JPH085563Y2 - 高電力ハイブリッドic用金属パッケージ - Google Patents

高電力ハイブリッドic用金属パッケージ

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JPH085563Y2
JPH085563Y2 JP1990035295U JP3529590U JPH085563Y2 JP H085563 Y2 JPH085563 Y2 JP H085563Y2 JP 1990035295 U JP1990035295 U JP 1990035295U JP 3529590 U JP3529590 U JP 3529590U JP H085563 Y2 JPH085563 Y2 JP H085563Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、半導体チップを載せた回路基板を金属容器
内に気密封止する高電力ハイブリッドIC用金属パッケー
ジに関するものである。
(考案の背景) 民生用の分野においては、各種電源や音響機器用オー
ディオアンプ等に50W/in2以上の高電力ハイブリッドIC
(以下HIC)がすでに多用されている。ここに高電力HIC
は消費電力が1W/in2以上のものであり、熱放散を考慮し
た構造設計が行われている。
第2図はこの従来の高電力HICの断面図である。この
図で符号10は金属容器であり、四角形の平板状底板部12
と、この底板部12の周縁から起立する枠体部14とを一体
に形成したものである。枠体部14には適宜数のリード16
が貫通してガラス封止部18で封止されている。ここにガ
ラス封止部18のガラスとリード16と枠体部14との熱膨張
係数を整合させるため、金属容器10とリード16は鉄・コ
バルト・ニッケル合金であるコバールで作られる。
20は裸の半導体チップであり、このチップ20はアルミ
ナセラミックス製の回路基板22に導電性接着剤24、例え
ば銀入りエポキシ樹脂系接着剤により接着されている。
回路基板22は非導電性接着剤26、例えばアルミナまたは
シリカ入りのエポキシ樹脂系接着剤によって金属容器10
内の底板部12に接着されている。また電気的接続をとる
ために、金ワイヤ28により、チップ20上の電極と回路基
板22上の回路パターンとが接続され、あるいはリード16
とが接続されている。
このように金属容器10内に回路基板22を接続した後、
枠体部14の開口にキャップ30が載せられ、その周縁がシ
ーム溶接される。すなわちローラ電極をこの周縁に押圧
しつつローラ電極と金属容器10との間に電流を流すこと
により溶接するものである。
このような構造の従来の高電力HICでは、各部の熱膨
張を整合させるために、金属容器10とリード16とキャッ
プ30とにガラス封止部18のガラスと熱膨張係数が接近し
ているコバールを用い、また回路基板22に同様に熱膨張
係数が接近したアルミナセラミックスを用いている。こ
こに熱膨張係数は、ガラス封止用低融点ガラスでは5.3
〜6.7×10-6/℃、コバールでは約6.0×10-6/℃、また
アルミナでは7.3×10-6/℃程度である。
しかし、この従来構造のHICにおいて、半導体チップ
を高電力のものにするためには、コバールは導電率が比
較的小さいためリード16の線径を相当大きくする必要が
生じる。なおこのコバールの抵抗率は48μΩ・cm程度で
あり銅の抵抗率1.7μΩ・cmに比べて約28倍であるか
ら、電気抵抗を同じにするためにはコバール製のリード
は銅製のものに比べて約5.3培の直径にする必要が生じ
る。しかしこのリード16に用いるコバールは、硬く脆い
材料であるため、その曲げ加工が非常に困難で、機器へ
の取付け作業性が悪くなるという不都合があった。
(考案の目的) 本考案はこのような事情に鑑みなされたものであり、
コバール製のリードを金属容器にガラス封止した高電力
ハイブリッドIC用の金属パッケージにおいて、消費電力
を大きくする場合に、金属容器から外に延出するリード
を小径で曲げ加工しやすくして、機器への取付け性を向
上させることを可能にすることを目的とするものであ
る。
(考案の構成) 本考案によればこの目的は、半導体チップを収容して
気密封止する高電力ハイブリッドIC用金属パッケージに
おいて、底板部に鉄・コバルト・ニッケル合金製の枠体
部が一体化された金属容器と、前記枠体部の開口にシー
ム溶接された鉄・コバルト・ニッケル合金製のキャップ
と、前記枠体部を貫通してガラス封止されるリードとを
備え、前記リードは、鉄・コバルト・ニッケル合金で作
られ前記枠体部にガラス封止された内部リードと、この
内部リードの外端でガラス封止部より外側に溶接され前
記内部リードより小径な銅製の外部リードとで形成され
ていることを特徴とする高電力ハイブリッドIC用金属パ
ッケージにより達成される。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例の断面図である。
この図において、金属容器10Aは底板部12Aと枠体部14
Aとが異なる材料で作られている。すなわち底板部12A
は、銅タングステン(CuW)で、枠体部14Aはコバールで
作られ、両者は銀ロー付けされている。ここに銅タング
ステンは、焼結させたタングステンの中に銅を溶かし込
んだ複合材料である。
リード16Aは、大電力用に大径としたコバール製の内
部リード16aと、これにフラッシュ溶接(突き合わせ溶
接)された銅製の外部リード16bとで構成され、内部リ
ード16aが枠体部14Aにガラス封止部18Aにおいて封止さ
れている。このリード16は各部16aと16bとをフラッシュ
溶接しただけでも十分な強度を得ることができるが、更
に信頼性を高めるために、溶接後にこの溶接部を更に銀
ローにより被覆しておいてもよい。ここに内部リード16
aと外部リード16bとはそれぞれの導電率を考慮して決め
られ、外部リード16bは内部リード16aに比べてその線径
は第1図に明らかなように著しく小さくなっている。
回路基板24Aは窒化アルミニウム(AlN)で作られ、半
導体チップ20はこの基板22Aにハンダ22Aで接着され、ま
たこの基板22Aはさらにハンダ26Aにより底板部12Aに接
着される。キャップ30は従来と同様にコバール製であ
り、枠体部14Aにシーム溶接されている。ここに窒化ア
ルミニウムは比誘電率が小さく絶縁性が良好であり、そ
の熱膨張係数は4.2〜4.4×10-6/℃である。
半導体チップ20から発生する熱は、半導体チップ20か
ら、ハンダ24A、回路基板22A、ハンダ26A、底板部12Aに
至る熱流経路を介してヒートシンク(図示せず)に流れ
る。この熱流経路に介在する回路基板22A(AlN)と、底
板部12A(CuW)とは従来装置のアルミナ、コバールに比
べて熱伝導率が著しく大きく、また接着に用いるハンダ
も有機系の接着剤に比べて著しく大きい。この結果熱流
経路の熱抵抗ΣRiが著しく小さくなり、収容する高電力
HICの消費電力を大きくすることができる。
また熱膨張係数は、リード16Aのガラス封止部18Aを通
る内部リード16aの部分がコバールで作られ、枠体部14
A、キャップ30がコバールで作られているから、熱膨張
係数の整合が良好にとれ、信頼性は確保される。なお底
板部12Aと枠体部14Aとは銀ローにより強固にロー付けさ
れているから、温度変化による信頼性の低下はない。
またこのリード16Aの外部リード16bの部分は銅線であ
り、銅はコバールに比較してその導電率が著しく高いか
ら、コバールで作る場合に比べて十分に小径にすること
ができる。銅はまたコバールに比べて非常に柔らかいか
ら、この外部リード16bは曲げ加工が容易にできる。
なおこの実施例は、パッケージの熱抵抗を小さくする
ために、窒化アルミニウム製の回路基板22A、銅タング
ステン製の底板部12Aを使用し、またハンダ24A、26Aに
よって半導体チップ20、基板22A、底板部12Aを接着して
いるが、本発明はこれに限定されるものではない。
(考案の効果) 本考案は以上のように、金属容器のコバール製枠体部
を貫通し、ここにガラス封止されるリードを、このガラ
ス封止される部分を含む内部リードと、ガラス封止部よ
りも外側でこの内部リードの外端に接合された外部リー
ドとで構成し、内部リードをコバールで、外部リードを
銅で構成し、これら内部リードと外部リードの導電率を
考慮しつつ外部リードの線径を内部リードに比べて著し
く小径にしたから、消費電流が大きい場合にも外部リー
ドの部分は十分に小径ができ、ここは曲げ加工がし易い
ものとなる。このため、機器への取付け性が向上し、実
装作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は従来装置
の断面図である。 10A……金属容器、16A……リード、16a……内部リー
ド、16b……外部リード、18……ガラス封止部、20……
半導体チップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップを収容して気密封止する高電
    力ハイブリッドIC用金属パッケージにおいて、 底板部に鉄・コバルト・ニッケル合金製の枠体部が一体
    化された金属容器と、前記枠体部の開口にシーム溶接さ
    れた鉄・コバルト・ニッケル合金製のキャップと、前記
    枠体部を貫通してガラス封止されるリードとを備え、前
    記リードは、鉄・コバルト・ニッケル合金で作られ前記
    枠体部にガラス封止された内部リードと、この内部リー
    ドの外端でガラス封止部より外側に溶接され前記内部リ
    ードより小径な銅製の外部リードとで形成されているこ
    とを特徴とする高電力ハイブリッドIC用の金属パッケー
    ジ。
JP1990035295U 1990-03-31 1990-03-31 高電力ハイブリッドic用金属パッケージ Expired - Fee Related JPH085563Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60242653A (ja) * 1984-05-16 1985-12-02 Daido Steel Co Ltd リ−ドフレ−ム用複合材
JPS62217643A (ja) * 1986-03-18 1987-09-25 Kyocera Corp 混成集積回路素子収納用パツケ−ジ

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