JPH0879012A - ディジタルフィルタ - Google Patents

ディジタルフィルタ

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JPH0879012A
JPH0879012A JP20770594A JP20770594A JPH0879012A JP H0879012 A JPH0879012 A JP H0879012A JP 20770594 A JP20770594 A JP 20770594A JP 20770594 A JP20770594 A JP 20770594A JP H0879012 A JPH0879012 A JP H0879012A
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JP
Japan
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memory
output
data
signal
correction data
Prior art date
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JP20770594A
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English (en)
Inventor
Kyoji Washitani
亨治 鷲谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来より目標値(設計値)に近い出力波形を
得ることが出来るディジタルフィルを提供する。 【構成】 メモリ10と並列に設けられていて、このメ
モリに格納されている各データ毎の修正用データが、メ
モリのアドレスd0 〜dn に対応するアドレスに、それ
ぞれ格納されている修正用データメモリ14と、同一の
アドレス信号がメモリと修正用データメモリに入力して
同一の出力指示信号Sout に応答してそれぞれ出力され
るデータ及び修正用データを加算して出力する加算器1
8とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルフィルタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルフィルタの一例が、例えば特
開平3−159413号公報に開示されている。このデ
ィジタルフィルタは、シフトレジスタ、メモリ(RO
M)およびカウンタを具えたものであった。ここで使用
されているシフトレジスタは、入力ディジタル信号を第
1クロック信号により1ビットずつシフトさせ、nビッ
ト分保持して出力させるものであった。
【0003】また、メモリには、ROMが用いられてお
り、フィルタ出力として利用されるデータを格納してお
くものである。また、このROMは、このシフトレジス
タが保持するnビットのデータがアドレス信号として入
力され、かつこのアドレス信号に対応する格納データを
カウンタからの出力指示信号に応答して出力する構成に
なっている。
【0004】また、カウンタは、前述のメモリに対して
データの出力を指示する信号(出力指示信号)を出力す
るものである。具体的には、第1クロック信号のn倍
(nは2以上の整数)の周波数の第2クロック信号をカ
ウントすることで生成される信号を、このメモリに対応
する出力指示信号として出力するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たディジタルフィルタを用いて波形処理を行う場合、デ
ィジタルフイルタの出力データの波形を、目標とするア
ナログ出力波形に近い連続した波形として取りだそうと
するとき、この目標とする出力波形に近づけることが難
しかった。以下、その理由について図5の(A)、
(B)及び(D)を参照して述べる。
【0006】図5の(A)は、第1クロック信号(CL
K1)を示し、図5の(B)は、目標とするディジタル
フィルタの出力波形(ディジタル振幅波形)をプロット
して描いた図であり、一方、図5の(D)は、従来のデ
ィジタルフィルタによって得られる出力波形図である。
なお、これらの波形のプロット値はクロック時に対応し
ている。図5の(B)及び(D)から理解できるように
従来の出力波形では、目標とする出力波形図に比べる
と、それぞれの出力波形間に差が生じてしまう。例え
ば、クロック時t3 及びt9 では目標値はそれぞれ−
1.5であるが、実際の出力値はそれぞれ−2.0とな
っている。これは、従来のメモリでは、正の整数値でデ
ータ出力されるため、目標とする少数点以下の桁数を出
力しようとする場合、少数点以下の数値を桁上げか桁下
げ処理していることに起因する。このため、従来のディ
ジタルフィルタの回路構成で目標とする出力波形を得よ
うとするときは、少数点以下の桁を予めメモリにデータ
として格納しておく必要があった。このように、少数点
以下のデータをメモリに格納しておくためには、ビット
数の多いメモリが必要となる。しかし、ビット数の多い
メモリ(ROM)は高価であり、また出力データの処理
方法も複雑になり、得策ではない。
【0007】このため、ビット数の多いメモリを用いず
に目標値(設計値)に近い出力波形が得られるディジタ
ルフイルタが望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、この発明のデ
ィジタルフィルタは、入力ディジタル信号が入力され
て、第1クロック信号により制御されるnビットの規模
のシフトレジスタと、フィルタ出力として利用されるデ
ータを格納しているメモリであって、シフトレジスタか
らのnビットのデータがアドレス信号として入力し、こ
のアドレス信号で指定されたデータを出力指示信号に応
答して出力するメモリとを具えるディジタルフィルタに
おいて、メモリと並列に設けられていて、このメモリに
格納されている各データ毎の修正用データが、メモリの
アドレスに対応するアドレスに、それぞれ格納されてい
る修正用データメモリと、同一のアドレス信号が主メモ
リと修正用データメモリに入力して同一の出力指示信号
(ここでは第1クロック信号のn倍(nは1以上の整
数)の周波数の第2クロック信号をカウントすることで
生成される信号をいう。)に応答してそれぞれ出力され
るデータ(メモリに格納されているデータ)と及び修正
用データ(修正用メモリに格納されているデータ)を加
算して出力する加算器とを具えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明のディジタルフィルタによれば、ま
ず、シフトレジスタの順次の桁に記憶されている各入力
ディジタル信号が、第1クロック信号によって同時に、
nビットのデータとしてシフトレジスタから出力され、
このnビットのデータがアドレス信号となる。このアド
レス信号は、メモリ及びこのメモリと並列に設けられて
いる修正用データメモリに同時に入力される。
【0010】また、メモリには、フィルタ出力として利
用されるデータが格納されており、一方、修正用データ
メモリには前記メモリに格納されている各データ毎の修
正用データが格納されている。そして、同一の出力指示
信号、すなわち読出しタイミング信号をメモリ及び修正
用データメモリに同期させて入力することにより、この
出力指示信号に応答してデータと修正用データとが出力
される。メモリからの出力データ及び修正用データメモ
リからの修正用データを加算器で加算して出力する。こ
のため、メモリには、従来と同様、正の整数値で格納デ
ータを書き込んでおき、一方、修正用データメモリに
は、メモリの指定されたアドレスに格納されている各デ
ータに対し、そのアドレスにおける目標値との差値また
はその近似値を修正用データとして、対応するアドレス
にそれぞれ格納しておく。このようにしておけば、同一
のアドレス信号によって、メモリから出力されるデータ
と修正用データメモリから出力される修正用データとが
加算器で加算されるので、目標とする出力波形に対して
同一か、又は近似した出力データを得ることができる。
このため、従来のように一つのメモリのビットの数を多
くせずに市販されている安価なメモリを用いて精度の高
いディジタルフィルタの出力波形を得ることが出来る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の第1及び第
2実施例について説明する。なお、説明に用いる図1及
び図2において従来の構成成分と同様な構成成分につい
ては一点破線を付して示してある。
【0012】1.第1実施例 図1は第1実施例のディジタルフィルタの構成を示した
図である。この第1実施例のディジタルフィルタは、n
ビットのシフトレジスタ10、データを格納しているメ
モリ12、修正用データが格納されている修正用データ
メモリ14及び出力指示信号発生部16とを具えてい
る。
【0013】シフトレジスタ10は、第1クロック信号
(CLK1)により制御されるnビットのシフトレジス
タ10であって、このシフトレジスタ10は、初段に入
力ディジタル信号の先頭ビットを記憶した後、第1クロ
ック信号によって入力ディジタル信号を1ビットづつシ
フトさせて後続の入力ディジタル信号を順次記憶する。
なお、シフトレジスタ10の桁数、すなわち段数nは、
ディジタルフィルタの設計に応じた任意の数にできる。
【0014】また、メモリ12としてROMを用いてお
り、このメモリ12はフィルタ出力として利用されるデ
ータを多数格納しているROMである。以下、メモリ1
2をROMとも称する。シフトレジスタ10からは、n
ビットのデータd0 〜dn が1組となって1つのアドレ
ス信号(d0 〜dn )として出力してROM12に入力
する。このROM12からは、このアドレス信号(d0
〜dn )で指定されたデータが出力指示信号発生部16
からの出力指示信号(出力タイミング信号)Sout に応
答して出力される。この出力指示信号発生部16は、カ
ウンタによって構成されている。この実施例では、第1
クロック信号(CLK1)に対して周波数がn倍の第2
のクロック信号(CLK2)を計数するカウンタを用意
しておき、そのときのカウンタからの出力信号を出力指
示信号Sout とする。
【0015】上述したシフトレジスト10、ROM1
2、及び出力指示信号発生部16の構成は従来の構成の
部分24である。なお、図1では、従来の構成の部分2
4を一点破線で囲んで示してある。
【0016】この発明では、この従来の構成部分24に
追加して修正用データメモリ14と加算器18とを設け
ている。
【0017】この発明の第1実施例では、修正用データ
メモリ14がROM12と並列に設けられていて、この
修正用データメモリ14には、ROM12に格納されて
いる各データ毎の修正用データが格納されている。そし
て、同一のアドレス信号d0〜dn がROM12と修正
用データメモリ14に入力して同一の出力指示信号S
out に応答してそれぞれ出力されるデータと修正用デー
タを加算して出力する加算器18を具えている。
【0018】この修正用データメモリ14は、メモリ1
2と同数の記憶位置を有していて、各記憶位置は互いに
対応するアドレスを有している。そして、修正用データ
メモリ14のあるアドレス位置に格納されているデータ
はメモリ12の対応するアドレス位置の格納データの値
と、ディジタルフィルタの出力として当該アドレス位置
から出力して欲しい目標値の差値を与えるデータとす
る。この差値データは正確な差値を与えるデータであっ
てもよいし、ある程度許容される誤差範囲内の差値を与
えるデータであってもよい。
【0019】図3は、例えば、図5の(B)で示した波
形を目標とする場合に、ROM12及び修正用データメ
モリ14に格納されているデータの一例を説明するため
の図である。
【0020】図5の(B)の最初の6つのクロック時刻
0 、t1 、t2 、t3 、t4 、t5 に対応する目標値
を(0.0)、(1.0)、(0.0)、(−1.
5)、(0.0)、(4.0)とする。
【0021】一方、メモリ12のこれら時刻に対応する
データの値を(0.0)、(1.0)、(0.0)、
(−2.0)、(0.0)、(4.0)としてこれを左
側の欄に示してある。このような場合、目標値と、メモ
リ12との格納データの値との差値は、順に(0.
0)、(0.0)、(0.0)、(+0.5)、(0.
0)、(0.0)となるので、この差値を与えるデータ
を修正用データメモリ14の、対応するアドレス位置に
それぞれ格納しておく。この修正用データメモリ14に
格納されたデータの内容を図3の右側の欄に示してあ
る。
【0022】このような格納状態において、この発明の
ディジタルフィルタを作動させる場合を一例として説明
する。
【0023】例えば4ビットのアドレス信号が4桁のシ
フトレジスタ10に格納されているとする。第1クロッ
ク信号(CLK1)によってシフトレジスタ10からR
OM12へとアドレス信号(d0123 )が出力
される。ROM12のアドレス信号で指定されるアドレ
ス位置には(0.0)のデータが格納されており、一
方、修正用データメモリ14の同一アドレス位置には
(0.0)のデータが格納されている。このため、両メ
モリ12及び14からの出力データの両者が加算器18
で加算されて(0.0)のデータとして出力される。
【0024】同時に、クロック時刻t4 において、アド
レス信号(d3456 )では、ROM12のアド
レスに(−2.0)のデータが格納されており、修正用
データメモリ14の対応するアドレスには(+0.5)
の修正用データが格納されている。このため、メモリ1
2及び14からの出力は加算器18で加算されて(−
1.5)のデータとして出力される。このように、各ア
ドレス(d0123 )、・・(d567
8 )にアクセスされて、それぞれのアドレスに対応する
出力信号(すなわち加算器からの出力信号)は、(0.
0)、(1.0)、(0.0)、(−1.5)、(0.
0)、(4.0)となり、図5の(C)に示す出力波形
を与える出力信号となる。この出力波形は、図1の構成
であると、加算器18の出力はディジタル出力であるの
で、これをD/A変換器(図示せず)でアナログ信号に
変えれば良い。
【0025】図4は、第1クロック信号(CLK1)及
び第2クロック信号(CLK2)に対応して出力される
データ(ROMのデータと修正用データメモリの修正用
データを換算した値)の関係を説明するための図であ
る。
【0026】第1クロック信号CLK1のクロック時刻
をt0 、t2 ・・・tn とし((a)の第1クロック信
号の状態)、第2クロック信号(CLK2)のクロック
時刻も第1クロック信号と同一の場合を想定する。すな
わち、第1クロック信号に対してn倍(nは整数)の周
波数で第2クロック信号を生成させても良いが、この場
合、n=1としてある((b)の第2クロック信号の状
態)。
【0027】第2クロック信号(CLK2)がカウント
16に入力すると、カウンタ16は第2クロック信号
(CLK2)のm倍(mは整数であるが、ここではm=
3)の速さでカウンタ出力信号を出力する。このカウン
タ出力は、両メモリ12及び14を読出すためのタイミ
ング信号すなわち出力指示信号であり、両メモリに同時
に供給される。したがって、このカウンタ出力のタイミ
ング時刻s0 、s1 ・・・sn 毎に出力指示信号Sout
を生成する。
【0028】図4の(d)は目標とする値、すなわち設
計値をカウンタ16の出力指示信号Sout に応じてディ
ジタルフィルタの出力して取り出したい目標値を示した
図である。例えば、目標とする出力データを第1クロッ
ク信号CLK1の時刻t0 の場合、ROMに格納されて
いる(0.0)のデータが出力され、同じ要領で第1ク
ロック信号t2 、t3 毎に(1.0)、(0.0)、
(−1.5)、(0.0)及び(4.0)のデータがR
OMから順次出力されると想定する。
【0029】図4の(e)は、従来の値をカウンタ16
の出力指示信号Sout に応じてメモリに格納されている
データを取り出したときの図であり、比較のために示し
てある。
【0030】従来は、カウンタ出力の時刻s0 、s1
2 によってROM12から3個のデータが順次に出力
される。このときの値がROMに格納されている(0.
0)のデータの値となる。更に、第1クロック(CLK
1)の時刻t2 になると、カウンタ16は時刻s3 、s
4 、s5 に順次に出力指示信号Sout を発生し、よっ
て、ROM12からはこれに格納されているアドレス信
号(d1234 )のときの格納データを出力す
る。すなわち(1.0)のデータとなる。しかし、図4
の(e)からも理解できるように、第1クロック信号
(CLK1)の時刻t4 では、(−2.0)が出力され
ており、目標値に比べて(−0.5)の値だけ小さく出
力される(目標値は、−1.5である。)。これは、少
数点以下の値は桁上げまたは桁下げ処理されるためであ
り、このため、目標の値に対して差が生じる。
【0031】図4の(f)は、この発明の第1実施例の
値をカウンタ16の出力指示信号Sout に応じてメモリ
に格納されているデータを取り出したときの図である。
【0032】第1実施例では、第1クロック信号(CL
K1)の時刻t4 のとき、(−1.5)を示しており、
目標値と同一の値となる。その理由を以下に述べる。図
3で説明したように、アドレス信号(d345
6 )がROM12及び修正用データメモリ14に入力さ
れたとき、ROM12からの(−2.0)のデータが出
力され、一方、修正用データメモリ14から(+0.
5)の修正用データが出力される。そして、それぞれの
値が加算器18によって加算され、(−1.5)が出力
される。
【0033】上述した例では、図4の(b)の第2クロ
ック信号(CLK2)を、第1クロック信号(CLK
1)の周波数のn=1倍として説明したが、例えばn=
2とした場合、カウント出力信号の計数カウント値も更
に3カウント増えて6個の出力指示信号が生成される。
このため、各メモリに格納されているデータも6個取り
出される。
【0034】上述した図4の(a)〜(f)を用いてデ
ィジタルフィルタの出力波形として示したのが図5の
(B)〜(D)の図である。
【0035】図中、(A)は第1クロック信号(CLK
1)であり、クロックを発生する時刻をt0 からt12
でとって表している。なお、ここでは時刻t12までしか
表示していないが、時刻t12以降も連続した出力波形と
なる。(B)は、目標とする出力波形をデジタル波形で
表し、またアナログ波形として破線で表している。
(C)はこの第1実施例で得られたディジタル出力波形
である。ディジタル波形の他にも実線でアナログ波形
(後述する)も表している。(D)は従来のディジタル
出力波形を表している。尚、(B)〜(D)の出力波形
で横軸に時間Tを取り、縦軸に振幅(任意)を取って表
している。
【0036】図5の(C)及び(D)からも理解できる
ように従来例では、第1クロック信号(CLK1)の時
刻t2 とt9 がいずれも目標値より小さい波形になって
いるのに対してこの第1実施例では、目標値(図5の
(B))に一致した波形となる。
【0037】2.第2実施例 図2は、第2実施例の構成を説明するためのブロック図
である。
【0038】第2実施例では、ROM12から出力され
るデータ(デジタル値)をアナログ信号に変換するため
の第1D/A変換器20と修正用データメモリ14から
出力される修正用データ(ディジタル値)をアナログ信
号に変換するための第2D/A変換器22を付加した構
成となっている。この第1及び第2D/A変換器20及
び22は、特に限定されず、従来公知のもので構成すれ
ば良い。また、加算器18も従来公知もので構成すれば
良い。その他の構成部分は第1実施例と同一であるた
め、ここでは詳細な説明を省略する。第2実施例で構成
したフィルタの出力波形を示したのが図5の(C)のア
ナログ出力波形である。
【0039】上述したことから理解できるように、第1
及び第2実施例では修正用データメモリ14及び加算器
18を設けることによって、従来のROMのビット数を
大きくせずに、目標値の出力波形に同一か、あるいは近
似した出力波形をもったディジタルフィルタを得ること
ができる。したがって、従来に比べROMの価格も低減
でき、しかも複雑な処理を必要としないでディジタルフ
ィルタを提供出来る。
【0040】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明のディジタルフイルタによれば、修正用データメモ
リと加算器を具えている。このため、修正用データメモ
リにはメモリに格納されている各データ毎の修正用デー
タが、メモリのアドレスに対応するアドレスに、格納さ
れている。したがって、メモリから出力されるデータと
修正用データメモリから出力される修正用データとた加
算されるため、目標とする出力波形と同等か、あるいは
近似した出力波形を得ることができる。このため、安価
なメモリを用いて目標値と同一か、近似した精度の高い
出力波形を有するデジタルフィルタを得ることが出来
る。また、メモリからのデータを第1D/A変換器によ
りアナログ信号に変換し、また修正用データメモリから
の修正用データを第2D/A変換器によりアナログ信号
に変換し、それぞれのアナログ信号を加算することによ
ってアナログ出力波形として出力させることも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の構成を説明するために
供する説明図である。
【図2】この発明の第2実施例の構成を説明するために
供する説明図である。
【図3】第1及び第2実施例のアドレス信号とメモリの
格納データ及び修正用データメモリの格納修正用データ
の内容を説明するために供する図である。
【図4】(a)〜(f)は、この発明と従来例の各クロ
ック信号による出力データを説明するために供する説明
図である。
【図5】(A)〜(D)は、この発明と従来例の第1ク
ロック信号に対応する出力波形を説明するために供する
説明図である。
【符号の説明】
10:シフトレジスタ 12:メモリ 14:修正用データメモリ 16:出力指示信号発生部(カウンタ) 18:加算器 20:第1D/A変換器 22:第2D/A変換器 24:従来の構成部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディジタル信号が入力されて、第1
    クロック信号により制御されるnビットのシフトレジス
    タと、 フィルタ出力として利用されるデータを格納しているメ
    モリであって、前記シフトレジスタからのnビットのデ
    ータがアドレス信号として入力され、該アドレス信号で
    指定されたデータを出力指示信号に応答して出力するメ
    モリとを具えるディジタルフィルタにおいて、 前記メモリと並列に設けられていて、該メモリに格納さ
    れている各データ毎の修正用データが、該メモリのアド
    レスに対応するアドレスに、それぞれ格納されている修
    正用データメモリと、 同一のアドレス信号が前記メモリと前記修正用データメ
    モリに入力して同一の出力指示信号に応答してそれぞれ
    出力される前記データおよび前記修正用データを加算し
    て出力する加算器とを具えていることを特徴とするディ
    ジタルフィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディジタルフィルタに
    おいて、 前記メモリから出力されるデータをアナログ信号に変換
    するための第1D/A変換器と前記修正用データメモリ
    から出力される修正用データをアナログ信号に変換する
    ための第2D/A変換器とを具えていることを特徴とす
    るディジタルフィルタ。
JP20770594A 1994-08-31 1994-08-31 ディジタルフィルタ Withdrawn JPH0879012A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023050729A1 (zh) * 2021-09-30 2023-04-06 深圳市中兴微电子技术有限公司 数字滤波器、滤波方法及电子设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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