JPH0872540A - 車両用引き違い窓の水抜き構造 - Google Patents

車両用引き違い窓の水抜き構造

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JPH0872540A
JPH0872540A JP21345894A JP21345894A JPH0872540A JP H0872540 A JPH0872540 A JP H0872540A JP 21345894 A JP21345894 A JP 21345894A JP 21345894 A JP21345894 A JP 21345894A JP H0872540 A JPH0872540 A JP H0872540A
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JP
Japan
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water
valve
vehicle
guide plate
car
Prior art date
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Pending
Application number
JP21345894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Asami
幸男 浅見
Tatsuhide Tanaka
辰秀 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】異物が浸入しても排水性に影響を与えず、車両
用引き違い窓の排水性を向上する。 【構成】車両用引き違い窓の下レール12に水抜き孔1
3が設けられ、下レールの下方に水抜き孔から落下した
水を車外に導くガイド板12dが設けられる。ガイド板
に排水孔14が設けられ、ガイド板の下部に排水孔から
排出される水を受ける水受け16が設けられる。水受け
に貯溜した水を車外に排出する排出口17と排出口を開
閉する弁18とが水受けに配設される。弁は水受けに水
が貯溜するとその重力で開き車外から空気が排出口から
流入すると閉じるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバス等の車両に装着され
る引き違い窓に関する。更に詳しくは、引き違い窓の下
レールに貯溜する水を排出するための車両用引き違い窓
の水抜き構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用引き違い窓の下レールは、
図4に示すように、下レール2の底部に水抜き孔3が設
けられ、その水抜き孔3の下部周縁の一部にこの水抜き
孔3を開塞可能な弾性体からなる弁8が接着されてい
る。また、下レール2の下方には車両外部に向って傾斜
したガイド板4が設けられ、水抜き孔3から落下した水
を排水孔9から車外に導くようになっている。この構造
によれば下レール2に貯溜した雨水5はその自重により
弁8を図4の破線で示すように押し開き下部に設けられ
たガイド板4に落下して、排水孔9から実線矢印で示す
ように、車両外部に導かれることにより排出することが
できる。また車両外部から排水孔9を通って水抜き孔3
に風が破線で示すように流入しようとすると、この弁8
はその風圧で水抜き孔3を塞ぎ、風の流入を防止する。
【0003】また、別の従来例としては、下レールの水
抜き孔に樹脂にて成形した弾性体からなる弁を装着する
構造も開示されている(実開昭61−158509)。
この構造によれば上記従来例と同様な効果を発揮するに
もかかわらず、接着作業時のばらつきをなくすことがで
き、かつ弁の装着作業を容易にすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の下レー
ルに水抜き孔を設けその下部周縁に弁を設ける構造では
弁を設けるスペースの関係から水抜き孔の大きさには限
度があり、ごみ等の異物が挟まりやすく、ごみ等の異物
が弁に挟まると弁の作用を十分しないため風が流入して
しまう欠点があった。また弾性体からなる弁は長期間使
用すると経時変化により脆弱化してその弾性力を失い弁
の作用をしないため下レールの水が十分排水できない不
具合もあった。更に、樹脂にて成形した弁を装着する構
造においては成形体のフランジ部の段差により、水が水
抜き孔から抜けきらずに下レールに残留する恐れもあっ
た。本発明の目的は、異物が侵入しても排水性に影響を
与えず、排水性を更に向上することができる車両用引き
違い窓の水抜き構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図1を用いて説明
する。本発明は、車両用引き違い窓の下レール12に水
抜き孔13が設けられ、下レール12の下方に水抜き孔
13から落下した水を車外に導くガイド板12dが設け
られた車両用引き違い窓の水抜き構造の改良である。そ
の特徴ある構成は、ガイド板12dに排水孔14が設け
られ、ガイド板12dの下部に排水孔14から排出され
る水を受ける水受け16が設けられ、水受け16に水受
け16に貯溜した水を車外に排出する排出口17と排出
口17を開閉する弁18とが配設され、弁18は水受け
16に水が貯溜するとその重力で開き車外から空気が排
出口17から流入すると閉じるように構成したところに
ある。
【0006】
【作用】下レール12に水が溜まると、この水は水抜き
孔13からガイド板12dに落下してガイド板12dに
より排水孔14まで運ばれ、排水孔14から水受け16
に貯溜される。水受け16に貯溜した水はその自重によ
り弁18を押し開き、排出口17より車外に排出され
る。外部より排出口17に風が流入すると弁18はその
風圧により排出口17を塞ぐ。
【0007】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1〜図3に示すように、本実施例におけ
る車両はバス10である。図3に示すようにバス10の
両側には複数の引き違い窓11が設けられる。この引き
違い窓11により車内の乗客はバスの外部を観察するこ
とができる。引き違い窓11は、図1に示すように、バ
ス10に設けられた開放部10aにレールが装着され、
そのレールに2枚のガラス窓11aが摺動可能に嵌着さ
れる(図においては2枚のうち外側のガラス窓のみ示
す)。開放部10aに装着されたレール下側の下レール
12は2本の摺動用レール12a,12aと、室内側に
遮蔽板12bとが下端に連結板12cとガイド板12d
を介して設けられる。摺動用レール12aにはガラス窓
11aが嵌着され、摺動用レール12aに従ってバス前
後方向に摺動することで開閉することができるようにな
っている。ガラス窓11aは透明のガラス板11bの周
囲にアルミ製の枠11cが樹脂11dを介して装着さ
れ、摺動用レール12aには摺動用樹脂11eを介して
嵌合されるようになっている。
【0008】2本の摺動用レール12a,12aの間
と、車室側の摺動用レール12aと遮蔽板12bとの間
の連結板12cには、それぞれ所定の間隔をあけて水抜
き孔13が設けられる。この水抜き孔13により2本の
摺動用レール12a,12aの間と、車室側の摺摺動用
レール12aと遮蔽板12bとの間に溜まった水が下方
に設けられたガイド板12dに排出されるようになる。
この水は雨天時の走行や、洗車時などにより直接に又は
ガラス窓を伝って貯溜される。ガイド板12dは水平又
は車両側方に僅かに下向きに傾斜しており、水抜き孔1
3から排出された水がその自重により車両側方に向って
流れるようになっている。またガイド板12dには排水
孔14が設けられ、水抜き孔13から落下した水はガイ
ド板12dにより案内されて全てこの排水孔14に侵入
するようになっている。
【0009】排水孔14の下部には水受け16が設けら
れ、排水孔14から排出された水を受けるようになって
いる。水受け16は図2に示すように底板16aの周縁
に3枚の立上り板16bが設けられ、下レール12に取
付けられた状態で水を貯溜する空間が形成される。図1
に戻って、水受け16の底板16aは車両側方に向って
僅かに下向きに傾斜しており、底板16aの傾斜した端
縁は下レール12に一体的に形成された側板12eに当
接するように構成される。側板12eの底板16aの当
接した箇所には水受け16に貯溜した水を車外に排出す
ることができる排出口17が設けられ、これにより下レ
ール12に溜まった水は、水抜き孔13、排水孔14及
び水受け16を介して排出口17から車外に排出される
ことになる。
【0010】また、水受け16には側板12eに設けら
れた排出口17を開閉する弁18が設けられる。本実施
例における弁18は、ゴム板、樹脂板等の弾性体からな
り、図2に詳しく示すように、水受け16の立上り板1
6b上端の排出口17近傍、即ち、排出孔17と排水孔
14との間の位置に凹部18a,18aがそれぞれ設け
られ、その凹部18a,18aに開閉板18bが揺動可
能に架設される。開閉板18bは凹部18a,18aが
設けられた水受け16の内面に収まる大きさの板の一辺
に丸棒18cが設けられ、丸棒18cの両端を凹部18
a,18aに架設することにより取付けられる。この状
態で下レール12に水受け16を接着することにより弁
18の下端は底板16aに密着して排出口17を開閉す
る弁18になる。
【0011】このように構成された車両用引き違い窓1
1の水抜き構造では、バスが雨天時の走行や、洗車する
ことで引き違い窓11の下レール12に水が浸入する。
この水は2本の摺動用レール12a,12aの間と、車
室側の摺動用レール12aと遮蔽板12bとの間に浸入
し、連結板12c上部に溜まる。この連結板12c上部
に溜まった水は図1の実線矢印で示すように水抜き孔1
3からガイド板12dに落下してガイド板12dにより
排水孔14まで運ばれ、排水孔14から水受け16に貯
溜されることになる。水受け16に貯溜した水はその自
重により弁18である開閉板18bを破線で示すように
押し開き、排出口17より車外に排出される。また、外
部より排出口17に風が吹き込んだ場合には開閉板18
bはその風圧で車室側に揺動し、その下端が水受け16
の底板16aに当接して排出口17からの風の進入を塞
ぐ。この場合、水受け16に水が貯溜されている場合に
は、風が止んだとき、又は水の自重による押し開き力が
風圧より勝ったときに再び開閉板18bを押し開き、車
外に排出される。
【0012】なお、上記実施例ではバスを使用して説明
したが、トラック、乗用車等他の引き違い窓を使用して
いる車両でもよい。また、上記実施例では水受けを接着
により下レールに取付けたが、水受けにフランジを設
け、ねじ手段により下レールに取付けてもよい。更に、
上記実施例では弁をゴム板、樹脂板等の弾性体により構
成したが、金属板又は弾性のない樹脂板でもよい。この
場合には弁が閉じた状態で弁と水受け内面との間に生じ
る隙間を極力小さくすることが好ましい。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ガ
イド板に排水孔を設け、ガイド板の下部に排水孔から排
出される水を受ける水受けを設け、水受けに貯溜した水
を車外に排出する排出口を水受けに設けたので、従来に
比較して水の落差が大きくできる結果、下レールに溜ま
った水をスムーズに車外に排水することができる。ま
た、排出口を開閉する弁を配設し、弁は水受けに水が貯
溜するとその重力で開き車外から空気が排出口から流入
すると閉じるように構成したので、外部より排出口に風
が流入しても弁はその風圧により排出口を塞ぎ、風が車
内に流入することはない。
【0014】更に、弁を水受けに設けたことから、従来
の弾性体からなる弁を使用しないので、水抜き孔の大き
さの制限がなく、水抜き孔、排水孔及び水受けの容量を
大きくすれば、異物が挟まることを防止することができ
る。また、弁の開閉も樹脂の弾性によらないので鋼質な
材料を使用することができる。この結果、排水性を更に
向上することができ、その排水性を長期間にわたって変
化させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の水抜き構造を使用したバスを示
す図3のA−A線断面図。
【図2】その水抜き構造に使用する水受けの斜視図。
【図3】その水抜き構造を使用したバスの側面図。
【図4】従来例を示す図1に対応する図。
【符号の説明】
12 下レール 12d ガイド板 13 水抜き孔 14 排水孔 16 水受け 17 排出口 18 弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用引き違い窓の下レール(12)に水抜
    き孔(13)が設けられ、前記下レール(12)の下方に前記水
    抜き孔(13)から落下した水を車外に導くガイド板(12d)
    が設けられた車両用引き違い窓の水抜き構造において、 前記ガイド板(12d)に排水孔(14)が設けられ、 前記ガイド板(12d)の下部に前記排水孔(14)から排出さ
    れる水を受ける水受け(16)が設けられ、 前記水受け(16)に前記水受け(16)に貯溜した水を車外に
    排出する排出口(17)と前記排出口(17)を開閉する弁(18)
    とが配設され、 前記弁(18)は前記水受け(16)に水が貯溜するとその重力
    で開き車外から空気が前記排出口(17)から流入すると閉
    じるように構成されたことを特徴とする車両用引き違い
    窓の水抜き構造。
JP21345894A 1994-09-07 1994-09-07 車両用引き違い窓の水抜き構造 Pending JPH0872540A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1621379A1 (de) * 2004-07-28 2006-02-01 DURA Automotive Plettenberg Entwicklungs- und Vertriebs GmbH Schiebefenster für ein Kraftfahrzeug, und Kraftfahrzeug mit so einem Schiebefenster
JP2009286306A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ウインドウサッシ
CN102582533A (zh) * 2012-03-23 2012-07-18 江南大学 一种空调列车、汽车车窗雾气凝水导流***

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JP2009286306A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ウインドウサッシ
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