JP3215606B2 - 電子メール音声変換サービスシステム - Google Patents

電子メール音声変換サービスシステム

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JP3215606B2 JP16958595A JP16958595A JP3215606B2 JP 3215606 B2 JP3215606 B2 JP 3215606B2 JP 16958595 A JP16958595 A JP 16958595A JP 16958595 A JP16958595 A JP 16958595A JP 3215606 B2 JP3215606 B2 JP 3215606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子メールサービスシ
ステムに係り、特に、音声による電子メールサービスを
効率良く行なうのに好適な電子メール音声変換サービス
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータネットワークを介し
て、パソコン等の端末同士で情報を交換する電子メール
サービスが開発されている。特に、例えば電子情報通信
学会編「電子情報通信ハンドブック」(1988年、オ
ーム社発行)の第2720〜2721頁に記載のような
音声メールサービス(電子メール音声変換サービス)に
おいては、電話端末や音声生成機能を有するデータ端末
(ワークステーション、パソコン)等を介して音声によ
る情報交換が可能である。
【0003】以下、通信網における電気通信システムを
利用して、利用者が電話端末から電子メールの内容を音
声で読み出す技術に関して説明する。図8は、従来の電
子メール音声変換サービスを提供するシステムの構成例
を示すブロック図である。本図8において、1,1aは
音声生成機能1bを持つデータ端末、2は電子メール管
理機能2aを持つ電子メール装置、3はデータ端末1a
と電子メール装置2、および、電子メール装置2とイン
タフェース変換装置5を接続する信号回線、4はデータ
端末1とインタフェース変換装置6を接続する信号回線
であり、インタフェース変換装置5は、信号回線3と電
話回線7を接続し、インタフェース変換装置6は、信号
回線4と電話回線8を接続する。そして、電話回線7,
8は図示していない他の電話回線と共に通信網9に収容
されている。
【0004】このような構成の電子メール音声変換サー
ビスシステムにおいて、データ端末1が、信号回線4〜
インタフェース変換装置6〜電話回線8〜通信網9〜電
話回線7〜インタフェース変換装置5〜信号回線3の経
路で、電子メール装置2から電子メールを取り出し、音
声に変換する動作について、図9に基づき説明する。
【0005】図9は、図8に示すシステムにおける従来
の電子メール音声変換サービスの手順例を示すシーケン
ス図である。電子メールサービス利用者の電子メール装
置接続命令により、データ端末1は、(信号回線4〜)
インタフェース変換装置6〜(電話回線8〜)通信網9
〜(電話回線7〜)インタフェース変換装置5(〜信号
回線3)の経路で、電子メール装置2に接続命令を送信
する。電子メール装置2は、接続が可能であれば接続応
答を接続命令と同じ経路を逆に辿りデータ端末1に送信
する。
【0006】データ端末1は、次にメール読み出し命令
を接続命令と同じ経路で電子メール装置2に送信する。
電子メール装置2は、図8に示すメール管理機能2aか
ら利用者宛のメールを取り出し、接続応答と同じ経路
で、データ端末1に送信する。データ端末1は、メール
を図8に示す音声変換機能1bで音声に変換し、利用者
に聞かせる。尚、図8におけるデータ端末1aの場合に
は、信号回線3を通じて、電子メール装置2から電子メ
ールを取り出し、音声に変換する。
【0007】図10は、他の従来の電子メール音声変換
サービスシステムの構成例を示すブロック図である。本
システムは、データ端末と電話端末を介して電子メール
音声サービスを行なうものであり、電話メール装置14
には、図8に示した接続構成のデータ端末10,10a
の他に、電話回線12、通信網9および電話回線13を
介して電話端末11,11aが接続されている。そし
て、電話メール装置14には、電話端末11,11aと
の接続制御を行なうための音声生成機能14bと電話接
続機能14cとが設けられている。
【0008】すなわち、電子メール装置14には、デー
タ端末10aが、信号回線3を通じて、また、データ端
末10が、信号回線4〜インタフェース変換装置6〜電
話回線8〜通信網9〜電話回線7〜インタフェース変換
装置5〜信号回線3の経路で接続されると共に、データ
端末10,10aの最寄りの各電話端末11,11a
が、電話回線12〜通信網9〜電話回線13の経路で接
続されている。そして、電子メール装置14では、メー
ル管理機能14aで蓄積している電子メールを、音声生
成機能14bにより音声に変換し、電話接続機能14c
を介して接続された電話端末11,11aに送出する。
以下、データ端末10および電話端末11を介しての電
子メール音声変換サービスに関しての動作説明を行な
う。
【0009】図11は、図10に示すシステムにおける
従来の電子メール音声変換サービスの手順例を示すシー
ケンス図である。まず、電子メールサービスの利用者か
らの電子メール装置接続命令により、データ端末10
は、(信号回線4〜)インタフェース変換装置6〜(電
話回線8〜)通信網9〜(電話回線7〜)インタフェー
ス変換装置5(〜信号回線3)の経路で、電子メール装
置14に接続命令を送信する。電子メール装置14は、
接続が可能であれば、接続応答を接続命令と同じ経路を
逆に辿ってデータ端末10に送信する。次に、利用者に
よる電話端末11からの発呼により、図10における電
話回線12〜通信網9〜電話回線13の経路で電話端末
11と電子メール装置14間が接続される。
【0010】このようにしてデータ端末10および電話
端末11が、電子メール装置14に接続された状態で、
利用者が、データ端末10からメール読み出し命令を接
続命令と同じ経路で電子メール装置14に送信すると、
電子メール装置14は、メール管理機能14aから利用
者宛のメールを取り出し、音声生成機能14bで音声に
変換し、電話接続機能14cを通じて、図10における
電話回線13〜通信網9〜電話回線12の経路で電話端
末11に送出し、利用者に、電子メールの内容を音声を
聞かせる。
【0011】次に、図8および図10に示した従来の電
子メール音声変換サービスシステムにおいて、利用者宛
のメールが電子メール装置2,14に到着した時、電子
メール装置2,14が通信回線3を通じて、または、信
号回線3〜インタフェース変換装置5〜電話回線7〜通
信網9〜電話回線8〜インタフェース変換装置6〜信号
回線4の経路で、例えば、データ端末1,10にメール
到着を通知する電子メール到着通知サービスに関しての
従来技術について説明する。
【0012】図12は、従来の電子メール到着通知サー
ビスの手順例を示すシーケンス図である。電子メールサ
ービスの利用者が、データ端末1,10から、(信号回
線4〜)インタフェース変換装置6〜(電話回線8〜)
通信網9〜(電話回線7〜)インタフェース変換装置5
(〜信号回線3)の経路で、接続命令を電子メール装置
2,14に送信すると、電子メール装置2,14は、接
続が可能であれば、接続応答を接続命令と同じ経路を逆
に辿ってデータ端末1,10に送信する。この時、電子
メール装置2,14に利用者宛のメールが既に到着して
いた場合、電子メール装置2,14は、接続応答と同じ
経路でデータ端末1,10にメール到着通知を送信す
る。データ端末1,10は、そのメール到着通知をモニ
タ等に表示して利用者にメールの到着を通知する。
【0013】以上、図8〜図12を用いて説明したよう
に、従来の電子メールサービス技術では、電子メール装
置で管理されているメールを読み出すために、データ端
末が必要である。また、そのメールを音声に変換するた
めには、データ端末あるいは電子メール装置に、音声生
成機能を備える必要がある。すなわち、電子メールサー
ビス利用者は、メールを読み出すためのデータ端末や、
メールを音声に変換するための音声生成機能付きのデー
タ端末を備える必要があり、サービス利用のコストが高
くなる。あるいは、電子メールサービス提供者が、電子
メール音声変換サービスを提供するために、電子メール
装置に音声生成機能を備える必要があり、サービスシス
テムのコストが高くなる。
【0014】また、電子メールの到着は、サービス利用
者が、電子メール装置に接続した時、あるいは接続中に
通知されるため、サービス利用者が電子メール装置に接
続していない時は、電子メールの到着が確認できない。
さらに、電子メールサービス利用者が、音声生成機能付
きのデータ端末で電子メール音声変換サービスを利用す
る場合、そのサービスの実行手順を利用者の利用形態に
合わせて、利用者自身またはデータ端末提供者が全ての
データ端末について設定しなければならない。また、電
子メールサービス提供者が音声生成機能付きの電子メー
ル装置で、電子メール音声変換サービスを提供する場
合、そのサービスの実行手順を、利用者の利用形態に合
わせて、電子メールサービス提供者が、全ての電子メー
ル装置について、および、その電子メール装置に収容さ
れている全ての利用者について設定しなければならな
い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、電子メールを読み出すためにデ
ータ端末が必要である点と、そのメールを音声に変換す
るためには、データ端末あるいは電子メール装置に、音
声生成機能を備える必要がある点と、サービス利用者
は、データ端末が電子メール装置に接続していない時
は、電子メールの到着が確認できない点、および、音声
生成機能付きのデータ端末で電子メール音声変換サービ
スを利用する場合、そのサービスの実行手順を利用者の
利用形態に合わせて、利用者自身またはデータ端末提供
者が全てのデータ端末について設定しなければならない
点、さらに、音声生成機能付きの電子メール装置で、電
子メール音声変換サービスを提供する場合、電子メール
サービス提供者が、そのサービスの実行手順を、利用者
の利用形態に合わせて、全ての電子メール装置につい
て、および、その電子メール装置に収容されている全て
の利用者について設定しなければならない点である。本
発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、電子メ
ールサービスの利用コストおよび提供コストの軽減と、
利用者の電子メールの取得漏れの防止、および、電子メ
ール音声変換サービスの利用者毎の実行手中設定の作業
軽減を可能とする電子メール音声変換サービスシステム
を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電子メール音声変換サービスシステムは、
(1)複数の電話端末との回線接続制御を行なう手段
と、複数の電子メール装置との回線接続制御を行なう手
段と、接続した上記電話端末宛のテキストデータ形式の
電子メール情報を、上記接続した電子メール装置から取
得する手段と、該取得したテキストデータ形式の電子メ
ール情報を音声に変換する手段とを少なくとも有する電
子メール音声変換装置を有し、上記電話端末に、公衆回
線に接続された上記電子メール音声変換装置を介して、
音声に変換された電子メールが提供される電子メール音
声変換サービスシステムにおいて、上記電子メール音声
変換装置は、電子メール音声変換サービスの利用者毎の
実行手順情報を集中して登録するサービス制御局と、該
サービス制御局に登録した上記実行手順情報に基づき、
上記複数の電話端末との回線接続制御、上記複数の電子
メール装置との回線接続制御、および上記電子メール情
報の音声変換を少なくとも含む上記電子メール音声変換
サービスの利用者に依存しない共通な制御機能を集中し
て有する特殊交換局とをさらに有することを特徴とす
る。また、(2)上記(1)に記載の電子メール音声変
換サービスシステムにおいて、上記電子メール装置は、
新たな電子メール情報の到着時に上記電子メール音声変
換装置に接続要求を送出する手段を有し、該接続要求を
受信した上記電子メール音声変換装置は、上記電子メー
ル装置との接続後に、該電子メール装置から上記新たな
電子メール情報を受信すると共に、該新たな電子メール
情報の事前に登録された宛先の電話端末を抽出し、該抽
出した宛先の電話端末に発呼接続し、該接続した電話端
末に、上記受信した新たな電子メール情報を音声変換し
て送出することを特徴とする。また、(3)上記(2)
に記載の電子メール音声変換サービスシステムにおい
て、上記電子メール音声変換装置は、上記発呼接続先の
電話端末が、話中か不出もしくは応答者が利用者でない
場合とを少なくとも含む不達状態であることを判別する
と、上記発呼接続先の電話端末に対応して予め設定され
ている移動端末を呼び出す手段と、該移動端末に、上記
電子メール装置から受信した新たな電子メール情報をテ
キストデータ形式で送信する手段とをさらに有すること
を特徴とする。また、(4)上記(1)ないし(3)に
記載の電子メール音声変換サービスシステムにおいて、
上記サービス制御局を、信号網を介して複数の上記特殊
交換局に接続することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明においては、電子メール音
声変換装置を設けることにより、電子メールサービスの
利用者が、通常の電話端末のみを用いて、電子メールを
音声で読み出すことができる。すなわち、利用者が、最
寄りの電話端末から、電子メール音声変換装置に接続要
求を送出すると、電子メール音声変換装置は、利用者の
所属する電子メール装置を接続し、この電子メール装置
に利用者宛の電子メールがあれば、この電子メールを受
信する。そして、電子メール音声変換装置は、この電子
メールを音声生成機能で音声に変換して電話端末に送出
し、利用者に聞かせる。このように、電子メールサービ
スの利用者は、従来必要としたデータ端末や音声生成機
能を用いることなく、通常の電話端末のみで、低コスト
に、電子メールのサービスを得ることができる。また、
電子メールサービスの提供者も、電子メール装置に電話
接続機能や音声生成機能を設ける必要がなく、低コスト
にサービス運営を行なうことができる。
【0018】また、電子メール装置は、新たに電子メー
ルが到着する度に、電子メール音声変換装置に通知し、
この通知に基づき、電子メール音声変換装置は、この電
子メールの宛先である電話端末に発呼し、正当な利用者
に、音声変換した電子メールを送出する。もし、この電
子メール音声変換装置からの電話端末への発呼時に、電
話端末が話中であったり、所定の時間が経っても応答
(オフフック信号)がない場合、あるいは、応答した利
用者が指定しているもの(正当な利用者)でなければ、
電子メール音声変換装置は、予め設定登録されているポ
ケベルや自動車電話等の移動端末に、電子メールを転送
し、ポケベル上等に表示させる。このことにより、電子
メールサービスの利用者は、電子メールの取得を忘れる
ことなく、確実に受け取ることができる。
【0019】また、電子メール音声変換装置を、特殊交
換局とサービス制御局に分けて構成し、特殊交換局に、
電子メール音声変換機能や電話回線接続機能等の電子メ
ール音声変換サービス利用者に依存しない共通機能を集
中して設け、サービス制御局に、電子メール音声変換サ
ービスの利用者毎の実行手順情報を集中して設ける。
尚、特殊交換局とサービス制御局は、信号回線を介して
接続しても良い。このように、特殊交換局に共通機能を
集中して設け、サービス制御局に利用者毎の実行手順情
報を集中して設けることにより、電子メール音声変換サ
ービスの提供者は、設備コストを低減することができる
と共に、電子メール音声変換サービス実行手順情報の設
定作業を軽減することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の電子メール音声変換サービ
スシステムの本発明に係る構成の一実施例を示すブロッ
ク図である。本実施例の電子メール音声変換サービスシ
ステムは、受信した電子メールの蓄積等を行なうメール
管理機能2aを有する電子メール装置2と、電子メール
装置2を電話回線7に接続するためのインタフェース変
換装置5と、電話回線12に接続された電話端末11と
を収容する通信網9に、電話回線16,17を介して、
本発明に係る電子メール音声変換装置を構成する特殊交
換局15とサービス制御局20を設け、さらに、ポケベ
ル(ポケットベル、図中PTと記載)端末22を接続す
るポケベル装置局(図中、PBと記載)23を設けて構
成されている。また、特殊交換局15とサービス制御局
20間は、信号回線18,21および信号網を介して接
続されている。尚、本例では、図示されていないが、電
子メール装置や電話端末、ポケベル端末および特殊交換
局等は、各々複数設けられている。
【0021】特殊交換局15には、電話端末11間の回
線接続制御を行なう電話接続機能15a、任意語合成式
の音声生成機能15b、電子メール装置2間の回線接続
制御を行なうインタフェース変換機能15c、電子メー
ル装置2からの電子メールを蓄積するメール管理機能1
5d、特殊交換局15全体の動作制御を行なう制御機能
15e、および、サービス制御局20間の回線接続制御
を行なう通信制御機能15fが設けられている。また、
サービス制御局20は、電子メールサービスの利用者毎
に対応してサービス手順とサービス情報を登録してお
り、このサービス手順とサービス情報に基づき、特殊交
換局15に対して指示を与える。尚、本実施例において
は、サービス制御局20には、電話端末11が話中等で
使用できない場合の電子メールの転送先としてポケベル
端末22が登録されている。
【0022】このように、本例においては、本発明に係
る電子メール音声変換装置を、特殊交換局15とサービ
ス制御局20に分け、信号回線18,21、信号網19
を介して接続した構成としている。そして、特殊交換局
15には、電話接続機能15aや音声生成機能15b、
インタフェース変換機能15c、メール管理機能15d
等のサービス利用者に依存しない共通機能を集中して設
け、また、サービス制御局20には、サービス利用者毎
の実行手順情報を集中して設けている。このことによ
り、電子メール音声変換サービスの提供者は、設備コス
トを低減することができると共に、電子メール音声変換
サービス実行手順情報の設定作業を軽減することができ
る。
【0023】以下、このような構成の電子メール音声変
換サービスシステムにおける動作説明を行なう。電子メ
ールサービスの利用者が、電話端末11から特殊交換局
15に対して接続信号を送信すると、特殊交換局15
は、サービス制御局20に対して次の処理を問い合わせ
る。サービス制御局20は、特殊交換局15からの問い
合わせに対して、サービス手順と、サービス利用者に対
応したサービス情報を参照して次の処理を決定し、特殊
交換局15に指示を返信する。特殊交換局15は、サー
ビス制御局20からの指示に従い、サービス利用者の電
話端末11に対して接続応答信号を送信すると共に、サ
ービス利用者の所属する電子メール装置2に対して接続
信号を送信し、電子メール装置2からの接続応答信号を
受信した後、サービス制御局20に対して次の処理を問
い合わせる。
【0024】サービス制御局20は、この特殊交換局1
5からの問い合わせに対して、サービス手順と、サービ
ス利用者に対応したサービス情報を参照して次の処理を
決定し、特殊交換局15に指示を返信する。特殊交換局
15は、サービス制御局20からの指示に従い、電子メ
ール装置2に対してサービス利用者宛の電子メールの転
送を指示し、電子メール装置2は、管理しているサービ
ス利用者宛の電子メールを、特殊交換局15のメール管
理機能15dに対して送信する。
【0025】特殊交換局15は、受信したテキストデー
タ形式の電子メールをメール管理機能15dに保存した
後、サービス制御局20に対して次の処理を問い合わせ
る。サービス制御局20は、特殊交換局15に対して電
子メールの内容の音声への変換を指示する。特殊交換局
15は、サービス制御局20からの指示に従って、メー
ル管理機能15dに保存したテキストデータ形式の電子
メールを音声生成機能15bへ転送し、その内容を音声
に変換した後、サービス利用者の電話端末11に送信す
る。このようにして、サービス利用者は、電話端末11
にみを用いて、音声による電子メールサービスを受ける
ことができる。
【0026】次に、本発明に係る電子メールの到着通知
動作に関して説明する。電子メール装置2は、サービス
利用者宛の新規の電子メールが到着すると、特殊交換局
15に対して接続信号を送信する。特殊交換局15は、
サービス制御局20に対して次の処理を問い合わせ、サ
ービス制御局20は、特殊交換局15からの問い合わせ
に対して、サービス手順とサービス利用者に対応したサ
ービス情報を参照して次の処理を決定し、特殊交換局1
5に指示を返信する。特殊交換局15は、サービス制御
局20からの指示に従い、電子メール装置2に対して接
続応答信号を送信して接続を行ない、電子メール装置2
は、管理しているサービス利用者宛の電子メールを、特
殊交換局15のメール管理機能15dに対して送信す
る。
【0027】特殊交換局15は、受信したテキストデー
タ形式の電子メールをメール管理機能15dに保存した
後、サービス制御局20に対して次の処理を問い合わせ
る。サービス制御局20は、特殊交換局15からの問い
合わせに対して、サービス利用者に対応したサービス情
報を参照してサービス利用者が予め登録している電話端
末11への接続指示を返信する。特殊交換局15は、サ
ービス制御局20からの指示に従い、呼接続機能により
指定の電話端末11に接続信号を送信し、電話端末11
からの接続応答信号を受信した後、サービス制御局20
に対して次の処理を問い合わせる。もし、接続信号を送
信した指定の電話端末11が、話中もしくは一定時間接
続応答信号を受信しない不出の場合には、特殊交換局1
5は、サービス制御局20にその旨を通知すると共に次
の処理を問い合わせる。
【0028】まず、特殊交換局15が電話端末11から
の接続応答信号を受信した場合には、サービス制御局2
0は、特殊交換局15からの問い合わせに対して、応答
者の確認処理を指示する。特殊交換局15は、サービス
制御局20からの指示に従い、応答者に対して音声情報
により確認データの送信を指示し、受信した確認データ
をサービス制御局20に対して送信すると共に次の処理
を問い合わせる。サービス制御局20は、特殊交換局1
5から受信した確認データを、サービス利用者に対応し
たサービス情報中の登録データと比較し、一致すれば、
応答者が指定されたものであると判断し、特殊交換局1
5に対して電子メールの内容の音声への変換を指示す
る。そして、特殊交換局15は、サービス制御局20か
らの指示に従って、保存したテキストデータ形式の電子
メールをメール管理機能15dから音声生成機能15b
へ転送し、その内容を音声に変換した後、サービス利用
者の電話端末11に送信する。このようにして、サービ
ス利用者は、音声による電子メールを電話端末11を介
して、電子メール装置に新たな電子メールが届く度に受
け取ることができる。
【0029】また、特殊交換局15から、電話端末11
の話中もしくは不出の状態が通知された場合には、サー
ビス制御局20は、サービス利用者に対応したサービス
情報を参照してサービス利用者が予め登録しているポケ
ベル端末22への接続指示を返信する。特殊交換局15
は、サービス制御局20からの指示に従い、ポケベル端
末22への接続信号を、ポケベル装置局23を介して送
信し、ポケベル端末22からの接続応答信号を受信した
後、保存したテキストデータ形式の電子メールの内容を
送信する。そして、ポケベル端末22は、受信した電子
メール内容を表示する。このようにして、サービス利用
者は、電子メール装置に新たに届いた電子メールを確実
に受け取ることができる。
【0030】また、サービス制御局20は、応答者から
の確認データと、サービス利用者に対応したサービス情
報中の登録データとの比較結果が、不一致であれば、応
答者が、指定された者でないと判断する。そして、サー
ビス利用者に対応したサービス情報を参照し、サービス
利用者が予め呼出し先のポケベル端末番号を登録してい
れば、このポケベル端末22への接続指示を、特殊交換
局15に返信し、また、登録していなければ、電話端末
11との接続の切断を指示する。特殊交換局15は、サ
ービス制御局20からポケベル端末22への接続指示を
受信した場合は、ポケベル端末22へ接続信号を送信
し、接続応答信号を受信した後、保存したテキストデー
タ形式の電子メールの内容を送信し、ポケベル端末22
に表示させる。また、電話端末11との接続の切断指示
を受信した場合は、特殊交換局15は、電話端末11に
その旨を音声情報で通知した後切断する。
【0031】以下、図2〜図7を用いて、このような電
子メール音声変換サービスの実施手順について説明す
る。図2は、図1における電子メール音声変換サービス
システムの本発明に係る電子メール音声変換サービスの
第1の手順例を示すシーケンス図である。本例は、通常
の電話端末11のみを用いて、電子メールサービスの利
用者に、音声による電子メールサービスを提供する手順
を示すものであり、サービス利用者は、電話端末11か
ら接続命令を特殊交換局15へ通信網9を経由して送信
する。特殊交換局15は、この電話端末11からの接続
命令を受信すると、サービス問い合わせを、サービス制
御局20へ信号網19を経由して送信する。サービス制
御局20は、特殊交換局15からのサービス問い合わせ
を受信すると、サービス手順とサービス情報を参照し
て、電話端末11への接続応答と、電子メール装置2へ
の接続命令を特殊交換局15へ信号網19を経由して送
信する。
【0032】特殊交換局15は、電話端末11へ接続応
答を送信し、また、電子メール装置2へ接続命令を通信
網19〜インタフェース変換装置5を経由して送信す
る。電子メール装置2は、接続が可能ならば接続応答を
特殊交換局15へ、インタフェース変換装置5〜通信網
9を経由して送信する。特殊交換局15は、電子メール
装置2からの接続応答を受信すると、次の処理を問い合
わせるため、サービス制御局20に、次処理問合わせを
信号網19を経由して送信する。サービス制御局20
は、特殊交換局15からの次処理問い合わせを受信する
と、サービス手順とサービス情報を参照して、次の処理
として電子メール転送命令を特殊交換局15に信号網1
9を経由して送信する。
【0033】特殊交換局15は、受信した電子メール転
送命令を電子メール装置2へ、通信網9〜インタフェー
ス変換装置5を経由して送信する。電子メール装置2
は、電子メール転送命令で要求された電子メールを特殊
交換局15へインタフェース変換装置5〜通信網9を経
由して送信する。特殊交換局15は、電子メール装置2
からの電子メールを受信すると、次の処理を問い合わせ
るため、サービス制御局20に、次処理問い合わせを信
号網19を経由して送信する。サービス制御局20は、
特殊交換局15からの次処理問い合わせを受信すると、
サービス手順とサービス情報を参照し、次の処理として
電子メール音声変換命令を特殊交換局15に信号網19
を経由して送信する。
【0034】特殊交換局15は、メール管理機能15d
から音声生成機能15bへ、電子メールのテキストデー
タを転送し、電子メールを音声に変換する。特殊交換局
15は、その音声を、電話接続機能15aを介し、通信
網9を経由して電話端末11に送出し、サービス利用者
に聞かせる。このように、本実施例によれば、電子メー
ルサービスの利用者は、通常の電話端末11のみを用い
て、低コストに、音声による電子メールサービスを受け
ることができる。
【0035】図3は、図1における特殊交換局およびサ
ービス制御局間での本発明に係る第1の処理動作例を示
すフローチャートである。特殊交換局15は、電子メー
ルサービスの利用者の電話端末からの接続命令を受信す
ると(ステップ301)、次の処理をサービス制御局2
0に問い合わせる(ステップ302)。サービス制御局
20は、特殊交換局15からの問い合わせを受信する
と、接続命令を出したサービス利用者に対応したデータ
を参照し、次の処理を決定し(ステップ303)、その
指示を特殊交換局15に送信する(ステップ304)。
ここでは、電子メール装置に対する接続命令を送信す
る。
【0036】特殊交換局15は、受信した電子メール装
置接続命令に基づき、電子メール装置と接続した後(ス
テップ305)、次の処理をサービス制御局20に問い
合わせる(ステップ306)。サービス制御局20は、
特殊交換局15からの次の問い合わせを受信すると、前
回と同様にして、接続命令を出したサービス利用者に対
応したデータを参照し、次の処理を決定し(ステップ3
07)、その指示を特殊交換局15に送信する(ステッ
プ308)。ここでは、電子メール装置に対する電子メ
ール転送命令を送信する。
【0037】特殊交換局15は、受信した電子メール転
送命令に基づき、電子メール装置から電子メールを転送
し(ステップ309)、さらに次の処理をサービス制御
局20に問い合わせる(ステップ310)。サービス制
御局20は、特殊交換局15からのさらに次の問い合わ
せを受信すると、前回と同様にして、接続命令を出した
サービス利用者に対応したデータを参照し、次の処理を
決定し(ステップ311)、その指示を特殊交換局15
に送信する(ステップ312)。ここでは、電子メール
の音声変換命令を送信する。特殊交換局15は、受信し
た電子メール音声変換命令に基づき、電子メール装置か
ら転送してきた電子メールを音声に変換する(ステップ
309)。尚、特殊交換局15は、このように変換した
音声情報を、サービス利用者に聞かせるために電話端末
に送出する。
【0038】このように、特殊交換局15は、サービス
利用者の電話端末からの接続命令を受信すると、次の処
理をサービス制御局20に問い合わせる。そして、その
後、特殊交換局15は、サービス制御局20からの指示
に従い処理を進め、その処理が終わる毎に、サービス制
御局20への問い合わせを行なう。この処理フローを、
サービス制御局20がサービスの処理終了を指示するま
で繰り返す。また、サービス制御局20は、特殊交換局
15からの問い合わせを受信する毎に、接続命令を出し
たサービス利用者に対応したデータを参照し、次の処理
を決定し、その指示を特殊交換局15に送信する。この
処理フローを、サービス利用者データの次処理が、サー
ビス終了になるまで繰り返す。
【0039】次に、図4を用いて、図1における電子メ
ール音声変換サービスシステムによる電子メールの到着
通知動作に関して説明する。図4は、図1における電子
メール音声変換サービスシステムの本発明に係る電子メ
ール音声変換サービスの第2の手順例を示すシーケンス
図である。本例は、電子メールの到着通知を含む電子メ
ール音声変換サービスの手順を示すものであり、電子メ
ール装置2は、電子メールサービスの利用者宛に新規の
電子メールが到着した時、接続命令を、インタフェース
変換装置5〜通信網9を経由して特殊交換局15に送信
する。
【0040】特殊交換局15は、その接続命令を受信す
ると、サービス制御局20に、次の処理を問い合わせる
信号(サービス問い合わせ)を、信号網19を経由して
送信する。サービス制御局20は、そのサービス問い合
わせ信号を受信すると、登録してあるサービス手順とサ
ービス情報を参照して、電子メール装置2への接続応答
信号を特殊交換局15へ信号網19を経由して送信す
る。特殊交換局15は、サービス制御局20の指示に従
い、接続応答の信号を、通信網9〜インタフェース変換
装置5を経由して電子メール装置2に送信する。電子メ
ール装置2は、特殊交換局15との接続が完了した後、
電子メールを特殊交換局15に転送する。
【0041】特殊交換局15は、その電子メールを受信
した後、その電子メールを、メール管理機能15dに保
存し、次処理をサービス制御局20に信号網19を経由
して問い合わせる。サービス制御局20は、次の処理と
して、電子メールサービスの利用者が指定する電話端末
11への接続命令の送信を、特殊交換局15に、信号網
19を経由して指示する。特殊交換局15は、その指示
に従い、電話接続機能15aを介して、指定の電話端末
11へ、接続命令を通信網9経由で送信する。電話端末
11は、その接続命令に応答して、接続応答を通信網9
経由で特殊交換局15に送信する。
【0042】特殊交換局15は、その接続応答を受信し
た後、次処理をサービス制御局20に信号網19を経由
して問い合わせる。サービス制御局20は、次の処理と
して応答者確認処理を特殊交換局15へ信号網19を経
由して指示する。特殊交換局15は、その指示に従い、
指定の電話端末11へ、確認データ要求命令を通信網9
経由で送信する。電話端末11の応答者は、そこから確
認データを特殊交換局15に通信網9経由で送信する。
特殊交換局15は、その確認データと次処理の問い合わ
せを、サービス制御局20へ信号網19を経由して送信
する。
【0043】サービス制御局20は、確認データから、
応答者が指定された者であることを確認し、電子メール
音声変換命令送信を特殊交換局15へ信号網19を経由
して指示する。特殊交換局15は、メール管理機能15
dから音声変換機能15bへ電子メールのテキストデー
タを転送し、電子メールを音声に変換する。そして、特
殊交換局15は、その音声を、電話接続機能15a〜通
信網9を経由して電話端末11に送出し、電子メールサ
ービス利用者に聞かせる。
【0044】上述の特殊交換局15の電話端末11との
接続処理での応答待ちにおいて、電話端末11が話中ま
たは無応答の場合、あるいは、応答者が指定された者で
ない場合の本発明に係る動作説明を、次の図5、図6を
用いて説明する。図5は、図1における電子メール音声
変換サービスシステムの本発明に係る電子メール音声変
換サービスの第3の手順例を示すシーケンス図である。
本例は、図4の電子メール到着通知サービス手順におい
て、特殊交換局15が電話端末11からの接続応答待ち
の時、特殊交換局15が通信網9より、電話端末11の
話中通知を受信するか、または、一定時間の無応答を検
出した場合の動作例を示し、この場合、特殊交換局15
は、信号網19を介してサービス制御局20に、電話端
末11が話中または無応答であることの通知と次処理の
問い合わせを行なう。
【0045】サービス制御局20は、その通知と問い合
わせを受信すると、次の処理として、電子メールサービ
ス利用者が指定するポケベル端末22の呼出しを信号網
19を介して特殊交換局15に指示する。特殊交換局1
5は、このサービス制御局20の指示に従い、電子メー
ルの内容をのせたポケベル端末22の呼出し命令をポケ
ベル装置局23に送信する。ポケベル装置局23は、そ
の命令に従い、サービス利用者指定のポケベル端末22
を呼出し、電子メールの内容をポケベル端末22に表示
させる。このようにポケベル端末22を利用できるの
で、サービス利用者は、電子メール到着通知サービスを
確実に受けることができる。
【0046】図6は、図1における電子メール音声変換
サービスシステムの本発明に係る電子メール音声変換サ
ービスの第4の手順例を示すシーケンス図である。本例
は、図4の電子メール到着通知サービス手順において、
サービス制御局20による応答者確認処理で、データの
不一致を検出した場合の動作手順を示すものであり、こ
の場合、サービス制御局20は、特殊交換局15の次処
理として、電子メール利用者が予め呼出し先のポケベル
端末番号を登録していれば、登録されたポケベル端末2
2の呼出しを信号網19を介して特殊交換局15に指示
する。そして、特殊交換局15は、このサービス制御局
20の指示に従い、電子メールの内容をのせたポケベル
端末22の呼出し命令をポケベル装置局23に送信す
る。ポケベル装置局23は、その命令に従い、利用者指
定のポケベル端末22を呼出し、電子メールの内容をポ
ケベル端末22に表示させる。
【0047】図7は、図1における特殊交換局およびサ
ービス制御局間での本発明に係る第2の処理動作例を示
すフローチャートである。本例は、新規電子メールを受
信した電子メール装置から送出される接続命令に基づく
処理動作を示すもので、特殊交換局15は、電子メール
装置からの接続命令を受信すると(ステップ701)、
次の処理をサービス制御局20に問い合わせる(ステッ
プ702)。サービス制御局20は、特殊交換局15か
らの問合せを受信すると、電子メールの宛先の電子メー
ル装置サービス利用者に対応したデータを参照し、次の
処理を決定し(ステップ703)、その指示を特殊交換
局15に送信する(ステップ704)。ここでは、電子
メール装置に対する接続命令を送信する。
【0048】特殊交換局15は、受信した電子メール装
置接続命令に基づき、電子メール装置に接続応答を送出
して接続し(ステップ705)、電子メール装置から電
子メールを受信する(ステップ706)。その後、次の
処理をサービス制御局20に問い合わせる(ステップ7
07)。サービス制御局20は、特殊交換局15からの
次の問合せを受信すると、電子メールの宛先の電子メー
ルサービス利用者に対応したデータを参照し、次の処理
を決定し(ステップ708)、その指示を特殊交換局1
5に送信する(ステップ709)。ここでは、電話端末
に対する接続命令を送信する。
【0049】特殊交換局15は、受信した電話端末接続
命令に基づき、電話端末を接続した後(ステップ71
0)、さらに次の処理をサービス制御局20に問い合わ
せる(ステップ711)。サービス制御局20は、特殊
交換局15からのこの問合せを受信すると、前回と同様
にして、宛先の電子メールサービス利用者に対応したデ
ータを参照し、次の処理を決定し(ステップ712)、
その指示を特殊交換局15に送信する(ステップ71
3)。ここでは、応答者確認命令を送信する。特殊交換
局15は、受信した応答者確認命令に基づき、電話端末
から応答者確認用のデータを収集し(ステップ71
4)、その確認データの送信と共に次の処理をサービス
制御局20に問い合わせる(ステップ715)。
【0050】サービス制御局20は、特殊交換局15か
らの確認データと問合せを受信すると、宛先の電子メー
ルサービス利用者に対応したデータを参照し、まず、応
答者が指定された者であるか否かを確認し(ステップ7
16)、その後、次の処理を決定し(ステップ71
7)、その指示を特殊交換局15に送信する(ステップ
718)。ここでは、電子メールの音声変換命令を送信
する。特殊交換局15は、受信した音声変換命令に基づ
き、電子メール装置から受信した電子メールを音声に変
換する(ステップ719)。尚、特殊交換局15は、こ
のように変換した音声情報を、電子メールサービス利用
者に聞かせるために電話端末に送出する。
【0051】このように、特殊交換局15は、新規電子
メールを受信した電子メール装置からの接続命令を受信
すると、次の処理をサービス制御局20に問い合わせ
る。その後、特殊交換局15は、サービス制御局20か
らの指示に従い処理を進め、その処理が終わる毎に、サ
ービス制御局20への問合せを行なう。この処理フロー
を、サービス制御局20がサービス終了処理を指示する
まで繰り返す。サービス制御局20は、特殊交換局15
からの問合せを受信する毎に、電子メールの宛先の電子
メールサービス利用者に対応したデータを参照し、次の
処理を決定し、その指示を特殊交換局15に送信する。
このフローを利用者データの次処理がサービス終了にな
るまで繰り返す。
【0052】以上、図1〜図7を用いて説明したよう
に、本実施例の電子メール音声変換サービスシステムで
は、電子メールサービスの利用者は、データ端末および
音声生成機能を所有せずに最寄りの電話端末で、電子メ
ールを音声で読み出すことにより、低コストで電子メー
ルサービスが利用できる。また、電子メールサービス利
用者は、電子メールの到着毎に、電話端末またはポケベ
ルで、電子メールの到着が通知され、電話端末で通知を
受けた場合は音声で、ポケベルで通知を受けた場合は、
文字で、電子メールを確実に受け取ることができる。
【0053】尚、本発明は、図1〜図7を用いて説明し
た実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能である。例えば、図4,
5では、ポケベル端末22を呼び出す実施例を記述した
が、呼出し先としては、ポケベル端末22の他に、自動
車電話や携帯電話あるいはパーソナルハンディホン(P
HS)等の他の移動端末を指定することも可能である。
また、本実施例では、図1に示すように、特殊交換局1
5とサービス制御局20を通信網19を介して接続構成
としているが、サービス制御局20の機能を、特殊交換
局15内に設ける構成でも良い。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、電子メール音声変換サ
ービスシステムにおいて、電子メールを読み出すための
データ端末が不要となると共に、その電子メールを音声
に変換するための音声生成機能をデータ端末や電子メー
ル装置に備える必要がなくなり、また、サービス利用者
は、電子メール装置に電子メールが到着する度に、電子
メールを受信でき、さらに、利用者自身やデータ端末提
供者、あるいは電子メールサービス提供者による利用者
の利用形態に合わせたサービスの実行手順の設定が不要
となり、電子メールサービスの利用コストおよび提供コ
ストの軽減と、利用者の電子メールの取得漏れの防止、
および、電子メール音声変換サービスの利用者毎の実行
手中設定の作業負荷の軽減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メール音声変換サービスシステム
の本発明に係る構成の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1における電子メール音声変換サービスシス
テムの本発明に係る電子メール音声変換サービスの第1
の手順例を示すシーケンス図である。
【図3】図1における特殊交換局およびサービス制御局
間での本発明に係る第1の処理動作例を示すフローチャ
ートである。
【図4】図1における電子メール音声変換サービスシス
テムの本発明に係る電子メール音声変換サービスの第2
の手順例を示すシーケンス図である。
【図5】図1における電子メール音声変換サービスシス
テムの本発明に係る電子メール音声変換サービスの第3
の手順例を示すシーケンス図である。
【図6】図1における電子メール音声変換サービスシス
テムの本発明に係る電子メール音声変換サービスの第4
の手順例を示すシーケンス図である。
【図7】図1における特殊交換局およびサービス制御局
間での本発明に係る第2の処理動作例を示すフローチャ
ートである。
【図8】従来の電子メール音声変換サービスを提供する
システムの構成例を示すブロック図である。
【図9】図8に示すシステムにおける従来の電子メール
音声変換サービスの手順例を示すシーケンス図である。
【図10】他の従来の電子メール音声変換サービスシス
テムの構成例を示すブロック図である。
【図11】図10に示すシステムにおける従来の電子メ
ール音声変換サービスの手順例を示すシーケンス図であ
る。
【図12】従来の電子メール到着通知サービスの手順例
を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1,1a:データ端末、1b:音声生成機能、2:電子
メール装置、2a:電子メール管理機能、3,4:信号
回線、5,6:インタフェース変換装置、7,8,1
2,13,16,17:電話回線、9:通信網、10,
10a:データ端末、11,11a:電話端末、14:
電子メール装置、14a:メール管理機能、14b:音
声生成機能、14c:電話接続機能、15:特殊交換
局、15a:電話接続機能、15b:音声生成機能、1
5c:インタフェース変換機能、15d:メール管理機
能、15e:制御機能、15f:通信制御機能、18,
21:信号回線、19:信号網、20:サービス制御
局、22:ポケベル端末、23:ポケベル装置局。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/42 - 3/58

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電話端末との回線接続制御を行な
    う手段と、 複数の電子メール装置との回線接続制御を行なう手段
    と、 接続した上記電話端末宛のテキストデータ形式の電子メ
    ール情報を、上記接続した電子メール装置から取得する
    手段と、 該取得したテキストデータ形式の電子メール情報を音声
    に変換する手段とを少なくとも有する電子メール音声変
    換装置を有し、 上記電話端末に、公衆回線に接続された上記電子メール
    音声変換装置を介して、音声に変換された電子メールが
    提供される電子メール音声変換サービスシステムにおい
    て、 上記電子メール音声変換装置は、 電子メール音声変換サービスの利用者毎の実行手順情報
    を集中して登録するサービス制御局と、 該サービス制御局に登録した上記実行手順情報に基づ
    き、上記複数の電話端末との回線接続制御、上記複数の
    電子メール装置との回線接続制御、および上記電子メー
    ル情報の音声変換を少なくとも含む上記電子メール音声
    変換サービスの利用者に依存しない共通な制御機能を集
    中して有する特殊交換局とをさらに有することを特徴と
    する電子メール音声変換サービスシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子メール音声変換サー
    ビスシステムにおいて、 上記電子メール装置は、新たな電子メール情報の到着時
    に上記電子メール音声変換装置に接続要求を送出する手
    段を有し、 該接続要求を受信した上記電子メール音声変換装置は、
    上記電子メール装置との接続後に、該電子メール装置か
    ら上記新たな電子メール情報を受信すると共に、該新た
    な電子メール情報の事前に登録された宛先の電話端末を
    抽出し、該抽出した宛先の電話端末に発呼接続し、該接
    続した電話端末に、上記受信した新たな電子メール情報
    を音声変換して送出することを特徴とする電子メール音
    声変換サービスシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電子メール音声変換サ
    ービスシステムにおい て、 上記電子メール音声変換装置は、上記発呼接続先の電話
    端末が、話中か不出もしくは応答者が利用者でない場合
    とを少なくとも含む不達状態であることを判別すると、
    上記発呼接続先の電話端末に対応して予め設定されてい
    る移動端末を呼び出す手段と、 該移動端末に、上記電子メール装置から受信した新たな
    電子メール情報をテキストデータ形式で送信する手段と
    をさらに有することを特徴とする電子メール音声変換サ
    ービスシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の電
    子メール音声変換サービスシステムにおいて、 上記サービス制御局を、信号網を介して複数の上記特殊
    交換局に接続することを特徴とする電子メール音声変換
    サービスシステム。
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