JPH0864580A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0864580A JP19888094A JP19888094A JPH0864580A JP H0864580 A JPH0864580 A JP H0864580A JP 19888094 A JP19888094 A JP 19888094A JP 19888094 A JP19888094 A JP 19888094A JP H0864580 A JPH0864580 A JP H0864580A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Al系金属等の金属配線上の層間絶縁膜に接
続孔を開口する場合に、下地金属配線のスパッタ再付着
によるアルミクラウンを防止する。 【構成】 金属配線1上に反射防止膜2を形成してお
き、金属配線1のパターニング時の本来の反射防止機能
とともに、接続孔5開口時のエッチングストッパとして
用いる。反射防止膜2の露出部分は、ダウンフロープラ
ズマにより除去する。 【効果】 ダウンフロープラズマのイオンエネルギは小
さいので、露出した金属配線がスパッタされることはな
い。深さの異なる接続孔を同時に開口する場合に効果が
大きい。ダウンフロープラズマで、レジストマスク4を
同時にアッシングすることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、さらに詳しくは、金属配線に臨む微細な接続孔
を、層間絶縁膜に開口する工程を有する半導体装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等の半導体装置のデザインルール
がハーフミクロンからクォータミクロンのレベルへと微
細化し、かつ多層配線構造が多用されるに伴い、フォト
リソグラフィやドライエッチング等の微細加工技術に対
する要求は一段と厳しさを増している。これは、コンタ
クトホールやヴァイアホール等の接続孔の開口プロセス
においても例外ではない。ことに近年においては、CM
P(ChemicalMechanical Poli
shing)を始めとするグローバル平坦化プロセスの
導入により、層間絶縁膜の表面が平坦化されており、し
たがって層間絶縁膜の厚さが場所により違うことから、
深さの異なる接続孔を同時に開口するプロセスが多用さ
れる。
【0003】かかる深さの異なる接続孔の同時開口プロ
セスにおいては、浅い接続孔はエッチングの早期に開口
が完了し、引き続き深い接続孔を開口することとなるた
め、浅い接続孔での過剰なオーバーエッチングは避けら
れない。殊にAl系金属からなる下層金属配線に臨む接
続孔の開口においては、オーバーエッチングによる下層
金属配線のスパッタ再付着物が、層間絶縁膜やレジスト
マスクの側面に形成され、レジストマスク剥離後にも残
渣として残留する。
【0004】この問題を図3(a)〜(d)を参照して
説明する。まず図3(a)に示すように、Al系金属等
からなる金属配線1上に層間絶縁膜3を形成し、さらに
接続孔開口用のレジストマスク4を形成する。つぎに図
3(b)に示すように、金属配線1に臨む接続孔5を開
口する。この接続孔5は、被エッチング基板内における
複数の接続孔のうち、浅い接続孔を想定して示してい
る。引き続き、図示しない深い接続孔の開口工程を継続
すると、浅い接続孔5は例えば100%を超える過剰な
オーバーエッチングに曝されることになり、接続孔5底
部に露出している金属配線1表面はイオン衝撃によりス
パッタされ、スパッタ再付着物6が接続孔5およびレジ
ストマスク4の側面に付着する。この状態を図3(c)
に示す。
【0005】レジストマスク4をアッシングないしは剥
離すると、スパッタ再付着物6が接続孔5から突出した
形で残留する。このスパッタ再付着物6は、SEMで観
察すると王冠のように見えることから、アルミクラウン
と呼称される。スパッタ再付着物6が残留したままコン
タクトプラグや上層配線を形成すると、上層配線層等の
ステップカバレッジを悪化する。
【0006】スパッタ再付着物6はAl系金属を主体と
するものであるので、Cl系ガスにより除去できるが、
同時に金属配線1もエッチングされ、アフターコロージ
ョンの発生も懸念される。また、ブラシ・スクラバやス
ピンプロセッサ等の物理的方法によるスパッタ再付着物
6の除去も可能であるが、パーティクル汚染の虞れや、
プロセスの複雑化の問題が残る。これら従来技術の問題
点は、特に開口径が0.5μm以下の微細接続孔を有す
る半導体装置においては、デバイスの信頼性を低下し、
許容しがたいものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上記問
題点を解決することであり、金属配線に臨む接続孔を開
口する際に、過剰なオーバーエッチングを行ってもアル
ミクラウンを始めとするスパッタ再付着物を形成するこ
とのない半導体装置の製造方法を提供することである。
【0008】本発明の別の課題は、深さの異なる複数の
微細な接続孔を同時に開口する場合に、金属配線に臨む
浅い接続孔において、アルミクラウンを始めとするスパ
ッタ再付着物を形成することのない半導体装置の製造方
法を提供することである。
【0009】本発明のさらに別の課題は、金属配線に臨
む微細な接続孔開口工程において、アルミクラウンを始
めとするスパッタ再付着物に起因する、上層配線のステ
ップカバレッジの低下、アフターコロージョン、さらに
はプロセスの複雑化によるスループットの悪化等の問題
点を解消する半導体装置の製造方法を提供することであ
る。本発明の上記以外の課題は、本願明細書および添付
図面の説明により明らかにされる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
上述の課題を解決するために提案するものであり、反射
防止膜を有する金属配線上の層間絶縁膜に、この金属配
線に臨む接続孔を開口する工程を含む半導体装置の製造
方法において、この接続孔の開口工程は、反射防止膜を
エッチングストッパとして前記層間絶縁膜をエッチング
する第1の工程と、ダウンフロープラズマにより、この
反射防止膜をエッチングする第2の工程を含むことを特
徴とするものである。第2の工程においては、反射防止
膜のエッチングと同時にレジストマスクをアッシング除
去することが可能なことも、本発明の特徴の一つであ
る。
【0011】本発明で用いる層間絶縁膜としてはSiO
2 系材料層、すなわちSiO2 、またはPSG、BS
G、BPSG、AsSG等を用いることができる。また
金属配線上に形成する反射防止膜としては、TiON、
SiON、TiN、SiN、a−SiあるいはSiC等
を用いることができる。
【0012】本発明の接続孔開口工程は、同一被エッチ
ング基板上の、深さの異なる接続孔を同時に開口する工
程に用いて効果が大きい。また同様に、0.5μm以下
の開口径を有する接続孔の開口工程に用いて効果が大き
い。
【0013】
【作用】本発明のポイントは、金属配線パターン形成用
のレジスト露光時の反射防止膜を金属配線上に設けると
ともに、この反射防止膜を接続孔開口時のエッチングス
トッパとして用い、その後ダウンフローエッチング装置
により反射防止膜をエッチング除去する点にある。
【0014】周知のように、SiO2 を始めとする酸化
シリコン系層間絶縁膜のイオン性のメインエッチャント
であるCFx + は、SiO2 の表面でC−O結合を形成
し、Si−O結合を弱めたり切断することにより、ラジ
カル性のメインエッチャント(F* )による反応をアシ
ストし、蒸気圧の高い反応生成物であるSiF4 やC
O、CO2 を脱離してエッチングが進行する。一方、S
i−O結合がない、あるいはSi−O結合が少ない上述
した各反射防止膜上では、CFx + はそれ自身がプラズ
マ重合してCF系ポリマを堆積し、エッチングが停止す
る。
【0015】反射防止膜をエッチングする第2の工程で
は、ダウンフロープラズマによる入射イオンエネルギは
小さく、高々20eV程度なので、下層の金属配線をス
パッタすることはない。この際のダウンフロープラズマ
ソースとして、F系ガスと酸化性ガスの混合ガスを用い
れば、反射防止膜のエッチングと同時に、堆積したCF
系ポリマの除去はもとより、レジストマスクをも同時に
アッシング除去できるので、スループットの高いプロセ
スとなる。
【0016】反射防止膜として、TiON等のTi系材
料を用いる場合には、蒸気圧の高い反応生成物としてT
iのオキシフッ化物であるTiOx y を形成してエッ
チングする必要があるが、この目的のためには上述した
F系ガスと酸化性ガスの混合ガスによるダウンフロープ
ラズマは好都合である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例につき、図面を
参照して説明する。なお以下の各実施例で用いたエッチ
ング装置は、基板バイアス印加型ECRプラズマエッチ
ング装置と、ダウンフロープラズマエッチング装置がゲ
ートバルブを介して連接され、両エッチング装置間を被
エッチング基板の搬送が可能なものである。層間絶縁膜
のエッチングに用いる基板バイアス印加型ECRプラズ
マエッチング装置は、この型に限定されることなく、平
行平板型RIE装置やマグネトロンRIE装置等であっ
てもよい。
【0018】実施例1 本実施例は反射防止膜としてTiONを有する金属配線
上の層間絶縁膜に、この金属配線に臨む接続孔を開口し
た例であり、これを図1(a)〜(c)を参照して説明
する。なお同図では、従来技術の説明で参照した図3
(a)〜(d)と同様の構成部分には、同じ符号を付す
ものとする。
【0019】まずTiONからなる反射防止膜2を上面
に有するAl−1%Si等のAl系金属からなる金属配
線1上に、SiO2 からなる層間絶縁膜3を形成し、こ
の金属配線1に臨む接続孔開口用のレジストマスク4を
形成する。レジストマスク4は例えば0.35μmの開
口径を有し、化学増幅型レジストとエキシマレーザリソ
グラフィにより形成したものである。また反射防止膜2
は、金属配線1をパターニングするためのレジストマス
ク(図示せず)を形成する際に、金属配線層からの露光
光の反射を防止するためのものである。層間絶縁膜3
は、CMPにより平坦化されており、その厚さは下地の
構造に対応して例えば0.5μmから1.0μmの間に
分布している。図1(a)に示す接続孔形成予定部分
は、層間絶縁膜3の厚さは、0.5μmと薄い部分を想
定している。
【0020】図1(a)に示す被エッチング基板を、基
板バイアス印加型ECRプラズマエッチング装置の基板
ステージに載置し、一例として下記条件により層間絶縁
膜3のエッチングをおこなった。 C4 8 45 sccm CH2 2 5 sccm ガス圧力 1 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45GHz) RFバイアスパワー 200 W(800kHz) 基板温度 0 ℃ 本エッチング工程では、堆積性のガスであるCH2 2
を添加したこともあり、被エッチング基板上にCF系な
いしはCHF系ポリマを堆積しながらエッチングが進行
する。これらの堆積物は、イオン入射方向に垂直な面で
は直ちにスパッタアウト、あるいはイオン衝撃を受ける
下地SiO2 から酸素の供給を受けて酸化され除去され
るが、イオン入射方向に平行なパターン側面では残留し
て側壁保護膜(図示せず)を形成し、異方性エッチング
が進行する。
【0021】エッチングが進行し、反射防止膜2表面が
露出されると、この面からの酸素の供給は少ないので堆
積が優勢となり、CF系ないしはCHF系ポリマが堆積
してエッチングは停止する。この状態を図1(b)に示
す。
【0022】他方、層間絶縁膜3の厚い領域の接続孔開
口部分は、まだ反射防止膜2は露出しておらず、エッチ
ングは続行される。このため先に露出した浅い層間絶縁
膜3領域の反射防止膜2は、イオン衝撃を継続して受け
る。しかし堆積したポリマおよびこの下の反射防止膜の
存在により、金属配線1が直接イオン衝撃を受けること
はないので、100%を超えるオーバーエッチングをお
こなっても金属配線1のスパッタ再付着は発生しない。
【0023】続く第2の工程では、被エッチング基板を
ダウンフロープラズマエッチング装置に搬送し、一例と
して下記条件で反射防止膜2の露出部分を除去した。 C4 8 20 sccm O2 30 sccm ガス圧力 133 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45GHz) 基板温度 100 ℃ 本エッチング工程では、まず反射防止膜表面や側面に堆
積したCF系ないしはCHF系ポリマは酸化除去され、
つぎにTiONからなる反射防止膜2は、基板加熱の効
果もありオキシフッ化物を形成して容易に除去され、接
続孔5が完成する。この状態を図1(c)に示す。
【0024】接続孔5底部に露出した金属配線1は、ダ
ウンフロープラズマに曝されることになるが、イオンエ
ネルギが20eV以下であるのでスパッタされることは
ない。
【0025】本実施例においては、金属配線上の反射防
止膜をエッチングストッパとして用い、この反射防止膜
は第2の工程においてダウンフロープラズマで除去する
ようにしたので、金属配線表面がスパッタを受けること
ない。したがって、深さの異なる複数の接続孔を同時に
開口する場合にも、アルミクラウンが発生することはな
い。
【0026】実施例2 本実施例は、反射防止膜としてSiON有する金属配線
上の層間絶縁膜に、この金属配線に臨む接続孔を開口し
た例であり、これを図2(a)〜(c)を参照して説明
する。
【0027】まずSiONからなる反射防止膜2を上面
に有するAl−1%Si−0.5%Cu等のAl系金属
からなる金属配線1上に、SiO2 からなる層間絶縁膜
3を形成し、この金属配線1に臨む接続孔開口用のレジ
ストマスク4を形成する。レジストマスク4は例えば
0.35μmの開口径を有し、化学増幅型レジストとエ
キシマレーザリソグラフィにより形成したものである。
また反射防止膜2は、金属配線1をパターニングするた
めのレジストマスク(図示せず)を形成する際に、金属
配線層からの露光光の反射を防止するためのものであ
る。層間絶縁膜3は、CMPにより平坦化されており、
その厚さは下地の構造に対応して例えば0.5μmから
1.0μmの間に分布している。図1(a)に示す接続
孔形成予定部分は、層間絶縁膜3の厚さは、0.5μm
と薄い部分を想定している。
【0028】図1(a)に示す被エッチング基板を、基
板バイアス印加型ECRプラズマエッチング装置の基板
ステージに載置し、一例として下記条件により層間絶縁
膜3のエッチングをおこなった。 C4 8 45 sccm CH2 2 5 sccm ガス圧力 1 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45GHz) RFバイアスパワー 200 W(800kHz) 基板温度 0 ℃ 本エッチング工程におけるエッチング機構は前実施例と
同じである。
【0029】エッチングが進行し、反射防止膜2表面が
露出されるとこの面からの酸素の供給は少ないので堆積
が優勢となり、CF系ないしはCHF系ポリマが堆積し
てエッチングは停止する。この状態を図2(b)に示
す。
【0030】他方、層間絶縁膜3の厚い領域の接続孔開
口部分は、まだ反射防止膜2は露出しておらず、エッチ
ングは続行される。このため先に露出した浅い層間絶縁
膜3領域の反射防止膜2はイオン衝撃を継続して受け
る。しかし堆積したポリマおよびこの下の反射防止膜の
存在により、金属配線1が直接イオン衝撃を受けること
はないので、100%を超えるオーバーエッチングをお
こなっても金属配線1のスパッタ再付着は発生しない。
【0031】続く第2の工程では、被エッチング基板を
ダウンフロープラズマエッチング装置に搬送し、一例と
して下記条件で反射防止膜2の露出部分を除去した。 C4 8 20 sccm O2 80 sccm ガス圧力 133 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45GHz) 基板温度 100 ℃ 本エッチング工程では、まず反射防止膜表面や側面に堆
積したCF系ないしはCHF系ポリマは酸化除去され、
つぎにSiONからなる反射防止膜2は、基板加熱の効
果もあり容易に除去され、接続孔5が完成する。また上
記ダウンフロープラズマエッチング条件は、O2 濃度が
実施例1における場合より高く、レジストマスク4のア
ッシングも同時に進行して除去される。この状態を図2
(c)に示す。
【0032】接続孔5底部に露出した金属配線1はダウ
ンフロープラズマに曝されることになるが、イオンエネ
ルギが20eV以下であるのでスパッタされることはな
い。
【0033】本実施例においては、金属配線上のSiO
Nからなる反射防止膜をエッチングストッパとして用
い、この反射防止膜は第2の工程においてダウンフロー
プラズマで除去するようにしたので、金属配線表面がス
パッタを受けることない。したがって、深さの異なる複
数の接続孔を同時に開口する場合にも、アルミクラウン
が発生することはない。またレジストアッシングを同時
に行うので、スループットの高いプロセスが可能とな
る。
【0034】以上、本発明を2例の実施例をもって説明
したが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるもので
はない。
【0035】例えば、反射防止膜の材料としてTiON
およびSiONを選んだが、これに限らずTiN、Si
N、a−SiやSiC等SiO2 系層間絶縁膜との選択
比がとれる任意の反射防止材料を選んでよい。
【0036】層間絶縁膜の材料としてSiO2 を例示し
たが、不純物を含むPSG、BSG、BPSGやAsS
G等を用いてもよい。これらのシリケートガラスの場合
には、成膜後のリフロー処理による平坦化によって、接
続孔形成部分の層間絶縁膜の厚さが異なる場合が多く、
Al系金属以外の金属配線の場合には本発明を好適に応
用することが出来る。SOG等の無機系塗布絶縁膜を用
いる積層された層間絶縁膜の場合も、同様に本発明の利
用価値は大きい。
【0037】金属配線としてAl−1%SiやAl−1
%Si−0.5%Cuを例示したが、純Alや、他のA
l系合金もアルミクラウンを形成しやすいものである。
W等の高融点金属上にAl系金属が積層された金属配線
も同様である。Al系金属層以外に、CuやAu等スパ
ッタされやすい金属配線への応用も可能である。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の採用により金属配線上の層間絶縁膜にこの金属配線に
臨む接続孔を開口する際に、過剰なオーバーエッチング
を施してもスパッタ再付着によるアルミクラウン等の発
生を防止することが可能となった。
【0039】とりわけ、近年の高集積化された半導体装
置において、グローバル平坦化された層間絶縁膜に、深
さの異なる複数の微細な接続孔を形成する場合には、上
記効果は大きなものである。従来は、発生してしまった
アルミクラウン等を、後処理のウェットプロセスで除去
していたが、これに伴うアフターコロージョンやパーテ
ィクルレベルの低下の懸念もない。
【0040】上記効果により、本発明がディープ・サブ
ミクロンクラスの微細なデザインルールに基づくコンタ
クトホールやビアホール等の接続孔エッチング工程を有
する半導体装置の製造方法に寄与するところは大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例1をその工程順に説明
する概略断面図であり、(a)は反射防止膜を有する金
属配線上に層間絶縁膜とレジストマスクを形成した状
態、(b)は層間絶縁膜をエッチングして反射防止膜上
でエッチングが停止した状態、(c)は反射防止膜をダ
ウンフロープラズマで除去して接続孔が完成した状態で
ある。
【図2】本発明を適用した実施例2をその工程順に説明
する概略断面図であり、(a)は反射防止膜を有する金
属配線上に層間絶縁膜とレジストマスクを形成した状
態、(b)は層間絶縁膜をエッチングして反射防止膜上
でエッチングが停止した状態、(c)は反射防止膜とレ
ジストマスクをダウンフロープラズマで同時に除去して
接続孔が完成した状態である。
【図3】従来の接続孔開口工程をその工程順に説明する
概略断面図であり、(a)は金属配線上に層間絶縁膜と
レジストマスクを形成した状態、(b)は層間絶縁膜を
エッチングして金属配線が露出した状態、(c)はオー
バーエッチングによりスパッタ再付着物が形成された状
態、(d)はレジストマスクを除去してスパッタ再付着
物が層間絶縁膜表面から突出した状態である。
【符号の説明】
1 金属配線 2 反射防止膜 3 層間絶縁膜 4 レジストマスク 5 接続孔 6 スパッタ再付着物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射防止膜を有する金属配線上の層間絶
    縁膜に、該金属配線に臨む接続孔を開口する工程を含む
    半導体装置の製造方法において、 該接続孔の開口工程は、 前記反射防止膜をエッチングストッパとして前記層間絶
    縁膜をエッチングする第1の工程と、 ダウンフロープラズマにより、前記反射防止膜をエッチ
    ングする第2の工程を含むことを特徴とする、半導体装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第2の工程において、F系ガスと酸化性
    ガスを含むダウンフロープラズマにより、反射防止膜の
    エッチングと同時にレジストマスクをアッシングするこ
    とを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 接続孔を開口する工程は、同一被エッチ
    ング基板上の、深さの異なる接続孔を同時に開口する工
    程であることを特徴とする、請求項1記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 接続孔の開口径は、0.5μm以下であ
    ることを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造
    方法。
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