JPH0854568A - キャップを備えた内視鏡先端部 - Google Patents

キャップを備えた内視鏡先端部

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Publication number
JPH0854568A
JPH0854568A JP6208145A JP20814594A JPH0854568A JP H0854568 A JPH0854568 A JP H0854568A JP 6208145 A JP6208145 A JP 6208145A JP 20814594 A JP20814594 A JP 20814594A JP H0854568 A JPH0854568 A JP H0854568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
tip
endoscope
mounting hole
rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP6208145A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Sakamoto
和広 坂本
Mitsuo Kondo
光夫 近藤
Haruo Akiba
治男 秋庭
Sota Hirano
壮太 平野
Naotake Mimori
尚武 三森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP6208145A priority Critical patent/JPH0854568A/ja
Publication of JPH0854568A publication Critical patent/JPH0854568A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け孔への接着剤の充填作業をなくし、ま
た内視鏡先端面のスペースを有効に利用し、かつキャッ
プ側面の長さを短くできるようにする。 【構成】 観察窓15、処置具挿通チャンネル20、照
射窓等が配置された内視鏡先端部14において、この先
端部の本体22を覆うプラスチック材料のキャップ26
に、その裏側から突出させた棒状突起27を一体に形成
し、この棒状突起27を本体22の取付け孔29に貫通
させた後、その先端を溶解させてキャップ抜け止め部2
8を形成する構成とする。これにより、キャップ26の
取付け作業が短時間かつ容易となり、キャップ26の取
付け孔をなくすことができ、また側面部でキャップ26
を固定する必要もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に絶縁対策のために
キャップを被せる内視鏡先端部のキャップの取付け構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡(電子内視鏡を含む)では、患者
の体腔内等へ挿入される先端部に、照射窓、観察窓、処
置具挿通チャンネル等が配設されており、この照射窓か
ら照射された光に基づき、観察窓から被観察体内を観察
することができ、また処置具挿通チャンネルを介して各
種の処置が行われる。そして、この先端部には、そのカ
バーとしての役目をしかつ電気的絶縁状態を得るため
に、キャップが取り付けられる。
【0003】図3及び図4には、従来の内視鏡先端部の
構成が示されており、図3の先端部1では、先端面に配
置された観察窓2に光学系部材を介してCCD(Charge
Coupled Device )3が接続され、また鉗子等の処置具
を導出するための処置具挿通チャンネル4が配置されて
いる。そして、この先端部1にはキャップ5が被せられ
ることになり、このキャップ5はその取付け孔6から固
定ネジ7を先端部本体8に締め付けることによって取り
付けられる。この後、取付け孔6には、接着剤が詰めら
れることになり、表面に金属製の固定ネジ7の頭部が露
出しないように形成される。
【0004】一方、図4の先端部1も、同様の構成から
なり、この場合のキャップ9は側面部からピンネジ10
にて固定される。即ち、図示されるように、キャップ9
は側面部の2箇所に配置された取付け孔11A,11B
からピンネジ10A,10Bを締める付けることによっ
て、先端部本体8に取り付けられる。そして、この場合
も、取付け孔11A,11Bに接着剤が詰められ、金属
製のピンネジ10A,10Bの頭部が表面に露出しない
ようにされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしなから、従来の
キャップを備えた内視鏡先端部では、上述したように、
取付け孔6及び取付け孔11A,11Bに接着剤を詰め
るので、充填作業、乾燥作業が必要となり、組立て作業
に時間がかかるという問題があった。また、上記図3の
場合は、キャップ5に固定ネジ7の頭部直径よりも大き
な直径Dからなる取付け孔6を設けることになるが、こ
の取付け孔6の存在により、他の部材の配置が制限され
るという問題がある。即ち、この先端部1の先端面に
は、上述した観察窓2、処置具挿通チャンネル4の導出
口、照射窓等が設けられており、これらは上記取付け孔
6との関係を考慮しながら配置される。従って、この固
定ネジ7の取付け孔6がなくなれば、他の部材の配置の
ために、先端面のスペースを有効に利用することができ
る。
【0006】更に、上記図4の場合は、側面にピンネジ
10A,10Bを配置することから、図示のように、キ
ャップ9の側面の長さLが図3の場合よりも長くなり、
内視鏡先端部自体もその分長くなってしまう。内視鏡の
先端部1は、被観察体内の曲げ操作を容易とするため
に、可能な限り短くすることが必要となるので、キャッ
プ9の側面の長さLもできるだけ短くすることが好まし
い。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、取付け孔への接着剤の充填作業を
なくすことができ、また内視鏡先端面のスペースを有効
に利用し、かつキャップ側面の長さを短くすることがで
きるキャップを備えた内視鏡先端部を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、観察窓、照射窓、処置具挿通チャンネル
等が配置された内視鏡先端部本体と、この先端部本体を
覆うために樹脂性材料で形成されたキャップと、このキ
ャップの先端面裏側から突出させて樹脂性材料により一
体に形成され、先端部本体の取付け孔を貫通する棒状突
起と、この棒状突起を取付け孔に貫通させた後、棒状突
起先端の溶解により形成されたキャップ抜け止め部と、
から構成するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、例えばキャップを取り付け
ると、先端部本体の取付け孔に挿入したプラスチック材
料の棒状突起が取付け孔の反対側へ突出することにな
る。そして、この突出した棒状突起の先端に熱を与える
と、熱溶解により棒状突起の先端部が変形し、抜け止め
部が形成されることになり、この状態でキャップが先端
部本体にしっかりと固定される。従って、ネジ等を用い
ることなく、一体に形成された棒状突起を熱変形させる
だけで、キャップを先端部に取り付けることが可能とな
る。また、先端面或いは側面にネジ孔を設ける必要がな
いので、先端面スペースの有効利用或いは先端部の短縮
化に貢献することが可能となるという利点がある。
【0010】
【実施例】図1には、実施例に係る内視鏡先端部の構成
が示され、図2には図1の先端面が示されている。図の
先端部14には、従来と同様に観察窓15が設けられ、
この観察窓15には対物レンズ16、プリズム17を介
して撮像素子であるCCD18が接続される。また、処
置具導出口19に連通して処置具挿通チャンネル20が
設けられており、この処置具挿通チャンネル20及び導
出口19を介して鉗子等の処置具が被観察体内へ導かれ
る。なお、上記の対物レンズ16及び処置具挿通チャン
ネル20の先端側は、ステンレスからなる先端部本体2
2に固定される。更に、先端部14には、図2に示され
る照射窓23に連通してライトガイドが設けられ、噴射
ノズル24に接続して送気/送水パイプ等が配設され
る。
【0011】そして、このような先端部14に、プラス
チック材料からなるキャップ26が取り付けられること
になり、このキャップ26には、上記部材に応じた開口
部が形成される。また、キャップ26の裏側の中央部
に、円柱形の棒状突起27がプラスチック材料で一体に
形成されており、この棒状突起27の先端に、側面部が
膨らんだ抜け止め部28が取付けの際に形成される。即
ち、このキャップ26は、対物レンズ16等の光学系部
材やCCD18を配置する前に、先端部本体22に取り
付けられることになるが、まず先端まで同一径とされた
棒状突起27を本体22の取付け孔29に貫通させて、
キャップ26が先端部本体22の所定位置に配置され
る。この際には、後に乾燥するシール材が上記取付け孔
29やその他の場所に塗布される。その後、棒状突起2
7の先端を半田ごて等の熱供給具(又は超音波溶解具
等)によって溶解すれば、図示のように側面部が膨らん
だ形状の抜け止め部28が形成される。
【0012】従って、実施例では、固定ネジ等を用いる
ことなく、棒状突起27の先端に熱溶解による抜け止め
部28を形成することによって、キャップ26を先端部
14へ短時間に取付けることが可能となる。また、この
ようなキャップ26によれば、従来の図3の場合によう
に、先端面に直径Dの取付け孔6を設ける必要もなく、
先端面のスペースを他の部品、例えば観察窓15、照射
窓23、処置具導出口19等の配置のために、有効に利
用することが可能となる。しかも、上記棒状突起27は
先端面裏側から突出させるので、従来の図4で示したよ
うに、キャップ9の側面長さLをピンネジ10が配置で
きる長さとする必要がなく、キャップ26の側面の長さ
を可能な限り短く設定できる利点がある。
【0013】上記実施例では、キャップ26の中央部の
一箇所に棒状突起27及び抜け止め部28を設けるよう
にしたが、この棒状突起及び抜け止め部は、キャップ2
6の周辺部等の二箇所に設けるようにしてもよい。ま
た、実施例の内視鏡は先端面に観察窓等を配置した直視
型であるが、先端部の側面に観察窓等を配置する側視型
の内視鏡に本発明を同様に適用することができる。更
に、上記実施例は電子内視鏡について説明したが、接眼
レンズを用いて光学的に観察する内視鏡についても同様
に適用できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
先端部本体を覆うための樹脂性材料のキャップに、その
裏側から突出させて棒状突起を一体形成し、この棒状突
起を先端部本体の取付け孔に貫通させた後、その先端を
溶解させてキャップ抜け止め部を形成するようにしたの
で、取付け孔への接着剤の充填作業、乾燥作業をなくす
ことができ、キャップの取付け作業が短時間かつ容易と
なる。また、内視鏡先端面のスペースを有効に利用する
ことができ、しかもキャップ側面の長さを短くできると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るキャップを備えた内視鏡
先端部の構成を示す断面図である。
【図2】図1の先端部の先端面の構成を示す図である。
【図3】従来の内視鏡先端部において先端面に固定ネジ
が配置された例を示す断面図である。
【図4】従来の内視鏡先端部において側面にピンネジが
配置された例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,14 … 先端部、 2,15 … 観察窓、 4,20 … 処置具挿通チャンネル、 5,9,26 … キャップ、 7 … 固定ネジ、 10A,10B … ピンネジ、 22 … 先端部本体、 27 … 棒状突起、 28 … 抜け止め部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 壮太 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 三森 尚武 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察窓、照射窓、処置具挿通チャンネル
    等が配置された内視鏡先端部本体と、この先端部本体を
    覆うために樹脂性材料で形成されたキャップと、このキ
    ャップの先端面裏側から突出させて樹脂性材料により一
    体に形成され、先端部本体の取付け孔を貫通する棒状突
    起と、この棒状突起を取付け孔に貫通させた後、棒状突
    起先端の溶解により形成されたキャップ抜け止め部と、
    から構成するようにしたキャップを備えた内視鏡先端
    部。
JP6208145A 1994-08-09 1994-08-09 キャップを備えた内視鏡先端部 Pending JPH0854568A (ja)

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JP6208145A JPH0854568A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 キャップを備えた内視鏡先端部

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JPH0854568A true JPH0854568A (ja) 1996-02-27

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ID=16551387

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JP6208145A Pending JPH0854568A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 キャップを備えた内視鏡先端部

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08286127A (ja) * 1995-04-11 1996-11-01 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡の先端部
DE10024748B4 (de) * 1999-05-19 2006-06-29 Fujinon Corp. Röhrenverbindungsstruktur in einem Endoskop
JP2013052118A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Fujifilm Corp 内視鏡挿入部の先端部および内視鏡

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08286127A (ja) * 1995-04-11 1996-11-01 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡の先端部
DE10024748B4 (de) * 1999-05-19 2006-06-29 Fujinon Corp. Röhrenverbindungsstruktur in einem Endoskop
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Effective date: 20040209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330