JPH0866021A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JPH0866021A
JPH0866021A JP19985194A JP19985194A JPH0866021A JP H0866021 A JPH0866021 A JP H0866021A JP 19985194 A JP19985194 A JP 19985194A JP 19985194 A JP19985194 A JP 19985194A JP H0866021 A JPH0866021 A JP H0866021A
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JP
Japan
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circuit
control circuit
voltage
resistor
power supply
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JP19985194A
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Satoshi Fukada
智 深田
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力電圧に対する過電流保護特性の垂下開始
点の変動を抑制しつつ、安価で電力損失の少ないスイッ
チング電源装置を提供する。 【構成】 ラインL1、L2間には、トランス24の1
次巻線24a、スイッチング素子25および電流検出用
の抵抗37が直列接続されて1次回路を構成している。
スイッチング素子25は制御回路26によってパルス状
に駆動される。トランス24の1次巻線24aと同じ極
性を持つ補助巻線24bがトランス24に別途設けら
れ、整流用のダイオード29を介して制御回路26の電
源端子Vcに接続されている。電流検出用の抵抗37と
スイッチング素子25の接続点は、抵抗38を介して制
御回路26の電流検出端子CLMに接続される。補助巻
線24bの直流出力部、すなわちダイオード29の出力
と電流検出端子CLMとの間に補正抵抗39が接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1次回路の過電流保護
機能を持つスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のスイッチング電源装置の
一例を示す回路図である。電源1から供給される交流電
力は、ダイオードブリッジ2によって全波整流され、さ
らにコンデンサ3によって平滑化されて、ラインL1、
L2に直流電圧V1が供給される。一方、ラインL1と
ラインL2(接地側)との間には、トランス4の1次巻
線4a、スイッチング素子5および電流検出用の抵抗1
7が直列接続されて1次回路を構成している。
【0003】スイッチング素子5は制御回路6によって
パルス状に駆動され、その導通期間および非導通期間が
制御される。制御回路6の電源端子VcとラインL1と
の間には抵抗7が接続され、制御回路6の電源電圧が供
給される。また、電源端子VcとラインL2との間に
は、平滑用のコンデンサ8が接続されている。さらに、
トランス4の1次巻線4aと同じ極性を持ち、かつ1次
巻線4aへの供給電圧V1より低い電圧V2を出力する
補助巻線4bがトランス4に別途設けられ、補助巻線4
bの一端はラインL2に接続され、補助巻線4bの他端
は整流用のダイオード9を介して制御回路6の電源端子
Vcに接続されている。制御回路6の接地端子Gはライ
ンL2に接続される。
【0004】電流検出用の抵抗17とスイッチング素子
5の接続点は、抵抗18を介して制御回路6の電流検出
端子CLMに接続され、1次回路の電流I1が電圧信号
に変換されて制御回路6に入力されている。
【0005】一方、トランス4の2次回路を見ると、2
次巻線4cの一端は整流用のダイオード10に接続さ
れ、2次巻線4cの他端はラインL3に接続される。ダ
イオード10とラインL3との間にはフライホイールダ
イオード11が接続される。さらに、ダイオード10の
出力とラインL3との間に平滑用のチョークコイル12
およびコンデンサ13が接続され、コンデンサ13の両
端に接続された出力端子14、15から出力電圧Vo、
出力電流Ioが出力され、負荷(図示せず)に供給され
る。出力電圧Voは1次回路と2次回路を絶縁するフォ
トカプラ等のアイソレータ16に入力され、アイソレー
タ16は制御回路6のフィードバック端子FBに接続さ
れている。
【0006】次に動作を説明する。電源1から通電が開
始すると、ラインL1の直流電圧が立ち上がり、抵抗7
を介して制御回路6を通電して制御動作を開始する。制
御回路6は所定のデューティ比(時比率)を持つ矩形波
を出力端子OUTから出力し、スイッチング素子5を駆
動する。スイッチング素子5がオンオフを繰返すと、1
次回路の電流が断続的にスイッチされるため、1次巻線
4aと磁気結合した補助巻線4bおよび2次巻線4cに
交流電圧が誘起する。
【0007】補助巻線4bに誘起した交流電圧V2はダ
イオード9によって整流され、コンデンサ8で平滑化さ
れ、制御回路6の電源として供給される。以後、制御回
路6は補助巻線4bから供給される電力で動作を継続す
る。なお、抵抗7は制御回路6の起動用である。
【0008】一方、2次巻線4cに誘起した交流電圧は
ダイオード10によって整流され、チョークコイル12
およびコンデンサ13によって平滑化され、直流電圧に
変換される。また、2次巻線4cのオフ期間には、フラ
イホイールダイオード11がチョークコイル12へ電流
を供給する。出力電圧Voはアイソレータ16を介して
制御回路6に入力されており、制御回路6は出力電圧V
oが高くなるとスイッチング素子5のデューティ比を少
なくして2次巻線4cへの供給電力を減らし、逆に出力
電圧Voが低くなるとスイッチング素子5のデューティ
比を大きくして2次巻線4cへの供給電力を増やす動作
を行って、出力電圧Voの安定化を図っている。
【0009】また、1次回路に流れる電流I1は抵抗1
7で検出されて制御回路6に入力されており、制御回路
6は電流I1が所定値より高くなって過電流状態が検出
されると、スイッチング素子5を一定期間非導通にする
ことによって、1次回路の過電流保護を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来のスイ
ッチング電源装置では、2次側の負荷が一定であって
も、1次側のラインL1、L2間に供給される入力電圧
V1が高くなる方向に変動すると、2次回路からの帰還
信号によって制御回路6が作動して、1次側の電流I1
は小さくなり、さらに図6(a)に示すように、出力電
流Ioの過電流保護特性における垂下開始点Fが高くな
る方向に変動する。逆に、入力電圧V1が低くなる方向
に変動すると、垂下開始点Fは低くなる方向に変動す
る。
【0011】このような問題点を解決するため、ライン
L1と電流検出端子CLMとの間に信号補正用の抵抗1
9を接続することが考えられる。この方法によれば、ラ
インL1の入力電圧V1に比例した電圧を制御回路6の
電流検出端子CLMに入力しているため、たとえば入力
電圧V1が高くなると1次回路の電流I1が見かけ上大
きくなって過電流保護が早く作動するようになり、図6
(b)に示すように、入力電圧V1に対する垂下開始点
Fの変動が抑制され、過電流保護特性が改善されること
が判る。
【0012】しかしながら、電源1が100Vまたは2
00Vの商用電源である場合、ラインL1の電圧V1は
100V〜185Vまたはその倍の電圧に達し、抵抗1
9の両端にはかなり高い電圧が印加されることになる。
そこで、垂下開始点Fの変動量を少なくするために、抵
抗19の抵抗値を小さくして入力電圧V1に応じた補正
量を増加させると、抵抗値にほぼ反比例して抵抗19の
電力損失および発熱量が大きくなり、抵抗19の電力定
格の増加や電源効率の低下を招き、電源装置のコスト上
昇をもたらす。
【0013】さらに、抵抗19の短絡故障が発生した場
合、制御回路6の電流検出端子CLMや抵抗18に高い
電圧が印加されることになり、大きな事故や火災を招く
危険がある。その対策として、抵抗19を複数本の抵抗
を直列接続して構成することが考えられるが、部品点数
の増加やコスト上昇につながる。
【0014】本発明の目的は、入力電圧に対する過電流
保護特性の垂下開始点の変動を抑制しつつ、安価で電力
損失の少ないスイッチング電源装置を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランスの1
次巻線、スイッチング素子および電流検出回路が直列接
続された1次回路と、スイッチング素子をパルス状に駆
動し、その導通期間を制御するための制御回路とを備
え、電流検出回路からの検出信号を制御回路の電流検出
端子に入力して、1次回路の過電流保護を行うスイッチ
ング電源装置において、トランスの1次巻線と同じ極性
を持ち、かつ該1次巻線への供給電圧より低い電圧を出
力する別の巻線の直流出力部と制御回路の電流検出端子
との間に、検出信号を補正するための補正抵抗が接続さ
れていることを特徴とするスイッチング電源装置であ
る。
【0016】
【作用】本発明に従えば、電流検出回路からの検出信号
を補正するための補正抵抗を、トランスの1次巻線と同
じ極性出力を持ち、かつ該1次巻線への供給電圧より低
い電圧を出力する別の巻線の直流出力部に接続すること
によって、1次回路の入力電圧が商用電源程度に高い場
合であっても、補正抵抗の両端に印加される電圧が小さ
くなるため、補正抵抗の電力損失および発熱量が少なく
なる。したがって、補正抵抗は定格の小さい抵抗で足
り、しかも安全かつ安価になる。また、別の巻線の直流
出力部の電圧は1次回路の入力電圧に比例するため、過
電流保護特性の垂下開始点の変動を適切に抑制すること
ができる。さらに、この垂下開始点の変動が小さくなる
ため、補正抵抗以外の部品も低い定格で安価なものを用
いることができる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の電気的構成を示
す回路図である。商用電源等の電源21から供給される
交流電力は、ダイオードブリッジ22によって全波整流
され、さらにコンデンサ23によって平滑化されて、ラ
インL1、L2に直流電圧V1が供給される。一方、ラ
インL1とラインL2(接地側)との間には、トランス
24の1次巻線24a、トランジスタ等のスイッチング
素子25および電流検出用の抵抗37が直列接続されて
1次回路を構成している。
【0018】スイッチング素子25は制御回路26によ
ってパルス状に駆動され、その導通期間および非導通期
間が制御される。制御回路26の電源端子Vcとライン
L1との間には抵抗27が接続され、制御回路26の電
源電圧が供給される。また、電源端子VcとラインL2
との間には、平滑用のコンデンサ28が接続されてい
る。さらに、トランス24の1次巻線24aと同じ極性
出力を持ち、かつ1次巻線24aへの供給電圧V1より
低い電圧V2を出力する補助巻線24bがトランス24
に別途設けられ、補助巻線24bの一端はラインL2に
接続され、補助巻線24bの他端は整流用のダイオード
29を介して制御回路26の電源端子Vcに接続されて
いる。制御回路26の接地端子GはラインL2に接続さ
れる。
【0019】電流検出用の抵抗37とスイッチング素子
25の接続点は、抵抗38を介して制御回路26の電流
検出端子CLMに接続され、1次回路の電流I1が電圧
信号に変換されて制御回路26に入力されている。さら
に、ラインL1の電圧変動に対する過電流保護特性の垂
下開始点の変動を抑制するため、補助巻線24bの直流
出力部、すなわちダイオード29の出力と制御回路26
の電流検出端子CLMとの間に補正抵抗39が接続され
ている。
【0020】一方、トランス24の2次回路を見ると、
2次巻線24cの一端は整流用のダイオード30に接続
され、2次巻線24cの他端はラインL3に接続され
る。ダイオード30とラインL3との間にはフライホイ
ールダイオード31が接続される。さらに、ダイオード
30の出力とラインL3との間に平滑用のチョークコイ
ル32およびコンデンサ33が接続され、コンデンサ3
3の両端に接続された出力端子34、35から出力電圧
Vo、出力電流Ioが出力され、負荷(図示せず)に供
給される。出力電圧Voは1次回路と2次回路を絶縁す
るフォトカプラ等のアイソレータ36に入力され、アイ
ソレータ36は制御回路26のフィードバック端子FB
に接続されている。
【0021】図2は、制御回路26の内部構成の一例を
示すブロック図である。この制御回路26は、PWM
(パルス幅変調)によって1次回路の電流をスイッチン
グする集積回路(たとえばM51978P、三菱電機
製)であって、三角波発振器61と、コンパレータ62
と、PWMラッチ回路63と、カレントリミット検出回
路64と、NANDゲート65等で構成されている。
【0022】三角波発振器61は、一定周期の三角波を
出力するとともに、三角波の下降期間(デッドタイム)
に相当する同期パルスを出力する。コンパレータ62
は、三角波発振器61からの三角波とフィードバック端
子FBの入力信号とのレベル比較を行って比較信号を出
力する。PWMラッチ回路63は、コンパレータ62か
らの比較信号によってセットされ、三角波発振器61か
らの同期パルスによってリセットされる。NANDゲー
ト65は、PWMラッチ回路63の出力信号と三角波発
振器61からの同期パルスとの論理積を反転して、出力
端子OUTからスイッチング信号を出力する。こうして
フィードバック端子FBの入力信号が上昇すると、コン
パレータ62からの比較信号のハイレベル期間が長くな
り、PWMラッチ回路63の出力信号のハイレベル期間
も長くなって、NANDゲート65が出力するスイッチ
ング信号のデューティは小さくなる方向に動作する。な
お、フィードバック端子FBの入力様式は電流モードで
あっても同様である。
【0023】一方、カレントリミット検出回路64は、
電流検出端子CLMからの信号が一定レベルを超過した
時点で、過電流信号を出力してPWMラッチ回路63を
強制的にセットする。こうして1次回路の電流I1が増
加して過電流状態になる度に、NANDゲート65が出
力するスイッチング信号はローレベルになり、1次回路
の電流I1を遮断する。なお、PWMラッチ回路63が
過電流信号によってセットされても、三角波発振器61
からの同期パルスによってリセットされるため、過電流
検出動作は各周期ごとに行われる。なお、電流検出端子
CLMの入力様式は電流モードであっても同様である。
【0024】次に、図3のタイミングチャートを参照し
ながら動作を説明する。電源21から通電が開始する
と、ラインL1の直流電圧が立ち上がり、抵抗27を介
して制御回路26を通電して制御動作を開始する。制御
回路26は、図3(a)に示すように、所定のデューテ
ィ比(時比率)を持つ矩形波を出力端子OUTから出力
し、スイッチング素子25を駆動する。スイッチング素
子25がオンオフを繰返すと、図3(c)に示すよう
に、1次回路の電流が断続的にスイッチされるため、1
次巻線24aと磁気結合した補助巻線24bおよび2次
巻線24cに交流電圧が誘起する。なお、図3(b)は
1次巻線24aとスイッチング素子25との接続点の電
圧波形である。
【0025】補助巻線24bに誘起した交流電圧V2は
ダイオード29によって整流され、コンデンサ28で平
滑化され、制御回路26の電源として供給される。以
後、制御回路26は補助巻線24bから供給される電力
で動作を継続する。なお、抵抗27は制御回路26の起
動用である。
【0026】一方、2次巻線24cに誘起した交流電圧
はダイオード30によって整流され、チョークコイル3
2およびコンデンサ33によって平滑化され、直流電圧
に変換される。また、2次巻線24cのオフ期間には、
フライホイールダイオード31がチョークコイル32へ
電流を供給する。なお、図3(e)は一定負荷を接続し
た場合のチョークコイル32に流れる電流である。出力
電圧Voはアイソレータ36を介して制御回路26に入
力されており、制御回路26は出力電圧Voが高くなる
とスイッチング素子25のデューティ比を少なくして2
次巻線24cへの供給電力を減らし、逆に出力電圧Vo
が低くなるとスイッチング素子25のデューティ比を大
きくして2次巻線24cへの供給電力を増やす動作を行
って、出力電圧Voの安定化を図っている。
【0027】また、図3(d)に示すように、1次回路
に流れる電流I1は抵抗37で検出されて制御回路26
に入力されており、制御回路26は電流I1が所定値よ
り高くなって過電流状態が検出されると、スイッチング
素子25を一定期間非導通にすることによって、1次回
路の過電流保護を行っている。
【0028】さらに、補助巻線24bの直流出力部と電
流検出端子CLMとの間に補正抵抗39が接続されてい
る。したがって、ラインL1の電圧V1が変動すると、
補助巻線24bの直流出力部の電圧も変化するため、補
正抵抗39によって従来と同じ程度の信号補正が可能に
なる。たとえば入力電圧V1が高くなると、補正抵抗3
9の存在によって、1次回路の電流I1が見かけ上大き
くなって過電流保護が早く作動するようになり、図6
(b)に示すように、入力電圧V1に対する垂下開始点
Fの変動が抑制される。
【0029】ここで補正抵抗39の具体例を検討する。
まず図5に示す従来例に関して、たとえば100V系入
力のスイッチング電源の場合、一般に入力許容電圧をA
C85〜132Vという範囲に設定する。仮にAC13
2Vを入力した場合、ラインL1の電圧V1は132×
1.41=186Vmaxに達する。補正抵抗19によ
る補正効果を出すためには数mA程度の電流を流す必要
がある。そこで、最大3mA程度の電流を流すとする
と、抵抗値は186V/3mA=55.8kΩと概算さ
れ、消費電力Pは約0.62Wと計算され、電力定格は
余裕を見込んで少なくとも2W以上の抵抗素子が要求さ
れる。なお、電流検出端子CLMの検知レベルは0.2
V程度であり、以上の計算では無視できる。
【0030】一方、図1の実施例に関して、補助巻線2
4bの出力電圧は最大25Vであり、抵抗値は25V/
3mA=7.5kΩと概算され、消費電力Pは約0.0
8Wと計算され、電力定格は余裕を見込んでも1/6W
程度の抵抗素子で足りることになる。なお、200V系
入力のスイッチング電源の場合は、消費電力はそれぞれ
2倍になる。さらに、本実施例では抵抗39の短絡故障
が発生しても、制御回路26や抵抗38にはせいぜい2
5V程度の電圧が印加されるだけで済み、安全性も高
い。
【0031】図4は、本発明の他の実施例の電気的構成
を示す回路図である。本実施例は図1のものと同様であ
るが、電流検出回路がカレントトランスで構成される点
が相違する。
【0032】ラインL1とラインL2(接地側)との間
には、トランス24の1次巻線24a、トランジスタ等
のスイッチング素子25およびカレントトランス40の
1次巻線40aが直列接続されて1次回路を構成してい
る。カレントトランス40の2次巻線40bの一端には
整流用のダイオード41が接続され、他端はラインL2
に接続される。さらにダイオード41の出力側とライン
L2との間には平滑用のコンデンサ42と抵抗43が接
続され、1次回路の電流I1が直流信号に変換され、さ
らに抵抗44を介して制御回路26の電流検出端子CL
Mに入力されている。なお図1と同様に、補助巻線24
bの直流出力部と電流検出端子CLMとの間に補正抵抗
39が接続され、垂下開始点の変動を抑制している。
【0033】このように構成することによって、1次回
路の電流I1が大きい場合でもカレントトランス24に
よって低い電圧に変換できるため、電流検出端子CLM
の検知レベルへの適合が容易になり、検出効率を向上さ
せることができる。
【0034】以上の説明において、スイッチング電源の
回路形式としてフォワード方式を例示したが、本発明は
この方式に限定されるものでなく、トランスの1次巻線
と同じ極性に巻かれた補助巻線の整流平滑出力から補正
信号を電流検出端子CLMに加えるようにすれば同じ効
果が得られる。また、スイッチング素子25として、ト
ランジスタだけでなくFET、SCR等も使用可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、1
次回路の入力電圧が商用電源程度に高い場合であって
も、補正抵抗の両端に印加される電圧が小さくなるた
め、補正抵抗の電力損失および発熱量が少なくなる。し
たがって、補正抵抗は定格の小さい抵抗で足り、しかも
安全かつ安価になる。また、過電流保護特性の垂下開始
点の変動が小さくなるため、補正抵抗以外の部品も小さ
い定格で安価なものを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気的構成を示す回路図で
ある。
【図2】制御回路26の内部構成の一例を示すブロック
図である。
【図3】主要部分の波形を示すタイミングチャートであ
る。
【図4】本発明の他の実施例の電気的構成を示す回路図
である。
【図5】従来のスイッチング電源装置の一例を示す回路
図である。
【図6】過電流保護特性を示すグラフであり、図6
(a)は補正用抵抗19が無い場合、図6(b)は補正
用抵抗19がある場合である。
【符号の説明】
21 電源 22 ダイオードブリッジ 24 トランス 24a 1次巻線 24b 補助巻線 24c 2次巻線 25 スイッチング素子 26 制御回路 31 フライホイールダイオード 32 チョークコイル 36 アイソレータ 39 補正抵抗 40 カレントトランス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスの1次巻線、スイッチング素子
    および電流検出回路が直列接続された1次回路と、 スイッチング素子をパルス状に駆動し、その導通期間を
    制御するための制御回路とを備え、 電流検出回路からの検出信号を制御回路の電流検出端子
    に入力して、1次回路の過電流保護を行うスイッチング
    電源装置において、 トランスの1次巻線と同じ極性を持ち、かつ該1次巻線
    への供給電圧より低い電圧を出力する別の巻線の直流出
    力部と制御回路の電流検出端子との間に、検出信号を補
    正するための補正抵抗が接続されていることを特徴とす
    るスイッチング電源装置。
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