JPH085197B2 - サ−マルプリンタにおけるヘッド位置制御装置 - Google Patents

サ−マルプリンタにおけるヘッド位置制御装置

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JPH085197B2
JPH085197B2 JP62195242A JP19524287A JPH085197B2 JP H085197 B2 JPH085197 B2 JP H085197B2 JP 62195242 A JP62195242 A JP 62195242A JP 19524287 A JP19524287 A JP 19524287A JP H085197 B2 JPH085197 B2 JP H085197B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/304Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
    • B41J25/312Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with print pressure adjustment mechanisms, e.g. pressure-on-the paper mechanisms

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  • Common Mechanisms (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、サーマルヘッドに整列配置されている複数
の発熱素子を選択的に発熱することによりインクリボン
のインクを溶融して用紙に転写するサーマルプリンタに
係り、特に、用紙に対するサーマルヘッドの接離を抑制
するサーマルプリンタにおけるヘッド位置制御装置に関
する。
〔従来の技術〕
前述したサーマルプリンタにおいては、一般に、プラ
テンに沿って移動するキャリッジが設けられており、こ
のキャリッジに前後方向に移動可能に搭載されているヘ
ッド取付台にサーマルヘッドが取付けられている。ま
た、キャリッジには、このヘッド取付台を押動してサー
マルヘッドを用紙に圧接せしめるヘッド圧接レバーが回
動自在に枢着されており、このヘッド圧接レバーをヘッ
ド圧接板が押動することによりヘッド取付台を押動せし
めるようになっている。そして、前記キャリッジの走行
ならびに用紙に対するサーマルヘッドの接離は、従来か
らひとつのモータにより行なわれていた。
ところで、前述したサーマルプリンタにおいては、印
字時なサーマルヘッドおよびプラテン間にインクリボン
および用紙を挟持して、サーマルヘッドのインクリボン
に対する圧接力によりサーマルヘッドすなわちキャリッ
ジと等速でインクリボンを走行せしめ、用紙およびイン
クリボンの相対速度を生じないようにして用紙上の所定
位置にインクリボンのインクを転写するようにしてい
た。
しかしながら、このように連続的にインクリボンを走
行させて印字を行なうのでは、印字間隔が大きく開いて
いるスペース部分においてもインクリボンを走行させる
ことになってしまい。しかも一度走行させてしまったイ
ンクリボンは、随所にインクが用紙に転写されてしまっ
ている空白箇所があるため再使用しないようにしてい
る。したがって、スペース部分に対向し、再使用可能な
部位のインクリボンは無駄になってしまうことになる。
このため、従来から、入力されている画像情報を印字
する際、画像情報に大きなスペース部分がある場合にこ
れを検知してサーマルヘッドをインクリボンから離間さ
せてこの状態においてはインクリボンが走行しないいわ
ゆるテープセーブモードを設けることが考えられてい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで従来は、前述したテープセーブモードと印字
モードとの切換えのためにソレノイドを設けてサーマル
ヘッドの接離を行なっていたため、構造が複雑になって
いたし、またコストも高くなっていた。
本発明は、このような従来のものにおける問題点を解
決し、簡単な構成によりテープセーブを行なうことがで
き、サーマルプリンタを安価に製造できるサーマルプリ
ンタにおけるヘッド位置制御装置を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前述した問題点を解決するため本発明は、逆転可能な
モータによりプラテンに沿って移動し得るキャリッジに
プラテンに対し接離し得るように移動可能とされたサー
マルヘッドを搭載するとともに、このサーマルヘッドを
移動させるために前記モータにより回動されるカムおよ
びこのカムの作用を前記サーマルヘッドに伝達してサー
マルヘッドをプラテンに対し接離せしめるヘッド圧接板
を設け、前記カムのカム曲線を、プラテンに対しサーマ
ルヘッドを離間させる位置からサーマルヘッドを圧接さ
せる位置およびサーマルヘッドを離間させる他の位置の
いずれか一方に選択的に移行し得る形状に形成し、前記
モータによるカムの回転に伴ないカムのカム曲線に沿っ
て移動し得るカムフォロワを備えたカムレバーに前記ヘ
ッド圧接板を所定角度だけ相対移動し得るように接続
し、前記ヘッド圧接板に突設した他のカムフォロワを前
記カムレバーの回動を規制するために設けたハートカム
のカム曲線に係合せしめ、前記モータの駆動を間歇駆動
機構を介してキャリッジへ伝達するようにしたことを特
徴としている。
〔作 用〕
前述した構成の本発明によれば、所定角度だけ相対移
動し得るように接続されたカムレバーおよびヘッド圧接
板のうちカムレバーのカムフォロワをモータにより両方
向に駆動されるカムに係合せしめるとともに、ヘッド圧
接板のカムフォロワをハートカムに係合せしめたので、
カムレバーのカムフォロワがカムのカム曲線のサーマル
ヘッドをプラテンに対し圧接させる位置に係合している
状態においてモータを駆動してカムを今までと逆方向に
回動させると、カムレバーのカムフォロワはサーマルヘ
ッドをプラテンに対し離間させる位置に到達する。そし
て、モータの駆動を間歇駆動機構を介してキャリッジへ
伝達しているので、前述した範囲のカムの回動によって
はキャリッジは走行せず、その場に静止している。そこ
で、モータを再度逆方向に駆動するとカムレバーのカム
フォロワは、ヘッド圧接板のカムフォロワがハートカム
に係合していることと相挨ってプラテンに対しサーマル
ヘッドを離間させる他の位置に到達し、その後さらにモ
ータの回転を続けることによりサーマルヘッドは離間し
た状態において印字時と同方向に走行するテープセーブ
モードとなる。なお、テープセーブモードを印字モード
に切換えるためには、前述したと同様にカムの回転方向
を違えるようにして両方向に回転すればよいし、また、
プラテンに対しサーマルヘッドを離間させてキャリッジ
を初期位置に戻すキャリッジリターンモードとするに
は、印字モードあるいはテープセーブモードからカムが
逆方向に回転するようにモータを駆動した上でモータ駆
動を継続すればよい。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例により説明する。
第1図および第2図は本発明に係るヘッド位置制御装
置を適用したサーマルプリンタを示すものであり、ま
ず、このサーマルプリンタを概略について説明する。
ケーシング1には、平板状でかつ断面L字状のプラテ
ン2が水平方向に延在するように取付けられており、こ
のプラテン2の前面には同じく平板状のゴム板3が支持
されている。前記プラテン2の背部には、プラテン2の
ゴム板3の前方に図示しない用紙を供給する複数の大径
のゴム製の搬送ローラ4,4…がプラテン2と平行な回転
軸5に支持されて配設されており、各搬送ローラ4に
は、支持軸6によりケーシング1に揺動自在に支持され
た湾曲状のブラケット7に取付けられている小ローラ8,
8が接合されるようになっている。そして、各搬送ロー
ラ4および小ローラ8間に挟持した用紙を回転軸5を回
転して搬送するようになっている。
前記プラテン2の前方のケーシング1には、プラテン
2と平行に延在するそれぞれ円柱状のガイドロッド9A,9
Bが取付けられており、これらの両ガイドロッド9A,9Bに
は、キャリッジ10がプラテン2に沿って走行し得るよう
に支持されている。前記ガイドロッド9A,9Bのほぼ両端
部のケーシング1には、両ガイドロッド9A,9Bの離間方
向に間隔を隔てて各1対のそれぞれ鉛直方向の軸線を有
する歯付ベルト車11A〜11Dが支持されており、これらの
歯付ベルト歯11A〜11Dには歯付ベルト12が巻回されて、
この歯付ベルト12の中間部は前記キャリッジ10と連結さ
れている。前記歯付ベルト車11Aは駆動プーリ、歯付ベ
ルト車11B〜11Dは従動プーリとされており、この歯付ベ
ルト車11Aは、同軸的に配置された駆動歯車13と図示し
ない間歇運動機構を介して連結され、この駆動歯車13は
逆転可能なモータ14により両方向に回転駆動されるよう
になっている。したがって、モータ14をそれまでの回転
方向と逆方向に駆動すると、駆動歯車13が所定数(一例
として歯数80)だけ回転するまでその回転は歯付ベルト
車11Aに伝達されず、よってモータ14の駆動の初期にお
いては、歯付ベルト12は走行せずキャリッジ10は静止状
態に保持されることになる。
前記キャリッジ10には、前記プラテン2のゴム板3に
対し接離し得るように可動にサーマルヘッド15が搭載さ
れており、このサーマルヘッド15は、第3図A,Bに詳示
するように、キャリッジ10に摺動自在に支持された断面
L字状のヘッド取付台16に取付けられており、サーマル
ヘッド15がゴム板3から離間する方向に図示しないばね
により付勢されている。また、前記キャリッジ10には、
前記サーマルヘッド15がプラテン2のゴム板3に圧接す
るようにヘッド取付台16を押動するベルクランク状のヘ
ッド圧接レバー17が回動自在に枢着されており、このヘ
ッド圧接レバー17の先端部の下側にはガイドローラ18が
回転自在に支持されている。なお、このヘッド圧接レバ
ー17は、自由状態においては、自重によりヘッド取付台
16から離間するようになっている。
前記ガイドロッド9Aの両端部には、一体形成された支
持板部20および両アーム21,22とにより全体としてほぼ
コ字状をなすヘッド圧接板19の両アーム21,22が回転自
在に枢着されており、ガイドロッド9Aと平行に延在する
ヘッド圧接板19の支持板部20には、前記サーマルヘッド
15がプラテン2に圧接するようにヘッド圧接レバー17に
圧接してヘッド圧接レバー17を回動せしめる押動板23が
取付けられている。なお、この押動板23および前記ケー
シング1間には、押動板23をヘッド圧接レバー17に圧接
する方向に付勢するコイルばね24が介装されている。
第1図および第2図に戻って前記回転軸5の端部には
歯車25が嵌着されており、一方、前記ケーシング1には
ブラケット26が立設され、このブラケット26にはモータ
27が取付けられている。そして、このモータ27および前
記歯車25間には歯車列28が介装され、モータ27の駆動を
減速して歯車25間に伝達するようになっており、したが
って、このモータ27の駆動により各搬送ローラ4を回転
駆動して用紙を搬送することができる。
一方、前記回転軸5の端部の近傍には他のブラケット
29が立設されており、このブラケット29には上下方向に
間隔を隔てて前記ガイドロッド9Aと平行に延在する1対
の支持軸30,31が支持されている。このうち、下方の支
持軸31には、外周に歯部33の形成された円柱状の溝カム
32が回転自在に支持されており、この支持軸31は歯部33
および前記駆動歯車13にそれぞれ噛合し、ケーシング1
上に取付けられた歯車列34を介して前記モータ14の回転
を伝達されて回転駆動されるようになっている。この溝
カム32のカム溝35は、第4図A,Bに詳示するように、溝
カム32の中心部に内端36が形成され、ここから反時計方
向に半径を漸増するようにして約300度にわたって延在
する主カム溝37を有しており、溝カム32の外周近傍に主
カム溝37の外端38が形成されている。一方、前記内端36
から約100度反時計方向に延在した部位の主カム溝37か
らは同じく反時計方向に延在する副カム溝39が円周方向
において前記主カム溝37とほぼ等しい位置まで到達する
ように分岐しており、この外端38は半径を増減しない円
周方向溝とされている。そして、このカム溝35にはカム
フォロワ41が係合しており、このカムフォロワ41は、前
記ヘッド圧接板19のアーム21と隣接位置に配設され、同
じく前記ガイドロッド9Aに回動自在に枢着されているカ
ムレバー40に突設されている。このカムレバー40の上端
部には、第3図A,Bに詳示するように、屈曲して前記ア
ーム21の方向に突設する突起42が一体に突設されてお
り、他方、前記アーム21の上端にはほぼL字状に後方に
突出する突起43が一体に突設されている。そして、前記
突起42が突起43の下方に形成された凹部44に遊嵌するこ
とによりヘッド圧接板19およびカムレバー40はカムレバ
ー40の突起42がアーム21の凹部44内を揺動できる距離A
しか相対的に移動することができない。また、これらの
アーム21およびカムレバー40間にはアーム21を第3図A,
Bにおいて相対的に時計方向に回動せしめ、ヘッド圧接
レバー17を押動するように作用するコイルばね45が介装
されている。なお、カムレバー40のカムフォロワ41が溝
カム32の主カム溝37、副カム溝39の端部に位置している
状態においてモータ14によりさらにカムフォロワ41を端
部に押付ける方向に溝カム32を回転駆動すると、溝カム
32は過負荷により停止するようになっている。
前記ブラケット29に支持されている上方の支持軸30に
は、カム溝47が第5図に詳示するように、ほぼハート状
に形成されているハートカム46の上部が回動自在に支持
されている。このカム溝47には、前記ヘッド圧接板19の
アーム21に突設されたカムフォロワ48が係合されるよう
になっており、カムフォロワ48が第5図においてカム溝
47内を時計方向に移動するようにハートカム46は前記支
持軸30に巻回されたコイルばね49により時計方向に付勢
され、かつこのコイルばね49によりカムフォロワ48のカ
ム溝47への係合を確実にならしめるため支持軸30の軸方
向にも付勢されている。前記カム溝47は、その下端部47
aを印字時にカムフォロワ48が係合する印字ポジション
とされており、また、この印字ポジション47aから時計
方向に進んだ上端部47bは、プラテン2からサーマルヘ
ッド15が離間する際にカムフォロワ48が係合するヘッド
アップポジションとされている。さらに、このヘッドア
ップポジション47bから時計方向に進んだ凹部47cは、テ
ープセーブモードの時にカムフォロワ48が係合するテー
プセーブポジションとされ、さらにまたこのテープセー
ブポジション47cから時計方向に進んだ上端部は47dは、
印字の改行時にプラテン2から回転軸15を離間させてキ
ャリッジ10を戻すキャリッジリターンポジションとされ
ている。なお、前記カム溝47は、印字ポジション47aか
らヘッドアップポジション47b,テープセーブポジション
47c,キャリッジリターンポジション48dへと溝の深さを
漸減されるように構成され、ガイドローラ48の反時計方
向への移動を阻止するように印字ポジション47aに至る
直前に段部50が形成されている。また、ガイドローラ48
の反時計方向への移動をさらに確実に阻止するため印字
ポジション47aは前記段部50から斜め下方に延在してい
る。
前記溝カム32の半径方向における主カム溝37の内端36
および副カム溝39間のストロークBは、前述したヘッド
圧接板19のアーム21およびカムフォロワ41間の相対回動
のストロークAとハートカム46のヘッドアップポジショ
ン47bおよびテープセーブポジション47c間におけるアー
ム21の回動ストロークCとの和より大きくされており
(B>A+C)、コイルばね45を伸長させて溝カム32の
主カム溝37の内端36に位置しているカムフォロワ41をこ
のコイルばね45のばね力により副カム溝39内に導入して
テープセーブモードを行ない得るようになっている。
印字方向における最上流側のケーシング1上には、前
記歯付ベルト車11C,11D間に位置するフォトセンサ51が
配設されており、このフォトセンサ51により電源投入時
あるいは印字時におけるキャリッジ10の初期化を行なう
ようになっている。前記フォトセンサ51は門型のフレー
ム52を有しており、このフレーム52内には図示しない発
光器および受光器が間隔を隔てて配設されている。一
方、前記ヘッド圧接板19のアーム22には、フォトセンサ
51のフレーム52内に臨み、サーマルヘッド15が印字位置
にあるときのみ発光器から受光器に到達する光を遮蔽す
る遮蔽板53が突設されている。また、前記キャリッジ10
には、このキャリッジ10が初期位置に位置しているとき
のみフォトセンサ51の発光器から受光器に到達する光を
遮蔽する遮蔽板54が突設されている。
つぎに、前述した実施例の作用について説明する。
まず、電源投入時あるいは印字開始時には、キャリッ
ジ10を初期位置に臨ませるとともに印字を開始するとテ
ープセーブモードではなく印字モードが開始されるよう
にしなければならない。このためには、最初にモータ14
を駆動してキャリッジ10を印字モードの時と同方向に小
さな距離だけ移動せしめる。そして、最初にキャリッジ
10がどこに位置していたとしてもキャリッジ10の遮蔽板
54によりフォトセンサ51の発光器からの光を遮蔽できな
い位置まてキャリッジ10が移動したら、この状態におい
てフォトセンサ51のチェックを行ない、フォトセンサ51
の発光器からの光が受光器に到達していたらテープセー
ブモードにあると判断し、また、フォトセンサ51の発光
器からの遮蔽板53により受光器に到達しなかったら印字
モードにあると判断する。これによって印字モードとテ
ープセーブモードの判別はできたが、つぎにモータ14を
再度逆転したときに印字モードとなるのは、いままでが
テープセーブモードであった場合に限られるので、いま
までが既に印字モードであった場合には、モータ14を二
度逆方向に駆動してテープセーブモードからキャリッジ
リターンモードに移行するようにしておく。この状態に
おいては、フォトセンサ51の発光器からの光は遮蔽板53
に遮蔽されることなく受光器に到達する状態になってい
る。また、カムレバー40のカムフォロワ41は溝カム32の
カム溝35の内端に位置しており、さらに、ヘッド圧接板
19のアーム21のカムフォロワ48はハートカム46のキャリ
ッジリターンポジション47dに位置している。つぎに、
前記モータ14を逆転してサーマルヘッド15がプラテン2
から離間するキャリッジリターンモードにしてキャリッ
ジ10を戻し、キャリッジ10に突設されている遮蔽板54に
よりフォトセンサ51の発光器からの光が遮蔽されるまで
キャリッジ10を移動して停止する。なお、キャリッジ10
上にはあらかじめ所定のリボンカセット55が搭載されて
いる。
このようにしておき、モータ27を駆動して各搬送ロー
ラ4および小ローラ8により図示しない用紙を搬送し、
用紙の所定位置がプラテン2のゴム板3上に位置したら
図示しない印字ボタンを押す。すると、モータ14が駆動
されて駆動歯車13を第2図において時計方向に回転し始
め、これにより溝カム32は第4図Aにおいて時計方向へ
回転し始める。すると、この回転前にカム溝35の内端36
に位置していたカムレバー40のカムフォロワ41はカム溝
35に沿って相対的に溝カム32の反時計方向に移動する
が、押動板23をヘッド圧接レバー17に圧接する方向に付
勢するコイルばね24と、ヘッド圧接板19のアーム21およ
びカムレバー40間に介装されたコイルバネ45によりヘッ
ド圧接板19を介してカムレバー40は第3図A,Bにおいて
時計方向に付勢されているので、カムレバー40のカムフ
ォロワ41は溝カム32のカム溝35の半径方向外方に押し付
けられることになり、カムフォロワ41は主カム溝37に沿
ってその外端38にまで到達する。このとき、ヘッド圧接
板19のアーム21のカムフォロワ48はハートカム46のカム
溝47のキャリッジリターンポジション47d方向に移動す
る。これによりヘッド圧接板19は第3図Aにおいて時計
方向に回動されてヘッド圧接レバー17を同じく時計方向
に回動せしめ、ヘッド取付台16を移動してサーマルヘッ
ド15を図示しないインクリボンおよび用紙を介してプラ
テン2のゴム板3に当接せしめる。このようにしてサー
マルヘッド15がプラテン2のゴム板3に当接すると、ヘ
ッド圧接レバー17およびヘッド圧接板19はそれ以上回動
し得ないが、溝カム32の使用によりカムレバー40はさら
に回動するのでコイルばね45を伸長せしめることにな
り、この結果、コイルばね45のばね力によりサーマルヘ
ッド15はプラテン2のゴム板3に圧接されることにな
る。なお、このときモータ14は駆動歯車13から図示しな
い間歇駆動機構を介して歯付ベルト車11Aに伝達される
ので、歯付ベルト12は走行されず、キャリッジ10は走行
されず静止している。
そこで、前記モータ14を同方向にさらに回転すると、
モータ14の回転が間歇駆動機構を介して歯付ベルト車11
Aに伝達されて歯付ベルト12によりキャリッジ10が第2
図において右方向に走行を開始することになり、サーマ
ルヘッド15の発熱によりインクリボンのインクが用紙に
転写されて印字が行なわれる。そして、1行分の印字が
終了したらモータ14を逆転する。すると、今度は駆動歯
車13が反時計方向に回転して溝カム32は第4図Aにおい
て反時計方向へ回転し始める。すると、溝カム32の主カ
ム溝37の外端38に位置していたカムレバー40のカムフォ
ロワ41は主カム溝37内を相対的に時計方向に移動して内
端36に到達する。このとき、ヘッド圧接板19のアーム21
のカムフォロワ48はハートカム46のカム溝47の印字ポジ
ション47aからキャリッジリターンポジション47dに移動
する。これによりヘッド圧接板19は第3図Bにおいて反
時計方向に回動され、この結果、押動板23はヘッド圧接
レバー17から離間し、ヘッド圧接レバー17は自重により
第3図Bにおいて反時計方向に回動され、サーマルヘッ
ド15はプラテン2のゴム板3から離間する。
そこで、前記モータ14を同方向にさらに回転すると、
モータ14の回転が間歇駆動機構を介して歯付ベルト車11
Aに伝達されて歯付ベルト12によりキャリッジ10が第2
図において左方向に走行を開始することになり、キャリ
ッジリターンが行なわれる。そして、このキャリッジリ
ターンの最中にモータ27が再度駆動されて所定長の紙送
りを行なう。また、キャリッジ10がケーシング1の左端
まで戻ってキャリッジ10の遮蔽板54の発光器からの光が
遮蔽されたらモータ14を逆転する。すると、駆動歯車13
が再度時計方向に回転して溝カム32は第4図Aにおいて
時計方向へ回転し始める。すると、カム溝35の内端36に
位置していたカムレバー40のカムフォロワ41は溝カム35
に沿って相対的に溝カム32の反時計方向に移動するが、
このカムレバー40とともに回動するアーム21のカムフォ
ロワ48はハートカム46のカム溝47内をヘッドアップポジ
ション47bからテープセーブポジション47cまでしか移動
し得ないので、溝カム32のカム溝35内におけるカムフォ
ロワ41の移動によりそれ以上回動しようとするカムレバ
ー40はコイルばね45を伸長されるようにして単独で第3
図Bにおいて時計方向に回動することになり、伸長され
たコイルばね45のばね力により逆にこの図において反時
計方向に回動する力を受け、これによりカムレバー40の
カムフォロワ41は溝カム32のカム溝35の半径方向内方に
押し付けられることになり、カムフォロワ41は副カム溝
39に導入されることになり、テープセーブモードとなっ
てしまう。そこで、キャリッジ10が走行を開始しない状
態のときに再度モータ14を逆転させてカムレバー40のカ
ムフォロワ41を溝カム32のカム溝35の内端36に到達せし
めるとともに、アーム21のカムフォロワ48をハートカム
46のカム溝47のテープセーブポジション47cからキャリ
ッジリターンポジション47dに到達せしめて再度キャリ
ッジリターンモードにした上で再度モータ14を逆転させ
てサーマルヘッド15をプラテン2のゴム板3に圧接した
上で前述したと同様にして印字を行なう。
ところで、画像情報に大きなスペースがある場合に
は、インクリボンを無駄にしないためにテープセーブモ
ードにするべきであり、このためには、画像情報にテー
プセーブモードにすべき大きなスペース部分があること
をサーマルプリンタのCPU(図示せず)が検知して今ま
で印字モードとされていたモータ14を逆転する。する
と、前述した初期化動作のときと同様にして、カムレバ
ー40のカムフォロワ41が溝カム32のカム溝35内を主カム
溝37の外端38から内端36に移動するとともに、ヘッド圧
接板19のアーム21のカムフォロワ48がハートカム46のカ
ム溝47内を印字ポジション47aからヘッドアップポジシ
ョン47bに移動することによりキャリッジリターンモー
ドとなるので、当然のことながらキャリッジ10が移動を
開始しない間に再度モータ14を逆転して前述したと同様
に、カムレバー40のカムフォロワ41が溝カム32のカム溝
35内を内端36から外側に移動する際に、ヘッド圧接板19
のアーム21のカムフォロワ48がハートカム46の溝47内を
ヘッドアップポジション47bからテープセーブポジショ
ン47cに移動することによりコイルばね45のばね力でカ
ムレバー40のカムフォロワ41が溝カム32のカム溝35の副
カム溝39に導入されてサーマルヘッド15がプラテン2の
ゴム板3から離間するテープセーブモードになる。した
がって、このテープセーブモードにおいては、キャリッ
ジ10は印字モードと同様に第2図において左から右へと
移動するが、前述したようにサーマルヘッド15がプラテ
ン2のゴム板3から離間されているので、これらの間に
介装されているインクリボンは走行せず、したがってイ
ンクリボンが無駄になることはない。なお、CPUからの
指令によりテープセーブモードを印字モードに切換える
には、前述したと同様にモータ14を二度にわたって逆転
することによりキャリッジリターンモードを介して印字
モードにすることができる。
前述したように本実施例によれば、インクリボンを無
駄にしないテープセーブモードをソレノイドのような高
価な部品を使用することなく、しかも比較的簡単な構成
により達成でき、安価に製造することができる。また、
キャリッジ10ならびに、ヘッド圧接板19の初期化を単一
のフォトセンサ51により安定的に達成することができ、
印字位置のばらつきが生じることを回避することができ
る。さらに、プラテン2のゴム板3に対するサーマルヘ
ッド15の圧接力を2つのコイルばね24,45により得てい
るので、ひとつのばねによりサーマルヘッド15の圧接力
を得るのと比較してモータ14の負荷を小さくすることが
できる。
なお、本発明は、前述した実施例に限定されるもので
はなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、カムレバーのカ
ムフォロワが係合しているカムを2回逆転することによ
りヘッド圧接板のカムフォロワが係合しているハートカ
ムの作用と相埃って印字モードとキープセーブモードと
の切換えを簡単かつ安定的に行なうことができ、しか
も、簡単な構成により安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るヘッド位置制御装置を適用したサ
ーマルプリンタの実施例を示す分解斜視図、第2図は第
1図の組立て平面図、第3図A,Bはヘッド圧接板および
カムレバーの作用を示す概略側面図、第4図A,Bは溝カ
ムのカム溝の詳細を示す正面図ならびに展開図、第5図
はハートカムのカム溝の詳細を示す正面図である。 1……ケーシング、2……プラテン、4……搬送ロー
ラ、10……キャリッジ、14……モータ、15……サーマル
ヘッド、16……ヘッド取付台、17……ヘッド圧接レバ
ー、19……ヘッド圧接板、20……支持板部、21,22……
アーム、27……モータ、32……溝カム、37……主カム
溝、39……副カム溝、40……カムレバー、41,48……カ
ムフォロワ、45,49……コイルばね、46……ハートカ
ム、47……カム溝、51……フォトセンサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】逆転可能なモータによりプラテンに沿って
    移動し得るキャリッジにプラテンに対し接離し得るよう
    に移動可能とされたサーマルヘッドを搭載するととも
    に、このサーマルヘッドを移動させるために前記モータ
    により回動されるカムおよびこのカムの作用を前記サー
    マルヘッドに伝達してサーマルヘッドをプラテンに対し
    接離せしめるヘッド圧接板を設け、前記カムのカム曲線
    を、プラテンに対しサーマルヘッドを離間させる位置か
    らサーマルヘッドを圧接させる位置およびサーマルヘッ
    ドを離間させる他の位置のいずれか一方に選択的に移行
    し得る形状に形成し、前記モータによるカムの回転に伴
    ないカムのカム曲線に沿って移動し得るカムフォロワを
    備えたカムレバーに前記ヘッド圧接板を所定角度だけ相
    対移動し得るように接続し、前記ヘッド圧接板に突設し
    た他のカムフォロワを前記カムレバーの回動を規制する
    ために設けたハートカムのカム曲線に係合せしめ、前記
    モータの駆動を間歇駆動機構を介してキャリッジへ伝達
    するようにしたことを特徴とするサーマルプリンタにお
    けるヘッド位置制御装置。
  2. 【請求項2】前記ヘッド圧接板およびカムレバー間には
    両者を近接する方向に付勢するばね部材が介装されてお
    り、前記ヘッド圧接板には前記サーマルヘッドをプラテ
    ンに圧接する方向に付勢するばね部材が取付けられてい
    る特許請求の範囲第1項記載のサーマルプリンタにおけ
    るヘッド位置制御装置。
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