JPH088243Y2 - パーティキュレイトフィルタ - Google Patents

パーティキュレイトフィルタ

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JPH088243Y2
JPH088243Y2 JP1990087052U JP8705290U JPH088243Y2 JP H088243 Y2 JPH088243 Y2 JP H088243Y2 JP 1990087052 U JP1990087052 U JP 1990087052U JP 8705290 U JP8705290 U JP 8705290U JP H088243 Y2 JPH088243 Y2 JP H088243Y2
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JP
Japan
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filter
central portion
particulate
length
particulate filter
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達男 山田
俊明 兼本
靖男 浅海
正 石井
直也 原山
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内燃機関の排気通路に設けられたパーティ
キュレイトを捕集するパーティキュレイトフィルタに関
する。
[従来の技術] パーティキュレイトフィルタは種々知られている(例
えば特開昭59-28010号公報、実開昭62-41812号公報)。
これら従来のパーティキュレイトフィルタにおいて
は、同一の素材でフィルタを形成している。そのため、
パーティキュレイトがフィルタの半径方向に略均一に捕
集される。この捕集したパーティキュレイトを再生装置
で焼却してフィルタを再生する際、フィルタ内の各部の
パーティキュレイトの燃焼による発熱量は略同一なの
で、放熱の小さい中心部ほど高温になり、溶損し易い。
そこで、特開昭61-135919号公報及び実公昭62-35848
号公報に見られるように、フィルタを環状の外周部分と
中心部分とに区画し、中心部分の長さを外周部分の長さ
より短くして中心部に空洞を形成したものが提案されて
いる。
かかるフィルタによれば、再生時、中心部の過昇温を
回避して、フィルタ中心部の溶損やクラックの発生を防
止することができるが、次の問題点を生じるものであっ
た。
すなわち、中心部のみフィルタ長さが短いと、再生
時、中心部が先に再生終了してしまい、中心部のみ抵抗
が少なくなり、その後、再生時のガスが中心部のみを流
れるようになり、外周部の再生が不完全となる不具合が
発生する。
また、実願昭62-159273号のマイクロフィルムに略円
筒状のフィルタを同心円状に複数個のフィルタ片で形成
したものが記載されている。この公知例では、流れ方向
の長さが等しい複数個のフィルタ片が示されているが、
捕集量は半径方向に均一となるので放熱の悪い中心部の
温度低下は余り期待できず、そして熱応力の抑制も充分
とはいえない。
[考案が解決しようとする課題] したがって、本考案は、再生時のフィルタの溶損を防
止すると共に、フィルタ全体を再生することのできるパ
ーティキュレイトフィルタを提供することを目的として
なされたものである。
[課題を解決するための手段] このため本考案によれば、内燃機関の排気通路に設け
られたパーティキュレイトを捕集するパーティキュレイ
トフィルタにおいて、該パーティキュレイトフィルタ
は、多孔質薄壁により軸線に平行な多数のセルが画成さ
れ、セルの入口側および出口側は交互にセラミック目封
じで閉鎖されたモノリスウォールフローフィルタよりな
る捕集効率の高い円筒状の第1のフィルタと、その中心
の中空部に挿嵌されたセラミック発泡フィルタまたは金
属ウォールフィルタよりなる捕集効率の低い第2のフィ
ルタと、両者の間に介装されたシール材とからなり、排
気の流れ方向に対し前記第1のフィルタと第2のフィル
タの長さは同じ長さである。
[作用] 上記のように構成されたパーティキュレイトフィルタ
においては、中心部の第2のフィルタはパーティキュレ
イト捕集量は少なく、外周部の第1のフィルタは多くな
る。したがって、再生時にパーティキュレイトの燃焼に
よる発熱量は、中心部が小さく、外周部は大きい。ま
た、中心部の捕集効率の低い第2のフィルタは放熱性が
高く、外周部の捕集効率の高い第1のフィルタは放熱性
が低いので中心部の過昇温が回避され、温度分布が改善
されてフィルタ中心部の溶損やクラックの発生が防止さ
れる。
そして、外周部の第1のフィルタと中心部の第2のフ
ィルタの排気の流れ方向に対する長さは同じ長さである
ので、再生時、第1のフィルタと第2のフィルタとは略
同時に再生が終了し、中心部の第2のフィルタ長さを外
周部の第1のフィルタ長さより短くしたもののように、
外周部のフィルタである第1のフィルタの再生が不完全
となる不具合は生じない。
又、第1のフィルタと第2のフィルタとの間にはシー
ル材が介装してあり、熱及び力の伝達が緩衝されて熱応
力や外力による不具合の発生が防止される。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図において、全体を符号1で示すパー
ティキュレイトフィルタは、捕集効率の高い円筒状の第
1のフィルタ2と、その中心の中空部に挿嵌された捕集
効率の低い第2のフィルタ6と、両者の間に介装された
シール材7とからなっている。
前記第1のフィルタ2は、モノリスウォールフローフ
ィルタいわゆるハニカムタイプフィルタと呼ばれるもの
で、多孔質薄壁3により軸線に平行な多数のセル4が画
成されている。そして、これらのセル4の入口F側及び
出口R側は、交互にセラミック目封じ5で閉塞されてい
る。
前記第2のフィルタ6は、セラミックの発泡フィルタ
で形成されている。
前記シール材7は、セラミックの薄肉筒で形成されて
いる。そして、排気の流れ方向に対し第1図に示すよう
に、第1のフィルタ2と第2のフィルタ6の長さは同じ
長さとなっている。
したがって、捕集に際しては第5図の下部分に示すよ
うに、パーティキュレイト捕集量は、例えば全体がモノ
リスウォールフローフィルタで形成された従来のパーテ
ィキュレイトフィルタの均一な捕集量P1に対し、第2
のフィルタ6の部分の捕集量P2は少ない。
又、第2のフィルタ6は第1のフィルタ2よりも放熱
性が高い。そのため再生に際し第5図の上部分に示すよ
うに、パーティキュレイトの燃焼によるフィルタ1の温
度T2は、従来のフィルタの温度T1が中心部で高く、フ
ィルタ溶損温度T0以上になるのに対し、中心部でフィ
ルタ溶損温度T0以下になり、フィルタの溶損が回避さ
れる。
第3図及び第4図は本考案の別の実施例を示し、フィ
ルタ1aの第2のフィルタ6aを、短金属繊維の金属ウール
フィルタで形成し、他を第1図と同様に構成した例であ
る。この実施例でも第1図の実施例と同じ作用効果を奏
する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、以下の効果を奏
する。
(イ) 再生時に、中心部の第2のフィルタの発熱量は
外周部の第1のフィルタより少なく、しかも放熱性が中
心部の第2のフィルタの方が高いので、フィルタ中心部
の温度を低下させることができ、フィルタ溶損温度以下
としてフィルタの溶損を防止がはかれる。そして、温度
分布が改善されるので温度低下と相俟ってクラックの発
生を防止することができる。
(ロ) 又、第1のフィルタと第2のフィルタとの間に
はシール材が介装してあり、熱及び力の伝達が緩衝され
て前項の効果と相俟って熱応力や外力による不具合の発
生が防止できる。
(ハ) そして、本考案では、排気の流れ方向に対し第
1のフィルタと第2のフィルタの長さは同じ長さとなっ
ているので、再生時、第1のフィルタと第2のフィルタ
とは略同時に再生が終了し、中心部すなわち第2のフィ
ルタ長さを外周部すなわち第1のフィルタ長さより短く
したもののように、中心部が先に再生終了して中心部の
み抵抗が少くなり、その後、再生時のガスが中心部のみ
を流れる様になり、外周部のフィルタである第1のフィ
ルタの再生が不完全となる不具合を生じることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示す側断面図
及び正面図、第3図及び第4図は本考案の第2実施例を
示す側断面図及び正面図、第5図は本考案の効果を示す
パーティキュレイト捕集量及びフィルタ温度特性図であ
る。 1、1a……パーティキュレイトフィルタ、2……モノリ
スウォールフローフィルタよりなる第1のフィルタ、3
……多孔質薄壁、4……セル、5……目封じ、6……セ
ラミック発泡フィルタよりなる第2のフィルタ、6a……
金属ウォールフィルタよりなる第2のフィルタ、7……
シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石井 正 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内 (72)考案者 原山 直也 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−135919(JP,A) 実開 平1−63715(JP,U) 実公 昭62−35848(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の排気通路に設けられたパーティ
    キュレイトを捕集するパーティキュレイトフィルタ
    (1)において、該パーティキュレイトフィルタ(1)
    は、多孔質薄壁(3)により軸線に平行な多数のセル
    (4)が画成され、セル(4)の入口(F)側および出
    口(R)側は交互にセラミック目封じ(5)で閉鎖され
    たモノリウスウォールフローフィルタよりなる捕集効率
    の高い円筒状の第1のフィルタ(2)と、その中心の中
    空部に挿嵌されたセラミック発泡フィルタ(6)または
    金属ウォールフィルタ(6a)よりなる捕集効率の低い第
    2のフィルタ(6、6a)と、両者の間に介装されたシー
    ル材(7)とからなり、排気の流れ方向に対し前記第1
    のフィルタ(2)と第2のフィルタ(6、6a)の長さは
    同じ長さであることを特徴とするパーティキュレイトフ
    ィルタ。
JP1990087052U 1990-08-22 1990-08-22 パーティキュレイトフィルタ Expired - Fee Related JPH088243Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002502927A (ja) * 1998-02-06 2002-01-29 ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニー 排ガス中のNOxの還元機構

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