JPH1130162A - 燃料供給装置 - Google Patents
燃料供給装置Info
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- JPH1130162A JPH1130162A JP9183857A JP18385797A JPH1130162A JP H1130162 A JPH1130162 A JP H1130162A JP 9183857 A JP9183857 A JP 9183857A JP 18385797 A JP18385797 A JP 18385797A JP H1130162 A JPH1130162 A JP H1130162A
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- filter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を削減し、部品交換時のサービス性
の向上を図る。 【解決手段】 燃料タンク１内の燃料中に浸漬される燃
料ポンプ２及び燃料フィルタ３を収容する収容ケース
に、燃料タンク１の上面開口孔１ａを塞ぐセットプレー
ト８を着脱可能に設けた燃料供給装置において、前記燃
料フィルタ３のフィルタケース７が前記収容ケースを兼
ねる。専用の収容ケースが不要となることから部品点数
を削減でき、これにより部品交換時の分解及び組付けに
かかる作業が簡素化される。
の向上を図る。 【解決手段】 燃料タンク１内の燃料中に浸漬される燃
料ポンプ２及び燃料フィルタ３を収容する収容ケース
に、燃料タンク１の上面開口孔１ａを塞ぐセットプレー
ト８を着脱可能に設けた燃料供給装置において、前記燃
料フィルタ３のフィルタケース７が前記収容ケースを兼
ねる。専用の収容ケースが不要となることから部品点数
を削減でき、これにより部品交換時の分解及び組付けに
かかる作業が簡素化される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車に
おいて燃料タンク内の燃料をエンジンへの燃料供給経路
へ供給する燃料供給装置に関する。
おいて燃料タンク内の燃料をエンジンへの燃料供給経路
へ供給する燃料供給装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の燃料供給装置には、燃料タンク内
の燃料中に浸漬される燃料ポンプ及び燃料フィルタを収
容する収容ケースに、燃料タンクの上面開口孔を塞ぐセ
ットプレートを着脱可能に設けたものがある（例えば、
出願人が先に提案した特開平９−３２６７２号公報参
照）。このため、収容ケース内の燃料ポンプ、燃料フィ
ルタ等の構成部品の故障時には、セットプレートを取り
外すことにより部品交換を行うことができる。しかしな
がら、燃料フィルタはフィルタケースを備えており、そ
のフィルタケースが専用の収容ケース内に組み込まれて
いた。
の燃料中に浸漬される燃料ポンプ及び燃料フィルタを収
容する収容ケースに、燃料タンクの上面開口孔を塞ぐセ
ットプレートを着脱可能に設けたものがある（例えば、
出願人が先に提案した特開平９−３２６７２号公報参
照）。このため、収容ケース内の燃料ポンプ、燃料フィ
ルタ等の構成部品の故障時には、セットプレートを取り
外すことにより部品交換を行うことができる。しかしな
がら、燃料フィルタはフィルタケースを備えており、そ
のフィルタケースが専用の収容ケース内に組み込まれて
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の燃料供給装置に
よると、収容ケースと燃料フィルタのフィルタケースと
の重複したケース構造となっている。従って、部品点数
が多く、このため部品交換時の分解及び組付けに係る作
業が煩雑で時間がかかることから、サービス性の悪化を
招くといった問題があった。
よると、収容ケースと燃料フィルタのフィルタケースと
の重複したケース構造となっている。従って、部品点数
が多く、このため部品交換時の分解及び組付けに係る作
業が煩雑で時間がかかることから、サービス性の悪化を
招くといった問題があった。
【０００４】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、部品点数を削減し、部品交換時のサービス性の向上
を図ることのできる燃料供給装置を提供することにあ
る。
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、部品点数を削減し、部品交換時のサービス性の向上
を図ることのできる燃料供給装置を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項１の発明は、燃料タンク内の燃料中に浸漬される燃料
ポンプ及び燃料フィルタを収容する収容ケースに、燃料
タンクの上面開口孔を塞ぐセットプレートを着脱可能に
設けた燃料供給装置において、前記燃料フィルタのフィ
ルタケースが前記収容ケースを兼ねていることを特徴と
する燃料供給装置である。前記請求項１記載の燃料供給
装置によると、専用の収容ケースが不要となることから
部品点数を削減でき、これにより、部品交換時の分解及
び組付けにかかる作業が簡素化される結果、サービス性
を向上することができる。
項１の発明は、燃料タンク内の燃料中に浸漬される燃料
ポンプ及び燃料フィルタを収容する収容ケースに、燃料
タンクの上面開口孔を塞ぐセットプレートを着脱可能に
設けた燃料供給装置において、前記燃料フィルタのフィ
ルタケースが前記収容ケースを兼ねていることを特徴と
する燃料供給装置である。前記請求項１記載の燃料供給
装置によると、専用の収容ケースが不要となることから
部品点数を削減でき、これにより、部品交換時の分解及
び組付けにかかる作業が簡素化される結果、サービス性
を向上することができる。
【０００６】請求項２の発明は、請求項１記載の燃料供
給装置において、燃料フィルタのフィルタケースと燃料
ポンプのポンプハウジングとの間に、導電性及びクッシ
ョン性を有する導電性クッション材を介在したことを特
徴とする燃料供給装置である。前記請求項２記載の燃料
供給装置によると、燃料フィルタに発生する静電気がフ
ィルタケースから導電性クッション材を通じて燃料ポン
プのポンプハウジングへと放電することができ、また前
記フィルタケースに伝わる燃料ポンプのポンプ振動を前
記導電性クッション材により減衰することができ、よっ
て導電性を有する部材とクッション性を有する部材とを
個々に設ける場合に比べて、部品点数を削減してサービ
ス性を向上することができる。
給装置において、燃料フィルタのフィルタケースと燃料
ポンプのポンプハウジングとの間に、導電性及びクッシ
ョン性を有する導電性クッション材を介在したことを特
徴とする燃料供給装置である。前記請求項２記載の燃料
供給装置によると、燃料フィルタに発生する静電気がフ
ィルタケースから導電性クッション材を通じて燃料ポン
プのポンプハウジングへと放電することができ、また前
記フィルタケースに伝わる燃料ポンプのポンプ振動を前
記導電性クッション材により減衰することができ、よっ
て導電性を有する部材とクッション性を有する部材とを
個々に設ける場合に比べて、部品点数を削減してサービ
ス性を向上することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を参照して説明する。燃料供給装置の断面図を示した
図１において、燃料供給装置は、燃料タンク（図は一部
を示す。）１内の燃料中に浸漬されるインタンク式電動
燃料ポンプ２、燃料フィルタ３、プレッシャレギュレー
タ（図１中、点線参照）４、フューエルカットオフバル
ブ５等の構成部品をモジュール化したもので、１モジュ
ール単位で燃料タンク１に取り付けられる。
面を参照して説明する。燃料供給装置の断面図を示した
図１において、燃料供給装置は、燃料タンク（図は一部
を示す。）１内の燃料中に浸漬されるインタンク式電動
燃料ポンプ２、燃料フィルタ３、プレッシャレギュレー
タ（図１中、点線参照）４、フューエルカットオフバル
ブ５等の構成部品をモジュール化したもので、１モジュ
ール単位で燃料タンク１に取り付けられる。
【０００８】燃料フィルタ３は、燃料ポンプ２を挿入可
能な中空部を有する円筒状をなしており、合成樹脂製フ
ィルタケース７とそのフィルタケース７内に収容された
フィルタエレメント９とからなる。フィルタケース７の
上面には、燃料流入管１０と燃料流出管１１とが設けら
れている。燃料流入管１０からフィルタケース７内に流
入した燃料はフィルタエレメント９を外周側から内周側
に通過したのち燃料流出管１１から流出する。フィルタ
ケース７は、前記燃料ポンプ２、燃料フィルタ３等の構
成部品を収容する収容ケースを兼ねており、その上面に
は燃料タンク１の上面開口孔１ａを塞ぐセットプレート
８が次に述べるように着脱可能に設けられている。フィ
ルタケース７の上端外周部には上方に延びる円筒状のス
テー部１２が一体形成されている。なおフィルタケース
７の下端内周部には、下方に延びるほぼ半円筒状の取り
付け部１３が一体形成されている。またフィルタケース
７の外側面には、フューエルゲージのセンダゲージ１５
が着脱可能に設けられている。センダゲージ１５は、ア
ーム１６およびフロート１７を備えている。
能な中空部を有する円筒状をなしており、合成樹脂製フ
ィルタケース７とそのフィルタケース７内に収容された
フィルタエレメント９とからなる。フィルタケース７の
上面には、燃料流入管１０と燃料流出管１１とが設けら
れている。燃料流入管１０からフィルタケース７内に流
入した燃料はフィルタエレメント９を外周側から内周側
に通過したのち燃料流出管１１から流出する。フィルタ
ケース７は、前記燃料ポンプ２、燃料フィルタ３等の構
成部品を収容する収容ケースを兼ねており、その上面に
は燃料タンク１の上面開口孔１ａを塞ぐセットプレート
８が次に述べるように着脱可能に設けられている。フィ
ルタケース７の上端外周部には上方に延びる円筒状のス
テー部１２が一体形成されている。なおフィルタケース
７の下端内周部には、下方に延びるほぼ半円筒状の取り
付け部１３が一体形成されている。またフィルタケース
７の外側面には、フューエルゲージのセンダゲージ１５
が着脱可能に設けられている。センダゲージ１５は、ア
ーム１６およびフロート１７を備えている。
【０００９】セットプレート８は、合成樹脂製で前記フ
ィルタケース７の上面開口を覆うほぼ円板状をなしてい
る。セットプレート８は、燃料タンク１の上面開口孔１
ａを塞ぐようにタンク上面に環状パッキン１８を介して
置かれかつそのセットプレート８の外周部を押さえる押
え枠板１９をタンク上面にボルト２０により締着するこ
とによって固定されている。セットプレート８の下面に
は、フィルタケース７のステー部１２内に嵌合する嵌合
筒部２１が一体形成されている。嵌合筒部２１とフィル
タケース７のステー部１２との嵌合面には、フィルタケ
ース７にセットプレート８を着脱可能に取り付けるため
のスナップ式係合手段２２が円周上に複数配置されてい
る。
ィルタケース７の上面開口を覆うほぼ円板状をなしてい
る。セットプレート８は、燃料タンク１の上面開口孔１
ａを塞ぐようにタンク上面に環状パッキン１８を介して
置かれかつそのセットプレート８の外周部を押さえる押
え枠板１９をタンク上面にボルト２０により締着するこ
とによって固定されている。セットプレート８の下面に
は、フィルタケース７のステー部１２内に嵌合する嵌合
筒部２１が一体形成されている。嵌合筒部２１とフィル
タケース７のステー部１２との嵌合面には、フィルタケ
ース７にセットプレート８を着脱可能に取り付けるため
のスナップ式係合手段２２が円周上に複数配置されてい
る。
【００１０】スナップ式係合手段２２について図３の説
明図を参照して述べる。図３中、（ａ）は係合状態を示
す断面図、（ｂ）は分解斜視図である。図３（ｂ）に示
すように、スナップ式係合手段２２は、弾性を利用して
係合可能な係止爪２２ａと係合孔２２ｂとからなる。係
合孔２２ｂは、フィルタケース７のステー部１２にほぼ
四角形状に開口されている。セットプレート８の嵌合筒
部２１に設けられた係止爪２２ａは、前記係合孔２２ｂ
の上縁と対向する水平状の係止面２２０と、その係止面
２２０の先端より下方に向かって次第に突出量を小さく
する傾斜面２２１とを有している。したがって、フィル
タケース７のステー部１２にセットプレート８の嵌合筒
部２１を挿入することにより、セットプレート８の係止
爪２２ａの傾斜面２２１によって嵌合筒部２１及びフィ
ルタケース７のステー部１２の少なくとも一方が弾性変
形され、係止爪２２ａの係止面２２０が係合孔２２ｂの
上縁を通過したところで、図３（ａ）に示すように係止
爪２２ａが前記変形の弾性復元により係合孔２２ｂに係
合することにより、フィルタケース７にセットプレート
８が位置決めした状態で組付けられる。また図３（ａ）
に二点鎖線で示すように、セットプレート８の係止爪２
２ａを嵌合筒部２１の弾性変形を利用して押し込み係合
孔２２ｂから外した状態で、セットプレート８の嵌合筒
部２１をフィルタケース７のステー部１２から抜き出す
ことによりセットプレート８を取外すことができる。な
お、係止爪２２ａと係合孔２２ｂとの配置関係は逆配置
すなわち係止爪２２ａをフィルタケース７側にまた係合
孔２２ｂをセットプレート８側に配置することもでき
る。
明図を参照して述べる。図３中、（ａ）は係合状態を示
す断面図、（ｂ）は分解斜視図である。図３（ｂ）に示
すように、スナップ式係合手段２２は、弾性を利用して
係合可能な係止爪２２ａと係合孔２２ｂとからなる。係
合孔２２ｂは、フィルタケース７のステー部１２にほぼ
四角形状に開口されている。セットプレート８の嵌合筒
部２１に設けられた係止爪２２ａは、前記係合孔２２ｂ
の上縁と対向する水平状の係止面２２０と、その係止面
２２０の先端より下方に向かって次第に突出量を小さく
する傾斜面２２１とを有している。したがって、フィル
タケース７のステー部１２にセットプレート８の嵌合筒
部２１を挿入することにより、セットプレート８の係止
爪２２ａの傾斜面２２１によって嵌合筒部２１及びフィ
ルタケース７のステー部１２の少なくとも一方が弾性変
形され、係止爪２２ａの係止面２２０が係合孔２２ｂの
上縁を通過したところで、図３（ａ）に示すように係止
爪２２ａが前記変形の弾性復元により係合孔２２ｂに係
合することにより、フィルタケース７にセットプレート
８が位置決めした状態で組付けられる。また図３（ａ）
に二点鎖線で示すように、セットプレート８の係止爪２
２ａを嵌合筒部２１の弾性変形を利用して押し込み係合
孔２２ｂから外した状態で、セットプレート８の嵌合筒
部２１をフィルタケース７のステー部１２から抜き出す
ことによりセットプレート８を取外すことができる。な
お、係止爪２２ａと係合孔２２ｂとの配置関係は逆配置
すなわち係止爪２２ａをフィルタケース７側にまた係合
孔２２ｂをセットプレート８側に配置することもでき
る。
【００１１】図１において、セットプレート８には、燃
料タンク１の内外の通電をなすコネクタ２３、燃料タン
ク１の内外を連通する燃料出口管２４及びフューエルカ
ットオフバルブ５を組み込んだバルブハウジング２５が
一体形成されている。なおコネクタ２３は、燃料タンク
外の配線側コネクタ及び前記燃料ポンプ２の接続コネク
タが電気的に接続されるターミナル（図示されない。）
を備えている。
料タンク１の内外の通電をなすコネクタ２３、燃料タン
ク１の内外を連通する燃料出口管２４及びフューエルカ
ットオフバルブ５を組み込んだバルブハウジング２５が
一体形成されている。なおコネクタ２３は、燃料タンク
外の配線側コネクタ及び前記燃料ポンプ２の接続コネク
タが電気的に接続されるターミナル（図示されない。）
を備えている。
【００１２】セットプレート８の燃料出口管２４は、セ
ットプレート８上に側方（図示左方）に突出する上部接
続口２４ａを有している。上部接続口２４ａには、図示
しないエンジンにおけるフューエルインジェクタのデリ
バリパイプとつながる燃料供給経路２６（図１中、二点
鎖線参照）が接続される。また燃料出口管２４は、セッ
トプレート８の下側に突出する下部接続口２４ｂを有し
ている。なお下部接続口２４ｂには、燃料フィルタ３の
前記燃料流出管１１がシールのためのＯリング（符号省
略）を介して管接続されている。
ットプレート８上に側方（図示左方）に突出する上部接
続口２４ａを有している。上部接続口２４ａには、図示
しないエンジンにおけるフューエルインジェクタのデリ
バリパイプとつながる燃料供給経路２６（図１中、二点
鎖線参照）が接続される。また燃料出口管２４は、セッ
トプレート８の下側に突出する下部接続口２４ｂを有し
ている。なお下部接続口２４ｂには、燃料フィルタ３の
前記燃料流出管１１がシールのためのＯリング（符号省
略）を介して管接続されている。
【００１３】セットプレート８のバルブハウジング２５
は、セットプレート８上に側方（図示左方）に突出する
接続口２８を有している。接続口２８には、キャニスタ
とつながるゴムホース２９（図１中、二点鎖線参照）が
接続される。バルブハウジング２５は、セットプレート
８の下側に突出する円筒状の弁筒部３０を有している。
弁筒部３０内は、軸心部に位置する弁口３１とその外周
部に位置する連通口３２とによって前記接続口２８と連
通している。連通口３２には、弁ボール式のリリーフ弁
３４が組み込まれている。また弁筒部３０内には、前記
弁口３１を開閉するカットオフバルブ５がバランススプ
リング３７及び蓋板３８とともに組み込まれている。前
記フューエルカットオフバルブ５は、通常時は弁体３６
が弁口３１を開くことにより燃料タンク１内の蒸発ガス
をキャニスタへ排出し、車両の傾斜や転倒時においては
弁口３１を閉じることにより生燃料のキャニスタへの流
出を阻止する。また前記リリーフ弁３４は、カットオフ
バルブ５が閉弁状態で燃料タンク１内の圧力が規定以上
に上昇した場合に燃料タンク１の保護のために開弁して
圧力を下げる働きがある。
は、セットプレート８上に側方（図示左方）に突出する
接続口２８を有している。接続口２８には、キャニスタ
とつながるゴムホース２９（図１中、二点鎖線参照）が
接続される。バルブハウジング２５は、セットプレート
８の下側に突出する円筒状の弁筒部３０を有している。
弁筒部３０内は、軸心部に位置する弁口３１とその外周
部に位置する連通口３２とによって前記接続口２８と連
通している。連通口３２には、弁ボール式のリリーフ弁
３４が組み込まれている。また弁筒部３０内には、前記
弁口３１を開閉するカットオフバルブ５がバランススプ
リング３７及び蓋板３８とともに組み込まれている。前
記フューエルカットオフバルブ５は、通常時は弁体３６
が弁口３１を開くことにより燃料タンク１内の蒸発ガス
をキャニスタへ排出し、車両の傾斜や転倒時においては
弁口３１を閉じることにより生燃料のキャニスタへの流
出を阻止する。また前記リリーフ弁３４は、カットオフ
バルブ５が閉弁状態で燃料タンク１内の圧力が規定以上
に上昇した場合に燃料タンク１の保護のために開弁して
圧力を下げる働きがある。
【００１４】燃料ポンプ２は、フィルタケース７の中空
部に図示下方から挿入され、後述するほぼキャップ状を
した金属製あるいは樹脂製のポンプ受けケース４０の装
着をもって垂立状に収容される。フィルタケース７の取
り付け部１３とポンプ受けケース４０との嵌合面には、
フィルタケース７にポンプ受けケース４０を着脱可能に
取り付けるためのスナップ式係合手段４１が複数配置さ
れている。このスナップ式係合手段４１は、セットプレ
ート８のフィルタケース７との間に設けたスナップ式係
合手段２２とほぼ同様の構成であるからその説明は省略
する。
部に図示下方から挿入され、後述するほぼキャップ状を
した金属製あるいは樹脂製のポンプ受けケース４０の装
着をもって垂立状に収容される。フィルタケース７の取
り付け部１３とポンプ受けケース４０との嵌合面には、
フィルタケース７にポンプ受けケース４０を着脱可能に
取り付けるためのスナップ式係合手段４１が複数配置さ
れている。このスナップ式係合手段４１は、セットプレ
ート８のフィルタケース７との間に設けたスナップ式係
合手段２２とほぼ同様の構成であるからその説明は省略
する。
【００１５】しかして、ポンプ受けケース４０は前記フ
ィルタケース７の一部をなすもので、その組付けに先立
って、導電性及びクッション性を有するゴム材からなる
導電性クッション材４２が装着されている。従って、導
電性クッション材４２は、フィルタケース７のポンプ受
けケース４０と燃料ポンプ２の金属製ポンプハウジング
２ａとの間に介在され、その弾性を利用して燃料ポンプ
２をがたつくことなく支持している。
ィルタケース７の一部をなすもので、その組付けに先立
って、導電性及びクッション性を有するゴム材からなる
導電性クッション材４２が装着されている。従って、導
電性クッション材４２は、フィルタケース７のポンプ受
けケース４０と燃料ポンプ２の金属製ポンプハウジング
２ａとの間に介在され、その弾性を利用して燃料ポンプ
２をがたつくことなく支持している。
【００１６】前記燃料ポンプ２は、その底部に前記ポン
プ受けケース４０から露出するサクションフィルタ４３
が取り付けられている。燃料ポンプ２は、サクションフ
ィルタ４３から燃料を吸入しかつ昇圧してポンプ上部の
燃料吐出ポート２ｂから吐出する。燃料吐出ポート２ｂ
には、前記燃料フィルタ３の燃料流入管１０が筒状のク
ッションゴム４４を介して管接続されている。
プ受けケース４０から露出するサクションフィルタ４３
が取り付けられている。燃料ポンプ２は、サクションフ
ィルタ４３から燃料を吸入しかつ昇圧してポンプ上部の
燃料吐出ポート２ｂから吐出する。燃料吐出ポート２ｂ
には、前記燃料フィルタ３の燃料流入管１０が筒状のク
ッションゴム４４を介して管接続されている。
【００１７】燃料フィルタ３の燃料流出管１１の管壁よ
り分岐する分岐口１１ａ（図１中、点線参照）に前記プ
レッシャレギュレータ４が管接続されている。プレッシ
ャレギュレータ４は、燃料流出管１１の分岐口１１ａに
樹脂製の固定用キャップ４５（図１中、点線参照）の装
着をもって抜け止めされる。燃料流出管１１の分岐口１
１ａと固定用キャップ４５との嵌合面には、燃料流出管
１１に固定用キャップ４５を着脱可能に取り付けるため
のスナップ式係合手段４６が複数配置されている。この
スナップ式係合手段４６は、セットプレート８のフィル
タケース７との間に設けたスナップ式係合手段２２とほ
ぼ同様の構成であるからその説明は省略する。
り分岐する分岐口１１ａ（図１中、点線参照）に前記プ
レッシャレギュレータ４が管接続されている。プレッシ
ャレギュレータ４は、燃料流出管１１の分岐口１１ａに
樹脂製の固定用キャップ４５（図１中、点線参照）の装
着をもって抜け止めされる。燃料流出管１１の分岐口１
１ａと固定用キャップ４５との嵌合面には、燃料流出管
１１に固定用キャップ４５を着脱可能に取り付けるため
のスナップ式係合手段４６が複数配置されている。この
スナップ式係合手段４６は、セットプレート８のフィル
タケース７との間に設けたスナップ式係合手段２２とほ
ぼ同様の構成であるからその説明は省略する。
【００１８】上記した燃料供給装置において、エンジン
の運転にともない、燃料ポンプ２が作動すると、燃料タ
ンク１内の燃料がサクションフィルタ４３を通して吸入
し昇圧される。そして、燃料ポンプ２の燃料吐出ポート
２ｂから吐出する燃料は、燃料フィルタ３の燃料流入管
１０からフィルタエレメント９を通して燃料流出管１１
へ出た後、セットプレート８の燃料出口管２４を通り、
燃料供給経路２６へと送給される（図１中、矢印参
照）。なお燃料供給経路２６へ送給される燃料の圧力
は、プレッシャレギュレータ４によって常に一定になる
ように調整される。
の運転にともない、燃料ポンプ２が作動すると、燃料タ
ンク１内の燃料がサクションフィルタ４３を通して吸入
し昇圧される。そして、燃料ポンプ２の燃料吐出ポート
２ｂから吐出する燃料は、燃料フィルタ３の燃料流入管
１０からフィルタエレメント９を通して燃料流出管１１
へ出た後、セットプレート８の燃料出口管２４を通り、
燃料供給経路２６へと送給される（図１中、矢印参
照）。なお燃料供給経路２６へ送給される燃料の圧力
は、プレッシャレギュレータ４によって常に一定になる
ように調整される。
【００１９】また燃料ポンプ２、燃料フィルタ３等の構
成部品の故障時には、燃料供給装置を燃料タンク１から
取外した状態において、フィルタケース７からセットプ
レート８を前に述べたようにして取り外すことにより部
品交換を行うことができる。なお、燃料供給装置の分解
状態が図２に示されている。図２において、燃料フィル
タ３に対してセットプレート８の他、燃料ポンプ２、ポ
ンプ受けケース４０、ゼンダゲージ１５、プレッシャレ
ギュレータ４、固定用キャップ４５がそれぞれ分解され
ている。
成部品の故障時には、燃料供給装置を燃料タンク１から
取外した状態において、フィルタケース７からセットプ
レート８を前に述べたようにして取り外すことにより部
品交換を行うことができる。なお、燃料供給装置の分解
状態が図２に示されている。図２において、燃料フィル
タ３に対してセットプレート８の他、燃料ポンプ２、ポ
ンプ受けケース４０、ゼンダゲージ１５、プレッシャレ
ギュレータ４、固定用キャップ４５がそれぞれ分解され
ている。
【００２０】上記燃料供給装置によれば、燃料フィルタ
３のフィルタケース７が燃料ポンプ２等の構成部品を収
容する収容ケースを兼ねていることから、専用の収容ケ
ースが不要となる。従って、部品点数を削減でき、これ
により部品交換時の分解及び組付けにかかる作業が簡素
化される結果、サービス性を向上することができる。
３のフィルタケース７が燃料ポンプ２等の構成部品を収
容する収容ケースを兼ねていることから、専用の収容ケ
ースが不要となる。従って、部品点数を削減でき、これ
により部品交換時の分解及び組付けにかかる作業が簡素
化される結果、サービス性を向上することができる。
【００２１】また、燃料フィルタ３のフィルタケース７
と燃料ポンプ２のポンプハウジング２ａとの間に、導電
性及びクッション性を有する導電性クッション材４２を
介在したことにより、燃料フィルタ３に発生する静電気
がフィルタケース７から導電性クッション材４２を通じ
て燃料ポンプ２のポンプハウジング２ａへと放電するこ
とができ、また前記フィルタケース７に伝わる燃料ポン
プ２のポンプ振動を前記導電性クッション材４２により
減衰することができる。よって、導電性を有する部材と
クッション性を有する部材とを個々に設ける場合に比べ
て、部品点数を削減してサービス性を向上することがで
きる。
と燃料ポンプ２のポンプハウジング２ａとの間に、導電
性及びクッション性を有する導電性クッション材４２を
介在したことにより、燃料フィルタ３に発生する静電気
がフィルタケース７から導電性クッション材４２を通じ
て燃料ポンプ２のポンプハウジング２ａへと放電するこ
とができ、また前記フィルタケース７に伝わる燃料ポン
プ２のポンプ振動を前記導電性クッション材４２により
減衰することができる。よって、導電性を有する部材と
クッション性を有する部材とを個々に設ける場合に比べ
て、部品点数を削減してサービス性を向上することがで
きる。
【００２２】
【発明の効果】本発明の燃料供給装置によると、部品点
数を削減し、部品交換時のサービス性の向上を図ること
のできる燃料供給装置を提供することにある。
数を削減し、部品交換時のサービス性の向上を図ること
のできる燃料供給装置を提供することにある。
【図１】一実施の形態を示す燃料供給装置の断面図であ
る。
る。
【図２】燃料供給装置の分解説明図である。
【図３】スナップ式係合手段の説明図である。
１ 燃料タンク ２ 燃料ポンプ ３ 燃料フィルタ ７ フィルタケース ８ セットプレート ４２ 導電性クッション材
Claims (2)
- 【請求項１】 燃料タンク内の燃料中に浸漬される燃料
ポンプ及び燃料フィルタを収容する収容ケースに、燃料
タンクの上面開口孔を塞ぐセットプレートを着脱可能に
設けた燃料供給装置において、前記燃料フィルタのフィ
ルタケースが前記収容ケースを兼ねていることを特徴と
する燃料供給装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の燃料供給装置において、
燃料フィルタのフィルタケースと燃料ポンプのポンプハ
ウジングとの間に、導電性及びクッション性を有する導
電性クッション材を介在したことを特徴とする燃料供給
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9183857A JPH1130162A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9183857A JPH1130162A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 燃料供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1130162A true JPH1130162A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16143046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9183857A Pending JPH1130162A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 燃料供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1130162A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006153840A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-06-15 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 液状態検知センサ |
| JP2021085386A (ja) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 京三電機株式会社 | 燃料フィルタ |
-
1997
- 1997-07-09 JP JP9183857A patent/JPH1130162A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006153840A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-06-15 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 液状態検知センサ |
| JP2021085386A (ja) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 京三電機株式会社 | 燃料フィルタ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040115 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040506 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040921 |