JPH087124Y2 - 鉄骨材の裏当金仮止め具 - Google Patents

鉄骨材の裏当金仮止め具

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Publication number
JPH087124Y2
JPH087124Y2 JP1993027560U JP2756093U JPH087124Y2 JP H087124 Y2 JPH087124 Y2 JP H087124Y2 JP 1993027560 U JP1993027560 U JP 1993027560U JP 2756093 U JP2756093 U JP 2756093U JP H087124 Y2 JPH087124 Y2 JP H087124Y2
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JP
Japan
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steel
backing metal
aggregate
backing
temporary fixing
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Application number
JP1993027560U
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English (en)
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JPH0680002U (ja
Inventor
寛一 望月
Original Assignee
有限会社望月鐵工
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコラム鋼などの内面に溶
接する裏当金のルート出しとともに、裏当金を仮止めす
るのに用いる鉄骨材の裏当金仮止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】図5において符号1はコラム鋼を示し、
このコラム鋼1には裏当金2がルート出しされて溶接さ
れる。すなわち裏当金2をコラム鋼1の内面に配置し、
コラム鋼1の端部からルート寸法Lだけ突出するように
位置決めされ、溶接されて取り付けられる。コラム鋼1
は連結されて建築物の柱に利用され、コラム鋼1には梁
が渡されて取り付けられる。したがって梁を水平に取り
付けるためには、裏当金2のルート出しを高精度に行わ
なければならない。そこで裏当金2をコラム鋼1に溶接
する際には、裏当金2の突出部分をスケールで測り裏当
金2の位置を調整してルート出しを行い、しゃこ万力に
よって裏当金2をコラム鋼1に仮止めしている。また裏
当金2の位置決めをするための位置決め具を用いること
もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらスケール
を用いて裏当金2のルート出しを行う方法では、作業者
毎にむらがあり、ルート寸法Lがまちまちになってしま
う問題がある。従来の位置決め具では、裏当金2の位置
決めを行うだけで、裏当金2をコラム鋼1に固定するた
めにはしゃこ万力を使用しなくはならず、作業能率が悪
いという問題がある。本考案は上記従来の問題点に着目
してなされたものであり、作業者にかかわらず、ルート
寸法を一定にでき、しかも裏当金の位置決めとともに仮
止めを行うことができる鉄骨材の裏当金仮止め具を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案は、鉄骨
材の内面に配置され、鉄骨材の端部から一部がルート寸
法だけ突出する所定位置で溶接される裏当金を所定位置
に仮止めする鉄骨材の裏当金仮止め具であって、鉄骨材
の端部から鉄骨材に嵌まり込むコの字状の嵌合部材と、
前記嵌合部材に形成され鉄骨材の端部に当接する端部当
接部と、前記端部当接部より裏当金が突出する方向に向
かってルート寸法だけ凹む形状に形成された位置決め部
と、前記嵌合部材に形成され鉄骨材に当接する支持突起
と、前記嵌合部材の前記支持突起が形成される部分に対
向する側に取り付けられ先端部が鉄骨材に接触する方向
と鉄骨から離れる方向へ動作できる仮止めボルトとを具
備する鉄骨材の裏当金仮止め具である。
【0005】請求項1の考案では、位置決め部に裏当金
を保持させ、裏当金仮止め具を鉄骨材の端部から嵌合し
て、端部当接部を鉄骨材の端部に当接させ、裏当金のル
ート出しを行い、その状態で仮止めボルトを鉄骨材に接
触する方向へ回して、仮止めボルトを鉄骨材に当接さ
せ、突起を裏当金に当接させて、裏当金を鉄骨材に仮止
めする。次いで裏当金を鉄骨材に溶接して取り付けてか
ら、仮止めボルトを鉄骨材から離れる方向へ回して、裏
当金仮止め具を外す。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図面にしたがって説明す
る。図1から図4において符号10は本考案の実施例に
かかる裏当金仮止め具を示す。同図において符号11は
一対の嵌合部材を示し、この嵌合部材11は略U字状に
形成されており、一対の嵌合部材11は連結部材14に
よって連結されている。嵌合部材11の内側面には端部
当接部15が形成されている。この端部当接部15の下
側には位置決め部16が設けられ、この位置決め部16
は裏当金2が突出する方向へ凹む形状に形成されてい
る。位置決め部16の深さ寸法Mはルート寸法Lと等し
い寸法に設定されている。
【0007】嵌合部材11の内側の下面には支持突起1
7、18が形成されている。支持突起18は支持突起1
7より僅かに小さい寸法に形成され、支持突起17は裏
当金2の厚さ寸法より僅かに小さい寸法に形成されてい
る。連結部14の中心にはネジ穴19が形成され、この
ネジ穴19は連結部14を貫通している。ネジ穴19に
は仮止めボルト20が取り付けられている。支持突起1
7、18、ネジ穴19および仮止めボルト20によって
仮止め手段が構成されている。
【0008】次にこの裏当金仮止め具10を用いて、裏
当金2をコラム鋼1に仮止めする作業について説明す
る。裏当金2を裏当金仮止め具10にセットし、裏当金
2の先端を位置決め部16に嵌合させる。そして裏当金
仮止め具10をコラム鋼1の端部1a側から嵌め込み、
端部当接部15をコラム鋼1の端部1aに当接させる。
そして裏当金2の先端が位置決め部16に完全に嵌合す
る状態を保ちつつ、仮止めボルト20を締め、一点鎖線
で示すように仮止めボルト20の下端部と突起17、1
8とによってコラム鋼1の側板をはさみ付けて、裏当金
仮止め具10をコラム鋼1に固定する。裏当金2は嵌合
部材11の内側の下面とコラム鋼1の内面にはさまれて
仮止めされる。
【0009】なお前述のように突起18は突起17より
小さい寸法に形成されているので、裏当金2に仮止めボ
ルト20を締めることによって生じる押圧力が十分に伝
わり、裏当金2を確実に仮止めできる。位置決め部16
の深さ寸法Mはルート寸法Lと等しい寸法に設定されて
いるので、端部当接部15がコラム鋼1の端部に当接
し、且つ裏当金2の端部が位置決め部16に完全に嵌合
していれば、裏当金2をコラム鋼1の端部1aからルー
ト寸法Lだけ突出する状態に仮止めできることになる。
裏当金仮止め具10によって裏当金2を仮止めしてか
ら、裏当金2をコラム鋼1に溶接して取り付ける。そし
て仮止めボルト20を緩めて、裏当金仮止め具10を外
す。このように裏当金仮止め具10を用いれば、裏当金
2のルート出しと仮止めの双方を行うことができる。
【0010】以上、本考案の実施例について詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更
などがあっても本考案に含まれる。本考案の鉄骨材の裏
当金仮止め具は、コラム鋼だけでなく他の種類の鉄骨材
に裏当金を溶接する場合にも適用できる。また一体型の
裏当金等を溶接する場合にも適用できる。
【0011】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、作業者に
かかわらず、ルート寸法を一定にでき、しかも裏当金の
位置決めとともに仮止めを行うことができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる鉄骨材の裏当金位置決
め具を使用している状態の側面図である。
【図2】本考案の実施例にかかる鉄骨材の裏当金位置決
め具の平面図である。
【図3】本考案の実施例にかかる鉄骨材の裏当金位置決
め具の正面図である。
【図4】本考案の実施例にかかる鉄骨材の裏当金位置決
め具を使用している状態の斜視図である。
【図5】鉄骨材に裏当金を溶接した状態の斜視図であ
る。
【図6】裏当金の斜視図である。
【符号の説明】
1 コラム鋼 2 裏当金 10 裏当金仮止め具 11 嵌合部材 15 端部当接部 16 位置決め部 19 ネジ穴 20 仮止めボルト 17、18 支持突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨材の内面に配置され、鉄骨材の端部か
    ら一部がルート寸法だけ突出する所定位置で溶接される
    裏当金を所定位置に仮止めする鉄骨材の裏当金仮止め具
    であって、鉄骨材の端部から鉄骨材に嵌まり込むコの字
    状の嵌合部材と、前記嵌合部材に形成され鉄骨材の端部
    に当接する端部当接部と、前記端部当接部より裏当金が
    突出する方向に向かってルート寸法だけ凹む形状に形成
    された位置決め部と、前記嵌合部材に形成され鉄骨材に
    当接する支持突起と、前記嵌合部材の前記支持突起が形
    成される部分に対向する側に取り付けられ先端部が鉄骨
    材に接触する方向と鉄骨から離れる方向へ動作できる仮
    止めボルトとを具備する鉄骨材の裏当金仮止め具。
JP1993027560U 1993-04-26 1993-04-26 鉄骨材の裏当金仮止め具 Expired - Lifetime JPH087124Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993027560U JPH087124Y2 (ja) 1993-04-26 1993-04-26 鉄骨材の裏当金仮止め具

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JP1993027560U JPH087124Y2 (ja) 1993-04-26 1993-04-26 鉄骨材の裏当金仮止め具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0680002U JPH0680002U (ja) 1994-11-08
JPH087124Y2 true JPH087124Y2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=12224433

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993027560U Expired - Lifetime JPH087124Y2 (ja) 1993-04-26 1993-04-26 鉄骨材の裏当金仮止め具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626965Y2 (ja) * 1976-07-31 1981-06-26

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Publication number Publication date
JPH0680002U (ja) 1994-11-08

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