JPH0877209A - 回路シミュレーション装置および回路シミュレーション方法 - Google Patents

回路シミュレーション装置および回路シミュレーション方法

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JPH0877209A
JPH0877209A JP6206900A JP20690094A JPH0877209A JP H0877209 A JPH0877209 A JP H0877209A JP 6206900 A JP6206900 A JP 6206900A JP 20690094 A JP20690094 A JP 20690094A JP H0877209 A JPH0877209 A JP H0877209A
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circuit
contraction
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model
voltage
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Tomoyasu Kitaura
智靖 北浦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子回路の回路特性を計算機によりシミュレー
ションする回路シミュレーション装置に関し,縮約回路
の特性に複雑なモデルの回路素子の特性が精度よく反映
することを目的とする。 【構成】 複数の回路素子を一個の回路素子に縮約して
回路シミュレーションを行う回路シミュレーション装置
において,回路縮約部と簡単なモデルの計算保持部と複
雑なモデルの計算式保持部とを備え,入力された回路デ
ータにより生成される回路の各素子の中間電圧を簡単な
モデルにより計算して求め,該中間ノード電圧と複雑な
モデルの計算式により縮約前の各素子の効果,特性等の
パラメータを求め,該パラメータに基づいて複雑なモデ
ルの計算式により縮約後の回路特性を求め,回路データ
として出力する構成を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電子回路の回路特性を
計算機によりシミュレーションする回路シミュレーショ
ン装置に関する。特に,複数の素子を一個の素子に縮約
し,電子回路を構成する素子の回路特性と素子の接続デ
ータ等の回路データを,より小規模な回路データに縮約
して求める回路シミュレーション装置および方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】回路縮約して回路シミュレーションを行
う従来の回路シミュレーション装置においては,縮約は
2乗モデルの様な簡単なMOSトランジスタモデルにつ
いて適用され,縮約前のMOSトランジスタが並列接続
もしくは直列接続であるかに応じてMOSトランジスタ
のゲート長L,ゲート幅Wを変更することにより行って
いた(MOSトランジスタの2乗モデルは,例えば,ド
レイン電流に対しては, vgs>vthであって,vds<vdsatの線
形領域では, ids=β〔(vgs−vth)・vds−(vds2
/2)〕, β=COX・W/L, vgs>vthであって,vds>vdsatの飽
和領域では, ids=β・(vgs−vth)2 /2) により計算する簡単なモデルである。(但し,ids:
ドレイン電流,vgs:ゲートソース間電圧,vth:
閾値電圧,vds:ソース・ドレイン間電圧である。) 図6は従来の回路シミュレーション装置を示す。
【0003】図6において,50は回路シミュレーショ
ン装置である。51は入力部であって,入力信号デー
タ,回路データ等を入力するバッファである。
【0004】52は入力信号データ記憶部であって,入
力信号データを記憶するものである。53は回路データ
記憶部であって,回路データを記憶するものである。
【0005】54は回路縮約部であって,複数の回路素
子を一つの素子にまとめる回路縮約を行うものである。
例えば,MOSトランジスタの場合,チャネルの幅W,
長さLを変更するものである。
【0006】55は出力計算部であって,縮約した回路
の回路計算を行い,回路出力を計算するものである。5
6は出力部であって,出力計算部55の計算結果を保持
し,出力するものである。
【0007】60は入力信号データ,回路データであっ
て,入力する回路接続データ,素子の特性等の回路デー
タを表す。61は出力データであって,計算結果の出力
データを表す。
【0008】図6の構成の動作を説明する。入力信号デ
ータ,回路データ60が入力部51より回路シミュレー
ション装置50に入力され,入力信号は入力信号データ
記憶部52に記憶され,回路データは回路データ記憶部
53に記憶される。
【0009】回路縮約部54は回路データに基づいて,
回路を求め,縮約できる回路は回路縮約をする。例え
ば,直列MOSトランジスタ,並列MOSトランジスタ
等はゲート幅Wとゲート長Lを変更することで一つにま
とめて小規模の縮約回路とする。縮約された回路は回路
データ記憶部53に保持する。出力計算部55は入力信
号データを縮約回路に入力した時に得られる出力を計算
する。出力部56は出力計算部55の計算結果を出力デ
ータ61として出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような縮約
では,BSIMモデルのような複雑な式で表される特性
を持つ素子を一つの素子に置き換えることは困難であ
り,実際上,複雑なモデルの回路素子の特性を反映させ
て精度よく縮約することは不可能であった。
【0011】本発明は,複雑なモデルの回路素子の特性
を縮約回路の特性に精度良く反映させることのできる回
路シミュレーション装置および方法を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は,縮約によって
削除される中間ノードの電圧を簡単なモデルから計算し
て仮の中間ノード電圧を定め,その中間ノード電圧に基
づいて,MOSトランジスタのBSIMモデルのボディ
効果,移動度の変化等の諸効果もしくは特性等のパラメ
ータを求め,縮約前の各素子のパラメータを縮約前の回
路特性が縮約後の回路特性に正しく反映されるようにそ
のパラメータを平均値等にまとめ,まとめたパラメータ
により縮約後の回路特性の計算をするようにした。
【0013】図1は本発明の基本構成を示す。図1にお
いて,1は回路シミュレーション装置である。
【0014】2は入力部であって,回路データ,信号デ
ータ等を入力するものである。3は回路縮約部であっ
て,複数の回路素子を一つの素子に縮約するものであ
る。
【0015】4は出力部であって,縮約した回路を出力
するものである。5は簡単なモデルの計算式保持部であ
って,MOSトランジスタの2乗モデル等の簡単なモデ
ルの計算式を保持するものである。
【0016】6は複雑なモデルの計算式保持部であっ
て,BSIMモデル等の複雑なモデルの計算式を保持す
るものである。10は仮の中間ノード電圧を計算する処
理であり,2乗モデル等の簡単なモデルにより縮約で削
除されるノードの電圧を計算するものである。
【0017】11は素子毎の効果もしくは特性等の縮約
後の回路の特性を求めるために必要なパラメータを計算
する処理であり,仮の中間ノード電圧に基づいてBSI
Mモデルのような複雑なモデルで素子のパラメータを計
算するものである。
【0018】12は縮約後の回路の特性を計算する処理
であり,仮の中間ノード電圧に基づいて求めたパラメー
タにより縮約した回路の特性を計算するものである。
【0019】
【作用】図1の本発明の基本構成の動作を説明する。回
路データ,入力信号データが入力部2より入力される。
回路縮約部3において,2乗モデルのような簡単なモデ
ルの計算式により縮約後に削除される中間ノードの電圧
を計算する。そして,複雑なモデルの計算式により各素
子毎の該効果,特性等のパラメータを仮の中間ノード電
圧,入力電圧に基づいて計算する。次に,縮約する前の
回路が並列回路,直列回路等に応じて縮約前の回路特性
が縮約後に正しく反映されるように,パラメータの平
均,加算値等で各素子のパラメータをまとめ,まとめた
パラメータと複雑なモデルの計算式により縮約後の回路
の特性を計算する。出力部4は縮約した回路の回路デー
タを出力する。
【0020】図2の回路例により本発明の基本構成を説
明する。図2は,二つのMOSトランジスタの直列接続
回路を一つのMOSトランジスタに縮約する場合を示
す。また,簡単なモデルの計算式の例として2乗モデ
ル,複雑なモデルの計算式の例としてBSIMモデルを
例として説明する。
【0021】図2 (a), (b)において,40,41はそ
れぞれMOSトランジスタ1,MOSトランジスタ2で
あって,直列接続されているものである。
【0022】43は容量である。45は素子xであっ
て,MOSトランジスタ1(40)とMOSトランジス
タ2(41)を一つに縮約したものである。
【0023】BSIMモデルにより,縮約した素子のソ
ースドレイン電流を求めるのに本発明を適用するものと
する。MOSトランジスタのBSIMモデルによるドレ
イン電流は以下の式で算出される。
【0024】以下において, vgs:ゲートソース間電圧 vth;閾値電圧 vds;ソース・ドレイン間電圧 Ids:ドレイン電流 vsb:ソース基板間電圧 xu0:垂直方向の電界のモビリティの変動係数 xu1:キャリアの速度飽和係数 COX:酸化膜に基づく定数 Weff:チャネルの幅 Leff:チャネルの長さ zphi:フェルミレベル である。
【0025】vgs>vthの領域について考える。 vds<vdsatの線形領域に対して, Ids=〔(vgs−vth)・vds−body・vds2 /2〕・β/( 1+xu1・vds) ・・・・・・・・・・・(1) vds>vsatの飽和領域に対して, Ids=β・(vgs−vth)2 /(2・body・arg)・・(2) xul,body,argは以下の補正係数である。
【0026】ここに, β=ueff・COX・Weff/Leff ・・(3) ueff=u0{1+xu0・(vgs−vth)} ・・(4) xu0=zu0−zx2u0・vsb) ・・(5) ここに,u0はキリャアモビリティ,zuoはもとにな
る定数(電圧による変動のない基本の値),zx2u0
はソース基板間電圧(vsb)に対する電圧変動の補正
係数である。
【0027】キャリアモビリティu0に対して, u0(vds=0) =MUZ−zx2mz・vsb ・・(6) (MUZは,vds=0におけるソース基板間電圧によ
り変動しない基本のモビリティであり,zx2mzはソ
ース基板間電圧vsbの変動に対する係数である)。
【0028】 u0(vds=VDDM)=zmus−zx2ms・vsb ・・(7) (VDDMは電源電圧であり,zmusはvds=VD
DM(電源電圧)におけるソース基板間電圧により変動
しない基本のモビリティであり,zx2msはソース基
板間電圧vsbの変動に対する係数である)。
【0029】 body=1+g・zk1/(2・(zphi+vsb)1/2 )・・(8) ここに, g=1−1/(1.744+0.9364・(zphi+vsb)) ・・・(9) arg=〔1+vc+(1+2・vc)1/2 /2 ・・・(10) ここに, vc=xul・(vgs−vth)/body ・・・(11) 但し, xul=zu1−zx2ul・vsb+zx3ul・(vds−VDDM) ・・・(12) (zu1は変動のない基本の値,zx2u1,zx3u
1は補正係数である)。
【0030】以上のようなBSIMモデルにより縮約し
た素子の特性を求めるために,本発明では,まず,2乗
モデルを仮定し,中間ノードAの電圧Vnを計算する。
次に,その電圧Vn,電源電圧VDDM等に基づきMO
Sトランジスタ1(40)の(1+xu1a ),uef
a ,bodya ,およびMOSトランジスタ2(4
1)の(1+xu1b ),ueffb ,bodyb 等の
効果もしくは特性等の縮約後の回路特性を求めるのに必
要なパラメータを縮約前のMOSトランジスタについて
計算する。
【0031】一方,MOSトランジスタ1とMOSトラ
ンジスタ2が直列接続の場合,次の(13)式が成立するよ
うに,従来と同様に縮約後のMOSトランジスタのサイ
ズL T ,WT を計算する。
【0032】但し, LT /WT =La/Wa+Lb/Wb ・・・ (13) LT ;縮約後のMOSトランジスタのチャネル長 WT :縮約後のMOSトランジスタのチャネル幅 La:MOSトランジスタ1のチャネル長 Wa :MOSトランジスタ1のチャネル幅 Lb:MOSトランジスタ2のチャネル長 Wb:MOSトランジスタ2のチャネル幅 次に,直列接続MOSトランジスタの縮約後のパラメー
タの平均を求める方法について説明する。
【0033】例えば,縮約前,縮約後のドレイン電流を
Idsとする。任意のパラメータA(Aa,Ab,
T )のみに着目する(他は0,1もしくは定数と扱
う)ドレイン電流Idsは次のように表すことができ
る。
【0034】 Ids=fa(La,Wa,Aa)(Vnが含まれる)・・・・ Ids=fb(Lb,Wb,Ab)(Vnが含まれる)・・・・’ Ids=fT (LT ,WT ,AT ) ・・・・” この関係式から,Aa,Abを定数とみて,AT を求め
ると(Ids,Vnを消去し,AT をLa,Wa,A
a,Lb,Wb,Ab,LT ,WT であらわす), AT =g(La,Wa,Aa,Lb,Wb,Ab,LT ,WT )・・ である。
【0035】このとき,Aa,Abは仮の中間ノード電
圧により計算する。一般的には,縮約前のパラメータA
を,式に従ってまとめ,AT と複雑なモデル計算式に
従って縮約後の回路特性を求める。
【0036】例えば,xu1,ueffについて,注目
しているパラメータ以外のパラメータの影響を無視し
て,式を求めると, AT ・LT /WT =Aa・La/Wa+Ab・Lb/Wb ・・・・(14) 即ち, AT =(Aa・La/Wa+Ab・Lb/Wb)WT /LT ・・・・(15) と表すことができる。
【0037】ここで,Aa,Ab,AT をそれぞれ代表
的にAで表すと,A=1+xu1・vds,A=1/u
effである。そこで,例えば,BSIMモデルのドレ
イン電流の算出式(上記(1) 式)を求める場合には,以
上の関係式((15)式)を用いて, Ids=〔(vgs−vthT )・vds−bodyT ・vds2 /2〕・β /(1+xu1T ・vds) ・・・(16) β=ueffT ・COX・Weff/Leff ・・・(17) により計算する。
【0038】他の効果,特性についても,中間ノード電
圧Vn,電源電圧VDDM等に応じてパラメータを求
め,パラメータをまとめて縮約後の特性を求める。例え
ばBSIMモデルにより求め,平均,加算等で縮約した
素子に各素子の諸特性が正しく反映されるように諸パラ
メータをまとめ,縮約後の回路の特性を求める(上記の
例は(15)式により平均を求めたが,特性によっては,単
純な加算等で良い場合がある)。
【0039】本発明によれば,縮約前の中間ノードの電
圧に基づいて各素子のパラメータを求め,縮約後の特性
に反映させるようにしているので,複雑なモデルの計算
式により縮約前の特性を正しく反映した縮約後の回路特
性を得ることができる。
【0040】
【実施例】図3は本発明の装置構成の実施例である。図
3において,15はCPUである。
【0041】16は記憶手段であって,入力信号デー
タ,回路データ,回路特性計算式,回路縮約のためのプ
ログラム,入出力制御のためのプログラム等を記憶する
ものである。
【0042】17は入力手段であって,マウス,キーボ
ード,磁気ディスク装置等の回路データ,入力信号デー
タ,回路計算式等を入力するものである。18は出力手
段であって,ディスプレイ,プリンタ等の求められた回
路データを出力するもの,あるいは磁気ディスク装置等
の出力される回路データを記憶するものである。
【0043】記憶手段16において,22は入力信号デ
ータ記憶部であって,入力信号データを記憶するもので
ある。
【0044】23は回路データ記憶部であって,回路デ
ータを記憶するものである。24は回路縮約部であっ
て,回路データに基づいて回路を求め,複数の回路素子
を一つにまとめる回路縮約を行うものである。例えば,
MOSトランジスタの場合,チャネルの幅W,長さLを
変更するものである(回路縮約部の詳細は後述する)。
【0045】25’は回路縮約プログラムであって,縮
約後の回路の特性等を計算するものである。26’は中
間ノード電圧保持部であって仮の中間ノード電圧を保持
するものである。
【0046】27’は各素子の計算結果保持部であっ
て,縮約前の素子毎に求められた効果,特性等のパラメ
ータを保持するものである。28は出力部であって,縮
約した回路の特性等の回路データを保持し,出力するも
のである。
【0047】30は回路特性計算式保持部であって,簡
単なモデルの計算式,複雑なモデルの計算式等を保持す
るものである。31は2乗モデル等の簡単なモデルの計
算式を保持する部分である。
【0048】32はBSIM等の複雑なモデルの計算式
を保持する部分である。33は入出力制御部であって,
入力手段17,出力手段18の入出力制御を行うもので
ある。
【0049】入力手段17において,40はマウスであ
る。41はキーボードである。
【0050】42は磁気ディスク装置である(出力手段
でもある)。出力手段18において,42は磁気ディス
ク装置である。
【0051】43はディスプレイである。44はプリン
タである。図4は本発明の実施例の装置構成の動作の関
係を表したブロック図である。
【0052】20は回路シミュレーション装置である。
21は入力部であって,入力された入力信号データ,回
路データ等のバッファである。
【0053】22は入力信号データ記憶部である。23
は回路データ記憶部である。24は回路縮約部である。
【0054】25は仮の中間ノード電圧を計算する処理
であって,2乗モデル等の簡単なモデルにより縮約で削
除される中間ノードの電圧(仮の中間ノード電圧)を計
算するものである。
【0055】26は素子毎の効果,特性等のパラメータ
を計算して求める処理であって,仮の中間ノード電圧に
基づいて素子の特性をBSIMモデル等の複雑なモデル
により計算するものである。
【0056】27は縮約回路の特性を計算する処理であ
って,求められたパラメータ(平均等でまとめられたパ
ラメータ)により複雑なモデルの計算式により縮約後の
回路特性を計算するものである。
【0057】28は出力部であって,求められた回路デ
ータを保持し,出力するものである。30は回路特性計
算式保持部である。
【0058】31は2乗モデル等の簡単なモデルの計算
式を保持する部分である。32はBSIM等の複雑なモ
デルの計算式を保持する部分である。30’は入力信号
データ,回路データを表す。
【0059】31’は出力データであって,計算結果の
出力データを表す。図3,図4の構成の動作を説明す
る。入力信号データ,回路データ30’が入力部21よ
り回路シミュレーション装置20に入力され,入力信号
は入力信号データ記憶部22に記憶され,回路データは
回路データ記憶部23に記憶される。
【0060】回路縮約部24は回路データに基づいて,
回路を生成し,縮約できる回路は回路縮約し,縮約後の
回路特性を求める。縮約後の回路特性を求めるる手順は
次のとおりである。
【0061】仮の中間ノード電圧を計算する処理25は
2乗モデル等の簡単なモデルにより縮約後に削除される
ノードの中間ノード電圧を計算する。次いで,その仮の
中間ノード電圧,入力電圧等に基づいてBSIMモデル
等の複雑なモデルにより削除前の各素子の素子毎の諸効
果,特性等のパラメータを計算する。そして,素子毎の
パラメータを計算する処理26の計算結果により縮約す
る各素子のパラメータをまとめ,そのまとめられたパラ
メータにより複雑なモデルの縮約後の回路特性を計算す
る。縮約後の特性の計算における縮約後の各素子の特性
のまとめは,縮約する回路が並列回路,直列回路等に応
じて,縮約前の特性の平均,加算値等縮約後の回路が縮
約前の特性に正しく反映されるようにまとめる。
【0062】出力部28は縮約後の回路特性を求める処
理27の計算結果を出力データ31’として出力する。
図5は本発明の回路縮約部のフローチャートである。
【0063】S1 入力信号データ,回路データ,簡単
なモデルの計算式(2乗特性)により,縮約前の回路に
おける各素子の中間ノードの電圧を計算する。また,縮
約後の回路のゲート長LT ,ゲート幅WT 等を計算する
((13)式に従う)。
【0064】S2 求めた中間ノードの電圧,ゲートサ
イズ等を保持する。 S3 複雑なモデルの計算式と仮の中間ノード電圧によ
り,縮約前のトランジスタ毎の諸効果,特性等のパラメ
ータを計算する(におけるAa,Abを計算する)。 ,S4 各素子のパラメータを保持する。
【0065】S5 縮約後の素子のパラメータをまとめ
る。まとめ方は平均,加算等縮約前の回路の構成により
異なり,縮約前の特性が縮約後の特性に正しく反映され
るようにする。例えば,式を計算する。式より縮約
後のパラメータを計算する。
【0066】S6 各効果のまとめの結果により縮約後
の特性を計算する(例えば,(16),(17)式を計算す
る)。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば,回路縮約後の回路特性
を正確なモデルの計算式により求めることができる。そ
のため,縮約後に求められる回路特性の精度を大幅に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の基本構成を説明するための回路例を示
す図である。
【図3】本発明の装置構成実施例を示す図である。
【図4】本発明の実施例の装置構成のブロック図であ
る。
【図5】本発明の回路縮約部のフローチャートを示す図
である。
【図6】従来の回路シミュレーション装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:回路シミュレーション装置 2:入力部 3:回路縮約部 4:出力部 5:簡単なモデルの計算式保持部 6:複雑なモデルの計算式保持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回路素子を一個の回路素子に縮約
    して回路シミュレーョンを行う回路シミュレーション装
    置において,回路縮約部と簡単なモデルの計算式保持部
    と複雑なモデルの計算式保持部を備え,入力された回路
    データにより生成される回路の各素子の中間ノードの電
    圧を簡単なモデルの計算式により計算して求め,該中間
    ノード電圧と複雑なモデルの計算式により縮約前の各素
    子の効果もしくは特性等のパラメータを求め,該パラメ
    ータに基づいて複雑なモデルの計算式により縮約後の回
    路特性を求め,回路データとして出力することを特徴と
    する回路シミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,縮約する回路はMO
    Sトランジスタ回路であり,簡単なモデルの計算式によ
    り縮約前の回路の中間ノード電圧を求め,該中間ノード
    電圧と複雑なモデルの計算式による縮約前の回路の各M
    OSトランジスタの該パラメータを求め,該パラメータ
    と複雑なモデルの計算式により縮約後の回路の特性を求
    め,回路データとして出力することを特徴とする回路シ
    ミュレーション装置。
  3. 【請求項3】 回路データ,入力信号に基づいて複数の
    回路素子を一個の回路素子に縮約し,回路シミュレーシ
    ョンを行う回路シミュレーション装置において,簡単な
    モデルの計算式と複雑なモデルの計算式を保持し,入力
    された回路データにより生成される回路の各素子の中間
    ノードの電圧を簡単なモデルの計算式により計算して求
    め,該中間ノード電圧と複雑なモデルの計算式により縮
    約前の各素子の効果もしくは特性等のパラメータを求
    め,該パラメータに基づいて縮約後の回路特性を求め,
    回路データとして出力することを特徴とする回路シミュ
    レーション方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019073726A1 (ja) * 2017-10-13 2019-04-18 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像素子、固体撮像素子の駆動方法、及び、電子機器

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