JPH0860756A - 外壁パネル用ガスケット及びその取付施工方法 - Google Patents

外壁パネル用ガスケット及びその取付施工方法

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Publication number
JPH0860756A
JPH0860756A JP19822994A JP19822994A JPH0860756A JP H0860756 A JPH0860756 A JP H0860756A JP 19822994 A JP19822994 A JP 19822994A JP 19822994 A JP19822994 A JP 19822994A JP H0860756 A JPH0860756 A JP H0860756A
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JP
Japan
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gasket
wall panel
joint
pressing plates
joint portion
Prior art date
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Application number
JP19822994A
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English (en)
Inventor
Kazumichi Matsuda
一道 松田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目地部の中心に位置決めできるようにし、目
地幅の大小にも柔軟に対応できるようにする。 【構成】 外壁パネル20(外装面材21)と隣の外壁
パネル20(外装面材21)との間の目地部に挿着され
るガスケット30であって、このガスケット30は、外
壁パネル20(外装面材21)の表面側に配され目地部
22を覆う幅を持つ帯板状の表装部32と、この表装部
32の裏面の幅方向中央に突設され各先端が目地部22
の幅方向外方に拡がるよう斜めに延び、各外側面34a
が目地部22の裏面側において外壁パネル20(外装面
材21)の端部の角21c,21cに当接する一対のひ
れ状の可撓性を持つ押さえ板34,34とを備えてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物の外壁パネル間
に生じる目地部を防水するための外壁パネル用ガスケッ
ト及びその取付施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】外壁パネルを複数枚並べて建物の構造体
まわりの外壁となる部分に取り付けると、外壁パネルと
隣の外壁パネルとの間に目地と称する隙間が生じる。こ
のような隙間をそのままに放置していると、外観が醜悪
であるばかりでなく、この隙間から雨水が浸入して、室
内が濡れたり、壁面に黴が発生したり、また、寒季にお
いては、浸入した雨水が壁の中で凍結膨張して、壁を傷
める等のいわゆる凍害が発生する。そこで、従来から、
外壁の目地部の止水対策として、様々なものが提案され
ているが、目地部の隙間にガスケットを挿入する乾式の
方法が、セメントモルタルを塗り込んだり、コーキング
剤(シーリング剤)を注入/充填する湿式の方法より
は、施工が簡単であり、施工後、紫外線による劣化や乾
燥によるひび割れ等がないため、広く行われている。
【0003】外壁の目地部を乾式に止水するためのガス
ケットとしては、従来、特開平3−233046号公
報、特開平3−275842号公報、特開平3−295
948号公報等に記載されているものが知られている。
図14は、特開平3−275842号公報に記載のガス
ケットの取付構造を示す断面図である。この図におい
て、符号1,1は互いに隣接して設置された2枚の外壁
パネル、2は外壁パネル1,1間の目地部、3は目地部
2に挿着されたガスケットを示している。このガスケッ
ト3は、目地部2内に位置する長尺板状の基体部4と、
その一側端に基体部4と略直角に交差して設けられ目地
部2の外側を覆い隠す化粧板5と、基体部4の他側端に
設けられ先端を外壁パネル1の裏面に弾性的に接触させ
る左右のひれ部6a,6aからなる押さえ部6とを備え
ている。ガスケット3は、この左右のひれ部6a,6a
の先端を外壁パネル1の裏面に弾性的に接触させること
により、目地部2に保持され、化粧板5で目地部2を隠
している。
【0004】このガスケット3を目地部2に装着するに
は、目地部2に向かって外壁パネル2に直交する方向か
ら、押さえ部6または化粧板5を対向させ、この状態で
押さえ部6または化粧板5を撓ませながら、強制的に目
地部2に挿入し、目地部2の反対側で押さえ部6または
化粧板5を弾性復元させて、外壁パネル1,1の端部
を、化粧版5と押さえ部6とにより挟んだ形にする。こ
れによりガスケット30が目地部2に保持され、化粧板
5が目地部2を隠す。
【0005】図15は、特開平3−295948号公報
に記載のガスケットの取付構造を示す断面図である。こ
のガスケット13は円筒チューブ型のもので、ガスケッ
ト13を、その内部空間13aの真空引きを行うことに
より収縮させ、この状態で外壁パネル11,11間の目
地部12に挿入し、挿入後、真空引きを止めることでガ
スケット13を弾性復元させて、外壁パネル11,11
の相対向する端面11a,11aにガスケット13を密
着させて止水性を確保している。
【0006】図16は、特開平3−233046号公報
に記載のガスケットの取付構造を示す断面図である。こ
のガスケット14は異形チューブ型のもので、ガスケッ
ト14を、その内部空間14aの真空引きを行うことに
より収縮させ、この状態で外壁パネル15,15間の目
地部16に形成された空間部16a内にガスケット14
を挿入し、挿入後、真空引きを止めることでガスケット
14を弾性復元させて、外壁パネル15,15の相対向
する端面15a,15aにガスケット14を密着させて
止水性を確保している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平3−
275842号公報に記載の従来のガスケット3(図1
4)では、その挿入作業を、外壁パネル1に直交する方
向から行っていたので、目地部の上端から下端まで作業
者が移動しながら、ガスケット3の押し込み作業を行わ
なければならず、足場が必要で作業が面倒であり、安全
性にも気を使わなくてはならなかった。また、基体部4
の他側端に設けた押さえ部6の先端が、外壁パネル1の
裏面に接触することで保持されるように構成されていた
ため、押さえ部6または化粧板5を撓ませながら、ガス
ケット3を強制的に撓ませて押し込む際に、ガスケット
3の位置が目地部2の中心に位置決めされず、蛇行した
りして、見苦しくなる場合があった。
【0008】また、特開平3−295948号公報に記
載の従来のガスケット13(図15)は、外壁パネル1
1,11の端面11a,11a間に挟み込む状態に装着
されるものであるため、目地部12の表面側に凹凸がで
きやすく、建物の美観を損なう懸念があった。また、止
水ラインが端面11a,11aとガスケット13の接触
面だけであるから、止水性能が低下する心配もあった。
さらに、実際の現場では、使用する各外壁パネルの外径
寸法や建物の躯体の施工誤差等に大きく影響されて、目
地幅寸法にかなりの変動が生じるのであるが、この結
果、ある部分の目地幅が広すぎる場合には、ガスケット
13の嵌着が緩み、水密性を確保できないばかりか、ガ
スケット13が目地部12から離脱する畏れもあった。
【0009】また、特開平3−233046号公報に記
載の従来のガスケット14(図16)では、目地部16
内にガスケット14を装着するための空間部16aが必
要となるため、外壁パネル15の製作が煩雑となり、加
えて、硬質木片セメント板等の薄い外装面材で構成され
る外壁パネルには使用できないという不都合もあった。
【0010】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、作業者があまり移動しなくても装着作業を遂行
でき、目地部の中心に位置決めすることが簡単にでき、
目地部の表面側の平滑化が容易にでき、しかも止水の信
頼性を高めることができる上、目地幅の大小や外壁パネ
ル(外装面材)の厚薄にも柔軟に対応できる外壁パネル
用ガスケット及びその取付施工方法に関する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、外壁パネルと隣の外壁パネ
ルとの間の目地部に挿着される外壁パネル用ガスケット
であって、上記外壁パネルの表面側に配され上記目地部
を覆う幅を持つ帯板状の表装部と、該表装部の裏面の幅
方向中央に突設され各先端が上記目地部の幅方向外方に
拡がるよう斜めに延び、各外側面が目地部の裏面側にお
いて外壁パネルの端部の角に当接する一対のひれ状の可
撓性を持つ押さえ板とを備えてなることを特徴としてい
る。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の外
壁パネル用ガスケットであって、上記各押さえ板の先端
に外向きに突出して表装部側に反り返る反り返り部を設
け、該反り返り部の先端にヒンジを介して、表装部側に
延びる延長ひれ部を設けてなることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の外壁パネル用ガスケットの取付施工方法であって、
上記外壁パネル用ガスケットの上記外方に拡がる一対の
押さえ板を、強制的に閉じた状態で、治具に設けたコ字
状溝に嵌め込み、この状態で上記外壁パネルの表面側に
上記外壁パネル用ガスケットの表装部を位置させ、かつ
外壁パネルの裏面側に治具を位置させて、上記目地部の
長手方向一端から他端に向かって外壁パネル用ガスケッ
トと治具とを挿入し、挿入後、上記治具のコ字状溝から
外壁パネル用ガスケットの押さえ板を離脱させ、自身の
弾性復元作用により、上記斜めに延びる押さえ板の外側
面を上記目地部の裏面側において上記外壁パネルの端部
の角に当接させることを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の外壁パネル用ガスケットであって、上記一対の押さ
え板の内側に、中空部を有するチューブ部を一体的に形
成してなることを特徴としている。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の外
壁パネル用ガスケットであって、チューブ部の周壁をヒ
ンジを介して連結された帯板で構成したことを特徴とし
ている。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載の外壁パネル用ガスケットの取付施工方法であって、
上記外壁パネル用ガスケットの中空部内を真空引きして
チューブ部を収縮させることにより一対の押さえ板を閉
じ、この状態で表装部を目地部の表面側に位置させて、
該目地部に外壁パネル用ガスケットを挿入し、挿入後、
上記中空部の真空引きを停止して外気を導入することに
より、チューブ部を復元させて一対の押さえ板を開き、
これにより上記斜めに延びる押さえ板の外側面を目地部
の裏面側において上記外壁パネルの端部の角に当接させ
ることを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、ガスケットの表装部
が目地部の表面側を覆い隠し、目地部の裏面側におい
て、ガスケットの押さえ板の斜めに延びる外側面が外壁
パネルの端部の角に弾性的に接触し、これにより外壁パ
ネルが表装部と押さえ板により挟まれることで、ガスケ
ットが固定される。しかもこの場合、目地幅に大小があ
っても、押さえ片が弾性変形しながら安定して外壁パネ
ルの角に接触する。したがって、目地幅の大小にかかわ
らず、目地部の中心にガスケットが位置決めされる。
【0018】請求項2記載の発明では、目地幅が小さい
場合、押さえ板があまり開かない状態で表装部に近い位
置で外壁パネルの角に接触する。したがって、この場合
は、延長ひれ部の先端が外壁パネルの裏面に接触し、こ
の部分で外壁パネルとの止水性を確保する。また、目地
幅が大きい場合は、押さえ板が大きく開いた状態で表装
部から遠い位置で外壁パネルの角に接触する。したがっ
て、この場合は、延長ひれ部がヒンジ(薄肉)部分で屈
曲した状態で、外壁パネルの裏面に接触し、この部分で
外壁パネルとの止水性を確保する。
【0019】請求項3記載の発明では、ガスケットの挿
入を外壁パネルの目地部の長手方向一端側(例えば、外
壁パネルの縦目地部の場合、建物の上部側)から行うこ
とができるので、外壁パネル表面側あるいは裏面側から
目地部にガスケットを挿入する場合のように、ガスケッ
トを挿入しながら作業者が順次外壁パネルの一端側から
他端側に向かって移動する必要がない。
【0020】請求項4記載の発明では、チューブ部を押
さえ板の内側に一体に設けたので、中空部内を減圧して
チューブ部を収縮させると、押さえ板が閉じ、中空部の
減圧を止めると、復元して押さえ板が開く。したがっ
て、押さえ板を閉じた状態にして目地部に挿入し、挿入
後、押さえ板を開いて、押さえ板を外壁パネルの角に当
てることができる。
【0021】請求項5記載の発明では、チューブ部の周
壁をヒンジを介して、連結された帯板により構成したの
で、ヒンジが屈曲することにより、チューブ部が容易に
潰れる。
【0022】また、請求項6記載の発明では、チューブ
部を真空引きすることでガスケットの押さえ板を閉じ、
その状態で目地部にガスケットを挿入した後、真空引き
を止めるだけで作業を完結させることができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例であるガスケットの構成
を示す断面図、図2は、同ガスケットの装着対象である
目地部の構造を示す断面図、図3は各種幅寸法の目地部
に同ガスケットを装着した状態を示す断面図である。
【0024】まず、対象となる目地部について先に説明
する。図2において、18A,18Bは住宅等の建物を
構成するために水平方向に隣接して配置された建物ユニ
ットであり、これらの建物ユニット18A,18Bは、
予め工場において角型鋼管からなる四隅の柱19の上下
端間に溝形鋼からなる図示せぬ大梁を架け渡し、大梁間
に複数の小梁を差し渡して箱形躯体を形成し、この箱形
躯体に複数のスタッド(間柱)も取り付けた後、小梁に
天井パネルや床パネルを貼着し、スタッドに内壁パネ
ル、界壁パネル、外壁パネル20等を貼着して構成され
ている。ここで、鋼製の柱19や大梁には、防錆のため
に、溶融亜鉛メッキが施されている。各外壁パネル20
は、外装面材21と、この外装面材21の裏面側に縦横
に配された補強縦桟23、補強横桟(図示略)とからな
り、建物ユニット18Aの一の外壁パネル20と建物ユ
ニット18Bの一の外壁パネル20とは、略同一面内に
位置するように隣接して設置され、建物の外壁部分を構
成している。
【0025】この例において、外装面材21には、厚さ
10〜20mmの硬質木片セメント板等の、ALC版、
コンクリート版に比べて薄いものが利用されている。厚
いものでも勿論構わないが、この発明のガスケットは薄
い外装面材21の目地部に好適なものであるから、ここ
では薄い外装面材21を例にとって説明する。なお、補
強縦桟23及び補強横桟は、鋼材からなり、防錆のため
に、溶融亜鉛メッキが施されている。
【0026】両建物ユニット18A,18Bの外壁パネ
ル20,20を構成する外装面材21,21の端部間に
は、建物の縦方向に真っ直ぐ延びる目地部22があり、
目地部22を構成する各外装面材21の端部表面には、
凹所21aを形成し、ガスケット密着面21bを構成す
る切欠が形成されている。21cで示すものは目地部2
2の裏面側の角である。最外側の補強縦桟23は、外装
面材21の端部より内側に引っ込んだ位置に配され、そ
の位置で柱19と合わせられ、外装面材21の端部裏面
側には、適当な空間24が開けられている。なお、図示
していないが、最外側の補強縦桟23と柱19との間に
は、ウレタン発泡体等の防水シートが介挿されている。
【0027】次に、この例のガスケット30は、図1に
示すように、外装面材21の表面側に配されて目地部2
2の表面を覆う幅を持つ帯板状の表装部32と、この表
装部32の裏面の幅方向中央に突設され各先端が目地部
22の幅方向外方に拡がるよう斜めに延び、各外側面3
4aが目地部22の裏面側において外装面材21の端部
の角21cに当接する一対のひれ状の可撓性を持つ押さ
え板34,34とを備えている。
【0028】上記表装部32の幅方向両端には、外装面
材21,21の表面に対する密着性を良くするための湾
曲状のリップ33が形成されている。一方、押さえ板3
4の先端部には、外装面材21,21の裏面に対する密
着性を良くするために、外向きに突出して表装部32側
に反り返る反り返り部36が設けられている。また、一
対の押さえ板34,34は、表装部32の幅方向中心線
(面)に関して左右対称とされ、それぞれの根元は互い
に平行になって表装部32に一体化されており、これら
の根元部間には、押さえ板34の可撓性を良好にするた
めに、凹溝38が形成されている。
【0029】次に、ガスケット30の素材について言及
する。この例においては、ガスケット30の主要部、す
なわち、押さえ板34,34及び表装部32の裏面側部
分32bは、外装面材21の端部に表面側と裏面側とか
ら弾性的に接触(弾接)して止水性を高めるために、E
PDM(エチレン−プロピレン−ジエン−ターポリマ)
等のゴム弾性体(硬度55度〜75度)を素材として構
成されている。一方、表装部32表面には、外壁の外観
連続性を確保するために、外装面材21の表面と同一の
化粧が施されており、それ故、表装部32の表面側部分
32aは、塗膜密着性に優れるCSM(クロロスロホン
化ポリエチエン)等のゴム弾性体を素材として構成され
ている。上記ガスケット30は、EPDMの押出し機と
CSMの押出し機の口金部分を共通にすることにより、
複層一体成形品として形成される。
【0030】このガスケット30を目地部22に装着す
るには、作業者が建築途中の建物ユニット18A,18
Bの目地部22の真上に乗り、ガスケット30の下端部
を目地部22の上端部に挿入する。このとき、何等かの
手段により(例えば手で摘んでも良い)、自然状態で外
側に開いた押さえ片34を、図2に示すように閉じた状
態にする。そして、この状態で目地部22に挿入する。
目地部22に押さえ板34を閉じた状態で挿入して押さ
え板34の拘束を解くと、ガスケット30の表装部32
が目地部22の表面側を覆い隠し、目地部22の裏面側
において、押さえ板34が外側に開いて、傾斜した外側
面34aが外装面材21,21の端部の角21c,21
cに弾性的に接触し、これにより外装面材21,21が
表装部32と押さえ板34,34により挟まれること
で、ガスケット30の下端部が目地部22の上端部に保
持される。この後、ガスケット30を目地部22に垂直
に落とし込んで行けば、ガスケット30は、表装部32
と押さえ板34,34とで外装面材21,21を挟んだ
まま、下方にスライドして装着される。
【0031】ガスケット30の挿着の態様にはいくつか
あり、図3(a)に示すように、目地部22の幅が狭い
場合は、一対の押さえ板34,34の開く角度が小さい
まま、外装面材21,21の裏面の角21c,21c
に、押さえ板34,34の根元に近い部分で、外側面3
4a,34aが当たる。また、図3(c)に示すよう
に、目地部22の幅が広い場合は、一対の押さえ板3
4,34の開く角度が大きくなり、外装面材21,21
の裏面の角21c,21cに、押さえ板34,34の先
端に近い部分で、外側面34a,34aが当たる(この
とき、反り返り部36も外装面材21の裏面の角21
c,21cに当たることもある)。また、図3(b)に
示すように、目地部22の幅が中位の場合は、一対の押
さえ板34,34の開く角度が中位になり、外装面材2
1,21の裏面の角21c,21cに、押さえ板34,
34の中間部分で、外側面34a,34aが当たる。い
すれの場合も、表装部32と一対の押さえ板34,34
とで外装面材21,21の端部を挟み込んでいるので、
この弾性的な接触により、ガスケット30が目地部22
に保持され、目地部22の中心に表装部32が位置決め
される。これは、一対の押さえ板34,34が、表装部
32の幅方向中心線(面)に関して左右対称に形成され
ているので、表装部32が目地部22の中心に存在する
状態が、力学的に最も安定するからである。なお、一定
の目地幅のもとでは、外装面材21が厚い場合には、ガ
スケット30は、図3(c)に示す態様で挿着され、外
装面材が薄い場合は、同図(a)に示す態様で挿着さ
れ、また、外装面材が中位の場合は、同図(b)に示す
態様で装着される。
【0032】このように、この例の構成によれば、目地
部22の中心に表装部32が位置決めされた状態で、ガ
スケット30が目地部22に保持されるので、ガスケッ
ト30の蛇行が防止され、見栄えが良くなる。このと
き、ガスケット30の表装部32と外装面材21,32
の表面とが接触し、ガスケット30の押さえ板34,3
4と外装面材21,21の裏面とが接触しているので、
2箇所の止水ラインが構成され、止水性能の信頼性が高
まる。
【0033】また、外に開いた形の押さえ板34,34
が目地部22の幅や外壁パネル(外装面材)の厚みに応
じて開閉するので、目地部22の幅の大小や外壁パネル
(外装面材)の厚薄に対応できる範囲が広がる。また、
目地部22の両側の外装面材21,21間に前後方向
(外壁パネルの面に直交する方法)に若干のずれがある
場合でも、ガスケット30の表面側の表装部32と裏面
側の押さえ板34とで外装面材21の端部を挟み込むこ
とができるので、確実に止水でき、また、表装部32両
端の湾曲状のリップ33,33が、そのずれを吸収する
ことで、目地部22を平滑に仕上げることが可能とな
る。なお、外装面材21の端部表面に設けた切欠の深さ
を、表装部32の厚さと同じ程度にすれば、目地部22
をさらに平滑に仕上げることができる。
【0034】なお、この例のガスケット30は、外装面
材21,21(外壁パネル20,20)を略同一面内に
並べることで生じる目地部22に適用できるだけでな
く、図4に示すように、2つの建物ユニット18A,1
8Bの外装面材21,21(外壁パネル20,20)
を、互いに交差させて、入隅部を形成する場合、当該入
隅部に生じる目地部22aにも適用できる。
【0035】建物ユニット18B側において、外装面材
21の端部表面には凹部21aが設けられ、この端部表
面に、ガスケット密着面25aを形成するためのスペー
サ25がねじ26により固定されている。そして、この
スペーサ25により構成されるガスケット密着面25c
と、建物ユニット18A側の外装面材21の端部のガス
ケット密着面21bとが同一平面に形成され、そこにガ
スケット30の表装部32が密着させられている。それ
以外は、図3に示したものと略同様であるので、その説
明を省略する。
【0036】◇第2実施例 次に、第2実施例として、治具を用いてガスケット30
を装着する方法について説明する。図5に示すように、
この治具40は、中央のコ字状溝部41の両側に反対向
きのコ字状溝部42,42を一体的に設けた断面形状を
持つものであり、ガスケット30と同じ長さの長尺体と
して構成されている。なお、冶具40の材質としては、
上記断面形状を保持できる材質、例えば、硬質塩化ビニ
ル樹脂等の合成樹脂板や塩ビ鋼板等の金属板が好適であ
る。
【0037】ガスケット30を目地部22に装着するに
は、まず図5に示すように、治具40の中央のコ字状溝
部41に、ガスケット30の一対の押さえ板34,34
を強制的に閉じた状態で嵌め込む。その際、一対の押さ
え板34,34とコ字状溝部41との間の空間に紐45
を通し、紐45の先端に離脱ブロック46を固定してお
く。この離脱ブロック46は紐45を引っ張ることによ
り、治具40とガスケット30の間に進入し、進入する
に従い、例えばその先端のくさび形部の作用で、空間を
押し広げ、ガスケット30を治具40のコ字状溝部41
から離脱させるものである。
【0038】このように治具45にガスケット30を嵌
め込んだら、図6に示すように、作業者が建築途中の建
物ユニット18A,18Bの目地部22の真上に乗り、
治具40とガスケット30とを一緒に、上方から目地部
22に挿入する。その際、外装面材21の表面側にガス
ケット30の表装部32を位置させ、かつ外装面材21
の裏面側に治具40を位置させ、離脱ブロック46を下
端に位置させ、紐45を上から出して挿入する。治具4
0は、目地部22の裏面側の空間24に挿入される。
【0039】図7(a)に示すように、治具40とブラ
ケット30を目地部22に挿入したら、上から紐45を
引っ張り上げる。そうすると、離脱ブロック46がガス
ケット30と治具40の間に強制的に入り込むことによ
り、ガスケット30が治具40から離脱する。そして、
一対の押さえ板34,34が自身の弾性復元作用によ
り、図7(d)に示すように外側に開き、押さえ板3
4,34の外側面34a,34aが、外装面材21,2
1の裏面の角21c,21cに当たり、ガスケット30
が正しくセットされる。その後、治具40は取り外して
も良いし、後に残して別の用途に用いても良い。
【0040】このように治具40を用いた場合、ガスケ
ット30を上から簡単に挿入することができる。したが
って、建物の外周に足場を設ける必要がなく、作業が簡
単で安全に行えるようになる。
【0041】◇第3実施例 次にこの発明の第3実施例について説明する。図8は、
この発明の第3実施例であるガスケット50の構成を示
す断面図である。この例のガスケット50は、一対の押
さえ板34,34の内側に、中空部55を有するチュー
ブ部51を一体的に形成してなっている。この場合、チ
ューブ部51の断面は略菱形をなし、そのうち2辺が押
さえ板34,34によって構成され、残る2辺がヒンジ
(薄肉部)52,52,53を介して連結された2枚の
帯板51a,51aによって構成されている。チューブ
部51の下端面には、高密度ポリエチレン等の高分子フ
ィルム(図示略)が熱溶着されていて、中空部55の一
端側を閉塞状態にしている。なお、上記以外の各部は、
図1の対応各部と同一であるので、同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0042】この例のガスケット50を目地部22に装
着するには、作業者が建築途中の建物ユニット18A,
18Bの目地部22の真上に乗り、まず、チューブ部5
1の上端から中空部55内を真空ポンプ等で真空引き
し、中空部55内を外部より減圧状態にする。そうする
と、チューブ部51が収縮し、菱形のチューブ部51の
ヒンジ52,52,53で折曲されることにより、中空
部55が収縮し、チューブ部51が潰れる。そして、一
対の押さえ板34,34が閉じられる。そこで、この状
態で図9に示すように、表装部32を目地部22の表面
側に位置させて、目地部22の上端部にガスケット50
下端部の押さえ板34,34を挿入する。この後、ガス
ケット50を目地部22の下端部まで垂直に落とし込ん
で行く。ガスケット50が目地部22の下端部にまで達
すると、中空部55の真空引きを停止する。すると、外
気が導入され、押さえ板34,34や帯板51a,51
aの弾力によりチューブ部51が復元し、一対の押さえ
板34,34が開き、斜めに延びる押さえ板34,34
の外側面34a,34aを、目地部22の裏面側におい
て、外装面材21,21の端部の角21c,21cに当
接させる。この場合も、図10に示すように、上述の第
1実施例(図3)において示したと全く同様に、目地部
22の幅の大小に対応して、押さえ板34,34の開き
具合が調節されて、ガスケット50が目地部22に装着
される。なお、真空吸引後の下端部は、そのまま塞いだ
ままにしておいても良いし、再度開いても良い。
【0043】この例の真空引きによる挿入方法によれ
ば、ガスケットの挿入作業が簡単にできる。特に、チュ
ーブ部51の周壁の一部をヒンジ52,53で連結した
帯板51a,51aにより構成したので、ヒンジ52,
53が屈曲することにより、チューブ部51が容易に潰
れ、押さえ板34,34を閉じるための減圧操作が楽に
なる。一方、真空吸引後のチューブ部51(したがっ
て、押さえ板34,34)の復元力も大となり、押さえ
板34,34の外側面34a,34aを、目地部22の
裏面側において、外装面材21,21の端部の角21
c,21cに強く当接させることができ、止水性の向上
が図られる。
【0044】◇第4実施例 図11は、この発明の第4実施例であるガスケット60
の構成を示す断面図である。この例のガスケット60
が、第3実施例のガスケット50と異なるところは、押
さえ板34,34の根元部間の凹溝38(図8参照)を
廃するようにした点である。チューブ部51を設けて、
真空引きする形式のガスケットの場合は、押さえ板3
4,34を閉じるための力を大きく設定できる。したが
って、この例のガスケット60のように、押さえ板3
4,34の根元部間に凹溝38を設けないようにして
も、押さえ板34,34を閉じることができる。
【0045】◇第5実施例 図12は、この発明の第5実施例であるガスケット70
の構成を示す断面図である。この例のガスケット70の
ように、反り返り部36の先端に、ヒンジ57aを介し
て、表装部32側に延びる延長ひれ部57を設けても良
い。この場合は、図13(a)に示すように、目地部2
2の幅が小さい場合、押さえ板34,34があまり開か
ない状態で、表装部32に近い位置で外装面材21,2
1の角21c,21cに接触する。したがって、延長ひ
れ部57の先端が外装面材21の裏面に接触し、この部
分で外装面材21,21との止水性が確保される。ま
た、図13(c)に示すように、目地部22の幅が大き
い場合は、押さえ板34,34が大きく開いた状態で表
装部32から遠い位置で外装面材21,21の角21
c,21cに接触する。したがって、この場合は、延長
ひれ部57,57がヒンジ57a,57a(図12参
照)部分で屈曲した状態で外装面材21,21の裏面に
接触し、この部分で外装面材21,21との止水性が確
保される。中間の場合は図13(b)に示すように、図
13(a)の状態と図13(c)に示す状態の中間の状
態になる。このように、この例のガスケット70によれ
ば、常に外装面材21の裏面側に接触する延長ひれ部5
7を設けたので、目地部22の大小にかかわらず、一段
と良好な止水性を確保できる。
【0046】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、外壁パネ
ルの補強桟や建物ユニットの柱は、鉄骨系に限らず、木
質系でも良い。ただし、木質系の場合は塗装、防腐処理
を施すのが望ましい。目地部にガスケットを挿入する方
向は、上からに限らず、外装面材の前面からでも良い。
また、真空引きしない形式の実施例(図1参照)に延長
ひれ部(図12参照)を設けても良い。
【0047】ガスケットの材質として、表装部の表面側
部分には、CSM等のゴム弾性体に代えて、別種の高硬
度ゴムや金属板を用いても良い。あるいは、表装部の表
面側部分を硬質EPDM(例えば、硬度75〜100
度)で構成し、一方、押さえ板及び表装部の裏面側部分
を軟質EPDM(例えば、硬度55〜75度)で構成す
るようにしても良い。ガスケットを単層成形品として、
全体を単一のゴム弾性体で構成しても勿論良い。また、
ガスケットの押さえ板34と外装面材との接触部に、ブ
チルゴムテープ等の粘着材をあらかじめ貼り付けておく
ようにしても良く、このようにしておけば、取付け後の
止水性をさらに高めることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明の構成によれば、ガスケットの裏面に一対の可撓性を
持つ押さえ片を斜め外方に延びるように突設したので、
目地幅の大小にかかわらず、目地部の中心にガスケット
を位置させることができ、ガスケットの蛇行を防止する
ことができ、外からの見栄えを良くすることができる。
特に、外に開いた形の押さえ板が目地幅や外壁パネル
(外装面材)の厚みに応じて開閉するので、目地幅の大
小や外壁パネル(外装面材)の厚薄に対応できる範囲が
広がる。また、目地部の両側のパネル間に前後方向(外
壁パネルの面に直交する方向)に若干のずれがある場合
も、ガスケットの表面側の表装部と、裏面側の押さえ板
とでパネルを挟み込むことができるので、そのずれを吸
収することができ、目地部を平滑に仕上げることが可能
となる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、押さえ板の
先端に、常にパネルの裏面側に接触する延長ひれ部を設
けたので、目地部の大小や外壁パネル(外装面材)の厚
薄にかかわらず、良好な止水性を確保できる。
【0050】請求項3記載の発明によれば、作業者はパ
ネルの目地部の長手方向一端側から作業を行うことがで
きる。したがって、外壁パネルの縦目地部にこのガスケ
ットを装着する場合、作業者は目地部の上端側に居て作
業を行うことができ、建物外周に足場を設けて作業者が
上下に移動しながら作業を進めたりする必要がなく、簡
単にかつ安全に作業を行える。
【0051】請求項4記載の発明によれば、チューブ部
の内圧を調節することにより、押さえ板を開いたり閉じ
たりすることができ、ガスケットの目地部への挿入作業
の容易化を図ることができる。
【0052】請求項5記載の発明によれば、チューブ部
自体が潰れやすくなるため、押さえ板を閉じるための減
圧操作が楽になる。
【0053】また、請求項6記載の発明によれば、真空
引きしながら挿入するだけで、ガスケットを簡単に目地
部に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるガスケットの構成
を示す断面図である。
【図2】同ガスケットの装着対象である目地部の構造を
示す断面図である。
【図3】各種幅寸法の目地部に同ガスケットを装着した
状態を示す断面図である。
【図4】各種幅寸法の目地部に同ガスケットを装着した
状態を示す断面図である。
【図5】この発明の第2実施例であるガスケットの装着
方法を説明するための説明図であり、(a)は治具に同
ガスケットの押さえ板を嵌め込んだ状態を示す断面図、
(b)は同状態を示す斜視図である。
【図6】同ガスケットの装着方法を説明するための説明
図であり、(a)は図5の状態に組み立てたガスケット
と治具を、建物の外壁パネルの目地部に挿入している状
態を示す斜視図、(b)は挿入し終わった状態を示す斜
視図である。
【図7】(a)は図6(b)の状態を上から見た場合の
断面図、(b)は(a)に示す状態から紐を上に引き上
げることにより、同ガスケットを治具から離脱させた状
態を示す断面図である。
【図8】この発明の第3実施例であるガスケットの構成
を示す断面図である。
【図9】同ガスケットの施工方法の説明に供する断面図
である。
【図10】同ガスケットの作用説明に供する断面図であ
る。
【図11】この発明の第4実施例であるガスケットの構
成を示す断面図である。
【図12】この発明の他の実施例のさらに他の変形例を
示す断面図である。
【図13】この発明の第5実施例であるガスケットの構
成を示す断面図である。
【図14】従来のガスケットの取付状態を示す断面図で
ある。
【図15】従来の他のガスケットの取付状態を示す断面
図である。
【図16】従来のさらに他のガスケットの取付状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
20 外壁パネル 21 外装面材(外壁パネルの一部) 21c 角 22 目地部 30,50,60,70 ガスケット 32 表装部 34 押さえ板 34a 外側面 36 反り返り部 40 治具 41 コ字状溝部 51 チューブ 51a 帯板 52,53,57a ヒンジ 55 中空部 57 延長ひれ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 605 E 6951−2E 611 B 6951−2E M 6951−2E 642 F 6951−2E 644 C 6951−2E D 6951−2E 2/94 E04F 13/08 Y 9127−2E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁パネルと隣の外壁パネルとの間の目
    地部に挿着される外壁パネル用ガスケットであって、前
    記外壁パネルの表面側に配され前記目地部を覆う幅を持
    つ帯板状の表装部と、該表装部の裏面の幅方向中央に突
    設され各先端が前記目地部の幅方向外方に拡がるよう斜
    めに延び、各外側面が前記目地部の裏面側において前記
    外壁パネルの端部の角に当接する一対のひれ状の可撓性
    を持つ押さえ板とを備えてなることを特徴とする外壁パ
    ネル用ガスケット。
  2. 【請求項2】 前記各押さえ板の先端に外向きに突出し
    て表装部側に反り返る反り返り部を設け、該反り返り部
    の先端にヒンジを介して、表装部側に延びる延長ひれ部
    を設けてなることを特徴とする請求項1記載の外壁パネ
    ル用ガスケット。
  3. 【請求項3】 前記外壁パネル用ガスケットの前記外方
    に拡がる一対の押さえ板を、強制的に閉じた状態で、治
    具に設けたコ字状溝に嵌め込み、この状態で前記外壁パ
    ネルの表面側に前記外壁パネル用ガスケットの表装部を
    位置させ、かつ外壁パネルの裏面側に治具を位置させ
    て、前記目地部の長手方向一端から他端に向かって外壁
    パネル用ガスケットと治具とを挿入し、挿入後、前記治
    具のコ字状溝から外壁パネル用ガスケットの押さえ板を
    離脱させ、自身の弾性復元作用により、前記斜めに延び
    る押さえ板の外側面を前記目地部の裏面側において前記
    外壁パネルの端部の角に当接させることを特徴とする請
    求項1又は2記載の外壁パネル用ガスケットの取付施工
    方法。
  4. 【請求項4】 前記一対の押さえ板の内側に、中空部を
    有するチューブ部を一体的に形成してなることを特徴と
    する請求項1又は2記載の外壁パネル用ガスケット。
  5. 【請求項5】 前記チューブ部の周壁をヒンジを介して
    連結された帯板で構成したことを特徴とする請求項4記
    載の外壁パネル用ガスケット。
  6. 【請求項6】 前記外壁パネル用ガスケットの中空部内
    を真空引きしてチューブ部を収縮させることにより一対
    の押さえ板を閉じ、この状態で表装部を目地部の表面側
    に位置させて、該目地部に外壁パネル用ガスケットを挿
    入し、挿入後、前記中空部の真空引きを停止して外気を
    導入することにより、チューブ部を復元させて一対の押
    さえ板を開き、これにより前記斜めに延びる押さえ板の
    外側面を前記目地部の裏面側において前記外壁パネルの
    端部の角に当接させることを特徴とする請求項4又は5
    記載の外壁パネル用ガスケットの取付施工方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003074129A (ja) * 2001-09-04 2003-03-12 Nishikawa Rubber Co Ltd 建物の目地用ガスケット
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