JPH0886497A - アドレス設定装置 - Google Patents

アドレス設定装置

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Publication number
JPH0886497A
JPH0886497A JP6259870A JP25987094A JPH0886497A JP H0886497 A JPH0886497 A JP H0886497A JP 6259870 A JP6259870 A JP 6259870A JP 25987094 A JP25987094 A JP 25987094A JP H0886497 A JPH0886497 A JP H0886497A
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JP
Japan
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address
address setting
unit
serial number
indoor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6259870A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunitoshi Hisaoka
邦年 久岡
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0886497A publication Critical patent/JPH0886497A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再アドレス設定の場合に短時間でアドレス設
定を終了させる。 【構成】 ステップS3とS14の最初の室内機のアド
レス設定の際に、室外機の記憶部で室内機のアドレスと
シリアルナンバーの一対を記憶しておく。停電や瞬停等
で室内機が再度の電源投入(リセット)がされた場合、
ステップS7とS15に示すように再アドレス設定のサ
ブルーチンに移行する。このサブルーチンでは初期のア
ドレス設定に際して記憶しておいたアドレスとシリアル
ナンバーとを室外機へ送信し、室内機が自己のシリアル
ナンバーと照合し、一致している場合にアドレスとして
その番号を記憶する。そして通常伝送に移る。これによ
り再アドレス設定が短時間に行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機の複数の室
内機のアドレスを設定する場合等に使用されるアドレス
設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の空気調和機のアドレス設
定におけるフローチャートを示し、1台の親機である室
外機またはリモートコントローラ(以下、リモコンと称
す)で、複数の子機である室内機のアドレスをそれぞれ
設定する場合である。また図11では図面の大きさの関
係上、判断処理を行なうステップで正式な菱形は記載せ
ず、太い括弧を用いている。
【0003】次に室内機のアドレスを設定する場合の制
御動作を説明するが、図11において左側が室外機のフ
ローであり、右側が室内機のフローである。まずステッ
プS81で室外機の電源が投入(リセット)され、また
室内機もステップS91に示すように電源が投入され
る。そして室内機は製造番号等に対応したシリアルナン
バーを読み出し(ステップS92参照)、次いでステッ
プS93で読み取ったシリアルナンバーに基づいて初期
値の設定を行なう。室外機ではステップS82で室内機
に対してアドレス設定開始信号を送信し、室内機がステ
ップS94で室外機からのアドレス設定開始信号を受信
する。アドレス設定開始信号を受信した室内機では他の
室内機が送信する信号と衝突しないように予め設定ある
いは適宜な演算方法で決められたランダムな待ち時間を
設定し(ステップS95)、ステップS96で自己から
の信号の送信が可能か否かをキャリアセンスし、送信可
能であればステップS97でアドレス設定要求信号を室
外機へ送信する。
【0004】室外機では室内機からのアドレス設定要求
信号を受信した場合には(ステップS83)、当該室内
機のアドレスを割り付けると共に、該アドレスを記憶す
る(ステップS84)。そしてステップS85でアドレ
ス番号を含むアドレス設定信号を室内機へ送信し、室内
機ではステップS98でアドレス設定信号を受信する
と、そのアドレス番号を記憶する(ステップS99)。
一方、室外機では全室内機のアドレス設定が終了するま
でステップS83〜ステップS86を繰り返し、全室内
機のアドレスが終了すれば、室外機と複数の室内機との
間でデータ伝送等の通常伝送が行なわれる。(ステップ
S87、ステップS100)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のアドレス
設定装置において、室内機のアドレス設定後に伝送異常
が起こった場合や、停電や瞬停によって再度の電源投入
(リセット)がかかった場合には、再度、最初から室内
機のアドレス設定を実行しなければならず、再アドレス
設定のために時間が長くかかるという間題があった。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、再アドレス設定
の場合に短時間でアドレス設定を終了させることが可能
なアドレス設定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のアドレ
ス設定装置は、1台の親機4と、それぞれ固有のシリア
ルナンバーを有する複数の子機1〜3とから成り、親機
4からのアドレス設定開始信号を受信した電源投入後の
子機1〜3が当該子機1〜3のシリアルナンバーを含ん
だアドレス設定要求信号を親機4へ送信し、このアドレ
ス設定要求信号を受信した親機4は適宜なアドレスを割
り当てて、上記子機1〜3へ割り当てたアドレスデータ
を子機1〜3へ送信し、上記アドレスデータにより当該
子機1〜3のアドレスを設定し、このアドレス設定後に
親機4と複数の子機1〜3との間で通常のデータ伝送を
行なうようにしたアドレス設定装置において、上記親機
4では割り当てた子機1〜3のアドレス及びシリアルナ
ンバーを記憶する記憶部26を備え、子機1〜3からの
データが受信されない場合に子機1〜3へ上記記憶部2
6で記憶しているアドレス及びシリアルナンバーを送信
して子機1〜3のアドレス設定を行なう制御部22を備
えていることを特徴としている。
【0008】また請求項2のアドレス設定装置は、子機
1〜3に対する初期のアドレス設定を行なった後に親機
4ではアドレス設定完了フラグを立てる記憶部26を設
け、この記憶部26のアドレス設定完了フラグにより初
期のアドレス設定か、異常伝送後の再アドレス設定かを
判断する制御部22を備えていることを特徴としてい
る。
【0009】さらに請求項3のアドレス設定装置は、上
記記憶部26に不揮発性メモリを用いていることを特徴
としている。
【0010】請求項4のアドレス設定装置は、上記親機
は空気調和機の室外機4またはリモートコントローラで
あり、子機を室外機1〜3としていることを特徴として
いる。
【0011】
【作用】上記請求項1のアドレス設定装置によれば、通
常伝送に移行した後に伝送異常が起こった場合や、停電
や瞬停が起こった場合等において、子機1〜3からのデ
ータが受信されないときには、子機1〜3側で記憶して
いるアドレスデータが破壊されたとして、親機4から記
憶部26で記憶している子機1〜3のアドレス及びシリ
アルナンバーを当該子機1〜3に送信することで、子機
1〜3のアドレスをそのまま設定することができる。し
たがって子機1〜3の再アドレス設定が短時間にでき
る。
【0012】請求項2のアドレス設定装置によれば、ア
ドレス設定完了フラグにより初期のアドレス設定か再ア
ドレス設定かの判断が容易にでき、ソフトウエア処理が
単純化される。
【0013】請求項3のアドレス設定装置によれば、親
機4の記憶部26に不揮発性メモリを用いているので、
仮に室外機側に停電、瞬停等による電源遮断が生じた場
合にでも、再度の電源投入でも子機1〜3のアドレス及
びシリアルナンバーをそれぞれ格納しているので、最初
からアドレスの設定をする必要がなく、即座に子機1〜
3のアドレスの再設定ができて、この結果、再アドレス
設定が短時間に行なえる。
【0014】また請求項4のアドレス設定装置によれ
ば、上記親機は空気調和機の室外機4またはリモートコ
ントローラであり、子機は室内機1〜3としていること
で、空調システムにおける制御の回復がスムーズに行な
われ、使用者には不快感を与えることもなく、空調によ
る快適環境を提供することができる。
【0015】
【実施例】次にこの発明のアドレス設定装置の具体的な
実施例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】図4はこの発明の一実施例の空気調和機の
アドレス設定装置の構成図を示しており、1、2、3は
室内機、4はコントローラの一例としての室外機であ
る。なお、上記室外機4の代わりにリモコンを用いても
よい。
【0017】上記室内機1、2、3は、例えば製造番号
等のシリアルナンバーを記憶するシリアルナンバー記憶
部11と、上記シリアルナンバー記憶部11からのシリ
アルナンバーを表わす信号に基づいて設定された時間を
算出する制御部12と、上記制御部12からのアドレス
設定要求信号を受けてアンテナ10から無線送信する送
信部13と、上記アンテナ10から受信されたアドレス
設定開始信号等を受信して上記制御部12に出力する受
信部14と、上記制御部12からのアドレス設定中を表
わす信号を受けてアドレス設定中の状態を表示するアド
レス設定中表示部15と、上記制御部12からのアドレ
ス信号を受けてアドレスを表示するアドレス表示部16
とを備えている。
【0018】また上記室外機4は、制御部22と、上記
制御部22からのアドレス設定開始信号等を受けてアン
テナ20から無線送信する送信部23と、上記アンテナ
20から受信されたアドレス設定要求信号を受信する受
信部24と、上記制御部22からのアドレス設定中を表
わすアドレス設定中信号を受けてアドレス設定中の状態
を表示するアドレス設定中表示部25とを備えている。
さらに室外機4は、不揮発性メモリからなる記憶部26
を備えている。
【0019】上記室内機1、2、3のアドレス設定中表
示部15と室外機4のアドレス設定中表示部25は、図
5に示すように、制御部12、22からのアドレス設定
中信号を論理積回路ANDの一方の入力に接続し、他方
の入力にLED点滅信号を接続する。上記論理積回路A
NDの出力に抵抗Rの一端を接続し、その抵抗Rの他端
に電源表示用の発光ダイオードLEDのカソードを接続
している。そして上記発光ダイオードLEDのアノード
に電源Vccを接続している。上記LED点滅信号は、
0.5秒毎に反転する方形波の信号であり、アドレス設
定中信号がLレベルのときは、論理積回路ANDの出力
はLレベルとなり、電源Vccから発光ダイオードLE
Dと抵抗Rを介して論理積回路ANDの出力に電源が流
れ、発光ダイオードLEDが点灯する。一方、上記アド
レス設定中信号がHレベルになると、論理積回路AND
の出力は、LED点滅信号によって、LレベルとHレベ
ルを0.5秒毎に繰り返し、発光ダイオードLEDが点
滅する。
【0020】また、上記室内機1、2、3のアドレス表
示部16は、図6に示すように上記制御部12からのア
ドレス信号を受けて、ドライブ信号を出力する7セグメ
ントLEDドライバ31と、その7セグメントLEDド
ライバ31からのドライブ信号を受けて、アドレスを表
示する2桁の7セグメントLED表示器31とを備えて
いる。
【0021】図1はこの実施例の全体の制御フロー図を
示し、左側が室外機4の動作を、右側が室内機1、2、
3の動作を示している。なお以下においては、室内機は
室内機1の場合を例として説明するが、他の室内機2、
3の場合も同様である。また室内機は4台以上の場合に
も適用される。
【0022】ここで図1のステップS3の「アドレス設
定」と、ステップS14の「アドレト設定」は図2
に示すようなサブルーチンから成り、またステップS7
の「再アドレス設定」と、ステップS15の「再アド
レス設定」は図3に示すようなサブルーチンから成っ
ている。「アドレス設定」と「再アドレス設定」の動作
は後述し、まず始めに図1に基づいて全耐の動作につい
て説明する。また最初のアドレス設定の詳細については
最後に説明する。
【0023】まず図1において、室外機4に電源が投入
される(リセット)と(ステップS1)、ステップS2
で制御部22内に設けているメモリのアドレス設定完了
フラグが1か0かを判断する。最初の電源投入の際はア
ドレス設定完了フラグは0なのでステップS3に移行
し、初期の「アドレス設定」の動作を行なう。一方室
内機1側ではステップS11で電源投入がされ、ステッ
プS12で自己の製造番号等の初期値の設定を行なう。
またステップS13では初期のアドレス設定なのでアド
レスは未設定で、アドレス設定フラグは0である。した
がってステップS14に移行して最初の「アドレス設定
」に移る。ここで最初のアドレス設定に移行するもの
であり、ステップS3の「アドレス設定」とステップ
S14の「アドレス設定」とのサブルーチンが対応し
ているものである。
【0024】次に図2に基づいて最初のアドレス設定
(ステップS3及びステップS14)の動作を説明す
る。なおこの最初のアドレス設定の詳細については後述
するが、ここでは図2によりやや概略的に説明する。ま
ず室外機4がステップS21でアドレス設定開始信号を
室内機1側に送信し、室内機1側ではステップS26で
上記アドレス設定開始信号を受信した場合にはステップ
S27に移行してランダムな待ち時間を設定する。さら
にステップS28で他の室内機が送信していないかどう
かのキャリアセンスを行ない、送信可能であればステッ
プS29でアドレス設定要求信号を室外機4へ送信す
る。この時、室内機1からは自己のシリアルナンバーを
室外機4へ送信する。室外機4ではステップS22で室
内機1からのアドレス設定要求信号を受信した場合に
は、当該室内機1に対するアドレスの割り付けを行ない
(ステップS23)、ステップS24でアドレスとシリ
アルナンバーからなるアドレス設定信号を室内機1へ送
信する。室内機1ではステップS30で室外機4からの
アドレス設定信号を受信した場合には、ステップS31
でアドレス決定フラグを1とする。そして室内機1側で
は自己のアドレスを記憶しておく。また室外機4ではス
テップS25に示すように、全室内機2、3・・のアド
レスの設定が終了するまでこれらの動作を繰り返す。
【0025】図1において上記の最初のアドレスが設定
された場合には、ステップS4に示すように全室内機の
アドレスとシリアルナンバーとを一対にしてそれぞれ記
憶部26にて格納しておく。また同時にアドレス設定完
了フラグを1にセットする。そしてステップS5に示す
ように室外機4と複数の室内機2・・・との間で通常の
データ伝送が行なわれる。
【0026】ここで最初のアドレス設定後に、室内機1
側で停電や瞬停によってリセットがかかった場合、通常
伝送(ステップS5)では応答信号が室外機4に戻って
来なくなる。したがってステップS6で伝送異常として
判断され、室内機1・・のアドレスの再設定の制御が行
なわれる。室外機4では伝送異常前に設定した室内機1
・・のアドレス及びシリアルナンバーとを一対にして記
憶部26に記憶しており、またアドレス設定完了フラグ
も1にセットされているので、以下に示すようなアドレ
スの再設定を行なう。すなわち、ステップS6で伝送異
常の場合にはステップS2に戻り、ここでアドレス設定
完了フラグを見る。アドレス設定完了フラグはステップ
S4で既に1にセットしているので、ステップS7に移
行して「再アドレス設定」のサブルーチンに移る。
【0027】次にこのステップS7の「再アドレス設定
」とステップS15の「再アドレス設定」の動作を
図3に基づいて説明する。ステップS41で室外機4側
で制御部22が記憶部26より室内機1のアドレス及び
シリアルナンバーを読み出し、ステップS42でアドレ
ス及びシリアルナンバーをアドレス設定信号として室内
機1へ送信する。室内機1ではステップS44に示すよ
うに室外機4からのアドレス設定信号を受信し、ステッ
プS45で受信したアドレス設定信号のうちのシリアル
ナンバーと自己のシリアルナンバーとを照合して一致し
ている場合はステップS46に移行する。ステップS4
6では室外機4から送信されてきたアドレス設定信号に
よりアドレスを設定し、アドレス決定フラグを1にセッ
トする(=図1のステップS16)。そして図1のステ
ップS17で自己のアドレス番号を記憶し、通常伝送に
移行する(ステップS18)。また、ステップS43に
示すように全室内機のアドレスを再設定するまで上記の
動作を繰り返す。ここで記憶したアドレス番号は最初に
設定されたのと同じアドレス番号である。これは最初に
設定したアドレスを室外機4で記憶しておき、その記憶
したアドレス番号をシリアルナンバーと共に室内機1へ
送信しているからである。したがって従来のように最初
からのアドレス設定ルーチンに移行するのではなく、図
1及び図3に示すようなサブルーチンにてアドレスの再
設定を行なうので、再アドレス設定を短時間で行なうこ
とができる。
【0028】ここで図2に示す最初のアドレス設定の場
合において、アドレス設定に必要な伝送の回数をN
し、室内機をn台とした場合、次式で表される。 N=2n+1 ・・・・ 上記式の「1」はアドレス設定開始信号を示してい
る。また、再アドレス設定に必要な伝送の回数をN
し、室内機をn台とした場合、次式で表される。 N=n ・・・・ つまり、初期のアドレス設定の場合には、図2に示すよ
うにアドレス設定開始信号と室外機と室内機の往復の信
号が必要となるが、再アドレス設定の場合には図3に示
すように、室外機から室内機への片道の信号ですむから
である。したがって伝送異常後の再アドレス設定にかか
る時間は初期のアドレス設定の場合と比べて約半分(厳
密には半分以下)となる。
【0029】なお室外機4側で停電や瞬停となっても、
室内機1・・のアドレスとシリアルナンバーとは不揮発
性メモリからなる記憶部26にて記憶しているので、復
帰した場合でも、直ぐに正常な制御動作に移行すること
ができる。また記憶部26によりアドレス設定完了フラ
グをセットしていることで、初期のアドレス設定か再ア
ドレス設定かの判断が容易にでき、ソフトウエア処理も
容易となり、単純化される。
【0030】このように室内機、室外機等が伝送異常と
なっても、室内機の再アドレス設定が短時間で行なえる
ので、使用者には不快感を与えることがなく、空調制御
における快適な環境を提供することができる。
【0031】次に、図1のステップS3とステップS1
4における最初の室内機のアドレス設定の場合の動作に
ついて図7〜図10に基づいて詳述する。
【0032】以下、上記室内機1、2、3の制御部12
と室外機4の制御部22のアドレス設定処理の動作を図
7及び図8のフローチャートに従って夫々説明する。
【0033】まず図7において、上記室外機4(図4に
示す)の電源を投入すると、ステップS51でアドレス
設定中の表示をオンする。すなわちアドレス設定中信号
をHレベルにして、発光ダイオードLEDを点滅させる
のである。次に、ステップS52でアドレス設定開始信
号を送信する。そして、ステップS53で室内機1、
2、3からのアドレス設定要求信号が受信されたか否か
を判別して、アドレス設定要求信号が受信されたと判別
した場合、ステップS54に進む一方、アドレス設定要
求信号が受信されていないと判別した場合は受信を待ち
続ける。
【0034】次にステップS54で、室内機1、2、3
に対応するアドレス割り当てを記憶する。そしてステッ
プS55に進み、アドレス設定要求信号を送信した室内
機1、2、3にアドレス設定信号を送信する。
【0035】次にステップS56で全室内機1、2、3
のアドレス設定が終了したか否かを判別して、全室内機
1、2、3のアドレス設定が終了した場合、ステップS
57に進む一方、全室内機1、2、3のアドレス設定が
終了していない場合、ステップS53に戻る。そして、
ステップS57でアドレス設定中の表示をオフする。つ
まり、アドレス設定中信号をLレベルにして、発光ダイ
オードLEDを点灯したままとし、電源オン状態を表示
する。なお上記全室内機1、2、3のアドレス設定が終
了したか否かは、室内機1、2、3の設定された時間の
範囲よりある程度の長い所定時間を監視して、アドレス
設定開始信号からその所定時間経過するまで室内機1、
2、3から信号がなければアドレス終了と判断する。
【0036】次に図8において、上記室内機1、2、3
(図4に示す)の電源を投入すると、ステップS61で
シリアルナンバー記憶部11からシリアルナンバーの読
み取りを行なう。そして、ステップS62で上記ステッ
プS61で読み取ったシリアルナンバーに基づいて初期
値の設定を行なう。次に、ステップS63でアドレス設
定中の表示をオンして、ステップS64に進み、ステッ
プS62で求めた初期値を用いて設定された時間待ちを
する。つまり、上記シリアルナンバーに基づいて設定さ
れた時間を求めて、その設定された時間を経過した後、
次のステップS65に進むのである。そして、ステップ
S65に進み、送信可能か否かを判別する。すなわち、
上記受信部14がアンテナ10からキャリヤ信号を受信
しているか否かを判別して、キャリヤ信号を受信してい
ない場合は送信可能とし、キャリヤ信号を受信している
場合は送信不可とするのである。そして、ステップS6
5で送信可能と判別した場合、ステップS66に進む一
方、送信不可と判別した場合、ステップS64に戻る。
次に、ステップS66でアドレス設定要求信号を送信す
る。
【0037】そしてステップS67でアドレス設定信号
を受信したか否かを判別し、アドレス設定信号を受信し
た場合、ステップS68に進む一方、アドレス設定信号
を受信していない場合、ステップS64に戻る。そして
ステップS68でアドレスを記憶して、ステップS69
に進みアドレスを表示する。すなわち、上記アドレス表
示部16に上記アドレスを表わすアドレス信号を出力し
て、2桁の7セグメントLED表示部32にアドレスを
表示するのである。そして、ステップS70に進み、ア
ドレス設定中の表示をオフにする。
【0038】また図9は上記室内機1、2、3にアドレ
ス表示部16がない場合の別の表示方法を示しており、
室内機1、2、3のアドレス設定が完了した後、設定さ
れたアドレスがどの室内機に対応しているかを確認する
ためのものである。つまり上記室外機4よりアドレス確
認信号を送信して、そのアドレスに対応する室内機1、
2、3のいずれか一つのアドレス設定中の表示すなわち
発光ダイオードLEDを点滅させて確認する。
【0039】まず、上記室内機1、2、3は、室外機4
からの設定されたアドレスと一致するアドレス確認信号
を受信すると、ステップS71でアドレス設定中の表示
をオンし、ステップS72で略3秒時間待ちして、ステ
ップS73に進み、アドレス設定中の表示をオフにす
る。すなわち、アドレスを確認する場合は、室内機1、
2、3にアドレス確認信号を送信して、そのアドレスと
一致した室内機1、2、3の発光ダイオードLEDが略
3秒間点滅することによって、アドレスと室内機1、
2、3との対応を判別するのである。
【0040】そして、図8のステップS64にて設定さ
れた時間は、十分ランダムと見なせる数値を得る方法の
一例としての混合合同法により求めている。すなわち、
上記設定された時間をni+1とすると、時間ni+1
は、 ni+1=a・n+C (mod m=2) n: 初期値 C : 奇数 a : 2+1 (S≧2) i : 0、1、2、… により算出する。なお、mod m=2は、m(=2
)で割算した余りとなることを示しており、演算結果
の時間ni+1は、2進演算における有効ビット数bで
表わされる。すなわち、有効ビット数bが例えば16ビ
ットの場合、演算結果は常に65536で割算した余り
となる。またステップS64が再び実行される場合は、
iを+1して、この演算を繰り返す。
【0041】この場合に、初期値nの算出に室内機
1、2、3のシリアルナンバー記憶部11に記憶されて
いるシリアルナンバーを用いる。このシリアルナンバー
は、図10(a)に示すように、最上位ビットS31
ら最下位ビットSの32ビットの構成をしている。
【0042】図10(b)に示すように、上位ビットS
31〜S16と下位ビットS15〜Sに分割した後、
下位ビットS15〜Sの上位と下位とを入れ換える。
そして上記上位ビットS31〜S16と、入れ換えた下
位ビットS〜S15とを加算して初期値nを求め
る。なお初期値nの代わりに、奇数値cをシリアルナ
ンバーより算出してもよい。
【0043】このように上記室内機1、2、3の制御部
12は、シリアルナンバーに基づいて、アドレス設定開
始信号を受信してからアドレス設定要求信号を送信する
までの待ち時間を決定するので、上記各室内機1、2、
3からのアドレス設定要求信号が衝突することなく、室
外機4は、アドレス設定要求信号を受信して、夫々の室
内機1、2、3に対してアドレス設定要求信号を送信で
き、アドレス設定の時間を短縮することができる。
【0044】また上記時間ni+1を算出する場合の初
期値nは、室内機1、2、3のシリアルナンバー記憶
部11に記憶されているシリアルナンバーの上位ビット
31〜S16と、下位ビットS15〜Sの上位と下
位とを入れ換えた下位ビットS〜S15とを加算して
求めているので、室内機1、2、3の各シリアルナンバ
ーが連番であっても、各初期値nの値は互いに大きく
異なり、アドレス設定要求信号の衝突を効果的に防ぐこ
とができる。
【0045】また上記室内機1、2、3と室外機4にア
ドレス設定中表示25を設けることによって、外部から
アドレス設定状態を確認することができ、アドレス設定
期間中であるかどうかを容易に識別することができる。
したがって、施工時等において、アドレス設定に異常が
発生した場合、異常がどの室内機において発生している
かを確認でき、すみやかに対処することができる。
【0046】さらに上記室内機1、2、3のアドレス表
示部16により、設定されたアドレスを表示することが
できるので、室内機1、2、3とアドレスの対応がすぐ
に確認でき、室内機1、2、3のいずれか一つを特定し
て、個別制御することが容易にできる。
【0047】上記実施例では、室内機1、2、3の制御
部12は、シリアルナンバーを用いて混合合同法により
設定された時間を算出したが、設定された時間の算出方
法はこれに限らないのは勿論である。
【0048】また上記時間ni+1の初期値nをシリ
アルナンバーの上位ビットS31〜S16と、下位ビッ
トS15〜Sの上位と下位とを入れ換えた下位ビット
〜S15とを加算して求めたが、算出方法はこれに
限らず、シリアルナンバーの上位部分と下位部分を入れ
換えた結果に基づいて、設定された時間を算出すればよ
い。
【0049】さらに上記シリアルナンバー記憶部11に
記憶されているシリアルナンバーの構成を32ビット構
成としたが、8ビット構成や16ビット構成等であって
もよいのは勿論である。また、時間ni+1の算出も、
16ビット演算に限らず8ビット演算や32ビット演算
でもよい。
【0050】上記室内機1、2、3にアドレス設定中表
示部15を設け、室外機4にアドレス設定中表示部25
を設けたが、室内機のみにアドレス設定中表示手段を設
けてもよい。
【0051】また上記アドレス設定中表示手段として1
5,25に電源表示用の発光ダイオードLEDを用い、
この発光ダイオードLEDをアドレス設定中に点滅させ
たが、アドレス設定中表示手段はこれに限らず、別に発
光ダイオード等の表示器を設けてもよい。
【0052】上記アドレス表示手段としてアドレス表示
部16に2桁の7セグメントLED表示器32を用いた
が、アドレス表示手段はこれに限らず、複数のアドレス
に対応した複数の発光ダイオードや液晶表示器等を用い
てもよい。
【0053】上記室内機1、2、3と室外機4との間で
光、電磁波等の無線通信を行なったが、有線通信でもよ
いのは勿論である。
【0054】
【発明の効果】上記請求項1記載のアドレス設定装置に
よれば、通常伝送に移行した後に伝送異常が起こった場
合や、停電や瞬停が起こった場合等において子機からの
データが受信されない場合には、子機側で記憶している
アドレスデータが破壊されたとして、親機から記憶部で
記憶している子機のアドレス及びシリアルナンバーを当
該子機に送信することで、子機のアドレスをそのまま設
定することができる。したがって子機の再アドレス設定
が短時間にできる。
【0055】請求項2記載のアドレス設定装置によれ
ば、アドレス設定完了フラグにより初期のアドレス設定
か再アドレス設定かの判断が容易にでき、ソフトウエア
処理が単純化される。
【0056】請求項3記載のアドレス設定装置によれ
ば、親機の記憶部に不揮発性メモリを用いているので、
仮に室外機側に停電、瞬停等による電源遮断の場合にで
も、再度の電源投入でも子機のアドレス及びシリアルナ
ンバーをそれぞれ格納しているので、最初からアドレス
の設定をする必要がなく、即座に子機のアドレスの再設
定ができて、結果再アドレス設定が短時間に行なえる。
【0057】また、請求項4記載のアドレス設定装置に
よれば、上記親機は空気調和機の室外機またはリモート
コントローラであり、子機は室内機としていることで、
空調システムにおける制御の回復がスムーズに行なわ
れ、使用者には不快感を与えることもなく、空調による
快適環境を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のアドレス設定を行なう場合
の全体の流れを示すフローチャートである。
【図2】この発明の実施例のアドレスを設定する場合の
フローチャートである。
【図3】この発明の実施例の再アドレスを行なう場合の
フローチャートである。
【図4】この発明の実施例の全体のプロック図である。
【図5】この発明の実施例のアドレス設定中表示部の回
路図である。
【図6】この発明の実施例のアドレス表示部の構成図で
ある。
【図7】この発明の実施例の最初のアドレスを設定する
場合の室外機側の制御部の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】この発明の実施例の最初のアドレスを設定する
場合の室内機側の制御部の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】この発明の実施例の最初のアドレスを設定する
場合の室内機側のアドレス確認動作を示すフローチャー
トである。
【図10】(a)はこの発明の実施例の最初のアドレス
を設定する場合の室内機側のシリアルナンバー記憶部に
記憶されたシリアルナンバーのビット構成を示す図であ
る。(b)はこの発明の実施例の最初のアドレスを設定
する場合のシリアルナンバーの上位部分と下位部分の加
算を示す図である。
【図11】従来例のアドレスを設定する場合の全体のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1〜3 室内機(子機) 4 室外機(親機) 22 制御部 26 記憶部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台の親機(4)と、それぞれ固有のシ
    リアルナンバーを有する複数の子機(1〜3)とから成
    り、親機(4)からのアドレス設定開始信号を受信した
    電源投入後の子機(1〜3)が当該子機(1〜3)のシ
    リアルナンバーを含んだアドレス設定要求信号を親機
    (4)へ送信し、このアドレス設定要求信号を受信した
    親機(4)は適宜なアドレスを割り当てて、上記子機
    (1〜3)へ割り当てたアドレスデータを子機(1〜
    3)へ送信し、上記アドレスデータにより当該子機(1
    〜3)のアドレスを設定し、このアドレス設定後に親機
    (4)と複数の子機(1〜3)との間で通常のデータ伝
    送を行なうようにしたアドレス設定装置において、上記
    親機(4)では割り当てた子機(1〜3)のアドレス及
    びシリアルナンバーを記憶する記憶部(26)を備え、
    子機(1〜3)からのデータが受信されない場合に子機
    (1〜3)へ上記記憶部(26)で記憶しているアドレ
    ス及びシリアルナンバーを送信して子機(1〜3)のア
    ドレス設定を行なう制御部(22)を備えていることを
    特徴とするアドレス設定装置。
  2. 【請求項2】 子機(1〜3)に対する初期のアドレス
    設定を行なった後に親機(4)ではアドレス設定完了フ
    ラグを立てる記憶部(26)を設け、この記憶部(2
    6)のアドレス設定完了フラグにより初期のアドレス設
    定か、異常伝送後の再アドレス設定かを判断する制御部
    (22)を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    アドレス設定装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶部(26)に不揮発性メモリを
    用いていることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のアドレス設定装置。
  4. 【請求項4】 上記親機は空気調和機の室外機(4)ま
    たはリモートコントローラであり、子機を室外機(1〜
    3)としていることを特徴とする請求項1〜請求項3い
    ずれか記載のアドレス設定装置。
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