JPH0882263A - インタンク式燃料ポンプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料ポンプの吐出圧力を規制するリリーフ弁
を燃料ポンプ側に支持固定するインタンク式燃料ポンプ
装置を提供する。 【構成】 リリーフ弁ケース６と一体に樹脂成形される
筒状の取付枠部２０がポンプ側の電気コネクタハウジン
グ４４の外壁に嵌合し、ポンプ側の嵌合用端部５２にリ
リーフ弁側の嵌合用突起５１が弾性嵌合するため、嵌合
後に燃料ポンプ３に対しリリーフ弁ケース６が軸方向及
び回転方向に係止される。これにより、ポンプ振動やタ
ンク振動によってリリーフ弁ユニット５が他部品に干渉
するのを防止できる。また燃料ポンプ側の設計変更をす
ることなしに、リリーフ弁ユニット５をポンプ側に支持
固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、インタンク式燃料ポン
プ装置に関するもので、詳細には、燃料タンクに収容さ
れる燃料ポンプのリリーフ弁の支持装置に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】車両用内燃機関の燃料供給システムにお
いては、燃料タンク内に備えた燃料ポンプから汲み上げ
た燃料を燃料噴射装置の燃料噴射弁から内燃機関の燃焼
室に噴射供給するようにしているものが知られている。
燃料ポンプから汲み上げられた燃料の一部は、燃料噴射
弁へ供給され、燃料噴射弁へ供給されない余剰燃料は、
プレッシャレギュレータのリリーフ弁を経由して燃料タ
ンクにリターンされる。こうすることにより、燃料噴射
弁に作用する燃料の圧力を定圧に保持して燃料噴射量を
適正に制御している。さらに、プレッシャレギュレータ
またはリリーフ弁をタンク内に配置し、余剰燃料を直接
タンク内にリターンする技術が考案されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような従来のイン
タンク式燃料ポンプ装置においては、プレッシャレギュ
レータまたはリリーフ弁を燃料タンクの内部にどのよう
に固定するかの良い方法が提案されることが望まれてい
る。リリーフ弁を支持固定する固定手段を備えていない
インタンク式燃料ポンプ装置は、リリーフ弁が上下方向
あるいは回転方向に振れやすく、そのため燃料タンクか
らの振動やポンプ本体からの振動により、リリーフ弁が
周辺部品と干渉して、ポンプ振動がタンクに伝達し騒音
の原因となる。

【０００４】本発明の目的は、燃料ポンプから吐出され
た燃料の圧力を規制するリリーフ弁を燃料ポンプに支持
固定するインタンク式燃料ポンプ装置を提供することに
ある。本発明の別の目的は、インタンク式燃料ポンプ装
置のタンク内に組付、取付を行いやすいリリーフ弁固定
装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項１記載のインタンク式燃料ポンプ
装置は、燃料タンク内に配置される燃料ポンプの吐出側
に取付けられるリリーフ弁を前記燃料タンク内に配置し
たインタンク式燃料ポンプ装置であって、前記リリーフ
弁の弁ケースの一部分が燃料ポンプのポンプ部材に当接
していることを特徴とする。

【０００６】請求項２記載のインタンク式燃料ポンプ装
置は、前記リリーフ弁の弁ケースの一部分が、前記燃料
ポンプの電気コネクタハウジングに当接していることを
特徴とする。請求項３記載のインタンク式燃料ポンプ装
置は、前記リリーフ弁の弁ケースの一部分が、ポンプ部
に電源電流を供給するためのリード線ターミナルと該リ
ード線ターミナルを締付けるナットに当接していること
を特徴とする。

【０００７】請求項４記載のインタンク式燃料ポンプ装
置は、燃料タンク内にリリーフ弁を備えるインタンク式
燃料ポンプ装置であって、ポンプケースと、吸入パイプ
と、吐出パイプと、電気コネクタハウジングと、この電
気コネクタハウジングに設けられる係止部とを有する燃
料ポンプ本体と、内部空間を有する入口パイプ部と、こ
の内部空間に連通する連通孔を有する吐出パイプ部と、
前記内部空間に連通する連通孔を有するとともに内部に
弁部材を収容する開放パイプ部と、前記入口パイプ部に
接続される取付部材と、この取付部材に設けられ、前記
係止部に弾性係止可能な被係止部とを有するリリーフ弁
ケースと、を備えたことを特徴とする。

【０００８】請求項５記載のインタンク式燃料ポンプ装
置は、燃料タンク内にリリーフ弁を備えるインタンク式
燃料ポンプ装置であって、ポンプケースと、吸入パイプ
と、吐出パイプと、電気コネクタ螺子ターミナルとを有
する燃料ポンプ本体と、内部空間を有する入口パイプ部
と、この内部空間に連通する連通孔を有する吐出パイプ
部と、前記内部空間に連通する連通孔を有するとともに
内部に弁部材を収容する開放パイプ部と、前記入口パイ
プ部に機械的に接続される取付部材とを有するリリーフ
弁ケースと、前記電気コネクタ螺子ターミナルに電気的
に接続可能な外部リード線ターミナルと前記取付部材と
を締付固定可能なナットとを備えたことを特徴とする。

【０００９】

【作用および発明の効果】本発明のインタンク式燃料ポ
ンプ装置によると、リリーフ弁の弁ケースの一部分がポ
ンプ部材と当接しているため、ポンプ振動やタンク振動
によってリリーフ弁ユニットが他部品に干渉するのを防
止できる。また燃料ポンプ側の設計変更をすることなし
に、リリーフ弁ユニットを支持固定することができる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。 （第１実施例）本発明のインタンク式燃料ポンプ装置の
一実施例を図１〜図３に示す。図１はインタンク式燃料
ポンプ装置のリリーフ弁取付状態を示す断面図であり、
図２はリリーフ弁を取付けた燃料ポンプの外部電気コネ
クタ装着前の状態を示す図１のII方向矢視図である。

【００１１】図１に示すように、燃料タンク１の内部に
燃料ポンプ３とリリーフ弁ユニット５とが配置される。
リリーフ弁ユニット５のリリーフ弁ケース６は、一方の
端部に形成される入口パイプ部１４が燃料ポンプ３のポ
ンプ側吐出パイプ４の外壁に嵌合され、他方の端部に形
成される吐出パイプ部１８が有底筒状のサポータ１１の
内壁に嵌合されている。サポータ１１は、燃料タンク１
のフランジ２に形成される円穴２７に嵌合し、図示しな
い内燃機関側に燃料を導出する吐出パイプ９を有する。

【００１２】リリーフ弁ユニット５のリリーフ弁ケース
６は、入口パイプ部１４、中間肩部１５、出口連結部１
６、出口肩部１７、吐出パイプ部１８、開放パイプ部１
９および取付枠部２０からなり、これらの構成要素は樹
脂成形により一体に形成されている。以下、これらの構
成要素を順に詳述する。入口パイプ部１４は、大径の円
筒状で、燃料ポンプ３のポンプ側吐出パイプ４の外壁に
Ｏリング２２を介して嵌合する。Ｏリング２２は、ポン
プ側吐出パイプ４の外周部に嵌合する円筒状スペーサ２
４と、ポンプ側吐出パイプ４の端部に嵌合する穴付キャ
ップ２５との間の吐出パイプ外周部に嵌合している。

【００１３】中間肩部１５は、入口パイプ部１４とこの
入口パイプ部１４の外径よりも小径の外径を有する出口
連結部１６とを連結する部分で、中心部に入口パイプ部
１４の内部と出口連結部１６の内部とを連通する連通孔
２６を有する。出口連結部１６は、燃料タンク１のフラ
ンジ２に形成される円穴２７に挿通される部分で内部に
空間部２８を有する小径円筒状に形成される部分であ
る。この空間部２８には逆止弁２９が収容され、出口連
結部１６の内部に逆止弁２９の弁座３０が形成されてい
る。この逆止弁２９は、連通孔２６に作用する流体の圧
力により弁座３０から押し上がって開状態になるもの
で、燃料ポンプ停止時は配管内の圧力で弁座に押され、
配管内の残圧を保つ。

【００１４】出口肩部１７は、出口連結部１６とこの出
口連結部１６の外径よりも小径の外径を有する吐出パイ
プ１８とを連結する部分で、吐出パイプ部１８の外周部
に嵌合するＯリング３１を当接させている。吐出パイプ
部１８の外周部にはＯリング３１が嵌合しており、この
Ｏリング３１がサポータ１１の内壁と密接して液密に嵌
合している。吐出パイプ部１８の端部にはＯリング３１
の抜け止め防止用のキャップ３２が嵌合している。吐出
パイプ部１８の内部には、前述した逆止弁２９の軸方向
の移動量を規制するストッパ３３が内壁に嵌合してい
る。

【００１５】開放パイプ部１９は、図１に示すように、
リリーフ弁ケース６の入口パイプ部１４の外壁からこの
入口パイプ軸に直交する方向に円筒状に延びて形成され
ている。開放パイプ部１９の一方の端部１９ａが入口パ
イプ部１４の外壁に一体に接続されており、開放パイプ
部１９の内部には入口パイプ部１４の内部空間３４に連
通する連通孔３６が形成されている。開放パイプ部１９
の内部には弁部材としてのリリーフ弁３８が収容されて
おり、このリリーフ弁３８は、内部空間３４の圧力が所
定値以上になると開弁して、内部空間３４の燃料の一部
としての余剰燃料を図示しない配管を通して燃料タンク
に戻す。

【００１６】取付枠部２０はリリーフ弁ケース６を燃料
ポンプ３に支持固定する部分で、入口パイプ部１４と一
体に形成されている。取付枠部２０は、燃料ポンプ３の
電気ターミナル４１、４２を内部に収容する電気コネク
タハウジング４４の外周部分に嵌合する部分である。電
気コネクタハウジング４４は、電気ターミナル４１、４
２を囲むように空間部を介して枠状に形成されるもの
で、この枠状部分の外壁に嵌合するように取付枠部２０
の内壁の形状および大きさが規定されている。

【００１７】電気コネクタハウジング４４は、方形の筒
状に形成され、図１に示すようにポンプ側吐出パイプ４
と反対側の側壁に軸方向に延びる嵌合用長穴４６が形成
される。図１は取付枠部２０が電気コネクタハウジング
４４の外壁に嵌合している状態を示す。取付枠部２０の
入口パイプ部１４と反対側の部分には、前記嵌合用長穴
４６の位置に対応するように切欠溝状のスリット４８、
４９が形成され、このスリット４８とスリット４９との
間の部分に嵌合用弾性柱部５０が軸方向に延び、この嵌
合用弾性柱部５０の上端部に内壁側に凸状に形成された
嵌合用弾性突起５１が嵌合用長穴４６の端部５２に嵌合
可能に形成されている。図１に示す状態では、電気コネ
クタハウジング４４の嵌合用長穴４６に取付枠部２０の
嵌合用突起５１が嵌合している状態を示しているが、こ
の嵌合用弾性柱部５０はその下端側の付根部分で支持さ
れて図１で右左方向に嵌合用突起５１が撓むようになっ
ている。図１で示す状態では嵌合用突起５１が端部５４
に当接して弾性嵌合している。従って、図１に示す状態
において、電気コネクタハウジング４４からリリーフ弁
ケース６を取り外すときには、嵌合用長穴４６から嵌合
用弾性柱部５０の嵌合を解除し、電気コネクタハウジン
グ４４から軸受部に取付枠部２０を引き抜き、電気コネ
クタハウジング４４からリリーフ弁ユニット５を取り外
すことができる。

【００１８】図１に示す状態では、外部電気コネクタ５
４が電気コネクタハウジング４４の内部に嵌合すること
により、電気コネクタハウジング４４の内部の電気ター
ミナル４１、４２が図示しない外部電気ターミナルと電
気的に接続されている。外部電気コネクタ５４から電気
ターミナル４１、４２を経由して燃料ポンプ３に電流が
供給されると、燃料ポンプ３のポンプ部が駆動される。

【００１９】本実施例によると、外部電気コネクタ５４
は嵌合用長穴４６にスナップフィット式の凸部５６を引
っ掛けて抜け止めされている。リリーフ弁ユニット５は
取付枠部２０の嵌合用弾性柱部５０の嵌合用突起５１が
嵌合用端部５２に係止されるため、回り止めされ、抜け
止めされるので、嵌合時にはリリーフ弁ユニット５は燃
料ポンプ３から容易には脱落することがないという効果
がある。

【００２０】また本実施例によれば、燃料ポンプ３のポ
ンプ側吐出パイプ４から吐出される燃料は、内部空間３
４、連通孔２６、内部空間２８を経由して、サポータ１
１の内部空間５５を通って吐出パイプ９から内燃機関側
の燃料噴射弁に供給される。このとき、リリーフ弁ケー
ス６の内部空間３４内の燃料の圧力が一定値以上になる
と、開放パイプ部１９の内部に収容されるリリーフ弁３
８が開弁することで、、内部空間３４内の燃料の一部で
ある余剰燃料は、リリーフ弁３８を通って開放パイプ部
１９から排出されて燃料タンク１内に戻される。

【００２１】組付時、リリーフ弁ユニット５が燃料ポン
プ３に組付けられるとき、取付枠部２０が電気コネクタ
ハウジング４４の外壁部に取り囲むように嵌合するた
め、リリーフ弁ケース６の燃料ポンプ３に対する回り止
め方向が決定し、誤組付を防止でき回り止めになるとい
う効果がある。またこの組付時、電気コネクタハウジン
グ４４の嵌合用端部５２に嵌合用突起５１が係合するた
め、燃料ポンプ３に対するリリーフ弁ケース６の軸方向
すなわち図１での上下方向の係止止めとなる。

【００２２】上記回り止めと係止止めの作用によりリリ
ーフ弁ユニット５が燃料ポンプ３に前後に支持固定され
る。従って、内燃機関の振動ならびに車両走行振動等に
伴うポンプ振動やタンク振動等が発生しているとき、リ
リーフ弁ユニット５が他部品に干渉するのを防止するこ
とができる。また、燃料ポンプ３の電気コネクタ構造部
分を利用してリリーフ弁ユニット５の支持固定を行なう
ため、燃料ポンプ３側の構造の変更を伴わないでリリー
フ弁ユニット５側の形状ならびに構造の変更のみでもっ
てリリーフ弁固定を行なうことができるので、リリーフ
弁固定装置を低コストで提供することができるという効
果がある。

【００２３】（第２実施例）次に、本発明の第２実施例
を図４に示す。図４において、図１の構成部分と実質的
に同一の構成部分については同一の符号を付し、その説
明を省略する。この第２実施例は、リリーフ弁ケースの
外側に突き出す取付用突出部を設け、この取付用突出部
をリード線ターミナルとともにナットで燃料ポンプに締
付固定した例である。

【００２４】図４に示すように、リリーフ弁ケース６の
入口パイプ部１４の外壁から外側ヘパイプ軸に直交する
方向に取付用突出部６１が突き出している。この取付用
突出部６１には、螺子６４を遊び状態を保って挿入可能
な挿入孔６３が形成されている。燃料ポンプ３側には電
気コネクタの基台６５が形成され、この基台６５の上面
にポンプ側の電気コネクタ螺子ターミナル６４が突き出
している。外部リード線６６のターミナル６７は、基台
６５の上面に載せられ、このターミナル６７の穴を電気
コネクタ螺子ターミナル６４が挿通している。そしてタ
ーミナル６７の上面に取付用突出部６１が載せられ、こ
の取付用突出部６１の上面に突き出す電気コネクタ螺子
ターミナル６４にナット６８が締付けられることによ
り、電気コネクタの基台６５の上面側にターミナル６７
と取付用突出部６１とがナット６８により締付固定され
ている。取付用突出部６１は電気絶縁樹脂で形成されて
いる。

【００２５】この第２実施例によると、リリーフ弁ケー
ス６の取付用突出部６１が電気コネクタ螺子ターミナル
６４に挿通されてナット６８で締付固定されているた
め、燃料ポンプ３に対しリリーフ弁ユニット５の回り止
めならびに軸方向の動き止めが確実になされている。ま
た第２実施例によると、燃料ポンプ３の電気接続を行な
う外部リード線６６の電気配線工程と燃料ポンプ用のリ
リーフ弁ユニット５の取付工程とを一個のナット６８の
締付固定により同時に行なうことができるため、組付作
業工程が簡便になるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例によるインタンク式燃料ポ
ンプ装置のリリーフ弁取付部の断面図である。

【図２】図１に示すインタンク式燃料ポンプ装置からサ
ポータと外部電気コネクタを取り外した状態における図
１に示す矢印II方向矢視平面図である。

【図３】燃料ポンプの電気コネクタハウジングにリリー
フ弁ユニットを装着する前の状態を示す側面図である。

【図４】本発明の第２実施例によるインタンク式燃料ポ
ンプ装置のリリーフ弁取付部の断面図である。

【符号の説明】

１ 燃料タンク ２ フランジ ３ 燃料ポンプ（ポンプケース、燃料ポンプ本体） ４ 吐出パイプ ５ リリーフ弁ユニット ６ リリーフ弁ケース（弁ケース） ９ 吐出パイプ １１ サポータ １４ 入口パイプ部 １５ 中間肩部 １６ 出口連結部 １７ 出口肩部 １８ 吐出パイプ部 １９ 開放パイプ部 ２０ 取付枠部 ２９ 逆止弁 ３４ 内部空間 ３６ 連通孔 ３８ リリーフ弁（弁部材） ４１、４２ 電気ターミナル ４４ 電気コネクタハウジング（ポンプ部材） ４６ 嵌合用長穴（係止部） ４８、４９ スリット（係止部） ５０ 嵌合用弾性柱部（被係止部） ５１ 嵌合用突起（被係止部） ５２ 嵌合用突起（係止部） ５４ 外部電気コネクタ ５５ 内部空間 ６１ 取付用突出部（弁ケースの一部分） ６４ 電気コネクタ螺子ターミナル ６５ 基台 ６６ リード線 ６７ ターミナル（リード線ターミナル） ６８ ナット

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 燃料タンク内に配置される燃料ポンプの
   吐出側に取付けられるリリーフ弁を前記燃料タンク内に
   配置したインタンク式燃料ポンプであって、前記リリー
   フ弁の弁ケースの一部分が燃料ポンプのポンプ部材に当
   接していることを特徴とするインタンク式燃料ポンプ装
   置。
2. 【請求項２】 前記ポンプ部材は、前記燃料ポンプの電
   気コネクタハウジングであることを特徴とする請求項１
   記載のインタンク式燃料ポンプ装置。
3. 【請求項３】 前記ポンプ部材は、ポンプ部に電源電流
   を供給するためのリード線ターミナルと該リード線ター
   ミナルを締付けるナットであることを特徴とする請求項
   １記載のインタンク式燃料ポンプ装置。
4. 【請求項４】 燃料タンク内にリリーフ弁を備えるイン
   タンク式燃料ポンプ装置であって、 ポンプケースと、吸入パイプと、吐出パイプと、電気コ
   ネクタハウジングと、この電気コネクタハウジングに設
   けられる係止部とを有する燃料ポンプ本体と、 内部空間を有する入口パイプ部と、この内部空間に連通
   する連通孔を有する吐出パイプ部と、前記内部空間に連
   通する連通孔を有するとともに内部に弁部材を収容する
   開放パイプ部と、前記入口パイプ部に接続される取付部
   材と、この取付部材に設けられ、前記係止部に弾性係止
   可能な被係止部とを有するリリーフ弁ケースと、 を備えたことを特徴とするインタンク式燃料ポンプ装
   置。
5. 【請求項５】 燃料タンク内にリリーフ弁を備えるイン
   タンク式燃料ポンプ装置であって、 ポンプケースと、吸入パイプと、吐出パイプと、電気コ
   ネクタ螺子ターミナルとを有する燃料ポンプ本体と、 内部空間を有する入口パイプ部と、この内部空間に連通
   する連通孔を有する吐出パイプ部と、前記内部空間に連
   通する連通孔を有するとともに内部に弁部材を収容する
   開放パイプ部と、前記入口パイプ部に機械的に接続され
   る取付部材とを有するリリーフ弁ケースと、 前記電気コネクタ螺子ターミナルに電気的に接続可能な
   外部リード線ターミナルと前記取付部材とを締付固定可
   能なナットとを備えたことを特徴とするインタンク式燃
   料ポンプ装置。