JPH0867210A - 車載用電子機器 - Google Patents

車載用電子機器

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Publication number
JPH0867210A
JPH0867210A JP23035594A JP23035594A JPH0867210A JP H0867210 A JPH0867210 A JP H0867210A JP 23035594 A JP23035594 A JP 23035594A JP 23035594 A JP23035594 A JP 23035594A JP H0867210 A JPH0867210 A JP H0867210A
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JP
Japan
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operation unit
operating
front surface
unit
rotation
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JP23035594A
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Yasushi Shibuya
康司 渋谷
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器本体の前面に設けられた操作ユニットの
回動操作と離脱操作とを単一の操作体で行えるようにす
る。 【構成】 機器本体10の前面の支持軸15により回動
ベース20が回動自在に支持されている。回動ベース2
0に設けられた掛止穴24a,24bに操作ユニット3
0が掛止される。回動ベース20と操作ユニット30を
機器本体10の前面を覆う位置へ回動させると、回動ロ
ック部材26がロック片22に掛止されて、回動ベース
20と操作ユニット30とがロックされる。操作ユニッ
ト30に設けられた操作体36を押圧操作すると、回動
ロック部材26によるロックが外れ、回動ベース20と
操作ユニット30とが回動できるようになる。操作体3
6をX2方向へ摺動操作すると、離脱ロック部材35a
が掛止穴24bから抜け出て、操作ユニット30が回動
ベース20から離脱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディスク駆動機
構やカセットテープ駆動機構などを内蔵し、且つ機器本
体の前面に対し回動自在な操作ユニットが設けられた車
載用電子機器に係り、特に単一の操作体により、操作ユ
ニットの回動操作と、操作ユニットの機器本体からの離
脱操作とができるようにした車載用電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図11と図12は、操作ユニットが回動
自在に設けられた車載用電子機器(車載用音響機器)の
斜視図である。機器本体1は、シャーシ2とその前部に
設けられたノーズ部3とから構成されている。シャーシ
2は、自動車内のコンソールパネルなどに形成された収
納凹部内に埋設され、ノーズ部3がコンソールパネルの
前面にほぼ同一面となるように設置される。シャーシ2
の内部には、カセットテープの駆動機構、あるいは複数
枚のディスク(コンパクトディスク(CD)またはミニ
ディスク(MD))を選択して駆動するディスク選択駆
動機構などが収納されている。さらにシャーシ2内には
FMおよびAMチューナ、オーディオアンプさらに制御
回路が内蔵されている。ノーズ部3の前面3aには、操
作ユニット4が設けられている。操作ユニット4の前面
の操作パネルには、液晶パネルなどの表示装置5および
押し釦などの各種操作体6が配設されている。ノーズ部
3の前面3aの両側部には一対の支持片7が突設され、
操作ユニット4はこの支持片7に対し支持軸8により回
動自在に支持されている。
【0003】図11は、操作ユニット4がノーズ部3の
前面3aに重なる閉鎖姿勢となった状態を示し、図12
は、操作ユニット4が支持軸8を支点として前方へ回動
し、前面3aが露出する開放姿勢となった状態を示して
いる。図12の開放姿勢では、ノーズ部3の前面3aが
露出し、この前面3aに開口されているメディア挿入口
3bからカセットテープまたは複数のディスクなどの記
録媒体の挿入ならびに排出ができるようになる。図11
に示す閉鎖姿勢では機器本体の前面の全体に操作ユニッ
ト4の操作パネルが占め、操作体6により各種操作、例
えばカセットテープやディスクの駆動操作、AMやFM
の選局操作などが行われ、また表示装置5に各種動作状
態の表示ができるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近では、駐車中の車
内から車載用電子機器が盗まれるのを防止するために、
車載用電子機器全体を自動車のコンソールパネル内など
から離脱できるようにし、あるいは操作ユニット4を機
器本体1から離脱させて運転者が車外へ持ち出すことが
できるような構造とされることが望まれている。操作ユ
ニット4を車外へ持ち出せるようにする場合、図11に
示す閉鎖姿勢の状態で操作ユニット4のみを機器本体1
から離脱させることが必要となる。そのために操作ユニ
ット4を機器本体に対して離脱しないようにロックする
離脱ロック機構を設けるとともに、操作ユニット4の前
面にこの離脱ロック機構のロックを解除する操作体を設
けることになる。
【0005】一方、操作ユニットを図11の閉鎖姿勢か
ら図12に示す開放姿勢へ回動させる際にも、この回動
動作を行うための操作体を操作ユニット4の前面に設け
ることが必要となる。そのため、操作ユニット4の前面
に、前記離脱ロック機構を動作させるための操作体と、
操作ユニットを開放姿勢へ回動させるための操作体の2
種類の操作体を操作ユニット4の前面に設けることが必
要になる。その結果、操作ユニット4の前面の操作パネ
ルに配置すべき操作体の数が増えて、操作パネルの配置
設計が繁雑になるのみならず、操作ユニット4内に2種
の操作体を動作自在に設けるスペースが必要となって操
作ユニット4内のスペースも制約を受けることになる。
さらに操作ユニット4に設けられている2種類の操作体
を誤って操作する可能性が高くなり、例えば操作ユニッ
ト4を図11の閉鎖姿勢から図12に示す開放姿勢へ回
動させようとして、誤って操作ユニット4を機器本体1
から離脱させてしまうなどの問題が生じる。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、操作ユニットに設けられた単一の操作体により、
操作ユニットの回動操作と、操作ユニットの機器本体か
らの離脱操作とができるようにした車載用電子機器を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
機器本体の前面に重なる閉鎖姿勢と、前面を露出させる
開放姿勢との間で回動自在な操作ユニットが設けられた
車載用電子機器において、前記操作ユニットは閉鎖姿勢
のときに機器本体から離脱可能とされ、且つ操作ユニッ
トの離脱を防止する離脱ロック機構が設けられており、
操作ユニットには、第1の方向への操作により前記操作
ユニットを閉鎖姿勢から開放姿勢へ回動させ、第1の方
向と交叉する第2の方向への操作により前記離脱ロック
機構のロックを解除して操作ユニットを離脱させる操作
体が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】この第1の手段において、操作ユニットが
閉鎖姿勢から開放姿勢へモータなどの動力により回動さ
せられる構造とすることが可能であり、この場合には操
作体の第1の方向への操作により機器本体側などのスイ
ッチが作動し、操作ユニットが閉鎖姿勢から開放姿勢へ
動力により回動させられる。また、操作ユニットが閉鎖
姿勢から開放姿勢へばねなどの付勢部材により付勢され
ている構造とし、且つ機器本体と操作ユニットとの間に
前記付勢部材の付勢力に対抗して操作ユニットを閉鎖姿
勢にてロックできるようにし、操作体が第1の方向へ操
作されたときに、このロックを解除して、操作ユニット
が閉鎖姿勢から開放姿勢へ回動できるようにしてもよ
い。
【0009】第2の手段は、機器本体の前面に重なる閉
鎖姿勢と、前面を露出させる開放姿勢との間に回動自在
な回動ベースと、この回動ベースに離脱自在に設けられ
た操作ユニットと、回動ベースからの操作ユニットの離
脱を防止する離脱ロック機構とが設けられ、操作ユニッ
トには、第1の方向への操作により操作ユニットを閉鎖
姿勢から開放姿勢へ回動させ、第1の方向と交叉する第
2の方向への操作により離脱ロック機構のロックを解除
して操作ユニットを離脱させる操作体が設けられている
ことを特徴とするものである。
【0010】この第2の手段においても、操作ユニット
を閉鎖姿勢から開放姿勢へモータの動力により駆動でき
るようにし、操作体の第1の方向への操作によりモータ
などの動力を始動させる構造とすることができる。
【0011】また、例えば操作ユニットがばねなどの付
勢部材により開放姿勢へ付勢されているものとし、且つ
機器本体と回動ベースとの間に、回動ベースを閉鎖姿勢
にてロックする回動ロック機構を設け、操作体の押圧操
作によりこの回動ロック機構のロックが解除され回動ベ
ースが閉鎖姿勢から開放姿勢へ回動できるようにし、操
作体の摺動操作により離脱ロック機構のロックが解除さ
れる構造とすることも可能である。
【0012】第3の手段では、機器本体に軸受部が、操
作ユニットに前記軸受部に嵌合する支持軸が設けられ、
操作ユニットが前記支持軸を支点として機器本体の前面
に重なる閉鎖姿勢と、前面を露出させる開放姿勢との間
に回動自在に支持されている車載用電子機器において、
操作ユニットには、第1の方向への操作により操作ユニ
ットを閉鎖姿勢から開放姿勢へ回動させ、第1の方向と
交叉する第2の方向への操作により前記支持軸を軸受部
から離し操作ユニットを機器本体から離脱させる操作体
が設けられていることを特徴とするものである。
【0013】この第3の手段でも、モータなどの動力に
より操作ユニットを開放方向へ駆動する構造にでき、こ
の場合に、操作体の第1の方向への操作によりモータな
どの動力を始動させることが可能である。
【0014】あるいは、機器本体と操作ユニットとの間
に、操作ユニットを閉鎖姿勢にてロックする回動ロック
機構を設け、操作体の押圧操作により回動ロック機構の
ロックが解除されて操作ユニットが閉鎖姿勢から開放姿
勢へ回動できるようにし、操作体の摺動操作により、支
持軸が軸受部から離される構造とすることも可能であ
る。
【0015】
【作用】第1の手段では、操作ユニットが機器本体に回
動自在に支持され且つ操作ユニットが機器本体から離脱
できるように支持されている車載用電子機器において、
操作ユニットに設けられた単一の操作体の操作により操
作ユニットを回動させ、また操作ユニットを機器本体か
ら離脱させることが可能になる。この操作は操作体を第
1の方向へ操作するか、第1の方向と交叉する第2の方
向へ操作するかによって区別される。例えば第1の方向
は操作体の押圧方向で、第2の方向は操作体を操作パネ
ルに沿って摺動させる摺動方向である。これと逆に、第
1の方向が摺動方向で第2の方向が押圧方向であっても
よい。
【0016】操作体を第1の方向へ操作すると、操作ユ
ニットの閉鎖姿勢でのロックが解除されて操作ユニット
が付勢部材により開放方向へ駆動される。あるいは操作
体を第1の方向へ操作したときにスイッチなどが押され
モータの動力により操作ユニットが開放方向へ駆動され
る。また操作体を第2の方向へ操作すると、離脱ロック
機構のロックが解除されて、操作ユニットを機器本体か
ら離脱させることが可能となる。
【0017】第2の手段では、操作ユニットを回動さ
せ、且つ操作ユニットを離脱可能に支持する構造とし
て、機器本体と操作ユニットの間に回動ベースが設けら
れる。回動ベースが機器本体に回動自在に支持されると
ともに、この回動ベースに操作ユニットが離脱自在に取
り付けられる。操作体を第1の方向(例えば押圧方向)
へ操作すると、モータの動力または回動ロック機構のロ
ック解除に伴い回動ベースとともに操作ユニットが開放
姿勢へ回動する。また操作体を第2の方向(例えば摺動
方向)へ操作することにより、操作ユニットが回動ベー
スから離脱させられる。
【0018】第3の手段では、機器本体の軸受部に操作
ユニットの支持軸が回動自在に支持されており、この支
持軸を軸受部から抜くことにより操作ユニットが機器本
体から離脱できるようになる。この場合、操作体を第1
の方向(例えば押圧方向)へ操作すると、モータの動力
または回動ロック機構のロック解除に伴って操作ユニッ
トが開放姿勢へ回動する。また操作体を第2の方向(例
えば摺動方向)へ操作すると、支持軸が軸受部から抜き
出されて、操作ユニットが機器本体から離脱させられ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の第1実施例の車載用電子機器(車
載用音響機器)を示す分解斜視図であり、本発明の第1
の手段と第2の手段に相当するものである。図2は操作
ユニットの図1と逆側の側端部を示す部分斜視図、図3
は操作ユニット内に設けられた操作体およびその支持機
構を示す分解斜視図、図4は操作ユニットが取り付けら
れた状態を示す部分断面を含む側面図、図5は操作ユニ
ットが取り付けられた状態を示す部分平断面図である。
機器本体10は、金属シャーシ11とその前部に固定さ
れた樹脂製の化粧ノーズ部12とから構成されている。
ノーズ部12の前面12aは機器本体10の前面であ
る。
【0020】金属シャーシ11は例えば1ディン(DI
N)サイズであり、自動車内のコンソールパネルなどに
形成された1ディンの容積の収納空間内に埋設され、ノ
ーズ部12がコンソールパネルの表面にほぼ同一面とな
って露出する。ノーズ部12の前面12aのやや上側寄
りの部分に、挿入口12bが開口している。この挿入口
12bからはミニディスク(MD)を収納したカートリ
ッジCが挿入される。挿入口12bは、3枚のカートリ
ッジCが図示上下方向へ並べて挿入できる開口高さを有
している。金属シャーシ11内の前記挿入口12bの内
側部分には挿入された3枚のカートリッジCを保持する
カートリッジホルダ(図示せず)が設けられている。さ
らに金属シャーシ11内にはディスク選択駆動機構が設
けられている。この選択駆動機構によりカートリッジホ
ルダ内の3枚のカートリッジCのいずれかが選択して引
き出され、カートリッジC内のディスクがクランプされ
て再生駆動される。
【0021】またノーズ部12の前面12aには、挿入
口12bから挿入された3枚のカートリッジCを個別に
排出させる3個のイジェクト釦13a,13b,13c
が配列している。ノーズ部12の前面12aの両側部に
は、一対の支持片14,14が突設し、この支持片1
4,14に対し、支持軸15,15により回動ベース2
0が回動自在に支持されている。回動ベース20は金属
板を折曲げ形成したものである。ただし回動ベース20
は合成樹脂製であってもよいし、その形状が平板状でな
く、箱形状などであってもよい。
【0022】回動ベース20の両側部下端には軸受部2
1,21が折曲げ形成され、この軸受部21,21に穿
設された支持穴21a,21aが前記支持軸15,15
に対して回動自在に支持されている。図4に示すよう
に、支持軸15の外周には付勢部材としてトーションば
ね25が設けられている。トーションばね25の一方の
腕25aは、支持片14に設けられた掛止部14aに掛
止され、他方の腕25bは回動ベース20の軸受部21
に形成された掛止部21bに掛止されている。その結
果、回動ベース20は、ノーズ部12の前面12aに対
し、図4の時計方向へ回動付勢されている。ノーズ部1
2の前面12aには、ロック用の***12cが形成され
ており、この***12cの内方にて金属シャーシ11内
には回動ロック部材26が設けられている。図4に示す
ように、回動ロック部材26は軸27により回動自在に
支持され、また付勢部材である引っ張りばね28により
図4にて時計方向へ付勢されている。回動ロック部材2
6の先端には掛止フック26aが一体に形成され、この
掛止フック26aが、***12cからノーズ部12の前
方へ突出している。また、回動ベース20の上縁の一部
には、機器本体10から離れる前方へ曲げ形成されたロ
ック片22が一体に形成されている。
【0023】この実施例では、前記回動ロック部材26
とロック片22とで、回動ロック機構が構成されてい
る。この回動ロック機構の機能としては、図4にて実線
で示すように、回動ベース20がノーズ部12の前面1
2aに重なる閉鎖姿勢にて、回動ロック部材26の掛止
フック26aがロック片22に掛止され、回動ベース2
0がこの閉鎖姿勢にてロックされる。回動ロック部材2
6が引っ張りばね28の付勢力に対抗して図4にて反時
計方向へ回動させられると、掛止フック26aがロック
片22から外れ、トーションばね25の付勢力により、
回動ベース20がノーズ部12の前面12aに対してほ
ぼ直角の位置まで回動し、前面12aおよび挿入口12
bが露出する開放姿勢となる。
【0024】回動ベース20の両端の上部には、掛止片
23a,23bが前方へ折曲げられており、この掛止片
23a,23bに細長形状の掛止穴24a,24bが穿
設されている。回動ベース20の前面には、操作ユニッ
ト30が離脱自在に取り付けられる。操作ユニット30
は、合成樹脂製のケース31内に各種機構が内蔵されて
いるものであり、ケース31の前面が操作パネル31a
となっている。操作パネル31aには、液晶パネルなど
の表示装置32と、各種操作体33が配設されている。
【0025】操作体33は、機器本体10の金属シャー
シ11内に設けられたディスク選択駆動機構の制御指示
情報を入力し、3枚のカートリッジCのうちのいずれか
を選択する指示、およびディスク(ミニディスク)の再
生指示や停止指示や選曲指示を行うものである。また操
作体33によりAMまたはFMチューナの選局指示が行
われ、さらに音量や音質の調節指示が入力される。表示
装置32には、ディスクの駆動状態の表示や、チューナ
の選局状態などが表示される。図2に示すように、操作
ユニット30の図示右側の端面には固定掛止突起34が
設けられている。この固定掛止突起34は、操作ユニッ
ト30のケース31と一体に樹脂成形されたものであ
る。操作ユニット30が回動ベース20に装着されると
きに、固定掛止突起34が、回動ベース20の図示右側
の掛止穴24aに掛止される。
【0026】図3に示すように、操作ユニット30のケ
ース31の左側の端面には長穴31bが穿設されてい
る。操作ユニット30のケース31内にはスライダ35
が設けられており、このスライダ35は、X1−X2方
向へ摺動自在に収められている。図5に示すケース31
の内部では、スライダ35が、がたつくことなくX1−
X2方向へ移動できるようにガイド支持されている。ス
ライダ35には、くさび形状の離脱ロック部材35aが
一体に形成されており、この離脱ロック部材35aがケ
ース31に穿設された前記長穴31bから突出できるよ
うになっている。
【0027】図5に示すように、ケース31内にはばね
受け片31cが一体に形成されており、スライダ35と
ばね受け片31cとの間に付勢部材として復帰ばね39
が介装されている。この復帰ばね39によりスライダ3
5はX1方向へ付勢されており、くさび状の離脱ロック
部材35aは長穴31bからケース31の外方へ突出し
ている。上記離脱ロック部材35aと、回動ベース20
に形成された掛止穴24bとで、離脱ロック機構が構成
されており、離脱ロック部材35aが掛止穴24bに嵌
合することにより、操作ユニット30の図示左端部が回
動ベース20にロックされる。
【0028】上記スライダ35の内部には、操作体36
と一体に形成された駆動軸37が挿入されている。図5
に示すように、駆動軸37はスライダ35に形成された
摺動穴35bから機器本体方向へ突出し、操作体36と
駆動軸37はスライダ35に対してすなわち操作ユニッ
ト30に対してY1−Y2方向へ摺動自在に支持されて
いる。操作体36の駆動軸側の基端には鍔片36aが一
体に形成されて、図5に示すようにこの鍔片36aがス
ライダ35の内端に掛止されている。駆動軸37の外周
には復帰ばね38が取り付けられ、この復帰ばね38
は、鍔片36aとスライダ35の後部内端との間に介装
されている。この復帰スプリングの付勢力により操作体
36と駆動軸37はY1方向(突出方向)へ付勢されて
いる。操作ユニット30の操作パネル31aには、X1
−X2方向に延びる摺動穴31eが穿設されており、ス
ライダ35の突出部35c、およびこの突出部35cか
ら突出する操作体36が、摺動穴31e内にてX1−X
2方向へ摺動できるように支持されている。
【0029】図3と図5に示すように、操作ユニット3
0のケース31の背面には長穴31dが穿設され、前記
駆動軸37の先端はこの長穴31dの内側に対向してい
る。操作ユニット30が回動ベース20に取り付けら
れ、回動ベース20と操作ユニット30が支持軸15を
支点としてノーズ部12の前面12aに重なる閉鎖姿勢
に回動した時点で、前記駆動軸37の先端が長穴31d
を介して、機器本体10側に設けられた前記回動ロック
部材26の先端の掛止フック26aに対向する。
【0030】図1に示すように、操作ユニット30のケ
ース31の背面には、複数の端子を有する凸状コネクタ
41が設けられ、ノーズ部12の前面12aには、同じ
く複数の端子を有する凹状コネクタ42が設けられてい
る。また回動ベース20には両コネクタ41と42に対
応する部分に切欠き29が形成されている。操作ユニッ
ト30が回動ベース20に固定され、支持軸15を支点
として、回動ベース20と操作ユニット30とが図4に
て実線で示す閉鎖姿勢となったときに凸状コネクタ41
が切欠き29を介して凹状コネクタ42と嵌合する。そ
の結果、コネクタ41と42を介して、機器本体10内
の回路から操作ユニット30内の表示装置32や夜間照
光装置に電力が供給され、また操作ユニット30に設け
られた各種操作体33により動作させられるスイッチな
どの操作信号が機器本体10内に伝達できるようにな
る。
【0031】次に上記車載用電子機器の動作について説
明する。操作ユニット30は、回動ベース20に対して
着脱自在であるが、通常は回動ベース20が図4にて実
線で示す閉鎖姿勢となっているときに、この回動ベース
20に対して操作ユニット30の着脱が行われる。図4
では、引っ張りばね28により時計方向へ付勢されてい
る回動ロック部材26の先端の掛止フック26aが、回
動ベース20のロック片22に掛止され、回動ベース2
0がノーズ部12の前面12aに重なる閉鎖姿勢にてロ
ックされている。すなわち、回動ロック部材26とロッ
ク片22とで構成される回動ロック機構により回動ベー
ス20がロックされている。
【0032】上記ロック状態の回動ベース20に対し
て、操作ユニット30を装着するときには、まず操作ユ
ニット30のケース31の右側の端面の固定掛止突起3
4を、回動ベース20の図示右端部に設けられた掛止穴
24aに嵌合させる。そして固定掛止突起34と掛止穴
24aとの嵌合部を支点として操作ユニット30を図1
にてαで示す方向へ回動させると、離脱ロック部材35
aが、回動ベース20の図示左端の掛止穴24bに掛止
される。すなわちスライダ35はばね39によりX1方
向へ付勢されているため、離脱ロック部材35aが回動
ベース20の掛止片23bの内側を摺動する際に、離脱
ロック部材35aが一旦長穴31bから後退し、さらに
ばね39の付勢力により掛止穴24b内に突出する。そ
の結果、離脱ロック部材35aと掛止穴24bとで形成
されている離脱ロック機構により、操作ユニット30が
回動ベース20に対して離脱しないようにロックされ
る。
【0033】回動ベース20に操作ユニット30が装着
され、回動ベース20と操作ユニット30とが図4に示
す閉鎖姿勢のときには、操作ユニット30の背面に設け
られた凸状コネクタ41が、ノーズ部12の前面12a
に形成された凹状コネクタ42に嵌合する。よって、操
作ユニット30の表面の操作パネル31aに配列した操
作体33により機器本体10内の各種機構および回路の
動作指示を行うことができる。また機器本体10から送
られる電力により操作パネル31aの照光部を照光させ
ることができ、また表示装置32を動作させることがで
きる。ノーズ部12の前面12aに形成された挿入口1
2bからカートリッジCを機器本体10内に装填しまた
は機器本体10内からカートリッジCを排出する場合に
は、操作体36を第1の方向(Y2方向)へ押す。操作
体36が押されると、これと一体の駆動軸37が、ケー
ス31の長穴31d内を通過して、機器本体10内の回
動ロック部材26の先端部を押す。回動ロック部材26
の回動中心となる軸27は、回動ロック部材26の先端
の掛止フック26aより下側に位置しているため、先端
部が駆動軸37により押された回動ロック部材26は、
図4にて鎖線で示すように反時計方向へ回動する。
【0034】その結果、掛止フック26aがロック片2
2から離れ回動ロック機構によるロックが解除される。
ロックが解除されると、トーションばね25の弾性力に
より、回動ベース20およびこれに装着された操作ユニ
ット30が図4にて鎖線で示す開放姿勢まで回動させら
れる。開放姿勢では、回動ベース20と操作ユニット3
0がノーズ部12の前面12aに対してほぼ直角の姿勢
となり、ノーズ部12の前面12aの上部が露出する。
この露出した前面12aに形成された挿入口12bから
カートリッジCを挿入でき、またイジェクト釦13a,
13b、13cのいずれかを押すことにより挿入口12
bからカートリッジCを排出できる。
【0035】図4にて鎖線に示す開放姿勢の操作ユニッ
ト30を閉鎖姿勢に戻すときには、操作ユニット30を
手で図4の反時計方向へ回動させる。操作ユニット30
が実線状態に復帰すると、回動ロック部材26の掛止フ
ック26aが回動ベース20のロック片22に掛止さ
れ、再び回動ベース20と操作ユニット30とがロック
される。図4にて実線で示す閉鎖姿勢のときに、操作体
36を第2の方向(X2方向)へ摺動させると、すなわ
ち操作体36を操作パネル31aの面に沿う方向へ摺動
させると、駆動軸37によりスライダ35がX2方向へ
移動させられ、長穴31bから突出している離脱ロック
部材35aが後退し、掛止穴24bから抜け出る。これ
により操作ユニット30を回動ベース20ならびに機器
本体10から離脱させることができる。離脱した操作ユ
ニット30を車外へ持ち出して携帯することにより、車
載用電子機器の盗難を防止できるようになる。
【0036】上記のように、操作ユニット30に設けら
れた単一の操作体36を異なる方向へ操作することによ
り、操作ユニット30の回動操作と機器本体10からの
離脱操作の双方を行うことが可能になる。また、操作体
36を操作パネル31aの面方向へ摺動させたときに、
回動ロック部材26によるロックを解除し、操作体36
を操作パネル31aの面に直交方向へ押圧操作したとき
に、離脱ロック部材35aによるロックを解除できるよ
うにしてもよい。また、操作体36を、操作ユニット3
0のケース31の左端面に設け、この操作体36を押す
と、スライダ35および離脱ロック部材35aがケース
31内に退行して操作ユニット30を離脱させることが
でき、操作体をケースの左端面に沿って摺動させると、
回動ロック機構26による回動ベース20のロックが解
除されて、操作ユニット30を開放姿勢へ回動させるこ
とができるようにすることも可能である。
【0037】また、上記実施例では、回動ロック部材2
6によるロックが解除されると、トーションばね25の
弾性力により回動ベース20と操作ユニット30とが開
放方向へ回動させられるものとなっているが、モータの
動力により回動ベース20と操作ユニット30を回動さ
せるようにすることも可能である。例えば回動ベース2
0に支持軸15を中心とする歯車を固定し、機器本体1
0側にこの歯車と噛合う駆動歯車を設け、駆動歯車をモ
ータで駆動することにより、回動ベース20と操作ユニ
ット30を図4の実線の閉鎖姿勢から鎖線の開放姿勢と
の間で回動させることが可能である。
【0038】この場合に、閉鎖姿勢にある操作ユニット
30に設けられた操作体36をY2方向へ押したとき
に、駆動軸37が機器本体10側のスイッチを押し、こ
れによりモータが始動して、操作ユニット30が実線の
閉鎖姿勢から鎖線の開放姿勢に回動するように構成でき
る。回動ベース20と操作ユニット30を閉鎖姿勢に戻
すときは、ノーズ部12の前面12aに現れる他の操作
体を押して、モータを逆転させ、回動ベース20と操作
ユニット30を閉鎖姿勢に戻せばよい。あるいは、開放
姿勢から閉鎖姿勢へは、手動により操作ユニット30を
強制的に戻すようにしてもよい。この場合も、操作体3
6をX2方向へ摺動させることにより、操作ユニット3
0が回動ベース20から離脱させられる。
【0039】図6は本発明の第2実施例の車載用電子機
器を示す分解斜視図であり、本発明の第1の手段と第3
の手段に相当する実施例である。図7は操作ユニットの
右端面図、図8は機器本体と操作ユニットの対向部を示
す拡大斜視図、図9は回動ロック機構を示す縦断面図、
図10は離脱ロック機構を示す平断面図である。図6に
示すように、機器本体10は金属シャーシ11とノーズ
部12とから構成され、ノーズ部12の前面12aすな
わち機器本体の前面にはミニディスクを収納したカート
リッジCが3枚挿入できる挿入口12bが開口してい
る。また前面12aにはイジェクト釦13a,13b,
13cおよび凹状コネクタ42が設けられている。
【0040】ノーズ部12の前面12aの左右両側部に
は軸受部51a,51bが一体に突出形成されており、
各軸受部51a,51bに軸穴52a,52bが開口し
ている。操作ユニット30のケース31の前面は操作パ
ネル31aであり、ここに各種操作体33および表示装
置32が設けられている。図7に示すように、操作ユニ
ット30の右側の端部には固定支持軸53が設けられて
いる。この固定支持軸53は、ケース31の樹脂材料に
より一体に形成されたものである。この固定支持軸53
は先端がテーパ面53aであり、図示右側の軸受部51
aの軸穴52aにこのテーパ部53aが回動自在に支持
される。
【0041】操作ユニット30の左側の端面には可動支
持軸54が設けられている。図8に拡大して示すよう
に、この可動支持軸54の先端もテーパ面54aであ
る。操作ユニット30がノーズ部12の前面12aに装
着された状態では、図10に示すように可動支持軸54
のテーパ面54aが、図示左側の軸受部51bの軸穴5
2bに回動自在に支持され、可動支持軸54と前記固定
支持軸53とを支点として、操作ユニット30が機器本
体10に対して回動自在に支持される。
【0042】図10に示すように、可動支持軸54は、
操作ユニット30のケース31の左側の端部に形成され
た穴31fに摺動自在に挿通されているものである。ケ
ース31内には図示しない支持ガイド部が形成され、可
動支持軸54はこの支持ガイド部に案内されてX1−X
2方向へ摺動自在に支持されている。また可動支持軸5
4は復帰ばね55によりX1方向へ付勢されている。可
動支持軸54にはフランジ部54bが一体に形成され、
このフランジ部54bがケース31の内端に当たること
により、可動支持軸54のX1方向への突出量が規制さ
れている。
【0043】可動支持軸54には支持胴部54cが設け
られ、この支持胴部54cに穿設された摺動穴54dに
駆動軸56がY1−Y2方向へ摺動できるように挿入さ
れている。駆動軸56は操作体57と一体に形成されて
いるものである。駆動軸56の外周には操作体57の基
部57aと支持胴部54cとの間に介装された復帰ばね
58が設けられ、この復帰ばね58の弾性力により、駆
動軸56と操作体57はY1方向へ付勢されている。操
作体57は、操作パネル31aに形成された摺動穴31
eに支持され、駆動軸56の先端はケース31の裏面に
形成された長穴31dに支持されている。その結果、操
作体57を第1の方向(Y2方向)へ押すと、駆動軸5
6の先端が、長穴31dから機器本体10側へ突出し、
操作体57を第2の方向(X2方向)へ摺動させると、
駆動軸56によって可動支持軸54がX2方向へ移動さ
せられる。
【0044】図8と図9に示すように、機器本体10側
には回動ロック部材61が設けられている。回動ロック
部材61は側面形状がほぼコの字状である。図9に示す
ように、回動ロック部材61はその上部が軸62により
回動自在に支持されている。また板ばね63により、回
動ロック部材61は図9において反時計方向へ付勢され
ている。回動ロック部材61の上端部には、ノーズ部1
2の前面12aの前方へ突出する掛止フック61aが一
体に形成され、操作ユニット30のケース31の背面に
は、この掛止フック61aが掛止される掛止穴31gが
形成されている。この実施例では回動ロック部材61と
掛止穴31gとで、回動ロック機構が構成されている。
また回動ロック部材61の下端には、ノーズ部12の前
面12aから突出する被押圧斜面61bが形成されてい
る。
【0045】第2実施例の車載用電子機器の動作につい
て説明する。操作ユニット30を機器本体10に取付け
るときには、まず操作ユニット30の右端部に設けられ
た固定支持軸53のテーパ面53aを軸受部51aの軸
穴52aに掛止させる。固定支持軸53と軸穴52aと
の掛止部を支点として操作ユニット30をα方向(図6
参照)へ回動させて機器本体10の前面に装着すると、
可動支持軸54のテーパ面54aが軸受部51bの軸穴
52bに嵌着される。これにより、操作ユニット30は
各支持軸53と54を支点として機器本体10に対し回
動自在に装着される。操作ユニット30を回動させ、図
9に示すように、ノーズ部12の前面12aに重なる閉
鎖姿勢とすると、ケース31の背面に形成された掛止穴
31gが回動ロック部材61の掛止フック61aに掛止
される。すなわち回動ロック部材61と掛止穴31gと
で構成される回動ロック機構により、操作ユニット30
が閉鎖姿勢でロックされる。
【0046】このとき、操作ユニット30に設けられた
凸状コネクタ41と、ノーズ部12に設けられた凹状コ
ネクタ42とが嵌合し、操作ユニット30と機器本体1
0とが電気的に導通する。そして操作ユニット30の各
種操作体33により機器本体10側の操作指示ができる
ようになる。図9に示すように操作ユニット30が閉鎖
姿勢のときに、操作体57を第1の方向(Y2方向)へ
押すと、駆動軸56の先端が回動ロック部材61の被押
圧斜面61bの付近をY2方向へ押し、回動ロック部材
61が図9にて時計方向へ回動し、掛止フック61aが
掛止穴31gから外れる。これにより、機器本体に対す
る操作ユニット30の回動ロックが解除され、操作ユニ
ット30は支持軸53と54を支点として回動できるよ
うになり、図4にて鎖線で示したのと同様に、操作ユニ
ット30がノーズ部12の前面12aに対してほぼ直角
の位置へ回動し、前面12aが露出される。なお、機器
本体10の前面と操作ユニット30との間に互いに反発
する弾性付勢部材を設けておき、掛止フック61aによ
るロックが解除されたときに、付勢部材の付勢力によ
り、操作ユニット30が開放姿勢まで回動できるように
することが好ましい。
【0047】次に、図9に示す閉鎖姿勢にて操作ユニッ
ト30を離脱させるときは、操作体57を第2の方向
(X2方向)へ摺動させる。操作体57とともに可動支
持軸54がX2方向へ摺動すると、テーパ面54aが軸
受部51bの軸穴52bから抜け出て、軸支持が解除さ
れる。また、操作体57とともに駆動軸56の先端がX
2方向へ移動して、駆動軸56の先端が被押圧斜面61
bを摺動し、この摺動力により、回動ロック部材61が
図9にて時計方向へ駆動される。よって軸支持が解除さ
れると同時に、回動ロック部材61の掛止フック61a
が掛止穴31gから外れ、これにより、操作ユニット3
0を機器本体10から離脱させることができる。なお、
図6以下に示す第2実施例において、操作体57を操作
ユニット30のケース31の左端面に配置し、操作体5
7を押圧することにより、可動支持軸54をX2方向へ
後退させ、また操作体57を摺動させることにより、回
動ロック部材61aを動作させ、操作ユニット30を回
動させることができるようにしてもよい。
【0048】また、操作体30の固定支持軸53または
可動支持軸54の周囲に歯車を固定し、機器本体側にこ
の歯車に噛合う駆動歯車を設け、モータで駆動歯車を回
転させ、操作ユニット30が駆動力により閉鎖姿勢と開
放姿勢との間を自動的に移動できるようにしてもよい。
この場合、操作体57をY2方向へ押したときに、機器
本体側のスイッチが動作し、モータが始動して、操作ユ
ニット30が閉鎖姿勢から開放姿勢に回動できるように
する。また、操作ユニット30を閉鎖姿勢に戻すときに
は操作ユニット30を強制的に手動で回動させてもよい
し、ノーズ部12の前面12aに設けられた他の操作体
を操作して、モータを逆転させ、動力により操作ユニッ
ト30を閉鎖姿勢に回動させてもよい。また、機器本体
の前面すなわちノーズ部12の前面12aに、形成され
る挿入口からカセットテープや、VTRテープや、CD
などが挿入される電子機器であってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明では、操作ユニット
に設けられた単一の操作体を異なる方向へ操作すること
により、操作ユニットの回動操作と離脱操作とが可能に
なる。単一の操作体のみを設ければよいため、操作ユニ
ットでの操作体の配置効率がよくなり、操作ユニット内
の構造も簡単にできる。また操作ユニットの回動操作と
離脱操作とで操作体が異なる方向へ操作されるものであ
るため、操作の過ちが生じにくくなる。
【0050】また支持軸を軸受部から外して操作ユニッ
トを機器本体から離脱させるものでは、回動ベースなど
の中間部材が不要になり、簡単な構造にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の車載用電子機器を示す分
解斜視図、
【図2】図1に示す操作ユニットの右端面を示す拡大斜
視図、
【図3】図1の操作ユニットに設けられた操作体および
離脱ロック部材の支持構造を示す分解斜視図、
【図4】図1に示す実施例での回動ベースと操作ユニッ
トの回動ロック機構および回動動作を示す部分断面側面
図、
【図5】図1に示す実施例での離脱ロック機構を示す部
分平面断面図、
【図6】本発明の第2実施例での車載用電子機器を示す
分解斜視図、
【図7】図6に示す操作ユニットの右端面図、
【図8】図6の実施例での機器本体と操作ユニットとの
対向部を示す部分斜視図、
【図9】図6の実施例にて操作ユニットが閉鎖姿勢にあ
る状態を示す部分縦断面図、
【図10】図6の実施例にて操作ユニットが閉鎖姿勢に
ある状態を示す部分平面断面図、
【図11】従来の車載用電子機器において操作ユニット
が閉鎖姿勢にあるときの斜視図、
【図12】従来の車載用電子機器において操作ユニット
が開放姿勢にあるときの斜視図、
【符号の説明】
10 機器本体 11 金属シャーシ 12 ノーズ部 12a 前面 12b 挿入口 15 支持軸 20 回動ベース 21a 支持穴 22 ロック片 24a,24b 掛止穴 26 回動ロック部材 26a 掛止フック 30 操作ユニット 31a 操作パネル 31e 摺動穴 31g 掛止穴 34 固定掛止突起 35a 回動ロック部材 36 操作体 37 駆動軸 51a,51b 軸受部 52a,52b 軸穴 53 固定支持軸 54 可動支持軸 57 操作体 61 回動ロック部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の前面に重なる閉鎖姿勢と、前
    面を露出させる開放姿勢との間で回動自在な操作ユニッ
    トが設けられた車載用電子機器において、前記操作ユニ
    ットは閉鎖姿勢にて機器本体から離脱可能とされ、且つ
    操作ユニットの離脱を防止する離脱ロック機構が設けら
    れており、操作ユニットには、第1の方向への操作によ
    り前記操作ユニットを閉鎖姿勢から開放姿勢へ回動さ
    せ、第1の方向と交叉する第2の方向への操作により前
    記離脱ロック機構のロックを解除して操作ユニットを離
    脱させる操作体が設けられていることを特徴とする車載
    用電子機器。
  2. 【請求項2】 機器本体の前面に重なる閉鎖姿勢と、前
    面を露出させる開放姿勢との間に回動自在な回動ベース
    と、この回動ベースに離脱自在に設けられた操作ユニッ
    トと、回動ベースからの操作ユニットの離脱を防止する
    離脱ロック機構とが設けられ、操作ユニットには、第1
    の方向への操作により操作ユニットを閉鎖姿勢から開放
    姿勢へ回動させ、第1の方向と交叉する第2の方向への
    操作により離脱ロック機構のロックを解除して操作ユニ
    ットを離脱させる操作体が設けられていることを特徴と
    する車載用電子機器。
  3. 【請求項3】 機器本体と回動ベースとの間には、回動
    ベースを閉鎖姿勢にてロックする回動ロック機構が設け
    られており、操作体の押圧操作によりこの回動ロック機
    構のロックが解除され回動ベースが閉鎖姿勢から開放姿
    勢へ回動できるようにし、操作体の摺動操作により離脱
    ロック機構のロックが解除される請求項2記載の車載用
    電子機器。
  4. 【請求項4】 機器本体に軸受部が、操作ユニットに前
    記軸受部に嵌合する支持軸が設けられ、操作ユニットが
    前記支持軸を支点として機器本体の前面に重なる閉鎖姿
    勢と、前面を露出させる開放姿勢との間に回動自在に支
    持されている車載用電子機器において、操作ユニットに
    は、第1の方向への操作により操作ユニットを閉鎖姿勢
    から開放姿勢へ回動させ、第1の方向と交叉する第2の
    方向への操作により前記支持軸を軸受部から離し操作ユ
    ニットを機器本体から離脱させる操作体が設けられてい
    ることを特徴とする車載用電子機器。
  5. 【請求項5】 機器本体と操作ユニットとの間には、操
    作ユニットを閉鎖姿勢にてロックする回動ロック機構が
    設けられ、操作体の押圧操作により回動ロック機構のロ
    ックが解除されて操作ユニットが閉鎖姿勢から開放姿勢
    へ回動できるようにし、操作体の摺動操作により、支持
    軸が軸受部から離される請求項4記載の車載用電子機
    器。
JP23035594A 1994-08-30 1994-08-30 車載用電子機器 Withdrawn JPH0867210A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2401476A (en) * 2003-05-09 2004-11-10 Giga Byte Tech Co Ltd Multi-media player having a rotatable panel

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2401476A (en) * 2003-05-09 2004-11-10 Giga Byte Tech Co Ltd Multi-media player having a rotatable panel
GB2401476B (en) * 2003-05-09 2005-08-10 Giga Byte Tech Co Ltd Multi-media player having a rotatable panel

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