JPH0580605A - 像加熱装置 - Google Patents

像加熱装置

Info

Publication number
JPH0580605A
JPH0580605A JP3243301A JP24330191A JPH0580605A JP H0580605 A JPH0580605 A JP H0580605A JP 3243301 A JP3243301 A JP 3243301A JP 24330191 A JP24330191 A JP 24330191A JP H0580605 A JPH0580605 A JP H0580605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
time
image
sheet
temperature detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3243301A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensaku Kusaka
健作 草加
Takeo Yamamoto
武男 山本
Tsuneji Masuda
恒司 桝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3243301A priority Critical patent/JPH0580605A/ja
Priority to EP92116302A priority patent/EP0534417B1/en
Priority to DE69217436T priority patent/DE69217436T2/de
Publication of JPH0580605A publication Critical patent/JPH0580605A/ja
Priority to US08/226,369 priority patent/US5915146A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続的に加熱動作わ行なった際に記録材の通
紙域外に対応する部分が昇温し装置の損傷が生じる。特
に、移動フィルムを用いるとヒータ長手方向の温度差で
走行不良が生じる。このような問題を解決する。 【構成】 加熱体の長手方向に温調用の温度検知部材と
異なる位置に第2の温度検知部材を設け、この第2の温
度検知部材の検知出力に基づき加熱動作を休止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録材上の画像を加熱す
る像加熱装置に関し、特に記録材の未定着画像を加熱定
着する装置に好適な像加熱装置に関する。
【0002】
【従来技術】未定着画像の加熱定着や画像の表面性の改
質を行なう像加熱装置としては、加熱ローラと加圧ロー
ラとで画像を支持した記録材を挟持搬送する熱ローラ方
式が普及してい。
【0003】このような熱ローラ方式では加熱ローラの
昇温速度を高くするために加熱ローラの芯金の厚みは薄
くなってきている。
【0004】また、特開昭63−313182号公報、
特開平2−157878号公報等では低熱容量のサーマ
ルヘッドとこのサーマルヘッドと摺動するフィルムを用
いた加熱定着装置が考えられている。
【0005】この加熱定着装置は記録材の移動方向と直
交する方向に沿った通電発熱層を有し、記録材サイズに
かかわらず、通電発熱層全域に通電される。
【0006】
【発明が解決する問題点】この芯金の非常に薄い加熱ロ
ーラやサーマルヘッドを用いた像加熱装置では、記録材
巾の外側で非通紙部昇温が発生する。
【0007】特に最大サイズより小さな巾の記録材を連
続して通紙した際には非通紙部昇温は大きい。
【0008】この非通紙部昇温が大きくなると像加熱装
置の異常、劣化、ひどい時には損傷が生じる。
【0009】また、前述したフィルムを用いる像加熱装
置では通紙部と非通紙部の大きな温度差によりフィルム
にしわや蛇行が発生してしまう。
【0010】
【問題点を解決する手段】上記問題点を解決する本発明
は、移動する記録材上の画像を加熱するための記録材の
移動方向と交差する方向に沿って設けられた加熱体と、
この加熱体の温度を検知する第1の温度検知部材と、こ
の第1の温度検知部材の検知温度が一定となるように加
熱体への通電を制御する通電制御手段と、を有する像加
熱装置において、加熱体の長手方向で第1の温度検知部
材とは異なる位置に設けられた第2の温度検知部材と、
この第2の温度検知部材の検知温度に基づき像加熱処理
を休止する休止手段と、を有することを特徴とするもの
である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0012】図2は本発明の実施例の定着装置60を用
いた画像形成装置の一例の概略構成を示している。
【0013】本例の画像形成装置は原稿台固定−光学系
移動型、回転ドラム型、転写式の電子写真複写装置であ
る。
【0014】固定の原稿台ガラス20上に原稿19を所
要に載置し、所要の複写条件を設定した後、コピースタ
ートキーを押すと、感光体ドラム39が矢示の時計方向
に所定の周速度で回転駆動される。
【0015】また光源21(22は反射笠)と第1ミラ
ー23が原稿台ガラス20の下面に沿ってガラス左辺側
のホームポジションからガラス右辺側へ所定の速度Vで
往動し、第2ミラー・第3ミラー24・25が同方向に
V/2の速度で往動することで原稿台ガラス20上の載
置原稿19の下向き画像面が左辺側から右辺側に照明走
査され、その照明走査光の原稿面反射光が結像レンズ2
9、固定第4〜6ミラー26・27・28を介して回転
感光体ドラム39面に結像露光(スリット露光)され
る。
【0016】回転感光体ドラム39の表面はこの露光前
に1次帯電器30により正又は負の所定電位に一様に帯
電処理されており、この帯電面に対して上記の露光がな
されることで、ドラム39面に原稿画像に対応したパタ
ーンの静電潜像が順次に形成されていく。感光ドラム3
9面の形成静電潜像は現像装置31の現像ローラ32で
トナー像として顕画される。
【0017】一方、給紙ローラ61により記録材として
の転写材シートPが給送され、ガイド33を通って所定
のタイミングでドラム39と転写帯電器34との間の転
写部へ導入されて転写コロナを受けることでドラム39
に接しドラム39面側のトナー顕画像がシートP面に順
次に転写されていく。
【0018】像転写部を通過したシートPは除電針35
によって背面電荷の除電を受けつつ、ドラム39面から
順次に分離され、搬送部38・入口ガイド10で定着装
置60へ導入され、後述するようにトナー画像定着を受
け、画像形成物として排紙ガイド12、排紙ローラ対4
0により機外へ排出される。
【0019】転写後のドラム39面はクリーニング器3
6のクリーニングブレード37で残トナー等の汚れが除
去されて清浄面化され、繰り返して像形成に供される。
【0020】往復移動した移動光学部材21〜25は所
定の往動終点に到達すると復動移動に転じられてはじめ
のホームポジションへ戻り、次のコピーサイクルの開始
まで待機する(光学系のバック行程)。
【0021】コピースタートキーが押される前に複数枚
(たとえば100枚)のコピー枚数が指定された場合、
光学系のバック行程が終了した後に、図3に示すマイク
ロコンピュータMPUにより、所定のインターバルをも
って前記の工程を繰り返し、連続的に画像形成が行なわ
れる。
【0022】次に本発明の実施例の像加熱装置である定
着装置60について説明する。
【0023】図1は定着装置60の側断面図である。
【0024】6はエンドレスベルト状の定着フィルムで
あり、図中左側の定着フィルムを回転駆動する駆動ロー
ラ7と、右側の定着フィルムに従動回転する従動ローラ
8と、この両ローラ7、8間の下方に固定配設した。低
熱容量線状ヒータ1の、3部材7、8、1間に懸回張設
してある。
【0025】従動ローラ8は定着フィルム6を外側に張
る方向にテンションを印加するテンションローラを兼ね
ている。
【0026】定着フィルム6は、表面にシリコンゴム等
のゴム層を被覆して摩擦係数を高めた駆動ローラ7の時
計方向の回転駆動に伴ない、時計方向に所定の周速度を
もってシワや蛇行、速度遅れなく回転駆動される。
【0027】9はヒータ、定着フィルム、記録材間に圧
力を加えるための加圧手段としての、シリコンゴム等の
離型性の良いゴム、弾性層を有する加圧ローラであり、
前記のエンドレスベルト状定着フィルム6をヒータ1と
の間に挟ませて、ヒータ1の下面に対してバネ等の付勢
手段により、例えば総圧5〜10kgの当接圧をもって
対向圧接させてあり、シートPの搬送方向に順方向であ
る図中反時計方向に回転する。
【0028】回転駆動されるエンドレス状の定着フィル
ム6は、繰り返してトナー画像の加熱定着に供されるの
で、耐熱性・離型性・耐久性に優れ、一般的には100
μm以下、好ましくは40μm以下の薄肉のものを使用
する。一例としては、厚さ20μmのポリイミド、ポリ
エーテルイミド、ポリエーテルサルホン、ポリエーテル
エーテルケトン等の高耐熱樹脂や、ニッケル、SUS等
の金属製の薄肉エントレスベルトの外周面に、PTFE
(四フッ化エチレン樹脂)、PFA(4フッ化エチレン
・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)
等の低表面エネルギーの樹脂又は、これらの樹脂にカー
ボンブラック等の導電材を添加した。離型性コート層を
10μm厚に施こした、総厚30μmのエンドレスベル
トである。
【0029】低熱容量のヒータ1は、たとえば厚さ1.
0mm、巾10mm、長手長340mmの良熱伝導性の
アルミナ基板2に、銀パラジウム酸化ルテニウム等の抵
抗材料を厚さ10μm、巾1.0mmに塗工して発熱層
3を形成し、さらにその上に厚さ10μmのフィルム6
との摺動を考慮したガラス等の保護層4を形成したもの
であり、ヒータ支持体11に取り付け保持させて固定支
持させてある。
【0030】ヒータ支持体11は、ヒータ1を定着装置
60及び画像形成装置に対し断熱支持する、断熱性、高
耐熱性、剛性を有するもので、例えば、PPS(ポリフ
ェニレンサルファイド)、PEEK(ポリエーテルエー
テルケトル)、液晶ポリマ等の高耐熱性樹脂や、これら
の樹脂とセラミックス、金属等との複合材料などで構成
される。
【0031】ヒータの発熱層3には長手方向両端から通
電される。
【0032】通電は交流100Vであり基板2裏面に熱
伝導性シリコン接着剤等で接着又は圧接又は一体的に形
成された。NTCサーミスタ等の温度検知素子5の検知
温度が所定の一定温度に保たれるようにマイクロコンピ
ュータMPU13(図3)により通電制御される。
【0033】図3はヒータ1を給紙側からみた側面図で
ある。通電により発熱する発熱層3は、基板2の下面の
略中央部に基板長手に沿って一直線状に形成してある。
3aと3bはこの発熱層3の左端部と右端部に設けた銀
等の良導電材質の通電用電極(入力端子)である。
【0034】eはこの電極3a、3d間の発熱層3の有
効全長域であり、本例の場合は装置に供給して使用でき
る最大サイズ転写材シートをA3版(巾297mm)に
対応する長さ寸法に設定してある。
【0035】また、図2に示した画像形成装置は、発熱
層3の左端側の基線イを基準とする。いわゆる片側基準
で各種サイズの転写材シートが供給されるものである。
【0036】A6版(巾105mm)の通紙域Cは図2
に示した画像形成装置で使用可能な最小サイズの記録材
の通紙域である。
【0037】5Aは最小通紙域内に設けられた温度検知
素子であるサーミスタである。
【0038】定着時MPU13はサーミスタ5Aの検知
出力が所定の一定値となようにヒータ駆動回路14を制
御し発熱層3への通電を制御している。
【0039】5Bは最小通紙域外に設けられた温度検知
素子であるサーミスタで本実施例では最大通紙域e内
に、更にはB4版(巾257mm)の通紙域d外に配置
してある。
【0040】次に1枚目の定着動作について説明する。
【0041】画像形成スタート信号により画像形成装置
が像形成動作を開始した後に所定のタイミングで定着フ
ィルム6の回動及びヒータ1への通電が開始される。
【0042】記録材である、未定着トナー画像Tを上面
に担持した転写材シートPは、転写部34から定着装置
60へ搬送される。シートPは入口ガイド10に案内さ
れて急速に所定の定着温度まで昇温したヒータ1と、加
圧ローラ9との圧接部Nに未定着トナーをヒータ側にし
て定着フィルム6と密着して進入する。
【0043】シートPは面ズレやしわ寄りを生じること
なく移動定着フィルム6と一緒の重なり状態でヒータ1
と加圧ローラ9との定着ニップ部Nを挟圧力を受けつつ
通過していく。
【0044】シートPのトナー画像担持面は定着フィル
ム面に押圧定着状態で定着ニップ部Nを通過していく過
程で発熱体3の熱を定着フィルム6を介して受け、トナ
ー画像が高温溶融してシート6面に軟化接着化Taす
る。
【0045】本例装置の場合は記録材たるシートPと定
着フィルム6との分離はシートPが定着ニップ部Nを通
過して出た時点で行なわせている。
【0046】この分離時点において溶融トナーTaの温
度は未だトナーのガラス転移点より高温の状態にある。
【0047】この分離点でガラス転移点より高温の状態
にあるトナーTaは適度なゴム特性を有するので、分離
時のトナー画像面は定着フィルム表面にならうことなく
適度な凹凸表面性を有したものとなり、この表面性が保
たれて冷却固化するに至るので、定着済のトナー画像面
には過度の画像光沢が発生せず高品位な画質となる。
【0048】定着フィルム6と分離されたシートPは排
紙ガイド12で案内されて排紙ローラ対(40)へ至る
間にガラス転移点より高温のトナーTaの温度が自然降
温(自然冷却)してガラス転移点以下の温度になって固
化Tbするに至り、画像定着済のシートPが出力され
る。
【0049】次に連続画像形成時の動作シーケンスにつ
いて説明する。
【0050】図4はコピースタートキーが押圧される前
に複数枚(例えば100枚)のコピー枚数が設定された
場合の画像形成開始信号のonのタイミングと、定着ニ
ップ部NをシートPが通過しているタイミング(「有」
がシートPが通過している時、無が通過していない時)
の2つのタイミングキュートと、第1サーミスタ5Aの
検知温度T1、と第2サーミスタ5Bの検知温度T2の時
間変化を示したグラフを同じ時間軸で併記した図であ
る。
【0051】本実施例の画像形成開始信号はマイクロコ
ンピュータMPU19からの給紙ローラ61の動作を制
御する不図示のクラッチ、及び、光源21、22の動作
を開始する信号で最初の画像形成動作を行なわせるため
の信号である。
【0052】なお、本例ではB4サイズ(巾257m
m)で80g/m2の重さのシートをスピード100m
m/secで、通紙している。また、本例では第1サー
ミスタ5Bの検知温度T1が一定の定着温度T1′(例え
ば190℃)に保たれるように、T1の値に応じた所定
の電力がヒータ1に供給される。コピーキーが時刻τ0
に押されたと同等に画像形成開始信号がMPU19より
画像形成装置各部に伝えられ、例えば給紙ローラ61が
回転をはじめシートPが転写帯電器34に向かって搬送
させる。同じ時刻τ0や定着器のフィルム6の回転及び
ヒータ3への通電が開始される。
【0053】時刻τ1に、B4巾のシートPが定着Pに
達するが、それまでに、サーミスタ検知温度T1、及び
2は略同一速度で、室温からT1′まで達している。シ
ートPがニップNを通過する間T1=T1′であるが、T
2は、いわゆる非通紙部昇温によりT1′より上昇する。
【0054】ニップNに時間tc(=τ2−τ1)滞在し
た後シートは定着ニップNを抜ける。
【0055】MPU19からは、コピーキースタートか
ら時間t0(例えば5sec)の後に2枚目の画像形成
信号が発生され、シートPが給紙される。そして、2枚
目のシートは1枚目のシートがニップNを抜けてから所
定の時間tiのインターバルをもって、時刻τ3にニップ
Nに突入する。以後しばらく上記の動作を繰り返す。
【0056】第2サーミスタ検知温度T2は、通紙期間
c中は昇温し、インターバル期間ti中は降温するが、
マクロにみると徐々に上昇してゆく。
【0057】そして時刻τ4に53枚目に相当する画像
形成信号が発せられた後で且つ、52枚目のシートPの
定着ニップNの通過中の時刻τ5に第2サーミスタ5B
の検知温度T2は所定の温度T2′(本例では240℃)
に達する。
【0058】このように非通紙部が昇温し、非通紙域の
第2サーミスタ5Bの検知温度が定着温度T1より50
℃高いT2′以上となるとマイクロコンピュータMPU
13は定着動作を休止する。
【0059】即ち、時刻τ4から時間t0が経過しても画
像形成信号は発せられない。53枚目のシートPが速度
Vpで定着処理を受けニップを抜けたのを不図示のセン
サで検出した時刻τ6に、ヒータ3への通電が停止し、
さらにやや遅れて(0.3〜10sec程度)時刻τ7
に駆動ローラ7の回動が停止し、従って定着フィルム6
の走行も停止する。本例で定着フィルム6をヒータ3へ
の通電停止と同時(時刻τ6)に停止すると、定着フィ
ルム6が加圧ローラ9が熱的にはり付く恐れがあるの
で、時刻τ6から時刻τ7までの若干の時間定着フィルム
6と加圧ローラ9を非加熱空回転した後に停止してい
る。なお、T2′の温度が十分低い等の理由で定着フィ
ルム6と加圧ローラのはりつきの恐れのない場合はτ7
をτ6と同時にしてもよい。
【0060】また、マイクロコンピュータMPU13
は、第2サーミスタの検知温度がT2′以上となり、そ
の時に定着処理中のシートPの定着処理を終了すると、
不図示の表示パネル上で「ウェイト中」を示す表示を行
ない、且つこの表示中は操作者のいかなるキー入力も受
けつけない。
【0061】また、この間に本体電源がオフされた場合
にも「ウェイト中」の状態をMPU13にホールドして
おく。
【0062】そして再度電源が投入された時に第2サー
ミスタの検知温度T2>T2′′(本例では50℃)なら
ばウェイト中を続行する。
【0063】定着動作の休止後、時刻τ8にT2
2′′まで下降する。
【0064】この時点で非通紙部温度T2と通紙部温度
1はヒータは放熱及び長手方向の熱伝導により略等温
となっている。
【0065】時刻τ8にT2≦T2′′となることにより
マイクロプロセッサMPU13はウェイト中を示す表示
及び定着動作の休止を解除し、自動的に54枚目の画像
形成開始信号がMPU19より発せられ、画像形成動作
が再開する。以後計100枚の画像形成及び定着処理が
行なわれる。
【0066】但し、54枚目以降再びT2がT2′を越え
た時は、再び前述の要領で休止工程に入り、再びT2
2′′まで冷えれば後動作再開する。
【0067】(比較例)第2サーミスタ5Bの検知温度
2がT2′以上となっても定着処理を継続した。
【0068】100枚目にはT2=260℃となった。
【0069】すると温度の高い側にフィルムが変位し、
フィルム端部が損傷した。
【0070】更にこの100枚、コピーを20回くり返
す(計2000枚コピー)と、定着フィルムのコーティ
ングに損傷が発生した。
【0071】(実施例2)前述した第1実施例において
定着動作の休止を解除するウェイト解除温度T2′′を
可変とする。
【0072】1回の連続コピーで複数回T2≧T2′とな
り、複数回の休止工程を持ったとき、そのたびにウェイ
ト解除温度T2′′を変える。即ち1回目よりも2回目
のウェイト解除温度を低くする。
【0073】連続コピー中の1回目の休止時より2回目
の休止時の方がヒータ周辺があたたまっているので、同
じウェイト解除温度2回目の方が再びT2の温度がT2
2′になるまでの時間が短い。
【0074】そこで、2回目のウェイト解除温度を1回
目より低くすることにより休止回数を少なくすることが
できる。
【0075】更にT2≧T2′となった時刻における残り
コピー枚数に応じウェイト解除温度を変えても良い。即
ち、残り枚数が所定数より少なければウェイト解除温度
を高くする。
【0076】また、T2の昇温速度に応じ、ウェイト解
除温度T2′′を変える。具体的には、n枚目のコピー
時にT2≧T2′となったとすると、nの値が大きいほ
ど、ウェイト解除温度を高くする。
【0077】装置にダメージを与えたり、あるいは休止
工程の回数を増やすことなく、休止時間を短縮できる。
【0078】(実施例3)定着動作の休止期間である時
刻τ6〜τ8はヒータの放熱が大きいことが好ましい。
【0079】そこで本実施例では時刻τ6〜τ7間の所定
の時刻にヒータ3に対する加圧ローラ9の圧接力をソレ
ノイド等の不図示の加圧解除手段により低減もしくは解
除する。
【0080】そして定着動作の休止を解除する時刻τ8
に再び元の加圧状態に復帰させる。
【0081】ヒータの放熱が促進され休止期間を短くす
ることができる。
【0082】(実施例4)図5に第4実施例のタイミン
グチャートを示す。
【0083】時刻τ5に第2サーミスタ5Bの検知温度
2≧T2′となり、時刻τ6にヒータ3への通電の停止
及びウェイト表示を行ない定着処理を含む画像形成動作
を休止する。
【0084】この休止期間中も駆動ローラ7は回転を続
けることにより定着フィルム6も走行を続ける。
【0085】加圧ローラ9も定着フィルム6に従動して
回転を続ける。
【0086】時刻τ9にT2≦T2′′となり画像形成動
作を再開する。
【0087】定着フィルム6及び加圧ローラ9の回転に
より対流放熱が増加し、ヒータの温度低下が早い。従っ
て休止時間を短縮できる。また、高温状態で定着フィル
ム6と加圧ローラ9を停止圧接させないので、定着フィ
ルム6と加圧ローラ9の熱要因のはりつき等が発生せ
ず、部品寿命がのびる。
【0088】(実施例5)図6に本発明の第5実施例の
タイミングチャートを示す。
【0089】53枚目のシートが定着ニップを抜けた時
刻τ6から所定の時間たった時刻τ10に、不図示のソレ
ノイド等の加圧制御手段により加圧ローラを定着フィル
ムから離間する。T2=T2′′となる時刻τ11に加圧ロ
ーラのヒータに対する加圧を復帰し画像形成動作を再開
する。
【0090】定着フィルムと加圧ローラの間に空気層が
介在するので、定着フィルムからの対流放熱が増加す
る。従ってヒータからの定着フィルムを介しての放熱速
度が増加する。従ってT2の低下もはやく休止時間を短
くできる。また、定着フィルムと加圧ローラのはりつき
等の不具合もなくなる。また、定着フィルムとヒータの
摺動摩擦力が低下するので、休止中の回転に伴なう定着
フィルム内周面の摩耗が防止できる。
【0091】(実施例6)第5実施例で時刻τ10〜τ11
の期間中、クラッチ等を含む不図示の駆動伝達手段によ
り、駆動ローラの回転方向を逆転してもよい。その際、
時刻τ11は再び回転方向を元にもどした後、加圧も復帰
すればよい。
【0092】長手方向に関し、ヒータ、定着フィルム、
駆動ローラに温度差ができると、本例の構成では定着フ
ィルムが高温側に変位する傾向になる。しかし、定着フ
ィルムを逆方向に回すと変位する傾向が逆転するので、
本実施例の方法により定着フィルムの変位を調整でき
る。
【0093】(実施例7)図7に本発明の第7実施例の
断面図を示す。
【0094】本実施例では、ファン70(本例では定着
フィルム長手方向略全域にわたって羽根を配置したクロ
ファフローファン)を排紙側位置に配置し、駆動ローラ
部の定着フィルムの全域にわたってファン70による冷
却風が当たるようにしている。
【0095】図8に本実施例のタイミングチャートを示
す。
【0096】時刻τ10に、加圧解除と略同時にファンを
onし、第2サーミスタの検知温度T2がT2′′以下と
なる。時刻τ11に加圧復帰と略同時にファンの回転を停
止する。
【0097】休止中も走行される定着フィルムを介して
のヒータの放熱が促進されるので、休止時間をさらに短
縮できる。
【0098】尚、この実施例では駆動ローラの位置にフ
ァンにより送風したが、ヒータと加圧ローラのニップの
排紙側を冷却しても良い。
【0099】冷却効果は更に高まる。
【0100】(実施例8)図9に本発明の第8実施例を
示す。
【0101】本実施例ではファンをヒータの長手方向で
複数個設け、少なくとも1つのファンを非通紙部に設け
ている。ファン70AをB4通紙域に、ファン70Bを
第2サーミスタ位置を含むB4非通紙域に設けている。
【0102】そして定着処理を休止する温度T2′を2
20℃と低く設定している。
【0103】図10に本実施例のタイミングチャートを
示す。
【0104】連続コピー中、ファン70Bが長手方向で
非通紙部を冷却しているためT2の上昇速度は小さい。
【0105】52枚目にT2≧T2′(220℃)に達す
る。
【0106】52枚目でT2=T2′に達した例を示す。
τ6で通電停止、休止開始後、τ10で通紙域のファン7
0Aもオンする。
【0107】ファン70AはT2≦T2′′となるτ11
オフする。
【0108】ファン70Bはコピースタートから最終コ
ピー終了まで常時オン状態である。
【0109】T2の昇温速度おそいので、T2′を低くし
てもよい。従って、T2 2′まで昇温した直後に大サ
イズ紙をコピーしても、|大サイズ巾−小サイズ巾|で
トナーのオフセットが発生しない。また、同じT2′な
ら、T2≧T2′に至るまでのコピー枚数を多くできる。
【0110】(実施例9)図11、図12は本発明の第
9実施例の画像形成装置の断面図である。
【0111】本実施例では定着器60の上部に帯電器3
0、34で発生したオゾンを排気するファン72が設け
られている。
【0112】71はオゾンフィルタである。
【0113】ファン72は、ランナー72Aが固定され
ており、ケーシング72Bが不図示の駆動手段によりラ
ンナー72Aの中心軸を中心として回動方向に2つの位
置を設定できる。図11のケーシング72B位置は、画
像形成中の位置(以後、位置Aと称する)であり、図1
2のケーシング72Bの位置は休止期間の位置(以後位
置Bと称する)位置A→位置Bの移動は、ケーシングを
図中半時計まわりに約120°回転した後位置をロック
することにより得られる。
【0114】図13は本実施例のタイミングチャートで
ある。
【0115】ファンはコピーオンから常時回転する。時
刻τ0〜τ10まではケーシングの位置はA′で、定着器
に風は当たらない。時刻τ0〜τ11でケーシング位置は
Bで、回動する定着フィルムに風が当たり、フィルムを
介してヒータの冷却が促進される。
【0116】本実施例によれば定着フィルム冷却用に特
別なファンを設ける必要がない。
【0117】(実施例10)図14に本発明の第10実
施例を示す。
【0118】本実施例では単一のファン7Cと、ファン
の開口部と定着フィルムの間に設けられた紙巾に対応す
る遮風板74A、74Bが設けられている。
【0119】この遮風板74A、74Bをステッピング
モータ又はラッチングソレノイドを含む遮風板駆動手段
により退避し、第8実施例と同様の送風状態を得る。
【0120】また遮風板を紙サイズに対応した形で多く
設け、通紙サイズを検知して通紙サイズに対応する位置
の遮風板を駆動してもよい。
【0121】(実施例11)図15は本発明の第11実
施例を示すヒータの側面図である。
【0122】本実施例では一定温調用のサーミスタ5A
の他に複数のサーミスタ5B、5C、5D、5Eが設け
られている。
【0123】特に、各記録材サイズに対応して夫々設け
られている。
【0124】そしてサーミスタ5B〜5Eの検知温度を
2〜T5とし、T2〜T5のいずれかがT2′以上となっ
たら休止工程にはいる。
【0125】又、通紙サイズに応じ、リレーにより所定
の温度検知素子を選択(例えば通紙端に最も近い非通紙
域のサーミスタ)し、この選択されたサーミスタの温度
がT2′以上となったら休止工程にはいる。
【0126】また、この実施例では各記録材サイズに対
応して1つづつサーミスタを設けたが複数個設けても良
い。
【0127】(実施例12)通紙サイズ、特に通紙端か
らの距離により非通紙部昇温の度合いは異なる。
【0128】そこで本実施例では不図示のサイズ検知手
段により記録材サイズを検知し、この検知された記録材
のサイズに応じて定着動作を休止する温度T2′の値を
切り換える。
【0129】に応じて連続画像形成時の通紙インターバ
ルを変更する温度T2′の値を切り換える。
【0130】即ち、B4通紙時はT2′=240℃、A4
通紙時はT2′=235℃、A6通紙時はT2′=225
℃と通紙端と第2サーミスタ間の距離が遠くなると定着
動作を休止する温度を低くしている。
【0131】このため、最小サイズであるA6通紙時に
2=240℃のときヒータ面上の最高温度は255℃
まで達するが、定着処理を休止する温度を記録材サイズ
で切換えることで記録材サイズにかかわらずヒータ面上
の最高温度を低くおさえることができる。
【0132】今迄説明した実施例では最小サイズの記録
材の通紙域外の温度検知素子の検知温度をあらかじめ決
められた所定温度と比較して加熱処理を休止したが、次
に通紙域内の温度検知素子の検知温度と通紙域外の温度
検知素子の検知温度との差に基づき加熱処理を休止する
実施例について説明する。
【0133】(実施例13)図16は本発明の第13実
施例のタイミングチャートでコピースタートキーが押さ
れる前に複数枚(例えば100枚)のコピー枚数が設定
され、B4サイズ(巾257mm)で80g/m2の重
量のシートを用いて連続コピーした場合の1)第1サー
ミスタ検知温度T1と第2サーミスタ検知温度T2の時間
変化グラフ2)駆動ローラ7の回転タイミング 3)マ
イクロコンビュータMPU19から給紙ローラ61の動
作を制御する不図示のクラッチや光源21を含む光学系
の動作を開始する信号(以後、画像形成開始信号と称す
る)のonのタイミング4)定着ニップ部NをシートP
が通過しているタイミング(「有」が通過している時、
「無」が通過していない時)の4つのチャートを示す。
【0134】本例では、少なくとも定着処理中は第1サ
ーミスタ5Bの検知温度T1が一定の値T1′(例えば1
90℃)に保たれるように、T1の値に応じた所定の電
力が、電源、及びヒータ駆動回路により供給される。
【0135】コピーキーが時刻τ0に押されたと同時に
画像形成開始信号がMPU19より給紙ローラ、高圧電
源、メインモータ駆動回路、光学系モータ駆動回路等に
伝達される。すると係合紙ローラ61が回転をはじめ、
シートPが転写帯電器34に向かって搬送される。同じ
時刻τ0に、定着装置60においては、ヒータ3への通
電が開始すると共に、駆動ローラ7が回転し定着フィル
ム6の走行が開始する。
【0136】時刻τ1に、B4巾のシートPが定着ニッ
プ部Nに達する。それまでにサーミスタ検知温度T1
びT2は、略同一速度で室温からT1′まで昇温してい
る。シートPがニップNを通過する間、T1はT1′に保
たれているが、T2はいわゆる非通紙部昇温によりT1
より上昇する、ニップNに時間Tc滞在した後、シート
PはニップNを抜ける。
【0137】MPU19からは、コピーキーonから時
間t0(例えば5sec)の後に2枚目の画像形成信号
が発せられ、シートPが給紙される。そして1枚目のシ
ートがニップNを抜けてから所定の時間tiのインター
バルをもって時刻τ3にニップNに突入する。以後しば
らく上記の動作を繰り返す。
【0138】第2サーミスタ検知温度T2は、通紙期間
c中は昇温し、インターバル期間ti中は降温するが、
マクロにみると徐々に上昇してゆく。そのため温度差T
2−T1も上昇してゆく。そして時刻τ4に53枚目に相
当する画像形成信号が発せられた後、かつ52枚目のシ
ートPが定着ニップNを通過している間である時刻τ5
に、T2−T1(以後Δと称する)は所定の値(本実施例
では50deg)に達する。
【0139】すると、時刻τ4から時間t0が経過しても
画像形成信号は発せられない、53枚目のシートPが速
度Vpで定着処理を受けニップを抜けたのを不図示のセ
ンサで検出した時刻τ6に、ヒータ3への通電が停止
し、さらにやや遅れて(0.3〜10sec程度)時刻
τ7に駆動ローラ7の回動が停止し従って定着フィルム
6の走行も停止する。
【0140】そして表示パネル上で「ウェイト中」の表
示をし、休止工程に入る。
【0141】τ7から時間T経過した時刻τ8、温度T2
はT2′′まで下降するが、この時点で温度T2とT1
の差Δは(ヒータの長手方向熱伝導、及び放熱により)
十分小さな値Δ′′(例えば10deg)になってい
る。時刻τ8に「ウェイト中」の表示は解除され、自動
的に54枚目の画像形成開始信号がMPU19より発せ
られ、画像形成動作が再開する。以後計100枚の画像
形成及び定着処理が行なわれるが、54枚目以降再びΔ
がΔ′を越えた時は、再び前述の要領で時間Tの休止工
程に入り、その後動作再開する。
【0142】本実施例ではT1の温度は連続コピー中常
に一定であるためT2−T1をモニタしてもT2を所定値
を比較することと大きな差はないが、次にT2−T1の値
で加熱処理の休止を行なうことが有効な実施例について
説明する。
【0143】(実施例14)図17は本実施例を示すタ
イミングチャートである。
【0144】5枚目のシートが定着ニップ部を抜けたこ
とを時刻τ4に不図示の排紙センサで検知すると、T1
目標温度がT1′(225℃)からT1′′(190℃)
へ下げられる。ヒータ1の熱容量が十分小さいので、ヒ
ータ1への供給電力を減らすことにより、温度T1は速
やかにT1′′まで下降する。それに伴いT2の温度も同
様に下降する。このためΔ=T2−T1の値はほぼ変化し
ない。第2サーミスタの検知温度T2はマクロにみると
徐々に上昇してゆく。一方T1の温度は精度よく保たれ
ているので、T2−T1の値は、上昇してゆくことにな
る。そして時刻τ4に53回目の画像形成信号が発せら
れた後かつ52枚目のシートPが定着ニップ部Nを通過
している間である時刻τ5に、Δの値が所定の値Δ′
(ここでは50℃)に達する。すると時刻τ4から時間
0が経過しても54枚目の画像形成信号は発せられな
い。
【0145】このようにT1の温度が変わる場合T2−T
1の値に基づき定着処理を休止することは有効である。
【0146】尚、一定温調の温調温度を切換える場合、
2−T1ではなくT2と比較するT2′′温調温度の切換
えに応じて変更しても良い。
【0147】(実施例15)図18は本発明の第15実
施例のタイミングチャートである。
【0148】第2サーミスタ検知温度T2は、通紙期間
c中は昇温し、インターバル期間ti中は降温するが、
マクロにみると徐々に上昇してゆく。そして時刻τ4
53枚目に相当する画像形成信号が発せられた後、かつ
52枚目のシートPが定着ニップNを通過している間で
ある時刻τ5に、T2は所定の温度T2′(ここでは24
0℃)に達する。
【0149】すると、時刻τ4から時間t0が経過しても
画像形成信号は発せられない。53枚目のシートPが速
度Vpで定着処理を受けニップを抜けたのを不図示のセ
ンサで検出した時刻τ6に、ヒータ3への通電が停止
し、さらにやや遅れて(0.3〜10sec程度)時刻
τ7に駆動ローラ7の回動が停止し、従って定着フィル
ム6の走行も停止し、休止工程に入る。
【0150】τ7から所定の時間T(本実施例では3m
in)の間は、不図示の表示パネル上で「ウェイト中」
の表示をし、かつその間は操作者のいかなるキー入力も
受けつけない。その間に本体電源がoffされた場合で
もMPU19に内蔵された不図示のクロックによりτ7
からの時間をカウントし、時間Tの間に再びメインスイ
ッチを投入された時には、上記表示及び動作を継続す
る。τ7から時刻T経過した時刻τ8に、温度T2
2′′まで下降するが、この時点で温度T2とT1の差
は(ヒータの長手方向熱伝導及び放熱により)略等温に
なっている。時刻τ8に、「ウェイト中」の表示は解除
され、自動的に54枚目の画像形成開始信号がMPU3
より発せられ、画像形成動作が再開する。以後計100
枚の画像形成及び定着処理が行なわれるが、54枚目以
降再びT2がT2′を越えた時は、再び前述の要領で時間
Tの休止工程に入り、所定時間後動作を再開する。
【0151】このように休止工程の開始から所定時間後
に動作を再開することによってもヒータやフィルムの損
傷を防止できる。
【0152】また休止工程の開始はT2−T1の値によっ
ても良い。
【0153】(実施例16)1回の連続コピー中に複数
回の休止工程が発生した場合後に発生した休止時間を長
くする。
【0154】本実施例では第1回目の休止時間を3分、
第2回目以降の休止時間を5分としている。
【0155】1回目より2回目の方がヒータ周辺があた
たまっているので、同じ休止時間だと2回目の方が再び
2の温度がT2≧T2′になるまでの時間が短い。そこ
で、休止時間をのばすことで休止工程の回数を減らせ
る。
【0156】また休止工程が開始した時点での残り枚数
が少ないと休止時間を短くすることも好ましい。
【0157】更に、T2の昇温温度に応じ、休止時間T
を変えることも好ましい。具体的には、n枚目のコピー
時にT2≧T2′となったとすると、nの値が大きいほ
ど、Tの値を小さくする。
【0158】以上本発明の実施例を説明したが、これら
の実施例を適宜組み合わせても良い。
【0159】
【発明の効果】本発明によれば非通紙部の昇温による装
置の損傷、長手方向の温度差によるフィルムの走行不良
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の像加熱装置である定着装置の
断面図である。
【図2】図1の装置を用いた画像形成装置の概略断面図
である。
【図3】図1に示される実施例のヒータの側面図であ
る。
【図4】本発明の実施例のタイミングチャートである。
【図5】本発明の別の実施例のタイミングチャートであ
る。
【図6】本発明の別の実施例のタイミングチャートであ
る。
【図7】本発明の別の実施例の像加熱装置の断面図であ
る。
【図8】本発明の別の実施例のタイミングチャートであ
る。
【図9】本発明の別の実施例の側面図である。
【図10】本発明の別の実施例のタイミングチャートで
ある。
【図11】本発明の別の実施例の画像形成装置の断面図
である。
【図12】図11に示した実施例のファンの回転を示す
断面図である。
【図13】本発明の別の実施例のタイミングチャートで
ある。
【図14】本発明の別の実施例の側面図である。
【図15】本発明の別の実施例のヒータり側面図であ
る。
【図16】本発明の別の実施例のタイミングチャートで
ある。
【図17】本発明の別の実施例のタイミングチャートで
ある。
【図18】本発明の別の実施例のタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ヒータ 5A 第1の温度検知素子 5B 第2の温度検知素子 6 定着フィルム 7 駆動ローラ 8 従動ローラ 9 加圧ローラ 60 定着装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する記録材上の画像を加熱するため
    の記録材の移動方向と交差する方向に沿って設けられた
    加熱体と、この加熱体の温度を検知する第1の温度検知
    部材と、この第1の温度検知部材の検知温度が一定とな
    るように加熱体への通電を制御する通電制御手段と、を
    有する像加熱装置において、 加熱体の長手方向で第1の温度検知部材とは異なる位置
    に設けられた第2の温度検知部材と、この第2の温度検
    知部材の検知温度に基づき像加熱処理を休止する休止手
    段と、を有することを特徴とする像加熱装置。
  2. 【請求項2】 上記休止手段は、上記第2の温度検知部
    材の検知温度が所定温度を越えると像加熱処理を休止す
    ることを特徴とする請求項1の像加熱装置。
  3. 【請求項3】 上記休止手段は、上記第2と第1の温度
    検知部材の検知温度の差が所定値を越えると像加熱処理
    を休止することを特徴とする請求項1の像加熱装置。
  4. 【請求項4】 上記休止手段は第2の温度検知部材の検
    知温度が所定値以下に低下すると像加熱処理の休止を解
    除することを特徴とする請求項2の像加熱装置。
  5. 【請求項5】 上記休止手段は第2と第1の温度検知部
    材の検知温度の差が所定温度以下に低下すると像加熱処
    理の休止を解除することを特徴とする請求項3の像加熱
    装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の温度検知部材は最小記録材通
    過域内に第2の温度検知部材は最小記録材通過域外に配
    置されていることを特徴とする請求項1から5の像加熱
    装置。
  7. 【請求項7】 上記装置は更に記録材と接触して移動す
    るフィルムを有し、記録材上の画像はこのフィルムを介
    して上記加熱体からの熱で加熱されることを特徴とする
    請求項1から6の像加熱装置。
JP3243301A 1991-09-24 1991-09-24 像加熱装置 Pending JPH0580605A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3243301A JPH0580605A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 像加熱装置
EP92116302A EP0534417B1 (en) 1991-09-24 1992-09-23 Image heating apparatus with multiple temperature detecting members
DE69217436T DE69217436T2 (de) 1991-09-24 1992-09-23 Bildheizgerät mit mehreren Temperaturdetektoren
US08/226,369 US5915146A (en) 1991-09-24 1994-04-12 Image heating apparatus with multiple temperature detecting members

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3243301A JPH0580605A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 像加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0580605A true JPH0580605A (ja) 1993-04-02

Family

ID=17101800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3243301A Pending JPH0580605A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 像加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0580605A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000206826A (ja) * 1999-01-18 2000-07-28 Canon Inc 加熱装置および画像形成装置
JP2001272897A (ja) * 2000-03-09 2001-10-05 Toshiba Tec Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2001282039A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Canon Inc 画像形成装置
JP2002296962A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Canon Inc 加熱装置および画像形成装置
US7218873B2 (en) 2003-03-31 2007-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Image generating apparatus
EP1835361A2 (en) 2006-03-15 2007-09-19 Oki Data Corporation Image forming apparatus
JP2010066682A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Canon Inc 像加熱装置及び画像形成装置
EP2270488A1 (en) 2009-07-02 2011-01-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Stiffness detector, stiffness detection method, and paper sheet processor including stiffness detector
US8408400B2 (en) 2009-11-12 2013-04-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Limpness detecting device, limpness detecting method, and sheet handling apparatus including limpness detecting device
JP2017223884A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10452007B2 (en) 2017-03-31 2019-10-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus which executes different modes depending on temperature of heating member

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122358A (ja) * 1984-07-11 1986-01-30 Canon Inc 加熱器を有する記録装置
JPS6440350A (en) * 1987-08-06 1989-02-10 Alps Electric Co Ltd Printing head position control device of thermal printer
JPH01263683A (ja) * 1988-04-15 1989-10-20 Canon Inc 画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122358A (ja) * 1984-07-11 1986-01-30 Canon Inc 加熱器を有する記録装置
JPS6440350A (en) * 1987-08-06 1989-02-10 Alps Electric Co Ltd Printing head position control device of thermal printer
JPH01263683A (ja) * 1988-04-15 1989-10-20 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000206826A (ja) * 1999-01-18 2000-07-28 Canon Inc 加熱装置および画像形成装置
JP2001272897A (ja) * 2000-03-09 2001-10-05 Toshiba Tec Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2001282039A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Canon Inc 画像形成装置
JP2002296962A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Canon Inc 加熱装置および画像形成装置
US7440707B2 (en) 2003-03-31 2008-10-21 Canon Kabushiki Kaisha Image generating apparatus with temperature and feed interval control for fusing section
US7257342B2 (en) 2003-03-31 2007-08-14 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US7359654B2 (en) 2003-03-31 2008-04-15 Canon Kabushiki Kaisha Image generating apparatus
US7218873B2 (en) 2003-03-31 2007-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Image generating apparatus
EP1835361A2 (en) 2006-03-15 2007-09-19 Oki Data Corporation Image forming apparatus
US7792449B2 (en) 2006-03-15 2010-09-07 Oki Data Corporation Image forming apparatus having improved protection against over-heating
JP2010066682A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Canon Inc 像加熱装置及び画像形成装置
EP2270488A1 (en) 2009-07-02 2011-01-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Stiffness detector, stiffness detection method, and paper sheet processor including stiffness detector
US8181958B2 (en) 2009-07-02 2012-05-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Stiffness detector, stiffness detection method, and paper sheet processor including stiffness detector
US8408400B2 (en) 2009-11-12 2013-04-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Limpness detecting device, limpness detecting method, and sheet handling apparatus including limpness detecting device
JP2017223884A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10452007B2 (en) 2017-03-31 2019-10-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus which executes different modes depending on temperature of heating member

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5915146A (en) Image heating apparatus with multiple temperature detecting members
JP2004061733A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP3373419B2 (ja) 定着方法および定着装置
JP3513283B2 (ja) 画像形成装置
JPH0580605A (ja) 像加熱装置
US6718155B2 (en) Fixing apparatus in which fixing speed is switched during cleaning
JPH0580665A (ja) 像加熱装置
JPH0619345A (ja) 加熱装置
KR940010610B1 (ko) 가변설정온도 영상정착장치
EP0668547B1 (en) Image forming appartus and image fixing apparatus
JP2698494B2 (ja) 像加熱装置
JP2002311749A (ja) 画像形成装置
JP2010282054A (ja) 画像形成装置
JPH06175517A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JPH07271220A (ja) 像加熱装置及び定着装置
JPH07248695A (ja) 定着装置
JPH06118838A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2941587B2 (ja) 像加熱装置
JP2000131977A (ja) 定着装置
JP3391949B2 (ja) 像加熱装置
JPH09127807A (ja) 定着装置
JP3799296B2 (ja) 画像形成装置
JP2002207386A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JPH0740162B2 (ja) 画像形成装置
JPH03166578A (ja) 定着装置