JPH07244805A - 再生入力増幅回路及びｖｔｒ - Google Patents
再生入力増幅回路及びｖｔｒInfo
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- JPH07244805A JPH07244805A JP3669694A JP3669694A JPH07244805A JP H07244805 A JPH07244805 A JP H07244805A JP 3669694 A JP3669694 A JP 3669694A JP 3669694 A JP3669694 A JP 3669694A JP H07244805 A JPH07244805 A JP H07244805A
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- negative feedback
- feedback
- input amplifier
- input
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Abstract
(57)【要約】
【目的】帰還路としては負帰還路のみであるが、周波数
特性の広帯域化が図かられた再生入力増幅回路を提供す
る。 【構成】本再生入力増幅回路は、磁気ヘッドコイルＬ1
の再生信号を増幅する再生入力アンプ３の負帰還路６に
再生信号の周波数が高くなるに従って負帰還量を減少さ
せる位相回転回路９設けている。
特性の広帯域化が図かられた再生入力増幅回路を提供す
る。 【構成】本再生入力増幅回路は、磁気ヘッドコイルＬ1
の再生信号を増幅する再生入力アンプ３の負帰還路６に
再生信号の周波数が高くなるに従って負帰還量を減少さ
せる位相回転回路９設けている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＶＴＲ等の磁気記録再
生装置に用いられる再生入力増幅回路に関するものであ
る。
生装置に用いられる再生入力増幅回路に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来の再生入力増幅回路を示して
おり、同図において、５０は再生磁気ヘッド，Ｌ1はそ
のヘッドコイル，５１は直流阻止コンデンサ，５２は再
生入力アンプ，５３は出力端子，５４は帰還アンプ５５
と帰還抵抗５６とから成る負帰還路である。
おり、同図において、５０は再生磁気ヘッド，Ｌ1はそ
のヘッドコイル，５１は直流阻止コンデンサ，５２は再
生入力アンプ，５３は出力端子，５４は帰還アンプ５５
と帰還抵抗５６とから成る負帰還路である。
【０００３】よく知られているように、この種の再生入
力増幅回路の周波数特性はヘッドコイルＬ1と入力容量
Ｃ1とで決まる。そして、このＬ1とＣ1で形成される周
波数特性のピーキングは再生入力アンプ５２に負帰還を
施すことによって平坦化される。しかし、負帰還量を上
げると、入力容量Ｃ1が等価的に大きくなって、周波数
特性のピークが低域側へシフトすることになる。
力増幅回路の周波数特性はヘッドコイルＬ1と入力容量
Ｃ1とで決まる。そして、このＬ1とＣ1で形成される周
波数特性のピーキングは再生入力アンプ５２に負帰還を
施すことによって平坦化される。しかし、負帰還量を上
げると、入力容量Ｃ1が等価的に大きくなって、周波数
特性のピークが低域側へシフトすることになる。
【０００４】ＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）では周波
数特性の高域が伸びないと、画質が向上しない。そこ
で、特公平５−７４１２３号では負帰還路とは別個に正
帰還路を設けることによって入力容量Ｃ1の容量を等価
的に減少させるようにしている。
数特性の高域が伸びないと、画質が向上しない。そこ
で、特公平５−７４１２３号では負帰還路とは別個に正
帰還路を設けることによって入力容量Ｃ1の容量を等価
的に減少させるようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
公平５−７４１２３号の方式では、再生入力アンプの帰
還路として２系路必要であるため回路が複雑になるとい
う欠点がある。本発明はこのような点に鑑みなされたも
のであって、帰還路としては負帰還路のみであるが、周
波数特性の広帯域化が図かられた再生入力増幅回路を提
供することを目的とする。
公平５−７４１２３号の方式では、再生入力アンプの帰
還路として２系路必要であるため回路が複雑になるとい
う欠点がある。本発明はこのような点に鑑みなされたも
のであって、帰還路としては負帰還路のみであるが、周
波数特性の広帯域化が図かられた再生入力増幅回路を提
供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の再生入力増幅回路では、磁気ヘッドコイルの
再生信号を増幅する再生入力アンプの負帰還路に前記再
生信号の周波数が高くなるに従って負帰還量を減少させ
る手段を設けた構成としている。
め本発明の再生入力増幅回路では、磁気ヘッドコイルの
再生信号を増幅する再生入力アンプの負帰還路に前記再
生信号の周波数が高くなるに従って負帰還量を減少させ
る手段を設けた構成としている。
【０００７】
【作用】このような構成によると、周波数の高いところ
では、負帰還量が少なくなるので、その分、入力容量が
等価的に小さくなり、磁気ヘッドコイルと入力容量とに
よるピーキングが高域側へシフトし、周波数特性の高域
側が伸びることになる。尚、入力容量が等価的に小さく
なることは負帰還とは別途に正帰還を施したことと等価
になるが、本発明構成では帰還路としては１つで実現で
きる。即ち、本発明では、負帰還路において、その帰還
信号の位相が負帰還の範囲内で周波数に応じて変化（回
転）するのである。
では、負帰還量が少なくなるので、その分、入力容量が
等価的に小さくなり、磁気ヘッドコイルと入力容量とに
よるピーキングが高域側へシフトし、周波数特性の高域
側が伸びることになる。尚、入力容量が等価的に小さく
なることは負帰還とは別途に正帰還を施したことと等価
になるが、本発明構成では帰還路としては１つで実現で
きる。即ち、本発明では、負帰還路において、その帰還
信号の位相が負帰還の範囲内で周波数に応じて変化（回
転）するのである。
【０００８】
【実施例】以下、図面に示した実施例について説明す
る。本発明を実施した図１において、１は磁気ヘッド，
Ｌ1はそのヘッドコイル，２は直流阻止コンデンサ，Ｃ1
は入力容量，３は入力再生アンプ，４は出力端子，６は
帰還アンプ７と帰還抵抗８と位相回転回路９とから成る
負帰還路である。
る。本発明を実施した図１において、１は磁気ヘッド，
Ｌ1はそのヘッドコイル，２は直流阻止コンデンサ，Ｃ1
は入力容量，３は入力再生アンプ，４は出力端子，６は
帰還アンプ７と帰還抵抗８と位相回転回路９とから成る
負帰還路である。
【０００９】位相回転回路９は、コンデンサＣ2と抵抗
Ｒ2の直列回路で構成されている。再生入力信号の周波
数が高くなると、コンデンサＣ2のインピーダンスが減
少するため、位相回転回路９のインピーダンスも減少す
る。そのため、負帰還量のうちグランドへ側路される分
が多くなり、再生入力アンプ３の入力への負帰還量が少
なくなり、入力容量Ｃ1の容量は等価的に小さくなる。
このことは、負帰還路６の位相が正側へ回転したことを
意味する。換言すれば、正帰還量が増えたことになる
（ただし、全体としては負帰還であり、正帰還量が負帰
還量を超えることはない）。
Ｒ2の直列回路で構成されている。再生入力信号の周波
数が高くなると、コンデンサＣ2のインピーダンスが減
少するため、位相回転回路９のインピーダンスも減少す
る。そのため、負帰還量のうちグランドへ側路される分
が多くなり、再生入力アンプ３の入力への負帰還量が少
なくなり、入力容量Ｃ1の容量は等価的に小さくなる。
このことは、負帰還路６の位相が正側へ回転したことを
意味する。換言すれば、正帰還量が増えたことになる
（ただし、全体としては負帰還であり、正帰還量が負帰
還量を超えることはない）。
【００１０】図２は周波数特性を示し、（イ）は図５に
示す従来例、（ロ）は図１の本実施例による場合であ
る。このように、本実施例によれば、高域側が伸び、そ
の分、広帯域の再生信号に対応できることになる。
示す従来例、（ロ）は図１の本実施例による場合であ
る。このように、本実施例によれば、高域側が伸び、そ
の分、広帯域の再生信号に対応できることになる。
【００１１】図３は図１を具体的にした構成を示してお
り、再生入力アンプ３はトランジスタＱ１〜Ｑ６とその
付属回路素子で構成され、帰還アンプ７はトランジスタ
Ｑ８〜Ｑ１６とその付属回路素子で構成されている。
り、再生入力アンプ３はトランジスタＱ１〜Ｑ６とその
付属回路素子で構成され、帰還アンプ７はトランジスタ
Ｑ８〜Ｑ１６とその付属回路素子で構成されている。
【００１２】コンデンサＣ2と抵抗Ｒ2の直列回路から成
る位相回転回路９はトランジスタＱ８とＱ１０のコレク
タ接続点からトランジスタＱ１４のベースへ通じる信号
線路に一端が接続され、他端がグランドに接続されてい
る。帰還アンプ７におけるトランジスタＱ８〜Ｑ１３は
差動増幅回路を示し、トランジスタＱ１４〜Ｑ１６はバ
ッファを構成している。
る位相回転回路９はトランジスタＱ８とＱ１０のコレク
タ接続点からトランジスタＱ１４のベースへ通じる信号
線路に一端が接続され、他端がグランドに接続されてい
る。帰還アンプ７におけるトランジスタＱ８〜Ｑ１３は
差動増幅回路を示し、トランジスタＱ１４〜Ｑ１６はバ
ッファを構成している。
【００１３】上述した本実施例の再生入力増幅回路を用
いると、磁気ヘッドの性能を損なわずに再生帯域の拡大
ができる。即ち、磁気ヘッドの性能は再生出力の向上
（Ｓ／Ｎ比の向上）と共振周波数の高域化とで評価され
るが、出力を上げるだけであれば、ヘッドのチップ幅を
大きくしたり、コイルの巻数を多くすればよい。しか
し、ヘッドのチップ幅を大きくしたり、コイルの巻数を
多くすることは、どちらもコイルのインダクタンスを大
きくするので、コイルのインダクタンスと入力容量によ
る共振点が下がってしまい、高域での再生特性が損なわ
れる。逆に、高域での再生特性を向上させようとしてヘ
ッドのチップ幅を小さくしたり、コイルの巻数を少なく
すると、ヘッドの出力が下がってしまう。しかし、本実
施例の再生入力増幅回路を用いると、ヘッドの出力を大
きく保ったまま、高域特性を向上できる。
いると、磁気ヘッドの性能を損なわずに再生帯域の拡大
ができる。即ち、磁気ヘッドの性能は再生出力の向上
（Ｓ／Ｎ比の向上）と共振周波数の高域化とで評価され
るが、出力を上げるだけであれば、ヘッドのチップ幅を
大きくしたり、コイルの巻数を多くすればよい。しか
し、ヘッドのチップ幅を大きくしたり、コイルの巻数を
多くすることは、どちらもコイルのインダクタンスを大
きくするので、コイルのインダクタンスと入力容量によ
る共振点が下がってしまい、高域での再生特性が損なわ
れる。逆に、高域での再生特性を向上させようとしてヘ
ッドのチップ幅を小さくしたり、コイルの巻数を少なく
すると、ヘッドの出力が下がってしまう。しかし、本実
施例の再生入力増幅回路を用いると、ヘッドの出力を大
きく保ったまま、高域特性を向上できる。
【００１４】図４は上記再生入力増幅回路をＶＴＲに用
いた場合を示している。ここで５３は磁気テープを表わ
している。上記再生入力増幅回路は５４で示されてい
る。この再生入力増幅回路５４の出力側には輝度信号系
の回路５５〜６１と色信号系の回路６２〜６６が接続さ
れて輝度信号と色信号がそれぞれ個別に処理された後、
加算器６７で合成され、映像処理回路６８へ与えられる
が、これらの回路は周知であるので、説明を省略する。
このように本実施例の再生入力増幅回路をＶＴＲに用い
ると、広帯域化、解像度の向上、Ｓ／Ｎ比の向上等が図
られ、高画質のＶＴＲを実現できる。
いた場合を示している。ここで５３は磁気テープを表わ
している。上記再生入力増幅回路は５４で示されてい
る。この再生入力増幅回路５４の出力側には輝度信号系
の回路５５〜６１と色信号系の回路６２〜６６が接続さ
れて輝度信号と色信号がそれぞれ個別に処理された後、
加算器６７で合成され、映像処理回路６８へ与えられる
が、これらの回路は周知であるので、説明を省略する。
このように本実施例の再生入力増幅回路をＶＴＲに用い
ると、広帯域化、解像度の向上、Ｓ／Ｎ比の向上等が図
られ、高画質のＶＴＲを実現できる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明の再生入力増
幅回路によれば、磁気ヘッドの性能（再生出力）を損な
うことなく、再生帯域の拡大を図ることができる。ま
た、この再生入力増幅回路をＶＴＲに用いると、広帯域
化、解像度の向上、Ｓ／Ｎ比の向上等が図られ、高画質
のＶＴＲとなる。
幅回路によれば、磁気ヘッドの性能（再生出力）を損な
うことなく、再生帯域の拡大を図ることができる。ま
た、この再生入力増幅回路をＶＴＲに用いると、広帯域
化、解像度の向上、Ｓ／Ｎ比の向上等が図られ、高画質
のＶＴＲとなる。
【図１】本発明を実施した再生入力増幅回路の構成を示
す図。
す図。
【図２】その周波数特性を示す図。
【図３】図１の構成を具体的に示す回路図。
【図４】その再生入力増幅回路を搭載したＶＴＲの要部
回路図。
回路図。
【図５】従来の再生入力増幅回路の構成を示す図。
１ 磁気ヘッド装置 ３ 再生入力増幅器 ６ 負帰還路 ７ 帰還アンプ ８ 帰還抵抗 ９ 位相回転回路
Claims (3)
- 【請求項１】磁気ヘッドコイルの再生信号を増幅する再
生入力アンプの負帰還路に前記再生信号の周波数が高く
なるに従って負帰還量を減少させる手段を設けたことを
特徴とする再生入力増幅回路。 - 【請求項２】前記手段は、負帰還路とグランド間に接続
されたコンデンサと抵抗の直列回路であることを特徴と
する請求項１に記載の再生入力増幅回路。 - 【請求項３】前記請求項１又は請求項２に記載の再生入
力増幅回路を用いたビデオテープレコーダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3669694A JPH07244805A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 再生入力増幅回路及びｖｔｒ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3669694A JPH07244805A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 再生入力増幅回路及びｖｔｒ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07244805A true JPH07244805A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12476953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3669694A Pending JPH07244805A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 再生入力増幅回路及びｖｔｒ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07244805A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000067260A1 (en) * | 1999-04-28 | 2000-11-09 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | A read channel with programmable bandwidth control |
-
1994
- 1994-03-08 JP JP3669694A patent/JPH07244805A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000067260A1 (en) * | 1999-04-28 | 2000-11-09 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | A read channel with programmable bandwidth control |
| KR100717911B1 (ko) * | 1999-04-28 | 2007-05-11 | 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 판독 채널을 구비하는 장치 및 집적 회로 |
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