JPH0880463A - 走行する原料ウエブの塗布装置 - Google Patents

走行する原料ウエブの塗布装置

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JPH0880463A
JPH0880463A JP6103904A JP10390494A JPH0880463A JP H0880463 A JPH0880463 A JP H0880463A JP 6103904 A JP6103904 A JP 6103904A JP 10390494 A JP10390494 A JP 10390494A JP H0880463 A JPH0880463 A JP H0880463A
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rolls
adjusting
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raw material
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JP6103904A
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Joerg Pichler
ヨルク、ピヒラー
Martin Kustermann
マルテイン、クステルマン
Michael Trefz
ミヒアエル、トレフツ
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JM Voith GmbH
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JM Voith GmbH
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    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/02Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
    • D21H23/22Addition to the formed paper
    • D21H23/52Addition to the formed paper by contacting paper with a device carrying the material
    • D21H23/56Rolls
    • D21H23/58Details thereof, e.g. surface characteristics, peripheral speed
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    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【目的】調整ロール(ロールドクター)の磨耗を減少せ
しめることの可能な原料ウエブの塗布装置を提供する。 【構成】少なくとも一つのウエブ支持ロール1,2と、
ウエブ支持ロール1,2に隣接するように配置され、対
応するウエブ支持ロール1,2との間の調整間隙13,
14で、塗布剤を調整するための調整ロール3,4とが
設けられている調整ロール3,4の外周面には、ほぼ外
周方向に沿った溝またはネジ溝状の溝が刻設されてい
る。さらに、塗布装置の作業中に、調整ロール3,4に
溝を補正して刻設するための溝補正刻設手段9,9’が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙やボール紙等の走行
する原料ウエブの塗布装置に係り、さらに詳しくは、ウ
エブを支持する少なくとも一つのウエブ支持ロールと、
走行する原料ウエブに塗布混合物などの塗布剤や含浸剤
を塗布または含浸せしめるための調整ロールとを有する
塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような分野に属する装置として
は、欧州特許公開第0362174号公報に開示された
ものがある。この従来技術の塗布装置においては、円筒
状の軸芯と、その周囲にコイル状に巻回された小径のワ
イヤとを有する調整ロールが使用されている。この公報
では、このワイヤの直径は、0.3mm とされており、軸芯
の直径は約300mm とされている。このような構造は、小
径のロールにしばしば用いられており、溝付きロールド
クターと呼ばれている。通常、このようないわゆるロー
ルドクターの直径は、およそ10ないし20mmである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の装置すべてに
共通する欠点は、溝付きロールドクターの軸芯に巻かれ
たワイヤが、軸芯と調整ロールとの間で磨耗することで
ある。このような磨耗は、着色剤を塗布する際に特に発
生しやすい。この結果、溝付きロールドクターの耐久寿
命が終わる前に、塗布剤を必要な一定の流量で塗布する
ことが不可能になってしまう。すなわち、溝を設けてい
るワイヤが磨耗するために、調整ロールとウエブ支持ロ
ールとの間の、塗布剤が通過する間隙の断面積が減少し
て、結局、塗布される塗布剤の重量が減少することにな
る。
【0004】さらに、このような磨耗した調整ロールを
新品に交換すると、今度は塗布される塗布剤の重量が急
激に上昇するという問題もある。このことは、最終製品
の品質のバラツキを招き、中には全く許容することがで
きない誤差を持つ製品も生じることがある。本発明は、
上記のような課題を解決するためになされたものであ
り、調整ロール(ロールドクター)の磨耗を減少せしめ
ることの可能な原料ウエブの塗布装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る走行する原料ウエブの塗布装置は、
少なくとも一つのウエブ支持ロール(1,2)と、外周
面にほぼ外周方向に沿った溝またはネジ溝状の溝が刻設
されており、上記ウエブ支持ロール(1,2)のそれぞ
れに隣接するように配置され、対応する上記ウエブ支持
ロール(1,2)との間の調整間隙(13,14)で、
塗布剤を調整するための調整ロール(3,4)とを有す
る走行する原料ウエブの塗布装置において、塗布装置の
作業中に、上記調整ロール(3,4)に、上記溝を補正
して刻設するための溝補正刻設手段(9,9’)が設け
られているものである。
【0006】
【作用】本発明においては、塗布装置の作業中に、調整
ロールに、溝を補正して刻設する溝補正刻設手段が設け
られているから、外周面の磨耗すなわち溝の断面積の減
少を、補正することが可能である。この溝の刻設は、調
整ロールの回転によって得られた塗布剤の重量を計測す
ることなく、好ましくは、液体状態の塗布剤の計測に基
づいて行うとよい。このために、ワイヤを巻回した調整
ロールを使用する必要はなく、これに代えて、一体成形
されており外周面に溝があらかじめ刻設された調整ロー
ルを使用する必要がある。ここで、溝を補正して刻設す
るには、好ましくはレーザ光切削装置や、ネジ溝補正刻
設手段が使用される。また、このような溝補正刻設手段
の作用を正確に行わしめるために、調整ロールの外周面
を清掃する清掃手段を用いるとよい。これによって、溝
補正刻設手段は、調整ロールの清浄になされた外周面に
作用することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1に示すように、本発明に係る装
置には、二つのウエブ支持ロール1,2が設けられてい
る。また、各ウエブ支持ロール1,2に隣接するよう
に、調整ロール3,4が配置されている。さらに、ウエ
ブ支持ロール1,2の上下には、送りロール27,28
が配置されており、これによって、原料ウエブCがウエ
ブ支持ロール1,2の間の圧縮間隙12を下方から上方
へと通過せしめられるようになっている。
【0008】各ウエブ支持ロール1,2と、対応する調
整ロール3,4との間には、調整間隙13,14が設け
られている。各ウエブ支持ロール1,2の上方には、塗
布手段5,5’が配置されており、これによって、ウエ
ブ支持ロール1,2の外周面に、塗布用混合剤などの塗
布剤が塗布されるようになっている。塗布手段5,5’
は、噴射手段や注出手段のようなものである。そして、
ここで塗布された塗布剤は、調整間隙13,14でロー
ルの幅方向に広く展延せしめられる。図1には、二つの
調整ロール3,4の溝補正刻設手段9,9’が示されて
いる。調整ロール3,4の下方には、これと隣接するよ
うに、調整ロール3,4の溝を清掃するための清掃手段
17が設けられている。各清掃手段17には、調整ロー
ル3,4に清掃液を噴霧する噴霧器と、これによって洗
浄された塗布剤の回収槽34が設けられている。この清
掃手段17には、さらに回転ブラシ19を設けてもよ
い。
【0009】ここで、各溝補正刻設手段9,9’は、切
削装置として使用されることもあるレーザ光照射ガン1
6と、レーザ光照射ガン16を保持するホルダー15
と、ホルダー15を送るための送りネジ手段24と、送
りネジ手段24を回転可能に支持する搬送ヘッド25と
を有する。搬送ヘッド25は、図2に示すように、送り
ネジ26に支持されて、これによって調整ロール3,4
の軸線方向に移動可能になされている。これら溝補正刻
設手段9,9’の移動は、制御手段29によって行われ
るようになっている。なお、溝補正刻設手段9,9’を
駆動するための付属のモータは図示されていない。ただ
し、溝補正刻設手段9,9’として、レーザ光照射ガン
16に代えて、機械的な溝またはネジ溝刻設手段であっ
てもよい。
【0010】上記送りネジにより、溝補正刻設手段9,
9’は、調整ロール3,4の軸線方向に沿って往復可能
になっており、この軸線方向への移動の間に調整ロール
3,4にレーザ光を照射して、溝を刻設するようになっ
ている。この溝補正刻設手段9,9’による溝の刻設
は、調整ロール3,4の磨耗の大きさ、すなわち溝の断
面積の減少の程度に応じて行われるようになっている。
溝の深さを正確に制御して増大せしめるためには、溝補
正刻設手段9,9’を正確に移動せしめなければならな
い。このため、送りネジ手段24は、レーザ光照射ガン
16あるいは機械的な溝刻設手段と、調整ロール3,4
の外周面との間の間隙を計測するための距離計測手段3
0のデータに基づいて制御されるようになっている。
【0011】上記の移動は、実際に発生した磨耗に応じ
て、レーザ光照射ガン16あるいは機械的な溝刻設手段
と、調整ロール3,4の外周面との間の間隙を2ないし
20μmに保つようにして行われる。また、例えばレーザ
光照射ガン16のような溝補正刻設手段は、1ないし10
μmの間隔をおいて溝を刻設することが可能なものであ
るとよい。
【0012】図3は、上記の装置の変形例を示す。同図
に示す装置においては、ロールの回転する方向ひいては
原料ウエブCが走行せしめられる方向が、図1に示す装
置における場合と反対になっている。また、塗布剤もウ
エブ支持ロール1,2に直接塗布されるのではなく、調
整ロール3,4に一旦塗布されてから、ウエブ支持ロー
ル1,2に転写されるようになっている。
【0013】この場合の調整ロール3,4に塗布剤を塗
布する装置は、塗布剤槽7の内部に配設され塗布剤に浸
されている塗布ロール6である。図示のように、溝補正
刻設手段9は、ローラー10を有しており、このローラ
ー10がネジ溝状の溝を刻設することができるようにな
っている。ここで必要とされるのは、所定の接触力を与
えてローラー10を調整ロール4に付勢する手段であ
る。この付勢手段は、例えばバネ11のようなものであ
るとよい。このネジ溝状の溝を刻設する装置同士は、互
いに調整ロール3,4の直径方向に対称に正確に配置さ
れ、互いに調整ロール3,4の軸線方向に同期するよう
に制御されて移動可能になされているとよい。
【0014】以上、本発明の実施例について説明した
が、従来の技術を応用して、本発明に係る塗布装置を様
々に変形することは、もちろん可能である。例えば、ウ
エブ支持ロール1,2の一つに対して、二つの調整ロー
ルを設けて、二つの調整ロールで塗布剤の厚さを調整す
ることも可能である。この場合には、当然一つの調整ロ
ールで通常の塗布を行うと共に、他の調整ロールで耐磨
滅性液体の塗布あるいは含浸を行うようにしてもよい。
この場合、耐磨滅性液体を塗布する調整ロールに対して
は、上記溝補正刻設手段を設ける必要がなくなる。もち
ろん、他方の調整ロールには、溝補正刻設手段を、上述
の通り設ける。
【0015】あるいは、溝補正刻設手段の送りを、調整
ロールの幅方向を横切るように(すなわち調整ロールの
外周方向に)変化させて、調整ロールの溝の形状を、調
整ロールの外周方向に変化するようにさせてもよい。こ
のような送りの変化作業は、例えば、ピストンとシリン
ダーを備えた油圧駆動手段を、図3に示すバネ手段11
に代えて使用して、油圧駆動手段の制御圧力を適当に変
化せしめることによって行うことができる。あるいは、
図1に示す送りネジ手段24のストロークを適当に制御
することによって行ってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば、塗布装置の作業中に、調整ロールに、溝を
補正して刻設する溝補正刻設手段が設けられているか
ら、外周面の磨耗、すなわち溝の断面積の減少を、補正
することが可能である。従って、長期にわたって、走行
する原料ウエブ上に塗布される塗布剤の流量を一定にし
て、塗布剤を所望の均一な厚さにすることが可能であ
り、最終製品の塗布厚さのバラツキを防止することがで
きる。また、請求項4に記載のように、清掃装置を設け
ることによって、溝を清浄にして、溝補正刻設手段によ
る溝の補正刻設を正確に行わしめることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る走行する原料ウエブの塗布装置を
示す概略側面断面図である。
【図2】上記走行する原料ウエブの塗布装置の要部の平
面図である。
【図3】本発明に係る走行する原料ウエブの塗布装置の
他の例を示す概略側面断面図である。
【符号の説明】
1,2 ウエブ支持ロール 3,4 調整ロール(ロールドクター) 5,5’ 塗布手段 6 塗布ロール 7 塗布剤槽 9,9’ 溝補正刻設手段 10 ローラー 11 バネ 12 圧縮間隙 13,14 調整間隙 15 ホルダー 16 レーザ光照射ガン 17 噴霧器 19 回転ブラシ 24 送りネジ手段 25 搬送ヘッド 26 送りネジ 27,28 送りロール 30 距離計測手段 34 回収槽
フロントページの続き (72)発明者 マルテイン、クステルマン ドイツ連邦共和国、89522 ハイデンハイ ム、ラヴエンスブルゲル シユトラーセ 10 (72)発明者 ミヒアエル、トレフツ ドイツ連邦共和国、89522 ハイデンハイ ム、バイエルンヴエーク 9

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのウエブ支持ロール
    (1,2)と、 外周面にほぼ外周方向に沿った溝またはネジ溝状の溝が
    刻設されており、上記ウエブ支持ロール(1,2)のそ
    れぞれに隣接するように配置され、対応する上記ウエブ
    支持ロール(1,2)との間の調整間隙(13,14)
    で、塗布剤を調整するための調整ロール(3,4)とを
    有する走行する原料ウエブの塗布装置において、 塗布装置の作業中に、上記調整ロール(3,4)に、上
    記溝を補正して刻設するための溝補正刻設手段(9,
    9’)が設けられていることを特徴とする走行する原料
    ウエブの塗布装置。
  2. 【請求項2】 上記溝補正刻設手段は、レーザ光切削装
    置であることを特徴とする請求項1に記載の走行する原
    料ウエブの塗布装置。
  3. 【請求項3】 上記溝補正刻設手段は、機械的な溝また
    はネジ溝刻設手段であることを特徴とする請求項1に記
    載の走行する原料ウエブの塗布装置。
  4. 【請求項4】 上記調整ロールが回転して、上記調整間
    隙で上記塗布材を調整した後、上記調整ロールの外周面
    が上記溝補正刻設手段に到達する前に、上記調整ロール
    の外周面を清掃する清掃手段(17,19)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の走行する原料ウエブの塗布装置。
  5. 【請求項5】 上記ウエブ支持ロール(1,2)が少な
    くとも二つ隣接するように配置され、上記ウエブ支持ロ
    ール(1,2)の間には、塗布される材料ウエブが進行
    せしめられて上記塗布剤が上記材料ウエブに転写される
    圧縮間隙(12)が設けられ、上記の二つの調整ロール
    (3,4)に隣接するように配置された上記溝補正刻設
    手段(9,9’,10,11)が、互いに調整ロール
    (3,4)の直径方向に対称に正確に配置されていると
    共に、上記調整ロール(3,4)の軸線方向に同期する
    ように制御されて移動可能になされていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の走行する原料
    ウエブの塗布装置。
  6. 【請求項6】 上記調整ロール(3,4)の軸線方向ま
    たはその外周方向に沿って、上記溝補正刻設手段(9,
    9’)の位置が制御されるようになされていることを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の走行する
    原料ウエブの塗布装置。
JP6103904A 1993-05-27 1994-05-18 走行する原料ウエブの塗布装置 Pending JPH0880463A (ja)

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DE43176577 1993-05-27

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ID=6489054

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US (1) US5505776A (ja)
EP (1) EP0626479B1 (ja)
JP (1) JPH0880463A (ja)
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