JPH0867191A - 座 席 - Google Patents

座 席

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Publication number
JPH0867191A
JPH0867191A JP6205091A JP20509194A JPH0867191A JP H0867191 A JPH0867191 A JP H0867191A JP 6205091 A JP6205091 A JP 6205091A JP 20509194 A JP20509194 A JP 20509194A JP H0867191 A JPH0867191 A JP H0867191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat body
seat
force
gravity
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6205091A
Other languages
English (en)
Inventor
Saori Mizutani
さおり 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6205091A priority Critical patent/JPH0867191A/ja
Publication of JPH0867191A publication Critical patent/JPH0867191A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 身体に受けるショックが低減することなどを
目的とする。 【構成】 背もたれを有し回転軸により回転可能に支持
されるとともに重心が回転軸よりも後方に在る座席本体
が回転しないように固定されるとともに許容量以上の力
が作用すると固定が解除されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旅客機などに適用され
る座席に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は旅客機などに使用されている従来
の座席の説明図である。図において、従来の座席は座席
本体1が脚2を介して床面3に固定されており、乗客の
姿勢は機体の姿勢に依らず機体に対して常に一定になっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の座
席においては、旅客機の着陸の際に座席本体1が床面3
に固定されているために着陸時のショックを発散させる
ことができず、さらにシートベルトで身体にダメージを
与える恐れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る座席は上記
課題の解決を目的にしており、背もたれを有し回転軸に
より回転可能に支持されるとともに重心が上記回転軸よ
りも後方に在る座席本体と、該座席本体が回転しないよ
うに固定するとともに上記座席本体に許容量以上の力が
作用すると上記座席本体の固定を解除する手段とを備え
た構成を特徴とする。
【0005】
【作用】即ち、本発明に係る座席においては、背もたれ
を有し回転軸により回転可能に支持されるとともに重心
が回転軸よりも後方に在る座席本体が回転しないように
固定されるとともに許容量以上の力が作用すると固定が
解除されるようになっており、座席本体に許容量以上の
力が作用すると座席本体の固定が解除されて重心が回転
軸よりも後方に在ることにより座席本体が回転して力が
作用する方向に対して反対方向を向く。これにより、着
席者は常に背もたれを介して背中全体で力を受けること
になって力が分散する。
【0006】
【実施例】図1および図2は本発明の一実施例に係る座
席の説明図である。図において、本実施例に係る座席は
旅客機などに使用されるもので、図1に示すように座席
本体1は中空の回転軸4を中心に回転可能に形成されて
おり、通常は回転しないように回転軸4をストッパーボ
ルト5によって脚2に固定されている。脚2は床面3に
固定されて回転軸4を支えており、安定を良くするため
に3点以上をリブで支えられている。脚2と回転軸4と
の間には回転時の摩擦力を大きくするためにオイルダン
パー9が挿入されている。座席本体1は回転軸4を前寄
りに設けることにより、座席本体1の後方に重心を置く
ようになっている。ストッパーボルト5による座席本体
1のストッパー機構は、回転軸4と脚2との側壁を貫通
して穿けた穴にばね11を装着したストッパーボルト5
を内側から差し込み、穴と反対側の回転軸4内壁の窪み
に嵌め込んだ爆発ボルト14でストッパーボルト5を押
さえている。回転軸4側面には歪みゲージ7が付着され
ており、歪みゲージ7が感知した歪みが許容量以上であ
ることをコントロールパック15が判断すると、***1
3により火薬12に着火されて爆発ボルト14が飛散
し、ストッパーボルト5が抜け落ちることにより座席本
体1が自由に回転するようになっている。図における符
号6aはひじ掛け、6bは背もたれである。
【0007】図2において、符号17は歪みゲージ7の
付いていない座席本体19に設けられたコントロールパ
ックである。図に示すように、歪みゲージ7は総ての座
席本体1には付ける必要がなく、歪みゲージ7の付いて
いない座席本体19はコントロールパック15から送ら
れて来る信号をコントロールパック17で受け、***1
3に着火させることによりストッパーボルト5を外す。
これらのコントロールパック15,17が作動してスト
ッパーボルト5が外れると、座席本体1,19の重心が
回転軸4よりも後方にあることにより、機体の後方から
力を受けた場合は重心が機体の前方へ移動することによ
り座席本体1,19が回転して後ろ向きの状態になる。
このようにして力を受ける方向へ座席本体1,19が向
くことにより、乗客は常に背もたれ6bを介して背中全
体で力を受けるようになる。また、機体から受けるショ
ックを座席本体1,19が回転することによって発散さ
せる。また、回転軸4回転時の摩擦力をオイルダンパー
9で大きくしてショックを吸収することにより、乗客に
伝わるショックを低減する。また、背もたれ6bを介し
て背中全体で荷重を受けることにより、シートベルトの
みで荷重を受けるよりも単位面積当たりに加わる力が小
さくなる。
【0008】従来の座席においては、旅客機の着陸の際
に座席本体1が床面3に固定されているために着陸時の
ショックを発散させることができず、さらにシートベル
トで身体にダメージを与える恐れがあるが、本座席にお
いては機体から受けるショックを低減させて乗客に伝え
るように、またシートベルトのみで体を支えることがな
いようにするため、上述のように座席1,19が機体か
ら受けるショックを座席1,19を回転させることによ
り発散させると同時に回転軸4回転時の摩擦力を大きく
してショックを吸収し、また乗客がシートベルトのみで
荷重を受けるのではなく背もたれ6bを介して背中全体
で受けるようにしており、座席1,19が機体から受け
るショックを発散、吸収させることにより乗客に伝える
ショックが低減される。また、シートベルトの極めて狭
い範囲で受ける荷重を背中全体で受けることにより、単
位面積当たりの荷重が小さくなる。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る座席は前記のように構成さ
れており、着席者は常に背もたれを介して背中全体で力
を受けることになって力が分散するので、身体に受ける
ショックが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係る座席の斜
視図、同図(b)はその要部断面図である。
【図2】図2はその作用説明図である。
【図3】図3は従来の座席の斜視図である。
【符号の説明】
1 座席本体 2 脚 3 床面 4 回転軸 5 ストッパーボルト 6a ひじ掛け 6b 背もたれ 7 歪みゲージ 8 重心 9 オイルダンパー 11 ばね 12 火薬 13 *** 14 爆発ボルト 15 コントロールパック 16 導線 17 コントロールパック 19 座席本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背もたれを有し回転軸により回転可能に
    支持されるとともに重心が上記回転軸よりも後方に在る
    座席本体と、該座席本体が回転しないように固定すると
    ともに上記座席本体に許容量以上の力が作用すると上記
    座席本体の固定を解除する手段とを備えたことを特徴と
    する座席。
JP6205091A 1994-08-30 1994-08-30 座 席 Withdrawn JPH0867191A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6205091A JPH0867191A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 座 席

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6205091A JPH0867191A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 座 席

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0867191A true JPH0867191A (ja) 1996-03-12

Family

ID=16501286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6205091A Withdrawn JPH0867191A (ja) 1994-08-30 1994-08-30 座 席

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0867191A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010526719A (ja) * 2007-05-15 2010-08-05 アストリウム・エス・エー・エス 宇宙飛翔体用シート及び該シートを備えている宇宙飛翔体
JP2018149891A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 本田技研工業株式会社 車両シート、車両シートの制御方法、およびプログラム

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106