JPH087202A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH087202A
JPH087202A JP13536194A JP13536194A JPH087202A JP H087202 A JPH087202 A JP H087202A JP 13536194 A JP13536194 A JP 13536194A JP 13536194 A JP13536194 A JP 13536194A JP H087202 A JPH087202 A JP H087202A
Authority
JP
Japan
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recording
current
frequency
low band
resonance
Prior art date
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Pending
Application number
JP13536194A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Katsuki
学 勝木
Shigemitsu Higuchi
重光 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH087202A publication Critical patent/JPH087202A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、広帯域ディジタル信号を記録する磁
気記録装置に関し、歪無く記録し安定したエラーレート
を得ることを目的とする。 【構成】回転ドラムに搭載された記録増幅器の出力段に
インダクタを接続して電源を供給するとともに、コンデ
ンサを介してヘッドに記録電流を供給する。また、上記
インダクタと上記コンデンサによる共振の周波数をロー
タリトランスの低域遮断周波数に比べ充分小さく設定す
る。 【効果】上記構成により、ヘッドに直流電流が流れるの
を防止し、且つ、共振による記録特性への影響を少なく
でき、安定したエラーレートを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(VTR)などの磁気記録再生装置に係り、とくに、広
帯域ディジタル信号を記録再生する際の信号処理回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】広帯域信号を記録再生するVTRにおい
ては、ロータリトランスによる帯域の減少及び信号の損
失による伝送効率の劣化を抑えるために記録増幅器をシ
リンダ上に搭載する構成が用いられる。この一例を図6
に示す。図6において101は記録信号の発生回路であ
り、102はロータリトランス、110は回転シリンダを表
し、103は記録増幅器、104は記録ヘッドである。記録ヘ
ッド104は巻線の中点が端子としてあり、この端子が電
源に接続されている。また、記録増幅器103は差動構成
でありそれぞれのブロックには、記録ヘッド104を介し
その中点端子より電源が供給されている。図6におい
て、記録信号発生回路101にて生成された記録信号は、
ロータリトランス102を介し回転シリンダ110上に配置さ
れた記録増幅器103に入力される。記録増幅器103は記録
信号を増幅し記録ヘッド104に記録電流を供給する。こ
こで、回路の差動バランスが取れている場合には、記録
ヘッド104における直流電流が発生する磁束は打消合う
ために、記録電流としては見かけ上直流電流が無くなる
のと等価になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成においては、実際には記録時に記録ヘッドに対して
直流電流を流すため、回路の差動バランスがずれたとき
には、等価的に記録電流に直流電流が生じることとな
る。この直流電流により、記録ヘッドでの記録動作で歪
が生じ、エラーレートが悪化する。これを図7に示す。
図7において、aの波形の記録電流が入力されると、直
流電流が流れていない時にはbの波形の磁束がヘッドか
ら生じテープに記録される。しかし、ヘッドに直流電流
が流れている場合には、記録電流がa’の波形となり、
生じる磁束がb’の波形となる。ここで、直流電流が大
きいときにはヘッドが飽和し歪を持った磁束が生じる。
これにより、記録された信号にも歪みが生じエラーレー
トが劣化する。また、ヘッドの巻線バランスがずれた場
合にも直流の磁束が生じ、同様の問題が発生する。
【0004】本発明は、上記問題点に対し、ヘッドに流
れる直流電流を除去して歪の発生を防止するとともに、
安定したエラーレートを確保することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、回転シリンダに搭載された記録増幅器に
たいし、インダクタを介して電源を供給するとともに、
記録増幅器からコンデンサを介して記録ヘッドへ記録電
流を供給するように構成したことを第1の特徴とする。
【0006】また、この時上記インダクタと上記コンデ
ンサによる共振の周波数をロータリトランスでの伝送に
おける低域遮断周波数に比べ充分低くしたことを第2の
特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、記録増幅器に対する電源は
インダクタより供給され、また記録ヘッドの両端はコン
デンサを介し記録増幅器に接続されるため、ヘッドに直
流電流が流れず、歪の発生を防止することができる。ま
た、記録ヘッドの巻線においても、中間に端子を設定す
る必要が無く巻線構造を簡素化できる。
【0008】さらに、上記インダクタと上記コンデンサ
による共振周波数をロータリトランスの伝送帯域に比べ
充分低く設定することにより、記録電流に対する共振の
影響を防ぐことができ、安定した記録状態を確保でき、
エラーレートの安定を図る事ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0010】図1は本発明の第1の実施例を示す図であ
り、図6と同じ回路には同じ符号を付してある。図1に
おいて、105,106はインダクタであり、107,108はコン
デンサであり、109は記録ヘッドである。図1におい
て、記録信号発生回路101にて生成された記録信号は、
ロータリトランス102を介し回転シリンダ110上に配置さ
れた記録増幅器103に入力され、増幅される。ここで、
記録増幅器103の出力段は、例えば図2に示すようにオ
ープンコレクタで構成される。図2で201,202は増幅器
であり、203,204は出力トランジスタである。図2にお
いて、入力された記録信号は増幅器201,202にて増幅さ
れ、出力トランジスタ203,204に供給される。出力トラ
ンジスタ203,204はコレクタに接続される負荷より電源
が供給され、この負荷に記録信号に応じた記録電流を流
すよう動作する。ここで、図1において、負荷はインダ
クタ105,106、コンデンサ107,108、記録ヘッド109で
あり、電源は直流であるからコンデンサ107,108、記録
ヘッド109を介して供給されることは無く、インダクタ1
05,106のみを介して供給される。即ち、記録ヘッド109
には直流電流が流れる事は無く、これにより、回路の差
動バランスのずれにより記録ヘッド109に生じる磁束の
歪を発生することはない。よって、波形歪を防止できる
とともに回路調整の簡素化が実現できる。また、記録ヘ
ッド109に電源供給用の中点も必要無く、これにより、
巻線構造を簡素化することもできる。
【0011】次に、図1において記録ヘッド109に流れ
る記録電流について説明する。この時の等価回路を図3
に示す。図3において301は記録増幅器103に相当する電
流源であり、302はインダクタ、303はコンデンサ、304
は記録ヘッドである。ここで、インダクタ302のインダ
クタンスは、図1におけるインダクタ105,106のインダ
クタンスをLとすると2Lとなる。また、コンデンサ30
3の容量値は、図1におけるコンデンサ107,108の容量
値をCとするとC/2となる。また、記録ヘッド304の
インピーダンスをZとすると、電流源301から供給され
る電流Iと記録ヘッド304に流れる電流Ihの比、即ち伝
達特性Hは次式で表される。
【0012】
【数1】
【0013】この特性を図4に示す。図4(a)に示さ
れるようにこの特性は、低域のfp(=1/(2π√LC))の
周波数において共振がある。また、図1において記録増
幅器103にはロータリトランス102を介して信号が供給さ
れるため、電流源301が供給する電流Iは図4(b)に
示すように、低域遮断の特性を有している。ここで、そ
の低域遮断周波数をfcとすると、本発明においてfp
はfcに比べ充分小さく、例えば具体的にはfpはfc
の1/3以下に設定することにより、記録ヘッド304に
伝送される記録電流特性は図4(c)に示す特性とな
る。図4(c)では、共振による記録電流特性の変化が
低域の減衰域でしか生じていない。即ち、共振による振
幅及び位相の変化が生じる帯域の信号レベルは低く、全
体の記録特性に影響を与えないようにすることができ
る。またエラーレートにおいても、図5に共振周波数f
pと低域遮断周波数fcの比に対するエラーレートの変
化を示すが、この図5からも、共振周波数を低域遮断周
波数にたいし充分(具体的には1/3以下)低く設定す
ることにより、共振によるエラーレートの低下を防止で
きることがわかる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ヘ
ッドに直流電流を流すことがない。また、直流電流を遮
断するためのインダクタとコンデンサによる共振周波数
を、ロータリトランスでの低域遮断周波数に比較して充
分小さくすることにより記録電流への影響を生じなくで
きる。これにより、記録された波形に歪が生じることは
無く、安定したエラーレートの確保を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】記録増幅器の一構成図である。
【図3】記録回路の等価回路図である。
【図4】各部伝送特性図である。
【図5】共振周波数と低域遮断周波数の比とエラーレー
トの関係を示す図である。
【図6】従来の回路例を示す図である。
【図7】ヘッドの動作を示す図である。
【符号の説明】
102…ロータリトランス、103…記録増幅器、105,106…
インダクタ、107,108…コンデンサ、109…記録ヘッ
ド、110…回転シリンダ、203,204…出力トランジス
タ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転シリンダ上に記録増幅器が搭載されて
    いる磁気記録再生装置において、 記録信号を上記記録増幅器に伝送するロータリトランス
    と、 上記記録増幅器にて増幅された記録信号を磁束に変換す
    る磁気ヘッドを有し、 上記記録増幅器の出力端子である出力トランジスタのコ
    レクタ端子と電源との間にインダクタが接続されるとと
    もに、 上記出力端子と上記磁気ヘッドの間にはコンデンサが接
    続され、 上記磁気ヘッドには上記コンデンサを介して直流を遮断
    して記録電流が供給されることにより上記磁気ヘッドに
    は直流電流が流れないようにしたことを特徴とする磁気
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記インダクタと上記コンデンサにより生
    じる共振の周波数を、上記ロータリトランスの伝送特性
    における低域遮断周波数より低くしたことを特徴とする
    請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記共振周波数が、上記低域遮断周波数の
    1/3以下となるようにしたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の磁気記録再生装置。
JP13536194A 1994-06-17 1994-06-17 磁気記録再生装置 Pending JPH087202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13536194A JPH087202A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP13536194A JPH087202A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 磁気記録再生装置

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Publication Number Publication Date
JPH087202A true JPH087202A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15149947

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13536194A Pending JPH087202A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 磁気記録再生装置

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JP (1) JPH087202A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5057274A (en) * 1985-06-19 1991-10-15 Taiho Kogyo Co., Ltd. Die cast heat treated aluminum silicon based alloys and method for producing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5057274A (en) * 1985-06-19 1991-10-15 Taiho Kogyo Co., Ltd. Die cast heat treated aluminum silicon based alloys and method for producing the same

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