JPH087273Y2 - 熱交換器の管継手構造 - Google Patents
熱交換器の管継手構造Info
- Publication number
- JPH087273Y2 JPH087273Y2 JP10192991U JP10192991U JPH087273Y2 JP H087273 Y2 JPH087273 Y2 JP H087273Y2 JP 10192991 U JP10192991 U JP 10192991U JP 10192991 U JP10192991 U JP 10192991U JP H087273 Y2 JPH087273 Y2 JP H087273Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- titanium
- heat exchanger
- copper
- pipe joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、チタン管をコイル状に
曲成して形成した熱交換器の管継手構造に関する。
曲成して形成した熱交換器の管継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】チタン管製熱交換器は、生簀および栽培
漁業ならびに化学装置等の海水等に対する耐食性を必要
とする用途で使用される。このチタン管製熱交換器を現
場設置する場合、チタン管端部に冷媒供給銅配管を接続
する必要があるが、かかる接続にはフレアジョイント
(機械的接続方式)が用いられてきた。
漁業ならびに化学装置等の海水等に対する耐食性を必要
とする用途で使用される。このチタン管製熱交換器を現
場設置する場合、チタン管端部に冷媒供給銅配管を接続
する必要があるが、かかる接続にはフレアジョイント
(機械的接続方式)が用いられてきた。
【0003】図4はかかるフレアジョイントを示すもの
で、図中1は熱交換器側のチタン管、2は冷媒供給銅配
管としての銅配管であり、外周にネジを刻設した黄銅製
の管継手3をこれらチタン管1と銅配管2との間に配
し、管継手3の両側に螺合する袋状のナット4でこれら
チタン管1端と管継手3端、銅配管2端と管継手3端を
締付け接合する。なお、これらチタン管1や銅配管2の
端は管継手3端に重合するようにラッパ状に拡径してお
り、チタン管1端と管継手3端との間には銅パッキン5
とシーリング剤が介在される。この銅パッキン5とシー
リング剤は黄銅製の管継手3側とチタン管1側との馴染
みをよくするためのものである。
で、図中1は熱交換器側のチタン管、2は冷媒供給銅配
管としての銅配管であり、外周にネジを刻設した黄銅製
の管継手3をこれらチタン管1と銅配管2との間に配
し、管継手3の両側に螺合する袋状のナット4でこれら
チタン管1端と管継手3端、銅配管2端と管継手3端を
締付け接合する。なお、これらチタン管1や銅配管2の
端は管継手3端に重合するようにラッパ状に拡径してお
り、チタン管1端と管継手3端との間には銅パッキン5
とシーリング剤が介在される。この銅パッキン5とシー
リング剤は黄銅製の管継手3側とチタン管1側との馴染
みをよくするためのものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、チタン管製
熱交換器は冷媒供給銅配管2を介して冷凍コンプレッサ
に接続されるが、この冷凍コンプレッサからの振動を冷
媒供給銅配管2が受けてこれも振動し、チタン管製熱交
換器と銅配管2との接続部分には繰り返し曲げ力が作用
する。このため、前記のごときフレアジョイントでは一
点で接続するために繰り返し応力割れを生じるおそれが
あった。
熱交換器は冷媒供給銅配管2を介して冷凍コンプレッサ
に接続されるが、この冷凍コンプレッサからの振動を冷
媒供給銅配管2が受けてこれも振動し、チタン管製熱交
換器と銅配管2との接続部分には繰り返し曲げ力が作用
する。このため、前記のごときフレアジョイントでは一
点で接続するために繰り返し応力割れを生じるおそれが
あった。
【0005】特に、現場での作業でナット4の締め過ぎ
等があると、前記管継手3やナット4に割れトラブルが
生じることもあるし、前記繰り返し応力割れを助長する
原因ともなる。
等があると、前記管継手3やナット4に割れトラブルが
生じることもあるし、前記繰り返し応力割れを助長する
原因ともなる。
【0006】本考案の目的は前記従来例の不都合を解消
し、振動に対処して応力割れを防ぐことができる熱交換
器の管継手構造を提供することにある。
し、振動に対処して応力割れを防ぐことができる熱交換
器の管継手構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、チタン管をコイル状に曲成して形成する熱交
換器のチタン管端部に、銅管とチタン管を重合してろう
付接合した管継手のチタン管側を重合して溶接し、この
管継手の銅管側を冷媒供給銅配管にろう付けすることを
要旨とするものである。
するため、チタン管をコイル状に曲成して形成する熱交
換器のチタン管端部に、銅管とチタン管を重合してろう
付接合した管継手のチタン管側を重合して溶接し、この
管継手の銅管側を冷媒供給銅配管にろう付けすることを
要旨とするものである。
【0008】
【作用】本考案によれば、管継手は重合してろう付接合
した銅管部分とチタン管部分とからなり、また熱交換器
のチタン管端部にこの管継手のチタン管側を重合して溶
接するので、この管継手が繰り返し曲げ力に対する緩衝
効果を発揮する。
した銅管部分とチタン管部分とからなり、また熱交換器
のチタン管端部にこの管継手のチタン管側を重合して溶
接するので、この管継手が繰り返し曲げ力に対する緩衝
効果を発揮する。
【0009】
【実施例】以下、図面について本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は本考案の熱交換器の管継手構造の1実
施例を示す縦断側面図、図2は本考案の管継手構造を用
いたチタン管製熱交換器の平面図、図3は同上正面図で
ある。
説明する。図1は本考案の熱交換器の管継手構造の1実
施例を示す縦断側面図、図2は本考案の管継手構造を用
いたチタン管製熱交換器の平面図、図3は同上正面図で
ある。
【0010】図中6はチタン管製熱交換器であるが、こ
れは従来と同じくチタン管をコイル状に曲成して形成し
たものである。
れは従来と同じくチタン管をコイル状に曲成して形成し
たものである。
【0011】図中7は本考案での管継手であるが、銅管
8とチタン管9を重合してろう付接合してなる。図示は
省略するが、この銅管8は一端をフレア加工して拡径し
ておき、この拡径端にチタン管9の端を挿入し、不活性
雰囲気中においてTIG溶接で接続した。
8とチタン管9を重合してろう付接合してなる。図示は
省略するが、この銅管8は一端をフレア加工して拡径し
ておき、この拡径端にチタン管9の端を挿入し、不活性
雰囲気中においてTIG溶接で接続した。
【0012】前記管継手7のチタン管9側は端部をフレ
ア加工して拡径し、この部分にチタン管製熱交換器6の
チタン管1端を挿入し、重合部分を溶接する。この管継
手7とチタン管製熱交換器6の接続は、工場でTIG溶
接をすればよい。
ア加工して拡径し、この部分にチタン管製熱交換器6の
チタン管1端を挿入し、重合部分を溶接する。この管継
手7とチタン管製熱交換器6の接続は、工場でTIG溶
接をすればよい。
【0013】このような管継手7をあらかじめ接続した
チタン管製熱交換器6を現場に搬入し、管継手7の銅管
8端と冷媒供給銅配管2とを重合し、現場施工でろう付
けする。
チタン管製熱交換器6を現場に搬入し、管継手7の銅管
8端と冷媒供給銅配管2とを重合し、現場施工でろう付
けする。
【0014】
【考案の効果】以上述べたように本考案の熱交換器の管
継手構造は、管継手が繰り返し曲げ力に対する緩衝効果
を発揮し、冷凍コンプレッサからの振動を冷媒供給銅配
管が受けてこれが振動しても、接続部分の応力割れを防
ぐことができるものである。
継手構造は、管継手が繰り返し曲げ力に対する緩衝効果
を発揮し、冷凍コンプレッサからの振動を冷媒供給銅配
管が受けてこれが振動しても、接続部分の応力割れを防
ぐことができるものである。
【図1】本考案の熱交換器の管継手構造の1実施例を示
す縦断側面図である。
す縦断側面図である。
【図2】本考案の管継手構造を用いたチタン管製熱交換
器の平面図である。
器の平面図である。
【図3】本考案の管継手構造を用いたチタン管製熱交換
器の正面図である。
器の正面図である。
【図4】従来例を示す縦断側面図である。
1…チタン管 2…銅配管 3…管継手 4…ナット 5…銅パッキン 6…チタン管製熱交
換器 7…管継手 8…銅管 9…チタン管
換器 7…管継手 8…銅管 9…チタン管
Claims (1)
- 【請求項1】 チタン管をコイル状に曲成して形成する
熱交換器のチタン管端部に、銅管とチタン管を重合して
ろう付接合した管継手のチタン管側を重合して溶接し、
この管継手の銅管側を冷媒供給銅配管にろう付けするこ
とを特徴とした熱交換器の管継手構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10192991U JPH087273Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 熱交換器の管継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10192991U JPH087273Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 熱交換器の管継手構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545491U JPH0545491U (ja) | 1993-06-18 |
JPH087273Y2 true JPH087273Y2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=14313606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10192991U Expired - Lifetime JPH087273Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 熱交換器の管継手構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087273Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016014502A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | ホシザキ電機株式会社 | 冷凍装置 |
ES2800169T3 (es) * | 2015-10-06 | 2020-12-28 | O N Ind Co Ltd | Mecanismo de conexión para tubería de cobre y junta |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP10192991U patent/JPH087273Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0545491U (ja) | 1993-06-18 |
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