JPH08505764A - 腫瘍血管内皮細胞に特異的に結合するモノクローナル抗体とその利用方法 - Google Patents

腫瘍血管内皮細胞に特異的に結合するモノクローナル抗体とその利用方法

Info

Publication number
JPH08505764A
JPH08505764A JP6512274A JP51227494A JPH08505764A JP H08505764 A JPH08505764 A JP H08505764A JP 6512274 A JP6512274 A JP 6512274A JP 51227494 A JP51227494 A JP 51227494A JP H08505764 A JPH08505764 A JP H08505764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monoclonal antibody
tumor
cells
vascular endothelial
binding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6512274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3541296B2 (ja
Inventor
ギャリン‐チェサ,ピラー
レティッヒ,ヴォルフガング,ジェイ
オールド,ロイド,ジェイ
Original Assignee
ルードヴィッヒ・インスティテュート・フォア・キャンサー・リサーチ
メモリアル・スローン‐ケッタリング・キャンサー・センター
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ルードヴィッヒ・インスティテュート・フォア・キャンサー・リサーチ, メモリアル・スローン‐ケッタリング・キャンサー・センター filed Critical ルードヴィッヒ・インスティテュート・フォア・キャンサー・リサーチ
Publication of JPH08505764A publication Critical patent/JPH08505764A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3541296B2 publication Critical patent/JP3541296B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • C07K16/28Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
    • C07K16/30Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants from tumour cells
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S530/00Chemistry: natural resins or derivatives; peptides or proteins; lignins or reaction products thereof
    • Y10S530/855Proteins from animals other than mammals or birds
    • Y10S530/857Fish; fish eggs; shell fish; crustacea

Abstract

(57)【要約】 本発明は、腫瘍血管内皮細胞によって特徴付けられる細胞表面抗体に特異的に結合するモノクローナル抗体に関する。エンドシアリンと呼称さるこの抗体は、糖タンパク質であり、SDS−PAGEによって測定される分子量が約165kDaである。この分子のタンパク質部分の分子量は約95kDaである。前記モノクローナル抗体及び抗原の様々な利用方法についても記載される。

Description

【発明の詳細な説明】 腫瘍血管内皮細胞に特異的に結合するモノクローナル抗体とその利用方法発明の分野 本発明は、腫瘍学及び免疫学の分野、より詳しくは、腫瘍血管内皮細胞に特異 的に結合するモノクローナル抗体と、これらモノクローナル抗体の製造及び使用 方法に関する。背景及び従来技術 発癌現象には、腫瘍遺伝子及び腫瘍抑制遺伝子の構造及び/又は発現に影響を 与える一連の身体遺伝子的変化が関連している。更に、悪性腫瘍細胞の小さな集 合が、診断上明白な原発のそして転移した腫瘍を形成するには二次的な遺伝子変 化及び後成的メカニズムが必要とされることもある。例えば、固形の新生腫瘍の 場合、それが1〜2mmの直径を越えて成長するためには、通常は反応性ストロ マ線維芽細胞、リンパ系食細胞浸潤物及び細胞外マトリクスタンパク質とともに 、新たに形成された血管の支持ストロマが形成される必要があることがよく知ら れている。反応性腫瘍ストロマの細胞は形質転換しないが、これらは、調節ペプ チド、タンパク質分解酵素、 ECMタンパク質及び細胞表面抗原の発現におけると同様に、その増殖活動にお いて対応する正常な細胞と異なっている可能性がある。従って、これらは、癌の 薬学的及び免疫学的研究及び阻害に於ける新たなターゲットを提供する可能性が ある。 このようなターゲットの一例は、F19細胞表面糖タンパク質であり、これは 胸、結腸、肺、膀胱、すい臓等の一般的な上皮癌の90%以上の反応性ストロマ 線維芽細胞において発現し、他方、正常な成人細胞においてはほとんど、あるい は全く発現しないものである。このF19細胞表面糖タンパク質とそれに関する 様々な教示は、ギャリン−チェサ(Garin−Chesa)他、Proc.N atl.Acad.USA87:7235〜7239(1990);レティッヒ 他(Rettig)他、Proc.Natl.Acad.Sci.USA853 110〜3114(1988)及び米国特許第5,059,523号に記載され ており、これら3件の全部をここに参考文献として添付する。最近のフェーズI 研究に於て、F19に対する131I標識化モノクローナル抗体が腫瘍部位におい て蓄積し、これによって、患者の結腸直腸癌から転移した肝臓癌の画像化を可能 にすることが判った。この画像化技術の研究に関しては、ウェルト (Welt)他、Proc.Am.Assoc.CancerRes.33:3 19(1992)参照。 腫瘍血管内皮細胞の免疫学的ターゲット化はまだ達成されてはいないが、これ は次に述べるいくつかの理由によって魅力的な研究対象である。その第1の理由 は、内皮細胞表面抗原が、血液中に循環する抗体又は抗原に対して高いアクセス 性を有していることにある。第2の理由は、腫瘍に関係する血管の破壊又は損傷 によって、固体腫瘍の広範囲に渡る壊死、又はその成長の抑制が生じることが期 待されることにある。腫瘍壊死因子(TNF−α)、ガンマインターフェロン( IFN−γ)、及びメルファラン(melphalan)等のいくつかの抗ガン剤の活動 は、癌を直接的に殺傷するのではなく、むしろ血管上皮細胞を損傷させることに よるものである可能性がある。これらの研究に関する情報については、オールド (Old)、Science230:630〜632(1985);リーナルド (Lienard)他、J.Clin.Oncol.10:52〜60(199 2);レジョーヌ(Lejeune)、Eur.Cytok.Net.2:12 4(1992)を参照。 上述した腫瘍血管内皮細胞のターゲット化のためには、これらの細胞に対する 特異性を有するモノクローナル抗 体(”mAb”)が入手可能であることが必要である。モノクローナル抗体の生 産に関する免疫学の分野はコーラー(Kohler)とミルスタイン(Mils tein)とがハイブリドーマの生成に初めて成功した時以来、大きな進展があ ったが、所望の細胞タイプに対する特異性を備えたモノクローナル抗体を作るこ とは容易でもルーチン的作業ではない。例えば、必要な特異性を備えた抗原が存 在するか、あるいは、ターゲットとする細胞中においてその抗原が発現するもの 仮定しなければならないが、現実には必ずしもそうとは限らない。これは特異性 一般において必須要件であり、血管細胞において不可欠のものである。というの は、腫瘍血管内皮細胞に対して特異的に結合するというよりもむしろ血管細胞一 般に結合するモノクローナル抗体はすべて、正常な血管細胞を標的としてしまい 、その結果、明らかな不都合が生じるからである。 内皮細胞及びこれらから発生する腫瘍に対するモノクローナル抗体は知られて いるが、他の非形質転換細胞を除外して腫瘍血管内皮細胞に対して特異的なモノ クローナル抗体はまだ知られていない。しかし、本発明によって、このようなモ ノクローナル抗体が作られ、これらの抗体が向けられる細胞表面抗原の同定、分 離及び特徴付 けが達成された。これらと、それらから派生する内容とが以下の開示の主題であ る。図面の簡単な説明 図1(A),(B),(C)及び(D)は、様々な腫瘍血管内皮細胞中におい てFB5抗原(エンドシアリン)を検出するための免疫組織化学的染色の研究を 示すものである。ここで、それぞれ、図1(A)は平滑筋肉腫、図1(B)は腎 臓細胞癌、図1(C)は骨肉腫、図1(D)は結腸癌、に関する。これらの研究 は、アビジン−ビオチン免疫ペルオキシダーゼ染色に関するものであり、ヘマト キシリン対比染色剤を使用し、10x(1A)又は20x(B〜D)の倍率を使 用した。 図2(A)は、様々なタイプの細胞を使用した、FB5抗原(エンドシアリン )の免疫化学的分析を示し、 図2(B)は、細胞ラインLAI−5sの抽出物の免疫ブロット分析を示し、 図2(C)は、FB抗原(エンドシアリン)のレクチン結合及び炭水化物分析 を示し、 図3は、特定の染色体フラグメントへのFB5抗原(エンドシアリン)に対す る遺伝子の指定に結び付く研究結果を集約するものである。好適実施例の詳細説明 例1 モノクローナル抗体FB5を以下のようにして製造した。燐酸バッファ塩類液 中で培養したヒト胎児線維芽細胞を、2x107細胞/mlの濃度に結合させる ことによって免疫原を作成した。この免疫原を、腹膜内注射(100ml)によ って複数のマウス(株(BALB/CxA)F1)に投与した。同じ免疫原を使 用して、2〜4週間の間隔で4回の追加抗原刺激注射を行った。最後の免疫処置 の3日後、これらのマウスを処理し、その脾臓を切除して、これらを標準的方法 によってRPMI1640溶媒中の単細胞懸濁液中に分散させた。次に、再び標 準的方法に従って、これらの脾臓細胞を、ポリエチレングリコール(PEG)を 使用してHPGRT欠失X63−Ag8.653マウス骨髄腫細胞と融合させた 。 次に、これらの細胞を、ミクロ培養プレート中に分散させ、HAT媒質の存在 下において成長させ、融合細胞を非融合細胞から選択した。 培養が得られた後、その上清を、周知の混合血球吸着(”MHA”)ロゼット 化アセイを使用してスクリーニングし、免疫化細胞タイプ、即ち、培養ヒト胎児 線維芽細胞に対しては反応するが、上皮細胞(乳ガン、結腸ガ ン、腎臓ガン)群や、神経外胚葉細胞ライン(メラノマ、グリオマ)群に対して は反応しない抗体を得た。 所望の反応の上清を生成する細胞を、制限的希釈技術を利用してクローン化し た。各サブクローン化工程の後、その上清を、MHAを使用して再スクリーニン グした。これらを4回繰り返して、確実に単一のハイブリッドクローンが分離さ れるようにした。例2 上述のプロトコルを使用して、ハイブリドーマ細胞ラインFB5とそれによっ て生成されるモノクローナル抗体とを分離した。次に、このモノクローナル抗体 を、多数の細胞ライン、正常細胞、及び癌サンプルに対するスクリーリングに使 用した。FB5が結合した細胞表面抗原の発現の測定は、前記モノクローナル抗 体の5倍までの一連の希釈溶液(開始希釈度:20μg/ml)を使用して混合 MHAロゼット化アセイによって行った。この使用したプロトコルは、レティッ ヒ(Rettig)他、J.Immunol.138:4484〜4489(1 987)及びレティッヒ(Rettig)他、Canc.Res.45:815 〜821(1985)に記載されている。次の表1にこれらの結果を示す。 次にこれらのデータの解釈に関していくつかコメントする。先ず、線維芽細胞 は、胎児(W1−38,GM05387及びF135−35−18)、新生(H s27,Hs68)、及び成人(FA537,2KF−AH)細胞からのもので あり、線維芽細胞上のターゲット抗原ユビキチーにあることを証明した。 神経芽腫細胞ラインLAI−5sに関しては、これらは、テスト済みで未処理 のものか、あるいは、ノイラミニダーゼによる処理(0.1U/ml、37℃で 1時間)、又は、レティッヒ(Rettig)他、J.Histochem.C ytochem.37:1777〜1786(1989)に従って、沸騰燐酸バ ッファ塩類液中で5分間処理した後のものであった。 ”HUVEC”細胞は、パッセージ2〜4を使用して様々な個体から得たもの であった。活性化HUVEC細胞は、TNFα(50ng/ml),IL−1β (0.5ng/ml),TGF−β1(2ng/ml)、TPA(5μg/ml ),フォルスコリン(50mM)、IFN−γ(200U/ml)、bFGF( 5〜25ng/ml),IL−4(1ng/ml)又はIL−6(20ng/m l)のいずれか一つによって6又は24時間、前処理しておいたものである。 これらの細胞に関して、更に、免疫ペルオキシダーゼ染色及び/又は免疫沈降 アセイを使用してFB結合についてテストした。これらのアセイによって、細胞 表面及び細胞間抗原の検出が可能となる。使用したプロトコルの詳細を下記の例 3において説明する。例3 免疫沈降アセイを行うにあたって、細胞を、[35S]−メチオニンと[35S] −システイン(Trans35S標識化ICN;40μCi/ml)との混合物で 、18〜24時間で標識化し、その後、溶解バッファ(0.01 M Tris −HCl,0.15 M NaCl,0.01M MgCl2,0.5% No nidet P−40,アプロチニン20μg/ml及び2mMのフェニールメ チルスルフォニルフルオリド)中にて抽出を行った。次に、これらの溶解分離物 を使用して免疫沈降アセイを行い、その後、レティッヒ(Rettig)他、P rocNatl.Acad.Sci.USA 85:3110〜3114(19 88)に従って、NaDodSO4/ポリアクリルアミドゲル電気泳動及び蛍光 間接撮影を行った。所望の場合には、精製抗原/細胞抽出物を、ノイラミニダー ゼ、エンドグリコシダーゼ H, (25mIU/ml),N−グリカナーゼ(10U/ML)、又はO−グリカナ ーゼ(0.1U/ml)で消化した。タンパク質グリコシレート化インヒビタ、 即ち、フェニールN−アセチル−α−ガラクトースアミニド(5mM)、モネン シン(10μg/ml)及びツニカマイシン(5μg/ml)をも使用した。 免疫ペルオキシダーゼを固定、透過細胞に使用した時には、ギャリン−チェサ (Garin−Chesa)他、PNAS 87:7235〜7239(199 0)及びレティッヒ(Rettig)他、PNAS 853110〜3114( 1988)に従って、10〜20μg/mlの濃度のモノクローナル抗体を使用 した。例4 上述の免疫ペルオキシダーゼ法を使用して、一群の正常な成人組織をテストし た。これらの組織は、イソペンタン中にて冷凍し、液体窒素中にて予備冷却し、 −70℃にて保存しておいた検死又は外科標本から得たものであった。5ミクロ ン厚の部分を切取り、ポリ−L−リジン被覆スライド上に配置し、風乾し、アセ トン中(4℃、10分間)にて固定した。 骨髄サンプルは、異なった方法によってテストした。 即ち、細胞をガラススライド上において広げ、ストレプタビジン−アルカリフォ スファターゼ法を使用してアセイを行った。 その結果を表2に示す。これは、テストされたすべての正常な組織が陰性であ ることを示している。 例5 細胞ライン及び正常組織に関して得られた結果に鑑みて、正常細胞のテストに 使用したものと同じ方法を使用して一群のヒト腫瘍をテストした。腫瘍血管の内 皮細胞において抗原が検出された。これらの結果を表3に示す。ここで、”A/ B”という表示に関して、”A”は管末端細胞の陽性表現型を示すサンプルの数 を示し、”B”はテストされた異なるサンプルの数を示す。ここに使用した略称 は次の通りである。ASPS−歯槽軟質部肉腫;PNET−初生神経外胚葉腫瘍 ;MPNT−悪性末梢神経鞘腫瘍。 血管が抗原に対して陰性であった正常組織に対して、腫瘍の太部分において、 血管内皮細胞に於けるターゲット抗原の発現が見られた。腫瘍血管構造に関して 、発現は、小血管、主として毛細血管、に限られ、大きな腫瘍 管の内皮細胞には発現はなかった。抗原を示す管の数は、小さなサブセットから 、特定の腫瘍に於けるすべての毛細血管床にまで様々であった。高発現と低発現 を区別する識別可能なパラメータは無かった。例6 神経芽細胞腫ラインと生体外培養線維芽細胞に対する抗原の発現は、容易に生 化学分析が可能な材料を提供するものである。前述の例2において記載した免疫 沈降プロトコルを、細胞タイプLA1−5s(神経芽細胞腫)、F135−35 −18,W1−38,FA−334及びGM01398(線維芽細胞)、”HU VEC”(ヒトへそ帯内皮細胞)、平滑筋腫細胞ライン(SW872)、骨肉腫 (TE85)、メラノマ(SK−MEL−198)及びグリオマ(SX−MG− 28)に対して行った。図2Aは、免疫沈降研究において、抗原がNaDodS O4PAGEに結合した165kdのバンドとしてマイグレーションしたことを 示している。 更に、細胞ラインLA1−5s抽出物を使用して免疫ブロット研究も行った。 これには、フェリンガー(Fellinger)他、Cancer Res.5 1:336〜340(1991)のアルカリフォスフ ァターゼ検出システムを使用した。この結果は図2Bに示され、ここにも165 kdのターゲット抗原が示されている。例7 上述の諸研究の後、前述の酵素群を使用して、酵素消化、代謝抑制研究を行っ た。図2Cはこれらの研究の結果を示している。これらの結果から、前記165 kd抗原が、高度にシアル酸結合Oリンクされたオリゴサッカライドを多量に含 む、95kd核ポリペプチドから構成されたものであると結論付けられる。これ は、ノイラミニダーゼ(脱シアル酸結合120kdタンパク質)及びノイラミニ ダーゼとOグリカナーゼとの組合せでの処理後の95kdタンパクの生成から得 られた結果において見られる。酵素エンドグリコシダーゼH及びN−グリカナー ゼは抗原に対してなんの影響も及ぼさなかった。N−リンクグリコシレート化を 阻止するツニカマイシンと、ゴルジ装置タンパク質処理を妨害するモネンシンと も、又、前記分子には影響を与えなかった。同様に、5mMのフェニール−α− GalNAcを細胞に添加した時にも、120kdのタンパク質種の分子が得ら れた。この添加分子は、Oグリコシレート化のインヒビタと推定さ れるが、そしの正確な活動態様は未知である(クアン(Kuan)他、J.Bi ol.Chem.26419271〜19277(1989))。例8 前記分子のレクチン結合パターンを調べるために更に研究を行った。これらの 実験において、原始及び非グリコシレート化分子が、麦菌アグルチニンに結合す るか否かを調べるためのテストを行った。というのは、そのような結合によって 、分子のグリコシレート化に於けるシアル酸の存在を確認できるからである。こ れをテストするために、トラン(Tran)35S標識化LA1−5s細胞抽出物 と無細胞培養上清とを、ConAの研究においては溶出剤として250mMのα −D−メチルマンノピラノサイドを、又、WGAの場合には250mMのガラク トースアミンを使用して、麦菌アグルチニン(WGAセファローズ、及びコンカ ナバリンAセファローズ(”Con A”)に添加した。図2Cにこれらの実験 の結果を示す。原始抗原は、WGA−セファローズに結合するが、他方、上述の 脱シアル酸された抗原は結合しない。原始抗原においては、ConAセファーロ ーズに対する部分的結合が観察された。例9 FB5によって結合される抗原をコード化する遺伝子の染色***置を特定する 研究を行った。一群のげっ歯類−ヒトハイブリッドの血清分析を、レティッヒ( Rettig)他、J.Immunol.1384484〜4489(1987 );レティッヒ(Rettig)他、PNAS 81:6437〜6441(1 984);レティッヒ(Rettig)他、Genomlcs 6:176−1 83(1991)に従って行った。分析用に選択した細胞は、FB5+ヒト神経 芽腫細胞とマウスFB5−神経芽腫細胞からのハイブリッドであった。このハイ ブリッドは、ヒト染色体補体の異なった部分を有していた。これらの結果を、レ ティッヒ(Rettig)他、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 81:6437〜6441(1984)に従って分析し、図3に示したように、 該抗原がヒト染色体領域11q13−qterによってコード化されるものであ ると結論される。このような分析は当該技術において周知であるので、ここでは これ以上の説明を省略する。 以上は、他の正常細胞を除外して、癌組織の血管 内皮細胞に特異的に結合するモノクローナル抗体の生成を説明するものである。 これらのモノクロ ーナル抗体は、更に、肉腫組織のサンプルにも結合するので、これらのモノクロ ーナル抗体を肉腫に関しても様々な方法で使用することが可能である。以下の記 載において、腫瘍血管内皮細胞が強調されてはいるが、肉腫の診断、モニタリン グ、治療も本発明に含まれる。従って、本発明の一態様は、腫瘍の血管内皮細胞 に特異的に結合するモノクローナル抗体と、これらのモノクローナル抗体を生成 するハイブリドーマとに関する。一好適実施例において、前記ハイブリドーマ細 胞ラインは、細胞ラインFB5であり、モノクローナル抗体はこの細胞ラインに よって生成される。この細胞ラインは、ブタペスト条約に基づいて既に寄託され 、受け入れ番号−−−−を付与されている。一好適実施例において、前記モノク ローナル抗体は、SDS−PAGE測定による分子量が165キロダルトンのシ アル酸結合糖タンパク質であり、前記抗原は、腫瘍に関連する血管内皮細胞にお いて存在する。尚、前述のように、以下「エンドシアリン」と呼称する分子は、 それに結合する本発明のモノクローナル抗体によって改変可能である。このよう な改変としては、例えば、部分又は全シアル酸化がある。 ここでいう「モノクローナル抗体」とは、ハイブリドーマによって直接的に作 り出されるモノクローナル抗体 に限られない。この用語は、例えば、Fab,F(ab)2やその他の結合フラ グメント等の周知の結合フラグメント、互いに複合した複数のモノクローナルを 含むオリゴメリック又はポリメリック構造物、2又はそれ以上のスピーシーズ( 例えば、ヒトとマウス)からの免疫グロブリンを含有するキメラモノクローナル 抗体、再結合モノクローナル抗体、人体に適応化させた物質、等をも含むもので ある。更に、この用語には、まだ骨髄腫には融合したものではないが、他の方法 、例えばヒトB細胞のエプステイン バール(Epstein Barr)ビー ルス(”EBV”)による形質転換、又はその他の形質転換手段により培養可能 とされたヒトB細胞によって作られたモノクローナル抗体も含まれる。 本発明の抗体は、腫瘍に関係する血管内皮細胞の位置を同定する診断方法に使 用可能であり、これによって、モノクローナル抗体をアセイ対象サンプルに接触 させ、その結合をモニタする。この結合は、放射化免疫アセイ、酵素リンク免疫 吸着剤アセイ、サンドイッチアセイ、競合アセイ等の当業者に知られた標準的な 免疫アセイプロトコルを使用して検出することが出来るが、その具体的方法はこ れらに限られるものではない。これらのアセイの多くにおいて、抗体に付着され る検出可能な標識の使 用が必要であるが、ここで、放射性、発色性、蛍光性、酵素的、磁気的及び金属 粒子の公知の標識のいずれも使用可能である。これらのアセイを行うに当たって 、対象となるサンプルとしては、例えば、組織サンプルや体液サンプル等がある 。更に、そのモノクローナル抗体の特異性によって、当業者は、これを、ウェル ト(Welt)他の上記に記載のものと類似の方法で生体内診断に使用すること ができる。使用可能な種々の生体内診断方法の内、放射化画像化法が特に好適で ある。 本発明のモノクローナル抗体は、例えは、腫瘍関連血管内皮細胞をターゲット とすることが出来るので、これらの抗体は治療において特に有用である。あらゆ る血管床と同様に、腫瘍の血管床がそれに関連する組織に栄養を提供する。従っ て、抗腫瘍治療方法も、本発明の一部をなすものである。この治療方法は、本発 明のモノクローナル抗体を、腫瘍の増殖を抑止する、又は腫瘍を実際に壊死させ るのに十分な量で投与する工程を有する。モノクローナル抗体を、腫瘍に対する 抑止的又は壊死的効果を有する薬剤と組み合わせることによって、抑止又は壊死 を引き起こすことができる。このような薬剤としては、例えば、周知の凝血カス ケードの血塊形成酵素等の血塊形成剤等、腫瘍部位への血液循環を抑止する薬剤 が ある。細胞を破壊し、従って、腫瘍に関連する血管上皮細胞を破壊する他の薬剤 としては、マイトマイシンC、金属含有化合物、酵素、リシン鎖、放射性同位元 素等のすべての細胞毒性剤が含まれる。そして、これらの薬剤のいずれかを周知 の方法によって前記モノクローナル抗体と複合させることができる。従って、こ れらのモノクローナル抗体は、ターゲット細胞の破壊のためのキャリアとして作 用する。更に、これらモノクローナル抗体は、リポソーム配送システムと組み合 わせて使用できる。この場合、リポソームに抑止又は壊死性剤を含ませ、モノク ローナル抗体がこれらを血管新生部位を標的とする。更に、これらのモノクロー ナル抗体を、その特異性を維持しつつ、かつ、補体結合性、又は炎症誘発性を有 するように改造すれば、これらのモノクローナル抗体を、第2薬剤無しで、単独 で使用することが可能となる。このような補体結合性又は炎症誘発性を有するモ ノクローナル抗体は、患者において生体内反応を引き起こし、この反応によって ターゲット細胞が破壊される。 前記モノクローナル抗体を、単独で、あるいは上述の種々の物質との組合せで 、種々の試薬として調合することができる。例えば、前記モノクローナル抗体を そのままの状態、あるいは、補体結合/炎症誘発性にしたもの を、薬剤として許容できるキャリアと組み合わせることができる。ここに記載し た様々な物質と組み合わせて使用する場合は、これらをモノクローナル抗体に付 着させて接合体を形成し、次に、この接合体を、薬剤的に許容可能なキャリアと 組み合わせることができる。更に、キットタイプの試薬を作ることも可能であり 、この場合、モノクローナル抗体と第2物質とをそれぞれ別の部分(Portion) として提供し、これらの両方を一つの容器手段に収納する。 本発明の特に好適な実施例において、ここに記載した新規なモノクローナル抗 体は、第2のモノクローナル抗体と組み合わされる。好ましくは、この第2モノ クローナル抗体は、腫瘍細胞、あるいは、腫瘍の反応性ストローマ線維芽細胞に 直接的に結合するものであり、その一例は前述したモノクローナル抗体F19で ある。この第2モノクローナル抗体も、更に、前述した新規なモノクローナル抗 体のすべての調製方法によって処方することが可能である(例えば、接合化、補 体結合/炎症誘発性化への処理、等)。 ここでいう「モノクローナル抗体」とは、全体としての前記モノクローナル抗 体だけでなく、ここに記載した結合特異性を保持可能なこれらモノクローナル抗 体のフ ラグメント、非限定的に一例を挙げればFabフラグメン等、をも含むものであ る。又、これらモノクローナル抗体のキメラ及び二機能型も含まれ、ターゲット 抗原に対する特異性を備えた前記モノクローナル抗体のいずれの部分でも他のモ ノクローナル抗体分子の一部と組み合わせることが可能であることが判っている 。これらの他の分子としては、例えば、他のスピーシーズ(ヒト又は他の霊長類 や、げっ歯類)から得られる抗体がある。これらのキメラモノクローナル抗体は 、好ましくは、生成するハイブリッド又は二機能抗体に対して細胞毒活性を付与 するように製造される。 そのような構造物の一例は、FB5に特有の結合ドメインと、T細胞又はマク ロファージに対する付着部位との両方を備えた形状改造モノクローナル抗体であ る。その結果、このモノクローナル抗体は、二つの結合特性を有し、T細胞に関 係する活動のカスケード、あるいはモノクローナル抗体が結合する細胞に対する マクロファージ反応と、更に、隣接する細胞に対する二次的免疫反応との両方を 引き起こすことができる。 前述したように、上述の種々の処方は、いずれも、ターゲット療法においての みならず、肉腫に対する平行したアプローチにおいても腫瘍血管内皮細胞の同定 に有効 である。 本発明は、更に、腫瘍関連血管内皮細胞に特徴的な分離糖タンパク質分子にも 関する。この分子は、原始状態であるグリコシル化状態において、SDS−PA GE測定で約165キロダルトンの分子量を有し、その95キロダルトンの部分 が該分子のタンパク質「核」として作用する。ここでエンドシアリンと呼称され るこの分子は、それ自身で、前述した特異性を備えたモノクローナル抗体を得る ための免疫原として有効であり、更に、保護モノクローナル抗体を生成するワク チンとしても有効である。このワクチンは、有効量の前記表面抗原エンドシアリ ンと、更に、当該技術分野において公知でワクチンの処方において使用される薬 剤的に許容可能なアジュバントとを含む。 上述したようにエンドシアリンのタンパク質部分のための遺伝子をヒト染色体 の特定のアーム部に局在化することによって、それをコード化する核酸配列の同 定と分離が容易になる。本発明のその他の態様は、当業者にとって明らかである のでここは詳述しない。 使用した用語及び表現は記載のためのものであり限定的なものではなく、これ らの用語及び表現の使用は図示及び記載した特徴構成の均等物を除外するもので はなく、 本発明の範囲内においてその他の様々な改変が可能であると理解される。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年1月11日 【補正内容】 【図1A】 【図1B】 【図1C】 【図1D】 【図2A】 【図2B】 【図2C】 【図3】 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年9月14日 【補正内容】 ーナル抗体は、更に、肉腫組織のサンプルにも結合するので、これらのモノクロ ーナル抗体を肉腫に関しても様々な方法で使用することが可能である。以下の記 載において、腫瘍血管内皮細胞が強調されてはいるが、肉腫の診断、モニタリン グ、治療も本発明に含まれる。従って、本発明の一態様は、腫瘍の血管内皮細胞 に特異的に結合するモノクローナル抗体と、これらのモノクローナル抗体を生成 するハイブリドーマとに関する。一好適実施例において、前記ハイブリドーマ細 胞ラインは、細胞ラインFB5であり、モノクローナル抗体はこの細胞ラインに よって生成される。この細胞ラインは、ブタペスト条約に基づいて既に寄託され 、1992年11月12日にメリーランド州、ロックビル、パークローンドライ ブ12301のATCCで受け入れ番号ATCC HB11190を付与されて いる。一好適実施例において、前記モノクローナル抗体は、SDS−PAGE測 定による分子量が165キロダルトンのシアル酸結合糖タンパク質であり、前記 抗原は、腫瘍に関連する血管内皮細胞において存在する。尚、前述のように、以 下「エンドシアリン」と呼称する分子は、それに結合する本発明のモノクローナ ル抗体によって改変可能である。このような改変としては、例えば、部分又は全 シアル酸化がある。 ここでいう「モノクローナル抗体」とは、ハイブリドーマによって直接的に作り 出されるモノクローナル抗体 に限られない。この用語は、例えば、Fab,F(ab)2やその他の結合フラ グメント等の周知の結合フラグメント、互いに複合した複数のモノクローナルを 含むオリゴメリック又はポリメリック構造物、2又はそれ以上のスピーシーズ( 例えば、ヒトとマウス)からの免疫グロブリンを含有するキメラモノクローナル 抗体、再結合モノクローナル抗体、人体に適応化させた物質、等をも含むもので ある。更に、この用語には、まだ骨髄腫には融合したものではないが、他の方法 、例えはヒトB細胞のエプステイン バール(Epstein Barr)ビー ルス(”EBV”)による形質転換、又はその他の形質転換手段により培養可能 とされたヒトB細胞によって作られたモノクローナル抗体も含まれる。 本発明の抗体は、腫瘍に関係する血管内皮細胞の位置を同定する診断方法に使 用可能であり、これによって、モノクローナル抗体をアセイ対象サンプルに接触 させ、その結合をモニタする。この結合は、放射化免疫アセイ、酵素リンク免疫 吸着剤アセイ、サンドイッチアセイ、競合アセイ等の当業者に知られた標準的な 免疫アセイプロトコルを使用して検出することが出来るが、その具体的方法はこ れらに限られるものではない。これらのアセイの多くにおいて、抗体に付着され る検出可能な標識の使 用が必要であるが、ここで、放射性、発色性、蛍光性、酵素的、磁気的及び金属 粒子の公知の標識のいずれも使用可能である。これらのアセイを行うに当たって 、対象となるサンプルとしては、例えば、組織サンプルや体液サンプル等がある 。更に、そのモノクローナル抗体の特異性によって、当業者は、これを、ウェル ト(Welt)他の上記に記載のものと類似の方法で生体内診断に使用すること ができる。使用可能な種々の生体内診断方法の内、放射化画像化法が特に好適で ある。 本発明のモノクローナル抗体は、例えば、腫瘍関連血管内皮細胞をターゲット とすることが出来るので、これらの抗体は治療において特に有用である。あらゆ る血管床と同様に、腫瘍の血管床がそれに関連する組織に栄養を提供する。従っ て、抗腫瘍治療方法も、本発明の一部をなすものである。この治療方法は、本発 明のモノクローナル抗体を、腫瘍の増殖を抑止する、又は腫瘍を実際に壊死させ るのに十分な量で投与する工程を有する。モノクローナル抗体を、腫瘍に対する 抑止的又は壊死的効果を有する薬剤と組み合わせることによって、抑止又は壊死 を引き起こすことができる。このような薬剤としては、例えば、周知の凝血カス ケードの血塊形成酵素等の血塊形成剤等、腫瘍部位への血液循環を抑止する薬剤 が ある。細胞を破壊し、従って、腫瘍に関連する血管上皮細胞を破壊する他の薬剤 としては、マイトマイシンC、金属含有化合物、酵素、リシン鎖、放射性同位元 素等のすべての細胞毒性剤が含まれる。そして、これらの薬剤のいずれかを周知 の方法によって前記モノクローナル抗体と複合させることができる。従って、こ れらのモノクローナル抗体は、ターゲット細胞の破壊のためのキャリアとして作 用する。更に、これらモノクローナル抗体は、リポソーム配送システムと組み合 わせて使用できる。この場合、リポソームに抑止又は壊死性剤を含ませ、モノク ローナル抗体がこれらを血管新生部位を標的とする。更に、これらのモノクロー ナル抗体を、その特異性を維持しつつ、かつ、補体結合性、又は炎症誘発性を有 するように改造すれば、これらのモノクローナル抗体を、第2薬剤無しで、単独 で使用することが可能となる。このような補体結合性又は炎症誘発性を有するモ ノクローナル抗体は、患者において生体内反応を引き起こし、この反応によって ターゲット細胞が破壊される。 前記モノクローナル抗体を、単体で、あるいは上述の種々の物質との組合せで 、種々の試薬として調合することができる。例えば、前記モノクローナル抗体を そのままの状態、あるいは、補体結合/炎症誘発性にしたもの を、薬剤として許容できるキャリアと組み合わせることができる。ここに記載し た様々な物質と組み合わせて使用する場合は、これらをモノクローナル抗体に付 着させて接合体を形成し、次に、この接合体を、薬剤的に許容可能なキャリアと 組み合わせることができる。更に、キットタイプの試薬を作ることも可能であり 、この場合、モノクローナル抗体と第2物質とをそれぞれ別の部分(portion) として提供し、これらの両方を一つの容器手段に収納する。 本発明の特に好適な実施例において、ここに記載した新規なモノクローナル抗 体は、第2のモノクローナル抗体と組み合わさせる。好ましくは、この第2モノ クローナル抗体は、腫瘍細胞、あるいは、腫瘍の反応性ストローマ線維芽細胞に 直接的に結合するものであり、その一例は前述したモノクローナル抗体F19で ある。この第2モノクローナル抗体も、更に、前述した新規なモノクローナル抗 体のすべての調製方法によって処方することが可能である(例えば、接合化、補 体結合/炎症誘発性化への処理、等)。 ここでいう「モノクローナル抗体」とは、全体としての前記モノクローナル抗 体だけでなく、ここに記載した結合特異性を保持可能なこれらモノクローナル抗 体のフ ラグメント、非限定的に一例を挙げればFabフラグメン等、をも含むものであ る。又、これらモノクローナル抗体のキメラ及び二機能型も含まれ、ターゲット 抗原に対する特異性を備えた前記モノクローナル抗体のいずれの部分でも他のモ ノクローナル抗体分子の一部と組み合わせることが可能であることが判っている 。これらの他の分子としては、例えば、他のスピーシーズ(ヒト又は他の霊長類 や、げっ歯類)から得られる抗体がある。これらのキメラモノクローナル抗体は 、好ましくは、生成するハイブリッド又は二機能抗体に対して細胞毒性活性を付 与するように製造される。 そのような構造物の一例は、FB5に特有の結合ドメインと、T細胞又はマク ロファージに対する付着部位との両方を備えた形状改造モノクローナル抗体であ る。その結果、このモノクローナル抗体は、二つの結合特性を有し、T細胞に関 係する活動のカスケード、あるいはモノクローナル抗体が結合する細胞に対する マクロファージ反応と、更に、隣接する細胞に対する二次的免疫反応との両方を 引き起こすことができる。 前述したように、上述の種々の処方は、いずれも、ターゲット療法においての みならず、肉腫に対する平行したアプローチにおいても腫瘍血管内皮細胞の同定 に有効 である。 本発明は、更に、腫瘍関連血管内皮細胞の特徴的な分離糖タンパク質分子にも 関する。この分子は、原始状態であるグリコシル化状態において、SDS−PA GE測定で約165キロダルトンの分子量を有し、その95キロダルトンの部分 が該分子のタンパク質「核」として作用する。ここでエンドシアリンと呼称され るこの分子は、それ自身で、前述した特異性を備えたモノクローナル抗体を得る ための免疫原として有効であり、更に、保護モノクローナル抗体を生成するワク チンとしても有効である。このワクチンは、有効量の前記表面抗原エンドシアリ ンと、更に、当該技術分野において公知でワクチンの処方において使用される薬 剤的に許容可能なアジュバントとを含む。 上述したようにエンドシアリンのタンパク質部分のための遺伝子をヒト染色体 の特定のアーム部に局在化することによって、それをコード化する核酸配列の同 定と分離が容易になる。本発明のその他の態様は、当業者にとって明らかである のでここは詳述しない。 使用した用語及び表現は記載のためのものであり限定的なものではなく、これ らの用語及び表現の使用は図示及び記載した特徴構成の均等物を除外するもので はなく、 本発明の範囲内においてその他の様々な改変が可能であると理解される。請求の範囲: 1. 腫瘍に関連する血管内皮細胞によって発現される抗原に対して特異的に結 合し、正常な血管内皮細胞には結合しないモノクローナル抗体であって、前記抗 原が、SDS−PAGE測定で約165キロダルトンの分子量を有するシアル酸 結合糖タンパク質であり、そのタンパク質部分が、SDS−PAGE測定で約9 5キロダルトンの分子量を有するモノクローナル抗体。 2. 請求項1のモノクローナル抗体を生成するハイブリドーマ細胞ライン。 3. 請求項1のモノクローナル抗体の抗原結合フラグメント。 4. 請求項1のモノクローナル抗体であって、該モノクローナル抗体の少なく とも一部はキメラ化されている。 5. 腫瘍を同定する方法であって、患者から採取されたサンプルを、腫瘍関連 血管内皮細胞の結合に有利な条件下において、請求項1のモノクローナル抗体と 接触させる工程と、前記結合を検出して前記腫瘍を同定する工程とを有する方法 。 6. 請求項5の方法であって、前記モノクローナル抗体は、検出可能な標識で 標識化される。 7. 請求項6の方法であって、前記検出可能標識は、放射性、発色性、蛍光性 、酵素又は金属性粒子、あるいは磁性粒子である。 8. 請求項5の方法であって、前記サンプルは組織サンプルである。 9. 請求項5の方法であって、前記サンプルは体液サンプルである。 10.腫瘍を有する患者を治療する方法であって、前記腫瘍の発育を抑止するか 、もしくは、該腫瘍の細胞壊死を引き起こすのに十分な量の治療剤を投与する工 程を有し、前記治療剤が請求項1のモノクローナル抗体を含む。 11.請求項10の方法であって、前記モノクローナル抗体が、血塊形成剤と複 合される。 12.請求項10の方法であって、前記モノクローナル抗体が、金属含有化合物 と複合される。 13.請求項10の方法であって、前記モノクローナル抗体が、リポソーム配送 システムと複合される。 14.請求項10の方法であって、前記モノクローナル抗体が、細胞毒剤と複合 される。 15.請求項10の方法であって、前記モノクローナル抗体が、炎症誘発又は補 体結合形態で投与される。 16.請求項10の方法であって、前記モノクローナル抗体が、酵素と複合され る。 17.腫瘍の治療に有効な試薬であって、該試薬は、(i)請求項1のモノクロ ーナル抗体と、(ii)腫瘍の細胞に特異的に結合する第2のモノクローナル抗 体、との混合物を含む。 18.請求項17の試薬であって、更に、薬剤的に許容可能なキャリアを有する 。 19.請求項17の試薬であって、前記第2モノクローナル抗体はF19である 。 20.請求項17の試薬であって、前記第1及び第2モノクローナル抗体は、キ ットの形態として、別々の容器に分離収納されている。 21.腫瘍関連血管内皮細胞に見いだされ、正常な血管内皮細胞には見いだされ ない分離シアル酸結合糖タンパク質であって、該分離シアル酸結合糖タンパク質 は、SDS−PAGE測定で約165キロダルトンの分子量を有し、そのタンパ ク質部分は、SDS−PAGE測定で約95キロダルトンの分子量を有する。 22.請求項21の糖タンパク質の免疫原部分と、薬剤的に許容可能なアジュバ ントとを有するワクチン。 23.請求項1のモノクローナル抗体であって、ハイブ リドーマ細胞ラインATCC HB11190によって生成される。 24.寄託受け入れ番号ATCC HB11190を付与された請求項2のハイ ブリドーマ細胞ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 39/395 ADU T 9284−4C 45/00 8415−4C C07H 21/04 B 8615−4C C07K 14/47 8318−4H 16/30 8318−4H C12N 5/10 15/02 G01N 33/53 V 8310−2J //(C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 ギャリン‐チェサ,ピラー アメリカ合衆国 ニューヨーク 10021 ニューヨーク シックスティサード・スト リート・イースト 504 (72)発明者 レティッヒ,ヴォルフガング,ジェイ アメリカ合衆国 ニューヨーク 10021 ニューヨーク シックスティサード・スト リート・イースト 504 (72)発明者 オールド,ロイド,ジェイ アメリカ合衆国 ニューヨーク 10021 ニューヨーク ウェスト・エンド・アベニ ュー 600

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 腫瘍に関連する血管内皮細胞に特異的に結合し、正常な血管内皮細胞には 結合しないモノクローナル抗体。 2. 約165キロダルトンの分子量を有するシアル酸結合糖タンパク質に特異 的に結合する請求項1に記載のモノクローナル抗体。 3. 請求項1のモノクローナル抗体を生成するハイブリドーマ細胞ライン。 4. 請求項1のモノクローナル抗体の結合フラグメント。 5. 請求項1のモノクローナル抗体であって、該モノクローナル抗体の少なく とも一部はキメラ化されている。 6. 腫瘍を同定する方法であって、患者から採取されたサンプルを、腫瘍関連 血管内皮細胞の結合に有利な条件下において、請求項1のモノクローナル抗体と 接触させる工程と、前記結合を検出して前記腫瘍を同定する工程とを有する方法 。 7. 請求項6の方法であって、前記モノクローナル抗体は、検出可能な標識で 標識化される。 8. 請求項7の方法であって、前記検出可能ラベルは、 放射性、発色性、蛍光性、酵素又は金属性粒子、あるいは磁性粒子である。 9. 請求項6の方法であって、前記サンプルは組織サンプルである。 10.請求項6の方法であって、前記サンプルは体液サンプルである。 11.腫瘍を有する患者を治療する方法であって、前記腫瘍の発育を抑止するか 、もしくは、該腫瘍の細胞壊死を引き起こすのに十分な量の治療剤を投与する工 程を有し、前記治療剤が請求項1のモノクローナル抗体を含む。 12.請求項11の方法であって、前記モノクローナル抗体が、血塊形成剤と復 合される。 13.請求項11の方法であって、前記モノクローナル抗体が、金属含有化合物 と複合される。 14.請求項11の方法であって、前記モノクローナル抗体が、リポソーム配送 システムと複合される。 15.請求項11の方法であって、前記モノクローナル抗体が、細胞毒剤と複合 される。 16.請求項11の方法であって、前記モノクローナル抗体が、炎症誘発又は補 体結合形態で投与される。 17.請求項11の方法であって、前記モノクローナル 抗体が、酵素と複合される。 18.腫瘍の治療に有効な試薬であって、(i)腫瘍に関連する血管内皮細胞に 特異的に結合する第1モノクローナル抗体と、(ii)腫瘍の細胞に特異的に結 合する第2モノクローナル抗体、とを有する。 19.請求項18の試薬であって、更に、薬剤的に許容可能なキャリアを有する 。 20.請求項18の試薬であって、前記第1モノクローナル抗体は、分子量が約 165キロダルトンのシアル酸結合糖タンパク質に特異的に結合し、前記第2モ ノクローナル抗体はF19である。 21.請求項1のモノクローナル抗体の復数の分子を有するオリゴメリック抗体 複合物。 22.請求項18の試薬であって、前記第1及び第2モノクローナル抗体は、キ ットの形態として、別々の容器に分離収納されている。 23.150キロダルトンの分子量を有し、腫瘍関連血管内皮細胞に特異的に存 在する分離シアル酸結合糖タンパク質。 24.請求項23の糖タンパク質のタンパク質部分をコード化する分離アミノ酸 配列。 25.請求項23の糖タンパク質の免疫原部分と、薬剤 的に許容可能なアジュバントとを有するワクチン。
JP51227494A 1992-11-13 1993-11-09 腫瘍血管内皮細胞に特異的に結合するモノクローナル抗体とその利用方法 Expired - Lifetime JP3541296B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/976,405 US5342757A (en) 1992-11-13 1992-11-13 Monoclonal antibodies which specifically binds to endosialin, a 165 Kd glycoprotein found on tumor vascular endothelium, and uses thereof
US07/976,405 1992-11-13
PCT/US1993/010773 WO1994011023A1 (en) 1992-11-13 1993-11-09 Monoclonal antibody which specifically binds to tumor vascular endothelium and uses thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08505764A true JPH08505764A (ja) 1996-06-25
JP3541296B2 JP3541296B2 (ja) 2004-07-07

Family

ID=25524065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51227494A Expired - Lifetime JP3541296B2 (ja) 1992-11-13 1993-11-09 腫瘍血管内皮細胞に特異的に結合するモノクローナル抗体とその利用方法

Country Status (12)

Country Link
US (2) US5342757A (ja)
EP (1) EP0673255B1 (ja)
JP (1) JP3541296B2 (ja)
AT (1) ATE204480T1 (ja)
AU (1) AU671884B2 (ja)
CA (1) CA2149120C (ja)
DE (1) DE69330643T2 (ja)
DK (1) DK0673255T3 (ja)
ES (1) ES2161751T3 (ja)
GR (1) GR3036906T3 (ja)
PT (1) PT673255E (ja)
WO (1) WO1994011023A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012100676A (ja) * 2005-04-22 2012-05-31 Morphotek Inc 免疫エフェクター活性を有するエンドシアリン細胞に内部移行する抗体
JP2015514707A (ja) * 2012-03-30 2015-05-21 モルフォテック, インコーポレイテッド Tem−1診断用抗体
JP2015192672A (ja) * 2000-08-02 2015-11-05 ザ ジョンズ ホプキンス ユニバーシティー 内皮細胞発現パターンの評価法

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6749853B1 (en) * 1992-03-05 2004-06-15 Board Of Regents, The University Of Texas System Combined methods and compositions for coagulation and tumor treatment
US6093399A (en) * 1992-03-05 2000-07-25 Board Of Regents, The University Of Texas System Methods and compositions for the specific coagulation of vasculature
US6036955A (en) * 1992-03-05 2000-03-14 The Scripps Research Institute Kits and methods for the specific coagulation of vasculature
ATE239506T1 (de) * 1992-03-05 2003-05-15 Univ Texas Verwendung von immunokonjugate zur diagnose und/oder therapie der vaskularisierten tumoren
US5877289A (en) * 1992-03-05 1999-03-02 The Scripps Research Institute Tissue factor compositions and ligands for the specific coagulation of vasculature
US5776427A (en) * 1992-03-05 1998-07-07 Board Of Regents, The University Of Texas System Methods for targeting the vasculature of solid tumors
US6004555A (en) * 1992-03-05 1999-12-21 Board Of Regents, The University Of Texas System Methods for the specific coagulation of vasculature
US5965132A (en) * 1992-03-05 1999-10-12 Board Of Regents, The University Of Texas System Methods and compositions for targeting the vasculature of solid tumors
EP0746613B1 (en) * 1994-03-08 2006-05-24 Memorial Sloan-Kettering Cancer Center Recombinant humanized anti-fb5 antibodies
US5536641A (en) * 1994-05-17 1996-07-16 Memorial Sloane Kittering Cancer Center Monoclonal antibody specific for vascular endothelial cell antigen endoglyx-1 and uses thereof for detection of, and isolation of, vascular endothelial cells
US6548663B1 (en) 1998-03-31 2003-04-15 Bristol-Myers Squibb Pharma Company Benzodiazepine vitronectin receptor antagonist pharmaceuticals
EA200001007A1 (ru) 1998-03-31 2001-04-23 Дюпон Фармасьютикалз Компани Фармацевтические препараты для визуализации ангиогенных расстройств
US6524553B2 (en) * 1998-03-31 2003-02-25 Bristol-Myers Squibb Pharma Company Quinolone vitronectin receptor antagonist pharmaceuticals
US6537520B1 (en) * 1998-03-31 2003-03-25 Bristol-Myers Squibb Pharma Company Pharmaceuticals for the imaging of angiogenic disorders
US6794518B1 (en) 1998-12-18 2004-09-21 Bristol-Myers Squibb Pharma Company Vitronectin receptor antagonist pharmaceuticals
US6511649B1 (en) 1998-12-18 2003-01-28 Thomas D. Harris Vitronectin receptor antagonist pharmaceuticals
AU2371400A (en) 1998-12-18 2000-07-03 Du Pont Pharmaceuticals Company Vitronectin receptor antagonist pharmaceuticals
US6569402B1 (en) * 1998-12-18 2003-05-27 Bristol-Myers Squibb Pharma Company Vitronectin receptor antagonist pharmaceuticals
CN1356913A (zh) 1998-12-18 2002-07-03 杜邦药品公司 玻连蛋白受体拮抗剂药物
US7074175B2 (en) 2001-07-25 2006-07-11 Erik Schroeder Handy Thermotherapy via targeted delivery of nanoscale magnetic particles
US7951061B2 (en) 2001-07-25 2011-05-31 Allan Foreman Devices for targeted delivery of thermotherapy, and methods related thereto
US7731648B2 (en) 2001-07-25 2010-06-08 Aduro Biotech Magnetic nanoscale particle compositions, and therapeutic methods related thereto
US6997863B2 (en) 2001-07-25 2006-02-14 Triton Biosystems, Inc. Thermotherapy via targeted delivery of nanoscale magnetic particles
EP2365004B1 (en) * 2002-06-21 2016-01-06 Johns Hopkins University School of Medicine Membrane associated tumor endothelium markers
CA2518490A1 (en) * 2003-03-04 2004-09-16 Kirin Beer Kabushiki Kaisha Endothelial cell specific antibodies and uses thereof
AU2005311660B2 (en) * 2004-12-03 2011-07-07 Morphotek, Inc. Use of endosialin binding proteins to isolate endosialin positive cells
SI2137217T1 (sl) 2007-04-05 2014-07-31 Morphotek, Inc. Postopki za inhibiranje vezave endosialina na ligande
WO2010118203A2 (en) * 2009-04-09 2010-10-14 Morphotek, Inc. Endosialin binding molecules
SE535982C2 (sv) * 2009-12-15 2013-03-19 Theravac Pharmaceuticals Ab Ett nytt vaccin som angriper tumörkärl som ett effektivt redskap i tumörterapi
US20130305396A1 (en) 2010-09-29 2013-11-14 Luigi Grasso Engineered human endosialin-expressing rodents

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0746613B1 (en) * 1994-03-08 2006-05-24 Memorial Sloan-Kettering Cancer Center Recombinant humanized anti-fb5 antibodies

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015192672A (ja) * 2000-08-02 2015-11-05 ザ ジョンズ ホプキンス ユニバーシティー 内皮細胞発現パターンの評価法
JP2012100676A (ja) * 2005-04-22 2012-05-31 Morphotek Inc 免疫エフェクター活性を有するエンドシアリン細胞に内部移行する抗体
US8389691B2 (en) 2005-04-22 2013-03-05 Morphotek, Inc. Antibodies with immune effector activity and that internalize in endosialin-positive cells
US8524237B2 (en) 2005-04-22 2013-09-03 Morphotek, Inc. Antibodies with immune effector activity and that internalize in endosialin-positive cells
JP2015514707A (ja) * 2012-03-30 2015-05-21 モルフォテック, インコーポレイテッド Tem−1診断用抗体
JP2018086005A (ja) * 2012-03-30 2018-06-07 モルフォテック, インコーポレイテッド Tem−1診断用抗体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3541296B2 (ja) 2004-07-07
CA2149120C (en) 2005-09-27
DE69330643D1 (de) 2001-09-27
US5437865A (en) 1995-08-01
US5342757A (en) 1994-08-30
CA2149120A1 (en) 1994-05-26
AU671884B2 (en) 1996-09-12
PT673255E (pt) 2002-02-28
EP0673255B1 (en) 2001-08-22
GR3036906T3 (en) 2002-01-31
EP0673255A1 (en) 1995-09-27
WO1994011023A1 (en) 1994-05-26
AU5596594A (en) 1994-06-08
ES2161751T3 (es) 2001-12-16
DK0673255T3 (da) 2001-12-10
ATE204480T1 (de) 2001-09-15
DE69330643T2 (de) 2002-07-04
EP0673255A4 (en) 1996-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3541296B2 (ja) 腫瘍血管内皮細胞に特異的に結合するモノクローナル抗体とその利用方法
JP3040121B2 (ja) 増殖因子レセプターの機能を阻害することにより腫瘍細胞を処置する方法
Seon et al. Long-lasting complete inhibition of human solid tumors in SCID mice by targeting endothelial cells of tumor vasculature with antihuman endoglin immunotoxin.
JP4716350B2 (ja) 潜伏期膜タンパク質に対する抗体およびそれらの使用
CA1182406A (en) Hybrid cell line for producing complement-fixing monoclonal antibody to human t cells, antibody, and methods
JP2756329B2 (ja) 癌の診断、治療のための免疫結合体
US20030082188A1 (en) Treatment of prostate cancer by inhibitors of NCAM2
JP2001521520A (ja) 抗α▲下v▼β▲下3▼インテグリン抗体アンタゴニスト
JP3502125B2 (ja) 形質転換細胞の抽出および培養ならびにそれらに対する抗体の製造
MXPA01007148A (es) Uso de anticuerpos para vacunacion anti-cancer.
JP2002502621A (ja) 乳腫瘍を伴うムチンに対する特異性のある抗体、その生産方法及び使用方法
US5338661A (en) Monoclonal antibody specific for a human tumour-associated antigen
JPH10502814A (ja) 哺乳動物の肝臓から得られるタンパク質、および腫瘍学におけるそれらの用途
EP1279677B1 (en) Gd3-mimetic peptides
US5536641A (en) Monoclonal antibody specific for vascular endothelial cell antigen endoglyx-1 and uses thereof for detection of, and isolation of, vascular endothelial cells
EP0578342A2 (en) Purification and characterization of a CSVTCG-specific tumor cell adhesion receptor
US6440733B1 (en) Monoclonal antibodies recognizing antigens on the surface of endothelial cells of tumor vessel
WO1997000956A1 (en) Hypoxia-responsive adhesion molecules, specific antibodies, and their uses
IE921810A1 (en) Me20: monoclonal antibodies and antigen for human melanoma
EP0331743B1 (en) Protein derived from living body
Sikora The Characterisation of Gliomas Using Human Monoclonal Antibodies: Minireview on Cancer Research
AU656785B2 (en) Tumor associated monoclonal antibody 81AV78
JPH11310537A (ja) 温熱療法及び薬剤
JPH1030000A (ja) 腫瘍血管内皮表面の抗原を認識するモノクローナル抗体
CA2158572A1 (en) Monoclonal antibody 88bv59, subclones and method of making

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040114

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term