JPH0880986A - コンパクトディスク収納ケース - Google Patents

コンパクトディスク収納ケース

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Publication number
JPH0880986A
JPH0880986A JP21773294A JP21773294A JPH0880986A JP H0880986 A JPH0880986 A JP H0880986A JP 21773294 A JP21773294 A JP 21773294A JP 21773294 A JP21773294 A JP 21773294A JP H0880986 A JPH0880986 A JP H0880986A
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JP
Japan
Prior art keywords
cover
base
side walls
storage case
compact disc
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21773294A
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English (en)
Inventor
Kunio Yamamoto
国雄 山本
Yoshinori Higuchi
良則 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
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  • Packaging For Recording Disks (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カバーの開閉の際に、カバーがベースやトレ
ーに対して、当接または強く摺接することがなく、開閉
作業をスムーズに行うことのできるコンパクトディスク
収納ケースを提供する。 【構成】 カバー30の左右の側壁34,35とベース
10の左右の側壁14,15とのいずれか一方には、該
ベース10に対して該カバー30を閉じるときに同他方
を案内するための立ち上げられた方向に対して傾斜する
傾斜面51,51,53,53が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスクを
収納するためのコンパクトディスク収納ケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示すようなコンパクト
ディスク収納ケースが知られている。図において、符号
1は、コンパクトディスク収納ケースであり、このコン
パクトディスク収納ケース1は、ベース10と、このベ
ース10に取付けられたトレー20と、このトレー20
を開閉自在に覆うカバー30とから構成されている。こ
のカバー30は、その後端部100,100が、ヒンジ
により前記ベース10に回動自在に取り付けられてい
る。
【0003】ベース10、トレー20、カバー30は、
いずれも樹脂成形品である。ベース10は、平面視矩形
の基板部11と、この基板部11の各辺から垂直に立ち
上げられた前後左右の側壁12,13,14,15とを
有し、底の浅い矩形箱状に形成されたものである。ベー
ス10の左右の側壁14,15には、コンパクトディス
ク(図示せず)を把持する際に、指を掛けるための指掛
け用切欠部14a,15aと、カバー30が閉じた際に
カバー30に突出形成された歌詞カード押さえ32,3
2‥(後述する)を収容するための歌詞カード押さえ収
容用切欠部14b,15b‥と、トレー20を取り付け
るためのトレー取付用孔部14c,15c‥と、カバー
30に形成された支軸39,39(後述する)を回動自
在に嵌合させるための軸受孔14d,15dがそれぞれ
設けられている。
【0004】一方、カバー30は、平面視矩形の基板部
33と、この基板部33の左右の2辺から垂直に立ち上
げられた側壁34,35とを有し、前記歌詞カード押さ
え32,32‥は、この左右の側壁34,35の内面3
4a,35aからそれぞれ内方に向かって突出形成され
ている。また、左右の側壁34,35の後端部100,
100側には、それぞれアーム部36,37が形成さ
れ、これらアーム部36,37の内面には、前記ベース
10に形成された軸受孔14d,15dに回動自在に嵌
合させるための支軸39,39が設けられている。な
お、符号38は、歌詞カードである。
【0005】また、トレー20は、平面視矩形の基板部
21の略中央部に、円形の凹部となるディスク収納部2
2が設けられるとともに、その中心部に、図示しないコ
ンパクトディスクの中心部に設けられた円形の開口部に
係合してコンパクトディスクを着脱自在に保持するディ
スク保持部23が形成されている。ディスク保持部23
は、円形の台座部24と、この台座部24の内周側から
立ち上がり弾性的に拡縮自在な鉤状突起25,25‥と
からなっている。そして、コンパクトディスクの前記開
口部に鉤状突起25,25‥を係合させるとともに、該
開口部の周縁部を台座部24上に載置させるようになっ
ている。
【0006】トレー20の前記ベース10の指掛け用切
欠部14a,15aに相当する左右両側部には、ディス
ク収納部22内に臨む指掛け用切欠部26,26が形成
されている。また、トレー20の前記ベース10の歌詞
カード押さえ収容用切欠部14b,15bに相当する左
右両側部には、前記カバー30の歌詞カード押さえ3
2,32を収容する歌詞カード押さえ収納用凹部27,
27‥が形成されている。またさらに、トレー20の前
記ベース10のトレー取付用孔部14c,15c‥に相
当する左右両側部には、取付突起28,28‥が形成さ
れている。
【0007】そして、上記構成のコンパクトディスク収
納ケース1では、ベース10のトレー取付用孔部14
c,15c‥にトレー20の取付突起28,28‥を嵌
合させることにより、ベース10にトレー20を取り付
けるようになっている。また、カバー30は、前述のよ
うに、アーム部36,37に形成された支軸39,39
を、ベース10の左右の側壁14,15の後端部10
1,101に形成された軸受孔14d,15dに回動自
在に嵌合させることにより、ベース10に対して開閉自
在に枢着する(図中矢印X参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記コンパ
クトディスク収納ケース1において、ベース10に対し
て、カバー30を閉じる際には(図中矢印X参照)、カ
バー30の各側壁34,35の内面34a,35aが、
そのアーム部36,37側(後端部100,100側)
から先端部側へ向けて、順次、ベース10の左右の各側
壁14,15の外面14e,15eと互いに対向した状
態となる。
【0009】この場合、カバー30の各側壁34,35
の内面34a,35aと、ベース10の左右の側壁1
4,15の外面14e,15eとの間には、僅かな隙間
ができるように設計されているのが通常であるが、閉じ
る際にカバー30を把持することにより生じる若干の撓
みや、カバー30またはベース10の製造上の寸法誤差
等により、両側壁34,35,14,15が当接または
強く摺接してしまうことがあった(図6(a)参照。ま
た、同様の理由から、カバー30を開く際にも両者3
4,35,14,15が強く摺接することがあった)。
そして、両者34,35,14,15が当接または強く
摺接した場合には、開閉作業がスムーズに行えないばか
りか、操作者が無理に力を加えることにより、互いの樹
脂が粉状となって表面から剥離し、それが付着すること
によって、コンパクトディスク収納ケース1が汚れると
いう問題があった。
【0010】また、同様に、図6(b)に示すように、
カバー30の開閉の際に、カバー30の歌詞カード押さ
え32,32‥が、ベース10の歌詞カード押さえ収容
用切欠部14b,15b‥およびトレー20の歌詞カー
ド押さえ収納用凹部27,27‥(以下、歌詞カード押
さえ収容用切欠部14b,15b‥および歌詞カード押
さえ収納用凹部27,27‥の両方を合わせて、歌詞カ
ード押さえ収容部という。)に当接または強く摺接する
ことがあり、これにより、開閉作業がスムーズに行え
ず、また、粉状の樹脂が表面に付着してコンパクトディ
スク収納ケース1が汚れるという問題があった。
【0011】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、カバーの開閉の際に、カバーがベースやトレーに
対して、当接または強く摺接することがなく、開閉作業
をスムーズに行うことのできるコンパクトディスク収納
ケースを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のコンパク
トディスク収納ケースは、平面視矩形の基板部(11)
と、この基板部(11)の各辺から垂直に立ち上げられ
た前後左右の側壁(12,13,14,15)とを有
し、浅底箱状に形成されたベース(10)と、このベー
ス(10)内に取り付けられてコンパクトディスクを保
持するトレー(20)と、平面視矩形の基板部(33)
と、この基板部(33)の左右の2辺から垂直に立ち上
げられた側壁(34,35)とを有するカバー(30)
とを備えてなり、前記カバー(30)の左右の側壁(3
4,35)の後端部(100,100)と、前記ベース
(10)の左右の側壁(14,15)の後端部(10
1,101)とが、これら後端部(100,100,1
01,101)のいずれか一方に設けられた前記側壁
(34,35)または側壁(14,15)に直交する方
向の支軸(39,39)を同他方に設けられた前記側壁
(34,35)または側壁(14,15)に直交する方
向の軸受孔(14d,15d)に嵌合させることによ
り、互いに開閉自在に枢着されたコンパクトディスク収
納ケースにおいて、前記カバー(30)の左右の側壁
(34,35)と前記ベース(10)の左右の側壁(1
4,15)とのいずれか一方には、該ベース(10)に
対して該カバー(30)を閉じるときに同他方を案内す
るための前記立ち上げられた方向に対して傾斜する傾斜
面(51,51,53,53)が形成されていることを
特徴としている。
【0013】請求項2記載のコンパクトディスク収納ケ
ースは、請求項1記載のコンパクトディスク収納ケース
において、前記カバー(30)の左右の側壁(34,3
5)のそれぞれ内面には、それぞれ内方へ向けて突出す
るカード押さえ(32,32‥)が設けられ、前記ベー
ス(10)の左右の側壁(14,15)上部および前記
トレー(20)の左右両側部には、前記カバー(30)
が前記ベース(10)に対して閉じられたときに前記カ
ード押さえ(32,32‥)を収容するためのカード押
さえ収容部(14b,15b,27‥)が形成されてお
り、該カード押さえ収容部(14b,15b,27‥)
の前記ベース(10)の軸受孔(14d,15d)に近
接する側には、上方に向けて漸次、該軸受孔(14d,
15d)よりに接近する向きの傾斜面(54,54‥)
が形成されていることを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載のコンパクトディスク収納ケース
では、前記カバー(30)の左右の側壁(34,35)
と前記ベース(10)の左右の側壁(14,15)との
いずれか一方に、該ベース(10)に対して該カバー
(30)を閉じるときに同他方を案内するための前記立
ち上げられた方向に対して傾斜する傾斜面(51,5
1,53,53)が形成されているため、前記カバー
(30)をベース(10)に対して開閉するときに、た
とえ、カバー(30)を把持することにより該カバー
(30)が若干撓んだり、あるいは、カバー(30)ま
たはベース(10)に製造上の寸法誤差等があった場合
にも、両者(30,10)のそれぞれの側壁(34,3
5,14,15)のうち、前記他方側は、前記一方側に
形成された傾斜面(51,51,53,53)により案
内される。これにより、両者(34,35,14,1
5)が互いに当接または強く摺接することがない。
【0015】請求項2記載のコンパクトディスク収納ケ
ースでは、前記カバー(30)の左右の側壁(34,3
5)のそれぞれ内面には、それぞれ内方へ向けて突出す
るカード押さえ(32,32‥)が設けられ、前記ベー
ス(10)の左右の側壁(14,15)上部および前記
トレー(20)の左右両側部には、前記カバー(30)
が前記ベース(10)に対して閉じられたときに前記カ
ード押さえ(32,32‥)を収容するためのカード押
さえ収容部(14b,15b,27‥)が形成されてお
り、該カード押さえ収容部(14b,15b,27‥)
の前記ベース(10)の軸受孔(14d,15d)に近
接する側には、上方に向けて漸次、該軸受孔(14d,
15d)よりに接近する向きの傾斜面(54,54‥)
が形成されているため、前記カバー(30)をベース
(10)に対して開閉するときに、該カバー(30)の
カード押さえ(32,32‥)が前記ベース(10)お
よびトレー(20)のカード押さえ収容部(14b,1
5b,27‥)に当接または強く摺接することがない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。以下説明する実施例は、いずれも前記従来例で説
明したコンパクトディスク収納ケース1のベース10ま
たはカバー30の側壁14,15,34,35に傾斜面
を設けたり、もしくは、ベース10及びトレー20の歌
詞カード押さえ収納部(カード押さえ収納部)14b,
15b,27‥に傾斜面を設けたものである。したがっ
て、以下、上記本発明の特徴部分のみを詳細に説明する
こととし、それ以外の部分については、前記従来例と同
一の構成であるため、同一符号を付してその詳細な説明
は省略する。
【0017】図1を参照して第1の実施例を説明する。
本実施例では、ベース10の側壁14,15の外面14
e,15e(カバー30が閉じたときにその側壁34,
35と互いに対向する面)に、ベース10に対してカバ
ー30を閉じるときに、カバー30の側壁34,35を
案内するための前記立ち上げられた方向(基板部11に
対して垂直方向)に対して傾斜する傾斜面51,51が
形成されている。また、同様に、ベース10の側壁1
4,15の内面14f,15fにも、前記立ち上げられ
た方向に対して傾斜する傾斜面52,52が形成されて
いる。
【0018】第1の実施例では、ベース10の左右の側
壁14,15に、該ベース10に対してカバー30を閉
じるときに該カバー30の側壁34,35を案内するた
めの前記立ち上げられた方向に対して傾斜する傾斜面5
1,51が形成されているため、前記カバー30をベー
ス10に対して開閉するときに、たとえ、カバー30を
把持することにより該カバー30が若干撓んだり、ある
いは、カバー30またはベース10に製造上の寸法誤差
等があった場合にも、カバー30の側壁34,35は、
ベース10の側壁14,15に形成された傾斜面51,
51により案内される。これにより、両者34,35,
14,15が互いに当接または強く摺接することがな
い。すなわち、図4(a)に示すように、前記従来例で
は、側壁14,15が二点鎖線Eで示すようになってい
たため、この部分がカバー30の各側壁34,35と互
いに当接または強く摺接し、開閉作業がスムーズに行え
ないばかりか、操作者が無理に力を加えることにより、
樹脂が粉状となって表面から剥離し、それが付着するこ
とにより、コンパクトディスク収納ケース1が汚れてし
まっていたが、本実施例では前記傾斜面51,51を設
けたので、このような問題が生じないという効果が得ら
れる。
【0019】また、第1の実施例では、同様に、ベース
10の側壁14,15の内面14f,15fにも、前記
傾斜面52,52が形成されているため、ベース10に
対してトレー20を取り付ける際に、該トレー20の外
縁部がこれらの傾斜面52,52に案内されて、ベース
10に対するトレー20の取り付け作業が容易となり、
また、樹脂の剥離も生じないという効果が得られる。
【0020】次に、図2を参照して、第2の実施例につ
いて説明する。第2の実施例では、カバー30の左右の
側壁34,35のそれぞれ内面34a,35a(カバー
30が閉じたときにベース10の各側壁14、15と互
いに対向する面)で前記アーム部36、37側(後端部
100,100側)から一定の長さ寸法Lの部分に、該
カバー30をベース10に対して閉じるときに、ベース
10の側壁14,15を案内するための前記立ち上げら
れた方向(基板部33に対して垂直方向)に対して傾斜
する傾斜面53,53が形成されている。ここで、傾斜
面53,53を形成する部分を前記アーム部36,37
側(後端部100,100側)から一定の長さ寸法Lの
部分としたのは、この部分が特に、ベース10の側壁1
4,15と当接または強く摺接し易いためである。
【0021】第2の実施例では、前記カバー30が前記
ベース10に対して閉じるときに、該カバー30の左右
の側壁34,35のそれぞれ内面34a,35aに、前
記傾斜面53,53が形成されているため、前記カバー
30をベース10に対して開閉するときに、たとえ、カ
バー30を把持することにより該カバー30が若干撓ん
だり、あるいは、カバー30またはベース10に製造上
の寸法誤差等があった場合にも、ベース10の側壁1
4,15は、カバー30の側壁34,35の傾斜面5
3,53により案内される。これにより、両者30,1
0のそれぞれの側壁34,35,14,15が互いに当
接したりまたは強く摺接することがない。すなわち、図
4(b)に示すように、前記従来例では、側壁34,3
5が二点鎖線Fで示すようになっていたため、この部分
がベース10の各側壁14,15と互いに当接または強
く摺接し、スムーズな開閉作業が行えないばかりか、操
作者が無理に力を加えることにより、互いの樹脂が粉状
となって表面から剥離し、それが付着することにより、
コンパクトディスク収納ケース1が汚れてしまっていた
が、本実施例では前記傾斜面53,53を設けたので、
このような問題が生じないという効果が得られる。
【0022】次に、図3を参照して、第3の実施例につ
いて説明する。第3の実施例では、前記ベース10の左
右の側壁14,15の上部および前記トレー20の左右
両側部(図示せず。図5参照)に形成された、前記カバ
ー30が前記ベース10に対して閉じたときに前記歌詞
カード押さえ32,32‥を収容するための歌詞カード
押さえ収容部14b,15b,27‥の前記ベース10
の軸受孔14d,15dに近接する側に、上方に向けて
漸次、該軸受孔14d,15dよりに接近する向きの傾
斜面54,54‥が形成されている。
【0023】第3の実施例では、前記歌詞カード押さえ
収容部14b,15b,27‥の前記ベース10の軸受
孔14d,15dに近接する側に、前記傾斜面54,5
4‥が形成されているため、前記カバー30をベース1
0に対して開閉するときに、該カバー30の歌詞カード
押さえ32,32‥が前記ベース10およびトレー20
の歌詞カード押さえ収容部14b,15b,27‥に当
接したり強く摺接することがない。すなわち、図4
(c)に示すように、前記従来例では、側壁14,15
が二点鎖線Gで示すようになっていたため、この部分が
カバー30の歌詞カード押さえ32,32‥と互いに当
接または強く摺接し、スムーズな開閉作業が行えないば
かりか、互いの樹脂が粉状となって表面から剥離し、そ
れが付着することにより、コンパクトディスク収納ケー
ス1が汚れてしまっていたが、本実施例では前記傾斜面
54,54を設けたので、このような問題が生じないと
いう効果が得られる。
【0024】なお、以上で説明した第1から第3の実施
例において、傾斜面の大きさ、角度、形状等を各々の図
に示すように形成したが、これらの傾斜面については、
図示したものに限るわけではなく、当接または強い摺接
の防止という観点、側壁等の強度や製造上の問題等を適
宜考慮して設計すればよい。
【0025】また、上記第1から第3の実施例では、カ
バー30の左右の側壁34、35の内面34a,35a
に支軸39,39を設けた構成としたが、この構成に代
えて、各側壁34,35の外面に支軸を設けてもよい。
この場合には、カバー30がベース10に対して閉じた
ときに、該カバー30の各側壁34、35とベース10
の各側壁14、15との互いに対向する面が、それぞれ
上記実施例と逆の面、すなわち、カバー30の各側壁3
4、35にあっては外面、ベース10の各側壁14、1
5にあっては内面14f、15fとなる。したがって、
この場合には、各傾斜面を形成する位置もその逆の面に
すればよい。また、本実施例では、請求項2記載の発明
の構成要件であるカード押さえ収納部を、歌詞カードを
押さえるためのものとしたが、これに限るわけではな
く、コンパクトディスクの内容等を表示するためのカー
ドであれば、各種のものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載のコンパクトディスク収納
ケースによれば、前記カバー(30)の左右の側壁(3
4,35)と前記ベース(10)の左右の側壁(14,
15)とのいずれか一方に、該ベース(10)に対して
該カバー(30)を閉じるときに同他方を案内するため
の前記立ち上げられた方向に対して傾斜する傾斜面(5
1,51,53,53)が形成されているため、前記カ
バー(30)をベース(10)に対して開閉するとき
に、たとえ、カバー(30)を把持することにより該カ
バー(30)が若干撓んだり、あるいは、カバー(3
0)またはベース(10)に製造上の寸法誤差等があっ
た場合にも、両者(30、10)のそれぞれの側壁(3
4,35,14,15)のうち、前記他方側は、前記一
方側に形成された傾斜面(51,51,53,53)に
より案内される。これにより、両者(34,35,1
4,15)が互いに当接または強く摺接することがな
く、これにより、カバー30の開閉作業がスムーズに行
えるとともに、該カバー(30)またはベース(10)
の各側壁(34,35,14,15)の表面から樹脂が
剥離してコンパクトディスク収納ケースが汚れるという
ことを未然に防止することができる。
【0027】請求項2記載のコンパクトディスク収納ケ
ースによれば、前記カバー(30)の左右の側壁(3
4,35)のそれぞれ内面には、それぞれ内方へ向けて
突出するカード押さえ(32,32‥)が設けられ、前
記ベース(10)の左右の側壁(14,15)上部およ
び前記トレー(20)の左右両側部には、前記カバー
(30)が前記ベース(10)に対して閉じられたとき
に前記カード押さえ(32,32‥)を収容するための
カード押さえ収容部(14b,15b,27‥)が形成
されており、該カード押さえ収容部(14b,15b,
27‥)の前記ベース(10)の軸受孔(14d,15
d)に近接する側には、上方に向けて漸次、該軸受孔
(14d,15d)よりに接近する向きの傾斜面(5
4,54‥)が形成されているため、前記カバー(3
0)をベース(10)に対して開閉するときに、該カバ
ー(30)のカード押さえ(32,32‥)が前記ベー
ス(10)およびトレー(20)のカード押さえ収容部
(14b,15b,27‥)に当接または強く摺接する
ことがなく、これにより、カバー(30)の開閉作業が
スムーズに行えるとともに、該カバー(30)のカード
押さえ(32,32‥)またはベース(10)およびト
レー(20)のカード押さえ収容部(14b、15b、
27‥)の表面から樹脂が剥離してコンパクトディスク
収納ケースが汚れるということを未然に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の特徴部分を拡大して示
す斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施例の特徴部分を拡大して示
す斜視図である。
【図3】本発明の第3の実施例の特徴部分を拡大して示
す斜視図である。
【図4】(a)は第1の実施例の特徴部分の拡大縦断面
図、(b)は第2の実施例の特徴部分の拡大縦断面図、
(c)は第3の実施例の特徴部分の拡大縦断面図であ
る。
【図5】従来一般のコンパクトディスク収納ケースを示
す分解斜視図である。
【図6】従来一般のコンパクトディスク収納ケースにお
ける問題点を誇張して示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
10 ベース 11 基板部 12 側壁 13 側壁 14 側壁 14b カード押さえ収容部 14d 軸受孔 15 側壁 15b カード押さえ収容部 15d 軸受孔 20 トレー 27 カード押さえ収容部 30 カバー 32 カード押さえ 33 基板部 34 側壁 34a 内面 35 側壁 35a 内面 39 支軸 51 傾斜面 53 傾斜面 54 傾斜面 100 後端部 101 後端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視矩形の基板部(11)と、この基
    板部(11)の各辺から垂直に立ち上げられた前後左右
    の側壁(12,13,14,15)とを有し、浅底箱状
    に形成されたベース(10)と、 このベース(10)内に取り付けられてコンパクトディ
    スクを保持するトレー(20)と、 平面視矩形の基板部(33)と、この基板部(33)の
    左右の2辺から垂直に立ち上げられた側壁(34,3
    5)とを有するカバー(30)とを備えてなり、 前記カバー(30)の左右の側壁(34,35)の後端
    部(100,100)と、前記ベース(10)の左右の
    側壁(14,15)の後端部(101,101)とが、
    これら後端部(100,100,101,101)のい
    ずれか一方に設けられた前記側壁(34,35)または
    側壁(14,15)に直交する方向の支軸(39,3
    9)を同他方に設けられた前記側壁(34,35)また
    は側壁(14,15)に直交する方向の軸受孔(14
    d,15d)に嵌合させることにより、互いに開閉自在
    に枢着されたコンパクトディスク収納ケースにおいて、 前記カバー(30)の左右の側壁(34,35)と前記
    ベース(10)の左右の側壁(14,15)とのいずれ
    か一方には、該ベース(10)に対して該カバー(3
    0)を閉じるときに同他方を案内するための前記立ち上
    げられた方向に対して傾斜する傾斜面(51,51,5
    3,53)が形成されていることを特徴とするコンパク
    トディスク収納ケース。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンパクトディスク収納
    ケースにおいて、 前記カバー(30)の左右の側壁(34,35)のそれ
    ぞれ内面には、それぞれ内方へ向けて突出するカード押
    さえ(32,32‥)が設けられ、 前記ベース(10)の左右の側壁(14,15)上部お
    よび前記トレー(20)の左右両側部には、前記カバー
    (30)が前記ベース(10)に対して閉じられたとき
    に前記カード押さえ(32,32‥)を収容するための
    カード押さえ収容部(14b,15b,27‥)が形成
    されており、 該カード押さえ収容部(14b,15b,27‥)の前
    記ベース(10)の軸受孔(14d,15d)に近接す
    る側には、上方に向けて漸次、該軸受孔(14d,15
    d)よりに接近する向きの傾斜面(54,54‥)が形
    成されていることを特徴とするコンパクトディスク収納
    ケース。
JP21773294A 1994-09-12 1994-09-12 コンパクトディスク収納ケース Withdrawn JPH0880986A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008174308A (ja) * 1998-03-09 2008-07-31 Meiko Kasei Kogyo Kk 記録媒体用ディスクの収納ケース

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