JPH085051B2 - 自然石表面を有するコンクリート製品の成形方法および面パレットの処理方法 - Google Patents

自然石表面を有するコンクリート製品の成形方法および面パレットの処理方法

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JPH085051B2 JP29319089A JP29319089A JPH085051B2 JP H085051 B2 JPH085051 B2 JP H085051B2 JP 29319089 A JP29319089 A JP 29319089A JP 29319089 A JP29319089 A JP 29319089A JP H085051 B2 JPH085051 B2 JP H085051B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリート製品の表面に大小混合された
自然石や人造石の塊石片を現出して自然に調和する表面
を形成し、製品の採用場所や環境に応じたコンクリート
製品を得る、自然石表面を有するコンクリート製品の成
形方法に関する。
〔従来の技術〕
従来のコンクリート製品の表面に模様を形成する場
合、例えば擁壁に使用する積ブロック等においては、面
パレット内に凹凸形状の樹脂板を貼着してコンクリート
製品の表面に凹凸状の模様を成形していた。またブロッ
ク2個分を一体に成形し養生硬化後に中央から強制的に
分割破断してその破断面を表面として自然石状に表面を
表現させていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、合成樹脂板を使用して凹凸模様を表現した製
品は模様が単調であるばかりか、冬期においては樹脂板
が破損する等の欠点を有している。また破断面ブロック
においては破断面時の衝撃によって表面にクラックがで
き、このクラックからの吸水性が大きく寒冷地では、こ
のクラック部分の含水が凍結してブロックの崩壊の原因
となっている。
また自然石表面を顕現させるために面パレットの底面
に大小の石塊を並べて通常通りコンクリートを打設して
締固めを行うことも考えられるが、振動、押圧による締
固めのためコンクリート中に石塊が埋入して石塊が表面
に現れないか、たとえ現れても僅かに表出するのみであ
って、自然石様に模様を表現することは不可能であっ
た。さらにこの自然石塊片を面パレット上に並べる場合
は人為的となるため不自然な表現とならざるを得なかっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の自然石表面を有するコンクリート製品の成形
方法は、面パレット内に自然石の大小石塊片を入れて自
然石のような状態に配し、この上から粘土と砂および砂
粒を自然石層の中間部位まで投入した表面成形用の面パ
レットを使用し、成形機は型枠底部に左右に開閉するセ
パレーター板を挿入して型枠と面パレットとを分離し、
型枠内のコンクリートを一次締固めを行った後セパレー
ター板を引き抜き、二次締固めを行って型枠内のコンク
リート内に面パレット内の表出している自然石塊片と砂
粒の一部を埋入する成形方法と、面パレット内に自然石
の大小塊石片を自然石状に表現配置する面パレットの処
理を含めた成形方法を提供するものである。
〔作用〕
本発明の自然石表面を有するコンクリート製品の成形
方法は、型枠と面パレットをセパレーター板を挿入する
ことによって一応分離させ、面パレット内には自然石の
大小塊石片を自然石状に表現するように面パレットを操
作して配置し、この石塊片の中間位まで粘土や砂および
砂粒を投入しておき、セパレーター板を閉じたままで型
枠内のコンクリートを一次締固めを行って仮締めし、次
いでセパレーター板を左右に開いて面パレットと型枠を
一体として二次締固めを行うものであって、このような
成形手段を行うことによって面パレット内に自然石状に
配置し、しかも半分砂粒層に埋入している大小の自然石
塊石片はその露出している部分のみをコンクリート中に
埋入し、しかも表層の砂粒の一部も大小の塊石片間隙の
コンクリート中に付着されることによって、成形後脱型
されたコンクリート製品の表面はそれぞれの製品の表面
が特有の自然石様の表面模様を形成し、コンクリート地
肌の露出面がなく、また必要に応じてこの付着する砂粒
に苔草などの育生する菌や肥料を混入させることによっ
て植生的作用をも可能にするものである。さらにまた、
この大小石塊の配石に当っては砂粒も含めて重量的な配
合を考えて行うことによって成形されるコンクリート製
品の重量的なバラツキを無くすものである。
〔実施例〕
添付図面により本発明の自然石表面を有するコンクリ
ート製品の成形方法を説明すると、第1図は一次締固め
および二次締固めを行うコンクリート製品の成形方法に
用いられる成形機を示す実施例図であり、第2図以下は
この成形方法に使用される自然石状の表面を形成するた
めの面パレットの処理方法を示す実施例図である。
第1図において、(1)は型枠であって一体型に構成
された型枠であってもまた左右に分割する型枠のいずれ
でもよい。(2)は型枠(1)の底板に開閉自在に挿入
される仕切用のセパレーター板であって、中央(2)′
によって合致して一枚の仕切板として形成されている。
(16)は型枠(1)の側壁底面に設けたセパレーター板
挿入口を示す。このセパレーター板(2)は開閉用シリ
ンダー(3)、(3)によって開閉操作される。Pは面
パレットを示し、(4)は面パレットPを置載して振動
を面パレットに付与する面パレット載置兼用の振動台で
ある。(5)は振動台(4)の下面に設けてある防振ゴ
ムであって、振動機の振動が機枠に伝達するのを防ぐと
共に、振動機を停止した際に余振によって揺動する。
(6)は振動機を示している。(7)は上下動枠であっ
て上面に防振ゴム(5)を介して振動台(4)が設けて
あり、この上下動枠(7)は昇降シリンダー(8)によ
って上下に作動する。(9)は上下動枠(7)の上下作
動を正確に操作するための案内軸であってシリンダー
(8)の両側に設ける。(10)は型枠(1)を載置する
レールであって、型枠(1)が左右に分割する型枠の場
合にあっては、図示していないが型枠(1)に取付けら
れているシリンダーの操作によってこのレール上を左右
にスライドする。(11)は型枠内のコンクリートの上面
を押圧するプレス板であってシリンダー(12)の作動に
よって上下動する。(13)はコンクリートの一次締固め
位置を想定する線A−A上に設けたタイムスイッチある
いはマイクロスイッチであり、(14)は二次締固め位置
を想定する線B−B上に設けたタイムスイッチあるいは
マイクロスイッチである。図中の符号(15)は製品搬送
用の腕杆であって成形終了後のコンクリート製品をシリ
ンダー(8)の操作によって下方に脱型し、養生室に搬
送する場合の腕杆である。
この第1図に示す第一次締固めおよび第二次締固めを
行うコンクリート製品の成形機による成形方法を説明す
ると、第2図以下において後述する自然石状の表面を形
成するために処理した面パレットPを面パレット載置兼
用の振動台(4)上に置載し、型枠(1)底部の所定位
置まで振動台(4)と共に上昇して停止させる。次に型
枠(1)内に挿入した面パレットPの上縁を摺擦しなが
らセパレーター板挿入口(16)を介して左右からセパレ
ーター板(2)、(2)を挿入して一旦面パレットPと
は仕切りして型枠上方より定量のコンクリートを投入し
て図示のA−A線位置まで振動と押圧によって一次締固
めを行い、次いでセパレーター板(2)、(2)を中央
からシリンダー(3)によって引抜き、型枠内のコンク
リートと面パレット内の自然石塊片層に接触させ、次に
上方に設けたプレス板(11)を下降させてB−B線位置
まで押圧すると共に振動機(6)を起動させて大小の自
然石塊片および粒砂の上層部をコンクリート中に埋入さ
せる。
この二次締固め成形時においてコンクリートは、自然
石塊片が砂層あるいは砂と粘土との混合材層に埋入して
いるため表面に浸出することなく、また苔や草等環境に
応じて石塊片の周囲から育生する場合には砂や砂と粘土
の混合材中に種子や若干の肥料等を混入することによっ
てコンクリート製品の表面に僅かに付着し苔や草等が育
生される。
そして成形が終了すると成形されたコンクリート製品
は、面パレット載置兼用の振動台板(4)と共に下降し
て脱型され、面パレットと共に機外に搬出されて養生室
に移送される。
なお第1図においては、セパレーターを使用した型枠
装置を示しているが、通常の一体形型枠あるいは分割形
型枠においても後述する面パレット処理をした面パレッ
トを型枠底部と絶縁内装し、型枠上方開口部よりコンク
リートを投入し、面パレット底面より振動を与えながら
コンクリートを押圧して面パレット内の上層の石塊片お
よび砂粒をコンクリート中に全面に埋入して自然石表面
を有するコンクリート製品を成形することができる。
次に第1図で示した本発明の成形方法に使用する大小
の自然石塊片および砂粒層を自然の状態のように敷設配
置した面パレットの処理方法を第2図以下において説明
する。
第2図は大小の自然石塊片を最も自然の状態に面パレ
ット上に敷設配置する処理装置であってa工程を示すも
のである。
(20)は機枠であって、任意形状の面パレットPを傾
斜して想定した適量の大小混合の自然石塊片を面パレッ
トPの傾斜した底部から落下積重させ、上方に空間P1を
形成した面パレットを振動台(21)上に水平に戻して置
載し、振動機(24)によって面パレットに振動を与えて
上方の空間P1に石塊が自然の状態に自在に転移動してき
わめて自然状に空隙を形成させる装置の機枠を示す。
(22)は防振ゴム、(23)は振動時に面パレットPの移
動を防ぐための吸着磁石である。(25)は面パレットP
を傾斜させたときに面パレットの滑落を防ぐ滑り止め片
であって、パレットPが図中の矢印の如く移送されると
きは自由に回動するよう軸着されている。(26)は面パ
レットPの送進用のレールであり、(27)は面パレット
を傾斜上昇させるシリンダーであって、上面に面パレッ
ト係合用の鉤形の係合片(28)を設ける。したがってレ
ール(26)上を矢印のように移送されて来た空の面パレ
ットPが振動台板(21)上で停止すると面パレットの前
端は係合片(28)に当接し、シリンダー(27)の上昇作
用で面パレットは図示のように所定の角度で傾斜する。
(29)は大小混合の自然石塊(人造石の石塊でもよい)
を送進するチエンフィーダーであって、上方に設けた石
塊群貯溜ホッパー(30)の下方に設け、このチエンフィ
ーダーの送進によってホッパー(30)内の石塊群の下面
にあるものは摩擦移動により順次ホッパーの落下口から
チエンフィーダー(29)に供給される。(31)はチエン
フィーダーのチエンに取付けた爪状の凸片であってチエ
ンフィーダー上の石塊を押進移動させ供給口(32)に移
送する。(33)はホッパー内の石塊による重圧を受止め
る受板、(34)はホッパーからチエンフィーダーに落下
する石塊量を調整する調整板であって落下口に設ける。
(35)は石塊供給口(32)より落下不能な大型の石塊を
更にチエンにより前方に進めて落下除去する落下口であ
る。(36)は面パレット内に供給する大小自然石石塊量
を所定量に計量する計量箱であって、この計量箱(36)
の箱底(39)は左右に開閉が可能であり、この開閉は左
右に設けたシリンダー(40)の作動操作により箱底(3
9)に連結している操作杆(37)の作用による。なお(3
8)は計量メーターであり、(41)は石塊を面パレット
Pに転下させる供給用シュートを示し、(42)は傾斜し
ている面パレットPの上部を蓋状に覆う案内受板であっ
て、(43)はこの案内受板を与える螺杆である。
この第2図に示す面パレットの処理のa工程の特徴
は、面パレットPを傾斜して配置し、その上方から石塊
計量箱に収納されている所定量の石塊量を供給用シュー
ト(41)を介して面パレットの底部から転積させるこ
と、および面パレット内に供給された大小の石塊には上
方に石塊が転移動する想定空間P1が形成されることにあ
り、したがってこの面パレットを振動台板上に水平に戻
して置載し、瞬間的に振動機を起動させて停止させる
と、面パレット内の石塊は振動と支えられている防振ゴ
ム(22)の弾性による余振の揺動によって形成されてい
る想定空間P1方向に自由に移動して石塊相互間には自然
の状態で空間が形成され、人工感覚ではできない全く自
然の状態で面パレット内に石塊が配置されるものであ
る。
このようにa工程によって処理された面パレットは次
のb工程にレール(26)によって移送される。
第3図によってb工程の面パレットの処理を説明す
る。
このb工程は、a工程において面パレット内に全く自
然の状態で配置されている自然石の大小石塊面のほぼ3
分の1程度の深さまで砂あるいは砂と粘土の混合材を供
給して面パレット底面に層を形成するものであって、
(50)はホッパーであって、砂または砂と粘土の混合材
(以下石塊埋入材という)を貯溜するものであるが、こ
のホッパー内には撹拌羽根(51)が装置されていて砂を
軟練り状あるいは空練りする。(52)はホッパーの下に
設けてある石塊埋入材の供給板であって、この供給板
(52)はシリンダー(53)の作動によって矢印の如く前
進後退する。またこの供給板は所定の厚みを有してい
て、しかも一定の間隔で開口部と閉塞部が交互に設けら
れている。(54)はホッパーの下面に設けてある供給口
であって、この供給口(54)も前記供給板(52)と同様
の間隔で供給口が開口されている。(55)は開塞板であ
って、この閉塞板(55)においても前記供給板(52)に
設けてある供給口と同一の間隔で供給口が開口されてい
る。そして、ホッパー下面の供給口(54)と閉塞板(5
5)は固定されていて、しかも両者の開口部は上下でそ
の位置が逆に形成されており、この中間に所定の厚みを
有する供給板(52)が介在し、この供給板はシリンダー
(53)の作動によって開口部の間隔だけ前後に移動す
る。したがって、シリンダー(53)によって供給板(5
2)を移動させてホッパー下面の供給口(54)と供給板
(52)の開口部を一致させたときはホッパーから石塊埋
入材が厚みのある供給板の開口部に落下するが、この時
下面に設けてある閉塞板(55)の開口部は隣の位置にあ
って埋入材は供給板(52)の開口部で止まり、そしてシ
リンダーによって供給板を元の位置に戻すと供給板の開
口部と閉塞板の開口部の位置が一致して供給板の開口部
に止っていた埋入材が下方に位置している面パレットP
上に落下する。したがって、この供給板の厚みに対して
の開口部の合計された容積が面パレットに落下供給する
石塊埋入材の量となる。(56)は振動兼揺動台板、(5
7)は機枠上にあって振動兼揺動板を支える防振ゴム、
(58)は振動付勢に際して面パレットの移動を防止する
ための磁石であり、(59)は振動機を示すものであって
振動機の振動と揺動によって埋入材は均一に供給され
る。
このようにしてb工程においては、面パレット内に全
く自然の状態で配置されている自然石も大小石塊石面の
ほぼ3分の1程度の深さまで砂あるいは砂と粘土との混
合材を供給された面パレットPは、レール(6)によっ
て次の処理工程であるc工程に移送される。
このc工程は、面パレット中に3分の2程度露現して
いる自然石の大小石塊層の相互空隙の上面全体に均等に
薄い層状に小塊石および粒砂の混合材を供給し、上方か
ら軽く押圧して凹凸のある大小の石塊面をならし振動と
揺動を加えて層を形成するもので、第4図によってこの
c工程の処理を説明する。
(60)は供給する小塊石および粒砂の混合材を収容す
るホッパーである。(61)はホッパーの下面にある供給
口に設けた供給量調整板である。(62)はホッパー内に
収容した材料の重圧を受止める受板を示す。(63)は小
塊石および粒砂の混合材料を移送供給するチエンフィー
ダーである。(64)はチエンに取付けてある送進用の爪
であって、このチエンの送進スピードによって定量の小
塊石および粒砂の混合材料(以下単に混合材という)が
供給口(65)から下方の給材箱(66)に供給される。こ
の給材箱(66)は底面には開口部が設けられていてシリ
ンダー(68)の作用によって前進後退するが、この給材
箱にはさらに振動機(67)が設けてあって、給材箱がシ
リンダーの作用によって面パレットP上に前進した際に
収容している混合材を面パレット上にふるい落すもので
ある。(69)は給材箱(66)の開口部を閉塞している閉
塞板である。図中上方に位置する(71)は面パレットの
上面を押圧する緩性体(70)を昇降するシリンダーであ
って、この緩性体(70)は面パレット内の自然石石塊層
の上面の凹凸を平均的に軽く押圧するものであってゴム
板やスポンジ板状のものが適当である。(72)は面パレ
ットを置載する振動台板であり下面には振動機(75)が
取付けてあって(73)の防振ゴムを介して機枠(76)上
に設けられている。(74)は振動台板の中央に埋設して
ある磁石を示す。また(77)は面パレットの移送途中に
おいて石塊層の上面に少量の水分を噴霧するためのノズ
ルである。
前述した振動機の振動機能は起動時の振動は勿論のこ
と、電源を切った後においても振動機の余力回転でもっ
て防振ゴムに支えられている振動台板はこの余力によっ
て振動を繰返して面パレット内の大小石塊ならびに粒砂
を均等に揺動分布させる。そして、このa工程およびc
工程においてコンクリート製品に埋入する大小塊石およ
び粒砂は計量して重量のバラツキを無くすことも必要で
あり、このようにすることによって積ブロック等におい
ては施工の安全が図れる。
第5図は本発明方法によって順次形成される面パレッ
トの処理を図示によって説明するものであって、先ず面
パレットPに対してa工程において大小の自然石塊石を
充填し、b工程において図中のA−A線の位置まで砂あ
るいは砂と粘土の混合材を配置されている大小石塊層の
間隙内に充填し、さらにc工程においてB−B線の位置
まで小石塊と粒砂の混合材を充填する。
したがって、成形に際して第二次の締固めによってコ
ンクリート中に埋入される大小石塊は面パレット上に露
現しているB−Cの厚みまでコンクリート中に埋入硬化
され、この際に石塊間隙内に介在するc工程において供
給した砂および小塊石の一部もコンクリートの表面に付
着して硬化し、成形されるコンクリート製品の表面には
第6図ならびに第7図の製品説明図に示すようにコンク
リートの地肌面が現われることはなく自然石様の模様が
形成される。
第6図は本発明によって成形されたコンクリート製品
Bの断面図を示し、第7図はコンクリート製品の表面B
−1を示す正面図である。
そして、本発明において、一次、二次締固める成形方
法の型枠は流し込み大形製品のコンクリート表面に自然
石の石材塊の表面を表出することが可能であって、流し
込み成形においても大形面パレット内にa〜c工程と同
様の工程によって面パレットを処理すればよいが、スラ
ンプが多いためc工程において用いる表面に表出する石
塊埋入材は空練り材料を用いることが最も適している。
〔発明の効果〕
以上従来から困難とされていた人手作業による面パレ
ット上への自然石の大小混合石塊の並置を自動で、しか
も自在に自然の状態に並置することが可能であって、製
品の表面にはコンクリート地肌の顕現がなく、すべて大
小の石塊および粒砂面となり、更に環境に応じて表出す
る石塊相互の小塊石面および粒砂面からは苔草の生育も
可能であって自然の環境に逆らうことなく自然の擁壁が
構築できる。また宅地造成の土留め用としても美観を呈
し、人間に安らぎを与えることができるコンクリートの
表面を現出することとなり、その成形方法は画期的な作
用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の成形方法を示す実施例を示し、第2図
および第3図ならびに第4図はこの成形方法に使用する
面パレットの処理工程を示す実施例図である。第5図は
処理済みの面パレットの断面図を示し、第6図は本発明
方法によって成形された製品の断面図であり、第7図は
同正面図を示す。 (1)…型枠、(2)…セパレーター板、(3)…セパ
レーター板開閉シリンダー、(30)…大小自然石塊ホッ
パー、(50)…砂または粘土の混合材ホッパー、(60)
…小塊石および粒砂の混合材ホッパー、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】深さのある箱形任意形状の面パレットを適
    宜角度に傾斜して配し、該面パレットの底部に大小混合
    の自然石塊片の定量を投入して面パレット上部に想定空
    間P1を形成し、該傾斜している面パレットを振動台板上
    に水平に戻して置き、瞬時の振動と揺動により面パレッ
    ト内の一方に片寄っていた石塊を人工的手段を加えるこ
    となく自然の状態で面パレット全面に分布させるa工程
    と、自然の状態に面パレット底面全面に分布させた石塊
    片相互の間隔内に砂あるいは砂と粘土の混合材に水を加
    えた軟状材または空練りした埋入材を均等に落下供給
    し、石塊片の上面をプレス板にて軽く押圧するb工程
    と、該b工程を済ませた面パレット内の石塊相互間隔の
    上層に小塊石片と粒砂の混合材を均等に供給して振動と
    揺動によって埋入させて先にa工程で落下供給した大小
    自然石の塊石片を表出せしめるc工程によって得られた
    面パレットを各構成の一体型枠あるいは分割型枠の内底
    部に配し、上方から硬練り又は軟練りのコンクリートを
    投入して振動と押圧によって締固め成形することを特徴
    とした自然石表面を有するコンクリート製品の成形方
    法。
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