネル上
に表示して図14に示すメッセージにより警告する
(6)。警告は使用者の確認入力(OK入力)があるま
で表示し(7)、確認入力があったときはステップ
(2)に戻り、改めてスライドガイド幅データを取り直
し、入力をやり直す。用紙サイズ指定なしの場合と入力
用紙サイズと幅サイズデータが一致したときはサイズ入
力を終了する。
【0075】以下、図15のステップ(4)におけるカ
セットサイズ入力処理について図16に示す設定画面例
を参照して説明する。
【0076】図16は、図15に示したカセットサイズ
入力処理時にカセットサイズ入力催促メッセージ表示画
面の一例を示す図であり、以下、図15の操作フローに
照らし合わせ、それぞれの画面について説明する。
【0077】使用者が図13に示した紙幅ガイド51
f,51rを移動させ、カセットS1を本体にセットす
ると、幅サイズデータから用紙サイズの候補を決定す
る。この例では用紙としてA4Rがセットされ、スライ
ドガイドがA4Rの位置にあったとして以下の説明を進
める。
【0078】次に、上記ステップ(3)で、カセットサ
イズの候補を幅サイズの大きい順に表示する。スライド
ガイド幅はA4Rの位置にあるため、図16の(a)に
示すようにA4R,A5,B5Rが示される。A4Rの
幅より小さいサイズとしては他にA5Rがあるため、図
14の(a)に示す画面の左下には下向き矢印が表示さ
れ、さらに選択候補があることを示す。
【0079】ここで、ユーザが操作部32に配置された
下矢印キー(図示せず)を押すことで図16の(b)に
示す画面が現れる。この画面では画面左上に上矢印が現
れ、操作部の上矢印キー(図示せず)で図16の(a)
画面に戻れることを示す。
【0080】図16の(a)に示す画面においてB5R
を選択し、操作部OKキー(図示せず)で確定したとす
ると、幅データと入力サイズデータとが異なるため(ス
テップ(5))、図14に示すメッセージ面画が現れて
警告する(ステップ(6))。
【0081】この図14に示す画面は操作部32に配置
されたOKキーが入力されるまで保持され(ステップ
(7))、使用者が確認後、OKキーを入力することで
図16の(a)画面に戻る。
【0082】なお、図15に示すカセットサイズ設定処
理はカセットを本体にセット時、または、コピーキー
(図示せず)ON後、カセットサイズ入力がされていな
い時に呼ばれるサブルーチンとして起動される構成とな
っている。
【0083】以下、図17に示すフローチャートを参照
しながら本発明に係る画像形成装置における他の原稿サ
イズ決定処理動作について説明する。
【0084】図17は本発明に係る画像形成装置におけ
る第2の原稿サイズ決定処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(14)は各ステップを
示す。
【0085】なお、該処理は操作部32に配置されるコ
ピーキー(図示せず)ON後、原稿搬送手段により最初
の原稿が原稿載置台に搬送された時、または、原稿が原
稿載置台に搬送されるごとに呼ばれるサブルーチンとし
て起動される構成となっている。
【0086】ステップ(1)ではカセットS1のカセッ
トサイズが設定済であるか否か判断し、設定済みである
場合はステップ(3)へ移行する。ステップ(1)でカ
セットサイスが設定されていない場合は、ステップ
(2)へ移行し、図15で示したカセットサイズ設定フ
ローを実行して、カセットS1のカセットサイズを設定
してステップ(3)へ移行する。
【0087】ステップ(3)ではカセットS2のカセッ
トサイズが設定済みであるか否か判断する。設定済みで
ある場合はステップ(5)へ移行する。ステップ(3)
でカセットサイズが設定されていない場合は、ステップ
(4)へ移行し、図15で示したカセットサイズ設定フ
ローを実行して、カセットS2のカセットサイズを設定
しステップ(5)へ移行する。
【0088】ステップ(2),(4)でサイズ入力する
時、カセットがない場合はカセットなしコードを入力す
る。ステップ(5)ではカセットS1がカセットなしか
否か判断する。カセットなしでない場合ステップ(6)
ヘ移行する。
【0089】ステップ(6)ではカセットS1のシート
PのサイズがAB系であるか否か判断する。
【0090】ここで、AB系であるとは、サイズが(A
5,A5R,B5,B5R,A4,A4R,B4,A
3)のいずれかである場合のことであるステップ(6)
でAB系である場合はステップ(7)に移行する。ステ
ップ(7)では、カセットS2のシートPのサイズがイ
ンチ系であるか否か判断する。
【0091】ここで、インチ系であるとは、サイズが
(A5,A5R,B5,B5R,A4,A4R,B4,
A3)の以外でカセットなしでない場合のことである。
ステップ(7)でインチ系でない場合はカセットS1が
AB系であり及びカセットS2がカセット無し、又は、
AB系のサイズシートである。この場合、ステップ
(9)へ移行する。
【0092】一方、ステップ(7)でカセットS2がイ
ンチ系である場合はカセットS1がAB系であり、カセ
ットS2がインチ系の場合であり、ステップ(11)へ
移行する。
【0093】ステップ(9)では、センサ28により測
定された原稿搬送方向長さより図7の(a)のAB系の
判断基準値と比較することで原稿サイズを決定し出口へ
抜ける。
【0094】一方、ステップ(11)では、画像形成装
置個別に持つAB系/インチ系の区別において判断基準
を決定する。
【0095】本実施例の画像形成装置では図7の(a)
AB系の判断基準値と比較することで原稿サイズを決定
し出口へ抜ける。
【0096】ステップ(6)でカセットS1がAB系で
ない場合はステップ(8)へ移行し、ステップ(8)で
は、カセットS2のシートPのサイズがAB系であるか
否か判断し、カセットS2がAB系でない場合はカセッ
トS1がインチ系でありおよびカセットS2がカセット
なしまたはインチ系のサイズシートである。この場合、
ステップ(10)へ移行する。
【0097】一方、ステップ(8)でカセットS2がA
B系である場合はカセットS1がインチ系であり、カセ
ットS2がAB系の場合であり、ステップ(11)へ移
行する。
【0098】ステップ(10)では、センサ28により
測定された原稿搬送方向長さより図7の(b)インチ系
の判断基準値と比較することで原稿サイズを決定し出口
へ抜ける。
【0099】また、ステップ(5)でカセットS1がカ
セットなしである場合は、ステップ(12)へ移行し、
カセットS2がカセットなしであるか否か判断する。カ
セットなしであると判定された場合はステップ(14)
へ移行し、カセットS1およびS2ともにカセットなし
であるため、複写動作を中止し、紙なしのアラーム表示
を出す。
【0100】一方、ステップ(12)でカセットなしで
ない場合は、ステップ(13)へ移行しカセットS2が
AB系であるか否かを判断する。カセットS2がAB系
であると判定された場合は、ステップ(9)へ移行しセ
ンサ28により測定された原稿搬送方向長さより図7の
(a)のAB系の判断基準値と比較することで原稿サイ
ズを決定し出口へ抜ける。
【0101】一方、ステップ(13)でAB系でないと
判定された場合は、ステップ(10)へ移行し、センサ
28により測定された原稿搬送方向長さより図7の
(b)インチ系の判断基準値と比較することで原稿サイ
ズを決定し出口へ抜ける。
【0102】また、本実施例ではカセット内のシートP
のサイズ入力により原稿サイズ判断基準を切り替える実
施例を述べたが、カセットでなくトレイ状の給紙段(マ
ルチ手差し)でも本発明を適用することができることは
いうまでもない。
【0103】また、本実施例では紙幅検知により入力サ
イズの選択範囲を限定することで、ユーザ操作の容易性
向上と設定ミスの判断を行っているが、紙幅検知を行わ
ず、全てのサイズから選択しても同様である。
【0104】さらに、画像形成装置の複数の給紙カセッ
トにサイズ検知を持つものと、サイズ入力をするものと
両方存在しても同様に行うことができる。 〔第4実施例〕図18は本発明に係る画像形成装置にお
ける第3の原稿サイズ決定処理手順の一例を示すフロー
チャートである。なお、(1)〜(6)は各ステップを
示し、コピーキー(図示せず)ON後、原稿搬送手段に
より最初の原稿が原稿載置台に搬送された時、または、
原稿が原稿載置台に搬送されるごとに呼ばれるサブルー
チンに対応する。
【0105】ステップ(1)ではコピーキーONの前に
操作部カセット選択キー(図示せず)により選択された
カセットがS1か否か判断する。カセットがS1の場合
はステップ(2)へ移行する。
【0106】ステップ(2)ではサイズ検知手段33に
よるカセットS1に収納されているシートPサイズを読
み込みステップ(4)へ移行する。
【0107】一方、ステップ(1)でカセットS1でな
い場合はステップ(3)へ移行し、サイズ検知手段34
によるカセットS2に収納されているシートPサイズを
読み込み、ステップ(4)へ移行する。
【0108】ステップ(4)ではコピー動作を行うシー
トPのサイズがAB系であるか否か判断する。ここで、
AB系であるとは、サイズが(A5,A5R,B5,B
5R,A4,A4R,B4,A3)のいずれかである場
合のことである。
【0109】一方、ステップ(4)でAB系であると判
定された場合はステップ(5)へ移行し、センサ28に
より測定された原稿搬送方向長さより図7の(a)AB
系の判断基準値と比較することで原稿サイズを決定す
る。
【0110】一方、ステップ(4)でシートPのサイズ
がAB系でないと判定された場合はステップ(6)へ移
行し、センサ28により測定された原稿搬送方向長さよ
り図7の(b)インチ系の判断基準値と比較することで
原稿サイズを決定し、出口へ抜ける。
【0111】以上述べたように、操作パネル上のカセッ
ト選択キーにより選択された、複写シートのサイズに応
じて原稿サイズ判断の基準データを切り替え、最適な判
断基準値と原稿搬送長からAB系またはインチ系のいず
れのサイズの原稿であるかを少ない処理で確実に判定す
ることが可能となる。 〔第5実施例〕図19は本発明に係る画像形成装置にお
ける第4の原稿サイズ決定処理手順の一例を示すフロー
チャートである。なお、(1)〜(10)は各ステップ
を示し、コピーキー(図示せず)ON後、原稿搬送手段
により最初の原稿が原稿載置台に搬送された時、また
は、原稿が原稿載置台に搬送されるごとに呼ばれるサブ
ルーチンに対応する。
【0112】ステップ(1)ではコピーキーONお前に
操作部カセット選択キー(図示せず)により選択された
カセットがS1か否かを判断し、S1であると判断され
た場合はステップ(2)へ移行し、カセットS1のカセ
ットサイズ設定済であるか否か判断し、設定済である場
合は設定されたシートPのサイズを読み込みステップ
(4)へ移行する。
【0113】一方、ステップ(2)でカセットサイズが
設定されていない場合は、図15で示したカセットサイ
ズ設定フローを実行して、カセットS1のカセットサイ
ズを設定し(3)、シートPサイズを読み込み(4)、
ステップ(5)へ移行する。
【0114】一方、ステップ(1)でカセットS1でな
いと判定された場合は、ステップ(7)へ移行し、カセ
ットS2のカセットサイズ設定済であるか否か判断し、
設定済である場合は設定されたシートPのサイズを読み
込みステップ(4)へ移行する。ステップ(3)でカセ
ットサイズが設定されていない場合は、図15で示した
カセットサイズ設定フローを実行して、カセットS2の
カセットサイズを設定し(8)、シートPサイズを読み
込み(9)、ステップ(5)へ移行する。
【0115】ステップ(5)では、コピー動作を行うシ
ートPのサイズがAB系であるか否か判断する。
【0116】ここで、AB系であるとは、サイズが(A
5,A5R,B5,B5R,A4,A4R,B4,A
3)のいずれかである場合のことである。
【0117】ステップ(5)でAB系であると判断され
た場合は、ステップ(6)でセンサ28により測定され
た原稿搬送方向長さより図7の(a)AB系の判断基準
値と比較することで原稿サイズを決定して、出口へ抜け
る(リターンする)。
【0118】一方、ステップ(5)の判定でシートPの
サイズがAB系でないと判定された場合は、ステップ
(10)へ移行し、センサ28により測定された原稿搬
送方向長さより図7の(b)インチ系の判断基準値と比
較することで原稿サイズを決定し、出口へ抜ける(リタ
ーンする)。
【0119】また、本実施例ではカセット内のシートP
のサイズ入力により原稿サイズ判断基準を切り替える実
施例を述べたが、カセットでなくトレイ状の給紙段(マ
ルチ手差し)でも同様である。また、本実施例では紙幅
検知により入力サイズの選択範囲を限定することで、ユ
ーザ操作の容易性向上と設定ミスの判断を行っている
が、紙幅検知を行わず、全てのサイズから選択しても同
様である。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、サイズ系判定手段により判定された給
送可能な記録材のサイズ系に基づいて制御手段がサイズ
系毎に記憶されるいずれかのサイズ判定基準値群を選択
して対象サイズ判定基準値群として原稿サイズ判定手段
に対して切り換え設定するので、各収容手段に給送可能
に収容された記録材のサイズに応じて切り換えられた原
稿サイズの判定基準値に応じて異なるサイズ系の原稿で
あっても正確に原稿サイズを把握することができる。
【0121】第2の発明によれば、サイズ系判定手段に
より判定された給送可能な記録材のサイズ系に基づいて
制御手段がサイズ系毎に記憶されるいずれかのサイズ判
定基準値群を選択して対象サイズ判定基準値群として前
記原稿サイズ判定手段に対して切り換え設定するので、
入力された記録材のサイズに応じて切り換えられた原稿
サイズの判定基準値に応じて異なるサイズ系の原稿であ
っても正確に原稿サイズを把握することができる。
【0122】第3の発明によれば、サイズ系判定手段に
より判定された給送可能な記録材のサイズ系に基づいて
制御手段がサイズ系毎に記憶されるいずれかのサイズ判
定基準値群を選択して対象サイズ判定基準値群として前
記原稿サイズ判定手段に対して切り換え設定するので、
検知されたあるいは入力された記録材のサイズに応じて
切り換えられた原稿サイズの判定基準値に応じて異なる
サイズ系の原稿であっても正確に原稿サイズを把握する
ことができる。
【0123】従って、簡単、かつ安価な構成により、給
送される記録材のサイズに応じて原稿サイズの判定基準
値をいずれかのサイズ系に絞り込んで、少ない判定処理
で確実に複数の原稿サイズ系に対応する原稿のサイズを
誤りなく検知して、給送される記録材に画像を欠落する
ことなく形成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す画像形成装置の概略
構成を説明する断面図である。
【図2】図1に示した原稿搬送装置の要部構成を説明す
る断面図である。
【図3】図1に示した画像形成装置の制御構成を説明す
るブロック図である。
【図4】図3に示したサイズ検知手段の詳細を説明する
斜視図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置における用紙サイズ
決定テーブルの一例を示す図である。
【図6】本発明に係る画像形成装置における第1の原稿
サイズ決定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明に係る画像形成装置における第2の原稿
サイズ決定のための判定テーブルの一例を示す図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例を示す画像形成装置におけ
るカセットサイズ検知機構の構成を説明する概略斜視図
である。
【図9】図8に示したカセットサイズ検知機構の出力に
基づくカセットサイズ決定基準情報テーブルの一例を示
す図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す画像形成装置の原
稿サイズ検知機構を説明する図である。
【図11】本発明に係る画像形成装置における原稿サイ
ズ判定テーブルの一例を示す図である。
【図12】本発明の第4実施例を示す画像形成装置の制
御構成を説明するブロック図である。
【図13】発明の第4実施例を示す画像形成装置におけ
るサイズ検知手段の詳細を説明する斜視図である。
【図14】図12に示した操作部の表示パネルに表示さ
れる警告メッセージの一例を示す図である。
【図15】本発明に係る画像形成装置におけるカセット
サイズ設定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図16】図15に示したカセットサイズ入力処理時に
カセットサイズ入力催促メッセージ表示画面の一例を示
す図である。
【図17】本発明に係る画像形成装置における第2の原
稿サイズ決定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図18】本発明に係る画像形成装置における第3の原
稿サイズ決定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図19】本発明に係る画像形成装置における第4の原
稿サイズ決定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
28 センサ 31 制御手段 32 操作部 33 サイズ検知手段 34 サイズ検知手段 35 ROM 36 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 敏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の記録材を収納する
    収納手段と、いずれかの収納手段から記録材を給送する
    給送手段と、この給送手段から給送される記録材に画像
    形成する画像形成手段とを有する画像形成装置におい
    て、前記収納手段に収納された記録材のサイズを検知す
    る記録材サイズ検知手段と、この記録材サイズ検知手段
    の検知出力に基づいて前記収納手段に収容された記録材
    のサイズ系別を判定するサイズ系判定手段と、異なるサ
    イズ系に対応する原稿のサイズを決定するためのサイズ
    判定基準値群をサイズ系毎に記憶する記憶手段と、この
    記憶手段に記憶されたサイズ判定基準値群に応じて原稿
    サイズを判定する原稿サイズ判定手段と、前記サイズ系
    判定手段により判定された給送可能な記録材のサイズ系
    に基づいてサイズ系毎に記憶されるいずれかのサイズ判
    定基準値群を選択して対象サイズ判定基準値群として前
    記原稿サイズ判定手段に対して切り換え設定する制御手
    段とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つ以上の記録材を収納する
    収納手段と、いずれかの収納手段から記録材を給送する
    給送手段と、この給送手段から給送される記録材に画像
    形成する画像形成手段とを有する画像形成装置におい
    て、前記収納手段に収納された記録材のサイズを入力す
    る記録材サイズ入力手段と、この記録材サイズ入力手段
    のサイズ入力に基づいて前記収納手段に収容された記録
    材のサイズ系別を判定するサイズ系判定手段と、異なる
    サイズ系に対応する原稿のサイズを決定するためのサイ
    ズ判定基準値群をサイズ系毎に記憶する記憶手段と、こ
    の記憶手段に記憶されたサイズ判定基準値群に応じて原
    稿サイズを判定する原稿サイズ判定手段と、前記サイズ
    系判定手段により判定された給送可能な記録材のサイズ
    系に基づいてサイズ系毎に記憶されるいずれかのサイズ
    判定基準値群を選択して対象サイズ判定基準値群として
    前記原稿サイズ判定手段に対して切り換え設定する制御
    手段とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つ以上の記録材を収納する
    収納手段と、いずれかの収納手段から記録材を給送する
    給送手段と、この給送手段から給送される記録材に画像
    形成する画像形成手段とを有する画像形成装置におい
    て、前記収納手段に収納された記録材のサイズを入力す
    る記録材サイズ入力手段と、前記収納手段に収納された
    記録材のサイズを検知する記録材サイズ検知手段と、こ
    の記録材サイズ検知手段の検知出力または前記記録材サ
    イズ入力手段のサイズ入力に基づいて前記収納手段に収
    容された記録材のサイズ系別を判定するサイズ系判定手
    段と、異なるサイズ系に対応する原稿のサイズを決定す
    るためのサイズ判定基準値群をサイズ系毎に記憶する記
    憶手段と、この記憶手段に記憶されたサイズ判定基準値
    群に応じて原稿サイズを判定する原稿サイズ判定手段
    と、前記サイズ系判定手段により判定された給送可能な
    記録材のサイズ系に基づいてサイズ系毎に記憶されるい
    ずれかのサイズ判定基準値群を選択して対象サイズ判定
    基準値群として前記原稿サイズ判定手段に対して切り換
    え設定する制御手段とを具備したことを特徴とする画像
    形成装置。
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JP (1) JPH0887146A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162679A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2011022455A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 原稿送り装置、画像読取装置及び画像形成装置
US9319540B2 (en) 2010-11-12 2016-04-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, control method therefor and storage medium

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