JPH0881552A - ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents

ポリカーボネートの製造方法

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JPH0881552A
JPH0881552A JP22047194A JP22047194A JPH0881552A JP H0881552 A JPH0881552 A JP H0881552A JP 22047194 A JP22047194 A JP 22047194A JP 22047194 A JP22047194 A JP 22047194A JP H0881552 A JPH0881552 A JP H0881552A
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JP
Japan
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polycarbonate
bis
aromatic
carbonate
hydroxyphenyl
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JP22047194A
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Toru Bando
徹 板東
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エステル交換法により、着色のないポリカー
ボネートを、高価な材質の反応器を用いることなく、経
済的有利に効率よく製造する方法を提供すること。 【構成】 芳香族ジヒドロキシ化合物を用い、エステル
交換反応によりポリカーボネートを製造するに当たり、
(A)芳香族ジヒドロキシ化合物に、過剰量の芳香族炭
酸ジエステルを反応させて、実質上末端水酸基を有しな
い芳香族カーボネート化合物を生成させる予備重合工程
と、(B)上記予備重合工程で生成した芳香族カーボネ
ート化合物に、脂肪族炭酸ジエステルを反応させてポリ
カーボネートを生成させる重合工程とを順次施すことに
より、ポリカーボネートを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリカーボネートの製造
方法に関し、さらに詳しくは、エステル交換法により、
着色のないポリカーボネートを高価な材質の反応器を用
いることなく、安価なステンレス鋼製の反応器を用い、
経済的有利に効率よく製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートは、透明性,耐熱性,
耐衝撃性に優れたエンジニアリングプラスチックであっ
て、現在、電気・電子分野,自動車分野,光学部品分
野,その他工業分野で幅広く用いられている。このポリ
カーボネートの製造方法としては、一般にジヒドロキシ
化合物とホスゲンとを直接反応させる界面重縮合法が用
いられている。しかしながら、この界面重縮合法におい
ては、有毒なホスゲンガス及び塩化メチレンを使用する
という問題があり、従来より改良が望まれていた。この
問題を解決する方法として、近年、炭酸ジエステルを原
料に用いたエステル交換法、いわゆる溶融法の開発研究
が盛んに行われている。溶融法にてポリカーボネートを
製造する方法としては、ジヒドロキシ化合物、例えば
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(以
下、ビスフェノールAと称する)と、ビスアリール炭酸
エステル、例えば炭酸ジフェニルとを原料として用いる
方法が一般に知られている。しかしながら、ビスフェノ
ールAと炭酸ジフェニルとからポリカーボネートを製造
する場合には、通常高温、高真空下でエステル交換反応
が行われ、得られるポリカーボネートが着色しやすいと
いう問題があった。したがって、このような問題を解決
するために、反応器の材質に関する検討が種々なされ、
例えばクロム又はニッケルを60重量%以上含む反応器
材質が着色防止に有効であることが開示されている(特
開平5−125170号公報,特開平5−125172
号公報)。しかしながら、これらの材質は高価であっ
て、実用的なものではない。また、安価なステンレス鋼
製反応器を、予め芳香族ヒドロキシ化合物を含む液で洗
浄することにより、ポリカーボネートの着色を防ぐ方法
が提案されている(特開平6−56984号公報)。し
かしながら、この方法においては、煩雑な前処理を必要
とするため、生産性の低下を招くという問題がある。
【0003】一方、このような、いわゆる自己縮合によ
るポリカーボネートを製造する方法として、ビスフェノ
ールAとジアルキルカーボネートとを反応させ、両末端
水酸基をアルキルカーボネート化したビスフェノールA
を生成させ、次いでこのものを原料としてポリカーボネ
ートを製造する方法が開示されている(特開昭64−1
725号公報,特開昭64−16826号公報,特開昭
64−16827号公報)。しかしながら、この方法
は、ビスフェノールAとジアルキルカーボネートとの反
応に長時間を要する上、反応に用いた触媒を分離するた
めに再結晶を行う工程が必要であり、実用的とはいえな
い。また、ビスフェノールAとアリールアルキルカーボ
ネートとを反応させ、ビスフェノールAの水酸基をアル
キルカーボネート化する方法が提案されている(特開昭
64−38433号公報)。しかしながら、この方法に
おいては、アリールアルキルカーボネートもエステル交
換反応に供するには活性が低く、反応温度として250
℃程度の高い温度が必要であり、したがって、芳香族水
酸基の存在下、このような高温で反応を行う場合、得ら
れるポリカーボネートが着色するおそれがあるため、工
業的に安価なステンレス鋼製反応器を用いることができ
ないという問題がある。このように、エステル交換法に
よりポリカーボネートを製造する場合、安価なステンレ
ス鋼製反応器を用いるプロセスはまだ確立されていない
のが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来のエステル交換法によるポリカーボネートの製造方
法のもつ欠点を克服し、エステル交換法により、着色の
ないポリカーボネートを高価な材質の反応器を用いるこ
となく、安価なステンレス鋼製の反応器を用い、経済的
有利に効率よく製造する方法を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために鋭意研究を重ねた結果、まず、芳香族ジ
ヒドロキシ化合物に、過剰量の芳香族炭酸ジエステルを
反応させて予備重合を行い、実質上末端水酸基を有しな
い芳香族カーボネート化合物を生成させたのち、この芳
香族カーボネート化合物に脂肪族炭酸ジエステルを反応
させて重合を行うプロセスを採用することにより、ステ
ンレス鋼製反応器を用いても着色のないポリカーボネー
トが得られ、その目的を達成しうることを見出した。本
発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。す
なわち、本発明は、芳香族ジヒドロキシ化合物を用い、
エステル交換反応によりポリカーボネートを製造するに
当たり、(A)芳香族ジヒドロキシ化合物に、過剰量の
芳香族炭酸ジエステルを反応させて、実質上末端水酸基
を有しない芳香族カーボネート化合物を生成させる予備
重合工程と、(B)上記予備重合工程で生成した芳香族
カーボネート化合物に、脂肪族炭酸ジエステルを反応さ
せてポリカーボネートを生成させる重合工程とを順次施
すことを特徴とするポリカーボネートの製造方法を提供
するものである。
【0006】本発明の方法における(A)工程の予備重
合工程においては、芳香族ジヒドロキシ化合物に、過剰
量の芳香族炭酸ジエステルを反応させて、実質上末端水
酸基を有しない芳香族カーボネートを生成させる。この
予備重合工程において用いられる芳香族ジヒドロキシ化
合物としては、例えば一般式(I)
【0007】
【化1】
【0008】で表される化合物を挙げることができる。
上記一般式(I)において、R1 及びR2 は、それぞれ
フッ素,塩素,臭素,ヨウ素のハロゲン原子又は炭素数
1〜8のアルキル基、例えばメチル基,エチル基,n−
プロピル基,イソプロピル基,n−ブチル基,イソブチ
ル基,sec−ブチル基,t−ブチル基,ペンチル基,
ヘキシル基,シクロヘキシル基,ヘプチル基,オクチル
基などを示す。R1 及びR2 はたがいに同一であっても
異なっていてもよい。またR1 が複数ある場合は複数の
1 は同一でも異なっていてもよく、R2 が複数ある場
合は複数のR2 は同一でも異なっていてもよい。m及び
nは、それぞれ0〜4の整数である。そして、Zは単結
合,炭素数1〜8のアルキレン基,炭素数2〜8のアル
キリデン基,炭素数5〜15のシクロアルキレン基,炭
素数5〜15のシクロアルキリデン基、又は−S−,−
SO−,−SO2 −,−O−,−CO−結合若しくは式
(II),(III)
【0009】
【化2】
【0010】で示される結合を示す。炭素数1〜8のア
ルキレン基,炭素数2〜8のアルキリデン基としては、
例えばメチレン基,エチレン基,プロピレン基,ブチレ
ン基,ペンチレン基,ヘキシレン基,エチリデン基,イ
ソプロピリデン基などが挙げられ、炭素数5〜15のシ
クロアルキレン基,炭素数5〜15のシクロアルキリデ
ン基としては、例えばシクロペンチレン基,シクロヘキ
シレン基,シクロペンチリデン基,シクロヘキシリデン
基などが挙げられる。
【0011】上記一般式(I)で表される芳香族ジヒド
ロキシ化合物としては、例えばビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)メタン;ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)メタン;ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフ
ェニル)メタン;ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロ
キシフェニル)メタン;1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)エタン;1,1−ビス(2−t−ブチル−4
−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)エタン;1,1−
ビス(2−t−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフ
ェニル)エタン;1−フェニル−1,1−ビス(3−フ
ルオロ−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)エタ
ン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
(通称ビスフェノールA:);2,2−ビス(3−メチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;2,2−ビス
(2−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;
2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン;1,1−ビス(2−t−ブチル−4−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロパン;2,2−
ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン;2,2−ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン;2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン;2,2−ビス(3,5−ジ
フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;2,2
−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン;2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン;2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ブタン;2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)オクタン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)フェニルメタン;2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−1−メチルフェニル)プロパン;1,1−ビス(4
−ヒドロキシ−t−ブチルフェニル)プロパン;2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパ
ン;2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル
フェニル)プロパン;2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3−クロロフェニル)プロパン;2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン;2,
2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニ
ル)プロパン;2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロ
キシ−5−クロロフェニル)プロパン;2,2−ビス
(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン;2,
2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタ
ン;1,1−ビス(2−ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)ブタン;1,1−ビス(2−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ブタン;
1,1−ビス(2−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)イソブタン;1,1−ビス(2−t−
アミル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ブタ
ン;2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ
フェニル)ブタン;2,2−ビス(3,5−ジブロモ−
4−ヒドロキシフェニル)ブタン;4,4−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)ヘプタン;1,1−ビス(2−t
−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ヘプ
タン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタ
ン;1,1−(4−ヒドロキシフェニル)エタンなどの
ビス(ヒドロキシアリール)アルカン類;1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン;1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン;1,
1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン;1,1−ビス(3−シクロヘキシル−4−
ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン;1,1−ビス
(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキ
サン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,
5,5−トリメチルシクロヘキサンなどのビス(ヒドロ
キシアリール)シクロアルカン類;ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)エーテル;ビス(4,−ヒドロキシ−3−
メチルフェニル)エーテルなどのビス(ヒドロキシアリ
ール)エーテル類;ビス(4−ヒドロキシフェニル)ス
ルフィド;ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィドなどのビス(ヒドロキシアリール)スル
フィド類;ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシ
ド;ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スル
ホキシド;ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホキシドなどのビス(ヒドロキシアリール)ス
ルホキシド類;ビス(4ヒドロキシフェニル)スルホ
ン;ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スル
ホン;ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)
スルホンなどのビス(ヒドロキシアリール)スルホン
類、4,4’−ジヒドロキシビフェニル;4,4’−ジ
ヒドロキシ−2、2’−ジメチルビフェニル;4,4’
−ジヒドロキシ−3、3’−ジメチルビフェニル;4,
4’−ジヒドロキシ−3、3’−ジシクロヘキシルビフ
ェニル;3、3’−ジフルオロ−4,4’−ジヒドロキ
シビフェニル等のジヒドロキシビフェニル類などが挙げ
られる。
【0012】上記一般式(I)以外の芳香族ジヒドロキ
シ化合物としては、ジヒドロキシベンゼン類、ハロゲン
及びアルキル置換ジヒドロキシベンゼン類などがある。
例えば、レゾルシン,3−メチルレゾルシン,3−エチ
ルレゾルシン,3−プロピルレゾルシン,3−ブチルレ
ゾルシン,3−t−ブチルレゾルシン,3−フェニルレ
ゾルシン,3−クミルレゾルシン;2,3,4,6−テ
トラフルオロレゾルシン;2,3,4,6−テトラブロ
モレゾルシン;カテコール,ハイドロキノン,3−メチ
ルハイドロキノン,3−エチルハイドロキノン,3−プ
ロピルハイドロキノン,3−ブチルハイドロキノン,3
−t−ブチルハイドロキノン,3−フェニルハイドロキ
ノン,3−クミルハイドロキノン;2,5−ジクロロハ
イドロキノン;2,3,5,6−テトラメチルハイドロ
キノン;2,3,4,6−テトラ−t−ブチルハイドロ
キノン;2,3,5,6−テトラフルオロハイドロキノ
ン;2,3,5,6−テトラブロモハイドロキノンなど
が挙げられる。本発明においては、芳香族ジヒドロキシ
化合物として、これらの中から適宜選択して用いるが、
特に好ましいものはビスフェノールAである。一方、芳
香族炭酸ジエステルとしては、例えば一般式(IV)
【0013】
【化3】
【0014】(式中、Ar1 及びAr2 は、それぞれ炭
素数6〜15のアリール基を示し、それらはたがいに同
一でも異なっていてもよい。)で表される化合物を用い
ることができる。この一般式(IV)で表される芳香族炭酸
ジエステルの具体例としては、ジフェニルカーボネー
ト,ジトリルカーボネート,ジナフチルカーボネート,
ビス(クロロフェニル)カーボネート,ジ−m−クレジ
ルカーボネートなどが挙げられるが、これらの中で特に
ジフェニルカーボネートが好適である。
【0015】この予備重合工程においては、芳香族炭酸
ジエステルは、芳香族ジヒドロキシ化合物に対して、過
剰量用いることが必要で、通常芳香族ジヒドロキシ化合
物1モルに対し、2〜10モル、好ましくは2〜5モル
の割合で用いられる。芳香族炭酸ジエステルの使用量が
2モル未満では芳香族水酸基が残存し、本発明の目的が
充分に達せられないおそれがあり、また10モルを超え
ると未反応の芳香族炭酸ジエステルの量が多く、その回
収に多大のエネルギーコストを必要とし、経済的に不利
となり、好ましくない。また、反応温度は通常120〜
220℃、好ましくは150〜200℃の範囲で選ばれ
る。この温度が120℃未満では反応速度が遅く、実用
的でない。一方、220℃を超えると着色が生じやすく
なり、好ましくない。この反応においては、芳香族炭酸
ジエステル由来の芳香族モノヒドロキシ化合物(Ar1
OH,Ar2 OH)が生成するので、これを反応系外へ
留去することによって、反応速度が高められる。したが
って、効果的な攪拌を行うと同時に、窒素,アルゴン,
二酸化炭素などの不活性ガスや低級炭化水素ガスなどを
導入して、生成する芳香族モノヒドロキシ化合物を、こ
れらのガスに同伴させる方法や、減圧下に反応を行う方
法、あるいはこれらを併用した方法などが好ましく用い
られる。減圧下で反応を行う場合、通常20〜150m
mHgの範囲が好ましい。また、反応時間は、反応温度
やその他の条件により異なり一概に定めることができな
いが、通常は0.5〜20時間、好ましくは1〜10時間
程度である。
【0016】この予備重合工程においては、触媒は特に
必要はないが、所望により触媒を用いてもよい。この場
合、触媒としては、例えばルイス酸化合物や塩基性化合
物など、通常のエステル交換反応に使用される触媒が好
ましく用いられる。該触媒としては、例えばアルカリ金
属又はアルカリ土類金属の水酸化物;ホウ素やアルミニ
ウムの水素化物のアルカリ金属塩,アルカリ土類金属
塩,第四級アンモニウム塩;アルカリ金属又はアルカリ
土類金属の水素化合物;アルカリ金属又はアルカリ土類
金属のアルコキシドやアリーロキシド;アルカリ金属又
はアルカリ土類金属の有機酸塩;亜塩化合物;スズ化合
物;鉛化合物;第四級アンモニウム塩や第四級ホスホニ
ウム塩などのオニウム化合物;チタン化合物;ジルコニ
ウム化合物;ホウ素化合物;ケイ素化合物などが挙げら
れる。また、この反応は、一般的には溶媒を用いない
が、所望に応じ、不活性溶媒の存在下に行ってもよい。
ここで、不活性溶媒としては、例えばジフェニルエーテ
ル,ハロゲン化ジフェニルエーテル,ベンゾフェノン,
ポリフェニルエーテル,ジクロロベンゼン,メチルナフ
タレン,トリシクロ(b.2.10)デカン,シクロオ
クタン,シクロデカンなどが挙げられる。
【0017】このようにして、実質上末端水酸基を有し
ない芳香族カーボネート化合物が得られる。この芳香族
カーボネート化合物は、次の重合工程にて所望のポリカ
ーボネートに導かれる。本発明の方法における(B)工
程の重合工程においては、上記の予備重合工程で生成し
た実質上末端水酸基を有しない芳香族カーボネート化合
物に、脂肪族炭酸ジエステルを反応させてポリカーボネ
ートを生成させる。この重合工程で用いられる脂肪族炭
酸ジエステルとしては、例えば一般式(V)
【0018】
【化4】
【0019】(式中、R3 及びR4 は、それぞれ炭素数
1〜6のアルキル基を示し、それらはたがいに同一でも
異なっていてもよい。)で表される化合物を用いること
ができる。この一般式(V)で表される脂肪族炭酸ジエ
ステルの具体例としては、ジメチルカーボネート,ジエ
チルカーボネート,ジ−n−プロピルカーボネート,ジ
イソプロピルカーボネート,ジ−n−ブチルカーボネー
ト,ジ−t−ブチルカーボネート,メチルエチルカーボ
ネート,メチルイソプロピルカーボネートなどが挙げら
れる。この重合工程においては、脂肪族炭酸ジエステル
は、予備重合工程で得られた実質上末端水酸基を有しな
い芳香族カーボネート1モルに対し、通常0.5〜1.5モ
ル、好ましくは0.9〜1.1モルの割合で用いられる。脂
肪族炭酸ジエステルの使用量が0.5モル未満では高分子
量のポリカーボネートが得られにくく、また、1.5モル
を超えると利用されない脂肪族炭酸ジエステルの量が多
くなり、むしろ経済的に不利となる。また、反応温度
は、通常150〜300℃、好ましくは220〜280
℃の範囲で選ばれる。この温度が150℃未満では重合
反応速度が遅くて実用的でないし、300℃を超えると
着色が生じやすくなり、好ましくない。
【0020】この重合反応においては、反応初期は常圧
ないし加圧状態にしておき、反応の進行に伴い徐々に減
圧にし、最終的には0.01〜20mmHg程度の減圧に
するのがよい。反応時間は、反応温度やその他の条件に
より異なり一概に定めることができないが、通常は1〜
30時間、好ましくは3〜20時間程度である。この重
合工程においては、特に触媒を添加しなくても充分な分
子量をもつポリカーボネートが得られるが、必要に応
じ、触媒を添加してもよい。この場合、触媒としては、
通常ポリカーボネートの溶融重合に使用されるルイス酸
化合物や塩基性化合物などが好ましく用いられる。該触
媒の具体例としては、予備重合工程において例示した触
媒と同じものを挙げることができる。また、この重合工
程においては、通常溶媒を用いず、溶融した状態で重合
が行われる。
【0021】本発明においては、必要に応じ末端停止剤
を用いることができる。この末端停止剤の具体例として
は、o−n−ブチルフェノール;m−n−ブチルフェノ
ール;p−n−ブチルフェノール;o−イソブチルフェ
ノール;m−イソブチルフェノール;p−イソブチルフ
ェノール;o−t−ブチルフェノール;m−t−ブチル
フェノール;p−t−ブチルフェノール;o−n−ペン
チルフェノール;m−n−ペンチルフェノール;p−n
−ペンチルフェノール;o−n−ヘキシルフェノール;
m−n−ヘキシルフェノール;p−n−ヘキシルフェノ
ール;o−シクロヘキシルフェノール;m−シクロヘキ
シルフェノール;p−シクロヘキシルフェノール;o−
フェニルフェノール;m−フェニルフェノール;p−フ
ェニルフェノール;o−n−ノニルフェノール;m−n
−ノニルフェノール;p−n−ノニルフェノール;o−
クミルフェノール;m−クミルフェノール;p−クミル
フェノール;o−ナフチルフェノール;m−ナフチルフ
ェノール;p−ナフチルフェノール;2,6−ジ−t−
ブチルフェノール;2,5−ジ−t−ブチルフェノー
ル;2,4−ジ−t−ブチルフェノール;3,5−ジ−
t−ブチルフェノール;2,5−ジクミルフェノール;
3,5−ジクミルフェノール;式
【0022】
【化5】 で表される化合物や、クロマン誘導体、例えば、式
【0023】
【化6】
【0024】で表される化合物等の一価フェノールが挙
げられる。このようなフェノール類のうち、本発明では
特に限定されないが、p−tert−ブチルフェノール;p
−クミルフェノール;p−フェニルフェノールなどが好
ましい。また、式
【0025】
【化7】
【0026】で表される化合物なども用いることができ
る。これらの末端停止剤は、予備重合工程に全量添加し
ておいてもよく、また予備重合工程に一部添加してお
き、残部を重合工程に添加してもよい。また、重合工程
に全量添加してもよい。また、本発明においては、必要
に応じ、酸化防止剤を反応系に添加してもよい。この酸
化防止剤としては、リン系酸化防止剤が好ましく、例え
ばトリメチルホスファイト,トリエチルホスファイト,
トリブチルホスファイト,トリオクチルホスファイト,
トリノニルホスファイト,トリデシルホスファイト,ト
リオクタデシルホスファイト,ジステアリルペンタエリ
スチルジホスファイト,トリス(2−クロロエチル)ホ
スファイト,トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホス
ファイトなどのトリアルキルホスファイト;トリシクロ
ヘキシルホスファイトなどのトリシクロアルキルホスフ
ァイト;トリフェニルホスファイト,トリクレジルホス
ファイト,トリス(エチルフェニル)ホスファイト,ト
リス(ブチルフェニル)ホスファイト,トリス(ノニル
フェニル)ホスファイト,トリス(ヒドロキシフェニ
ル)ホスファイトなどのトリアリールホスファイト;2
−エチルヘキシルジフェニルホスファイトなどのモノア
ルキルジアリールホスファイトなどが挙げられる。
【0027】これらの酸化防止剤は予備重合工程に添加
しておいてもよいし、重合工程に添加してもよいが、予
備重合工程に添加しておくのが有利である。本発明の方
法においては、予備重合工程及び重合工程をステンレス
鋼製の反応器を用いて行うことができる。ステンレス鋼
としては、例えばマルテンサイト系,フェライト系,オ
ーステナイト系などの通常のステンレス鋼が好適に用い
られる。具体的にはSUS201,SUS202,SU
S304,SUS304L,SUS316,SUS31
6L,SUS347などが挙げられる。これらのステン
レス鋼はバフ仕上げなどを施したものであっても差し支
えない。本発明においては、このようなステンレス鋼製
の反応器を用いて予備重合工程及び重合工程を行って
も、得られるポリカーボネートの着色は極めて少ない。
本発明においては、反応器を二基以上使用して予備重合
工程及び重合工程を連続的に行ってもよく、一つの反応
器で予備重合工程と重合工程をバッチ式で行ってもよ
い。反応器の形状については特に制限はなく、通常の攪
拌機能を有していればよいが、重合工程の後段において
は粘度が上昇するので、高粘度型の攪拌機能を有するも
のが好ましい。さらに、反応器の形状は槽型のみなら
ず、押出機型のものであってもよい。
【0028】本発明の製造方法によって得られるポリカ
ーボネートは、その粘度平均分子量は、10,000〜5
0,000、好ましくは、13,000〜50,000であ
る。粘度平均分子量が、10,000未満では、耐衝撃性
などの機械的強度が低下する。また、50,000を超え
ると、流動性が低下し、成形性が悪くなり好ましくな
い。本発明の方法で得られたポリカーボネートは、その
まま造粒してもよく、また押出機などを用いて成形する
こともできる。
【0029】また、本発明によって得られるポリカーボ
ネートは、可塑剤,顔料,潤滑剤,離型剤,安定剤,無
機充填剤などの周知の添加剤を配合して使用することが
できる。さらに、このポリカーボネートは、ポリオレフ
ィン,ポリスチレン,ポリエステル,ポリサルホン,ポ
リアミド,ポリフェニレンエーテルなどの重合体とブレ
ンドすることが可能である。特に、OH基,COOH
基,NH2 基などを末端に有するポリフェニレンエーテ
ル,ポリエーテルニトリル,末端変性ポリシロキサン化
合物,変性ポリプロピレン,変性ポリスチレンなどと併
用すると効果的である。
【0030】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、ポリカーボネートの粘度平均
分子量及びYI値の測定は、以下の要領で行った。 (1)粘度平均分子量(Mv) ウベローデ型粘度管にて、20℃における塩化メチレン
溶液の粘度を測定し、これより極限粘度〔η〕を求めた
のち、次式にて算出した。 〔η〕=1.23×10-5×Mv0.83 (2)YI値(Yellow Index) JIS K−7103−77に準拠し、カラーメーター
SM−3〔スガ試験機(株)製〕を用いて測定した。
【0031】実施例1 内容積1リットルのパフ仕上げを行ったSUS304製
オートクレーブに、ビスフェノールA114.15g(0.
5モル)及びジフェニルカーボネート214.22g(1.
0モル)を仕込み、160℃、50mmHgの条件で生
成するフェノールを留去しながら3時間反応を行った。
その後、ジイソプロピルカーボネート73g(0.5モ
ル)を加え、系内を密閉し、220℃に昇温して2時間
反応を行った。次いで常圧に戻して、反応温度を270
℃に昇温し、徐々に減圧にしながら、最終的に0.5mm
Hgの真空度で5時間反応させポリカーボネートを得
た。このものの粘度平均分子量を測定したところ、24,
200であった。また、得られたポリカーボネートを2
70℃の条件で熱プレスにより厚さ3mmのプレートを
成形し、黄色度を測定したところ、YI値は3.0であっ
た。
【0032】実施例2 内容積1リットルのパフ仕上げを行ったSUS304製
オートクレーブに、ビスフェノールA114.15g(0.
5モル)及びジフェニルカーボネート214.22g(1.
0モル)を仕込み、160℃、50mmHgの条件で生
成するフェノールを留去しながら3時間反応を行った。
その後、ジメチルカーボネート45g(0.5モル)を加
え、系内を密閉し、240℃に昇温して2時間反応を行
った。次いで常圧に戻して、反応温度を270℃に昇温
し、徐々に減圧にしながら、最終的に0.5mmHgの真
空度で5時間反応させポリカーボネートを得た。このも
のの粘度平均分子量を測定したところ、19,100であ
った。また、得られたポリカーボネートを270℃の条
件で熱プレスにより厚さ3mmのプレートを成形し、黄
色度を測定したところ、YI値は2.7であった。
【0033】比較例1 実施例1で用いたSUS製オートクレーブに、ビスフェ
ノールA114.15g(0.5モル)、ジフェニルカーボ
ネート107.11g(0.5モル)及び水酸化リチウム1.
2mg(0.05ミリモル)を加え、窒素気流下、180
℃で1時間反応させた。その後、220℃に昇温し、同
時に系内を減圧にし、100mmHgの条件で生成する
フェノールを留去しながら、1時間反応を行った。次い
で、温度,真空度を徐々に上げ、最終的に270℃、0.
5mmHgの条件で2時間反応を行い、ポリカーボネー
トを得た。このものの粘度平均分子量及びYI値を実施
例1と同様に測定したところ、粘度平均分子量は24,2
00、YI値は21であり、赤く着色していた。
【0034】比較例2 実施例1で用いたSUS製オートクレーブに、ビスフェ
ノールA114.15g(0.5モル)、ジフェニルカーボ
ネート107.11g(0.5モル)を加え、窒素気流下、
250℃で3時間反応を行った。その後、フェニルメチ
ルカーボネート152g(0.1モル)を加え、さらに3
時間反応させたのち、温度及び真空度を徐々に上げなが
ら、最終的に270℃、0.5mmHgの条件で2時間反
応を行った。このものの粘度平均分子量及びYI値を実
施例1と同様に測定したところ、粘度平均分子量は20,
200、YI値は18であり、赤く着色していた。
【0035】
【発明の効果】本発明の方法によると、エステル交換法
により、着色のないポリカーボネートを、高価な材質の
反応器を用いることなく、安価なステンレス鋼製の反応
器を用いて、経済的有利に効率よく製造することができ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ジヒドロキシ化合物を用い、エス
    テル交換反応によりポリカーボネートを製造するに当た
    り、(A)芳香族ジヒドロキシ化合物に、過剰量の芳香
    族炭酸ジエステルを反応させて、実質上末端水酸基を有
    しない芳香族カーボネート化合物を生成させる予備重合
    工程と、(B)上記予備重合工程で生成した芳香族カー
    ボネート化合物に、脂肪族炭酸ジエステルを反応させて
    ポリカーボネートを生成させる重合工程とを順次施すこ
    とを特徴とするポリカーボネートの製造方法。
  2. 【請求項2】 予備重合工程において、芳香族ジヒドロ
    キシ化合物1モルに対し、芳香族炭酸ジエステルを2〜
    10モルの割合で用いる請求項1記載のポリカーボネー
    トの製造方法。
  3. 【請求項3】 芳香族ジヒドロキシ化合物が2,2−ビ
    ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンである請求項1
    又は2記載のポリカーボネートの製造方法。
  4. 【請求項4】 芳香族炭酸ジエステルがジフェニルカー
    ボネートである請求項1又は2記載のポリカーボネート
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 脂肪族炭酸ジエステルが、アルキル基の
    炭素数が1〜6のジアルキルカーボネートである請求項
    1記載のポリカーボネートの製造方法。
  6. 【請求項6】 予備重合工程及び重合工程を、ステンレ
    ス鋼製反応器を用いて行う請求項1記載のポリカーボネ
    ートの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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