JPH0868930A - レンズ鏡胴 - Google Patents

レンズ鏡胴

Info

Publication number
JPH0868930A
JPH0868930A JP20375094A JP20375094A JPH0868930A JP H0868930 A JPH0868930 A JP H0868930A JP 20375094 A JP20375094 A JP 20375094A JP 20375094 A JP20375094 A JP 20375094A JP H0868930 A JPH0868930 A JP H0868930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens group
barrel
arm
lens
group frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20375094A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Iwasaki
博之 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP20375094A priority Critical patent/JPH0868930A/ja
Publication of JPH0868930A publication Critical patent/JPH0868930A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ間隔のばね付勢負荷変動を小さく抑え
て略一定の回転トルク、回転スピードでレンズ鏡胴を回
転することができるレンズ鏡胴を提供する。 【構成】 押付け手段38のアーム44を前群レンズ3
0及び後群レンズ34の外周側に回動自在に支持した。
このアーム44はねじりコイルばね46で一方向に回動
するように付勢され、前群レンズ30及び後群レンズ3
4を互いに接近する方向又は互いに離れる方向に押し付
ける。これにより、前群レンズ30及び後群レンズ34
のガタの発生を抑制する。また、前群レンズ30と後群
レンズ34との間隔の変化に対応するアーム44の回動
角を小さく抑えてねじりコイルばね46のばね荷重変動
を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はレンズ鏡胴に係り、特
にカム筒の回動で光軸上に移動自在に支持された前群レ
ンズと後群レンズとの間隔が変化するレンズ鏡胴に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図19及び図20に示すように、ズーム
やフォーカシングを行う際に、前群レンズ1と後群レン
ズ2との光軸方向の隙間が変化するレンズ鏡胴3の場
合、各々のレンズ1、2の保持枠4、5はヘリコイドね
じ4Aやカムピン5Aを介して移動筒6等に係合されて
いる。この場合、各々の保持枠4、5のヘリコイドねじ
4A及びカムピン5Aと移動筒6等の係合部には微小な
係合ガタが生じ、この係合ガタによりレンズ1、2の間
隔がズレたり、レンズ1、2にたおれ等の弊害が発生す
る。この弊害を防止するために、保持枠4、5の間にコ
イルばね7を設け、コイルばね7の付勢力で保持枠4、
5のヘリコイドねじ4A及びカムピン5Aを移動筒6等
の係合部に接触させている。これにより、前群レンズ1
と後群レンズ2とに生じる係合ガタをなくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前群レ
ンズ1と後群レンズ2とが互いに接近したときの間隔L
min (図19参照)と、前群レンズ1と後群レンズ2と
が互いに離れたときの間隔Lmax との差が大きい場合
(図20参照)、コイルばね7は最小使用長に近づく
程、コイルばね7の反撥力が大きくなるのでコイルばね
7の荷重変動が大きくなる。
【0004】これにより、レンズ鏡胴の回転トルクの変
動が大きくなるので、レンズ鏡胴を電磁モータで回動す
る場合、ズーム変化、ズームスピードにむらがでたり、
回転トルクの変動範囲の最大値に基づいて電磁モータを
選択するので最大回転トルク以外ではムダな電力が消費
される。一方、最小使用時のコイルばね7の荷重の増大
を抑えるために、ばね定数を小さくすると、コイルばね
7の線径が細くなったり自由長が長くなるので、コイル
ばね7を組み込む作業が難しくなる。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ばねの荷重変動を小さく抑えて、レンズ鏡胴の
回転トルク変動を小さくすることができるレンズ鏡胴を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、前群レンズ及び後群レンズを備え、前記前
群レンズの枠体に形成された第1従動子と前記後群レン
ズの枠体に形成された第2従動子とがカム筒に摺動自在
に係合され、前記カム筒の回動で前記前群レンズと前記
後群レンズとの間隔が変化するように前記前群レンズ及
び前記後群レンズが光軸に沿って移動するレンズ鏡胴に
おいて、アーム部材が揺動自在に設けられると共に弾性
部材で一方向に回動付勢され、前記アーム部材は前記前
群レンズ及び前記後群レンズと係合して前記前群レンズ
及び前記後群レンズを互いに接近する方向又は互いに離
れる方向に付勢することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、押付け手段のアーム部材を前
群レンズ及び後群レンズの外周側に回動自在に支持し
た。このアーム部材はねじりコイルばねで一方向に回動
するように付勢され、これにより、アーム部材は前群レ
ンズ及び後群レンズを互いに接近する方向又は互いに離
れる方向に押し付ける。従って、簡単な構成の押付け手
段で、前群レンズ及び後群レンズのガタの発生を抑制す
ることができる。
【0008】また、前群レンズと後群レンズとの間隔の
変化に対応するアーム部材の回動角を小さく抑えること
ができるので、ねじりコイルばねのばね荷重変動を小さ
く抑えることができる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るレンズ鏡
胴の実施例1について詳説する。図1は本発明に係るレ
ンズ鏡胴のテレ位置を示した断面図であり、図2はその
要部拡大して示した斜視図である。図1に示すように、
レンズ鏡胴10はケーシング12に設けられ、ケーシン
グ12は図示しないカメラの前面に設けられている。レ
ンズ鏡胴10の固定筒14は後端部がケーシング12に
取り付けられ、固定筒14の内周にはヘリコイドねじ1
4Aが形成され、ヘリコイドねじ14Aは第1移動筒1
6の外周後端部に形成されているヘリコイドねじ16A
に係合している。第1移動筒16には図示しないモータ
が回転力を伝達可能に連結され、このモータの駆動で第
1移動筒16は回転しながら光軸方向に移動する。
【0010】第1移動筒16内には第1直進筒18が回
動自在に支持され、第1直進筒18は第1移動筒16と
一体になって光軸方向に移動する。また、第1移動筒1
6の内周には光軸方向に平行に溝16Aが形成され、こ
の溝16Aには第1直進筒18のカム溝18Aを介して
埋設ピン17が係合している。埋設ピン17は第2移動
筒20の外周後端部に設けられ、第2移動筒20は第1
移動筒16内に光軸方向に移動自在に支持されている。
【0011】従って、第1移動筒16の回動力は埋設ピ
ン17を介して第2移動筒20に伝達され、第2移動筒
20は、第1直進筒18のカム溝と第1移動筒16の溝
16Aとで規制されて、回転しながら光軸方向に移動す
る。第2移動筒20内には第2直進筒22が回動自在に
支持され、第2直進筒22は第2移動筒20と一体にな
って光軸方向に移動する。第2移動筒20と第2直進筒
22との間には前群レンズ枠24が移動自在に嵌入され
ている。前群レンズ枠24の外周後端部にはヘリコイド
ねじ24Aが形成され、ヘリコイドねじ24Aは第2移
動筒20の内周に形成されているヘリコイドねじ20B
に係合している。そして、前群レンズ枠24は第2直進
筒22により回転が規制されている。従って、第2移動
筒20が回動するとヘリコイドねじと第2直進筒22と
に規制されて前群レンズ枠24が光軸方向に移動する。
【0012】前群レンズ枠24は筒状に形成され、前群
レンズ枠24内にはシャッタブロック26が取り付けら
れている。シャッタブロック26にはシャッタ羽根28
が設けられ、シャッタ羽根28の前方には前群レンズ3
0が設けられている。また、シャッタブロック26の後
方には後群レンズ枠32が配置され、後群レンズ枠32
内には後群レンズ34が取り付けられている。
【0013】後群レンズ枠32の周面にはカムピン34
(図4参照)が設けられ、カムピン34は第2移動筒2
0のカム溝20Aに嵌入されている。この後群レンズ枠
32は第2直進筒22により回転が規制されている。さ
らに、後群レンズ枠32の周面にはロッド36が取り付
けられ、ロッド36はシャッタブロック26に移動自在
に嵌入されている。
【0014】これにより、第2移動筒20の回動で前群
レンズ枠24が光軸方向に移動すると同時に、カムピン
34と第2直進筒22とに規制されて後群レンズ枠32
が光軸方向に移動する。この場合、前群レンズ枠24と
後群レンズ枠32との間の間隔を変化してズーミングが
おこなわれる。図2に示すように、第2直線筒22は開
口部22A…が形成され、開口部22A…内には後群レ
ンズ枠32のカムピン34…が嵌入されている。また、
第2直線筒22にはガイド溝22Bが形成され、ガイド
溝22Bには押付け手段38(図3参照)が移動自在に
支持されている。すなわち、図3に示すように押付け手
段38は支持部材40、回転軸42、アーム44、ねじ
りばね46及び係止部48A、48B(図2参照)から
構成されている。
【0015】支持部材40は断面エ字型に形成され、ガ
イド溝22Bに移動自在に嵌入されている。支持部材4
0には回転軸42がねじ結合され、回転軸42にはアー
ム44が回動自在に支持されている。また、回転軸42
にはねじりばね46のコイル部が嵌入されている。そし
て、ねじりばね46の一端46Aが支持部材40に係止
し、他端46Bはアーム44に係止している(図2参
照)。これにより、アーム44はねじりばね46で時計
回り方向に付勢される。
【0016】図2に示すように、押付け手段38は係止
部48A、48Bを備え、係止部48Aは前群レンズ枠
24の内周に設けられている。また、係止部48Bは後
群レンズ枠32の外周に設けられている。係止部48A
にはアーム44の一端が当接し、係止部48Bにはアー
ム44の他端が当接する。この場合、アーム44はねじ
りばね46で時計回り方向に付勢されているので、アー
ム44は、係止部48A、48Bを互いに接近する方向
に押し付ける。
【0017】従って、前群レンズ枠24のヘリコイドね
じ24Aは第2移動筒20のヘリコイドねじに常に接触
し、後群レンズ枠32のカムピン34は第2移動筒20
のカム面に常に接触する。これにより、前群レンズ枠2
4と第2移動筒20とのガタをなくすことができ、さら
に、後群レンズ枠32と第2移動筒20とのガタをなく
すことができる。
【0018】前記の如く構成された本発明に係るレンズ
鏡胴の実施例1の作用について説明する。先ず、レンズ
鏡胴10を収納した場合(図5参照)、後群レンズ枠3
2とシャッタブロック26との間隔がLになり、押付け
手段38のアーム44は略垂直に位置する。次に、レン
ズ鏡胴10をワイド位置(図6参照)に設定した場合、
後群レンズ枠32とシャッタブロック26との間隔は最
大Lmax になる。この場合、後群レンズ枠32はシャッ
タブロック26から離れる方向に移動して係止部48B
が係止部48Aの左側に位置する。これにより、アーム
44はねじりばね46の付勢力に抗して反時計回り方向
に回動して左方向に傾斜した状態になる。
【0019】次いで、レンズ鏡胴10をテレ位置(図1
参照)に設定した場合、後群レンズ枠32とシャッタブ
ロック26との間隔は最小Lmin になる。この場合、後
群レンズ枠32はシャッタブロック26に接近する方向
に移動して係止部48Bが係止部48Aの右側に位置す
る。これにより、アーム44はねじりばね46の付勢力
で時計回り方向に回動して右方向に傾斜した状態にな
る。
【0020】ところで、図1、図5、図6において、ア
ーム44はねじりばね46で時計回り方向に付勢されて
いるので、アーム44は、係止部48A、48Bを互い
に接近する方向に押し付ける。従って、前群レンズ枠2
4のヘリコイドねじ24Aは第2移動筒20のヘリコイ
ドねじに常に接触し、後群レンズ枠32のカムピン34
は第2移動筒20のカム面に常に接触する。これによ
り、前群レンズ枠24と第2移動筒20とのガタをなく
すことができ、さらに、後群レンズ枠32と第2移動筒
20とのガタをなくすことができる。従って、前群レン
ズ30と後群レンズ34との間隔ズレや前群レンズ30
及び後群レンズ34のたおれを防止することができる。
【0021】一方、アーム44は、図6のワイド位置で
左方向に最大傾斜し、図1のテレ位置で右方向に最大傾
斜する。この場合、図6のワイド位置から図1のテレ位
置の範囲におけるアーム44の回転角を小さく設定する
ことができるので、ねじりばね46の巻数や線径等を調
整してばね荷重変動を小さく設定することができる。 実施例2、前記実施例1では押付け手段38の支持部材
40を第2直線筒22のガイド溝22Bに移動自在に支
持した場合について説明したが、これに限らず、図7及
び図8に示す実施例2のように押付け手段49の支持部
材40を前群レンズ枠24の内周に移動自在に支持して
もよい。図7及び図8に示すように、前群レンズ枠24
の内周にガイド溝50が形成され、ガイド溝50に支持
部材40が移動自在に支持されている。実施例2の場合
も実施例1と同様の効果を得ることができる。尚、図7
及び図8上で実施例1と同一類似部材については同一符
号を付して説明を省略する。
【0022】実施例3、また、実施例2では押付け手段
49の支持部材40を前群レンズ枠24のガイド溝50
に移動自在に支持した場合について説明したが、これに
限らず、図9及び図10に示す実施例3のように押付け
手段52の支持部材40を後群レンズ枠32の外周に移
動自在に支持してもよい。図9及び図10に示すよう
に、後群レンズ枠32の外周にガイド溝54が形成さ
れ、ガイド溝54に支持部材40が移動自在に支持され
ている。実施例3の場合も実施例1と同様の効果を得る
ことができる。尚、図9及び図10上で実施例1と同一
類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
【0023】実施例4、実施例1〜実施例3においては
平板状に形成されたアーム44の端部を係止部48A、
48Bに当接する場合について説明したが、これに限ら
ず、図11(A)、(B)に示すようにアーム44の端
部にピン55を設けて、ピン55をブロック57に当接
してもよい。
【0024】実施例5、実施例1〜実施例3においては
支持部材40を介してアーム44を第2直線筒22等に
移動自在に支持した場合について説明したが、これに限
らず、図12及び図13に示す実施例5の押付け手段5
6のようにアーム58の末端部を前群レンズ枠24の内
周に回動自在に支持してもよい。以下、図12及び図1
3において実施例5の詳細を説明する。尚、図12及び
図13上で実施例1と同一類似部材については同一符号
を付して説明を省略する。
【0025】押付け手段56のアーム58の末端部は回
転軸42を介して前群レンズ枠24の内周に回動自在に
支持されている。回転軸42は前群レンズ枠24の内周
にねじ結合され、回転軸42にはねじりばね46のコイ
ル部が嵌入されている。そして、ねじりばね46の一端
がアーム58に係止し、他端は前群レンズ枠24の内周
に形成された突起60(図13参照)に係止している。
これにより、アーム58はねじりばね46で時計回り方
向に付勢される。
【0026】係止部48Bにはアーム58の先端部が当
接し、アーム58はねじりばね46の付勢力で前群レン
ズ枠24と後群レンズ枠32とを互いに接近する方向に
押し付ける。従って、前群レンズ枠24のヘリコイドね
じ24Aは第2移動筒20のヘリコイドねじに常に接触
し、後群レンズ枠32のカムピン34は第2移動筒20
のカム面に常に接触する。これにより、前群レンズ枠2
4と第2移動筒20とのガタをなくすことができ、さら
に、後群レンズ枠32と第2移動筒20とのガタをなく
すことができる。
【0027】前記の如く構成された本発明に係る実施例
5のレンズ鏡胴の作用について説明する。先ず、レンズ
鏡胴10を収納した場合(図14参照)、後群レンズ枠
32とシャッタブロック26との間隔がLになり、押付
け手段56のアーム58は略垂直に位置する。次に、レ
ンズ鏡胴10をワイド位置(図15参照)に設定した場
合、後群レンズ枠32とシャッタブロック26との間隔
は最大Lmax になる。この場合、後群レンズ枠32はシ
ャッタブロック26から離れる方向に移動して係止部4
8Bが回転軸42の後方に位置する。これにより、アー
ム58はねじりばね46の付勢力に抗して反時計回り方
向に回動して左方向に傾斜した状態になる。
【0028】次いで、レンズ鏡胴10をテレ位置(図1
6参照)に設定した場合、後群レンズ枠32とシャッタ
ブロック26との間隔は最小Lmin になる。この場合、
後群レンズ枠32はシャッタブロック26に接近する方
向に移動して係止部48Bが回転軸42の前方に位置す
る。これにより、アーム58はねじりばね46の付勢力
で時計回り方向に回動して右方向に傾斜した状態にな
る。
【0029】ところで、図14〜図16において、アー
ム58はねじりばね46で時計回り方向に付勢されてい
るので、アーム58は、回転軸42、48Bを互いに接
近する方向に押し付ける。従って、前群レンズ枠24の
ヘリコイドねじ24Aは第2移動筒20のヘリコイドね
じに常に接触し、後群レンズ枠32のカムピン34は第
2移動筒20のカム面に常に接触する。これにより、前
群レンズ枠24と第2移動筒20とのガタをなくすこと
ができ、さらに、後群レンズ枠32と第2移動筒20と
のガタをなくすことができる。従って、前群レンズ30
と後群レンズ34との間隔ズレや前群レンズ30及び後
群レンズ34のたおれを防止することができる。
【0030】一方、アーム58は、図15のワイド位置
で左方向に最大傾斜し、図16のテレ位置で右方向に最
大傾斜する。この場合、図15のワイド位置から図16
のテレ位置の範囲におけるアーム58の回転角を小さく
設定することができるので、ばね荷重変動を小さくする
ことができる。 実施例6、実施例5ではアーム58の末端部を前群レン
ズ枠24の内周に回動自在に支持した場合について説明
したが、これに限らず、図17及び図18に示す実施例
6のようにアーム58の末端部を後群レンズ34の外周
に回動自在に支持してもよい。この場合、アーム58は
実施例5と同様に回転軸42を介して後群レンズ34の
外周に回動自在に支持され、アーム58はねじりばね4
6で時計回り方向に付勢されている。
【0031】アーム58の先端部はねじりばね46の付
勢力で前群レンズ枠24の係止部48Aに当接してい
る。これにより、アーム58はねじりばね46の付勢力
で前群レンズ枠24と後群レンズ枠32とを互いに接近
する方向に押し付ける。従って、実施例6は実施例5と
同様の効果を得ることができる。尚、図17及び図18
上で実施例1と同一類似部材については同一符号を付し
て説明を省略する。
【0032】実施例7、実施例1〜実施例6においては
押付け手段を使用して前群レンズ30及び後群レンズ3
4を互いに接近する方向に押し付ける場合について説明
したが、これに限らず、押付け手段を使用して前群レン
ズ30及び後群レンズ34を互いに離れる方向に押し付
けても、実施例1〜実施例6と同様の効果を得ることが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
鏡胴によれば、ねじりコイルばねで一方向に回動するよ
うに付勢されたアーム部材で前群レンズ及び後群レンズ
を互いに接近する方向又は互いに離れる方向に押し付け
る。これにより、簡単な構成の押付け手段で前群レンズ
及び後群レンズのガタの発生を抑制することができる。
【0034】また、前群レンズと後群レンズとの間隔の
変化に対応するアーム部材の回動角を小さく抑えること
ができるので、ねじりコイルばねのばね荷重変動を小さ
く抑えることができる。これにより、略一定の回転トル
クでレンズ鏡胴を回転することができる。従って、レン
ズ鏡胴を電磁モータで回動する場合、ズームスピードの
安定化、または省電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ鏡胴のテレ状態を示した断
面図
【図2】本発明に係るレンズ鏡胴の要部を拡大して示し
た斜視図
【図3】本発明に係るレンズ鏡胴に使用された押付け手
段を示した斜視図
【図4】図2のA−A矢視図
【図5】本発明に係るレンズ鏡胴の収納状態を示した断
面図
【図6】本発明に係るレンズ鏡胴のワイド状態を示した
断面図
【図7】本発明に係るレンズ鏡胴の実施例2の要部を拡
大して示した斜視図
【図8】図7のB−B矢視図
【図9】本発明に係るレンズ鏡胴の実施例3の要部を拡
大して示した斜視図
【図10】図9のC−C矢視図
【図11】図11(A)はレンズ鏡胴の実施例4に使用
された押付け手段を示した正面図、図11(B)はその
平面図
【図12】本発明に係るレンズ鏡胴の実施例5の要部を
拡大して示した斜視図
【図13】図12のD−D矢視図
【図14】本発明に係るレンズ鏡胴の実施例5の収納状
態を示した断面図
【図15】本発明に係るレンズ鏡胴の実施例5のワイド
状態を示した断面図
【図16】本発明に係るレンズ鏡胴の実施例5のテレ状
態を示した断面図
【図17】本発明に係るレンズ鏡胴の実施例6の要部を
拡大して示した斜視図
【図18】図17のE−E矢視図
【図19】従来のレンズ鏡胴のテレ状態を示した断面図
【図20】従来のレンズ鏡胴のワイド状態を示した断面
【符号の説明】
10…レンズ鏡胴 30…前群レンズ 34…後群レンズ 38…押付け手段 44、58…アーム(アーム部材) 46…ねじりコイルばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前群レンズ及び後群レンズを備え、前記
    前群レンズの枠体に形成された第1従動子と前記後群レ
    ンズの枠体に形成された第2従動子とがカム筒に摺動自
    在に係合され、前記カム筒の回動で前記前群レンズと前
    記後群レンズとの間隔が変化するように前記前群レンズ
    及び前記後群レンズが光軸に沿って移動するレンズ鏡胴
    において、 アーム部材が揺動自在に設けられると共に弾性部材で一
    方向に回動付勢され、前記アーム部材は前記前群レンズ
    及び前記後群レンズと係合して前記前群レンズ及び前記
    後群レンズを互いに接近する方向又は互いに離れる方向
    に付勢することを特徴とするレンズ鏡胴。
JP20375094A 1994-08-29 1994-08-29 レンズ鏡胴 Pending JPH0868930A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20375094A JPH0868930A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 レンズ鏡胴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20375094A JPH0868930A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 レンズ鏡胴

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0868930A true JPH0868930A (ja) 1996-03-12

Family

ID=16479229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20375094A Pending JPH0868930A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 レンズ鏡胴

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0868930A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002072045A (ja) * 2000-08-31 2002-03-12 Olympus Optical Co Ltd 鏡枠装置
JP2009116222A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Hoya Corp 光学要素位置制御機構
JP2015166850A (ja) * 2014-01-06 2015-09-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002072045A (ja) * 2000-08-31 2002-03-12 Olympus Optical Co Ltd 鏡枠装置
JP2009116222A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Hoya Corp 光学要素位置制御機構
JP2015166850A (ja) * 2014-01-06 2015-09-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09281375A (ja) レンズ鏡筒
JPH11211965A (ja) ズームレンズ鏡筒
US5181144A (en) Initial focusing mechanism for zoom lens system
JPH0868930A (ja) レンズ鏡胴
JPH08334669A (ja) レンズ鏡筒
JP3328036B2 (ja) 鏡枠移動機構
JP2863605B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
US10634828B2 (en) Diaphragm apparatus, lens apparatus, and imaging apparatus
WO2020040112A1 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP4284480B2 (ja) レンズ鏡胴
JPH1172684A (ja) レンズ鏡筒
JP4006085B2 (ja) 回転式ズームレンズ
JP3836232B2 (ja) レンズ駆動機構
JP2003043332A (ja) レンズ駆動装置
JPS6343114A (ja) 焦点距離が切換可能なレンズ構体
JP3387626B2 (ja) レンズ鏡筒
JPH07104470B2 (ja) ズ−ムレンズのズ−ム機構
JP3503282B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JPH0749456Y2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JPH1152212A (ja) レンズ鏡胴
JPH02210314A (ja) ズームレンズの駆動機構
JPH10246849A (ja) レンズ鏡筒
JP3412953B2 (ja) ズームレンズ鏡筒、カメラおよび光学装置
JPH0648483Y2 (ja) ズ−ムレンズ鏡筒
US6088538A (en) Zoom finder