JPH0859866A - 耐湿性およびレトルト包装用の重合体状フィルム用プライマーコーティング - Google Patents

耐湿性およびレトルト包装用の重合体状フィルム用プライマーコーティング

Info

Publication number
JPH0859866A
JPH0859866A JP7173425A JP17342595A JPH0859866A JP H0859866 A JPH0859866 A JP H0859866A JP 7173425 A JP7173425 A JP 7173425A JP 17342595 A JP17342595 A JP 17342595A JP H0859866 A JPH0859866 A JP H0859866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
shellac
primer coating
mol
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7173425A
Other languages
English (en)
Inventor
Hermann Dr Dallmann
ヘルマン、ダールマン
Thomas Dries
トーマス、ドリース
Krause Guenter
ギュター、クラウゼ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Polyester Film GmbH
Original Assignee
Mitsubishi Polyester Film GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE4110640A external-priority patent/DE4110640A1/de
Application filed by Mitsubishi Polyester Film GmbH filed Critical Mitsubishi Polyester Film GmbH
Publication of JPH0859866A publication Critical patent/JPH0859866A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐湿およびレトルト包装用途に適したフィル
ムの提供。 【解決手段】 耐湿およびレトルト包装用途に適したフ
ィルムを製造するためのプライマー塗料およびそのプラ
イマー塗料を有する重合体状フィルムを開示する。この
プライマー塗料は、共に水溶性または分散性のセラック
成分およびコポリエステル成分を含んでなる。セラック
成分は変性セラック樹脂、例えばセラックワニス、セラ
ック−ラッカー、またはセラック共重合体、を包含する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも片面に
有効量のプライマー塗料組成物を有する重合体フィルム
に関する。プライマー塗料はセラック組成物と均一に混
合したコポリエステル組成物からなる。このプライマー
塗料組成物は、耐湿性またはレトルト包装フィルムの分
野で優れており、公知の耐湿性またはレトルト包装フィ
ルムより優れた密着性を有することが分かった。
【0002】レトルトフィルムは良く知られており、一
般的に食品、特に液体を含む食品、例えば野菜、肉、果
物、およびその他、に、あるいは乾燥食品にも、包装材
料として使用される。レトルトフィルムは、食品を入れ
て密封し、食品を十分に長い貯蔵寿命にわたって(室温
で、あるいは冷蔵庫または冷凍庫内で)保存することが
でき、沸騰水に入れた時、または食品調理用のマイクロ
波の中に置いた時に、調理条件に耐えられる様な袋に使
用する。この様に、レトルトフィルムはガスバリヤー特
性が高く、水蒸気透過性が低い必要がある。また、フィ
ルムは熱密封性で、印刷することができ、透明であるこ
とも好ましい。
【0003】アルミニウムホイルまたは金属被覆を有す
る熱可塑性レトルト包装物または袋は、ガスバリヤー特
性が優れ、水蒸気透過性が低いが、透明ではないので、
袋内に含まれる食品が目に見えないという明らかな欠点
がある。消費者アンケートからは、透明なレトルト包装
が顧客に非常に好まれることが分かっている。
【0004】セラミック材料、例えばSiOx 、を基剤
とするバリヤー層を自己支持層上に堆積させた、レトル
ト処理できる透明な包装用ラミネートがEP−A−05
45856に記載されている。
【0005】非レトルト用途では、耐湿性フィルムの水
蒸気透過性が低いのが望ましい場合が多い。その様なフ
ィルムは、例えば湿度の高い南方の気候における包装用
途に使用される。その様な包装は、ポテトチップ、クッ
キー、ピクルス、および調味料(accouterments) 、例え
ばケチャップ、マスタード、サワークリーム、およびサ
ラダドレッシング、に有用である。この種の非レトルト
包装フィルムでは、中身を光や紫外線による品質低下か
ら保護するために金属被覆するのが望ましい場合が多
い。
【0006】多くの場合、包装フィルムは良好なインク
密着性を必要とし、プライマー層全体の相対的な毒性が
重要になる。本発明は、処理区域上に堆積させた水系お
よび溶剤系のインクおよび接着剤、金属または他の被覆
(例えばDE−A−2813014に記載されている様
な写真印刷被覆)に対して高い密着性を示し、高相対湿
度、水、沸騰水、滅菌処理に対する耐性を有し、特にバ
インダーのCl含有量が低く、溶剤のMEK含有量が低
いインクに対して特に良好な密着性を有する、延伸し、
被覆した熱可塑性フィルムに関する。
【0007】重合体、例えばアクリル樹脂、塩化ビニリ
デンを含む成分および他の多くの類似のプライマー、を
基剤とするプライマー塗料組成物は、該プライマー材料
の成分がそれと接触する食品中へ移行する可能性がある
ために、毒性が問題になっている。ポリエステルフィル
ム用の非毒性被覆は、例えばUS−A−4,486,4
83、US−A−4,493,872またはEP−A−
0316620に記載されている。
【0008】残念ながら、US−A−4,486,48
3に記載されている非毒性のインク密着性被覆およびU
S−A−4,493,872に記載されている金属密着
促進性コポリエステルは優れた耐湿性を有していない。
【0009】EP−A−0316620に記載されてい
る非毒性の耐湿性被覆系は2成分系であり、反応して炭
素数10〜18の脂肪酸のアルカリ土類塩を形成する。
この密着促進剤の主な欠点は、経費のかかる逐次被覆工
程により2成分を塗布しなければならないことであり、
2成分の必要量を正確に配量するために行なわなければ
ならない実験の方法が非常に大きな問題である。さら
に、そこに記載されている例は、約40℃の温度におけ
る高相対湿度に限られている。
【0010】Matsuda らへのEP−A−0550039
は、レトルト包装に適当であり、非レトルト用途、例え
ばケチャップ、マヨネーズ、マスタード、サラダドレッ
シング、およびその他、にも適当なガスバリヤーフィル
ムを記載している。このガスバリヤーフィルムは、良好
なガスバリヤー特性を有するフィルムを形成するために
酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素被覆を施したプラス
チックフィルム基剤を含む。
【0011】FunderburkらへのUS−A−4,493,
872には、重合体フィルム、例えばポリアミド、ポリ
オレフィン、ポリスルホン、ポリアセタール、ポリカー
ボネート、およびポリエステル(例えばポリエチレンテ
レフタレート)、に塗布できるコポリエステルプライマ
ー被覆が開示されている。このコポリエステル塗料組成
物は、重合体支持体に塗布した場合、重合体支持体と、
続いて施す金属被覆との間に優れた密着性を与える。
【0012】このコポリエステルプライマー塗料組成物
は、 a)イソフタル酸約65〜95モル%、 b)少なくとも1種の脂肪族ジカルボン酸約0〜30モ
ル%、 c)少なくとも1種のスルホモノマー約5〜15モル
%、および d)化学量論的な量の、炭素数が約2〜11の、少なく
とも1種のアルキレングリコールからなる。
【0013】Mahlerへのカナダ特許第818,450号
明細書には、重合体フィルム基材に対する従来のインク
および接着剤の密着性を強化するためのセラックの使用
が記載されている。重合体フィルムに塗布するセラック
の量は、乾燥状態で、1000平方フィートあたり約
0.06ポンドである。セラックは、約1重量%セラッ
クになる様にアルカリ水溶液中に溶解させ、さらに水で
希釈することができる。セラックは、フィルム製造の際
に基材フィルムに施されている(一般的にイン−ライン
法と呼ばれる)。さらに、セラックはオフ−ライン方式
で(重合体フィルム製造工程の後に)施すこともできよ
う。
【0014】本発明者らは、上記の問題点を考慮して研
究した結果、接着性が優れた耐水性の配向熱可塑性フィ
ルム、特に配向ポリエステルフィルム、が、分子中に有
機スルホン酸塩基を含む非毒性ポリエステル樹脂および
非毒性セラック成分を含む水性プライマー系を、フィル
ムの表面に、配向および結晶化が完了する前に塗布する
ことにより得られることを発見した。
【0015】得られた製品中、特許請求する被覆系の薄
い層が、熱可塑性重合体から製造された配向フィルム
と、その被覆されたフィルム上に堆積させたインク、接
着剤、他の被覆系または金属との間にはさまれている。
【0016】最も広い意味で、本発明は、水溶性または
水分散性のコポリエステルおよびセラック組成物からな
るプライマー塗料を含む。この意味では、セラック部分
はプライマー塗料の5〜95重量%で、残りはコポリエ
ステルである。コポリエステルを水溶性または水分散性
にするために、コポリエステルは少なくとも5モル%の
スルホモノマーを含むべきである。スルホモノマーは一
般的にジカルボン酸核に付加したスルホネート基であ
る。
【0017】本発明は、(i)配向したプラスチックフ
ィルム、(ii)少なくとも5モル%のスルホモノマーを
含む少なくとも1種のコポリエステルおよびセラック組
成物を含んでなる耐湿性塗料を含んでなる被覆された耐
湿性熱可塑性フィルムにも関連する。
【0018】好ましい態様において、本発明は、(i)
配向したポリエステルフィルム、(ii)そのフィルムの
少なくとも片面上にある、5モル%のスルホモノマーを
含む少なくとも1種のコポリエステルおよびセラック組
成物を含んでなるプライマー塗料であって、印刷イン
ク、金属の密着を改良するのに有効な重量で存在し、コ
ポリエステルだけまたはセラックだけを基材とする塗料
よりも耐湿性が高いプライマー塗料を含んでなる被覆さ
れた耐湿性ポリエステルフィルムである。
【0019】本発明の一般的な目的は、プライマー被覆
を有する重合体フィルムであって、プライマー被覆が重
合体フィルム上で完全に乾燥した後は耐湿性である重合
体フィルムを製造することである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の上記の目的および特徴を
維持する中で、様々な重合体基材を重合体フィルムとし
て使用することができる。ポリエステル、コポリエステ
ル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリカーボネート、
ポリスルホン、および上記の個々の物質の共重合体およ
び/または上記の個々の物質の混合物もすべて適当な材
料である。好ましい基材重合体はポリエステルであり、
より好ましくはポリエチレンテレフタレートである。ポ
リエチレンテレフタレート以外のポリエステルの例は、
ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘ
キサンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタ
レート、またはこれらの混合物である。ポリアミドの例
は、ナイロン−6、ナイロン−4、ナイロン−66、ナ
イロン−12、およびこれらの混合物である。ポリオレ
フィンの例は、ポリプロピレン、ポリエチレン、シクロ
オレフィン、エチレン−アクリル−共重合体および/ま
たはこれらの材料の混合物である。基材重合体は、ポリ
エステルおよびコポリエステルの、ポリエステルおよび
ポリオレフィンのコポリエステルの、または3層、例え
ばポリエステル−ポリエステル−ポリエステル、または
ポリエステル−コポリエステル−ポリエステル、および
その他、のラミネートでもよい。基材フィルムとしてポ
リエステル、特にポリエチレンテレフタレート、を使用
して本発明を説明するが、本発明はここに記載する他の
重合体を基材とする重合体フィルムにも適用できる。
【0021】これらの様々な重合体からフィルムを製造
するために、この分野で良く知られている技術を、良く
知られている装置と共に使用することができる。例え
ば、ポリエステル樹脂を溶融させ、冷却した、研磨した
回転キャスティングドラム上に押し出し、重合体のキャ
ストシートを形成することができる。その後、フィルム
を温度80〜120℃で、1方向、すなわち押出し方向
(縦方向)または押出しと直角の方向(横方向)に延伸
する。この第一の延伸工程の後、第一延伸と直角の方向
にさらに延伸するのが望ましい場合がある。フィルムに
強度および耐久性を与えるための延伸の量は、ポリエス
テルフィルムの場合、1または両方向で本来のキャスト
シート寸法の約3.0〜5.0倍でよい。延伸作業は、
重合体樹脂の二次転移温度あたりから重合体が軟化およ
び融解する温度より低い温度までの範囲で行なう。縦方
向および横方向延伸工程の数および順序は決められたも
のではなく、必要条件に応じて異なる。個々の延伸作
業、すなわち「縦方向」および「横方向」は1またはそ
れより多い工程で行なうことができる。同様に、同時延
伸も可能である。
【0022】延伸加工により得られるフィルムは、1方
向における強度(1軸延伸)、両方向において釣り合っ
た機械的特性(釣合いのとれたフィルム)、または横お
よび/または縦方向で特別な強度(引張または超引張フ
ィルム)を有することができる。
【0023】フィルムを延伸した後、重合体を結晶化す
るのに必要な時間、フィルムを熱処理する。結晶化によ
り、フィルムに安定性および良好な引張特性が付与され
る。ポリエチレンテレフタレートを熱処理する場合、1
90℃〜240℃、より好ましくは約215〜235
℃、の温度を作用させる。
【0024】上記の重合体フィルムのいずれも、通常の
添加剤、例えば酸化防止剤、つや消し剤、顔料、充填
材、例えばシリカ、炭酸カルシウム、カオリン、二酸化
チタン、重合体フィルムと相容性がある有機粒子、帯電
防止剤、UV安定剤、およびその他、を含むことができ
るが、すべてこの分野で良く知られている。
【0025】本発明に適当な重合体フィルムの厚さは、
一般的に約0.5〜500μm、特に0.5〜350μ
m、である。包装用フィルムの場合、より好ましくは約
8〜50μmである。
【0026】本発明のプライマー塗料組成物は、2つの
部分、すなわちセラック成分およびコポリエステル成分
である。セラック成分は、セラック自体、つまりある種
の木を食料とする特殊な昆虫の分泌物により生産される
天然樹脂でよい。セラック成分は、改質セラック樹脂、
例えばセラックおよびワニス、でもよく、あるいは他の
合成樹脂、例えばラッカーで改質したものも公知であ
る。セラック成分はセラック−共重合体材料を含むこと
もでき、その場合、共重合体は例えば、プライマー塗料
および重合体基材の両方と相容性がある、メタクリレー
ト、アクリレート共重合体、エポキシ、ウレタン、アル
キド、フェノール性(フェノール−ホルムアルデヒド)
または他のセラック共重合体でよい。改質セラック樹脂
およびセラック共重合体を使用する場合、そこに含まれ
るセラック樹脂は少なくとも51重量%、好ましくは少
なくとも80重量%、である。市販のセラック品種は精
製してあり、一般的に脱ワックスおよび/または漂白し
てあり、予めアルカリ性にしてある場合もある。
【0027】上記の熱可塑性樹脂フィルム表面の上塗り
に使用する、本発明の分散液の製造では、Kalkhof GmbH
(Persen u. Stoeber KG, Mainz 、ドイツ連邦共和国)
から得た、商品名セラックKPS 63 FO-KH、セラックKPS
55 ASTRAおよびセラックKPS2411、より好ましくはセラ
ックKPS 63 FO-KH、セラックKPS 55 ASTRA、を使用し
た。セラックKPS 63 FO-KHは予めアルカリ性にしてあ
り、水に直接溶解させることができるが、KPS 55 ASTRA
は溶解に塩基性の媒体を必要とする。KPS 55 ASTRAはア
ルカリフリーセラックであり、その明るさのために特に
好ましい。KPS 2411はグラフト化されたアクリル性セラ
ックの分散液である。本発明の分散液の製造に使用する
セラック溶液の製造を例で説明する。開示する本発明の
プライマー塗料は、この供給者の上記の、および他のセ
ラック品種に限定されるものではない。他の供給者の品
種も同様に使用できる。良好な明るさを有する、予めア
ルカリ性にしていないセラック品種が好ましい。
【0028】2成分プライマー塗料に関して、セラック
部分はプライマー塗料組成物の5〜95重量%を占める
ことができ、残りはコポリエステルである。好ましく
は、セラック部分はプライマー塗料組成物の30〜70
重量%である。セラックが水溶性または水分散性ではな
い場合、セラックを水溶性にするか、あるいはアルカリ
性媒体、例えば炭酸アンモニウム、苛性ソーダ、アンモ
ニア、およびその他、に溶解させることができる。次い
で、水溶性または分散性のセラックを水溶性または分散
性のコポリエステル部分と均一に混合する。
【0029】プライマー塗料組成物のコポリエステル部
分は、一般的にUS−4,493,872に記載されて
いる様にして製造できるが、US−4,493,872
に記載されている様に、酸成分はイソフタル酸に限定さ
れるものではなく、本発明のスルホモノマーはアルカリ
金属スルホネートに限定されるものではない。本発明の
スルホモノマー群は、スルホン酸塩基がジカルボン酸核
に付加しているいずれのスルホモノマーを含んでもよ
い。例えば、スルホン酸アンモニウム基を使用すること
ができる。上記した特許明細書では、スルホモノマー群
の下限は5モル%であり、プライマーに水分散性を付与
するのにこの最少量が必要であることが記載されてい
る。
【0030】一般的に、本発明のコポリエステルは、希
釈前に、下記のa)〜d)を含んでなることができる。 a)約65〜95モル%のイソフタル酸、テレフタル
酸、またはそれらの混合物、 b)約0〜30モル%の、少なくとも1種の脂肪族また
は環状脂肪族ジカルボン酸、 c)約5〜約15モル%の、ジカルボン酸核に付加した
スルホネート基を含む少なくとも1種のスルホモノマ
ー、および d)化学量論的な量の、約100モル%の、炭素数が約
2〜11の少なくとも1種の共重合可能なアルキレング
リコール
【0031】本発明で使用できる脂肪族ジカルボン酸、
スルホモノマー、およびグリコールは、US−4,49
3,872に記載されている物質でよい。本発明に適当
なスルホモノマーは一般的に下式により表わされる。 (式中、Mは1価の陽イオンであり、アルカリ金属、ア
ンモニウム、置換されたアンモニウムおよび第4級アン
モニウムからなる群から選択することができ、Zは3価
の基であり、XおよびYはカルボキシル基またはポリエ
ステル形成性等価物(polyester forming equivalents)
である。) Zが芳香族であるスルホモノマーは、ここに参考として
含めるUS−3,563,942およびUS−3,77
9,993に記載されている。その様なモノマーの種類
には、ナトリウムスルホテレフタル酸、アンモニウムス
ルホテレフタル酸、ナトリウム−5−スルホイソフタル
酸、アンモニウム−5−スルホイソフタル酸、ナトリウ
ムスルホフタル酸、アンモニウムスルホフタル酸、5−
(p−ソディオスルホフェノキシ)イソフタル酸、5−
(スルホプロポキシ)イソフタル酸ナトリウム塩、およ
び類似の物質ならびにそれらのポリエステル形成性等価
物、例えばジメチルエステル、がある。
【0032】ここで使用する用語「ポリエステル形成性
等価物」とは、縮合反応を起こしてポリエステル結合を
形成し得る基を有する反応物を意味し、それらの基に
は、カルボキシル基ならびにそれらの低級アルキルエス
テル(例えばテレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジエ
チルおよび多くの他の対応するエステル)、ハロゲン化
物または塩が含まれる。縮合反応を制御し易くするの
で、酸モノマー、例えばジメチルエステル、を使用する
のが好ましい。
【0033】適当なグリコールの例には、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、ブタンジオール、1,
5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1,10−デカンジオール、シ
クロヘキサンジメタノール、および類似の物質がある。
エチレングリコールが好ましいグリコールである。
【0034】適当な脂肪族ジカルボン酸の例には、マロ
ン酸、アジピン酸、アゼライン酸、グルタル酸、セバシ
ン酸、スベリン酸、コハク酸、ブラシル酸およびそれら
の混合物、あるいはそれらのポリエステル形成対応物質
が含まれる。セバシン酸が好ましいジ酸である。
【0035】US−4,493,872をここに、適用
できる程度に、参考として含む。
【0036】本発明のプライマー塗料は、一般的に基材
フィルムに水性分散液として、約0.5〜12重量%、
好ましくは約2〜6重量%、より好ましくは4重量%、
の固体濃度で塗布され、その固体は好ましくはセラック
30〜70重量%に対してコポリエステル70〜30重
量%の組成物である。重合体状フィルム基材に塗布する
時、最終的な乾燥被覆重量が約0.00305 g/m2
0.305 g/m2 になる様な固体濃度が好ましい。乾燥
したプライマー塗料の好ましい厚さは、約2.54x1
-6mm〜2.54x10-3mmであり、目標とする厚さは
2.54x10-5mmである。
【0037】プライマー塗料は重合体フィルム基材に、
公知のいずれかの方法により塗布することができる。例
えば、ロール塗り、逆ロール塗り、グラビアロール塗
り、逆グラビアロール塗り、ロールブラシ塗り、スプレ
ー塗り、エアナイフ塗り、浸漬、またはメニスカス塗り
を使用することができる。
【0038】被覆は、その最終的な用途に応じて、フィ
ルムの片側または両側に塗布することができる。
【0039】本発明のプライマー被覆したフィルムは、
インク、接着剤、金属および他の被覆に対して優れた密
着性を示し、また、製造の際に生じる被覆フィルムのい
ずれの屑でも同じ種類の新しい重合体と混合し、再融解
させ、再押出しして、配向させたフィルム支持体を製造
することができる。その様なフィルムは、重合体フィル
ム基材の色や外観が重要ではない用途では、約70重量
%までの被覆された再生利用品を含むことができる。色
や外観が重要な用途では、再生利用品は、色特性の低下
(被覆不純物の存在による)が容易に知覚されない程度
の量まで使用することができる。本発明のプライマー被
覆したフィルムは、その屑材料を再生利用できるため
に、本発明と類似の他の市販されているプライマー被覆
フィルムよりも有利である。
【0040】重合体支持体フィルムのイン−ライン被覆
(フィルムの製造工程中にプライマー塗料が塗布され
る)は、重合体フィルムに水性プライマー塗料を塗布す
る好ましい方法である。一般的に、重合体状フィルム
は、GB−A−1,411,564に記載されている様
に、コロナ処理の後で、フィルムの延伸加工の前に被覆
するか、あるいは二軸配向フィルムを使用する方法で
は、US−4,571,363に開示されている様に、
延伸間(1方向に延伸した後で、他の方向に延伸する前
に)に被覆するか、US−3,322,553に記載さ
れているように延伸後(すべての延伸が完了した後)に
被覆することができる。水分を蒸発させ、被覆を乾燥さ
せる熱は、通常、延伸または熱固定の際にフィルムに加
えられるそれで十分である。
【0041】イン−ライン被覆に加えて、本発明のプラ
イマー塗料は、好ましくは重合体基材の通常の表面改質
を行なった後、オフ−ライン被覆することもできる。つ
まり、本発明の製法は、重合体状基材を製造しておき、
後になってそれを本発明のプライマー塗料でオフ−ライ
ン被覆する(一般的に表面処理、例えばコロナ処理、の
後で)こともできる。しかし、イン−ライン製造が「清
浄な環境」中で行なわれるのに対し、オフ−ライン被覆
工程は被覆厚が一般的により大きく、一般的に清浄な環
境中では行なわれないので、粉塵などが被覆中に混入し
易いので、オフ−ライン被覆は好ましくない。その上、
(フィルムを熱固定した後)オフ−ライン被覆する場
合、水性のプライマー塗料を塗布した後、フィルムを巻
き取る前にプライマー塗料を乾燥させるために、一般的
に乾燥工程が含まれる必要がある。
【0042】好ましい実施態様では、フィルムを一軸延
伸した後、すなわちフィルムを1方向に延伸した後で、
ただしこのフィルムを直角方向に延伸する前に、被覆を
施す。好ましい実施態様では、重合体フィルムにプライ
マーを逆グラビアロール被覆法を使用して塗布する。さ
らに、この分野で良く知られている様に被覆の直前に、
フィルムに表面処理、例えば火炎処理および放電処理
(一般的にコロナ処理として知られる)、を行なうのが
好ましい。その様な表面処理により、フィルム表面の疎
水性が下がり、フィルムが水性のプライマー塗料で濡れ
易くなり、重合体状フィルムに対するプライマー塗料の
密着性が改良される。
【0043】重合体基材の表面改質は必ずしも必要とい
う訳ではないが、本発明のプライマー塗料を塗布する直
前に重合体状フィルムの表面を改質するとより良い結果
が得られる。フィルムのコロナ処理は、重合体状基材の
表面改質に最も一般的であり、好ましい方法である。コ
ロナ処理または他の表面改質は、プライマー塗料で完全
に濡らす様に十分に行なうべきである。コロナ処理に
は、これは一般的に0.1ワット/m2 /分のオーダーで
ある。
【0044】塗料組成物は、プライマー系の密着促進作
用を損なわない様な成分を含むことができる。その様な
成分には、少量の粘着防止剤(例えばコロイド状シリ
カ)、帯電防止剤、湿潤剤、界面活性剤、充填材、染
料、pH調整剤、および有機滑り剤(例えば高級脂肪酸ま
たはワックス)が含まれる。
【0045】場合により、特に技術的用途、例えば写真
印刷、では、分散液に架橋剤を、例えば約0.05〜2
0重量%、特に0.1〜5重量%、の尿素メラミンまた
は尿素/ホルムアルデヒド、エステルキレート、金属エ
ステル、塩化アンモニウムジルコニル、およびその他を
加えてプライマー層の特性を改良するのが好ましい。
【0046】
【実施例】
実験データ 下記の諸例は、本発明の具体的な実施態様とその利点を
説明するものである。しかし、これらの具体例は請求項
の範囲を制限するものではない。
【0047】密着性試験 プライマー層に対するインクの密着性は、下記の方法を
使用して測定した。スコッチテープNo. 610 をインク被
覆層に、テープの裏面を上下に強く擦って接着させた。
次いで接着テープを急速に引っ張って表面から剥離し
た。次いでテープを照明箱の上にかざして観察した。剥
離された被覆の量を、表1に示す様に、良(損傷な
し)、可(僅かに損傷)、不可(ひどく損傷)として評
価した。結果はすべて良で、欠陥はなかった。
【0048】耐湿性試験 本発明の被覆フィルムの耐湿性は、上記の様にポリオレ
フィンフィルムまたはアルミニウムシートとラミネート
した後に評価した。 a.フィルムの15mm細片を室温で150時間以上水浴
中に保持する。 b.ラミネートの15mm細片を沸騰水中に5分間以上保
持する。 c.レトルト条件:PET/Al/POのラミネート
(ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム/ポリオ
レフィン)で製造した袋に様々な食品を入れ、水中に1
21℃で約2時間保持する。
【0049】耐湿性試験の試験AおよびBの結果は表1
に示す通りであり、耐湿性試験の試験Cの結果は表2に
示す通りである。
【0050】耐湿性試験手順少量後、直ちにPET/P
O間の密着性を、Instron Tensimeterを使用し、剥離速
度毎分200mmで各試料を引き離して測定した。各試料
の剥離荷重を記録した。結果の平均は表1および2に示
す通りである。
【0051】包装用途に関して、様々なプライマー被覆
したフィルムを部分的に印刷インクで上塗りし、次いで
ポリオレフィンフィルムと、またはガスバリヤーフィル
ムの場合はアルミニウムシートと、特にポリウレタンを
基材とする中間接着剤によりラミネートした。
【0052】表1および表2に記載の試料を同様に調製
した。ほとんどの場合、Fa. Siegwerk, Dr. Rung & Co.
Siegburg から入手した印刷インクMRH 23ブルーを使用
し、これを逆グラビア機構で通常の様式で塗布した。こ
のインクは塩素およびメチルエチルケトンの含有量が低
い。このインクは被覆していない延伸PETフィルムに
は良く密着しないが、プライマー被覆したフィルムには
良く密着する。
【0053】予めアルカリ性化していない種類、例えば
最も好ましい品種のKPS 55 ASTRA、をアルカリ水溶液に
溶解させた。これらの品種を希釈アンモニアに溶解させ
ることにより、最良の結果が得られた。この目的には、
脱イオン水76%、25重量%のアンモニア溶液4%、
およびセラック20%の混合物を、大気圧条件下、90
℃の水浴中で攪拌しながら徐々に溶解させた。
【0054】製造後、すべてのセラック分散液および溶
液を固体含有量10重量%、特に約3.5重量%、に希
釈し、次いで同じ固体含有量のポリエステル分散液に加
えた。
【0055】次いで、プライマー処理したポリエステル
フィルム上にMRH 23ブルーインクで印刷し、次いで印刷
表面にウレタン系の接着剤を上塗りし、その上にポリプ
ロピレン密封層をラミネートすることにより、実験用の
印刷済フィルムを製造した。これらのラミネートから製
造した袋に水または食品を詰め、様々な耐湿性試験を行
なった。印刷区域ならびに非印刷区域に対する密着性
を、殺菌処理(水中121℃で2時間)の前後に試験し
た。
【0056】例1 粘着防止剤として平均直径1.8μmのクレー2000
ppmを含むポリエチレンテレフタレート顆粒を融解さ
せ、広いスリットダイを使用して溶融フィルムに成形し
た。溶融フィルムを20℃に維持したキャスティングド
ラム上に押し出した。
【0057】得られた無定形フィルムを縦方向に4.
3:1の比率で延伸し、温度90℃で保持した。縦方向
に延伸したフィルムをコロナ処理し、次いで、逆グラビ
アロール機構を使用し、コポリエステル(Hoechst Cela
nese Corp.から入手)およびセラック品種KPS 63 FO-KH
の比率1:1の混合物の3%固体水性分散液で被覆し
た。
【0058】被覆したフィルムを横方向に比率約4.
3:1で延伸し、二軸配向フィルムを製造した。
【0059】二軸延伸したフィルムを温度230℃で熱
固定した。被覆の乾燥重量は約0.025 g/m2 、担体
フィルムの厚さは12μmであった。試験結果は表1に
示す通りである。
【0060】例2 例1を繰り返したが、この場合、コポリエステル/セラ
ックの混合比を1:2にした。
【0061】例3 例1を繰り返したが、この場合、プライマー塗料に予め
アルカリ性化していないKPS 55 ASTRAを使用した。各成
分の混合比は1:1であった。
【0062】例4 例1を繰り返したが、この場合、プライマー塗料はセラ
ックKPS 2411およびコポリエステルの比率が4:1の混
合物の分散液であった。
【0063】比較例1 例1を繰り返したが、この場合、プライマー塗料は固体
含有量が異なるコポリエステルの分散液のみ(セラック
を含まない)であった。被覆の乾燥重量は約0.060
および0.025 g/m2 であった。
【0064】比較例2 例1を繰り返したが、この場合、プライマー塗料は固体
含有量が異なるセラック品種KPS 63 FO-KHの分散液のみ
(コポリエステルを含まない)であった。被覆の乾燥重
量は約0.090および0.025 g/m2 であった。
【0065】これらの試験の結果は表1および2に示す
通りである。
【0066】特許請求する塗料系を有するフィルムは、
表2に示す様に耐湿性が強化されており、レトルト条件
に耐えることができる。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】本発明のプライマー塗料組成物で被覆した
重合体状フィルムは、金属被覆済重合体フィルム製造用
の基材フィルムとして優れている。その様なフィルム
は、良く知られた先行技術、例えば真空蒸着技術、によ
り、フィルムの表面上に金属蒸気または原子の流れを向
け、被覆重合体フィルムの表面上に被覆を形成すること
により製造される。これは、高真空中、好ましくは約1
-3〜約10-5トル、で金属をその融点を超える温度に
加熱し、その金属の蒸気圧が約10-2トルを超える様に
するか、あるいは金属をイオン攻撃にさらし、それによ
って金属を物質移動、即ち「スパッタリング」により除
去することにより行なう。これらの条件が達成される
と、金属は蒸気化されるか、または弾き飛ばされ、金属
蒸気または原子をあらゆる方向に放出する。これらの蒸
気または原子はフィルム表面上に突き当たり、凝縮し、
フィルム上に薄い金属被覆を形成する。この製法に使用
できる金属は、亜鉛、ニッケル、銀、銅、金、インジウ
ム、スズ、ステンレス鋼、クロム、チタン、および最も
好ましくはアルミニウムであるが、酸化アルミニウムを
包含するこれら金属の酸化物も含まれる。施す金属被覆
の厚さは、金属被覆フィルムの最終用途により異なる。
包装用途におけるアルミニウムの厚さは約300〜60
0オングストロームであり、太陽光線利用用途における
厚さは一般的に100オングストローム未満である。
【0070】この様に、本発明により、上記の目的およ
び特徴を十分に満たすプライマー塗料およびプライマー
塗料を有する支持体フィルムが得られたことは明らかで
ある。本発明をその具体的な実施態様に関連して説明し
たが、上記の説明から、当業者には多くの代案、修正お
よび変形が可能であることは明らかである。したがっ
て、その様なすべての代案、修正および変形は本発明の
範囲内に入る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス、ドリース ドイツ連邦共和国シュワーベンハイム、シ ャボーレ‐ムジッヒニー‐シュトラーセ、 23 (72)発明者 ギュター、クラウゼ ドイツ連邦共和国ホフハイム/タウヌス、 バッハガーセ、4

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)配向した熱可塑性フィルム、および b)前記フィルムに対するインクまたは金属の密着性、
    特に前記フィルムが水と接触する場合のそれ、を改良す
    るのに有効な量の、水溶性または水分散性コポリエステ
    ル成分およびセラック成分を含むプライマーコーティン
    グを含んでなることを特徴とする、耐湿性の被覆された
    熱可塑性フィルム。
  2. 【請求項2】前記コポリエステル成分が前記プライマー
    コーティングの5〜95重量%であり、前記セラックが
    95〜5重量%である、請求項1に記載のフィルム。
  3. 【請求項3】前記コポリエステル成分が有効量の、少な
    くとも1種のスルホモノマーを含む、請求項1に記載の
    フィルム。
  4. 【請求項4】前記コポリエステル成分が、少なくとも5
    モル%の、ジカルボン酸核に付加した少なくとも1種の
    スルホモノマーを含む、請求項1に記載のフィルム。
  5. 【請求項5】前記コポリエステル成分が、5〜15モル
    %の、ジカルボン酸核に付加したスルホモノマーを含
    む、請求項4に記載のフィルム。
  6. 【請求項6】前記コポリエステル成分が、 a)イソフタル酸、テレフタル酸、またはそれらの混合
    物65〜95モル%、 b)少なくとも1種の脂肪族または環状脂肪族ジカルボ
    ン酸0〜30モル%、 c)少なくとも1種のスルホモノマー5〜15モル%、
    および d)化学量論的な量の、炭素数2〜11の、少なくとも
    1種のアルキレングリコールを含む、請求項1に記載の
    フィルム。
  7. 【請求項7】前記セラック成分が改質セラック樹脂また
    はセラック共重合体である、請求項1に記載のフィル
    ム。
  8. 【請求項8】前記改質セラック樹脂がセラック−ワニス
    組成物である、請求項7に記載のフィルム。
  9. 【請求項9】前記改質セラック樹脂がセラック−ラッカ
    ー組成物である、請求項7に記載のフィルム。
  10. 【請求項10】前記セラック共重合体が、メタクリレー
    ト性、アクリレート性、エポキシ性、ウレタン性、また
    はフェノール性セラック組成物の群から選択される、請
    求項7に記載のフィルム。
  11. 【請求項11】前記改質セラック樹脂または前記セラッ
    ク共重合体が少なくとも51重量%セラックである、請
    求項7に記載のフィルム。
  12. 【請求項12】前記セラック成分が前記プライマー塗料
    の30〜70重量%である、請求項1に記載のフィル
    ム。
  13. 【請求項13】前記プライマー塗料の乾燥残留物の厚さ
    が2.54x10-6mm〜2.54x10-3mmである、請
    求項1に記載のフィルム。
  14. 【請求項14】前記配向した熱可塑性フィルムが、被覆
    されたスクラップ再生利用品を含む、請求項1に記載の
    フィルム。
  15. 【請求項15】水分散性または水溶性のコポリエステル
    成分および水分散性または水溶性のセラック成分を含ん
    でなることを特徴とする耐湿性またはレトルト包装用途
    向けのプライマーコーティング。
  16. 【請求項16】前記水分散性または水溶性のコポリエス
    テルが少なくとも5モル%のスルホモノマーを含む、請
    求項15に記載のプライマーコーティング。
  17. 【請求項17】前記セラック成分がプライマー塗料の5
    〜95重量%である、請求項15に記載のプライマーコ
    ーティング。
  18. 【請求項18】前記コポリエステルが、 a)イソフタル酸、テレフタル酸、またはそれらの混合
    物65〜95モル%、 b)少なくとも1種の脂肪族ジカルボン酸0〜30モル
    %、 c)前記少なくとも1種のスルホモノマー5〜15モル
    %、および d)化学量論的な量の、炭素数2〜11の、少なくとも
    1種のアルキレングリコールを含んでなる、請求項15
    に記載のプライマーコーティング。
  19. 【請求項19】前記スルホモノマーが、ジカルボン酸核
    に付加したスルホネート基を含んでなる、請求項18に
    記載のプライマーコーティング。
  20. 【請求項20】前記セラック成分が改質セラック樹脂ま
    たはセラック共重合体である、請求項15に記載のプラ
    イマーコーティング。
JP7173425A 1991-04-02 1995-07-10 耐湿性およびレトルト包装用の重合体状フィルム用プライマーコーティング Pending JPH0859866A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4110640A DE4110640A1 (de) 1990-04-05 1991-04-02 Formkoerper
DE4110640.3 1994-07-08

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0859866A true JPH0859866A (ja) 1996-03-05

Family

ID=6428657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7173425A Pending JPH0859866A (ja) 1991-04-02 1995-07-10 耐湿性およびレトルト包装用の重合体状フィルム用プライマーコーティング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0859866A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249713A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Serarika Noda:Kk セラック含有コーティング剤及びその製法
JP2019038554A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 昭和電工パッケージング株式会社 内容物付着防止蓋材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249713A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Serarika Noda:Kk セラック含有コーティング剤及びその製法
JP2019038554A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 昭和電工パッケージング株式会社 内容物付着防止蓋材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5350601A (en) Process for making and using polymeric film coated with primer coating for silicone release applications
US5298325A (en) Primer coating composition and polymeric film coated with primer coating for silicone release applications
KR910009917B1 (ko) 금속의 접착력을 촉진시키는 코폴리에스테르로 피복된 폴리에스테르 필름
US7261944B2 (en) Oriented, aminosilane-coated film capable of structuring by means of electromagnetic radiation and composed of thermoplastic polyester for the production of selectively metallized films
EP1919708B1 (en) Coating composition for adhering metallized layers to polymeric films
US5212260A (en) Primer coating composition for silicone release applications
CA1328140C (en) Polyester film coated with metal adhesion promoting coating and having superior winding performance
JP2605816B2 (ja) 蒸着ポリエステルフィルム
US5212012A (en) Primer coating composition and polymeric film coated with primer coating for silicone release applications
US4921764A (en) Polyester film coated with metal adhesion promoting coating and having superior winding performance
JP2593188B2 (ja) 水分散体用ポリエステル、これを塗布したフイルム及びその製造法
EP1256598A2 (en) Clear barrier coating and coated film
JPH0859866A (ja) 耐湿性およびレトルト包装用の重合体状フィルム用プライマーコーティング
EP0691369A1 (en) Primer coating for polymeric film
JP2792110B2 (ja) 蒸着ポリエステルフィルム
EP0673313A1 (en) Copolyester primed biaxially oriented copolyester film
JPS6050149B2 (ja) 接着性の改良されたポリエステルフイルム
JPH0355302B2 (ja)
JP2605817B2 (ja) 被覆ポリエステルフイルムおよびそれを用いた蒸着フィルム
JPH0250835A (ja) 被覆プラスチックフィルム
KR0151807B1 (ko) 플라스틱 필름용 수지 조성물, 이로부터 제조된 기능성 플라스틱 필름 및 금속화 플라스틱 필름
JPH0367624B2 (ja)
KR0151806B1 (ko) 플라스틱 필름용 수지 조성물, 이로부터 제조된 기능성 플라스틱 필름 및 금속화 플라스틱 필름
JPH01236247A (ja) ポリエステル系被覆フィルム
KR0133225B1 (ko) 기능성 폴리에스테르 필름 및 이로부터 제조된 금속 증착 폴리에스테르 필름