JPH0862600A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0862600A
JPH0862600A JP6221063A JP22106394A JPH0862600A JP H0862600 A JPH0862600 A JP H0862600A JP 6221063 A JP6221063 A JP 6221063A JP 22106394 A JP22106394 A JP 22106394A JP H0862600 A JPH0862600 A JP H0862600A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
light
light emitting
display cell
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Withdrawn
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JP6221063A
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English (en)
Inventor
Yuko Kusaka
祐幸 日下
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示セルの表示面に液晶表示とは別の表
示を映しだし、またこの別の表示を液晶表示の色とは異
なる色とすることができるようにする。 【構成】 ケース21の上面の開口部には、液晶表示セ
ル22が設置され、この背面側には、光源24と導光部
材23と拡散シート25とから成る照光装置が配置され
ている。導光部材23は、右側に向かって徐々に薄く形
成されケース21の底面21aも同様に傾斜している。
底面21aと基板Bとの間の余剰空間Sに発光ダイオー
ド32と小導光体33とから成る発光手段31が設けら
れている。発光ダイオード32から発し小導光体33に
導かれた光は液晶表示セル22を透過して目視できる。
液晶表示セル22の表示面のほとんどの部分は光源24
の色により照光され、また部分的に発光ダイオード32
の光により照射されることにより、多色表示も可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用電子機器やその
他の電子機器の駆動状態などを表示する液晶表示装置に
係り、特に液晶表示セルの表示面を部分的に発光表示で
きるようにした液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、各種電子機器に設けられる液晶
表示装置の構造を示す概略断面図である。この液晶表示
装置は、プリント基板Bに固定されたケース1の上方の
開口部に、液晶表示セル2が設置されている。この液晶
表示セル2は光透過型であり、透明電極が形成された2
枚のガラス基板の間に液晶材料が封入されさらに偏光層
などが設けられている。液晶表示セルは、例えばツイス
トネマチック方式のポジティブ表示型であり、透明電極
間に電圧が印加されると、透明電極部分が不透過、透明
電極以外の部分が光透過となる。透明電極の形状によ
り、数字や文字表示あるいは記号やその他のキャラクタ
表示が行われる。
【0003】ケース1内には、液晶表示セル2の背面側
に対向して液晶表示セル2の表示面の全面またはほぼ全
面を照光する照光装置(バックライト)が設けられてい
る。この照光装置は、アクリル系樹脂などの透明または
半透明の透光性材料により形成された導光部材3と、導
光部材3の図示左側に設けられた光源4と、液晶表示セ
ル2と導光部材3との間に配置された拡散シート5とか
ら構成されている。前記光源4は、ランプに緑系やオレ
ンジ系などの色の透光性キャップが被せられたもので、
それぞれの色の光を発するものとなっている。また、拡
散シート5は乳白色板またはシートや、表面がすりガラ
ス状に粗された透明板またはシートなどにより形成され
ている。またケース1の底面1aと導光部材3との境界
面は、反射膜が設けられ、あるいは光を乱反射できる凹
凸形状などとなっている。導光部材3は光源4から離れ
るにしたがって薄くなる形状であり、これにより液晶表
示セル2の全面がほぼ均一な光量で照光できるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の液晶表示装
置では、液晶表示セル2の表示面において光透過部分の
色彩が照光装置により決められてしまう。すなわち、液
晶セル2の光透過部分の色は光源4から発せられる色に
統一され、また透明電極に電圧が印加された不透過部分
はほぼ黒色となる。したがって液晶表示セル2の表示面
の全体の表示色彩が単調であり、複数種の表示内容が全
て均一なものとなり、特定の表示のみを目立たせること
は難しい。また、表示する文字や図形などを多色化でき
るものとして、液晶表示セル2の一方のガラス基板に、
透明電極とともに着色フィルタを設けたものがある。し
かし、この着色フィルタを備えた液晶表示セルは、着色
フィルタの成膜工程が複雑であり、非常に高価なものと
なる。
【0005】本発明は上記の課題を解決するものであ
り、簡単な構造で、液晶表示セルの表示面に液晶表示と
は別の発光表示ができるようにし、また照光装置を使用
した場合に、照光装置とは異なる色彩での部分表示を可
能とした液晶表示装置を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明電極が形
成された2枚の基板の間に液晶材料が封入された液晶表
示セルを備えた液晶表示装置において、前記液晶表示セ
ルの背面側に、液晶表示セルの表示面を部分的に照光す
る発光手段が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0007】この基本的な手段においては、液晶表示セ
ルが背面側に光反射層を有する反射型のものであっても
よく、または液晶表示セルが光透過型であってその背面
に照光装置(バックライト)が設けられたものであって
もよい。反射型の場合には、発光手段が液晶表示セルに
対向する領域以外の部分に前記光反射層が設けられる。
また、照光装置を備えたものでは、発光手段が照光装置
の一部を貫通して設けられる。また部分的な発光手段に
より、表示面の小丸領域を照光することができ、または
矢印形状やその他の図形の形状領域を部分的に発光させ
てもよい。
【0008】また、本発明は、透明電極が形成された2
枚の基板の間に液晶材料が封入された透過型の液晶表示
セルと、液晶表示セルの全面を背面から照光する照光装
置とを備えた液晶表示装置において、前記照光装置とは
別に液晶表示セルの表示面を部分的に照光する発光手段
が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】すなわち照光装置(バックライト)が設け
られたものでは、発光手段が照光装置とは別個のものと
なる。したがって照光装置により液晶表示セルに与えら
れる光の色と、発光手段から発せられる光の色を異なら
せることにより、多色表示が可能である。
【0010】上記照光装置を備えた場合、照光装置は、
光源および光源から離れるにしたがって薄くなる導光部
材により構成され、発光手段は、導光部材の薄い部分に
て導光部材の背面側に設けられた発光源と、発光源に接
続され且つ前記導光部材内を貫通して液晶表示セルの背
面に対向する小導光体とから構成することができる。こ
の小導光体は、例えば光ファイバーなどである。
【0011】また、液晶表示セルが、電圧が印加されな
いときに光を透過するポジティブ表示型であるときに
は、発光手段は透明電極が形成されていない部分に配置
される。
【0012】液晶表示セルが、電圧が印加されたときに
光を透過するネガティブ表示型であるときには、発光手
段は、透明電極が設けられた部分に配置される。すなわ
ちネガティブ表示型の場合においても、発光手段は光を
透過する領域に配置される。
【0013】
【作用】上記手段では、液晶表示セルの背面側に設けら
れた発光手段にて液晶表示セルを透過する部分的な照光
を行うことにより、液晶表示セルの表示面に、液晶表示
とは別の発光表示を行うことができる。例えば液晶表示
セルが反射型の場合には、液晶表示セルの表示面の色彩
は、室内光などが反射層から反射され液晶表示セルを透
過したグレーがかった色となるが、発光手段により部分
的な照光を行うと、この部分的な照光表示部を目立たせ
ることができ、また部分的な照光表示を赤色や緑色など
にできる。液晶表示セルの背面側に照光装置(バックラ
イト)が設けられたものでは、液晶表示セルの表示面を
透過する光の色がバックライトの光の色彩により決めら
れる。この場合、発光手段から発せられる光の色をバッ
クライトと異ならせることにより、多色表示が可能であ
る。
【0014】また、液晶表示セルでの表示文字や記号な
どの変化は液晶表示セルの透明電極に与える電圧の変動
サイクルに依存するものであるが、発光手段の発光を点
滅させると、部分的な発光表示は液晶表示セルの透明電
極に与えられる電圧の変動サイクルとは無関係なサイク
ルにて点灯表示できる。例えば液晶表示セルで表示され
る文字や記号の変化は緩やかなものとし、発光手段を速
いサイクルにて点滅させると、液晶表示セルの表示面に
部分的にすばやく点滅する表示が現れ、目立った表示や
注意を向ける部分表示が可能になる。
【0015】また液晶表示セルの背面に照光装置(バッ
クライト)が設けられる場合、通常バックライトの導光
部材は光源から離れるにしたがって薄く構成され、これ
により表示面に与えられるバックライトの光量の均一化
が図られている。よって薄くなっている導光部材の背面
側(液晶表示セル側と逆の側)では、従来使用されてい
ないデッドスペースが形成されている。発光手段の発光
源をこのデッドスペース内に設け、光ファイバなどの小
導光体をバックライトの導光部材を貫通して設ければ、
発光源を設けることにより液晶表示装置全体が大きくな
ることはなく、小型の液晶表示装置となる。
【0016】また液晶表示セルがポジティブ表示型の場
合、透明電極が設けられていない部分が光透過領域であ
るので、この部分に発光手段が設けられる。発光手段か
ら発せられ例えば小導光体により導かれる表示光は、光
透過領域を透過して目視される。
【0017】液晶表示セルがネガティブ表示型の場合に
は、透明電極が設けられている部分が電圧が与えられた
ときの光透過領域となる。この部分に発光手段を対向さ
せておき、透明電極に電圧を与えるとともに発光手段を
発光させれば、透明電極の形状に応じた領域が、他の透
明電極が設けられた部分と別の色の発光となり、多色キ
ャラクタ表示などが可能になる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明に係る液晶表示装置を示す概略断面図
であり、図2におけるI−I線断面図、図2は本発明の
液晶表示装置を搭載した車載用音響機器のノーズ部を示
す正面図、図3と図4は本発明の液晶表示装置の動作を
説明するための拡大正面図であり、図3は電極に電圧が
印加されていない状態を示し、図4は電極に電圧が印加
された状態を示す。図5(A)(B)は、実施例別に示
す液晶表示セルの拡大断面図である。図1に示す液晶表
示装置20は、例えば図2に示すような車載用の音響装
置のノーズ部10に搭載されるものである。ノーズ部1
0は、車載用の音響機器の機器本体の前部に設けられ
る。このノーズ部10には、カセットテープの挿入口1
1が開口し、種々の操作釦群12が配列している。ノー
ズ部10の前面の図示右側部分に液晶表示装置20が設
けられる。
【0019】ノーズ部10内には図1に示すプリント基
板Bが設けられ、このプリント基板Bの表面に液晶表示
装置20のケース21が取り付けられている。ケース2
1は合成樹脂などにより形成され、その前方(図1の図
示上方)に開口部21dが形成されている。ケース21
の前記開口部21dに、液晶表示セル22が設置されて
いる。液晶表示セル22は、図5(A)に示すように、
ガラス基板22aと22bの対向面に透明電極41,4
1が設けられ、両ガラス基板22aと22bの間に液晶
材料22cが封入され、さらにガラス基板に偏光層が重
ねられたものである。この実施例の液晶表示セル22は
ツイストネマティック方式のポジティブ表示型であり、
電圧が印加されていないときに液晶材料22cの結晶配
向と偏光層との関係で光透過性となり、透明電極41と
41の間に電圧が印加されると、その部分が光不透過と
なる。透明電極41は、例えばセブンセグメント形状で
数字表示が可能となっている。また液晶表示セル22で
は、セブンセグメントの前記透明電極41の間に位置す
る点表示の電極42,42および三角形状の指示表示を
行う電極43a,43bが設けられている。
【0020】液晶表示セル22は光透過型であり、その
背面側に照光装置(バックライト)が設けられる。この
照光装置は、アクリル系樹脂などの透明または半透明の
透光性材料により形成された導光部材23と、導光部材
23の図示左側に位置する光源24と、導光部材23と
液晶表示セル22との間に設けられた光拡散シート25
とから構成されている。導光部材23は図示上面(前
面)側が平面で、その全面が液晶表示セル22と等距離
に配置され、図示下面(裏面)側が傾斜平面または傾斜
曲面となっており、導光部材23は図示左側から右側に
向けて厚さが徐々に薄くなるように形成されている。導
光部材23の図示左側の厚い部分にはプリント基板B側
が開口する凹部23bとなっており、この凹部23b内
に光源24が挿入されている。
【0021】光源24は、プリント基板Bに端子部が半
田付けされたランプに、緑色系やオレンジ色系などに着
色された透光性キャップが被せられたもので、それぞれ
の色の光を発するものとなっている。ケース21の底面
21aは、導光部材23の裏面の傾斜に合せて図示左側
から右側に向けて傾斜して形成されている。また導光部
材23の周囲全体もケース21に囲まれており、光源2
4からの光は、液晶表示セル22の表示面にのみ与えら
れるようになっている。また、ケース21の底面21a
と導光部材23との境界面には、金属膜などの反射層が
設けられ、光源24からの光が液晶表示セル22に向け
て反射される構造となっている。あるいは底面21aと
導光部材23との境界部に凹凸の乱反射面を設けてもよ
い。
【0022】導光部材23の図示右側の薄肉の部分に
は、貫通孔23aが形成されている。ケース21には筒
状の壁部21cが一体に形成されて、この壁部21cは
導光部材23の貫通孔23aに挿入嵌着されている。ケ
ース21の筒状の壁部21cの中心部は、導光部材23
を表裏方向に貫通する貫通孔21bとなってる。図1に
示すように、ケース21の底面21aは導光部材23の
肉厚の変化に伴う傾斜面となっており、導光部材23が
薄肉となっている図示右側部分では、底面21aとプリ
ント基板Bとの間に余剰空間(デッドスペース)Sが形
成される。この実施例では前記余剰空間Sを利用して発
光手段31が設けられている。図3と図4に示すよう
に、この発光手段31は、透明電極43a,43bが設
けられている部分を挟む2ヶ所にて、液晶表示セル22
の表示面(液晶材料22cが封入されている領域)内に
設けられている。
【0023】発光手段31は、赤や青などの光を発する
発光ダイオード32と、光ファイバなどで形成された小
導光体33と、発光ダイオード32を囲む遮光カバー3
4とから構成されている。発光ダイオード32と遮光カ
バー34はプリント基板Bに固定されたものであり、こ
れらは前記余剰空間S内に配置されている。発光ダイオ
ード32から発せられる光は、照光装置(バックライ
ト)の光源24から発せられる光の色と相違しているこ
とが好ましく、例えばバックライトの光源24からの発
光色が緑色、発光ダイオード32の発光色が赤またはオ
レンジ色などである。また図3と図4に示すように2ヶ
所に設けられた発光手段33のそれぞれの発光ダイオー
ド32から発せられる光の色が互いに相違していてもよ
い。
【0024】小導光体33は、一端が発光ダイオード3
2の発光面に対面している。小導光体33は、ケース2
1の貫通孔21b内を通過し、その他端面は図1および
図5(A)に示すように、光拡散シート25の裏面に接
触し、液晶表示セル22のガラス基板22bの背面に間
接的に対向(対面)している。ただし、図5(B)に示
すように、小導光体33が貫通孔21b内を通過しさら
に光拡散シート25を貫通し、液晶表示セル22のガラ
ス基板22bの裏面に直接に対向しているものであって
もよい。図3と図4に示す実施例では、小導光体33の
断面形状が丸形である。小導光体33は壁部21cに囲
まれて、小導光体33を伝わる光が周囲に逃げるのが防
止される。よって、図3と図4に示す液晶表示セル22
の表示面では、小導光体33の断面形状または貫通孔2
1bの断面形状に一致した小丸の領域が、発光手段31
による部分照光領域となる。
【0025】次に、上記構成の液晶表示装置の動作につ
いて説明する。なお、図3と図4では、図示の都合上、
透明電極41,42,43a,43bを実線にて表示し
てあるが、実際には電圧が印加されていないとき、これ
らの透明電極は視認しにくいものとなる。図3と図4に
示すポジティブ表示型では、透明電極41,42,43
a,43bのうち電圧を印加した部分で光が透過せず、
電圧を印加していない透明電極および、透明電極41,
42,43a,43bが形成されていない部分が光透過
領域となる。各透明電極には、プリント基板Bに実装さ
れた駆動回路から電圧が与えられる。機器本体内にはチ
ューナやテープ駆動機構やその他の回路が内蔵されてい
る。チューナの選局周波数情報、カセットテープの動作
モード情報、時計情報などが前記駆動回路に与えられる
と、駆動回路から各透明電極に電圧が印加され、液晶表
示セル22の表示面ではセブンセグメントの数字表示
や、透明電極42による点表示、または透明電極43
a,43bによる矢印表示などが示される。
【0026】図4では電圧が印加された透明電極による
遮光部分がハッチングにて示されており、図4では「1
2.3」の数字表示と、図示右側を示す矢印表示がなさ
れている。照光装置(バックライト)の光源24が点灯
すると、その光は導光部材23に導かれ、光拡散シート
25により光が拡散され、液晶表示セル22が背面から
照光(照明)される。また導光部材23は光源24から
離れるに従って薄くなっており、底面21aとの境界に
設けられる反射層と液晶表示セル22との距離が短くな
っている。この反射層との距離の違いおよび光拡散シー
ト25の光拡散機能により、液晶表示セル22に対して
均一なバックライト照明がなされる。その結果、電圧が
印加された透明電極以外の部分がバックライト照明さ
れ、このバックライト照明の光の色は、光源24から発
せられる光の色となる。
【0027】また、透明電極へ電圧を印加するのとは別
の駆動回路がプリント基板Bに設けられ、機器本体側の
各種動作モードや制御回路からの指示によって、前記駆
動回路から発光ダイオード32に電流が与えられると、
発光ダイオード32が所定の色の光を発する。この光は
小導光体33に導かれて、小導光体33の端面から光拡
散シート25を透過し(図5(A))、あるいは光拡散
シート25を透過せずに(図5(B))、液晶表示セル
22の背面に与えられる。この光は、液晶表示セル22
の表示面の光透過領域に与えられるため、液晶表示装置
20の前方から見ると、図4にてハッチングで示してい
るように、発光手段31の小導光部33が設けられてい
る部分が部分的に照光され、丸形状の部分的な照光表示
がなされる。この部分的な照光表示の色は発光ダイオー
ド32の発光色に基づくものであり、発光ダイオード3
2の発光色をバックライトの光源24の発光色と異なら
せておくことにより、丸形状の部分照光表示が周囲の色
と異なる色となる。また、発光ダイオード32を点滅さ
せれば、丸形状の部分照光部分のみが点滅表示となる。
【0028】上記発光手段31による部分的な照光表示
により、例えばカセットテープが駆動中であることの表
示、または磁気ヘッドのクリーニングが必要であるとの
警告表示、などの各種表示が可能である。また、バック
ライトの光源24を点灯せず、液晶表示セル22の表示
面が照明されていないときに、発光手段31のみによる
部分照光を行うことも可能である。
【0029】また、図3と図4の実施例では、発光手段
31により部分的に照光される領域が小丸形状である
が、この部分発光領域を三角、矢印、あるいは他の記
号、または数字や文字などとすることも可能である。こ
れらの表示は小導光体33の断面形状または貫通孔21
bの断面形状により決めることができる。また、ケース
21の底面21aとプリント基板Bとの間の余剰空間S
に、発光手段31を構成する発光ダイオード32や遮光
カバー34を設けているので、発光手段31を配置する
ための特別な部品設置領域を設ける必要がなく、液晶表
示装置を従来のものと同じ大きさにできる。
【0030】図6は、液晶表示セル22をツイストネマ
ティック方式でのネガティブ表示型とした場合の表示面
を示す正面図である。ネガティブ表示型では、液晶材料
22cの結晶配向と、偏光層との関係で、電圧を印加し
ていない状態では、液晶材料22cが遮光状態(光不透
過状態)となり、透明電極を介して液晶材料22cに電
圧が印加されると、その部分が光透過領域となる。図6
では、セブンセグメント構造の透明電極41、点表示の
透明電極42、矢印表示の透明電極43a,43b、さ
らに小丸形状の透明電極44,44が設けられている。
【0031】図6に示す液晶表示セル22の背面には、
図1に示すのと同じ照光装置(バックライト)が設けら
れている。また照光装置の導光部材23の背面には、図
1と同じ構造の発光手段31が設けられている。図6の
実施例では、透明電極43a,43b,44,44のそ
れぞれが設けられている4箇所の位置に発光手段31が
設けられている。それぞれの発光手段31では、所定の
色を発光する発光ダイオード32と小導光体33が設け
られているが、図7に示すように、小導光体33の端面
は、それぞれの透明電極43a,43b,44,44が
形成されている部分にて、光拡散シート25の裏面、ま
たは液晶表示セル22のガラス基板22bの裏面に対向
している。図6に示すように、小導光体33の端面によ
り照光される部分照光領域の大きさは、各透明電極43
a,43b,44,44よりも充分に大きいか、あるい
は各透明電極のほとんどの領域に重なることができるも
のとなっている。
【0032】ネガティブ表示型の液晶表示セル22を用
いた場合には、透明電極に電圧を与えるとこの透明電極
部分が光透過領域となる。透明電極の背面側に照光装置
の導光部材23が対向している場合には、電圧が与えら
れた透明電極41または42の部分の光透過領域にはバ
ックライトの光源24の光が与えられる。一方、透明電
極43a,43b,44,44のいずれかに電圧が与え
られこの部分が光透過領域となった場合には、その透明
電極に対向する発光手段31の発光ダイオード32を発
光させる。この光は小導光体33を経て、光透過領域と
なった透明電極の部分に対し背面側から与えられ、透明
電極43a,43bでは三角の領域、透明電極44,4
4では小丸の領域にて、発光ダイオード32の発光色に
よる部分照光がなされる。
【0033】したがって、透明電極41,42ではバッ
クライトの光源24の色となり、透明電極43a,43
b,44では発光ダイオード32の色となる。光源24
と発光ダイオード32の色を異ならせておくことによ
り、多色表示が可能となる。また図6の実施例にて4ヶ
所設けられる発光手段31にて、発光ダイオード32の
発光色をそれぞれ相違させ、例えば三角表示と小丸の表
示とを異なる色とすることも可能である。また、透明電
極43a,43b,44の部分を点滅表示する場合に
は、透明電極に電圧を印加し続けて透明電極の領域を光
透過領域とし、発光ダイオード32を点滅駆動すればよ
い。あるいは発光ダイオード32を継続して点灯させ、
透明電極への電圧を間欠的に与え、発光ダイオードから
の光を周期的に遮断してもよい。
【0034】このように、ネガティブ表示型の液晶表示
セルを使用した場合には、各透明電極の部分に異なる色
の発光体を配置でき、例えば色が徐々に変化する発光手
段を並べ、イコライザー表示のような多色表示をするこ
とも可能になる。また本発明では、照光装置(バックラ
イト)が設けられておらず、液晶表示セル22の背面に
反射層が形成され、自然光が反射層に反射されポジティ
ブ表示型などの液晶表示セル22を透過する反射型構造
のものであってもよい。この場合には前記反射層を部分
的に除去し、除去された部分に発光手段31の小導光体
33を対向させればよい。この場合、発光手段31が設
けられた部分だけ発光表示となり、他の部分は自然光反
射型の表示となる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明では、液晶表示セル
の背面側に設けた発光手段から発せられる光によって、
液晶表示とは別の部分照光表示を表示面に映し出すこと
ができ、液晶表示面を単調でない表示状態にできる。ま
た発光手段の発光源を点滅させることにより点滅表示も
簡単にできる。
【0036】また照光装置(バックライト)が設けられ
ているものでは、バックライトの色と発光手段による部
分発光表示の色とを異ならせることにより、着色フィル
タを使用せずに、簡単な構造で多色表示ができる。
【0037】また照光装置の導光部材が徐々に薄くなる
ものでは、薄くなった導光部材による余剰空間(デッド
スペース)に発光手段の主要部品を配置することがで
き、発光手段を設けることよって、装置が大型化するこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置を示すものであり、図2
におけるI−I線断面図、
【図2】本発明の液晶表示装置を搭載した車載用の音響
機器のノーズ部を示す正面図、
【図3】液晶表示セルをポジティブ表示型としたときの
表示面の拡大正面図、
【図4】図3において透明電極に電圧を印加した状態を
示す表示面の拡大正面図、
【図5】(A)(B)は液晶表示セルの構造を実施例別
に示す拡大断面図、
【図6】液晶表示セルをネガティブ表示型としたときの
表示面の拡大正面図、
【図7】図6に示す実施例での液晶表示セルの構造を示
す拡大断面図、
【図8】従来の液晶表示装置を示す断面図、
【符号の説明】
20 液晶表示装置 21 ケース 21a 底面 21b 貫通孔 22 液晶表示セル 22a,22b ガラス基板 22c 液晶材料 23 導光部材 24 光源 25 拡散シート 31 発光手段 32 発光ダイオード 33 小導光体 34 遮光カバー 41 セブンセグメントの透明電極 42 点表示の透明電極 43a,43b 三角表示の透明電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明電極が形成された2枚の基板の間に
    液晶材料が封入された液晶表示セルを備えた液晶表示装
    置において、前記液晶表示セルの背面側に、液晶表示セ
    ルの表示面を部分的に照光する発光手段が設けられてい
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 透明電極が形成された2枚の基板の間に
    液晶材料が封入された透過型の液晶表示セルと、液晶表
    示セルの全面を背面から照光する照光装置とを備えた液
    晶表示装置において、前記照光装置とは別に液晶表示セ
    ルの表示面を部分的に照光する発光手段が設けられてい
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 照光装置は、光源および光源から離れる
    にしたがって薄くなる導光部材により構成されており、
    発光手段は、導光部材の薄い部分にて導光部材の背面側
    に設けられた発光源と、発光源に接続され且つ前記導光
    部材内を貫通して液晶表示セルの背面に対向する小導光
    体とから構成されている請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 液晶表示セルは、電圧が印加されないと
    きに光を透過するポジティブ表示型であり、発光手段は
    透明電極が形成されていない部分に配置されている請求
    項1ないし3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 液晶表示セルは、電圧が印加されたとき
    に光を透過するネガティブ表示型であり、発光手段は、
    透明電極が設けられた部分に配置されている請求項1な
    いし3のいずれかに記載の液晶表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109507822A (zh) * 2019-01-14 2019-03-22 惠州市华星光电技术有限公司 背光模组及液晶显示装置

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