JPH0868643A - 携帯用ナビゲーション装置 - Google Patents

携帯用ナビゲーション装置

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Publication number
JPH0868643A
JPH0868643A JP22576094A JP22576094A JPH0868643A JP H0868643 A JPH0868643 A JP H0868643A JP 22576094 A JP22576094 A JP 22576094A JP 22576094 A JP22576094 A JP 22576094A JP H0868643 A JPH0868643 A JP H0868643A
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JP
Japan
Prior art keywords
walking
starting point
locus
navigation device
recording
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22576094A
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Inventor
Makoto Ogakura
誠 小鹿倉
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出発地点から現在地までの経路が判り、簡単
に出発地点に戻ることのできる安価な携帯用ナビゲーシ
ョン装置を提供する。 【構成】 歩行者が一歩ずつ歩行する毎に歩行センサ2
1で歩行を検出し、また、方位センサ20で歩行者の方
位を検出する。位置・距離計算部23は歩行検出出力と
検出方位に基づき、歩行検出出力を歩行距離に換算しな
がら所定の起点から見た歩行者の相対的な位置を自立航
法により逐次、計算する。歩行軌跡・距離記録/消去部
25は位置・距離計算部23で計算された位置データ列
をメモリ24に歩行軌跡データとして記録させ、描画部
27は歩行軌跡データを用いて、ビデオRAM26に所
定の起点から歩行軌跡を描画する。ビデオRAM26の
画像データは映像変換部28が読み出し映像信号に変換
し、操作/表示器3のディスプレイ部5に出力して画面
表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歩行者が或る地点から歩
行した経路を画面に表示して簡単に元の地点に戻ること
ができるようにした携帯用ナビゲーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】歩行者が現在位置を確認しようとすると
き、地図と目標物を対比するのが簡単であるが、都市や
町以外では適当な目標物が存在しない場合があり、或る
地点から歩行したとき、元に戻れなくなってしまうこと
がある。このため、地球上のどの地点でも絶対的な位置
座標(経度、緯度)を検出できるようにしたグローバル
ポジショニングシステム(GPS)を利用して、現在位
置を衛星航法により検出するようにした携帯用位置検出
装置が実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の携帯用位置検出装置では、複数のGPS衛星から電波
を受信し、複雑な計算を行って現在位置を求めるために
非常に高価であり、また、現在位置が経度、緯度で表示
されるため、歩行エリアを含む詳細な地図を持参してい
ないと現在位置を確認できず、元の地点に戻ることがで
きないという問題があった。
【0004】したがって、本発明の目的は、元の地点ま
での経路が判り、簡単に元の地点に戻ることのできる安
価な携帯用ナビゲーション装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、歩行者の歩行を検出する歩
行検出手段と、歩行者の方位を検出する方位検出手段
と、歩行検出手段の歩行検出出力と方位検出手段の検出
方位に基づき、歩行検出出力を歩行距離に換算しながら
所定の起点から見た歩行者の相対的な位置を自立航法に
より逐次、計算する位置計算手段と、位置計算手段で計
算された位置データ列を歩行軌跡記憶手段に歩行軌跡デ
ータとして記録させる歩行軌跡記録手段と、歩行軌跡記
憶手段に記録された歩行軌跡データに基づき、画像記憶
手段に所定の起点から歩行軌跡を描画する描画手段と、
画像記憶手段に記憶された画像データを読み出し、映像
信号に変換する映像変換手段と、映像信号に基づき画像
を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の携帯用ナビゲーション装置において、歩幅を指定す
る歩幅指定手段を設け、位置計算手段は、歩幅指定手段
で指定された歩幅を用いて、歩行検出出力を歩行距離に
換算するようにしたことを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の携帯用ナビゲーション装置において、起点表示位置
を指定する起点表示位置指定手段を設け、描画手段は、
画像記憶手段に描画する歩行軌跡の起点を起点表示位置
指示手段で指示された位置とするようにしたことを特徴
とする。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の携帯用ナビゲーション装置において、歩行軌跡の記
録の一時停止を指示する一時停止指示手段を設け、歩行
軌跡記録手段は一時停止指示手段で一時停止が指示され
たとき、位置計算手段で計算された位置データ列の歩行
軌跡記憶手段への記録を一時停止するようにしたことを
特徴とする。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の携帯用ナビゲーション装置において、歩行軌跡の色
の変更を指示する色変更指示手段を設け、色変更指示手
段で色の変更が指示されたとき、描画手段は色変更指示
の前後で色を変えて歩行軌跡を描画するようにしたこと
を特徴とする。
【0010】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載の携帯用ナビゲーション装置において、歩行軌跡と直
線に表示モードの切り換えを指示する表示モード切り換
え指示手段を設け、表示モード切り換え指示手段で歩行
軌跡が指示されているとき、描画手段は歩行軌跡を画像
記憶手段に描画し、直線が指示されているとき、起点と
現在位置を結ぶ直線を画像記憶手段に描画するようにし
たことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の携帯用ナビゲーション装置にお
いては、歩行検出手段の歩行検出出力と方位検出手段の
検出方位に基づき、歩行検出出力を歩行距離に換算しな
がら所定の起点から見た歩行者の相対的な位置を自立航
法により逐次、計算し、計算した位置データ列を歩行軌
跡記憶手段に歩行軌跡データとして記録する。記録した
歩行軌跡データに基づき、所定の起点から歩行軌跡を描
画し、表示する。これにより、画面の歩行軌跡を見れ
ば、現在位置から起点までの経路が判り、簡単に起点に
戻ることができる。しかも、衛星から電波を受信するの
でなく、歩行検出手段と方位検出手段の出力に基づき自
立航法により現在位置を検出するので、簡単な構成で済
み、安価にできる。
【0012】請求項2記載の携帯用ナビゲーション装置
においては、歩幅指定手段で指定された歩幅を用いて、
歩行検出出力を歩行距離に換算する。これにより、個々
のユーザの歩幅を考慮して現在位置を計算できるので、
正確な歩行軌跡を表示することができる。
【0013】請求項3記載の携帯用ナビゲーション装置
においては、画像記憶手段に描画する歩行軌跡の起点を
起点表示位置指示手段で指示された位置とする。これに
より、画面上での起点位置を任意に指定できるので、起
点から歩行していく方向を広く空けて、歩行軌跡が画面
からはみ出ないようにすることができる。
【0014】請求項4記載の携帯用ナビゲーション装置
においては、一時停止指示手段で一時停止が指示された
とき、位置計算手段で計算された位置データ列の歩行軌
跡記憶手段への記録を一時停止する。これにより、歩行
途中に寄り道した経路について歩行軌跡が表示されない
ようにでき、歩行軌跡が複雑になって、起点までの経路
が判りずらくなるのを回避することができる。
【0015】請求項5記載の携帯用ナビゲーション装置
においては、色変更指示手段で色の変更が指示されたと
き、描画手段は色変更指示の前後で色を変えて歩行軌跡
を描画する。これにより、往路と復路を簡単に区別する
ことができ、道を間違えずに起点まで戻ることができ
る。
【0016】請求項6記載の携帯用ナビゲーション装置
においては、表示モード切り換え指示手段で歩行軌跡が
指示されているとき、歩行軌跡を描画し、直線が指示さ
れているとき、起点と現在位置を結ぶ直線を描画する。
これにより、必要に応じて、歩行軌跡に代えて、起点−
現在位置間を結ぶ直線経路を表示させることができ、起
点に最短経路で戻ろうとする場合に、方向と距離が判る
ので便利である。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例に係わる携帯用ナ
ビゲーション装置の構成を示すブロックである。
【0019】1は携帯用ナビゲーション装置であり、こ
の内、2は歩行者の歩行と方位を検出し、検出出力を用
いて起点から見た歩行者の相対的な現在位置を計算し、
歩行軌跡データを記録するとともに歩行軌跡を描画する
本体、3は各種操作を行ったり、起点−現在位置間の歩
行軌跡/直線経路を表示する操作/表示器であり、本体
2と操作/表示器3は別体となっており、着脱自在のケ
ーブル4で接続されている。
【0020】本体2と操作/表示器3の外観を図2に示
す。本体2はボックス状に形成されており、歩行者がベ
ルト等に着ける。上面の矢印Aが歩行者の前方を向くよ
うに携帯する。操作/表示器3は歩行者が手に持つこと
ができるサイズで方形の薄型に形成されており、歩行軌
跡/直線経路を画面表示するディスプレイ部5、各種キ
ー操作を行うキー入力部6を有している。キー入力部6
には、歩行軌跡の記録開始を指示するスタートキー7、
歩行軌跡の記録の一時停止を指示するポーズキー8、歩
行軌跡の記録停止を指示するストップキー9、色の変更
を指示するカラーキー10、表示モードを歩行軌跡と直
線経路に切り換えるモードキー11、画面の表示起点位
置を上、下、左、右に移動する4方向キー12、電源キ
ー13、歩幅入力モードの設定を行う歩幅キー14、所
定寸法(例えば±5cm)単位で歩幅の指定を行う増数
キー15及び減数キー16を有している。ディスプレイ
部5は上、下、左、右が北、南、西、東に対応してい
る。
【0021】ケーブル4と本体2の間はコネクタ17に
より、また、ケーブル4と操作/表示器3はコネクタ1
8により、取り外し可能になっている。
【0022】図1に戻って、20は歩行者の方位(図2
の矢印Aの示す向きの方位)を検出する方位センサ、2
1は歩行者が1歩、歩く度に歩行パルスを出力する歩行
センサであり、例えば、振動センサによって構成されて
いる。22は操作/表示器3の各種キーで指定される表
示開始起点位置、色、歩幅を登録するとともに本体2の
各部に出力するパラメータ登録部、23は方位センサ2
0の検出方位と、歩行センサ21の歩行検出出力に基づ
き、歩行検出出力を1歩分の歩行距離に換算しながら起
点から見た歩行者の相対的な現在位置、起点からの累積
歩行距離、起点−現在位置間の直線距離を計算する位置
・距離計算部、24は位置データ列を歩行軌跡データと
して記憶するとともに、累積歩行距離と直線歩行距離も
記憶するメモリ(図4参照)、25は位置・距離計算部
23で計算された現在位置データをメモリ24に追加記
録させたり、累積歩行距離と直線歩行距離を書き換え記
録させる歩行軌跡・距離記録/消去部、26はディスプ
レイ部5の1画面分の記憶域を有するビデオRAM、2
7はメモリ24の記憶内容に基づき、ビデオRAM26
に起点−現在位置間の歩行軌跡(表示モードが歩行軌跡
のとき)または直線経路(表示モードが直線経路のと
き)を上を北向きにして描画し、また、累積歩行距離、
直線歩行距離を示す文字も描画する描画部、28はビデ
オRAM26に格納された画像を読み出し、映像信号に
変換してディスプレイ部5に出力する映像変換部であ
る。 図3を参照して位置・距離計算部23の現在位置
と距離の計算方法を説明する。任意の起点P0 を原点に
取り、東方向をX軸、北方向をY軸とした座標系で、起
点P0 (x0 ,y0 )=P0 (0,0)から歩行者が1
歩、歩き歩行センサ21から歩行パルスが出力されたと
き、位置・距離計算部23はその時点の検出方位θ1
パラメータ登録部22に登録されている歩幅rを用い
て、P0 から現在位置P1 までの変化分Δx1 とΔy1
を、
【0023】
【数1】Δx1 =rcosθ1 Δy1 =rsinθ1
【0024】の計算で求める。次の歩行パルスが出力さ
れたとき、その時点の検出方位θ2 、パラメータ登録部
22に登録されている歩幅rを用いて、P1 から現在位
置P2 までの変化分Δx2 とΔy2 を、
【0025】
【数2】Δx2 =rcosθ2 Δy2 =rsinθ2
【0026】の計算で求める。P0 を基準とするP2 の
座標(x2 ,y2 )は、
【0027】
【数3】x2 =x0 +Δx1 +Δx2 =r(cosθ1 +cosθ2 ) y2 =y0 +Δy1 +Δy2 =r(sinθ1 +sinθ2
【0028】である。一般に、起点からi個の歩行パル
スが出力された時点の現在位置Pi の座標(xi ,y
i )は、
【0029】
【数4】xi =r(cosθ1 +cosθ2 +・・・+
cosθi ) yi =r(sinθ1 +sinθ2 +・・・+sinθ
i
【0030】として求まる。P0 −Pi 間の累積走行距
離Lと直線距離L´は、
【0031】
【数5】L=Δx1 +Δx2 +・・・+Δi L´={(Δxi −Δx02 +(Δyi −Δy0
21/2
【0032】として求まる。メモリ24には歩行軌跡デ
ータの各位置データに対応付けてカラーパレットデータ
も記憶できるようになっており、歩行軌跡・距離記録/
消去部25は位置データを記録する際、パラメータ登録
部22に登録されたカラーカラーパレットデータも対に
して記録する。また、描画部27は歩行軌跡が所定の縮
尺で画面に表示されるように歩行軌跡を描画するが、そ
の起点を描画する位置は、パラメータ登録部22に登録
された起点表示位置データの示す位置である。また、描
画部27はビデオRAM26の現在位置に相当する箇所
に、方位センサ20で検出されている方位方向を向けた
矢印付の現在位置マークを描画し、起点に相当する箇所
に起点マークを描画する。
【0033】位置・距離計算部23はスタートキー7が
押圧されて歩行軌跡の記録開始が指示されてから、スト
ップキー9が押圧されて歩行軌跡の記録停止が指示され
るまでの間、常に、現在位置の計算を行い、ポーズキー
8で歩行軌跡記録の一時停止が指示されている間を除い
て、累積歩行距離L、直線距離L´の計算を行う。この
累積歩行距離Lを計算するとき、一時停止が指示されて
いる間の歩行は無視する。歩行軌跡・距離記録/消去部
25はスタートキー7が押圧されて歩行軌跡の記録開始
が指示されてから、ストップキー9が押圧されて歩行軌
跡の記録停止が指示されるまでの間、常に、直線距離L
´の書き換え記録を行い、ポーズキー8で歩行軌跡記録
の一時停止が指示されている間を除いて、位置データの
追加記録、累積歩行距離Lの書き換え記録を行う。
【0034】次に、上記した実施例の動作を図5〜図9
を用いて説明する。
【0035】図5〜図7は本体2による歩行軌跡/直線
経路表示処理を示す流れ図、図8と図9は表示画面の説
明図である。なお、メモリ24は予め、クリアされてい
るものとする。
【0036】電源キー12を押して電源をオンすると、
パラメータ登録部22はカラーパレットデータとして
赤、歩幅として40cm、起点表示位置データとして画
面中央に相当する位置、表示モードとして歩行軌跡を初
期設定する(ステップ101)。描画部27は方位セン
サ20から検出方位を入力し、ビデオRAM26の起点
表示位置に相当する箇所に、上を北向きにしたときの検
出方位の方向を向けた矢印を持つ赤色の現在位置マーク
を描画する。ビデオRAM26に描画された画像は映像
変換部28が読み出し、映像信号に変換してディスプレ
イ部5に出力され、画面表示される(ステップ102〜
104)。この結果、画面中央に歩行者の向きを示す現
在位置マークが現れる(図2の画面参照)。
【0037】歩行者がこれから北の方向へ歩くとき(現
在位置マークの向きで画面上で見た歩行予定方向が判
る)、画面上の起点をなるべく下に設定した方が良いの
で、4方向キー16の内、下キーを押圧する。下キーが
押圧されている間、パラメータ登録部22は起点表示位
置データを画面の下方に変更し、描画部27は変更後の
起点表示位置に現在位置マークを描画するので、現在位
置マークが画面の下方に移動する(105、106)。
所望の位置に来たところで、下キーを離せば、現在位置
マークの移動が止まる。
【0038】また、初期設定により、歩行軌跡の色は赤
となるが、カラーキー10を1回、押圧する毎に、パラ
メータ登録部22に登録されたカラーパレットデータを
緑、黄、黒、など他の色に変更することができる(ステ
ップ107、108)。ここでは、赤のままとする。更
に、初期設定により、歩幅は自動的に40cmとなる
が、歩行者の歩幅がこれより長かったり、短かったりす
るとき、歩幅キー13と増数キー14、減数キー15に
より、他の歩幅を指定することができる。具体的には、
歩幅キー13を押せば、一定時間の間歩幅入力モードと
なり、この間に増数キー14を1回押す度に、パラメー
タ登録部22は登録された歩幅データを45cm、50
cmという具合に例えば+5cmずつ変化させ、逆に、
減数キー15を1回押す度に、35cm、30cmとい
う具合に例えば−5cmずつ変化させる(ステップ10
9、110)。
【0039】起点表示位置、色、歩幅を所望のパラメー
タに設定したあと、歩行を開始する際にスタートキー7
を押して歩行軌跡の記録開始を指示する(ステップ11
1でYES)。すると、歩行軌跡・距離記録/消去部2
5はメモリ24に最初の位置データとしてx0 =0、y
0 =0を記録し、また、この位置データと対にしてパラ
メータ登録部22に登録されている赤のカラーパレット
データを記録する(ステップ112)。歩行者が1歩、
歩く毎に歩行センサ21から歩行検出パルスが出力され
る。位置・距離計算部23は歩行検出パルスが入力され
る度に、方位センサ20から検出方位を入力し(ステッ
プ201、202)、ポーズキー8でポーズ状態とされ
ていないことを条件に(ステップ203でNO)、前回
歩行検出パルスが入力されてから今回歩行検出パルスが
入力されるまでの間、パラメータ登録部22で登録され
ている歩幅データの距離だけ歩行したと換算し、図3に
示す自立航法により、逐次、現在位置、累積歩行距離
L、直線歩行距離L´を計算する(ステップ204)。
歩行軌跡・距離記録/消去部25は位置・距離計算部2
3で1回分の計算が終わる度に、位置データをカラーパ
レットデータと対にしてメモリ24に追加記録し、ま
た、累積歩行距離L、直線歩行距離L´を書き換え記録
する(ステップ205)。
【0040】描画部27は現在、表示モードが歩行軌跡
なので、メモリ23の歩行軌跡データを構成する位置デ
ータ列を読み出し、起点相当する最初の位置(x0 ,y
0 )が起点表示位置データに相当する箇所となるように
してビデオRAM26に歩行軌跡を描画し、起点に相当
する箇所に起点マーク、現在位置に相当する箇所に方位
センサ20で検出された方位方向を向けた現在位置マー
クを描画し、かつ、ビデオRAM26の一番下に累積歩
行距離Lと直線距離L´を示す文字も描画する(ステッ
プ206、207)。ビデオRAM26の画像は映像変
換部28により読み出され、所定の映像信号に変換され
てディスプレイ部5に出力され、画面表示される(ステ
ップ208)。
【0041】例えば、1500m歩行したとき画面は図
8(1)の如くなり、起点から度のような経路で歩行し
たかが一目で判る。
【0042】若し、或る地点まで歩行軌跡の記録・表示
をさせたところで、寄り道をするため、暫く、歩行軌跡
の記録を一時停止したいときポーズキー8を押す。する
と、本体2の位置・距離計算部23、歩行軌跡・距離記
録/消去部25はポーズ状態となり(ステップ305〜
307)、位置・距離計算部23が現在位置の更新計算
だけ行い(ステップ209)、歩行軌跡・距離記録/消
去部25は位置データ等のメモリ24への記録はしな
い。よって、寄り道した経路が画面に表示されないよう
にすることができ、歩行軌跡が複雑化するのを防ぐこと
ができる(図8(2)参照)。歩行軌跡の記録を再開し
たい場合、再度ポーズキー8を押することで一時停止状
態を解除できる(ステップ305、306、308)。
【0043】その後、或る地点まで来たところで、元の
起点に戻る場合、画面に表示されている歩行軌跡の経路
に沿って逆に歩行すれば良い。累積距離表示から起点に
戻るまでの歩行距離が判る。
【0044】なお、往路と復路が同じ色で表示される
と、歩行軌跡が重なったとき、現在位置が判らなくなっ
たり、起点に戻る経路が判らなくなるので、カラーキー
10を押して色の変更を指示する。カラーキー10を2
回、押したとき、パラメータ登録部22は色指定データ
を黄色に変える(ステップ303、304)。よって、
以降、歩行軌跡・距離記録/消去部25は位置データと
対にして記録するカラーパレットデータを黄色に変え、
描画部27は色変更が指示されるまでの歩行軌跡は赤
色、色変更が指示されたあとの歩行軌跡は黄色で描画す
るため、画面では往路と復路が異なる色で表示される
(図9(1)参照)。よって、往路と復路を一目で区別
することができ、起点に対する現在位置、起点に戻る経
路を間違えずに把握することができ、確実に起点に戻る
ことができる。
【0045】また、現在位置から起点までの直線的な方
向と距離を確かめたいとき、モードキー11を1回、押
圧する。すると、本体2の描画部27は表示モードを直
線経路とし(ステップ301、302)、メモリ24の
歩行軌跡データの内、最初の位置データ(起点に相当)
と最後の位置データ(現在位置に相当)に基づき、最後
の位置データと対で記録されたカラーパレットデータの
示す色により、起点−現在位置間を結ぶ直線経路を描画
し、両端に起点マークと現在位置マークを描画する。ま
た、直線距離L´を描画する。このとき、画面には起点
−現在位置を結ぶ直線経路が表示されるので(図9
(2)参照)、その向きと長さから起点がどの方向にど
くらい離れて存在するか知ることができ、起点までなる
べく最短の経路を通って直線的に歩行したい場合も、ど
の方向にどれくらいの距離歩行すれば起点に到達するか
簡単に把握することができる。この実施例では直線距離
L´も表示されるので、起点までの正確な距離を知るこ
とができる。
【0046】まっすぐ起点に戻りたい場合、現在位置マ
ークの向きが起点の方向に合うように歩行すれば簡単に
最短の経路で起点に到達することができる。
【0047】なお、モードキー11を再度、押圧すれば
元の表示モードを元の歩行軌跡に戻すことができる(ス
テップ31、302)。
【0048】起点に戻ったとき、ストップキー9を押圧
すると、歩行軌跡・距離記録/消去部25がメモリ24
の記憶内容を消去したあと(ステップ309、31
0)、ステップ101に戻るので、他の経路を歩行する
際に歩行軌跡を表示させることができる。
【0049】なお、上記した実施例では描画部27は或
る一定の縮尺で歩行軌跡、直線経路を描画するようにし
たが、キー入力部6に拡大/縮小キーを設け、拡大/縮
小キーの操作に応じてパラメータ登録部22が縮尺を変
更登録し、変更登録後の縮尺に基づき歩行軌跡、直線経
路を描画するようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、歩行検出手段の歩行検出出力と方位検出手段
の検出方位に基づき、歩行検出出力を歩行距離に換算し
ながら所定の起点から見た歩行者の相対的な位置を自立
航法により逐次、計算し、計算した位置データ列を歩行
軌跡記憶手段に歩行軌跡データとして記録する。記録し
た歩行軌跡データに基づき、所定の起点から歩行軌跡を
描画し、表示する。これにより、画面の歩行軌跡を見れ
ば、現在位置から起点までの経路が判り、簡単に起点に
戻ることができる。しかも、衛星から電波を受信するの
でなく、歩行検出手段と方位検出手段の出力に基づき自
立航法により現在位置を検出するので、簡単な構成で済
み、安価にできる携帯用ナビゲーション装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る携帯用ナビゲーション
装置の構成を示す回路図である。
【図2】携帯用ナビゲーション装置の外観構成図であ
る。
【図3】自立航法による位置検出方法の説明図である。
【図4】メモリに記録される歩行軌跡データの説明図で
ある。
【図5】携帯用ナビゲーション装置の本体の動作を示す
流れ図である。
【図6】携帯用ナビゲーション装置の本体の動作を示す
流れ図である。
【図7】携帯用ナビゲーション装置の本体の動作を示す
流れ図である。
【図8】表示画面の説明図である。
【図9】表示画面の説明図である。
【符号の説明】
1 携帯用ナビゲーション装置 2 本体 3 操作/表示器 5 ディスプレイ部 6 キー入力部 7 スタートキー 8 ポーズキー 9 ストップキー 10 カラーキー 11 モードキー 13 歩幅キー 14 増数キー 15 減数キー 16 4方向キー 20 方位センサ 21 歩行センサ 22 パラメータ登録部 23 位置・距離計算部 24 メモリ 25 歩行軌跡・距離記録/消去部 26 ビデオRAM 27 描画部 28 変換部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩行者の歩行を検出する歩行検出手段
    と、歩行者の方位を検出する方位検出手段と、歩行検出
    手段の歩行検出出力と方位検出手段の検出方位に基づ
    き、歩行検出出力を歩行距離に換算しながら所定の起点
    から見た歩行者の相対的な位置を自立航法により逐次、
    計算する位置計算手段と、位置計算手段で計算された位
    置データ列を歩行軌跡記憶手段に歩行軌跡データとして
    記録させる歩行軌跡記録手段と、歩行軌跡記憶手段に記
    録された歩行軌跡データに基づき、画像記憶手段に所定
    の起点から歩行軌跡を描画する描画手段と、画像記憶手
    段に記憶された画像データを読み出し、映像信号に変換
    する映像変換手段と、映像信号に基づき画像を表示する
    表示手段とを備えたことを特徴とする携帯用ナビゲーシ
    ョン装置。
  2. 【請求項2】 歩幅を指定する歩幅指定手段を設け、位
    置計算手段は、歩幅指定手段で指定された歩幅を用い
    て、歩行検出出力を歩行距離に換算するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の携帯用ナビゲーション装
    置。
  3. 【請求項3】 起点表示位置を指定する起点表示位置指
    定手段を設け、描画手段は、画像記憶手段に描画する歩
    行軌跡の起点を起点表示位置指示手段で指示された位置
    とするようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯
    用ナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 歩行軌跡の記録の一時停止を指示する一
    時停止指示手段を設け、歩行軌跡記録手段は一時停止指
    示手段で一時停止が指示されたとき、位置計算手段で計
    算された位置データ列の歩行軌跡記憶手段への記録を一
    時停止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    携帯用ナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 歩行軌跡の色の変更を指示する色変更指
    示手段を設け、色変更指示手段で色の変更が指示された
    とき、描画手段は色変更指示の前後で色を変えて歩行軌
    跡を描画するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の携帯用ナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 歩行軌跡と直線に表示モードの切り換え
    を指示する表示モード切り換え指示手段を設け、表示モ
    ード切り換え指示手段で歩行軌跡が指示されていると
    き、描画手段は歩行軌跡を画像記憶手段に描画し、直線
    が指示されているとき、起点と現在位置を結ぶ直線を画
    像記憶手段に描画するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の携帯用ナビゲーション装置。
JP22576094A 1994-08-26 1994-08-26 携帯用ナビゲーション装置 Withdrawn JPH0868643A (ja)

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