JPH08683U - 型締装置 - Google Patents

型締装置

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JPH08683U
JPH08683U JP009140U JP914095U JPH08683U JP H08683 U JPH08683 U JP H08683U JP 009140 U JP009140 U JP 009140U JP 914095 U JP914095 U JP 914095U JP H08683 U JPH08683 U JP H08683U
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mold clamping
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 油圧式型開閉装置では、位置精度が悪いた
め、高速区間が伸ばせず、サイクル時間が長くなると共
に、作動効率が悪い等の不具合があったがその解消を図
る。 【解決手段】 可動盤2を固定盤1に対し進退動作させ
る手段としてボールスクリュ21を用い、電動機のモー
タ軸の回転を直接ボールスクリュ21に伝達する機構
と、モータ軸の回転を減速して伝達する機構を備え、両
機構間を電磁クラッチ等で切換えるように構成し、型開
閉動作はモータ軸の回転を直接ボールスクリュ21に伝
達して高速低トルクの運転を行わせ、離型時には電磁ク
ラッチを切換え、モータ軸の回転を減速してボールスク
リュ21に伝達し、低速高トルク運転をする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は射出成形機の型開閉動作を確実に、かつ効率的に行う型締装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来中型以上(目安として200トン以上)の射出成形機における型締装置は、 その発生すべき力が大きくなければならないために油圧式が採用されている。し かし金型の開閉動作に要する力と、金型の締め付けに要する力の比は約1:10 〜1:20と大きいため、この力を拡大するために種々な方式が考案されている 。
【0003】 さて図3及び図4によりハイドロメカニカル方式と呼ばれる複合型締装置につ いて説明すると、図3は射出成形機の型開閉及び型締動作のシーケンスとその動 作内容を示したものであり、図4は従来の複合型締装置の構造と油圧回路の概略 を示したものである。図において型閉加速から型閉低速まで、即ち図3のステー ジ1〜4は、固定盤1に設けられた型開閉シリンダ4にソレノイドバルブ11の Aポートから油圧源14の圧油を提供して、可動盤2を加速→高速→減速→低速 の順で固定盤1側に移動させる。 また型締昇圧及び型締保持、即ち図3のステージ5,6の動作は次のようにし て行われる。即ち、コア金型7とキャビティ金型7aが密着すると、タイバー3 の先端部に加工されたネジ溝部3aは、可動盤2に摺動自在に装着された型締ラ ム5aの中心孔を挿通し、ハーフナット6との係合位置に達している。ここでソ レノイドバルブ13のAポートより油圧源16の圧油をシリンダ6aに供給する ことにより、ハーフナット6はタイバー3のネジ溝部3aと噛み合う。
【0004】 次にソレノイドバルブ12のBポートより油圧源15の圧油が型締シリンダ5 に供給され、型締ラム5aが図面左方向に移動し、ハーフナット6に力を加える 。この時点ではタイバー3のネジ溝部3aとハーフナット6は強固に噛み合って おり、タイバー3の強大な力で引っ張られ、型締力を発生する。また降圧動作を するステージ7では、型締シリンダ5に供給されていた圧油をタンクに解放する と共に、ソレノイドバルブ13のBポートよりシリンダ6aに圧油を供給し、ハ ーフナット6を開きタイバー3のネジ溝部3aとの噛合いを解く。
【0005】 次に離型動作のステージ8は、成形された成形品をキャビティ金型7aより引 き離すためのステージであり、このステージ8では低速で速度安定性があり、し かも比較的大きな力(型締力の7%〜10%)を要する。この離型から型開停止 までの動作、即ちステージ8〜12は、型開閉シリンダ4にソレノイドバルブ1 1のBポートより圧油を供給して行われる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の油圧式の型開閉装置では、位置精度が出しにくいこと から、高速区間を型密着位置及び型停止位置の近くまで伸ばすことができず、そ の分サイクル時間が長くなり、更に型開停止の位置精度が悪いため、成形品取出 機との連動に問題の生じる場合があった。また油圧式であるため、作動効率が悪 く、消費エネルギーが大きくなり、加減速の動作がスムーズに行われない等の欠 点があった。 本考案は図4のような油圧式のために発生する課題を解決することを目的とし てなされたもので、電動モータのモータ軸を直接ボールスクリュに伝達する機構 と、モータ軸の回転を減速して伝達する機構と、電磁クラッチ等の切換え機構と を有し、動作を円滑に精度よく行おうとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、固定金型を保持する固定盤と、移動金型を保持する可動盤 と、同可動盤を固定盤に対し進退動作させる手段と、前記可動盤を固定盤に接近 し、固定金型と移動金型が型閉じした後、固定盤と結合固定されて型締めを行う タイバーとを備え、前記結合固定はタイバーとほぼ直角方向に開閉するハーフナ ット又はハーフリングにより行う型締装置において、前記可動盤を固定盤に対し 進退動作させる手段としてボールスクリュを用い、電動機のモータ軸の回転を直 接ボールスクリュに伝達する機構と、モータ軸の回転を減速して伝達する機構を 備え、両機構間を電磁クラッチ等で切換えるように構成し、型開閉動作はモータ 軸の回転を直接ボールスクリュに伝達して高速低トルクの運転を行わせ、離型時 には電磁クラッチを切換え、モータ軸の回転を減速してボールスクリュに伝達し 、低速高トルク運転をするようにしてなるもので、これを課題解決のための手段 とするものである。
【0008】
【作用】
本考案は電動機を使って型締昇圧、保持及び降圧を除く型開閉動作を行い、こ れによって位置精度、エネルギーロスの問題点が解決される。即ち、モータ軸の 回転を直接ボールスクリュに伝達する機構と、モータ軸の回転を減速して伝達す る機構を備え、両機構間を電磁クラッチ等で切換えるように構成し、通常の型開 閉用動作時は、モータ軸の回転を直接ボールスクリュに伝達して高速、低トルク の運転を行わせ、離型時には電磁クラッチを切換え、モータ軸の回転を減速して ボールスクリュに伝達し、低速、高トルクの運転を行う。また型締昇圧、保持及 び降圧動作は油圧を使い、従来と同様にタイロッドとハーフナットを作動させて 行う。
【0009】
【実施の形態】
以下本考案を図面の実施の形態について説明すると、図1は本考案の実施の形 態に係る型締装置の型開閉機構を概略を示す。図2は同装置に使われるパワーユ ニットの例を示してある。図1において、固定盤1にはボールスクリュ21の基 端部がベアリング23を介して回転自在に支持されており、可動盤2の対向位置 には前記ボールスクリュ21と噛合うナット22が固定され、ボールスクリュ2 1を回転させることにより可動盤2が前後進できる構造となっている。またボー ルスクリュ21の基端は固定盤1から外部に突出し、その端面にプーリ41が取 付けられ、ボールスクリュ21はプーリ41、ベルト40を介してパワーユニッ ト30の2本の出力軸端のプーリ36a及び36bに連結されている。
【0010】 パワーユニット30の構造を図2にて説明すると、ギアボックス32にサーボ モータ31が取付けられ、この出力を直接プーリ36bに伝達するか、解除する かを選択する電磁クラッチ35bを設ける。また一方では、サーボモータ31の 出力を減速してプーリ36aに伝達するための歯車列33a,33b,33c, 33dが設けられると共に、減速された出力をプーリ36aに伝達するか、解除 するかを選択する電磁クラッチ35aが設けられる。なお、図2中34a〜34 gはベアリングである。 また本実施の形態は2段減速の例であるが、減速比により1段或いは遊星ギア 等の手段もとられる。
【0011】 次に作用を説明すると、図3における型閉加速から型閉低速までの動作、即ち ステージ1〜4、並びに型開加速から停止までの動作、即ちステージ9〜12は クラッチ35bがON、クラッチ35aはOFFの状態で運転され、型開閉動作 は高速、低トルクの下で行われる。即ち、サーボモータ31の出力は直接プーリ 36bに伝達されてベルト40を駆動し、このとき他方のプーリ36aはプーリ 36bによって駆動されているベルト速度と同期して空転する。また図3におけ る離型動作をするステージ8では、クラッチ35bがOFF、クラッチ35aが ONとされ、低速、高トルクの状態で離型がなされる。サーボモータ31の出力 は歯車列33a,33b,33c,33dによって減速され、電磁クラッチ35 aを介してプーリ36aに伝達されてベルト40を駆動する。この時一方のプー リ36bは、プーリ36aによって駆動されているベルト速度と同期して空転す る。このようにしてクラッチを切換えることにより、低速、高トルク及び高速、 低トルクの両運転が可能となる。
【0012】 以上の実施の形態におけるモータの制御には、サーボモータを用いた位置閉ル ープ制御がなされ、かつ図示しないボールスクリュの回転角を検出するパルスジ ェネレータが装備され、位置検出値として利用される。しかし位置精度を若干犠 牲にすれば、前記位置検出値でクラッチの切換え及び速度を変えるインバータ制 御も可能となる。また前記実施の形態中、減速側の電磁クラッチ35aは離型時 に使用されるだけであり、その回転方向は一方向であることあら、これに代わる ワンウェイクラッチを利用することも可能である。なお、図1に示した実施の形 態において、タイバー3、ハーフナット6、型締シリンダ5等は4セット組み付 けられ、ボールスクリュ21、減速機付高速モータ30等は対角に2セット組み 付けられている。
【0013】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如く本考案は、モータ軸の回転を直接ボールスクリュに伝 達して(高速低トルク)型開閉動作を行い、電磁クラッチを切換え、モータ軸の 回転を減速してボールスクリュに伝達して(低減高トルク)離型動作を行うこと により、動作が円滑で位置精度が出し易く、省エネルギーが達成されると共に、 型開閉精度が向上し、サイクル短縮につながる。また型停止位置精度も向上して 、取出機のチャックミスが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す型締装置の平面断面
図である。
【図2】図1におけるパワーユニットの断面図である。
【図3】型締動作のシーケンス図である。
【図4】従来の型締装置とその油圧回路を示す配管図を
含む断面図である。
【符号の説明】
1 固定盤 2 可動盤 3 タイバー 6 ハーフナット 8 減速機付高速モータ 21 ボールスクリュ 22 ナット 23 ベアリング 30 パワーユニット 32 ギヤボックス 33a,33b,33c,33d 歯車 34a,34b,34c,34d,34e,34f,3
4g ベアリング 35a,35b 電磁クラッチ 36a,36b プーリ 40 ベルト 41 プーリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型を保持する固定盤と、移動金型
    を保持する可動盤と、同可動盤を固定盤に対し進退動作
    させる手段と、前記可動盤を固定盤に接近し、固定金型
    と移動金型が型閉じした後、固定盤と結合固定されて型
    締めを行うタイバーとを備え、前記結合固定はタイバー
    とほぼ直角方向に開閉するハーフナット又はハーフリン
    グにより行う型締装置において、前記可動盤を固定盤に
    対し進退動作させる手段としてボールスクリュを用い、
    電動機のモータ軸の回転を直接ボールスクリュに伝達す
    る機構と、モータ軸の回転を減速して伝達する機構を備
    え、両機構間を電磁クラッチ等で切換えるように構成
    し、型開閉動作はモータ軸の回転を直接ボールスクリュ
    に伝達して高速低トルクの運転を行わせ、離型時には電
    磁クラッチを切換え、モータ軸の回転を減速してボール
    スクリュに伝達し、低速高トルク運転することを特徴と
    する型締装置。
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JP2010274294A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Sa Kosan Kk 鋳造機
CN102416460A (zh) * 2010-09-28 2012-04-18 青木伸藏 铸造机

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JP3822354B2 (ja) * 1998-05-15 2006-09-20 東芝機械株式会社 射出成形機
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