JPH0870484A - 行先表示システム - Google Patents

行先表示システム

Info

Publication number
JPH0870484A
JPH0870484A JP6202012A JP20201294A JPH0870484A JP H0870484 A JPH0870484 A JP H0870484A JP 6202012 A JP6202012 A JP 6202012A JP 20201294 A JP20201294 A JP 20201294A JP H0870484 A JPH0870484 A JP H0870484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile terminal
display
destination
information
location
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6202012A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiaki Okano
道商 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6202012A priority Critical patent/JPH0870484A/ja
Publication of JPH0870484A publication Critical patent/JPH0870484A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的にかつ正確に行先を表示することがで
きる行先表示システムの提供。 【構成】 移動通信網のサービス対象ゾーンに対応させ
た位置表示情報を予め分類して、移動通信網の網制御装
置に記憶しておく。この記憶された位置表示情報は、移
動端末がゾーンを移動した際に起動される移動端末と網
との間の位置登録手順により知り得る移動端末の在圏位
置情報を元に、移動端末の在圏位置に対応した位置表示
情報を選択し、移動端末の識別情報とともに行先表示装
置に送信し、行先表示装置では網制御装置から受信した
情報を利用者の行先として表示装置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動端末の位置登録機
能を利用して、遠隔に設置された行先表示装置に自動的
に在圏する位置情報を表示させる機能を有する行先表示
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】事業所、あるいはオフィスなどにおい
て、在籍人員の行先を記入し掲載する行先表示板が幅広
く使用されている。この行先表示板は、白板などのボー
ド上に、図3に示す様な様式の氏名、行先欄など予め枠
をペイント書きしたもので、通常、部、課などの適当な
人数のグループ単位に設け、壁、柱などグループ内の皆
から見やすい場所に掲示し、グループ内の人員の在/不
在状況及び不在時の行先、連絡先などを周知することを
目的とするものである。
【0003】グループ内の各人は、会議、外出などで席
を不在にする際には、対応する各人に記入欄に行先、連
絡先、帰社時間などを筆記用具を用いて記入し、また席
に戻った在席時は白板消しを用いて消去しておくことに
より、周囲の人は不在者の把握、また例えば、不在の人
に電話があった場合は周囲の人が電話番号を取り次いだ
り、また来訪者があった場合には本人に連絡することが
でき非常に便利である。 ところで、この上述した現在
の行先表示板は、会議からさらに別の会議に、あるいは
外出先からさらに別の外出先にと、行先が複数ある様な
場合は、行先表示板の記入欄に記入しきれなかったりす
る。また、突発的に予定外の行先に行った場合は、行先
表示板に記入した行先、連絡先と実際が異なってしま
い、現在時点で誰がどこにいるのかの正確さには欠けて
いる。さらには、席を外す際の行先表示板への記入を忘
れたり、席に戻った際に消し忘れてしまう場合も起きて
しまう。この様な場合、本人が周囲の人に電話するなど
により、行先表示板の内容を変更してもらわないと、本
人と連絡を取ろうとしても、連絡が取れないことになっ
てしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、現在の行
先表示板は人手により行き先の記入、消去をその都度行
う面倒な手間が必要なことに加え、行先表示欄に記入さ
れた行先、連絡先などの内容と実際が異なる場合が生
じ、正確な行先の把握ができなかったり、また連絡が必
要な場合に連絡が不能になってしまう問題があった。一
方、行先表示板の記入内容と実際を忠実に合致させるた
めには、行先表示板の記入内容と実際の行動が異なった
場合には、本人が電話などにより、周囲の人に連絡を入
れて、記入しなおしてもらうなどの措置を取る必要があ
り、本人ばかりでなく、周囲の人にも面倒をかけてしま
う問題があった。
【0005】本発明は上記した問題点を解決し、外出な
どに際し、行先表示板に人手により行先を記入したりす
ることなく、本人の行先に応じて、自動的にかつ正確に
行先を表示することができ、しかも外出先から外出先へ
と移動する場合でも、当該時点での行先を適確に表示す
ることができる行先表示システムを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の行先表示システ
ムは、移動端末と網との間で在圏ゾーンを通知する位置
登録手順を有する移動通信網に接続される行先表示シス
テムであって、移動通信網が通信サービスを提供するゾ
ーン(在圏ゾーン)に対応してあらかじめ登録された位
置表示情報の記憶手段と、移動端末の在圏ゾーンに対応
した位置表示情報を前記記憶手段から選択する手段と、
選択した位置表示情報及び移動端末の識別情報の送信手
段を具備した網制御装置と、網制御装置から位置表示情
報及び移動端末の識別情報の受信手段と、この受信手段
により受信した位置表示情報及び移動端末の識別情報を
表示手段とを具備する。
【0007】別の発明の行先表示システムは、移動端末
と網との間で在圏ゾーンを通知する位置登録手順を有す
る移動通信網に接続される行先表示システムであって、
在圏ゾーンを更新する位置登録手順に連動、もしくは定
期的に移動端末の識別情報及び在圏位置情報をあらかじ
め設定されたアドレスに送信する手段を具備した移動端
末と、移動端末からの識別情報及び在圏位置情報の受信
手段と、在圏位置情報に対応した位置表示情報の記憶手
段と、移動端末から受信した位置情報に対応した位置表
示情報を前記記憶手段から選択する手段と、選択された
位置表示情報と移動端末の識別情報の表示手段とを具備
する。
【0008】
【作用】本発明の行先表示システムは、移動端末と網と
の間に在圏ゾーンを通知する位置登録手順を有する移動
通信網に接続して運用される。
【0009】本発明による行先表示システムの実現形態
としては、移動通信網の網のサービスとして提供する形
態と、移動通信網に接続された携帯端末としての二つの
実現形態がある。
【0010】第1の発明は移動通信網の網サービスとし
て行先表示システムを提供する実現形態である。この実
現形態では、上記移動通信網のサービス対象ゾーンに対
応させた位置表示情報を予め分類して、移動通信網の網
制御装置に記憶しておく。この記憶された位置表示情報
は、移動端末がゾーンを移動した際に起動される移動端
末と網との間の位置登録手順により知り得る移動端末の
在圏位置情報を元に、移動端末の在圏位置に対応した位
置表示情報を選択し、移動端末の識別情報とともに行先
表示装置に送信し、行先表示装置では網制御装置から受
信した情報を利用者の行先として表示装置に表示する。
【0011】第2の発明は移動通信網には依存せず、移
動端末と行先表示装置の“端末”としての実現形態であ
る。この実現形態では、上記移動通信網のサービス対象
ゾーンに対応させた位置表示情報を予め分類して、移動
通信網に接続された行先表示装置に記憶しておく。この
記憶された位置表示情報は、移動端末がゾーンを移動し
た際に起動される移動端末と網との間の位置登録手順に
連動し、移動端末が位置登録手順により知り得た在圏位
置情報と移動端末の識別情報を当該移動端末が属する行
先表示装置に送信し、行先表示装置では移動端末から受
信した在圏位置情報と移動端末の識別情報を元に、記憶
された位置表示情報を選択し、利用者の行先として表示
装置に表示する。
【0012】上述の様に、本発明が提供する行先表示シ
ステムでは、移動端末と網との間の在圏ゾーンを位置す
る位置登録手順により、移動端末の在圏ゾーンを特定
し、位置登録手順に知り得た移動端末の在圏位置情報を
元に、当該移動端末の属する行先表示装置に自動的に行
先を表示する様に構成されている。したがって、利用者
は外出などで席を不在にする場合に、いちいち行先表示
板に行先を記入したりすることなく、利用者の行先に対
応して、自動的にかつ行先の表示を行うことができる。
さらに外出先から外出先へと移動する場合でも、利用者
が逐一連絡をしなくても、自動的にかつタイムリーな行
先の表示を可能としており、周囲の人は不在者の行先を
適確に把握することが実現される。
【0013】
【実施例】以下、本発明による行先表示システムの実施
例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】まず本出願の第1の発明の実施例について
説明する。
【0015】図1は、本発明に係る位置表示システムの
一構成要素である位置表示装置の外観図である。この行
先表示装置1は、内蔵するカレンダ、クロックを表示す
る月日表示欄11、時計表示欄12、氏名表示欄13、行先表
示欄14、備考欄15の各表示欄を有している。これらの表
示欄は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、あ
るいはLEDなど、視覚性の良い表示素子からなる大型
のディスプレイを備えている。
【0016】図2に本発明による行先表示システムを、
事業所などの構内交換網に適用した場合のシステム構成
図を示す。図2に示す構内交換網は構内交換機(PB
X)2を核として、PBX2の内線インターフェース2
1,22,23…2nに接続された構内回線31,32,33…3nを介し
て、通常の内線電話機3a,3b,…,3n 移動電話サービスを
提供する基地局(BS)4a,4b …と共に、上述した行先
表示装置1a,1b …、及び行先管理装置6が接続されてい
る。PBX2からは内線電話機3、基地局4、行先表示
装置1、及び行先管理装置6は、いずれも内線端末の一
つとして、各々、発着信のための内線端末番号を付与さ
れている。
【0017】本実施例では上述したPBX2の内線イン
ターフェース21,22,23, …2nとして、ISDN(サービ
ス総合ディジタル網)の基本インターフェースを適用し
た場合について説明する。ISDN基本インターフェー
スは、CCITT勧告I.430の規定に従い、内線イ
ンターフェース21,22,23, …2nと各端末間は、上り、下
り、各々1対のツィストペアケーブルの4線式伝送路で
接続されている。この伝送路上では同勧告の規定に従
い、上り、下りとも64Kb/sの伝送容量を有するB
1,B2の二つの情報(B)チャネルと、16Kb/s
の伝送容量を有する信号(D)のチャネルが多重化(2
B+D)されて伝送される。
【0018】上記のBチャネルは発着信に際して、端末
とPBX2間で所定の呼制御手順を経て、PBX2から
割り当てられたB1またはB2チャネル上で音声やデー
タなどの任意の端末間通信情報を転送することができ
る。一方、Dチャネルは上記したBチャネルを発着信に
際し、CCITT勧告Q.921,Q931で規定され
ている端末とPBX2間割り当てるための呼制御情報を
転送するためのものである。図4は上記のDチャネル上
で転送される端末とPBX2との間の呼制御シーケンス
の一例である。図4において、発信端末から伝達能力、
着番号、発番号などの各情報要素を含む図6(a)に示
すような構造の「呼設定」メッセージが網に送信される
と、通信に使用するBチャネルを通知する「呼設定受付
け」信号がPBX2から送信され、次に着信相手の端末
の呼び出しが始ると「呼出し」信号がPBX2から送信
され、さらに着信相手が応答すると「応答」信号がPB
X2から発信端末に送信されることにより、Bチャネル
を使用して音声、データ、画像などの端末−端末間の通
信が可能となる。Bチャネルでの通信が終了すると発信
端末が「切断」信号を送信し、「解放」信号がPBX2
から発信端末に送信され、発信端末が「解放完了」信号
を送信することで通信が終了する。着信端末側は上記し
た発信端末側と対象の呼制御信号をPBX2と授受する
ことで、BチャネルをPBX2から割り当てられ、発信
端末と着信端末との間でBチャネル上での情報通信が可
能となる。
【0019】さて、PBX2に接続された各種内線端末
のうち、移動端末(MS)5,5b,5c、6a,6b,6c、…は、
移動通信サービスを提供する基地局(BS)4a,4b,…4n
を介して、PBX2に接続される構成となっている。こ
のBSは、コードレス電話機の親機に相当するもので、
(財)電波システム開発センターにおいて制定された
「ディジタル自動車電話システム」に関する規格RCR
STD−27、あるいは「第2世代コードレス電話シ
ステム」に関する規格RCR STD−28で規定され
た移動通信プロトコルをベースに構内移動通信用にした
ものである。本発明の実施例では、図1のゾーンa、ゾ
ーンb、…ゾーンnの様に、BSと各移動端末間を10
mW程度の電波で結び、電波の到達可能なエリア単位、
例えば部、課などの適当なグループ単位に設置される。
このBSは当該エリアに在圏している移動端末の通信を
サポートするもので、発着信に際しての呼制御手順その
ものは、図4に示したISDN基本インターフェースの
端末とまったく同様であるが、合わせて、移動端末特有
の位置登録手順を有するところが特徴的である。各BS
と当該エリアに在圏する移動端末間には、TDMAによ
る無線アクセス方式を用いて、BSから移動端末に在圏
位置情報を転送する報知チャネル(BCCH)、発着信
の呼制御信号を転送する共通制御チャネル(CCC
H)、音声やデータなどの端末間情報を転送する情報チ
ャネル(TCH)などが多重化されて転送される。各B
Sに対しては各々ユニークな値を持つ位置番号が予め割
り付けられており、各BSのBCCH上で図6(b)に
示す様な構造で、当該ゾーンの位置番号情報要素を含む
報知情報メッセージが、周期的に移動端末に対して報知
されている。図5に位置登録手順の一例を示す。各移動
端末は、待ち受け移行時及び通信中において、周期的に
このBCCHから報知情報を受信し、報知情報で受信し
た位置番号を記憶しておき、記憶された位置番号と現在
受信した報知情報の位置番号とを比較、異なっていた場
合は端末の移動により在圏ゾーンが更新されたと判定
し、図6(c)に示す様な構造で、自端末番号情報要素
を含む位置登録要求メッセージをCCCHでBSに送信
する。図5において、CCCH上の位置登録要求メッセ
ージには移動端末番号を含んでおり、BSにおいて前記
したISD基本インターフェースのDチャネルに乗せ換
えられて、PBX2に送信される。PBX2には通常の
発着信手順を処理する機能に加え、第1図中に示した移
動端末の在圏位置を管理する移動管理機能を持ってお
り、この機能に対し、前記位置登録要求メッセージが伝
えられ、各BSの内線番号と当該エリアに在圏する移動
端末番号からなる位置情報テーブルに記憶して、その
後、位置登録受付メッセージをDチャネル上でBSに送
信し、BSからはCCCH上で位置登録要求中の移動端
末に送信される。この様にして、PBX2は各移動端末
がどのBSのエリアに在圏しているかを把握して、当該
移動端末に対しての着信呼が発生した際には、図6に示
す様に、上記位置情報テーブルを検索して、該当する移
動端末が在圏するBSに対して、着信を通知する。この
着信手順は図4で示したISDN基本インターフェース
のものと同様の動作をすることになる。以上の説明は、
ISDN対応及び移動電話をサービスするPBXシステ
ムでは公知の技術であり、これ以上の詳細な説明は、本
発明の行先表示システムとは直接関係しないので言及し
ない。 さて、図2に示したPBX2の移動管理機能20
1 は、ISDN基本インターフェースを介して、外部の
行先管理装置6と接続されている。
【0020】行先管理装置6は、PBX2の移動管理機
能と連携し、移動端末の在圏ゾーンが更新された場合な
どに、行先表示装置1に対し、在圏ゾーンが更新された
移動端末の位置表示情報を送信し、当該移動端末の利用
者の行先表示欄に行先を表示させる機能を有する。係る
図7に行先管理装置6の概略構成図を示す。図7に示す
様に、行先管理装置6は行先管理装置6のシステム制御
を行うマイクロコンピュータ(CPU)61を中核とし
て、そのシステムバス上に接続された制御プログラムが
格納されたリードオンメモリ(ROM)62、後述する端
末グループテーブル66及び位置情報テーブル65の各情報
を入力するための保守端末インターフェース63、パーソ
ナルコンピュータからなる保守端末64、行先表示サービ
スの対象となる移動端末を分類しグループ化した情報を
記憶する端末グループテーブル65、報知情報で報知され
る在圏ゾーンの位置番号と位置表示情報を対応づけて記
憶した位置情報テーブル66、及び本行先管理装置6とP
BX2間を構内回線を介して接続するためのISDNイ
ンターフェース67から構成される。
【0021】端末テーブル65は図8(a)に示す様に、
行先表示装置番号と行先表示装置毎にその表示欄に表示
すべき利用者の移動端末番号をグループ化したもので、
行先管理装置6から行先表示装置1に行先表示情報を送
信する際に参照されるテーブルである。また位置表示情
報テーブル66は、図8(b)に示す様に、各ゾーンに配
置された基地局4から各ゾーン内の移動端末に報知情報
で報知される位置番号と当該ゾーンの位置表示情報、例
えば、事業所内の建屋棟名称、部課名称、会議室番号な
ど、行先として表示する具体的な場所の名称の文字デー
タからなるテーブルである。端末グループテーブル65、
及び位置表示情報テーブル66は、予め、システム管理者
により、ROM62に格納されたテーブル作成のプログラ
ムにより、保守用端末64からデータを入力することによ
り作成される。
【0022】次にISDNインターフェース67は、行先
管理装置6から各グループ毎に設置された行先表示装置
1a,1b …1nに対し、位置表示情報を送信する際に用いる
もので、端末グループテーブル65から位置表示情報を送
信すべき行先表示装置の端末番号を参照し、PBX2を
介して、対応する行先表示装置に対し発信し、位置表示
情報を送信する。
【0023】次に図9を用いて行先表示装置1の概略構
成を説明する。図9に示す様に、行先表示装置1は行先
表示装置1のシステム制御を行うマイクロコンピュータ
(CPU)11を中核として、そのシステムバス上に接続
された制御プログラムが格納されたリードオンメモリ
(ROM)12、表示パネル18の月日、時分欄に月日、及
び時刻を表示するためのカレンダ/タイマ13、保守端末
インターフェース14、パーソナルコンピュータからなる
保守端末15、本行先表示装置1とPBX2間を介して行
先管理装置6と接続するためのISDNインターフェー
ス16、行先管理装置6から受信する位置表示情報やカレ
ンダ/タイマ、氏名などを所定のフォーマットにより表
示するデータを格納するための表示RAM17、表示RA
Mの内容を周期的にスキャンして、可視情報に変換する
ドットマトリクスキャラクタジェネレータを内蔵した表
示パネル18、及び表示RAMのどの氏名の行先欄に位置
表示情報を表示するかを記憶した表示欄テーブル19から
構成される。
【0024】このうち、表示欄テーブル19は、当該行先
表示装置の利用者を登録しておくもので、予め、システ
ム管理者が保守用端末64を操作し、ROM12に格納され
た表示欄テーブル作成のプログラムの制御により、必要
なデータを入力することにより作成される。保守用端末
15から入力されるデータは、図11に示す様な表示欄N
oに対応付けて、氏名表示欄に表示すべき氏名と、当該
氏名の利用者が携帯している移動端末の端末番号とを入
力し、表示欄テーブルとして記憶したものとなる。
【0025】次に表示RAM17の内容は、図1の行先表
示装置の外観図に示した行先表示のフォーマット及びフ
ォーマット内の各欄の内容を表示パネル上に表示するた
めの表示データを書き込むもので、そのフォーマット一
例を図10に示す。このうち枠、月日、時分、氏名、行
先、備考の各文字は定型情報として、予めROM12の制
御プログラムにより、当該枠、文字が所定の位置に表示
される様に、表示RAM17の対応する位置に書き込まれ
る。
【0026】次に月日、時分欄の□欄は、行先表示装置
1内のカレンダ/タイマ13から月日、時分データをRO
M12の制御プログラムが周期的に入力し、表示RAM17
の当該情報の表示欄に対応する位置に書き込むことによ
り表示される。次に氏名表示欄はROM12の制御プログ
ラムにより、表示欄テーブル19に予め記憶された氏名を
表示欄Noに該当する位置に書き込むことで表示され
る。
【0027】一方、氏名欄及び備考欄は可変情報を表示
する領域であり、図11に示す表示欄テーブル19を参照
して、PBX2を介して、行先管理装置6あるいは移動
端末から送信されてくる情報を端末番号と対応する氏名
欄の行先表示欄及び備考欄の表示位置に該当する表示欄
の表示RAM17の位置に、送信されてきた位置表示情報
及び備考欄表示情報を書き込むこととなる。
【0028】次に、本発明による行先表示システムの全
体の動作を説明する。図12は本発明に係る行先表示装
置1の行先管理装置6、及びこれに付随したPBX2、
基地局(BS)4、移動端末(MS)の連携した動作シ
ーケンスを示すものである。図12中の時点1におい
て、図2に示したゾーンa内の行先表示装置1aに属す
るMS51aの利用者が、例えば朝の出社に際して、自分
のMSの電源を投入したとする。この時点において、同
ゾーン内のBS−aからは位置番号=aの報知情報がB
CCH上で周期的に報知されている。この時MSは図5
で説明した様に、BSを介して位置登録手順が起動さ
れ、PBX2の移動管理機能201 はMS51a がゾーンa
に在圏していることを知り、以後、同MSに対する着信
は在圏ゾーンが次に更新される間での間、ゾーンaに通
知することになる。位置登録手順が終わると、PBX2
の移動管理機能からISDNインターフェース及び構内
回線を介して、Dチャネル上で在圏ゾーン通知メッセー
ジが、位置管理装置6に通知される。このメッセージを
受信した行先管理装置6は、通知された移動端末番号
(MS-No)から端末グループテーブルを参照して、当該M
Sが属する行先表示装置番号を検索し、通知されたゾー
ン番号から位置表示情報テーブルを参照して、位置表示
情報を検索し、検索した行先表示装置番号を着番号(相
手先番号)、位置表示情報をユーザ・ユーザ情報に含め
た図6(a)に示した形式の呼設定メッセージを精製
し、PBX2に対し発信を要求する。この時、伝達能力
としては、非制限ディジタル、チャネル識別子はチャネ
ルなしに設定する。この発信の呼設定受付を行先管理装
置6に送信した後、着番号で指定された行先表示装置1
aへの着信を通知する呼設定を送信する。これらの動作
は図4で示した一般のISDN端末の動作とまったく同
一である。一方、着信の呼設定を受信した行先表示装置
は、呼設定受付メッセージをPBX2に送信した後、解
放完了を送信、着信を終了する。この時、行先表示装置
1内では呼設定メッセージで受信したMS−Noから表
示欄テーブル19を検索し、行先表示欄の位置を割り出
し、割り出した行先表示欄位置に該当する位置の表示R
OM17に、受信した位置表示情報を書き込むことによ
り、例えば図1に示した行先欄の「在席」という文字が
表示される。なお、行先管理装置6からは、この場合、
位置表示情報として図8(b)に示した。例えば□号棟
□階、A課という自課の位置表示情報を送信してくる
が、読み易さの観点から、自ゾーンの位置表示情報と比
較し、同一の位置表示情報を受信した場合は、「在席」
の文字表示に置き換えて表示している。
【0029】図5を用いて説明した様に、MS51a は待
ち受け状態においては、BSから報知情報を周期的に受
信しており、すでに位置登録した同一のゾーン内では再
度位置登録手順を起動することは無いが、MS内に記憶
した位置番号と異なる位置番号の報知情報は、新ゾーン
に移動したものと見なし、在圏ゾーン更新の位置登録手
順が起動される。図11中の時点2において、MS51a
の利用者が例えば会議等により、MS51a を携帯して図
2に示したゾーンnの会議室に移動したとする。この時
点において、同ゾーン内のBS−nからは位置番号=n
の報知情報がBCCH上で周期的に報知されている。この時
点で、MSは以前に在圏ゾーンが移動したことを知り、
BSを介して位置登録手順が起動され、PBX2の移動
管理機能201 はMS51a がゾーンnに在圏していること
を記憶し、以後のMS51a に対する着信は自動的にゾー
ンnに通知されることになる。位置登録手順、及びその
後PBX2から行先管理装置6への在圏ゾーン通知、及
び行先管理装置6からPBX2を介した行先表示装置1
への位置表示情報の通知手順、各装置内の動作はすでに
説明した電源オン時のものとまったく同様のものであ
る。かくして、MS51a が属するグループの行先表示装
置1aの該当する行先表示欄には、例えば「□号棟□階
□会議室」なる表示がされる。なお、備考欄の具体的表
示方法については、本出願の第2の発明の実施例におい
て説明するものとし、ここでは省略する。
【0030】次に、本出願の第2の発明の実施例につい
て説明する。
【0031】本出願の第1の発明と本出願の第2の発明
との違いは、PBX2を含む構内通信網には行先管理装
置が存在せず、移動通信サービスを備えた通常のPBX
システムでよい代わりに、係る行先管理装置が持ってい
た機能が、移動端末と行先表示装置に分散されている点
が特徴である。図13に本発明による行先表示システム
を、事業所などの構内交換網に適用した場合のシステム
構成図を示す。図13に示す構内交換網は構内交換機
(PBX)2を核として、PBX2の内線インタフェー
ス21,22,23, …2nに接続された構内回線31,32,33, …3n
を介して、通常の内線電話機3a,3b,…,3n 、移動電話サ
ービスを提供する基地局(BS)4a,4b …と共に、行先
表示装置1a,1b …が接続されている。PBX2からは内
線電話機3、基地局4、及び行先表示装置1は、いずれ
も内線端末の一つとして、各々、発着信のための内線端
末番号を付与されている。PBX2の内線インタフェー
スは、本出願の第1の発明と同様にISDN基本インタ
フェースを適用している。移動端末と基地局、及びPB
X2間の位置登録手順、及び発着信手順は第1の発明の
実施例で述べた第4図、第5図の動作シーケンスとまっ
たく同一であり、ここでの説明は省略する。
【0032】第2の発明による行先表示システムにおい
ては、移動端末及び行先表示装置間で在圏位置情報を授
受して、行先を表示するため、移動端末に例えば位置登
録手順に連動して、在圏ゾーンを自グループの属する行
先表示装置に対し送信する機能が付加されていることが
通常の移動端末と異なっている。図14に移動端末の概
略構成図を示す。
【0033】図14に示す様に、移動端末5はシステム
制御を行うマイクロコンピュータ(CPU)51を中核と
して、そのシステムバス上に接続された制御プログラム
が格納されたリードオンリメモリ(ROM)52、ダイヤ
ルキー、文字表示器、スピーカを持つマンマシンインタ
フェース53、ハンドセット54、ハンドセットからのアナ
ログ音声信号のA/D変換を行う音声コーデック54、音
声コーデックからのディジタル音声及びCPUからの制
御情報を所定形式のエアインタフェースにより基地局と
送受信するための無線部56、自移動端末の端末番号や利
用者が属するグループの行先表示装置の端末番号を記憶
した端末番号テーブル57から構成される。
【0034】図15に行先表示装置100 の概略的構成図
を示す。
【0035】行先表示装置100 は、PBX2を介して移
動端末5と連携し、移動端末5の在圏ゾーンが更新され
た場合に、移動端末5から行先表示装置100 に対し送信
されてくる在圏ゾーンが更新されたことを示す位置情報
を受信し、当該移動端末の利用者の行先表示欄に行先を
表示する機能を有する。
【0036】図15に行先表示装置100 の概略構成図を
示す。図15に示す様に、行先表示装置100 は行先表示
装置100 のシステム制御を行うマイクロコンピュータ
(CPU)101 を中核とし、そのシステムバス上に接続
された制御プログラムが格納されたリードオンリメモリ
(ROM)102 、表示パネル103 の月日、時分欄に月
日、及び時刻を表示するためのカレンダ/タイマ103 、
後述する位置表示情報テーブル108 及び表示欄テーブル
110 の各情報を入力するための保守端末インタフェース
104 、パーソナルコンピュータからなる保守端末105 、
行先表示パネルを所定のフォーマットにより表示するデ
ータを格納するための表示RAM107 、表示RAMの内
容を周期的にスキャンして、可視情報に変換するドット
マトリクスキャラクタジェネレータを内蔵した表示パネ
ル108 、位置番号と位置表示情報を対応づけて記憶した
位置表示情報テーブル109 、表示RAM107 のどの氏名
の行先欄に位置表示情報を表示するかを記憶した表示欄
テーブル110 、及び本行先管理装置6とPBX2間を構
内回線を介して接続するためのISDNインタフェース
106 から構成される。
【0037】位置表示情報テーブル109 は、図8(b)
に示した各ゾーンの基地局4から移動端末に報知情報で
報知される位置番号と当該ゾーンの位置表示情報、例え
ば、事業所内の建屋棟名称、部課名称、会議室番号な
ど、行先として表示する具体的な場所の名称の文字デー
タからなるテーブルである。また表示欄テーブル110
は、図11に示した表示欄Noに対応付けて、氏名表示
欄に表示すべき氏名と、当該氏名の利用者が携帯してい
る移動端末の端末番号とから構成されるテーブルであ
る。位置表示情報テーブル109 及び表示欄テーブル110
は、予め、システム管理者により、ROM102 に格納さ
れたテーブル作成のプログラムにより、保守用端末104
から所定のデータを入力することにより作成、記憶され
る。
【0038】次にISDNインタフェース106 は、当該
行先表示装置に属する利用者の移動端末5からPBX2
を介して送信されて来る位置表示情報、端末番号などの
情報を受信するためのものである。
【0039】次に、本発明による行先表示システムの全
体の動作を説明する。図16は、本発明に係る移動端末
MS5から基地局BS、PBX2を介しての行先表示装
置1間の連携した動作シーケンスを示すものである。
【0040】図16中の時点1において、図13に示し
たゾーンa内の行先表示装置1aに属するMS51a の利
用者が、例えば朝の出社に際して、自分のMSの電源を
投入したとする。この時点において、同ゾーン内のBS
−aからは位置番号=aの報知情報がBCCH上で周期的に
報知されている。この時MSはBSを介して位置登録手
順を起動し、PBX2の移動管理機能201 は、MS51a
がゾーンaに在圏していることを知り、以後、同MSに
対する着信は在圏ゾーンが次に更新される間での間、ゾ
ーンaに通知することになる。MSでは位置登録手順が
終わると、端末番号テーブル57から自グループの行先表
示装置番号を取り出して着番号(相手先番号)とし、自
移動端末番号(MS-no) と位置登録手順を行ったゾーンの
位置番号とをユーザ・ユーザ情報に含めた図6(a)に
示した形式の呼設定メッセージを生成し、PBX2に対
し発信を要求する。この時、伝達能力としては、非制限
ディジタル、チャネル識別子はチャネルなしに設定す
る。この発信の呼設定メッセージを受信したPBX2は
呼設定受付をMSに送信した後、着番号で指定された行
先表示装置1aへの着信を通知する呼設定を送信する。
これらの動作は図4で示した一般のISDN端末の動作
とまったく同一である。一方、着信の呼設定を受信した
行先表示装置1aは、呼設定受付メッセージをPBX2
に送信した後、解放完了を送信、着信を終了する。この
時、行先表示装置1内では呼設定メッセージで受信した
ユーザ・ユーザ情報に含まれた位置番号を参照して、位
置表示情報テーブル109 を検索し、位置番号に対応した
位置表示情報を選択し、またMS−Noから表示欄テー
ブル110 を検索し、行先表示欄の位置を割り出し、割り
出した行先表示欄位置に該当する位置の表示RAM17
に、選択した位置表示情報を書き込むことにより、例え
ば図1に示した行先欄の「在席」という文字が表示され
る。図5を用いて説明した様に、MS51a は待ち受け状
態においては、BSから報知情報を周期的に受信してお
り、すでに位置登録した同一のゾーン内では再度位置登
録手順を起動することは無いが、MS内に記憶した位置
番号と異なる位置番号の報知情報を受信した場合は、新
ゾーンに移動したものと見なし、在圏ゾーン更新の位置
登録手順が起動される。図16中の時点2において、M
S51a の利用者が例えば会議等により、MS51a を携帯
して図2に示したゾーンnの会議室に移動したとする。
この時点において、同ゾーン内のBS−nからは位置番
号=nの報知情報がBCCH上で周期的に報知されている。
この時点で、MSは以前に在圏ゾーンが移動したことを
知り、BSを介して位置登録手順が起動され、PBX2
の移動管理機能201 は、MS51a がゾーンnに在圏して
いることを記憶し、以後のMS51a に対する着信は自動
的にゾーンnに通知されることになる。MSでは位置登
録手順に連動して、自グループの行先表示装置1aに対
し、自グループの行先表示装置番号を着番号(相手先番
号)とし、自移動端末番号(MS-no) と位置登録手順を行
ったゾーンの位置番号とをユーザ・ユーザ情報に含めた
図6(a)に示した形式の呼設定メッセージを生成し、
PBX2に対し発信を要求し、以下、前述と同様の動作
シーケンスにより、行先表示装置1aには該当する氏名
の行先表示欄に更新された位置が表示されることにな
る。
【0041】さて、上述の説明により、第1、第2の発
明による行先表示装置において、いかにして行先表示欄
に移動端末の在圏する位置情報が表示されるかを明らか
にしたが、次に第1図に示した行先表示装置の備考欄の
表示方法について説明する。行先表示には単に行先だけ
でなく、備考欄に席に戻る時間や事業所から外出して行
先表示システムのサービス対象外の地域に外出する場合
の外出先、電話番号、あるいは休暇などの簡単な個人ス
ケジュールを任意メッセージとして表示できれば、非常
に有効である。図14に示した移動端末の構成におい
て、制御プログラムが格納されたROM2に、マンマシ
ンインタフェース53の表示器に「アイウエオ・・・・」
の五十音を表示し、これをダイヤルキーで選択すること
により、任意のメッセージの編集機能を搭載する。ある
いは頻繁に使用する定型メッセージを予め記憶させてお
き、これを選択する様にしたり、電話帳プログラムに格
納された相手氏名、電話番号を利用してメッセージを編
集することもできる。移動端末からのメッセージの送信
は、移動電話の利用者が席を外す際に、あるいは会議室
などに移動した際に、所望のメッセージを編集あるいは
選択し、そのメッセージをユーザ・ユーザ情報に含めた
呼設定メッセージにより自グループの行先表示装置に対
して発信する操作をすることにより、行先表示装置の備
考欄に任意のメッセージを表示することにより行う。さ
らに、移動端末が位置登録手順を起動した時、これに連
動して、自グループの行先表示装置に位置番号を送信す
る呼設定を送信する前に、利用者にアラームなどを鳴動
させて、メッセージの投入を促すようにしても良い。
【0042】行先表示装置には、移動端末から受信した
呼設定メッセージ中に含まれたユーザ・ユーザ情報か
ら、移動機番号、位置番号と合わせて上述のメッセージ
を取り出し、移動機番号から該当する氏名の表示欄を割
り出し、位置番号から位置表示情報に対応した位置情報
を行先欄に表示、さらにメッセージを備考欄に表示する
様に、表示RAMの対応する位置に文字情報を書き込む
ことになる。
【0043】上記の実施例においては、大型の表示素子
を持った壁掛けタイプの行先表示パネルを使用した行先
表示装置の場合について述べたが、これは壁掛けタイプ
に限らず、他の表示素子を有する表示装置においても実
現できる。例えば、行先表示装置をパーソナルコンピュ
ータにISDNインタフェースなどの回線インタフェー
スを増設し、ソフトウェアによりCRTディスプレイあ
るいは液晶ディスプレイに所定フォーマットの行先表示
をすることができる。また、行先表示面の表示フォーマ
ットも実施例に限定されず、種々変形できることは勿論
である。
【0044】上記の実施例においては、移動端末におい
て、基地局から報知情報で受信した位置番号が以前に位
置登録した位置番号と異なると、すぐに、新しい基地局
に対し位置登録手順を起動し、在圏ゾーンを更新する場
合について説明したが、一般には隣設するゾーン間では
周辺の基地局からの電波の電界強度レベルを測定し、よ
り強い電界強度の基地局に対し位置登録することとな
る。そこで、同一フロアで壁などの遮蔽物のないゾーン
間を短時間で人が移動した場合に、むやみに位置登録手
順が起動されたり、むやみに行先表示装置の表示が更新
されることを防止するため、より強い電界強度の基地局
のゾーンに所定時間以上継続して在圏していることを検
出して、位置登録手順を起動し、行先表示装置への行先
情報の送信をする様にしてもよい。
【0045】上記の実施例では、行先表示の更新は、該
当する移動端末が新しいゾーンに移動し、新しい基地局
に対し位置登録手順を起動した後に、行先表示装置の行
先を更新する様にしたため、例えば移動端末が基地局か
らの電波が到達しない非サービスエリアに移動した際
に、行先の表示が旧位置を表示したままとなる。これを
解消するため行先管理装置もしくは行先表示装置から、
周期的に各移動端末を呼び出し、応答が無い場合は、行
先表示欄を消去する様にすることもできる。
【0046】さらには上記実施例では、事業所など、P
BXを中心とした構内交換システムの場合について述べ
たが、これは構内に限ること無く、自動車電話やセルラ
ーフォンなど、広域の移動通信サービスに適用すること
もできる。この場合、一つの基地局がカバーするエリア
が広域化するため、在圏場所の詳細な特定はできないた
め、地区名などのおおまかな位置情報を網サービスとし
て提供し、位置情報の詳細は利用者の必要により、移動
端末の操作により、ユーザ・ユーザ情報で、事業所内に
設置された行先表示装置に送信する様にしても良い。ま
た、通信網と移動端末、あるいは行先管理装置、行先表
示装置間の通信手順も実施例に限定されるものではな
い。さらに、移動端末は、例えば無線カード等であって
もかまわない。
【0047】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、移
動端末と網との間の在圏ゾーンを通知する位置登録手順
により、移動端末の在圏ゾーンを特定し、位置登録手順
に知り得た移動端末の在圏位置情報を元に、当該移動端
末の属するグループの行先表示装置に自動的に行先を自
動的に表示する行先表示システムを提供することができ
る。したがって、利用者は外出などで席を不在にする場
合に、いちいち行先表示板に行先を記入したり、あるい
は席に戻った際に行先欄を消したりする必要が無く、利
用者の行先に対応して、自動的に行先の表示や備考欄に
任意のメッセージを表示したりできる。さらに外出先か
ら外出先へと移動する場合でも、利用者が逐一連絡をし
なくても、自動的にかつタイムリーな行先の表示を可能
としており、周囲の人は不在者の行先を適確に把握する
ことが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による行先表示システムにおける行先表
示装置の外観図
【図2】本発明による行先表示システム全体の概略構成
【図3】従来の行先表示板の外観図
【図4】PBXと内線端末、及び基地局を介しての移動
端末が発着信に際して行う動作シーケンス例
【図5】PBXと基地局、移動端末間の位置登録シーケ
ンス例
【図6】発着信に際して、PBXと基地局、移動端末、
行先管理装置、行先表示装置間で授受される呼制御メッ
セージの構成図
【図7】本発明による行先管理装置の概略的構成図
【図8】本発明による行先管理装置の位置表示情報テー
ブル及び端末グループテーブルのフォーマット
【図9】本発明による行先表示装置の概略的構成図
【図10】本発明による行先表示装置の表示フォーマッ
【図11】本発明による行先表示装置の表示欄テーブル
のフォーマット
【図12】本発明による行先表示システムの動作シーケ
ンス
【図13】第2の本発明による行先表示システムの全体
の構成図
【図14】本発明による移動端末の概略的構成図
【図15】第2の本発明による行先表示装置の概略的構
成図
【図16】第2の本発明による行先表示システムの動作
シーケンス
【符号の説明】
1…行先表示システム 2…PBX(構内交換機) 3…内線電話機 4…基地局 6…行先管理装置 11…月日表示欄 12…時計表示欄 13…氏名表示欄 14…行先表示欄 15…備考欄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/04 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動端末と網との間で在圏ゾーンを通知
    するための位置登録手順を有する移動通信システムの網
    制御装置において、 在圏ゾーンに対応して登録された位置表示情報の記憶手
    段と、移動端末の在圏ゾーンに対応した位置表示情報を
    前記記憶手段から選択する手段と、選択した在圏位置表
    示情報及び移動端末の識別情報の送信手段と、この送信
    手段から受信した位置表示情報及び移動端末の識別情報
    の表示手段とを具備することを特徴とする行先表示シス
    テム。
  2. 【請求項2】 移動端末と網との間で在圏ゾーンを通知
    するための位置登録手順を有する移動通信システムにお
    いて、 在圏ゾーンを更新する位置登録手順に連動、または所定
    の周期、または所定の操作がされた時に移動端末の識別
    情報及び在圏位置情報をあらかじめ設定されたアドレス
    に送信する手段を具備した移動端末と、移動端末からの
    識別情報及び在圏位置情報との受信手段と、在圏位置情
    報に対応した位置表示情報の記憶手段と、移動端末から
    受信した位置情報に対応した位置表示情報を前記記憶手
    段から選択する手段と、選択された位置表示情報と移動
    端末の識別情報の表示手段とを具備した行先表示装置と
    から成り、移動端末の在圏位置を表示することを特徴と
    する行先表示システム。
  3. 【請求項3】 移動端末の位置表示情報及び移動端末の
    識別情報の表示手段をグループ化する手段を具備し、移
    動端末の在圏ゾーンが更新された時、移動端末の属する
    グループの表示手段に位置表示情報及び移動端末の識別
    情報を送信することを特徴とする請求項1記載の行先表
    示システム。
  4. 【請求項4】 移動端末の在圏ゾーンの更新時に起動す
    るタイマを具備し、在圏ゾーンが所定時間以上更新され
    ない時に、移動端末の在圏位置を表示させることを特徴
    とする請求項1または2記載の行先表示システム。
  5. 【請求項5】 在圏位置の表示手段は、移動端末の識別
    情報に対応づけた複数の行先表示欄を有し、受信した移
    動端末の識別情報に対応する行先欄に、受信した在圏位
    置情報を表示させることを特徴とする請求項1または2
    記載の行先表示システム。
  6. 【請求項6】 移動端末の在圏ゾーンを定期的に確認す
    る手段を具備し、移動端末が在圏外であることを検出し
    た場合、在圏位置の表示手段の表示を消去することを特
    徴とする請求項1または2記載の行先表示システム。
  7. 【請求項7】 移動端末において任意のメッセージを送
    信する手段と、行先表示装置において任意のメッセージ
    を受信する手段とを具備し、備考表示欄に受信した任意
    のメッセージを表示させることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の行先表示システム。
  8. 【請求項8】 移動端末が無線カードである請求項1ま
    たは2記載の行先表示システム。
JP6202012A 1994-08-26 1994-08-26 行先表示システム Pending JPH0870484A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6202012A JPH0870484A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 行先表示システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6202012A JPH0870484A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 行先表示システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0870484A true JPH0870484A (ja) 1996-03-12

Family

ID=16450466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6202012A Pending JPH0870484A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 行先表示システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0870484A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001203810A (ja) * 2000-01-24 2001-07-27 Shimizu Corp 個別所在検出管理システム
JP2006333503A (ja) * 2006-07-18 2006-12-07 Fujitsu Ltd 連絡先提示システム
JP2006350436A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Ricoh Co Ltd 決裁ワークフローシステムおよび決済ワークフロー制御方法
JP2007102392A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Toshiba Corp 行き先掲示板システム
JP2010166193A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Hitachi Ltd ネットワークに接続された機器と連動した行先表示システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001203810A (ja) * 2000-01-24 2001-07-27 Shimizu Corp 個別所在検出管理システム
JP2006350436A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Ricoh Co Ltd 決裁ワークフローシステムおよび決済ワークフロー制御方法
JP4504258B2 (ja) * 2005-06-13 2010-07-14 株式会社リコー 決裁ワークフローシステムおよび決済ワークフロー制御方法
JP2007102392A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Toshiba Corp 行き先掲示板システム
JP2006333503A (ja) * 2006-07-18 2006-12-07 Fujitsu Ltd 連絡先提示システム
JP2010166193A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Hitachi Ltd ネットワークに接続された機器と連動した行先表示システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1209937B1 (en) Location registration control method, mobile communication network, and communication terminal
EP0874529B1 (en) Mobile information device with user information service in a local area
JP3365054B2 (ja) 位置情報送信システムおよびそれに用いられる位置情報管理装置
JP3031430B2 (ja) 無線電話サービスにおける加入者への呼のルーティング方法
JP2003158577A (ja) 電気通信加入者プロファイルを更新するための個人情報マネージャ
CN1316846C (zh) 提供主叫号码历史的设备和方法
JP3784257B2 (ja) 加入者エリアを決定する移動無線電話システム用通信システムおよび適切な方法
JPH0870484A (ja) 行先表示システム
KR100264978B1 (ko) 이동통신망에서의 그룹페이징 서비스 방법
JP3061033B2 (ja) 無線電話システムの個人情報管理方式
JPH10124722A (ja) 無線通信端末を用いた自動勤怠管理システム
JP3215606B2 (ja) 電子メール音声変換サービスシステム
KR100407177B1 (ko) 인터넷을 이용한 이동통신 단말기의 부가정보 관리 방법
JPH0983651A (ja) 交換装置
JP3093522B2 (ja) 移動体通信装置
JP3073406U (ja) 登録電話番号保管システム
JP2000198441A (ja) 携帯型列車運転状況表示装置
KR20020012715A (ko) 이동 단말기를 이용한 어학 학습 서비스 방법
JPH08248115A (ja) 行先位置表示システム及び行先位置表示方法
JP2001285924A (ja) 無線交換システム顧客サービス提供方式
KR100251721B1 (ko) 착신서비스를제공하기위한씨티-2착신정합교환시스템및그제어방법
JP3611017B2 (ja) 携帯端末システムおよびそれを実現するための携帯端末
JP2768485B2 (ja) 着信メッセージの自動転送方式
KR100594011B1 (ko) 디지털 유럽형 무선전화 시스템에서 휴대기에 내선번호를 부여하고 표시하는 방법
JPH0669861A (ja) 移動通信による所在位置管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000620