JPH0868591A - 断熱箱体 - Google Patents

断熱箱体

Info

Publication number
JPH0868591A
JPH0868591A JP6203539A JP20353994A JPH0868591A JP H0868591 A JPH0868591 A JP H0868591A JP 6203539 A JP6203539 A JP 6203539A JP 20353994 A JP20353994 A JP 20353994A JP H0868591 A JPH0868591 A JP H0868591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
vacuum heat
box
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6203539A
Other languages
English (en)
Inventor
Keimei Asakura
啓明 朝倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6203539A priority Critical patent/JPH0868591A/ja
Publication of JPH0868591A publication Critical patent/JPH0868591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2201/00Insulation
    • F25D2201/10Insulation with respect to heat
    • F25D2201/14Insulation with respect to heat using subatmospheric pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/36Visual displays

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空断熱材を配した断熱箱体において、長期
的に断熱性能を維持することができるものを提供する。 【構成】 内箱12と外箱14とよりなり、その間に真
空状態にて断熱性を有する真空断熱材16を配した断熱
箱体10において、前記真空断熱材16がその内部の気
体を排気するための排気用のパイプ路24を有し、その
先端部が前記外箱14から外方に延出し、前記パイプ路
24が前記真空断熱材16の内部圧力を検知する圧力検
知部42を有し、前記外箱14の外側に前記圧力検知部
42の検知圧力を表示する圧力表示部42が設けられた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍庫、冷蔵庫等とし
て利用できる断熱箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫等の断熱箱体において、そ
の内箱と外箱とを組み合せてできる空間部に真空断熱材
を配して、断熱性能の維持が図られている。
【0003】すなわち、図7に示すように、この真空断
熱材100は、紙または不織布等の通気性を有する袋1
01に、パーライト粉末、シリカ微粉末等の断熱性を有
する粉末102を収納して所定の形状に予備成形した成
形品103を、通気性を有しない合成樹脂製の容器10
4内に収納し、次いで真空排気等の手段により容器10
4内の空気を排気し、さらに、容器の開口部105を熱
融着等の手段により接合することにより得られる。
【0004】この合成樹脂製容器104は、例えば、ヒ
ートシール層106と、アルミ蒸着層107、合成樹脂
層108とよりなる多層フィルム2枚により形成されて
おり、空気または水蒸気に対するバリアー性能を有し
て、一定形状に形成されている。 そして、真空断熱材
100を内箱と外箱との間の空間部に挿入し、この状態
で前記空間部にポリウレタン発泡断熱材を充填して断熱
箱体を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の真空断熱材10
0は、従来の硬質ポリウレタンフォームに比べ優れた断
熱性能を有するが、フィルム表面からのガスの透過、接
合部からのガスの浸入等によって容器104内の真空度
が低下すると、断熱性能が悪化し、断熱材としての機能
を維持できなくなる。つまり、断熱箱体としての機能を
維持できなくなるという問題がある。そのため、このよ
うな断熱箱体を使用した冷凍庫や家庭用冷蔵庫等では、
断熱材の真空度によりその耐久年数が決ってしまうとい
う問題がある。
【0006】また、冷凍庫、家庭用冷蔵庫等の形状によ
って異なるが、通常、断熱箱体には、真空断熱材単体が
複数枚使用されており、そのうちの1枚でも真空度が低
下すると断熱性能を維持できないという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、真
空断熱材を配した断熱箱体において、長期的に断熱性能
を維持できるものを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の断熱
箱体は、内箱と外箱とよりなり、その間に真空状態にて
断熱性を有する真空断熱材を配した断熱箱体において、
前記真空断熱材にはその内部の気体を排気するための排
気用パイプ部分が連結され、前記排気用パイプ部分が前
記外箱の外方に至るパイプ路に連通しており、前記パイ
プ路の適所には前記真空断熱材の内部圧力を検知する圧
力検知部が配され、前記外箱の外側に前記圧力検知部の
検知圧力を表示する圧力表示部が設けられたものであ
る。
【0009】請求項2の断熱箱体は、請求項1の断熱箱
体において、前記真空断熱材が複数配され、前記パイプ
路が全ての前記真空断熱材を連通させているものであ
る。
【0010】請求項3の断熱箱体は、請求項1または2
の断熱箱体において、前記真空断熱材が、断熱性を有す
る粉末と、前記粉末を収容する通気性を有する袋と、前
記袋を収容する気密性を有する容器とよりなり、前記排
気用パイプ部分が、前記袋と前記容器との間に挿入され
ているものである。
【0011】請求項4の断熱箱体は、請求項1または2
の断熱箱体において、前記真空断熱材が、連続気孔率の
高い硬質プラスチックフォームと、前記硬質プラスチッ
クフォームを収容する気密性を有する容器とよりなり、
前記排気用パイプ部分が、前記容器内に挿入されている
ものである。
【0012】
【作用】請求項1の断熱箱体では、圧力検知部が検知し
た真空断熱材の内部圧力を圧力表示部が表示する。それ
を外箱の外側にて確認し、内部圧力が上昇したとき、外
箱から外方に延出している排気用のパイプ路の先端から
排気して、真空断熱材を真空状態に戻す。これにより、
断熱性能を回復させる。
【0013】請求項2の断熱箱体では、複数配された真
空断熱材が全て排気用のパイプ路により連通されている
ので、その外端部から全ての真空断熱材の再排気をす
る。
【0014】請求項3の断熱箱体では、排気用パイプ部
分が通気性を有する袋と容器との間に挿入されているの
で、排気時に粉末を吸引することなく排気することがで
きる。
【0015】請求項4の断熱箱体では、真空断熱材が連
続気孔率の高い硬質プラスチックフォームと容器とより
なるので、真空断熱材の構成を簡略化することができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る断熱箱体10
を図面に基づいて説明する。この実施例では、断熱箱体
10は冷蔵庫を構成している。
【0017】符号16は、冷蔵庫の断熱箱体10の内箱
12と外箱14との間に配された矩形板状の真空断熱材
16である。この真空断熱材16は、内箱12の外壁面
のほぼ全面を覆うように複数枚装着されており、例え
ば、箱体10の背面10bには、4枚配されている。
【0018】この真空断熱材16は、基本的には図7に
示す従来のものと同様のものを使用することができ、パ
ーライト粉末等の無機微粉末18と、それを充填する通
気性袋20と、両者を収容する通気性を有しない合成樹
脂製の容器22とよりなる。
【0019】符号24は、適宜に枝分れしつつ、全ての
断熱材16を連通させているステンレスパイプよりなる
排気用のパイプ路の全体を示す。このパイプ路24の枝
分れした部分(以下、排気用パイプ部分と言う)25の
先端25aは、真空断熱材16の容器22内に挿入さ
れ、容器22と袋20との間の空間部21、即ち、容器
22の内部で、かつ、袋20の外部に配されている。こ
れにより、微粉末を吸引することなく、容器22内部の
気体を排気することができる。
【0020】ここで、容器22は、ヒートシール層26
と、金属蒸着または金属箔等の通気性を有しない金属層
28と、基材プラスチックフィルム層30とよりなる多
層フィルム23で形成されており、空気または水蒸気に
対するバリアー性能を有する。そして、上下2枚の多層
フィルム23、23の外周縁がヒートシール層26、2
6の熱融着により接合されて、容器22を形成してお
り、この接合部32に排気用パイプ部分25が挾み込ま
れている。
【0021】また、排気用パイプ部分25が容器22か
ら引出されたところで、排気用パイプ部分25とフィル
ム23、23との間をシール34しており、この個所か
ら容器22内部へ気体が侵入するを防いでいる。
【0022】各真空断熱材16においては、シール34
の少し外方において、排気用パイプ部分25にコック3
6が取り付けられている。
【0023】図1に示すように、パイプ路24の先端部
は、内箱12の背面下部に設けられた機械室38まで延
設されており、その延設部40にて、断熱箱体10の外
箱14から外側に引出されている。この延設部40に
は、圧力を検知しかつ表示する圧力計42が配されてお
り、さらにその先端にはコック44と排気口46が設け
られている。
【0024】断熱箱体10の内箱12と外箱14との間
の空間部における、真空断熱材16を配した個所以外の
空間には、ポリウレタン発泡断熱材(不図示)が充填さ
れている。
【0025】なお、この実施例では、パイプ路24は、
全ての断熱材16を連通させている(すなわち、各真空
断熱材16に装着した排気用パイプ部分25がパイプ路
24に連通している)が、これに代えて、真空断熱材1
6を複数の群に分けて各群ごとに各別のパイプ路により
連通させてもよく、また、各々の真空断熱材16の排気
用パイプ部分を各別のパイプ路に連通させてもよく、い
ずれの場合にも、パイプ路24の外箱外方に引き出され
た個所には、圧力計42、コック44、排気口46を設
けるのがよい。
【0026】つぎに、この断熱箱体10の製造方法につ
いて説明する。
【0027】真空断熱材16を製造する際には、まず、
通気性袋20内に粉末18を収容して所定の形状に予備
成形する。そして、2枚の多層フィルム23の間に、排
気用パイプ部分25を挾み込み、三方を予めヒートシー
ルすることによって、袋状の容器22を形成する。そし
て、この容器22に、上記の予備形成品を入れ、残りの
開口部をヒートシールにより接合し、次いで真空排気等
の手段により容器22内の空気を真空排気して、コック
36を閉じる。
【0028】ここで、多層フィルム23は、金属蒸着層
28を形成した基材プラスチックフィルム30に、ヒー
トシール性を有する合成樹脂フィルム26をラミネート
することにより得られる。
【0029】つぎに、この真空断熱材16を複数枚用い
て内箱12の外壁面に配し、排気パイプ24を繋ぎ合わ
せて、全ての真空断熱材16を連通させ、圧力計42と
コック44とを有する排出口46に接続する。そして、
このコック44を閉じて、各真空断熱材16に対して設
けられたコック36を開放した後、外箱14を被せ、残
りの隙間にウレタンフォームを流し込む。これにより、
断熱箱体10が製造される。
【0030】なお、図示を省略するが、各真空断熱材1
6に取付ける排気用パイプ部分25には、短尺のものを
使用し、それぞれを繋ぎ合わせるときに、例えばT字状
の接続パイプを使用してもよい。
【0031】上記の断熱箱体10において、各真空断熱
材16の近傍にはコック36を設けずに、真空断熱材1
6を冷蔵庫に組込んだ後、排気口46から全ての真空断
熱材16内を排気してもよい。この場合には、コックを
延出部40に1つ設けるのみでよい。
【0032】このように構成された断熱箱体10におい
ても、時間の経過とともに徐々に真空断熱材16の内部
圧力が上昇して、断熱性能が低下する。そこで、本断熱
箱体10においては、圧力計42により真空断熱材16
の内部圧力をみて、内部圧力が上昇した時には、排気用
のパイプ路24の排気口46より排気して、内部圧力を
初期状態に戻す。これにより、断熱性能を回復させる。
【0033】つぎに、本実施例の断熱箱体10を従来の
ものと比較した評価結果を示す。
【0034】なお、断熱箱体10に配される真空断熱材
16は、実施例、比較例ともに、無機微粉末18として
シリカ微粉末を用い、容器22には上記の3層フィルム
23を用いた。
【0035】実施例、比較例ともに断熱箱体を60℃雰
囲気下で放置し、所定時間経過後、その断熱箱体を分解
し真空断熱材を取出して、その熱伝導率と真空度経時変
化を測定した。
【0036】なお、実施例の断熱箱体については、所定
時間経過後そのまま取出した真空断熱材(以下「実施例
(未排気)」と言う)と、所定時間経過後、排気口46
から真空ポンプを用いて内部ガスを排気してから取出し
た真空断熱材(以下「実施例(排気)」と言う)との2
種類について熱伝導度と真空度を測定した。
【0037】図5は、真空断熱材の熱伝導度経時変化の
測定結果を示すグラフである。
【0038】実施例(未排気)、比較例ともに、真空断
熱材の熱伝導率が時間とともに上昇している。つまり、
実施例の断熱箱体においても排気しない場合には、比較
例のものと同じように断熱性能が劣化している。一方、
実施例(排気)の測定値は、全て初期値(0時間経過
時)と同等の値を有していた。
【0039】図6は、真空断熱材内部の真空度経時変化
の測定結果を示すグラフである。
【0040】実施例(未排気)、比較例ともに、真空断
熱材の内部圧力が経時的に上昇している。これは、真空
断熱材容器の接合部からガスが侵入したためであると推
定される。ここでも、実施例(排気)は、全て初期値と
同等の真空度を有していた。
【0041】以上の結果より、真空断熱材の断熱性の低
下は、その真空度の低下と対応しており、真空断熱材の
真空度、即ち、内部圧力を知ることにより、断熱箱体自
体の断熱性の劣化状態を知ることができることが分る。
また、真空度が低下して断熱性能が劣化しても、排気す
ることにより、断熱性能を初期値まで回復することがで
きることが分る。
【0042】つまり、本実施例の断熱箱体10であれ
ば、排気用のパイプ路24の先端部に圧力計42が設け
られているので、常時、真空断熱材10の内部圧力を確
認することができ、内部圧力が上昇しても、排気するこ
とにより断熱性能を維持することができる。また、排気
する適切な時期を容易に知ることができるので、冷蔵庫
等において、無駄な冷却エネルギーを要することがな
い。
【0043】一方、比較例の断熱箱体では、真空断熱材
の内部にガスが侵入し、内部圧力が上昇してしまうと、
真空度の回復が不可能であるため、断熱材としての機能
を維持することができず、また、実際に断熱機能が低下
しているかどうかも分らない。
【0044】以上のように、本実施例の断熱箱体10で
あると以下の効果がある。
【0045】機器本体10の外側に圧力計42が設置
してあるため、機器内部10にある真空断熱材16の内
部圧力を常時確認することができる。
【0046】適切な時期に再排気して断熱性能を回復
することができるので、省エネ効果がある。
【0047】全ての真空断熱材16を排気用のパイプ
路24で連通にしてあるので、局所的な熱漏洩がない。
【0048】一つの排気口46から排気することによ
り、全ての真空断熱材16の再排気ができる。
【0049】このように、断熱性能を長期的に、かつ、
経済的に維持することができる。
【0050】つぎに、図3、4を参照にして、本断熱箱
体10に装着される真空断熱材16の他の実施例を説明
する。
【0051】図3では、ステンレス製の排気用パイプ部
分25にポリエチレン等の合成樹脂48をあらかじめコ
ーティングしておき、これを容器22の接合部32に取
付けたものである。これにより、排気用パイプ部分25
の取付け部の密着性が良好となり、そこからの気体の侵
入を防止することができる。
【0052】図4では、容器22がステンレス材料から
なる上下の皿状部材を接合して形成されており、その接
合部に設けられた孔に、ステンレス製の排気用パイプ部
分25が嵌入されている。そして、その嵌入部にて、鑞
付け34されている。
【0053】このように、通気性を有しない容器22と
しては、多層フィルム23によるものでなくてもよく、
金属板等のガスバリア性物質のみであってもよい。
【0054】なお、多層フィルム23についても、上述
した3層構造のものでなくても、例えば、フィルムの片
面に金属箔を形成して通気性を有しないように構成した
2層構造のフィルムにより構成してもよい。ここで、金
属層28としては、アルミニウム蒸着層やステンレス箔
等が一般的であるが、ガスバリア性を効果的に発揮させ
る物質であって、できるだけ薄いものであればよい。
【0055】また、断熱性を有する粉末18の代りに、
連続気孔率の高い硬質プラスチックフォームを使用して
もよい。このような硬質プラスチックフォームであれ
ば、適宜の金型を使用して容器22に収容可能な形状に
形成することができるので、通気性袋20に収納せずに
そのまま容器22に収納することができる。なお、この
場合においては、排気用パイプ部分25は、容器22と
硬質プラスチックフォームとの間に、パイプ端部25a
が位置するように挿入される。
【0056】さらにまた、排気用パイプ部分25は、金
属、プラスチック、ゴム等が考えられるが、ガス透過率
の小さいもので、真空度を維持できるものであればよ
い。
【0057】なお、圧力計42は、必ずしも外箱14の
外部に配されている必要はなく、排気用のパイプ路24
のいずれかの個所に配されていればよい。ただし、外箱
14の内部に配する場合には、例えば、外箱14の外側
に圧力計42と接続された圧力表示部を設けるなどし
て、その圧力値を外からみることができるようにしてお
く必要がある。
【0058】
【発明の効果】請求項1の断熱箱体であると、適切な時
期に再排気して断熱性能を回復することができるので、
長期的に断熱性能を維持することができ、また、省エネ
効果がある。
【0059】請求項2の断熱箱体であると、さらに、複
数個装着された真空断熱材が全て排気用のパイプ路によ
り連通されているので、全ての真空断熱材の再排気を一
度に行うことができ、また、局所的な熱漏洩がない。
【0060】さらに、請求項3の断熱箱体であると、排
気時に粉末を吸引することなく、真空断熱材を真空状態
にすることができ、また、請求項4の断熱箱体である
と、真空断熱材の構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る断熱箱体10の一部を
欠載した斜視図である。
【図2】本発明の断熱箱体10に装着される真空断熱材
16の一例の断面図である。
【図3】真空断熱材16の他の例の要部断面図である。
【図4】断熱箱体10に装着される真空断熱材16の他
の実施例の要部断面図である。
【図5】実施例及び比較例の真空断熱材の熱伝導度経時
変化の測定結果を示すグラフである。
【図6】実施例及び比較例の真空断熱材内部の真空度経
時変化の測定結果を示すグラフである。
【図7】従来の断熱箱体に装着される真空断熱材の断面
図である。
【符号の説明】
10……断熱箱体 12……内箱 14……外箱 16……真空断熱材 18……無機微粉末 20……袋 22……容器 24……排気用のパイプ路 25……排気用パイプ部分 25a…その先端部 40……排気用のパイプ路の延出部 42……圧力計 46……排気口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内箱と外箱とよりなり、その間に真空状態
    にて断熱性を有する真空断熱材を配した断熱箱体におい
    て、 前記真空断熱材にはその内部の気体を排気するための排
    気用パイプ部分が連結され、前記排気用パイプ部分は、
    前記外箱の外方に至る排気用のパイプ路に連通してお
    り、前記パイプ路の適所には前記真空断熱材の内部圧力
    を検知する圧力検知部が配され、前記外箱の外側に前記
    圧力検知部の検知圧力を表示する圧力表示部が設けられ
    たことを特徴とする断熱箱体。
  2. 【請求項2】前記真空断熱材が複数配され、前記パイプ
    路が全ての前記真空断熱材を連通させていることを特徴
    とする請求項1に記載の断熱箱体。
  3. 【請求項3】前記真空断熱材が、断熱性を有する粉末
    と、前記粉末を収容する通気性を有する袋と、前記袋を
    収容する気密性を有する容器とよりなり、前記排気用パ
    イプ部分が、前記袋と前記容器との間に挿入されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の断熱箱体。
  4. 【請求項4】前記真空断熱材が、連続気孔率の高い硬質
    プラスチックフォームと、前記硬質プラスチックフォー
    ムを収容する気密性を有する容器とよりなり、前記排気
    用パイプ部分が、前記容器内に挿入されていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の断熱箱体。
JP6203539A 1994-08-29 1994-08-29 断熱箱体 Pending JPH0868591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6203539A JPH0868591A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 断熱箱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6203539A JPH0868591A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 断熱箱体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0868591A true JPH0868591A (ja) 1996-03-12

Family

ID=16475828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6203539A Pending JPH0868591A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 断熱箱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0868591A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998049506A1 (fr) * 1997-04-25 1998-11-05 Sanyo Electric Co., Ltd. Meuble de rangement a basse temperature
JP2002277156A (ja) * 2001-01-15 2002-09-25 Matsushita Refrig Co Ltd 断熱箱体、原料製造方法、および冷蔵庫
WO2002099347A1 (fr) * 2001-06-04 2002-12-12 Matsushita Refrigeration Company Corps de caisson isole, refrigerateur comprenant le corps de caisson et procede de recyclage des materiaux utilises pour le corps de caisson isole
JP2003156192A (ja) * 2001-09-05 2003-05-30 Matsushita Refrig Co Ltd 断熱箱体および冷蔵庫
JP2004251428A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Toshiba Home Technology Corp 断熱体の製造方法
WO2004104498A3 (de) * 2003-05-19 2005-03-31 Va Q Tec Ag Wärmegedämmter behälter
KR100781460B1 (ko) * 2005-10-13 2007-12-03 산요덴키가부시키가이샤 저온 저장고의 제조 방법 및 저온 저장고
JP2007319769A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Casio Comput Co Ltd 反応装置、その反応装置を用いた発電装置、及び、電子機器
JP2008111564A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Sharp Corp 冷蔵庫のリサイクル方法
JP2009509109A (ja) * 2005-09-23 2009-03-05 ヴァ−クー−テック アーゲー フィルムで被覆され、粉末が充填された真空断熱材の製造方法
JP2014206369A (ja) * 2014-05-26 2014-10-30 株式会社東芝 冷蔵庫
CN112825609A (zh) * 2019-11-20 2021-05-21 惠而浦公司 用于绝缘结构的维修组件

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998049506A1 (fr) * 1997-04-25 1998-11-05 Sanyo Electric Co., Ltd. Meuble de rangement a basse temperature
JP2002277156A (ja) * 2001-01-15 2002-09-25 Matsushita Refrig Co Ltd 断熱箱体、原料製造方法、および冷蔵庫
WO2002099347A1 (fr) * 2001-06-04 2002-12-12 Matsushita Refrigeration Company Corps de caisson isole, refrigerateur comprenant le corps de caisson et procede de recyclage des materiaux utilises pour le corps de caisson isole
AU2002258258B2 (en) * 2001-06-04 2005-03-10 Matsushita Refrigeration Company Insulated box body, refrigerator having the box body, and method of recycling materials for insulated box body
US7316125B2 (en) 2001-06-04 2008-01-08 Matsushita Refrigeration Company Insulated box body, refrigerator having the box body, and method of recycling materials for insulated box body
JP2003156192A (ja) * 2001-09-05 2003-05-30 Matsushita Refrig Co Ltd 断熱箱体および冷蔵庫
JP2004251428A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Toshiba Home Technology Corp 断熱体の製造方法
WO2004104498A3 (de) * 2003-05-19 2005-03-31 Va Q Tec Ag Wärmegedämmter behälter
EP2876389A1 (de) * 2003-05-19 2015-05-27 va-Q-tec AG Wärmegedämmter Behälter
JP2009509109A (ja) * 2005-09-23 2009-03-05 ヴァ−クー−テック アーゲー フィルムで被覆され、粉末が充填された真空断熱材の製造方法
US7937958B2 (en) 2005-10-13 2011-05-10 Sanyo Electric Co., Ltd. Method of manufacturing low-temperature storage, and low-temperature storage
KR100781460B1 (ko) * 2005-10-13 2007-12-03 산요덴키가부시키가이샤 저온 저장고의 제조 방법 및 저온 저장고
JP2007319769A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Casio Comput Co Ltd 反応装置、その反応装置を用いた発電装置、及び、電子機器
JP2008111564A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Sharp Corp 冷蔵庫のリサイクル方法
JP2014206369A (ja) * 2014-05-26 2014-10-30 株式会社東芝 冷蔵庫
CN112825609A (zh) * 2019-11-20 2021-05-21 惠而浦公司 用于绝缘结构的维修组件
EP3825631A1 (en) * 2019-11-20 2021-05-26 Whirlpool Corporation Servicing assembly for an insulated structure
US11427998B2 (en) 2019-11-20 2022-08-30 Whirlpool Corporation Servicing assembly for an insulated structure
US11788280B2 (en) 2019-11-20 2023-10-17 Whirlpool Corporation Servicing assembly for an insulated structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0868591A (ja) 断熱箱体
EP1344008B1 (en) An insulated unit
US7645003B2 (en) Thermally insulating wall
KR20080011272A (ko) 비워지는 열 절연 패널
US5769262A (en) Thermally-insulated double-walled synthetic-resin container
US6623413B1 (en) Vacuum insulated panel and container and method of production
JP5903567B2 (ja) 冷蔵庫
US9975686B2 (en) Vacuum insulation panel and container comprising vacuum insulation panels
CN103228851B (zh) 用于制冷器具的真空体
US20130101779A1 (en) Vacuum insulation material
US20040058119A1 (en) Vacuum insulated panel and container
JP2007211884A (ja) 真空断熱箱体
JPH0882474A (ja) 真空断熱材
US10767919B2 (en) Method for ensuring reliable core material fill around the pass throughs in a vacuum insulated structure
JP2015169372A (ja) 断熱容器および断熱容器の製造方法
JP2015007450A (ja) 2重に真空包装された真空断熱材
US20180252464A1 (en) Vacuum heat insulator; and heat-insulating container, heat-insulating wall, and refrigerator using same
WO2015186345A1 (ja) 真空断熱体、ならびに、これを用いた断熱容器および断熱壁
US10337786B2 (en) Vacuum heat insulating body, and heat insulating container and heat insulating wall employing same
JP2004197760A (ja) 真空断熱材
JP2000121218A (ja) 冷蔵庫の製氷装置
JP2007093164A (ja) 冷蔵庫
JP2694356B2 (ja) 断熱構造体
JP2020034115A (ja) 真空断熱体及びそれを用いた断熱容器、断熱壁
JP2892484B2 (ja) アウターシェル一体型真空断熱材およびその製造方法