JPH0864U - 内燃機関用ファンカップリング装置 - Google Patents

内燃機関用ファンカップリング装置

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Publication number
JPH0864U
JPH0864U JP5355893U JP5355893U JPH0864U JP H0864 U JPH0864 U JP H0864U JP 5355893 U JP5355893 U JP 5355893U JP 5355893 U JP5355893 U JP 5355893U JP H0864 U JPH0864 U JP H0864U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fins
coupling body
internal combustion
combustion engine
fin
Prior art date
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Pending
Application number
JP5355893U
Other languages
English (en)
Inventor
博文 加藤
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
Priority claimed from JP3347793U external-priority patent/JPH0687737U/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィンの高さを高くして放熱効率の向上を確
実に図ることができる内燃機関用ファンカップリング装
置を提供する。 【構成】 駆動軸にカップリング本体1を回転自在に支
持し、該カップリング本体1の側壁表面1aに多数のフ
ィン3を放射状に形成し、各フィン3間に流路4を形成
した内燃機関用ファンカップリング装置において、フィ
ン3の高さをカップリング本体1の回転方向で変化させ
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車等の内燃機関用ファンカップリング装置に関し、特にカッ プリング本体に設けたフィン放熱構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関用ファンカップリング装置では、駆動軸にカップリング本体を回転自 在に支持し、該カップリング本体内を貯蔵室と作動室に隔成し、該作動室内に、 前記駆動軸の一端に固定したホィールを内装し、該ホィールと前記カップリング 本体の一方の側壁との間に、粘性流体の存在で粘性抵抗を発生する間隙部を設け ている。そして、駆動軸の回転時、作動室の粘性流体を遠心力で間隙部に通過さ せて前記貯蔵室に戻すことで貯蔵室と作動室との間で循環させると共に、前記間 隙部においてホィールとカップリング本体との間に粘性抵抗を生じさせて駆動軸 からカップリング本体にトルクを伝達するようにしている。このため、必然的に 駆動軸とカップリング本体との間に回転差が生じ、この回転差を熱エネルギーと して放出することから、粘性流体の劣化を防ぐために大気中に十分に放熱するこ とが必要となる。
【0003】 そこで、従来、例えば実公昭48−19904号公報に記載されているように 、前記カップリング本体の他方の側壁表面に多数のフィンを設けることが行われ ている。
【0004】 上記従来のファンカップリング装置では、前記カップリング本体の前記他方の 側壁を構成するフロントケーシングの表面に多数のフィンを放射状に設け、該フ ィンに、フィン間の流路内に突出する突出部を形成している。そして、フィン間 の流路内を放射方向に流れる空気の流れを前記突出部により強制的に乱し、乱流 状態に移行させて、熱伝達率を高めるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、フィンの高さが均一であることから、フィンの放熱面積を大き くするためにはフィンの高さを高くすることが必要である。このような場合には 、フィン間の流路内に空気の澱みが発生して該流路内を空気が流れ難く、前記突 出部も所期の作用を発揮しないこととなる。この結果、放熱効率が低下する。
【0006】 この考案は上記課題を解決するためになしたもので、フィンの高さを高くして 放熱効率の向上を確実に図ることができる内燃機関用ファンカップリング装置を 提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、駆動軸にカップリング本体を回転自 在に支持し、該カップリング本体の側壁表面に多数のフィンを放射状に形成し、 各フィン間に流路を形成した内燃機関用ファンカップリング装置において、前記 フィンの高さを前記カップリング本体の回転方向で変化させたものである。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、カップリング本体の回転時、空気をまず高い方のフィンに 当てて低い方のフィン側に流し、これによってフィン間の流路内に空気を導入す る。このため、流路内に空気の澱みが発生しない。このような場合には、カップ リング本体の中央側から流路内に入った空気は前記流路内を放射方向にスムーズ に流れる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基いて説明する。 図1(1)は内燃機関用ファンカップリング装置を示す正面図、(2)は(1 )のA−A線に沿う断面図である。
【0010】 この図において1はカップリング本体で、該カップリング本体1は、エンジン で回転される図示しない駆動軸に回転自在に支持され、粘性流体の粘性抵抗によ り前記駆動軸からトルクが伝達されて間接的に回転されるようになっている。尚 、2は渦巻状のバイメタルで、前記カップリング本体1の一方の側壁表面1aの 中央部に配設されている。
【0011】 前記カップリング本体1の前記側壁表面1aには多数のフィン3が前記バイメ タル2を囲むように放射状に形成され、各フィン3、3間(例えばフィン3a、 3b間)には流路4が設けられている。
【0012】 前記フィン3は、図1に矢印で示すカップリング本体1の回転方向で少くとも 2群31 、32 、・・・、3n に分けられている。そして、各群のフィン31 、 32 、・・・、3n は、カップリング本体1の回転方向に向かって漸次低くなる ように形成されている。
【0013】 以上の構成において、カップリング本体1の回転時、側壁表面1a側に存在す る空気をまず高い方のフィン3(3a)に当てて低い方のフィン3(3b)側に 流し、これによってフィン3、3間の流路4内に空気を導入する。このため、流 路4内に空気の澱みが発生しない。このような場合には、カップリング本体1の 中央側から流路4内に入った空気は流路4内を放射方向にスムーズに流れる。
【0014】 尚、上記実施例では、カップリング本体1の回転方向視で後側のフィン3aは 前側のフィン3bより高くなるようにしたが、逆に、前側のフィンが後側のフィ ンより高くなるようにしても同様の効果が得られる。
【0015】 次に、この考案の他の実施例を図面に基いて説明する。 図2(1)は内燃機関用ファンカップリング装置を示す正面図、(2)は(1 )のB−B線に沿う断面図、(3)は(1)のC−C線に沿う断面図である。
【0016】 この実施例が前記2つの実施例と異なる点は、フィンを第1のフィンと第2の フィンとで構成し、これらのフィンをカップリング本体の回転方向に交互に配置 して、流路を構成するフィンの高さをカップリング本体の回転方向で交互に変え たことにある。
【0017】 前記第1のフィン13aの一端部13a1 は前記第2のフィン13bの一端部 13b1 よりカップリング本体1の中央側に延在して形成されている。また、第 2のフィン13bの他端部13b2 は第1のフィン13aの他端部13a2 より カップリング本体1の外周側に延在して形成されている。そして、前記第1のフ ィン13aと第2のフィン13bとの間には流路14が形成され、隣合う第1の フィン13aの一端部13a1 間には前記流路14に対する入口部14aが形成 され、また隣合う第2のフィン13bの他端部13b2 間には、前記入口部14 aよりも幅広である前記流路14の出口部14bが形成されている。
【0018】 前記第1のフィン13aはカップリング本体1の外周側から中央側に高さが漸 次高くなるように形成されている。また、前記第2のフィン13bはカップリン グ本体1の中央側から外周側に高さが漸次高くなるように形成されている。これ によって、第1のフィン13aと第2のフィン13bの前記流路14を構成する 部分の入口部14a側と出口部14b側がカップリング本体1の回転方向で交互 に変えられている。また、第1のフィン13aの入口部14aに臨む一端部13 a1 は高く、また第2のフィン13bの出口部14bに臨む他端部13b2 は高 くなっている。
【0019】 以上の構成において、カップリング本体1の回転時、側壁表面1a側に存在す る空気を、流路14を構成する高い方のフィンに当てて低い方のフィン側に流し 、これによって流路14内に空気を導入する。このような場合には、流路14内 に空気の澱みが発生しない。このため、カップリング本体1の中央側から入口部 14aに入った空気は前記流路14内を出口部14bへと放射方向にスムーズに 流れる。
【0020】 尚、図1において外周に位置するフィンの高さを変化させることもこの考案に 含まれる。
【0021】
【考案の効果】
以上通り、この考案は、駆動軸にカップリング本体を回転自在に支持し、該カ ップリング本体の側壁表面に多数のフィンを放射状に形成し、各フィン間に流路 を形成した内燃機関用ファンカップリング装置において、前記フィンの高さを前 記カップリング本体の回転方向で変化させたため、カップリング本体の回転時、 空気をフィン間の流路内に導入して空気の澱みをなくし、カップリング本体の中 央側から流路内に入った空気を放射方向にスムーズに流すことができる。この場 合には、フィンの高さを高くして放熱面積を大きくすることができることとなり 、放熱効率を確実に向上させ得る。従って、放熱面積を大きくするためにカップ リング本体のサイズを大きくする必要がなく、軽量化及び低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1) この考案の一実施例である内燃機関用
ファンカップリング装置を示す正面図である。 (2) (1)のA−A線に沿う断面図である。
【図2】(1) この考案の他の実施例である内燃機関
用ファンカップリング装置を示す正面図である。 (2) (1)のB−B線に沿う断面図である。 (3) (1)のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 カップリング本体 1a 側壁表面 3、3a、3b フィン 31 、32 、・・・、3n フィン群 4 流路 13a 第1のフィン 13b 第2のフィン 14 流路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸にカップリング本体を回転自在に
    支持し、該カップリング本体の側壁表面に多数のフィン
    を放射状に形成し、各フィン間に流路を形成した内燃機
    関用ファンカップリング装置において、前記フィンの高
    さを前記カップリング本体の回転方向で変化させたこと
    を特徴とする内燃機関用ファンカップリング装置。
  2. 【請求項2】 前記フィンを前記カップリング本体の回
    転方向で少くとも2群に分け、各群のフィンの高さをカ
    ップリング本体の回転方向で変化させたことを特徴とす
    る請求項1記載の内燃機関用ファンカップリング装置。
  3. 【請求項3】 前記フィンを、前記カップリング本体の
    外周側から中央側に高さが漸次高くなる第1のフィン
    と、前記カップリング本体の中央側から外周側に高さが
    漸次高くなる第2のフィンとで構成し、該第1のフィン
    と第2のフィンをカップリング本体の回転方向に交互に
    配置したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用フ
    ァンカップリング装置。
JP5355893U 1993-05-31 1993-09-09 内燃機関用ファンカップリング装置 Pending JPH0864U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5355893U JPH0864U (ja) 1993-05-31 1993-09-09 内燃機関用ファンカップリング装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3347793U JPH0687737U (ja) 1993-05-31 1993-05-31 内燃機関用ファンカップリング装置
JP5-33477 1993-05-31
JP5355893U JPH0864U (ja) 1993-05-31 1993-09-09 内燃機関用ファンカップリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0864U true JPH0864U (ja) 1996-01-19

Family

ID=26372175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5355893U Pending JPH0864U (ja) 1993-05-31 1993-09-09 内燃機関用ファンカップリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0864U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54121593U (ja) * 1978-02-15 1979-08-25

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54121593U (ja) * 1978-02-15 1979-08-25

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