JPH08510763A - 累進性屈折率を持つ分散性の低い成形物品 - Google Patents

累進性屈折率を持つ分散性の低い成形物品

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JPH08510763A
JPH08510763A JP6515126A JP51512694A JPH08510763A JP H08510763 A JPH08510763 A JP H08510763A JP 6515126 A JP6515126 A JP 6515126A JP 51512694 A JP51512694 A JP 51512694A JP H08510763 A JPH08510763 A JP H08510763A
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フォーベス,チャールズ・イー
康博 小池
ラニエヴェ,エイチ・レスリー,ザ・サード
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Abstract

(57)【要約】 弗素化されているマトリックス重合体を、該重合体の屈折率とは異なる屈折率を有する低分子量の実質的に非反応性のゲスト分子の存在下で重合、形成することによって、屈折率が連続的に変化しているグレーデッド・インデックスを有するモノリス形態の熱可塑性物品が形成される。この熱可塑性物品は低減衰性かつ高帯域幅を有する光学−導波管、繊維又はレンズのような成形物品を製造するのに使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 累進性屈折率を持つ分散性の低い成形物品 技術分野 本発明は弗素化ポリマーから成るホストマトリックス/少量のゲスト分子の低 減衰性プリフォームから形成されたグレーデッド・インデックス型の光学材料に 関する。プリフォームはマトリックス/ゲスト分子の混合物からプリフォームの 中に安定な濃度及び屈折率勾配が確立されるように重合されたものである。累進 性屈折率(graduated refractive index)を持つ光学材料、例えば光学繊維はこ のプリフォームから製造される。 発明の背景 長距離送信機用光学繊維に求められる性質には、可撓性で、低信号減衰性であ ること、及び位相差が最小であることが含まれる。繊維光学導波管は、通常、コ ア材料と色々な屈折率を持つ管/クラッド材料より成る。光信号の長い伝送距離 (transmission distance)を達成するためには、コア材料及び管/クラッド材 料は光の吸収ができるだけ小さいものであるべきであり、またコア材料は管/ク ラッドより高い屈折率を有すべきである。繊維のコア構成及びクラッド構成に加 えて、グレーデッド・インデックス型光学材料もこの技術分野で公知である。 グレーデッド・インデックス型繊維では中心のコア領域で屈折率が相対的に大 きく、中心軸から外側に向かって放射状に徐々に減少する。従来のグレーデッド ・インデックス型光学材料はガラスのような無機の光学基材から、その基材にイ オン交換法又は他の方法でイオン性物質をドープすることによって形成されるこ とが多かった。累進性屈折率(“GRIN”)型光学材料も有機重合体材料から 種々の方法で製造されて来たが、それら方法は各々固有の問題を持っている。 反応性が異なる2種又は3種以上のタイプの単量体から共重合反応を用いてG RIN光学物品が製造される。物品のコアと外面とに異なった屈折率をもたらす ために、重合体当たりの単量体単位の相対的割合は重合初期から重合後期へと変 化して行くように設計される。 1つの共重合例は米国特許第4,521,351号明細書のもので、それには 延伸して光学繊維を形成するてめのプリフォームを異なる反応性を有する少なく とも3種のビニル単量体の混合物を重合することによって製造する方法が開示さ れる。その混合物は適切な形状を持つ容器に入れられ、その外表面において反応 が開始される。反応速度が異なることに起因して、累進性屈折率が達成されるよ うに単量体成分に勾配が付いた重合体物品が形成される。典型的な3成分混合物 はメタクリル酸メチル、安息香酸ビニル及びフェニル酢酸ビニルを含むものであ る。この混合物は適切な反応性と、重合したとき目的とされる屈折特性をもたら すと言う両性質を具備していなければならない。 共重合に際しては、しかしながら、反応性が小さい方の化合物の単量体類が共 重合体として結合しないで独立に重合するか、不完全に共重合することがあると 言う問題が出て来る。この反応の遅い単量体は、従って、光学素子を変化させる ことになり、導波管等の製品の透明性を低くすることがある。 屈折率に勾配が付いた有機重合体製品を製造するもう1つ別の製造法は、2種 又は3種以上の異なタイプの単量体をプレポリマーマトリックスに拡散させるも のである。最初は、熱又はU.V.光の下で第一単量体の重合体前駆体、即ちプ レポリマー・ゲルが、求められる低い屈折率を持つ透明な橋掛け構造体、即ちマ トリックスを形成する。単量体はそれらの特定の易動度に依存する様式でゲルに 拡散され、次いで重合されてグレーデッド・インデックス型屈折率の重合体を形 成する。この方法でのグレーデッド・インデックスは仕込み単量体濃度に対する ゲル中の未反応単量体の濃度の比率に従って変化する。 例えば、米国特許第3,955,015号明細書には、(1)重合体が一部不 溶性となるように、ジアリルフタレートのような網状重合体を部分的に重合、形 成し;(2)それより物品を成形し;(3)そのようにして形成された物品の表 面に第二の単量体(メチルメタクリレート)をこの単量体が内側に向かって拡散 するように適用し、続いて(4)網状重合体内の第二単量体の重合を完結させる ;工程を含む重合体物品の製造法が教示される。組成の相違によって屈折率に勾 配ができるように材料が選択され、かつ拡散が行われる。 この拡散式方法では、重合条件を単量体の拡散が屈折率の分布に十分に勾配を 付ける(graded)ように制御するのが困難である。更に、異なる多官能性単量体 から製造された重合体のゲル、即ち前駆体では、長い光学−導波管又は繊維に熱 −伸長又は延伸の間に、望ましくない品質欠陥をもたらし得る物理的特性の変化 が生ずる。 本発明は、従って、基本マトリックス用単量体を重合に関与しない小さい非反 応性のゲスト分子の存在下で重合することによって形成される、屈折率がグレー デッド・インデックス型分布になっている合成プラスチックに関する。 発明の概要 本発明によれば、弗素化されている単量体系を実質的に非反応性の低分子量化 合物の存在下で重合してマトリックス重合体を形成することにより累進性屈折率 を持つ成形物品が形成される。この低分子量化合物、即ちゲスト分子は、現場形 成されるマトリックス重合体とは異なる屈折率を持ち、かつ弗素化単量体及びマ トリックス重合体に可溶である。 重合は重合容器の表面で開始され、重合の進行につれてその実質的に非反応性 の化合物は、特定の方向に屈折率の勾配が達成されるように物品内に、中心、即 ちコアに向かって拡散して行く。本発明の成形物品の屈折率は連続的に、かつ成 形物品の中心から放射状に変化している。物品のコアと外面との間の好ましい屈 折率差は少なくとも0.001である。 成形物品は重合反応器としてコンティナー管を使用してモノリス形態の物品を 製造することにより形成することができる。別法として、まず管状反応器を使用 してクラッド重合体反応管を作る。そのクラッドは、順次、重合容器として役立 ち、反応が完了するとモノリス形態の物品の一部となる。このようなプロセスに おいては、クラッド管の重合体はコアマトリックス用単量体の存在下でゲルとし て膨張しなければならず、また少なくとも一部はマトリックス用単量体に可溶で なければならない。重合体容器の重合体内壁が膨潤し、その重合体内壁が容器の 内側に入れられた単量体コア混合物に一部が溶解して行くにつれて、そのコアの 単量体も同時に連続重合を受ける。この重合は容器内壁のゲル状態の中でより速 やかに起こる。重合が進行するにつれて、非反応性のゲスト分子成分は物品の中 心に向かって移動する。重合が完了した後、この非反応性の高屈折率成分の濃度 勾配は重合体のモノリス体の外面からコア領域へと連続的に高くなっている。こ の物品の屈折率分布もある一定の勾配として存在する。 この方法で製造される、屈折率に勾配がある光学的に透明な重合体プリフォー ムのような物品は、屈折率を比例分布で保持している光学導波管又は光学繊維に 熱延伸するのに適している。 本発明は、また、モノリス形態の透明な熱可塑性成形体、即ち成形物品の製造 法にして (a)弗素化されている単量体系を適当な容器中でラジカル重合することによ り円筒の次元を持つ管のような外側成形部分を形成し; (b)上記弗素化単量体系を少なくとも1種の実質的に非反応性の低分子量成 分の存在下でラジカル重合することにより前記外側成形部分内に中心部分を形成 する 工程を含んで成り、ここで 上記重合は、成形部分それ自体を同時に膨張させ、かつ中心の弗素化単量体系 に溶解させつつ成形部分の表面で開始され; 上記の重合体と実質的に非反応性の成分は、共同して働いて放射方向に累進性 の屈折率を有するモノリス形態の成形体を形成する 上記の製造法に関する。 この方法は種々の成形物品、特に光学繊維の製造に有用な、屈折率がグレーデ ッド・インデックスとなっているプリフォームを製造するために使用することが できる。本発明の方法により製造されたモノリス形態の透明な熱可塑性成形体か らのプリフォームは、適当量の熱を適用することによって更に引き伸ばして重合 体光学繊維とすることができる。直径が約0.1〜約0.6mmのコア及び直径 が約0.1〜約10.0mmのクラッドを持つ光学繊維が好ましい。本発明の光 学繊維のdB/kmで与えられる減衰効果(attenuation effect)は低く、好ま しくは約10〜約400dB/kmの範囲である。 図面の簡単な説明 図1は図2の装置の上面図であり; 図2は本発明に従って調製される混合物の重合に用いられる装置の立面模式図 であり; 図3は図1及び2の装置に関連して製造されたプリフォームから光学繊維を引 き伸ばすのに有用な装置の立面模式図であり; 図4はグレーデッド・インデックス型(“GRIN”)ポリ3FMAプリフォ ームロッドの屈折率分布のグラフを示し; 図5はグレーデッド・インデックス型ポリ3FMA重合体光学繊維(“GRI NPOF”)を通して広がる繊維長40cmに対する出力パルスの分布を示し; 図6は(A)MMA系GRIN POF及び(B)3FMA系GRIN PO Fの総減衰スペクトルを表している分布であり; 図7はポリHFIP2FA GRINプリフォームロッドの屈折率分布であり ;そして 図8はポリHFIP2FA GRIN POFの減衰スペクトルである。 発明の詳細な説明 図面と実施例に関連して本発明を以下において詳しく説明するが、これらの図 面及び実施例は説明のためだけに与えられるものである。種々の修正は当業者に は容易に明らかになるであろう。 当業者が更に分かるだろうように、光学繊維中のコアとクラッドとの間で屈折 率を異ならしめるのは、成形加工、重合又はその両者の条件を変えることによっ て達成することができる。本発明において、重合体の成形物品には、所望とされ る屈折率勾配に従って高屈折率成分の分布を制御することにより、屈折率勾配を 与えることができる。本発明に従って製造される繊維は、一般に、コアと外面と の間に約0.0002もの小さい屈折率差△nD 20、更に典型的には約0.00 5より大の屈折率差を有することができる。 △nが0.0002未満であるときは、コアにおいて光が弱く取り込まれる。 このような場合、光学繊維が曲げられたり、或いは螺旋状にされると、光線は案 内されそうにないから、繊維の伝送容量が減少する。 本発明の成形重合体物品内のグレーデッド・インデックス型屈折率は組成物中 の光学的に相容性の小さい“ゲスト”分子の存在に関係する。このゲスト分子成 分は、物品が作られている重合体の単量体とは反応すべきではないし、また重合 体マトリックスのホスト系と当該条件下で光学的に相容性の化合物でなければな らない。一般に、実質的に非反応性の“ゲスト”成分が持つべき特徴は:(1) 安定性のために少なくとも約100℃又はそれ以上の比較的高い沸点を有するこ と;(2)均一性が達成されるように反応性の単量体系と高度に混和性であるこ と;(3)光学的に等方性で、かつ成形加工条件又は使用条件の下で結晶化しな いこと;及び(4)マトリックス重合体とは異なる適当な屈折率を有することで ある。このような条件を以後、場合によっては、“光学的相容性”又は“光学的 に相容性である”と称する。加えて、重合体マトリックス中でのこの小さなゲス ト分子の易動度はマイグレーション、即ち移動が約−40〜約90℃の温度範囲 で起こらないように非常に低い値であるのがよい。 実質的に非反応性の成分もハロゲン化されている化合物であるのが好ましい。 混合物中のこの高屈折率、非反応性のゲスト化合物はマトリックスの重合体とは 約5〜約7(cal/cm31/2又はそれ以下の溶解度差を有すべきであり、ま た少なくとも0.001の屈折率差を有すべきである。実質的に非反応性の低分 子量成分の典型的な濃度は、混合物に対して約1〜約30重量%、好ましくは混 合物に対して1〜20重量%である。 1つの態様では、低屈折率を有する光学的に高透過性(optically high trans mission)の重合体を有効量の、屈折率が相対的により高い、実質的に非反応性 の低分子量物質(“ゲスト分子”)の存在下で重合、形成することが含まれる。 この反応は円筒状の反応容器、例えばガラス管中で本質的に1工程プロセスで起 こり、クラッド用重合体管重合容器の製造と使用を必要としない。この重合プロ セスは遊離ラジカル型(即ち、U.V.又は熱で開始)であるのが好ましく、普 通は、回転式の容器中で、重合体系に依存して適当な熱又はU.V.光で与えら れるような放射線を適用して行われる。 重合中に、円筒状の重合容器の内壁近辺に低屈折率の重合体マトリックスが初 めに生成し、引き続き容器の中心軸の方に進んで行く。重合が進行するにつれて 、高屈折率の小さいゲスト分子の一部が生成しつつある重合体マトリックス内に 取り込まれ、同時に他のゲスト分子が容器の今までのところは反応していないコ アの方にマイグレートする。最終生成物の成形物品において、重合体マトリック ス内の低分子量ゲスト分子の濃度は、外面付近で低く、中心軸に向かって濃度が 徐々に増加している。この濃度勾配は重合体マトリックスの生成反応が進行する こ との結果である。重合体プリフォームの屈折率は、かくして、変化し、中心軸の 回りの領域で最大で、物品の外面付近の基本単独重合体マトリックスの最低屈折 率特性まで徐々に低下する。 本発明のもう1つの態様において、累進性屈折率の光学繊維は、1つの好まし い態様では、2工程法で製造することができる。即ち、第一に、最終プリフォー ムの一部である重合体クラッド、即ち管容器が製造される。クラッド管は屈折能 が比較的低く、かつ信号透明性が高いと言う望ましい特性を有する重合体から成 り、適当な円筒状容器で製造される。第二に、好ましくはクラッドと同じ重合体 から成るコア部が、その容器内で、有効量の、屈折率が相対的に高い低分子量の ゲスト分子が添加された単量体物質の混合物から重合、形成される。前記の単一 工程プリフォームについて述べたように、コア部には実質的に非反応性の添加物 、即ちドーピング分子が中心軸領域で高い屈折率値を有し、それが外面に向かっ て低下すると言う勾配をなすように分布される。好ましくはハロゲン化されてい る単独重合体、更に好ましくは弗素化されている単独重合体であるクラッド重合 体は、基本弗素化マトリックス用単量体のコア用混合物に可溶でなければならな い。この単量体、及び添加物としての低分子量、高屈折率のゲスト分子はクラッ ドの重合体部の内側表面上の少なくとも部分的に膨張又は溶解しているマトリッ クスに拡散して行ってゲル様状態を形成することができる。重合はこのゲル様状 態で開始され、物品の中心に向かって進行し、前記の小分子に関して濃度勾配が できる。重合体の均一性と溶解性とに起因して、この2工程又は2成分重合はモ ノリス形態の物品をもたらす。 1つの好ましい態様では、遊離ラジカル重合で製造される重合体マトリックス が選択される。ラジカル重合は溶液中に存在するラジカル重合開始剤から生成す る遊離ラジカルで開始され、放射線エネルギーで賦勢される(driven)。エネル ギー源、例えばU.V.光又はI.R.ランプは反応容器の外面近くに配置され る。従って、重合は容器の内壁から中心に向かって進み、残っている溶液の単量 体濃度を徐々に下げる。エネルギーの入力と単量体容器を均一に再分布させるた めに、反応容器を適当な速度で回転させてもよい。非反応性、高屈折率のゲスト 化合物の濃度は、重合体マトリックスの生成反応が反応容器の中心に向かって進 行するにつれて、中心に向かって増加する。この結果、製造される物品の外面か ら中心軸へと屈折率の勾配ができる。 本発明のもう1つの好ましい態様では、本発明の方法で製造されるグレーデッ ド・インデックス型熱可塑性プリフォームは、光学繊維を製造するために使用さ れる。当業者に周知のように、熱可塑性の光学繊維製品は、通常、構造成分とそ れらの分布が固定されている比較的短く、太い寸法の所謂プリフォームから熱伸 長又は熱延伸によって形成される。最終繊維製品の極く狭い横方向寸法では、そ の屈折率はそれら繊維製品が作られるプリフォームの同じ横方向寸法と同様のか つそれに関係したグレーデッド・インデックスとなっている。 単一モード型プラスチック光学繊維の熱延伸による製造に適した光学繊維基材 は幾つかある幾何学的形状のどれであってもよいが、好ましい形状は円筒状又は 捧状のものである。例えば、屈折率が中心軸領域(コア)の相対的に高い屈折率 値から外面領域の相対的に小さい屈折率値まで放射状に徐々に減少している円筒 状プリフォームのトランスミッター(transmitter)は、凸レンズ作用性光学ト ランスミッターとして設計される。このタイプの光トランスミッターは、棒状タ イプのレンズ又は光学繊維を製造するのに使用するのが好ましい。 本発明の成形物品の重合体マトリックスは弗素化されている重合体から構成さ れる。弗素化化合物が重合体光学トランスミッターとして特に適している。それ らの減衰が波長約700nmにおいて、即ち可視スペクトルの中で小さいのが有 利であるからである。更に、弗素化重合体の光学導波管は、当該技術の状態と比 較して、また大部分は水素原子を含有している単量体単位に由来する重合体を含 有する光学導波管と比較して、光の透過性が明らかに改善されている。これらの 弗素化重合体から製造された光導波管は、また、長距離の光信号の伝送が可能と なるように高性能の光ダイオード(Iuminous diode)や半導体レーザー、更には レシーバーが利用できる850nmの波長範囲で使用することができる。 本発明において重合体マトリックスとして有用な弗素化重合体は、高いガラス 転移点と高い光透過率を有していなければならない。従来法で光学繊維の製造に 用いられた重合体であるポリメチルメタクリレート(PMMA)より高い透明性 を示すこのような弗素化重合体を使用するのが好ましい。 この弗素含有重合体の初めの合成用材料は式I: (式中、Xは水素原子又はジュウテリウム原子であり、そしてRは直鎖状、分枝 鎖状又は環式のC1−C10アルキル基又はC6−C10アリール基である。) を有する化合物であることができる。Rの水素原子はフッ素原子、塩素原子又は 臭素原子で一部又は完全に置換されていてもよい。 これらのエステルの酸成分は2,3−ジフルオロアクリル酸又は3−ジュウテ ロ(deutero)−2,3−ジフルオロアクリル酸より成るのが好ましい。 アルコール成分はメタノールか、炭素原子数2〜10個の、弗素若しくは塩素 を含有する、直鎖状若しくは分枝鎖状又は脂環式のアルコールか、又は炭素原子 を6〜10個有する芳香族のアルコールであるのが好ましい。メタノール、炭素 原子数3〜10個の、塩素及び弗素を含有する、直鎖状若しくは分枝鎖状又は脂 環式のアルコール、更にはフェノール類及びベンジルアルコールが好ましい。次 のものが特に好ましい:メタノール;ヘキサフルオロイソプロパノール及び2− ジュウテロヘキサフルオロイソプロパノール;ペルフルオロ−2,3−ジメチル −2−ブタノール、2−ペンタフルオロフェニルヘキサフルオロイソプロパノー ル及び2−(p−フルオロフェニル)ヘキサフルオロイソプロパノールのような アルキル及びアリール置換ヘキサフルオロイソプロパノール;弗素含有及び塩素 含有シクロペンタノール類及び同シクロヘキサノール類;並びに1,4,5,6 ,7,7−ヘキサクロロ−及びヘキサブロモビシクロヘプテノール、1,4,5 ,6,7−ペンタクロロ−及び1,4,5,6−テトラクロロビシクロヘプテノ ール、5,5,6,6−テトラキス(トリフルオロメチル)ビシクロヘプタノー ル、5,6−ジフルオロ−5,6−(トリフルオロメチル)ビシクロヘプタノー ル、5,5,6,6−テトラフルオロビシクロヘプタノール、1,4,5,5( 又は6,6),7,8−ヘキサクロロ−6(又は−5)オキソビシクロオクテノ ール又は(1,4,5,6,7,7−ヘキサクロロビシクロヘプテニル)メタノ ール及びそれらのジュウテリウム化誘導体、並びにペンタフルオロ−、ペンタク ロロ−及びペンタブロモフェノール。 酸成分中のアルコールの水素原子がジュウテリウム原子、弗素原子、塩素原子 又は臭素原子で可能な限り完全に置換されているエステルを用いるのが好ましい 。好ましいエステルはメタノール−d3、2−ジュウテロヘキサフルオロイソプ ロパノール、トリクロロエタノール−d2、3−ペンタフルオロフェニルヘキサ フルオロイソプロパノール、ペルフルオロ−2,3−ジメチル−2−ブタノール 、ペルフルオロ−又はペルクロロシクロペンタノール若しくは同シクロヘキサノ ール、並びに1,4,5,6,7,7−ヘキサクロロ及び−ヘキサブロモビシク ロヘプテノール−d3、5,6−ジフルオロ−5,6−ビス(トリフルオロメチ ル)ビシクロヘプタノール−d11、5,5,6,6−テトラキス(トリフルオロ メチル)ビシクロヘプタノール−d11、5,5,6,6−テトラフルオロビシク ロヘプタノール−d11、1,4,5,5(又は6,6),7,8−ヘキサクロロ −6(又は−5)オキソビシクロオクテノール−d5又は(1,4,5,6,7 ,7−ヘキサクロロビシクロヘプテニル)メタノール−d5、ペンタフルオロフ ェノール又はペンタクロロフェノールである。 酸成分中の水素原子、そして恐らくはアルコール成分中の1個以上の水素原子 も1個以上のジュウテリウム原子又は弗素原子で置換されているのが好ましい。 水素原子は電磁スペクトルの有用な可視領域及び近赤外領域で重合体の透明性を 損なうことがあるからである。 式Iによる2,3−ジフルオロアクリル酸エステルは、2,3−ジクロロ−2 ,3−ジフルオロプロピオン酸又は対応する酸ハライドを式R−OH(式中、R は式Iで与えられた意味を有する)のアルコールでエステル化し、続いて亜鉛で 脱ハロゲン化することによって合成することができる。対応する3−ジュウテロ −2,3−ジフルオロアクリル酸エステルは、3−ジュウテロ−2,3−ジフル オロアクリル酸又はその酸ハライドの上記アルコールによるエステル化で得られ る。 1つの好ましい態様において、本発明の成形物品の重合体マトリックスは式I I: (式中、Xは水素原子若しくはジュウテリウム原子、C1−C6アルキル基、好ま しくはメチル基、又は弗素原子を表し;Yは水素原子又はジュウテリウム原子を 表し;Y’は水素原子又はジュウテリウム原子を表し;そしてRは直鎖状、分枝 鎖状又は環式のC1−C10アルキル基を表す。) を有する1種又は2種以上のエステルに由来する単位から製造することができる 。XがC1−C6アルキル基である場合のX中の水素原子、又はRは弗素原子で一 部又は全部置換されていてもよい。 適当な弗素化重合体は2−フルオロアクリル酸エステル重合体、特に脂肪族ア ルコールのエステルの重合体である。これらの重合体物質はそのアルコール中に 、また2−フルオロアクリル酸成分のβ−位にも、両方にジュウテリウム原子を 含有していてもよい(EP128517号明細書を参照されたい)。これらの重 合体の屈折率は1.45〜1.60であり、またガラス転移点は100〜200 ℃であり、従ってこの重合体は光学導波管又は光学繊維用の重合体マトリックス 材料として役立つだろう。臭素、塩素、弗素又はジュウテリウム原子を含有する アルコールの2−フルオロアクリル酸エステル重合体も使用することができる。 特に好ましい重合体は次のものである:2−フルオロアクリル酸メチルエステ ルから、並びにヘキサフルオロイソプロパノール及び2−ジュウテロヘキサフル オロイソプロパノール;アルキル置換及びアリール置換ヘキサフルオロイソプロ パノール、例えばペルフルオロ−2,3−ジメチル−2−ブタノール、2−ペン タフルオロフェニルヘキサフルオロイソプロパノール及び2−(p−フルオロフ ェニル)ヘキサフルオロイソプロパノール;弗素−及び塩素−含有シクロペンタ ノール類及びシクロヘキサノール類;並びに1,4,5,6,7,7−ヘキサク ロロ−及びヘキサブロモビシクロヘプテノール、1,4,5,6,7−ペンタク ロロ−及び1,4,5,6−テトラクロロビシクロヘプテノール、5,5,6, 6−テトラキス(トリフルオロメチル)ビシクロヘプタノール、5,6−ジフル オロ−5,6−(トリフルオロメチル)ビシクロヘプタノール、5,5,6,6 −テトラフルオロビシクロヘプタノール、1,4,5,5(又は6,6),7, 8−ヘキサクロロ−6(又は−5)オキソビシクロオクテノール又は(1,4, 5,6,7,7−ヘキサクロロビシクロヘプテニル)メタノール及びそれらのジ ュウ テリウム化誘導体;更にはペンタフルオロ−,ペンタクロロ−及びペンタブロモ フェノールの各2−フルオロ−及び2,3−ジフルオロアクリル酸エステル、メ タクリル酸エステル及びアクリル酸エステルから本質的に得られる重合体。 酸成分中のアルコールの水素原子がジュウテリウム、弗素、塩素又は臭素で可 能な限り完全に置換されているエステルが好ましく使用される。好ましいエステ ルはメタノール−d3、2−ジュウテロヘキサフルオロイソプロパノール、テト ラクロロエタノール−d2、3−ペンタフルオロフェニルヘキサフルオロイソプ ロパノール、ペルフルオロ−2,3−ジメチル−2−ブタノール、ペルフルオロ −又はペルクロロシクロペンタノール又は同シクロヘキサノール並びに1,4, 5,6,7,7−ヘキサクロロ及び−ヘキサブロモビシクロヘプテノール−d3 、5,6−ジフルオロ−5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロヘプタノ ール−d11、5,5,6,6−テトラキス(トリフルオロメチル)ビシクロヘプ タノール−d11、5,5,6,6−テトラフルオロビシクロヘプタノール−d11 、1,4,5,5(又は6,6),7,8−ヘキサクロロ−6(又は−5)オキ ソビシクロオクテノール−d3又は(1,4,5,6,7,7−ヘキサクロロビ シクロヘプテニル)メタノール−d5、ペンタフルオロフェノール若しくはペン タクロロフェノールである。 光学繊維の製造に有用なGRINプリフォーム製造用に好ましい重合体はポリ (トリフルオロエチル−2 フルオロアルリレート)(“ポリ3FFA”);ポ リ−(トリフルオロエチル メタクリレート)(“ポリ3FMA”);及びポリ −(2−フルオロアクリル酸ヘキサフルオロイソプロピル)(“ポリHFIP2 FA”)である。これらの重合体の内でポリ3FFAはその単量体FFAにあま り溶けず、従ってクラッド管の一工程製造法を採用する本発明の二工程重合法で は有用でない。ポリ3FMA及びHFIP2FAはそれらの単量体に可溶であり 、従って本発明の両方法で有用である。好ましい2−フルオロアクリル酸単量体 は2−フルオロアクリル酸ヘキサフルオロイソプロピルエステル(“HFIP2 FA”)である。 実質的に非反応性の小さいゲスト分子には基本単量体又は重合体マトリックス とは重合しない低分子量の化合物が含まれることが分かる。これらの小分子は、 ゲルの形成と後重合の処理中に支配的な重合パラメーター内ではラジカル反応は しないと考えられる。典型的には、これらの低分子量ゲスト化合物はある種特定 の、高屈折率の脂肪族化合物又はアルキル芳香族化合物から選ばれるが、これら 化合物は、所望によっては、例えばハロゲン原子、好ましくは弗素原子で置換さ れていてもよい。ゲスト分子は、勿論、それが成形物品の特定の重合体系と光学 的に相容性となるように選択されなければならない。 適当な小分子は、限定する訳ではないが、ジブチルフタレート、ベンジルベン ゾエート、ブチルフェニルフタレート、ベンジル−n−ブチルフタレート、1− メトキシフェニル−1−フェニルエタン、3−フェニル−1−プロパノール、ブ ロモベンゼン、m−ジクロロベンゼン、1,2−ジブロモエタン、o−ジクロロ ベンゼン、ビス(1,1,1,3,3,3 α−ヘキサフルオロイソプロピル) テレフタレート、及びその他のハロゲン化されている、好ましくは弗素化されて いる芳香族化合物の群から選ぶことができる。 本発明の1つの好ましい態様では、この小さいゲスト分子は式III: (式中、RfはC1−C10アルキル基、C6−C10アリール基又は一部又は完全に ハロゲン化されたC1−C10アルキル基若しくはC6−C10アリール基である。) を有する分子である。 ポリ−(2−フルオロアクリル酸フルオロアルキルエステル)の製造と性質は この技術分野で公知である(EP128516号明細書を参照されたい)。単量 体の重合は連鎖移動剤の存在下、約0〜100℃の温度におけるラジカル開始に より溶液又は懸濁液の状態で行われる。 重合体マトリックス化合物は、所望によっては、開始剤の存在下、溶液状態で の遊離ラジカル重合で製造することができる。このような重合で有用な適当なラ ジカル作用性開始剤はアゾ−ビス−イソブチロニトリル、アゾ−ビス−(シクロ ヘキシルカルボニトリル)、アゾ−ビス−(t−オクタン)、2−フェニルアゾ −2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリルのようなアゾ化合物及びt− ブチルペルオキシド、t−ブチルペルオタノエート、t−ブチルペルオキシイソ プロピルカーボネート、t−ブチルヒドロペルオキシド、t−ブチルペルオキシ イソブチレート及びジクミルペルオキシドのような有機ペルオキシドである。開 始剤の量は単量体100モル当たり0.001〜3.0モル、好ましくは0.0 36〜1.0モルの範囲にある。 重合は、また、連鎖移動剤の媒体(調節剤又は試剤)の存在下でも行うことが できる。n−又はt−ブチルメルカプタン、プロピルメルカプタン、フェニルメ ルカプタン、t−ヘキシルメルカプタン及びブチレン−1,4−ジチオールのよ うなメルカプタン、更にはメルカプト酢酸のエステル、例えばメチル メルカプ トアセテート、エチレングリコール−ビス(メルカプトアセテート)がこの目的 に特に適している。 重合温度は20〜180℃、好ましくは40〜160℃、更に好ましくは60 〜140℃の範囲にあるのがよい。 重合混合物を重合前に脱泡することが推奨される。この目的のために、単量体 、非反応性の小分子、1種又は2種以上の開始剤及び調節剤の反応混合物を反応 器中でまず少なくとも−80℃の温度まで冷却し、次いで反応器を排気し、そし て密閉状態で0〜25℃の温度まで加温する。このプロセスは数回反復するのが 好ましい。別法として、その反応混合物に水素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガ ス又は窒素ガスの流れを含めることができる。このガス流は浸漬されたガス用パ イプから反応器の底に1〜60分間、好ましくは5〜30分間流下、通される。 成形加工法 本発明によるプリフォーム及び光学繊維を製造するのに有用な1つの一般的方 法は米国特許第4,521,351号明細書に記載されている。 図1及び2を参照して説明すると、単量体と小さいゲスト分子の単量体混合物 を1端が閉じられている内径約3〜約10mmのガラス管4に充填する。管状の 紫外線ランプ1を装置の中央位置に配置し、そして円筒状の遮光板2を、ガラス 管4中の単量体混合物に管状ランプの中央部から放たれる紫外光だけが照射され るように、ランプ1の上部と下部の各々に固定する。カラー、即ちつば−様の補 助遮光板11をランプ1からの光が遮光板2間の空間(例えば、70mm)にだ け放たれるように設ける。紫外光の強度はシリコン光電池3でモニターする。紫 外光の強度は重合中一定に維持するのが好ましい。単量体混合物が充填された複 数のガラス管4を支持部材5に紫外線ランプ1から所定の距離、例えば10cm の所に取り付け、モーター6で、例えば40rpmの速度で回転させる。最初に 、紫外線ランプ、例えば400Wのランプをガラス管4の下端より低い位置に配 置し、ランプ1をモーター7により、例えば0.3〜3.0mm/分の所定速度 で上方に移動させながら、紫外光をガラス管4に照射する。装置にファン9によ り入り口8から一定温度の空気を送り、排気口10から排気する。装置内部の温 度はランプ1からの熱の発生により上昇するが、空気流の温度よりある度数高い 温度で一定になる。 遊離ラジカル機構による光重合は、紫外線に初めに暴露される、ガラス管4の 底の外側部で始まる。重合に起因して体積収縮が起こることがある。しかし、紫 外線の照射をまだ受けていないガラス管の各々の上部の当該部分から未反応の単 量体混合物が供給されるから、重合体マトリックヌの内部には空間はできない。 ランプ1の移動と共に、重合は各ガラス管4の単量体混合物が全て固化するま で徐々に上方に進行して行く。照射の開始から所定時間、例えば約10時間経過 した後、紫外線の照射を止め、ガラス管4を装置から取り出す。これらのガラス 管は、次に、残留単量体を可能な限り完全に重合させるのに十分な温度まで加熱 してもよい。この温度は使用されている重合体系のタイプに依存するが、好まし くは重合装置の内部の温度より高い温度であるべきである。 重合が完了したら、ガラス管を砕き、そのプリフォームロッドを取り出す。ロ ッドは各々末端部を除けば一定の屈折率分布を示す。光収束性の繊維は得られた ロッドの各々を加熱、延伸することによって得ることができる(光−透過性素子 )。ここで推奨されることは、ロッドに含まれる痕跡量の揮発性物質を除去する ために、ロッドをその加熱、延伸前に50℃において10-5〜10-1mmHgの 減圧下に3〜4日間放置することである。この後処理には、また、気泡の形成を 抑える熱収縮管を適用することができる。 図3は熱延伸装置を示し、これはロッドを熱延伸して光学繊維を形成する原理 を明らかにしている。典型的には、長さが50cm未満のロッドを支持部材22 に取り付け、次いで速度V1(m/秒)で極くゆっくり下降させ、一定温度Td でヒーター23間を通過させ、そして下部の駆動ロール24でより大きい速度V2 mm/秒で引っ張り、延伸する。 次の実施例は高屈折率の単量体又は小分子が屈折性成分として光学繊維のコア 部からクラッド部まである勾配で分布されている、本発明によるある種特定の弗 素化単独重合体の有利な使用に関する。 実施例1 P3FMA管の製造用単量体混合物 ポリ(トリフルオロエチルメタクリレート)の累進性屈折率を持つプラスチッ ク光学繊維(P3FMA GRIN POF)を次のようにして製造した: (a)管/クラッドの製造 ベンゾイルペルオキシド(BPO)0.5wt%(重量%)が開始剤として、 n−ラウリルメルカプタン0.1wt%が連鎖移動剤として添加されている3F MA(1,1,1−トリフルオロエチルメタクリレート)単量体からなる単量体 混合物を調製した。この混合物を内径20mmのガラス管に入れた。両端を封止 した後、ガラス管を単量体混合物の熱重合のために70℃の炉に水平に入れた。 このガラス管をその中心軸の回りに2000rpmで約20時間の重合時間回 転させた。重合後、外側のガラス管を砕き、除去した。P3FMA管生成物、即 ちクラッドの外径と内径はそれぞれ20mm及び12mmであった。 (b)GRINプリフォームロッドの製造 開始剤としての1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)3,5,5−トリメチ ルシクロヘキサン(PH3M)0.5wt%及び連鎖移動剤としてのn−ラウリ ルメルカプタン0.1wt%が添加された、3FMA単量体及び実質的に非反応 性の小分子であるジブチルフタレート(DBP)を3FMA/DBPの重量比5 /1で含む単量体混合物を調製した。 この単量体混合物を工程(a)で製造されたP3FMA管に充填し、封止し、 次いで熱重合のために95℃の炉の中に水平に入れ、その間約30rpmで回転 させた。重合時間は約24時間であった。 後処理として、そのプリフォームロッドを約0.2mmHgの雰囲気下、10 0℃で24時間熱処理した。得られた重合体の残留未反応単量体含量は0.5w t%以下であった。クラッド部とコア部とは、かくして、モノリス形態に一体化 された。 (c)GRIN POFの製造 GRINプリフォームのモノリス形態のロッドを両端で切断した後、そのプリ フォームロッドを200℃で熱延伸して直径約0.6mmの光学繊維を形成した 。 プリフォームの屈折率の分布(図4に示される)は干渉法で測定した。 (d)P3FMA GRIN POFの光学的性質 GRIN POFの帯域幅を次のようにして測定した: レーザーダイオード(InGaAlP;波長=670nm)からの10MHz のパルスを長さ40mの試料繊維に導入した(N.A.=0.5)。出力パルス をサンプリング・ヘッド[モデル00S−01、ハママツ ホトニックス社(Ha mamatsu Photriics Co.)]で検出した。 結果を図5に示す。帯域幅は3dBのレベルからインパルス応答関数で求めた 。 80.5psにおける入力パルスと87.5psにおける出力のFWHM[“ 半最大値における全幅(full width at half maximum)]”を持つ、繊維長40 mのP3FMA GRIN POFの帯域幅は632MHz/kmであった。 GRIN POFの総減衰スペクトルを図6に示す。 実施例2 弗素化単量体をベースとして用いて本実施例で説明されるようにして製造され た、直径0.6mmのGRIN POFは次の光学的特性を有していた。780 nmにおける透過率の減衰は約200dB/kmであると判明したが、これは明 らかに比較として製造されたメチルメタクリレート(MMA)をベースとするG RIN POFの減衰(700dB/km)よりはるかに低い。 クラッド材料は純単独重合体であるポリ(HFIP2FA)より構成されてい た。このような組成の利点は、光学的透明度と結晶化度が低いと言う欠点を伴う 高度にペルフルオル化されたクラッド材料を使用する必要がないと言うことであ る。 (a)HFIP2FA管クラッドの製造 HFIP2FA単量体、開始剤としてのベンゾイルペルオキシド(BPO)0 .06wt%及び連鎖移動剤としてのn−ラウリルメルカプタン0.10wt% から成る単量体混合物を調製した。この混合物を内径10mmのガラス管に入れ 、前記実施例1(a)の方法で管クラッドを製造した。 上記混合物を直径10mmのガラス管に入れ、両端を封止し、次いでこのガラ ス管を実施例1(a)の方法におけるように炉の中に水平に入れた。このガラス 管を70℃においてその軸の回りに1000rpmで約80時間回転させた。得 られたHFIP2FA重合体クラッド管の外径と内径はそれぞれ約10mmと約 6mmであった。 (b)GRINプリフォームロッドの製造 HFIP2FA単量体から成り、非反応性の小分子成分としてジブチルフタレ ート(DBP)をHFIP2FA/DBP重量比10/1で、開始剤としてt− ブチルペルオキシイソプロピルカーボネート(BPPC)(日本油脂株式会社か ら入手)を0.25wt%、そして連鎖移動剤としてn−ラウリルメルカプタン を0.10wt%含む単量体混合物を調製した。この混合物の重合温度は95℃ である。 管クラッドを熱収縮管(フロン工業株式会社から入手したFEP−090)内 に入れ、単量体混合物を充填し、密封し、そして炉に入れた。混合物の重合温度 で回転させながら20時間重合させた後、熱収縮管を持つ各プリフォームロッド を常圧下、110℃で1日間熱処理し、続いて熱収縮管なしで0.2mmHgの 圧力下、110℃において20時間熱処理した。 (c)GRIN POFの製造 上記のGRINプリフォームロッドを200〜220℃で熱延伸することによ ってGRIN POFを得た。得られた光学繊維は直径0.6mm、長さ50m であった。 上記の管クラッドの重合を行った後、その管は僅かに黄色に着色しており、光 学繊維の製造には余り望ましくないものにしていた。以下の実施例3で製造され た管クラッドが透明で、減衰が最小の光学繊維を製造するために使用された。 実施例3 色の生成を少なくするには、実施例2の方法でベンゾイルペルオキシドの代わ りに開始剤のアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を用いることができるこ とが判明し、そして重合温度が下がって。具体的な処方は次の通りであった: (a)管クラッド 単量体:HFIP2FA 開始剤:AIBN 0.05wt% 連鎖移動剤:n−ラウリルメルカプタン0.15%; (b)プリフォームロッドの製造 単量体:HFIP2FA 非反応性成分:ジブチルフタレート(DBP) 供給原料比率:HFIP2FA/DBP=10/1 開始剤:AIBN 0.07wt% 連鎖移動剤:n−ラウリルメルカプタン0.10% 重合温度:65℃。 光学的性質 実施例3の光学繊維は実施例2の光学繊維より減衰が少なかった。実施例3の プリフォームの屈折率の分布を横方向干渉法で測定した。実施例3のGRINP OFの総減衰スペクトルを図8に示す。透過率の最小減衰率は、市販のレーザー ダイオードで付随的に測定したところ、波長780nmで209.1dB/km に過ぎなかった。これとは対照的に、PMMA系及び3FMA系のGRINPO Fの780nmにおける減衰値はそれぞれ約700dB/km及び400dB/ kmである。 実施例4 実施例2の方法によると、プリフォームの管クラッドとコアの両者に関して構 造式IV を有する単量体を使用してGRIN POF繊維を製造することができる。 実施例5 実施例2の方法によると、プリフォームの管クラッドとコアの両者に関して構 造式V を有する単量体を使用してGRIN POF繊維を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI G02B 6/00 391 7036−2K G02B 6/00 391 6/18 7036−2K 6/18 (72)発明者 ラニエヴェ,エイチ・レスリー,ザ・サー ド アメリカ合衆国ニュージャージー州07059, ウォーレン,ロバーツ・ロード 14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.弗素化されている重合体成分と、実質的に不活性な低分子量のゲスト分子 成分から成るモノリス形態の熱可塑性物品して;該ゲスト分子成分は該重合体成 分とは実質的に非反応性であるが、その中に可溶であり、かつ該重合体成分とは 異なる屈折率を持ち;該ゲスト分子成分の該物品内の濃度には該物品の形成中に 画成される該物品の中心から外面まで濃度勾配があり、そのため該物品はその中 心から外面までの濃度勾配に依存する累進性屈折率を示し、ここで中心の累進性 屈折率は外面の累進性屈折率とは異なる、前記モノリス形態の熱可塑性物品。 2.低分子量のゲスト分子成分が弗素化重合体成分の屈折率より約0.001 単位大きい屈折率を有する、請求の範囲第1項に記載のモノリス形態の熱可塑性 物品。 3.低分子量のゲスト分子成分が弗素化重合体成分の屈折率より約0.005 単位大きい屈折率を有する、請求の範囲第1項に記載のモノリス形態の熱可塑性 物品。 4.実質的に非反応性の低分子量ゲスト分子成分の濃度が物品の重量の約1〜 約20%である、請求の範囲第1項に記載のモノリス形態の熱可塑性物品。 5.物品が円筒状プリフォームの形状をなしており、光学繊維の製造に有用で ある、請求の範囲第1項に記載のモノリス形態の熱可塑性物品。 6.物品が光学繊維である、請求の範囲第1項に記載のモノリス形態の熱可塑 性物品。 7.弗素化重合体が式(I): (式中、Xは水素原子又はジュウテリウム原子であり、そしてRは直鎖状、分枝 鎖状又は環式のC1−C10アルキル基又はC6−C10アリール基である。) を有する単量体から成る、請求の範囲第1項に記載のモノリス形態の熱可塑性物 品。 8.Rの中の水素原子が弗素原子、塩素原子又は臭素原子で一部又は完全に置 換されている、請求の範囲第6項に記載のモノリス形態の熱可塑性物品。 9.弗素化重合体が式(II): (式中、Xは水素原子、ジュウテリウム原子、弗素原子又はC1−C6アルキル基 、であり、Yは水素原子又はジュウテリウム原子であり、Y’は水素原子又はジ ュウテリウム原子であり、そしてRは直鎖状、分枝鎖状又は環式のC1−C10ア ルキル基である。) を有する単量体から成る、請求の範囲第1項に記載のモノリス形態の熱可塑性物 品。 10.XがC1−C6アルキル基であるときのXの水素原子、又はRの水素原子 が弗素原子で一部又は全部置換されていている、請求の範囲第8項に記載のモノ リス形態の熱可塑性物品。 11.弗素化重合体がポリ−(トリフルオロメチルメタクリレート)又はポリ −(ヘキサフルオロイソプロピル 2−フルオルアクリレート)である、請求の 範囲第1項に記載のモノリス形態の熱可塑性物品。 12.低分子量のゲスト分子成分が式III: (式中、RfはC1−C10アルキル基、C6−C10アリール基、又は一部若しくは 完全に弗素化されたC1−C10アルキル基、又は一部若しくは完全に弗素化され たC6−C10アリール基である。) を有する分子である、請求の範囲第1項に記載のモノリス形態の熱可塑性物品。 13.低分子量のゲスト分子成分がジブチルフタレート、ベンジルベンゾエー ト、ブチルフェニルフタレート、ベンジル−n−ブチルフタレート、1−メトキ シフェニル−1−フェニルエタン、3−フェニル−1−プロパノール、ブロモベ ンゼン、m−ジクロロベンゼン、1,2−ジブロモエタン、o−ジクロロベンゼ ン、ビス(1,1,3,3,3 α−ヘキサフルオロイソプロピル)テレフタレ ート又は弗素化されている芳香族化合物より成る群から選ばれる、請求の範囲第 1項、第6項又は第8項に記載のモノリス形態の熱可塑性物品。 14.低分子量のゲスト分子成分がジブチルフタレートである、請求の範囲第 10項に記載のモノリス形態の熱可塑性物品。 15.中心から外面まで累進性屈折率を有する、モノリス形態の、弗素化され ている重合体をベースとする物品の製造法にして、 弗素化された単量体を適当な容器中で、該単量体と該重合体に可溶で、かつ該 弗素化重合体とは異なる屈折率を有する、実質的に非反応性の低分子量のゲスト 分子の存在下で、かつ該ゲスト分子を溶解している状態で重合させることから成 り、ここで該単量体の重合は、その重合を該容器の表面で開始させ、そして該重 合が、屈折率が中心から外面に放射状に累進、変化しているモノリス形態の物品 を形成すべく、該物品の外面から中心へと進行するにつれて、該ゲスト分子成分 が該物品内に濃度勾配を形成するように、制御された速度で該重合を進行させる ことによって行われる、 上記の製造法。 16.請求の範囲第15項に記載の方法によって製造された、モノリス形態の 弗素化されている重合体をベースとする物品。 17.弗素化されている単量体を、光学的に相容性で、実質的に非反応性の低 分子量のゲスト分子の存在下で重合させてマトリックス重合体を形成することに より形成される低光学分散性と高帯域幅を有する重合体光学繊維にして; 該低分子量のゲスト分子は該弗素化単量体から形成されるマトリックス重合体 より高い屈折率を有するものであり; 該ゲスト分子の該繊維中濃度は繊維の外面におけるよりも中心において大きい 濃度勾配によって定められ、該繊維は、該重合体と該実質的に非反応性の低分子 量ゲスト分子との相対濃度比によって定められる放射状に累進、変化する屈折率 の分布を有し、ここで該繊維の中心はその外面より高い屈折率を有している; 上記の光学繊維。 18.繊維が約200〜約400dB/kmの範囲の低い総合光減衰効果を有 する、請求の範囲第17項に記載の光学繊維。 19.低分子量のゲスト成分が弗素化されている、請求の範囲第17項に記載 の光学繊維。 20.単量体が一部ジュウテリウム化されている、請求の範囲第17項に記載 の光学繊維。 21.マトリックス重合体が2−フルオロアクリル酸エステル重合体である、 請求の範囲第17項に記載の光学繊維。 22.マトリックス重合体がポリ(トリフルオロエチルメタクリレート)又は ポリ(ヘキサフルオロイソプロピル 2−フルオロアクリレート)である、請求 の範囲第17項に記載の光学繊維。 23.ゲスト分子がジブチルフタレートである、請求の範囲第17項に記載の 光学繊維。
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