JPH08507257A - 石材を研磨する方法および物品 - Google Patents

石材を研磨する方法および物品

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JPH08507257A JP6519953A JP51995394A JPH08507257A JP H08507257 A JPH08507257 A JP H08507257A JP 6519953 A JP6519953 A JP 6519953A JP 51995394 A JP51995394 A JP 51995394A JP H08507257 A JPH08507257 A JP H08507257A
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クリスチャンソン、トッド・ジェイ
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ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 以前より既知の石材研磨用物品は耐久性がない。本発明により、石材研磨方法およびその方法に用いる耐久性物品が提供され、その石材は少なくとも1つの露出面を有し、その方法が:a)研磨物品を該石材の露出面に摩擦接触させる工程;およびb)該石材の露出面を該研磨物品を用いて、好ましくは水の存在下で改良する工程であって、該研磨物品が可撓性バインダーによって可撓性支持体に接着された多数の研磨粒子を含み、該バインダーが多数の不飽和付加重合性単位を有する樹脂から誘導された硬化樹脂を含有する工程;によって特徴付けられる。そのバインダーおよび研磨粒子(および要すれば、可塑剤)は硬度1HK〜20HKを有する弾性研磨複合材料を形成する。その物品の使用および本発明の方法により、石材表面の光沢を有効に向上する。

Description

【発明の詳細な説明】 石材を研磨する方法および物品 本発明は、石材を研磨物品で研磨する方法に関する。研磨物品は付加重合性樹 脂を含有する弾性バインダーにより支持体と結合した多数の研磨粒子を有する支 持体を含む。 大理石および花崗岩のような石材は、建物、モニュメント、家、オフィス等に 広く用いられる。石材は合成により製造され得るか、地球の天然堆積層から切り 出される。ある場合には、石材の露出面に非常に平滑なまたは高光沢な仕上を有 することが望ましい。このような高光沢仕上を達成するために、その石材は通常 、いくつかの工程を経る。第1に、石材は切り出されるか、または採掘される。 次いで、それを、例えば研磨材被覆ワイヤーソーにより、所望の長さまたは寸法 に切断する。その石材が更に寸法を合わせる必要がある場合、また、等高面が所 望の場合は、結合研磨材(硬化素材中に成形した研磨粒子およびバインダー)を 用いて寸法を合わせ得る。この工程では、様々な種類およびグレードの結合研磨 材が用いられる。加えて、石材表面の表面欠点は、「金属結合研磨材」例えば、 ミネソタ州セントポール(St.Paul)のミネソタ・マイニング・アンド・マニュ ファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Compa ny)(「3M」)から商品名「3Mフレキシブル・メタル・ボンド・ダイヤモン ド・アブレイシブズ(flexible Metal Bond Diamond Abrasives)」、グレード2 50、グレード125、M74、、M40およびM20で市販のものとして示された金属バイン ダー中に共に結合した研磨粒子を含む研磨製品を用いて除去され得る。最後に、 石材を所望の表面仕上または「光沢(gloss)」に研磨物品で研磨する。光沢は 、表面の艶(shininess)またはラスター(luster)に関し、その表面の光を反 射する能力を含む。研磨工程では、一般に初期研磨工程により生じたどんな残存 する欠点および掻き傷(scratch)も除去する。その研磨工程では、一連の連続 的により細かいグレードを有する研磨物品が使用され得る。そのような製品の例 として、3Mから市販の商品名「3Mフレキシブル・レジン・ボンド・ダイヤモ ンド・アブレイシブズ(flexible Resin Bond Diamond Abrasives)」、グレー ドR30、R10およびR2で公知のものがある。 高光沢にするため、平均掻き傷深さは実質的に低減される必要がある。掻き傷 深さが低減されない場合、鏡面のようには反射され得えず、低光沢となる。研磨 工業で望まれることは、石材表面の高光沢を提供する有効な方法である。 本発明に従って、石材が少なくとも1つの露出面を有する石材を改良する(re fine)方法があり、その方法は: a)研磨物品を石材の露出面に摩擦接触させる工程;および b)石材の露出面を、研磨物品を用いて、好ましくは水の存在下で改良する工 程であって、その研磨物品がバインダーによって可撓性支持体に接着された多数 の研磨粒子を含み、その研磨物品および硬化樹脂が弾性研磨複合材料を形成し、 そのバインダーが硬化樹脂が多数の不飽和付加重合性単位を有する樹脂から誘導 される工程; によって特徴付けられる。本発明で用いられる「単位(units)」の語には、モ ノマーおよびオリゴマーを含む。本発明の方法を表す場合「改良(refining)」 の語には研磨(polishing)(即ち、光沢を向上すること)を含むが、光沢は実 質的には改善されないが表面の平均掻き傷深さが低減される方法も含む。 本発明のその他の態様では、本発明の方法に有用な研磨物品が記載され、その 研磨物品はバインダーにより可撓性支持体に接着された研磨粒子により特徴付け られ、その研磨物品およびバインダーは硬度少なくとも1HK〜20HKを有する弾性 研磨複合材料を形成し、そのバインダーには多数の不飽和付加重合性単位および 有効量の可塑剤を有する樹脂から誘導される硬化樹脂を含み、その研磨粒子が複 合材料中にその複合材料の重量の約1〜約25(より好ましくは約3〜約15)重量 %存在する。本明細書中で用いられる「有効量」の可塑剤の語により、可塑剤が 硬化樹脂のガラス転移温度を、好ましくは10℃低下させるに十分な量で複合材料 中に存在することを表す。これにより、研磨中に、その複合材料をより弾性にす る。 1つの好ましい研磨物品には、熱可塑性樹脂プレサイズ被膜、好ましくは熱可 塑性ポリエステル樹脂を用いて少なくとも1つのその主要表面でシールされる第 1および第2の主要表面を有するポリエステル織物支持体を含む。研磨複合材料 の分離したノジュール(nodule)がプレサイズ樹脂に接着されている。 本明細書中で用いられる「多数の不飽和付加重合性単位を含む樹脂」は、フリ ーラジカルまたはイオン性メカニズムによりモノマー不飽和の部位で(例えば、 −C=C−部位で)重合する。硬化または重合プロセスの間に、樹脂(または、 要すれば樹脂+開始剤)をエネルギー源、例えば紫外線、可視光線、電子ビーム 等に暴露することにより、フリーラジカルまたはイオンを発生する。その他の有 用なエネルギー源は熱エネルギーである。本発明に有用な研磨物品の作製に有用 である樹脂は好ましくは、アクリレート類、アクリルアミド類およびビニル化合 物から選択されるモノマーを含む。1つの好ましいバインダーは、オリゴマーの アクリレート化ウレタン樹脂、モノマーのアクリレート化ウレタン樹脂、可塑剤 および沈殿防止剤の組合せから誘導され、最後のものは支持体上のバインダー先 駆体の被覆の間、レオロジー変性剤として有用である。 本発明に有用なバインダーは、好ましくはバインダー先駆体組成物から作製さ れ、それは不飽和付加重合性「樹脂」を含有し、かつ随意の成分を含有し得る。 (本明細書中で用いられる「樹脂」は、モノマー、オリゴマーおよびそれらの組 合せを表す一般的な語である。)その不飽和付加重合性樹脂を「硬化」 (即ち 、重合)された後、その硬化素材は「バインダー」である。従って、随意の成分 が実質的に硬化プロセスを妨害しないことを確実にし、所望の範囲外の複合材料 硬度とすることが重要である。 「改良する(refine)」の語により、標準装置を用いて測定した、元の石材表 面の平均掻き傷深さが低減され、および/または光沢が向上されることを表す。 掻き傷深さを測定する1つの方法は、プロフィルメーターを用いて石材の表面を トレースすることである。その改良工程では石材表面を研磨し、平均掻き傷深さ を低減して、より高光沢を得る。 好ましい支持体を表す場合「可撓性」の語は、研磨物品が石材の表面不規則性 、例えばコーナー、継ぎ目(seam)、グラビア文字等に順応し得ることを表す。 複合材料を表すのに用いる場合「弾性(resilient)」の語は、その複合材料支 持体に沿って変形し得、かつ石材表面を有効に研磨して光沢を向上し得ることを 表す。 これら好ましい特性を有するため、その複合材料は好ましくは、100g荷重下で測 定した大理石を改良するのに平均ヌープ(Knoop)硬度「HK」15HK(kgf/mm2)以 下、少なくとも1HKを有することを見い出し、そのHKは100g荷重下で測定した。 最大ヌープ(Knoop)硬度は石材表面に依存して、ほぼ20HKで有り得る。例えば 、花崗岩を改良する場合、硬度約20HKを有する複合材料を用いる必要がある。そ の最大値15HKが用いられる場合、これが石材としての大理石を表す。これに反し て、硬化フェノール樹脂は硬度値約50HKを示す。 石材を改良する前に、その石材表面は通常、物理的改良プロセスにより残った 欠点または粗い掻き傷を有する。改良する間に、これら欠点または粗い掻き傷は 深さを減じるか、または除去されて、高光沢表面が得られる。その改良工程に用 いられる1つ以上の研磨物品があり、即ち、異なるグレードの研磨粒子を用いる 一連の(series)研磨物品が用いられる。改良工程は通常および好ましくは、よ り大きな研磨粒子径を有する研磨物品を用いて開始し、前述の物品より小さい平 均研磨粒子径を有する一連の研磨物品により進行する。改良工程の間に、石材表 面の光沢は向上し、好ましくは高光沢(即ち、入射角60゜で60光沢計値以上)と なる。 本発明の研磨物品は、様々な石材表面を研磨するのに用いる場合、予期せぬ程 の耐久性を示す(即ち、より長い有効寿命を有する)。 (図面の簡単な説明) 図1は、本発明の1つの好ましい研磨物品の平面図である。 図2は、図1に示した研磨物品の線2−2に沿って取った拡大断面図である。 図3は、本発明の第2の研磨物品態様の拡大断面図である。 図4は、本発明の第3の研磨物品態様の拡大断面図である。 図5は、本発明の第4の研磨物品態様の平面図である。 図6は、本発明の第5の研磨物品態様の平面図である。 図7は、本発明のその他の研磨物品態様の拡大断面図である。 図8は、本発明のその他の好ましい研磨物品態様の平面図である。 (発明の開示) 本発明は石材を、多数の付加重合性単位を含有する樹脂から誘導される硬化樹 脂を含むバインダーにより支持体と結合した多数の研磨粒子を含む研磨物品で改 良する(好ましくは研磨する)方法に関する。 「石材」の語はもちろん広義の語であり、本明細書中では、化成岩、堆積岩、 変性岩または混成岩を含む。本発明の方法から有用となり得る石材種の例として 、花崗岩、石灰岩(大理石を含む)、頁岩(スレートを含む)、砂岩(水晶を含 む)および玄武岩が挙げられる。花崗岩は、主に、アルカリ長石、水晶および斜 長石から成る化成岩である。 その石材の最終用途は家庭用または商業用であってもよい。その石材は装飾用 または構造用に使用され得る。装飾および/または構造用途の例として、パネル 、隅石(headstone)、モニュメント、羽目板、床タイル(テラゾを含む)、踏 み板、柱、スピンドル、テーブル上面、暖炉マントル、壁、丸天井、歩道、パテ ィオ、敷居、床、階段等が挙げられる。 その石材は、研磨されるべき少なくとも1つの表面を有する。石材の寸法は、 非常に大きいものから非常に小さいものまで変化し得る。例えば、その寸法は約 0.1mm(例えば、テラゾ中の大理石粒子)〜10m以上で有り得る。通常、石材寸法 は、約0.1mm〜5mの範囲である。前述のように、石材表面は比較的平坦であって もよく、また、これらの輪郭は曲線または角で有り得る。石材を改良するのに有用な研磨物品 A.バインダー バインダーは研磨粒子を互いにおよび支持体と接着(本明細書中で「結合(bo nd)」と表す場合もある)するように機能する。バインダーの硬度、およびバイ ンダーおよび研磨粒子から成る複合材料の硬度が、石材表面の改良時の本発明の 研磨物品の性能に対して重要である。好ましいバインダーは、複合材料硬度15HK 以下(大理石を研磨するのに)、より好ましくは約3〜約9の範囲であるが、少 なくとも約1HKであるすべての場合となる。これらの範囲内の硬度を有する複合 材料は、非常に有効に石材を改良し、それら表面上を高光沢とする研磨物品とな る。その複合材料硬度が非常に高いなら、得られる研磨物品は実際に非常に有効 であり、石材表面を改良しない、または光沢を向上しない。(摩耗(abration) を表す 場合の本明細書中で用いる「有効な(efficient)」の語は、単位時間当たりの 石材除去量が多く、同一単位時間での対応する研磨物品の損失量が少ないことを 表す。前者は通常、「切削量(cut)」として表され、一方、後者は「摩耗(wea r)」と表される。) ヌープ(Knoop)硬度測定は、本質的にアメリカン・ソサイエティー・フォー ・テスティング・マテリアルズ(American Society for Testing Materials)( 「ASTM」)C-849に開示の方法を用いて行われ、その記載をここに挿入する。ヌ ープ硬度は単位kgf/mm2を有する。 「多数の不飽和付加重合性単位を含有する樹脂」には、フリーラジカルまたは イオン(アニオンまたはカチオンを含む)のどちらかにより重合が開始および生 長され、「重合性(polymerizable)」および「重合した(polymerized)」の語 により、分子鎖生長および架橋反応の両方を含むことを表す。本発明では、バイ ンダー先駆体をエネルギー源、例えば熱エネルギーまたは放射線エネルギーに暴 露することにより(要すれば、開始剤の存在下で)重合が開始される。好適な放 射線エネルギーの例として、粒子線、例えば電子ビーム照射等、および非粒子線 、例えば紫外線および可視光線を含む。フリーラジカルメカニズムにより硬化し 、本発明に有用である樹脂の例として、アクリレート化ウレタン類、アクリレー ト化エポキシ類、アクリレート化ポリエステル類、エチレン系不飽和化合物、側 鎖不飽和カルボニル基を有するアミノプラスト誘導体、少なくとも1つの側鎖ア クリレート基を有するイソシアヌレート誘導体、少なくとも1つの側鎖アクリレ ート基を有するイソシアネート誘導体およびそれらの混合物およびそれらの組合 せが挙げられる。「アクリレート化(acrylated)」の語により、モノアクリレ ート化、モノメタクリレート化、多アクリレート化、および多メタクリレート化 モノマー、オリゴマーおよびポリマーを含むことを表す。 好ましいアクリレート化ウレタン類は、ヒドロキシ基末端およびジイソシアネ ート伸長ポリエステル類またはポリエーテル類のジアクリル酸エステル類である 。好ましいアクリレート化ウレタンオリゴマー樹脂の平均分子量は、約300〜約1 0,000、より好ましくは約400〜約7,000の範囲である。市販されているこの種の ア クレートル化ウレタン類の例としては、商品名「ユービタン(Uvithane)」782 、「ユービタン(Uvithane)」783、「ユービタン(Uvithane)」788および「ユ ービタン(Uvithane)」893(モートン・チオコール・ケミカル(Morton Thioko l Chemical)社から市販);「CN953」、「CN954」、「CN955」、「CN960」およ び「CN974」(ペンシルバニア州ウェスト・チェスター(West Chester)のサー トマー・カンパニー(Sartomer Company)から市販);および「CMD6600」、「C MD8400」および「CMD8805」(ケンタッキー州ルイスビル(Louisville)のラッ ドキュアー・スペシャルティズ(Radcure Specialties)社から市販)で公知の ものを含む。 好ましいアクリレート化エポキシ類はエポキシ樹脂のジアクリル酸エステル類 であり、例えばビスフェノールAエポキシ樹脂のジアクリル酸エステル類がある 。市販されているアクリレート化エポキシ類の例としては、「CMD3500」、「CMD 3600」および「CMD3700」(ラッドキュアー・スペシャルティズ(Radcure Speci alties)社から市販);「CN103」、「CN104」、「CN111)、「CN112」および「 CN114」(サートマー・カンパニー(Sartomer Company)から市販);を含む。 好ましいアクリレート化ポリエステルには、商品名「フォトマー(Photomer) 」5007および「フォトマー(Photomer)」5018(ヘンケル・コーポレーション( Henkel Corporation)から市販)で公知のものを含む。 「エチレン系不飽和樹脂」には、炭素、水素および酸素の原子を含有しかつ任 意に窒素とハロゲン類の原子を含有するモノマーおよびポリマーの両者の化合物 が含まれる。酸素もしくは窒素の原子または両方の原子は、一般にエーテル、エ ステル、ウレタン、アミドおよび尿素の基に存在している。本発明に有用な研磨 物品を製造するのに用いられるエチレン系不飽和樹脂は、好ましくは分子量が約 4000より小さく、かつ好ましくは、脂肪族モノヒドロキシ基もしくは脂肪族ポリ ヒドロキシ基を含有する化合物と、不飽和脂肪酸例えばアクリル酸、メタクリル 酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸およびそれに類する ものとの反応から製造されるエステル類である。アクリル酸樹脂の代表例として は、イソボルニルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート 、スチレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエン、エチレングリコールジアクリ レ ート、エチレングリコールメタクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、 トリエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ ート、グリセロールトリアクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレート 、ペンタエリトリトールメタクリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリレ ートおよびペンタエリトリトールテトラアクリレートを含む。その他のエチレン 系不飽和樹脂としては、カルボン酸のモノアリルエステル、ポリアリルエステル およびポリメタリルエステルおよびアミド、例えばフタル酸ジアリル、アジピン 酸ジアリルおよびN,N−ジアリルアジパミドがある。さらに他の窒素含有化合物 としては、トリス(2-アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、1,3,5-ト リ(2-メチルアクリルオキシエチル)-S-トリアジン、アクリルアミド、メチル アクリルアミド、N-メチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N-ビ ニルピロリドンおよびN-ビニルピペリドンが挙げられる。 アミノプラスト樹脂類は、1分子もしくは1オリゴマー当たり少なくとも一つ のα,β-不飽和カルボニル基の側基を有している。これらの不飽和カルボニル基 はアクリレート、メタクリレートまたはアクリルアミドのタイプの基でもよい。 このような物質の例としては、N-ヒドロキシメチルアクリルアミド、N,N’-オキ シジメチレンビスアクリルアミド、オルトおよびパラのアクリルアミドメチレー ト化フェノール、アクリルアミドメチレート化フェノールノボラックおよびその 組合せが挙げられる。さらに、これらの材料は、米国特許第4,903,440号に開示 されている。 少なくとも一つのアクリレート側基を有するイソシアヌレート誘導体および少 なくとも一つのアクリレート側基を有するイソシアネート誘導体は、さらに米国 特許第4,652,274号に開示されている。1つの好ましいイソシアヌレート材料は 、トリス-(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートのトリアクリレートである。 上記の不飽和付加重合性樹脂の混合物も使用され得ると解するべきである。 フリーラジカル硬化性樹脂の一部は、残りがモノマーであると考えられる一方 、オリゴマーであると考えられる。R.B.セイモー(Seymour)およびC.E.カラー (Carraher)のジャーナル・オブ・ポリマー・ケミストリー(Jr.Polymer Chemi stry)、第2 版に定義されたオリゴマーは、繰り返し数(n)2〜10の非常に低分子量のポリ マーである。モノマーは一般に繰り返しのない一単位のみから成る。 不飽和付加重合性樹脂が硬化または重合しているかどうかによって、そのバイ ンダー先駆体は更に硬化剤(触媒または開始剤としても公知である)を含んでも よい。硬化剤を適当なエネルギー源に暴露する場合、それはその重合プロセスを 開始するフリーラジカルまたはイオンを生じる。 熱エネルギーに暴露するとフリーラジカルを生じる硬化剤の例には、過酸化物 類が含まれ、例えば過酸化ベンゾイル、アゾ化合物類、ベンゾフェノン類および キノン類がある。紫外光に暴露されるとフリーラジカルを生じる硬化剤の例とし ては、以下に挙げるものに限定されないが、有機過酸化物類、アゾ化合物類、キ ノン類、ベンゾフェノン類、ニトロソ化合物類、アクリルヘライド類、ヒドロゾ ン類、メルカプト化合物類、ピリリウム化合物類、トリアクリルイミダゾール類 、ビスイミダゾール類、クロロアルキルトリアジン類、ベンゾインエーテル類、 ベンジルケタール類、チオキサントン類およびアセトフェノン誘導体ならびにそ の混合物からなる群から選択される。可視光線に暴露されるとフリーラジカルを 生じる硬化剤の例が、米国特許第4,735,632号に開示されている。 バインダー先駆体組成物は更に可塑剤を含有してもよく、それは硬化樹脂のガ ラス転移温度を低下する働きがあり、従ってその複合材料をより可撓性(支持体 と共に変形し得る)および弾性(表面の摩耗により変形し得る)を有するものと する。その可塑剤は、相分離がほとんどないか全くないように、不飽和付加重合 性樹脂および他の随意の樹脂および成分と相溶性を有するべきである。本発明に 用いる有用な可塑剤の例には、ポリ塩化ビニル、セルロースエステル、フタル酸 エステル、アジピン酸エステルおよびセバシン酸エステル、ポリオール類、ポリ オール誘導体、リン酸トリクレジル、ヒマシ油等を含む。好ましい可塑剤はポリ オール誘導体、例えば平均分子量約200〜約1000、より好ましくは約600を有する ポリエチレングリコールである。可塑剤量はバインダー先駆体総重量の、一般に 30重量%以下、通常約15重量%以下、および好ましくは10重量%以下である。 不飽和付加重合性樹脂に加えて、バインダー先駆体には、更にイオン開始エポ キシ樹脂、好ましくはカチオン開始エポキシ樹脂約5〜約10重量%を含有しても よい。エポキシ樹脂はオキシラン環を有し、その開環によって重合する。有用な エポキシ樹脂には、モノマーエポキシ樹脂およびポリマーエポキシ樹脂を含む。 いくつかの好ましいエポキシ樹脂の例としては、2,2-ビス[4-(2,3-エポキシプ ロポキシ)-フェノールプロパン](ビスフェノールのジグリシジルエーテル) ならびに次のような商品名で市販されている材料すなわちシェル・ケミカル(Sh ell Chemical)社から市販の「Epon828」、「Epon1004」および「Epon1001F」; ダウ・ケミカル(Dow Chemical)社から市販の「DER-331」、「DER-332」および 「DER-334」が挙げられる。他の好適なエポキシ樹脂類としては、脂環式エポキ シ類、例えばコネチカット州ダンバリー(Danbury)のユニオン・カーバイド(U nion Carbide)社から商品名「ERL-4221」で市販のエポキシ樹脂;フェノールホ ルムアルデヒドノボラックのグリシジルエーテル類(例えばダウ・ケミカル・カ ンパニー(Dow Chemical Company)から市販の「DEN-431」および「DEN-428」) が挙げられる。特に好ましいのは、不飽和付加重合性樹脂と他の付加重合性樹脂 、例えば米国特許第4,751,138号に開示の樹脂との混合物である。 本発明に有用なバインダー先駆体には更に随意の添加剤を含有してもよく、そ れは得られる複合材料の硬度を約1〜約15HK(大理石を研磨する場合)の範囲外 にはしない。例えば、充填材(研磨助剤を含む)、繊維、潤滑剤、湿潤剤、帯電 防止剤、界面活性剤、顔料、染料および沈殿防止剤を用いてもよい。これらの物 質の量は所望の硬度を有する研磨複合材が得られる様に選択され、その物品は研 磨される石材表面に高光沢を生じる。 また、稀釈剤をそのバインダー先駆体に用いてもよい。本明細書中で用いる「 稀釈剤」の語により、低分子量(500以下)の有機材料を表し、それを加えたバ インダー先駆体の粘度を低下するかも、低下しないかもしれない。稀釈剤は樹脂 と反応性を有しても、不活性であってもよい。 低分子量アクリレートは、1種の好ましい反応性稀釈剤である。本発明に用い るのに好ましいアクリレート反応性稀釈剤は通常、分子量約100〜約500を有し、 イソボルニルアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリ コールジメタクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、トリエチレングリ コールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、グリセロー ルトリアクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレート、ペンタエリトリ トールトリメタクリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリレートおよびペ ンタエリトリトールテトラメタクリレートを含む。また、メチルメタクリレート およびエチルメタクリレートを用いてもよい。 その他の有用な反応性稀釈剤には、カルボン酸のモノアリルエステル、ポリア リルエステルおよびポリメタリルエステルおよびアミド(例えば、フタル酸ジア リル、アジピン酸ジアリルおよびN,N-ジアリルアジパミド);トリス(2-アクリ ロイルオキシエチル)イソシアヌレート、1,3,5-トリ(2-メタクリルオキシエチ ル)-S-トリアジン、アクリルアミド、メチルアクリルアミド、N-メチルアクリ ルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドンおよびN-ビニルピ ペリドンを含む。 バインダー先駆体には更にカップリング剤を含有してもよい。カップリング剤 は作用して、様々なバインダー成分間の結合強度を増大し得る。本発明の使用に 好適なカップリング剤の例には、オルガノシラン類、ジルコアルミネート類およ びチタネート類を含む。カップリング剤はバインダー先駆体に直接加えてもよく ;代わりに、研磨粒子または充填材を最初にカップリング剤で被覆して、バイン ダー先駆体に加えてもよい。いくつかの場合、沈殿防止剤をバインダー先駆体組 成物に加えて、粒子材料、例えば研磨粒子がバインダー先駆体以外に固定するの を防止することが望ましい。また、沈殿防止剤は、所望のバインダー先駆体のレ オロジー特性を改良または保持し得る。本発明に有用な沈殿防止剤の例には、ア モルファスシリカ充填材、例えばニューヨーク州ニューヨーク(New York)のデ グサ(DeGussa)社から市販の商品名「R-972アエロジル(Aerosil)」で公知の もの、およびアモルファスシリカ充填材、例えばデグサ(DeGussa)社から市販 の商品名「OX-50」で公知のものがあり、それは平均粒径40mμmおよび表面積50m2 /gを有するアモルファスシリカである。 バインダー先駆体組成物は、樹脂60〜99.9重量%、好ましくは75〜99重量%、 より好ましくは85〜97重量%、および研磨粒子0.01〜40重量%、好ましくは1〜 25重量%、より好ましくは3〜15重量%を含有する。この量の研磨粒子は所望の 摩耗度を提供して、多くの石材表面の光沢を向上することが明らかとなった。 特に好ましいバインダー先駆体スラリーはオリゴマーのフリーラジカル硬化性 樹脂、モノマーのフリーラジカル硬化性樹脂、可塑剤、研磨粒子、および要すれ ばカップリング剤および沈殿防止剤を含有する。特に好ましいこれらスラリーで は、そのスラリーは、約15〜90重量%、好ましくは25〜70重量%オリゴマーのフ リーラジカル硬化性樹脂;約1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%モノマーの フリーラジカル硬化性樹脂;0〜30重量%、好ましくは1〜20重量%可塑剤;0 〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%沈殿防止剤;および少ない重量%のカッ プリング剤を含有する。バインダー先駆体スラリーのこれら材料の量および種類 選択により、前述のように、好ましくは研磨物品用バインダーとして有用である のに十分な結合力を有するバインダーとなるが、それは所望の範囲の硬度を有す る複合材料を提供する。 メイク被膜およびサイズ被膜を用いることにより、研磨物品用を製造すること はいくつかの場合には好ましい。これらの研磨物品の態様では、メイク被膜を支 持体に適用し、研磨粒子を支持体に適用し、メイク被膜を少なくともメイク被膜 が部分的に硬化する条件に暴露し、サイズ被膜をその研磨粒子およびメイク被膜 の上に適用する。その構造はメイク被膜およびサイズ被膜を硬化するのに十分な 条件を受ける。要すれば、また、プレサイズ被膜およびスーパーサイズ被膜を当 業者に公知のように適用してもよい。 B.支持体材料 支持体(backing)は、バインダーおよび研磨粒子の組合せにより作製される 研磨複合材用の支持材(support)を提供する作用を供与する。本発明に有用な 支持体は、バインダー先駆体を硬化条件に暴露した後バインダーと接着し得るも のでなければならず、かつ該暴露後に好ましくは可撓性を有して、本発明の方法 に用いられる物品が石材の表面不規則性に順応し得る。 典型的支持体の例には、ポリマーフィルム、下塗ポリマーフィルム、布、紙、 バルカンファイバー、目の粗いメッシュ生地、織物および不織布、およびそれら の組合せを含む。 支持体は、熱硬化性または熱可塑性樹脂で処理して、支持体を補強し、支持体 の繊維を保護し、支持体をシールし、および/またはバインダーの支持体への接 着性を改善し得る。 典型的なバインダー前駆物質の例としては、フェノール樹脂、アミノプラスト 樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、エチレン系不飽和樹脂、アクリレート化イ ソシアヌレート樹脂、ユリアーホルムアルデヒド樹脂、イソシアヌレート樹脂、 アクリレート化ウレタン樹脂、アクリレート化エポキシ樹脂、ビスマレイミド樹 脂およびそれらの混合物が挙げられる。好ましい熱可塑性樹脂の例には、ポリア ミド樹脂(例えば、ナイロン)、ポリエステル樹脂およびポリウレタン樹脂(ポ リウレタン-ユリア樹脂を含む)を含む。1つの好ましい熱可塑性樹脂は、ポリ エステルポリオールおよびイソシアネートの反応生成物から誘導されるポリウレ タンである。 C.研磨粒子 本発明に有用な研磨粒子は、好ましくは平均粒径約0.1(小粒子)〜300μm( 大粒子)、通常約1〜30μmを有する。研磨粒子は、モース(Mohs)硬度少なく とも約8、より好ましくは約9を有することが好ましい。本発明の使用に好適な 研磨粒子の例としては、溶融酸化アルミニウム、セラミック酸化アルミニウム、 熱処理酸化アルミニウム、炭化ケイ素、アルミナ、ジルコニア、酸化鉄、ダイヤ モンド(天然および合成)、セリア、立方晶窒化ホウ素、ざくろ石およびそれら の組合せを含む。「研磨粒子」の語により、バインダーにより共に結合して研磨 剤の凝集体を形成する単独の研磨粒子を表す。研磨剤凝集体は更に米国特許第4, 311,489号、同第4,652,275号および同第4,799,939号に開示されている。研磨粒 子は更に表面処理剤または被膜、例えばカップリング剤またはセラミック被膜を 含んでもよい。 D.好ましい態様 図に示すように、本発明の研磨物品の1つの好ましい態様を、図1および図2 に、それぞれ平面図および拡大断面図で示す。多数のそのような物品は、通常お よび好ましくはフックおよびループファスナー(表示せず)により従来の床補修 装置に取り付けられる。物品1はポリエステル織物支持体2を有し、それは熱可 塑性ポリエステルのプレサイズ被膜3を用いて1つの主要表面でシールされる。 硬化プレサイズ被膜3に、スラリーをスクリーン(表示せず)によって塗布し、 そのスラリーは研磨粒子および不飽和付加重合性樹脂5を含んで、プレサイズ被 膜3上に多数の突起したノジュール6を形成する。複合材料のノジュールは、ユ ーザーの要望により、形および大きさが変化してもよく、不規則にまたは均一に プレサイズ被膜上に分布されていてもよい。好ましくは、ノジュール6は平面図 から球形であり、全ノジュールは同一直径を有する。ノジュール6は、好ましく は約1mm〜約30mmの高さを有する。ノジュール6間の間隔およびノジュールの高 さおよび直径は単一物品内のノジュールからノジュールで変化してもよく、かつ 物品から物品で変化してもよいが、改良される石材表面の光沢の向上を最も効果 的に行うように選択される。支持体表面積の好ましくは10〜90%、一般的に20〜 70%を、ノジュールで覆う。例えば図8に示されるいくつかの態様(後述)では 、その複合材料が物品の表面積の95%以下を覆うことが望ましい。研磨時に、複 合材料のない領域は、石材の切り屑(swarf)が摩耗(abrading)界面から除去 されることを可能とする。 図3には、その他の研磨物品態様10の断面図を示し、それは一般にラップ(la pping)研磨物品として表される。このタイプの物品は、支持体11(好ましくは ポリエステル織物)および好ましくは支持体11の1つの主要表面を完全に覆う研 磨複合材12を含む。研磨複合材12は、多数の研磨粒子13およびバインダー14、好 ましくは可塑化アクリルバインダーを含む。図3に示されるようなラップ被覆研 磨材を作製するため、不飽和付加重合性樹脂、研磨粒子および随意の成分を混合 し、スラリーを作製する。そのスラリーを、ロール被覆、スプレー被覆等により 支持体上に被覆する。バインダー先駆体中の樹脂を硬化した後、そのスラリーは 研磨複合材となる。 図4には、研磨物品20の断面図を示し、それは一般に被覆研磨材として表され 、 第1バインダー22を有する支持体21を含み、そのバインダーは一般にメイク(ma ke)被膜として表され、支持体21の表の表面上に存在する。メイク被膜22内には 、多数の研磨粒子24が埋封(embed)されている。研磨粒子24およびメイク被膜2 2上を一般にサイズ被膜として表される第2バインダー25で被覆し、研磨粒子を 補強する。 図5には、ラップ研磨物品30の平面図を示し、その物品は連続ベルトの形状で ある。その物品は、研磨複合材のドット状パターン32および研磨複合材のない領 域31を有する。その研磨複合材のない領域は通常、支持体または支持体上に被覆 したプレサイズを露出する。そのドットが、正方形、三角形、ダイヤモンド形、 多角形、八角形または他の幾何学形状であることは本発明の範囲内である。図1 および図2に示される態様では、支持体表面積の好ましくは10〜90%、一般に20 〜70%が研磨複合材で覆われる。 図6には、連続ベルトの形状のその他のラップ研磨物品40を、長さ方向2列の 連続研磨複合材42および研磨複合材なしの支持体領域41を有する平面図に示す。 その列が、直線、正弦波形(sinusoidal)、平行線または非平行であることは本 発明の範囲内である。支持体表面積の好ましくは10〜90%、一般に20〜70%が研 磨複合材で覆われる。図2に示される態様では、支持体よりむしろ、プレサイズ 被膜が露出し得る。 図7には、ラップ研磨物品50を、互いに接触した同じ高さを有する多数のピラ ミッド形を含む断面図に示す(即ち、必要なことではないが、好ましくは支持体 が全く露出しない)。そのピラミッドは単一研磨物品上で、高さが変化し得るこ とは明白なことである。そのピラミッドは研磨粒子およびバインダーから成り、 ピーパー(Pieper)の米国特許第5,152,917号に開示されている方法を用いて形 成され得る。 図8には、平面図に示される他の研磨物品態様60を示す。この態様の研磨複合 材は、支持体(表示せず)の1つの主要表面に、溝(channel)64および65によ り分離された多数の不連続領域62として存在する。溝64および65は、水またはそ の他の液体を穴(hole)66を通って送り、石材改良プロセスの間に切り屑を洗い 流す。 研磨複合材の不連続領域62は多くの形状を取り得ることは明らかである。図8に 示される特定パターンは、手で支えた回転用具に取り付けた直径約10cmを有する ディスクで使用する場合に、決定され、水流の存在下で用いる場合に高光沢石材 表面を得る。直径10cmディスクに関して、溝64および65は通常、約0.25cm幅およ び約深さであり、一旦、石材表面、下向きの力(down force)、バインダー、支 持体材料および研磨粒子を選択すれば、当業者に容易に決定される最適な幅およ び深さを有する。例えば図8に示されるような好ましい研磨物品は、ポリエステ ルプレサイズ被膜でシールされたポリエステル織物支持体を有し、図1に示され る態様に関して前述したように、その上にスクリーンまたは他の方法により、バ インダー先駆体スラリーを被覆する。 (石材研磨方法) 本発明の方法に従って研磨する前に、石材に様々な物理的方法(摩耗を含む) を施して、石材を所望の寸法にする。これら前述の方法は石材表面に掻き傷を残 し、また、欠点を露出し、それらは通常、無光沢面のようになる。本発明は、石 材表面を研磨して、掻き傷深さおよび欠点を十分除去し、高光沢値を有する石材 表面とする方法に関する。「光沢」は石材表面の艶(shininess)またはラスタ ー(luster)に関する。光が石材表面に照射されると、その光は表面の掻き傷に より屈折または散乱される。その掻き傷が実質的に除去される場合、または掻き 傷の深さが小さい場合、その光は反射され高光沢表面となる。 通常、本発明の方法の改良工程に用いられる1つ以上の「研磨」または「改良 」物品がある。一般に、所定の平均研磨粒子径を有する1つの研磨物品は、非常 に高光沢表面を得るには不十分である。平均掻き傷深さが続いて低減する間には 、むしろ一連の研磨物品を用いる。用いられる第1研磨物品は通常、より大きな 粒子径を有する研磨粒子を有する。研磨を続ける場合、用いられる研磨物品内の 研磨粒子径は、使用者により研磨物品を交換することにより続いて低減される。 これにより、掻き傷深さはしだいに減少する。研磨物品の数、研磨時間、研磨粒 子種類および研磨粒子径は、様々な要因、例えば研磨される石材表面、研磨前に 石材に存在する掻き傷および/または欠点および所望のレベルの光沢に依存する 。 液体存在下で石材を研磨することが好ましい。その液体はそれに関する様々な 有用性を有する。それは研磨時に発生する熱を抑制し、研磨表面から切り屑を除 去する。「切り屑」の語は、研磨物品により研磨された実際の石材崩壊屑(debr is)を表すのに用いられる。ある場合には、石材切り屑は、研磨される石材表面 にダメージを与え得る。従って、その界面から切り屑を除去するのが望ましい。 また、液体存在下での研磨は石材表面のより細かい仕上げとなる。この液体は、 水、有機滑剤、洗浄剤、冷却液またはそれらの組合せであってもよい。その液体 は更に研磨を促進する添加剤を含有してもよい。水は一般に好ましい液体である 。 研磨時に、研磨物品は石材表面と関連して動き、好ましくは約0.35〜約7.0g/m m2、より好ましくは約0.7〜約3.5g/mm2の範囲の力で、石材表面上で下方に押し 付けられる。下向きの力が大き過ぎると、研磨物品は掻き傷深さを改良し得ず、 ある場合にはその掻き傷深さを増大する。また、下向きの力が大き過ぎる、研磨 物品が過剰に摩耗する。下向きの力が小さ過ぎると、研磨物品は掻き傷深さを有 効に改良し所望のレベルの光沢を生じ得ない。 前述のように、石材または研磨物品またはその両方は、改良工程の間にもう一 方と関連して動く。この動きは回転運動、不規則運動または直線運動であっても よい。回転運動は、研磨ディスクを回転装置に取り付けることにより生じ得る。 石材表面および研磨物品は、同一方向または反対方向に回転してもよいが、同一 方向の場合には異なる回転速度で回転する。通常の床磨き装置は用いられる研磨 物品に依存して約50〜1000rpmで操作し得る一方、手で支える工具の操作回転数 は4000rpm以下であってもよい。例えば、図1および図2に示すような3つのデ ィスクを従来の床補修装置に取り付けられ、各ディスクが直径約20cmであり互い に等間隔で離れている場合、その装置は回転速度約800rpmを有する。ラップ盤( lapping machine)は通常25〜500rpmで操作する。不規則軌道運動は、不規則軌 道工作機により生じ、直線運動は連続研磨ベルトにより生じ得る。また、石材お よび研磨物品間の相対運動は石材の寸法に依存する。石材が比較的大きければ、 石材を静止したまま保持して、研磨の間に研磨物品を動かすのが好ましい。研磨物品の製造方法 以下の方法には、本発明の方法に有用なラップ研磨物品の好ましい製造方法を 示し、それには研磨組成物と関連するパターンは存在しない。まず、スラリーを 、研磨粒子、不飽和付加重合性樹脂および随意の成分を共に混合することにより 調製する。これら材料を混合するのにどのような方法を用いてもよい。好ましく は、その研磨粒子はバインダー先駆体中に均一に分布されているべきである。ス ラリーを調製した後、それを、従来の方法、例えばスプレー被覆、ロール被覆、 しごき(die)被覆またはナイフ被覆によって、支持体の片面に塗布する。次に 、そのスラリーをエネルギー源に暴露してスラリー中の不飽和付加重合性樹脂お よび随意の樹脂を硬化または重合する。ある場合には、フリーラジカルにより開 始されたフリーラジカルであるなら、不活性雰囲気中でその樹脂を重合して付加 重合性樹脂の酸素阻害(oxygen inhibition)を防止することが好ましい。 エネルギー源は、熱、放射線エネルギーまたはエネルギー源の組合せであって もよい。放射線エネルギー源の例には、電子ビーム、紫外線または可視光線を含 む。熱エネルギーの場合、温度は、暴露時間約15分〜約16時間に対して、通常お よび好ましくは約50〜約250℃の範囲である。硬化条件の選択は、主に選択され る樹脂化合物および支持体の種類および厚さに依存する。電子ビーム放射線はま た電離線(ionizing radiation)としても公知であり、エネルギーレベル約0.1 〜約10Mrad、好ましくはエネルギーレベル約1〜約10Mradで使用し得る。紫外線 は非粒子放射線であって、波長約200〜約400nm、好ましくは約250〜400nmを有す る放射線を意味する。可視線は非粒子放射線であって、波長約400〜約800nm、好 ましくは約400〜約550nmを有する。スラリーを紫外線または可視線に暴露する時 間は、樹脂の種類および厚さおよび放射線強度に依存して、約1〜500秒の範囲 であってよい。放射線強度が高い程、同一のバインダー、支持体等と仮定すると 、必要な暴露時間は短い。 パターンを有するラップ研磨物品を製造する様々な方法がある。有用な方法の 例が、米国特許第3,605,349号、同4,773,920号、同4,930,266号、同5,014,468号 、同5,015,266号、同5,092,910号に開示されている。好ましい方法では、スラリ ーはスクリーンを通して(所望のパターンに対応して)支持体上に押し出される 。次いで、そのスラリーをエネルギー源に暴露してスラリー中の樹脂を重合する 。 パターン付きラップ研磨材、例えば図7の断面図に示した研磨材の製造方法は 、米国特許第5,152,917号に開示されている。 被覆研磨物品、例えば本発明の方法に有用な図4に示した研磨物品の1つの有 用な製造方法が本明細書中に開示されている。メイク被膜先駆体を、スプレー被 覆、ロール被覆、しごき被覆、粉体被覆、ホットメルト被覆またはナイフ被覆の ような従来の方法により、支持体の前面に塗布する。研磨粒子をメイク被膜先駆 体に、ドロップ(drop)被覆または静電塗装のどちらかにより投入する。メイク 被膜をエネルギー源、例えば前述のエネルギー源に暴露することにより、メイク 被膜を少なくとも部分的に硬化する。次いで、サイズ被膜先駆体を、どんな方法 によっても、研磨粒子上に塗布する。サイズ被膜先駆体および要すればメイク被 膜先駆体を、エネルギー源に暴露することにより、完全硬化する。得られた被覆 研磨材を使用前に屈曲させてもよく、好ましくは屈曲させる。研磨物品、特に被 覆研磨物品の「屈曲(flexing)」の語は、研磨工業の当業者間では、被覆研磨 シートを90°のベントを通してバインダーに均一な亀裂を生じさせることを表す 。 被覆研磨材、例えば図5および図6の平面図に示したパターンを有する研磨材 を製造するため、メイク被膜を支持体にパターン状に塗布する。例えば、メイク 被膜をステンシル(stencil)またはグラビア被覆によって塗布してもよい。更 に、メイク被覆を塗布して、パターン状に塗布した支持体および研磨粒子を完全 にカバーしてもよい。例えば、研磨粒子は、スクリーンまたはステンシルを通し て被覆されてもよい。 以下の試験方法および非限定例により、更に本発明を説明する。実施例中の全 ての部数、百分率、比等は他に表示しない限りは重量による。 試験方法 光沢測定 以下の一般的方法を用いて、大理石試験片の光沢を測定した。まず、大理石乾 燥して、残留水または切り屑を除去した。用いた光沢計は、メリーランド州シル バースプリング(Silverspring)のBYKガードナー(Gardner)社から商品名「マ イクロ・トリ・グロス(Micro-Tri-Gloss)」カタログ番号第4525号で公知であ る。20゜および60°光沢計配置での光沢測定を、実施例に記載した物品で研磨し た後、行った。光沢値は4回測定の平均であった。 鏡面光沢値に関する試験方法ASTM D-523に従った。「60゜光沢計配置光沢」値 (即ち、入射光が垂直から測定して60゜の入射角で試験面から反射した)はその 面の「光沢度」に関係し、観測者の前約3mの床の外観に関することを表す。「2 0゜光沢計配置光沢」値は反射の深さに関係し、観測者の前約60cmの床の外観に 関することを表す。光沢計からの読みは、ナトリウムD線に対して屈折率1,567 を有する非常に研磨された、平坦な、黒色ガラスの(どの角度からの)光沢計読 みに与えられた「100」で示された値である。入射束は試験機自体によって供給 される。値0は光沢が全然ないかまたは非常に低く、一方、入射角60゜配置での 「高光沢」は約60以上(または20°入射角配置で30以上)であり、それが好まし い。大理石研磨試験方法I 以下の試験方法により、大理石研磨の模擬試験を行った。その試験装置には2 つの部分がある。ベースユニットはイリノイ州レイク・ブラフ(Lake Bluff)の ビューラー(Buehler)社から商品名「エコメット(Ecomet)4」で市販の研磨 機であり、それは様々な速度で回転させ得る円形の水平ベースプレートを有した 。各直径3.8cmの6つの研磨ディスクをフックおよびループファスナーにより保 持したヘッドユニットを、ベースユニット上に水平に配置し、研磨ディスクの支 持体はループファスナーとして働いた。ヘッドユニットには、ビューラー(Bueh ler)社から商品名「オートメット(Automet)2」パワー・ヘッド(Power Head )で市販の回転動力駆動装置を包含した。厚さ約1cmの直径28cmクリーム・マー フィル(Cream Marfil)大理石ディスクを、ベースユニットの平坦な水平円形プ レートに硬化エポキシ接着剤により接着した。研磨の間に、研磨ディスクを有す るヘッドユニットを 大理石ディスクに接触させて、評価した。ヘッドユニットおよびベースユニット の円形プレートは、研磨の間に互いに関連して対抗運動をして回転した。ヘッド ユニットが30rpmで回転したのに対して、大理石ディスクは約500rpmで回転した 。大理石ディスクの中央に直接的に水を用いて湿潤状態で、研磨を行った。研磨 時間は30秒間であり、研磨ディスクと接触している間に大理石ディスク上のヘッ ドユニットにより加えられた下向きの力は約7kgであった。研磨時間30秒後、ヘ ッドユニットを上げて、大理石ディスクをペーパータオルできれいに拭いた。4 回の光沢測定を記録した。 改良ディスクを用いた研磨の前に、3M社から市販の商品名「M40」で公知の 可撓性金属結合ダイヤモンド研磨ディスクを用いて、その大理石を30秒間粗化し た。大理石研磨試験方法II この試験により、大理石床研磨作業の模擬試験を行った。4つの異なる大理石 タイル:本明細書中で「緑色大理石」として表されるバード・ジェイド・ダーク (Verde Jade Dark);本明細書中で「白色大理石」として表されるホワイト・ キャレラ(White Carrera);本明細書中で「ベージュ色大理石」として表され るペルラト(Perlato);および本明細書中で「黒色大理石」として表されるニ グロ・マーギナ(Negro Marguina);を評価した。その大理石タイルは、30.5cm ×30.5cmであり、アルミニウムプレートに結合した。12個の正方形の研磨物品( 5cm×5cm)を、商品名「シーマックス(CIMAX)」で公知の床研磨装置の回転 部に、大理石研磨方法Iに記載したようなフックおよびループ取付けシステムに より接着した。装置および研磨物品により大理石タイル上に働く下向きの力は約 33kgであった。 研磨前に、大理石タイルを以下の3M社から市販の可撓性金属結合ダイヤモン ド研磨材グレード:「M250」、「M125」、「M74」および「M40」を用いて逐次研 磨し、その数字は研磨物品中の研磨粒子のグレードを表した。各製品の研磨終点 は、目視検査により平坦面を確認した時であった。その方法および本発明の物品 を用いて研磨する前に、これら金属結合研磨物品は表1に列挙した以下の光沢を 示した。 これら光沢値は以下の実施例に対するベースライン値であった。 材料説明 UAR:はニュージャージー州トレントン(Trenton)のモートン・チオコー ル(Morton Thiokol)社から商品名「ユービタン(Uvithane)」893で市販のア クリレート化ウレタン樹脂である。 AER:はケンタッキー州ルイスビル(Louisville)のラッドキュアー・スペ シャルティズ(Radcure Specialties)社から商品名「エバークリル(Ebercryl )」3500で市販のアクリレート化エポキシ樹脂である。 PAR:はペンシルバニア州ガルフ・ミルズ(Galph Mills)のヘンケル(Hen kel)社から商品名「フォトマー(Photomer)」5007で市販のポリエステルアク リレート樹脂である。 ER:はコネチカット州ダンバリー(Danbury)のユニオン・カーバイド(Uni on Carbide)社から商品名「ERL-4221」で市販のエポキシ樹脂である。 PETA:はペンシルバニア州エクストン(Exton)のサートマー(Sartomer )から市販のペンタエリトリトールトリ-およびテトラ-アクリレートである。 IBA:はサートマー(Sartomer)社から市販のイソボルニルアクリレートで ある。 HDODA:はサートマー(Sartomer)社から市販の1,6-ヘキサンジオールジ アクリレートである。 PEG:はコネチカット州ダンバリー(Danbury)のユニオン・カーバイド(U nion Carbide)社から商品名「カルボワックス(Carbowax)」で市販のポリエチ レング リコール(分子量600)である。 PH1:はチバ・ガイギー(Ciba Geigy)社から商品名「イルガキュア(Irga cure)」369で市販の光開始剤(2-ベンジル-2-N,N-ジメチルアミノ-1-(4-モル ホリノフェニル)-1-ブタノン)である。 PH2:はシクロペンタジエニル鉄(II)キシレンアンチモンヘキサフルオリ ド光開始剤である。 ASF:はニューヨーク州ニューヨーク(New York)のデグサ(DeGussa)社 から商品名「R-972」で市販のアモルファスシリカ充填材である。 CAL:はコネチカット州ダンバリー(Danbury)のユニオン・カーバイド(U nion Carbide)社から商品名「A-174」で市販のカップリング剤(γ-メタクリル オキシ-プロピルトリ-メトキシシラン)である。 I33:はニュージャージー州ニューブランズウィック(New Brunswick)の インタースタブ・ケミカルズ(Interstab Chemicals)から商品名「インターウ ェット(Interwet)」33で市販の湿潤剤である。 WAO:は白色溶融酸化アルミニウムである。 実施例1および2 実施例1および2は、以下の方法に従って作製した。これら実施例の支持体は 、オハイオ州シンシナティ(Cincinnati)のユニサーム(Unitherm)社から市販 の商品名「K2アドヒーシブ(Adhesive)」で公知の熱可塑性ポリウレタンプレサ イズを含む綿/ポリエステル織物であった。この特定のポリウレタンプレサイズ を、これが本発明に重要であることは公知ではないが、ポリエステルポリオール およびジイソシアネートの反応生成物から誘導した。研磨粒子および付加重合性 樹脂を完全に混合することによりスラリーを調製した。得られたスラリーをスパ チュラによりステンレス鋼製スクリーンを通し、それは支持体上に直径約2mmの 円形開口部を有した。得られた材料を1つのフュージョン・システムズ(Fusion Systems)可視光に暴露し、それを約3m/分の暴露に関して120W/cmで操作した 。この暴露により、付加重合性樹脂の重合を開始し、ラップ研磨物品を製造した 。 実施例1では、スラリーは、UAR62.2部、PETA4.2部、IBA8.4部、P EG8.4部、PH1を0.84部、カーボンブラック顔料0.1部、平均粒径15μmの合 成ダイヤモンド10部、ASF4.7部およびCA1を1.2部から成った。実施例2で は、スラリーは、UAR52.9部、HDODA20.7部、IBA8.3部、PH1を0.8 3部、酸化鉄顔料0.2部、平均粒径3μmの合成ダイヤモンド10部、ASF6.0部お よびCA1を1.2部から成った。 実施例1の研磨物品を試験方法IIに従って、各正方形の大理石を30秒間試験し 、20°および60゜の光沢を測定した。これらの光沢を表2に示した。 本発明の研磨物品を用いた30.5cmの正方形大理石上のたった30秒間の研磨によ り、表1のベースライン光沢値と比較して、得られた光沢を大きく改善すること を見い出した。 次いで、表2の同様の大理石タイルを更に30秒間研磨して、光沢値を再測定し た。これらの光沢値を表3に示した。 実施例2の研磨物品を、試験方法IIに従って、30.5cm正方形大理石上で30秒間 試験し、得られた光沢を測定した。これらの光沢値を表4に示した。 本発明の研磨物品を用いた30.5cmの正方形大理石上のたった30秒間の研磨によ り、表3に示した光沢値と比較して、得られた光沢を大きく改善することを見い 出した。 次いで、表4の同様の大理石タイルを30.5cmの正方形大理石上で更に30秒間研 磨して、光沢値を測定した。これらの光沢値を表5に示した。 次いで、表5の同様の大理石タイルを更に30秒間研磨して、光沢値を再測定し た。これらの光沢値を表6に示した。 光沢測定を市販の大理石タイルにより行い、これらの値を表7に示した。正方 形大理石は、ミネソタ州セントポール(St.Paul)のドレイク・マーブル(Drak e Marble)社から市販されている。 実施例3〜5 実施例3〜5用の研磨物品を、異なるスラリーを用いた以外は実施例1および 2と同様の方法により作製した。実施例3のスラリーは、UAR62.3部、PET A4.2部、IBA8.4部、PEG8.4部、PH1を0.84部、平均粒径15μmの合成ダ イヤモンド5部、平均粒径15μmのWAOを5部、ASF4.7部およびCA1を1. 2部から成った。実施例4のスラリーは、AER62.3部、PETA4.2部、IBA 8.4部、PEG8.4部、PH1を0.84部、平均粒径15μmの合成ダイヤモンド5部 、平均粒径15μmのWAOを5部、ASF4.7部およびCA1を1.2部から成った 。実施例5のスラリーは、PAR53.3部、PETA12.1部、IBA8.4部、PE G8.4部、PH1を0.8部、平均粒径15μmの合成ダイヤモンド5部、平均粒径15 μmのWAOを5部、ASF5.8部およびCA1を1.2部から成った。 その研磨物品を試験方法Iに従って評価し、その結果を表8に示した。光沢値 を研磨前および研磨の30、60、90および120後に測定した。 実施例6および7 実施例6および7は、以下の方法に従って作製した。これら実施例の支持体は 実施例1と同様であった。研磨粒子および他の成分を完全に混合することにより スラリーを調製した。得られたスラリーをスパチュラによりステンレス鋼製スク リーンを通し、それは支持体上に直径約2mmの円形開口部を有した。得られた材 料を1つのフュージョン・システムズ(Fusion Systems)可視光に暴露し、それ を240W/cmで操作した。約3m/分の暴露を行った。次いで、その材料を175℃で約 20分間加熱した。 実施例6では、スラリーは、UAR61.4部、PETA4.2部、IBA8.4部、E R8.4部、PH1を0.8部、PH2を0.4部、PEG6部、赤色顔料0.3部、I33 湿潤剤0.1部、平均粒径15μmの合成ダイヤモンド5部およびASF5部から成っ た。実施例7では、スラリーは、UAR56.94部、HDODA13.5部、IBA9 部、ER9部、PH1を0.8部、PH2を0.4部、PEG6部、赤色顔料0.3部、 I33湿潤剤0.1部、平均粒径3μmの合成ダイヤモンド5部およびASF5部か ら成った。 その研磨物品を、大理石ディスクがニグロ・マーギナ(Negro Marguina)大理 石である以外は試験方法Iに従って評価した。まず、研磨前および60および120 秒後に取った光沢測定値を有する大理石を実施例6を用いて120秒間研磨した。 実施例6の研磨物品を用いて研磨後、その大理石を実施例7の研磨物品を用いて 研磨した。光沢測定値を研磨の30、60、90および120後に取った。その試験結果 を 図9に示した。 比較例A 比較例Aは、大理石を研磨するように設計された3M社から商品名「R30フレ キシブル・ダイヤモンド・ディスクス(Flexible Diamond Discs)」で市販の研 磨ディスクであった。このディスクには、付加重合性樹脂を含有しないエポキシ バインダー中に分散した平均粒径15μmを有するダイヤモンド研磨粒子を含み、 そのダイヤモンドおよびバインダーは、熱可塑性ポリエステルプレサイズを有す るポリエステル織物支持体に接着していた。 改良した試験方法Iをこの組の実施例に用いて、研磨ディスクの耐用年数を決 定した。そのヘッドユニットは、3M社から商品名「M40」で市販の2つの可撓 性金属結合ダイヤモンドディスク、2つの実施例1の研磨ディスクおよび2つの 比較例Aのディスクを有した。そのディスクをヘッドユニットに交互に入れた。 研磨30秒が終わる毎に、ディスクの摩耗を検査した。ディスクが摩耗すれば、同 一種類の新しいディスクと交換する。試験中に、金属結合ダイヤモンドディスク が摩滅することはなかった。摩耗した実施例1の各ディスクに対して、4つの比 較例Aがある。従って、実施例1のディスクの有効寿命は、比較例Aの約4倍で あった。 本発明の範囲および意図を逸脱することなく、本発明の様々な改良および変更 が当業者に明らかとなり、かつ、本発明は本明細書中に例示された態様に不当に 限定されるものではないと解されるべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.石材が少なくとも1つの露出面を有する石材を改良する方法であって、そ の方法が: a)研磨物品を該石材の露出面に摩擦接触させる工程;および b)該石材の露出面を該研磨物品を用いて改良する工程であって、該研磨物品 がバインダーによって可撓性支持体に接着された多数の研磨粒子を含み、該研磨 粒子およびバインダーが硬度1HK〜20HKを有する弾性研磨複合材料を構成し、該 バインダーが多数の不飽和付加重合性単位を有する樹脂から誘導された硬化樹脂 を含有する工程; から成ることを特徴とする石材を改良する方法。 2.b)の工程が液体の存在下行われる請求項1記載の方法。 3.該液体が水である請求項2記載の方法。 4.該付加重合性単位を有する樹脂が、アクリレート類、アクリルアミド類お よびビニル化合物から成る群から選択されるモノマーを含む請求項1記載の方法 。 5.該付加重合性単位を有する樹脂が、イオン開始エポキシ単位を含む請求項 1記載の方法。 6.b)の工程が、該石材表面を固定している間に、石材表面上を該研磨物品 が不規則運動により移動する工程である請求項1記載の方法。 7.該バインダーが更に可塑剤を含有する請求項1記載の方法。 8.該研磨粒子がバインダーによって可撓性支持体に接着され、該バインダー が不飽和付加重合性単位および有効量の可塑剤を有する樹脂から誘導された硬化 樹脂を含有し、該バインダー、研磨粒子および可塑剤が硬度1HK〜20HKを有する 弾性研磨複合材料を構成し、研磨粒子がバインダーおよび研磨粒子の重量の約1 〜約25重量%の範囲の量で存在する研磨物品。 9. 該付加重合性単位を有する樹脂が、アクリレート類、アクリルアミド類 およびビニル化合物から成る群から選択されるモノマーを含む請求項8記載の研 磨物品。 10.該付加重合性単位を有する樹脂が、イオン開始エポキシ単位を含む請求項 8記載の研磨物品。 11.該可塑剤が該硬化樹脂のガラス転移温度を少なくとも10℃低下するのに十 分な量で存在する請求項8記載の研磨物品。 12.該可撓性支持体が第1および第2主要表面を有する織物支持体であり、該 第1および第2主要表面の内の少なくとも1つが実質的に熱可塑性樹脂プレサイ ズ被膜でシールされており、該複合材料が該プレサイズ被膜に接着した請求項8 記載の研磨物品。 13.該複合材料が該支持体上に多数の分離したノジュールとして接着している 請求項8記載の研磨物品。 14.該複合材料が、該プレサイズ被膜上に溝により分離された多数の不連続領 域として接着している請求項8記載の研磨物品。 15.該可塑剤がポリ塩化ビニル、セルロースエステル、フタル酸エステル、ア ジピン酸エステル、セバシン酸エステル、リン酸トリクレジル、ポリオール類お よびヒマシ油から成る群から選択される請求項8記載の研磨物品。 16.該ポリオールが重合エチレングリコール単位を有する請求項15記載の研磨 物品。 17.該ポリオールが分子量約200〜約1000を有する重合エチレングリコール単 位を含む請求項16記載の研磨物品。
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