JPH08500382A - 眼科用液剤及びコンタクトレンズ液のための保存剤系及びコンタクトレンズを洗浄、消毒及び保存する方法 - Google Patents

眼科用液剤及びコンタクトレンズ液のための保存剤系及びコンタクトレンズを洗浄、消毒及び保存する方法

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(57)【要約】 硬質気体透過性コンタクトレンズを洗浄、消毒、保存及び湿潤化するための系及び方法を提供する。かかる系は、洗浄、消毒及び保存液とこれとは別の湿潤化液とを含む。両液は、硬質気体透過性コンタクトレンズの適当な湿潤化を妨害しない親水性消毒剤及び保存剤を含む。非装用時にはレンズは洗浄、消毒及び保存液中に保存される。この保存は、この液を用いて1次洗浄した後に残留する汚染物を除去する助成となる2次またはバックアップ洗浄処理としても作用する。本発明の別の態様によれば、高純度ベンジルアルコールを含むコンタクトレンズ液のための保存剤系が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 眼科用液剤及びコンタクトレンズ液のための保存剤系及びコンタクトレンズを洗 浄、消毒及び保存する方法発明の分野 本発明は、コンタクトレンズ液のための保存剤系及び硬質気体透過性コンタク トレンズの洗浄、保存、コンディショニング及び湿潤化系及び方法に係わる。特 に本発明は、硬質気体透過性コンタクトレンズを効果的に洗浄及びコンディショ ニングし適当に湿潤化し得る、硬質気体透過性コンタクトレンズのための洗浄、 保存、コンディショニング、及び湿潤化系及び方法に係わる。本発明は更に、一 般用または医家向の液体眼科薬のごとき、コンタクトレンズ以外の眼科用液剤に 使用するのに適した、眼の刺激を避ける保存剤系にも係わる。関連出願 本出願は1990年7月11日出願の米国特許出願第551,514号明細書 の一部係属出願であり、更にこの一部係属特許出願は1988年9月9日出願の 米国特許出願第07/242,410号明細書の係属出願であり、更にこの係属 特許出願は1987年11月31日出願の米国特許 出願第140,075号明細書の一部係属出願であり、更にこの一部係属特許出 願は1987年3月31日出願の米国特許出願第032,891号明細書の一部 係属出願である。発明の背景 硬質気体透過性(rigid gas permeable, RGP)レンズは、高多孔度を示す材料 から製造されるが、タンパク質及び他の涙成分と強く相互作用し、最終的にしつ こい表面付着物が生成される。現状では、ケアシステムはこの問題に保存剤非含 有研磨性クリーナーを使用することで対処しているが、このようなクリーナーは 微細な掻き傷を生じ、結局はレンズの有効寿命を短縮する。所謂「コンディショ ニング」液によって表面付着を競合的に防止する試みがなされているが、この方 法には細胞毒性保存剤を使用する必要があるし、研磨性クリーナーの必要性を除 外するものでもない。 タンパク質分解酵素は、その作用がタンパク質性物質に制限されることから、 表面付着物の制御効果が限られている。タンパク質と脂質の両方を溶解し得る多 官能性エステラーゼは、タンパク質分解性の点で同格の物質を用いて得られる結 果を著しく向上することにはならず、それらを使 用した結果、表面付着は遅延はするが相変らず存在し、レンズの損傷は尚早であ る。 最終的な表面汚染の問題とは別に、RGPレンズ装用者は、レンズが完全に水 和するまでの初期不快感の問題に直面している。水和時点でレンズは最も湿潤化 し、その結果最高の快適感がもたらされる。この最高快適感が確実に維持される ためには、表面の湿潤性が維持されることが不可欠である。更に、レンズが表面 付着に抵抗する能力は、湿潤性の維持に直接関係している。現在のケアシステム は、その原因を排除するよりはむしろポリマー表面の相互作用の結果に対処すべ く調製された受動系であるので、最適湿潤性を長期間維持することはできない。 RGPレンズは、硬質レンズに対して卓越したレベルの快適感を与える可能性 を有する。しかし残念なことに、現在の受動的なRGPケアシステムはこの特性 を維持し得ないので、装用者はこの恩恵を短期間しか享受し得ない。 新型RGPレンズの初期処理は、研磨性クリーナーを用いて洗浄し、次いでレ ンズを、レンズ表面の活性部位と相互作用すると言われる粘性極性溶液中に浸漬 し、それによって汚染物質との相互作用をブロックすることを含む。この 系がかかる結果を得ていないことは、研磨性クリーナーを毎日使用する必要があ り、その場合でさえ追加製品がしばしば必要とされることから明らかである。即 ち「コンディショニング」には、処理の一部として表面を研磨することが要求さ れる。この系は効能が不十分なことに加え、レンズの機能寿命を短縮し、それに よって装用者の経済的損失を生む。 クリーナー(一般に研磨剤)、濯ぎ液、浸漬液、浸漬後の再度の濯ぎ、湿潤化 液及び「眼内」再湿潤化液の一連の各製品、または、研磨性クリーナーと浸漬及 びコンディショニング併用液と「眼内」再湿潤化液とを別個に含む系は、本発明 以外の全ての公知のコンタクトレンズ衛生系の基本である。この一連の作業には 幾つかの厳しい反対がある。 洗浄は、指の間または手掌中でレンズをこする必要がある手作業である。少量 のクリーナーしか使用せず、作業には少なくとも1分をかけるのが理想的である (しかしこれは稀である)。洗浄液の化学的組成とは無関係に、これは主に、こ することで誘導される摩擦と溶液の界面活性との相互作用を含む物理的過程であ る。場合によっては、クリーナー中に懸濁された研磨剤粒子により摩擦が増強さ れる。 手作業の洗浄作用を向上すべく添加された研磨剤は、微細な掻き傷を生成する 及び/またはレンズのパラメーターを変えることにより、レンズに損傷を与え得 る。懸濁研磨剤を含むクリーナーの濯ぎが不完全であると、角膜損傷を誘発する 有害残渣をもたらし得る。 また物理的洗浄は、バイオフィルム(biofilm)を形成する細菌に対しては無 効である。眼内感染に関連が見いだされている一般細菌種、即ちPseudomonas ae ruginosa及びSerratia marcescensは、細胞壁にスライム様皮膜を分泌して不良 環境から保護することが知られている。これらの微生物は、保存剤配合浸漬液の 存在に拘わらずコンタクトレンズケース中で増殖し、液を含む容器を汚染するこ とさえあり得る。 浸漬及び消毒のための第2溶液を使用する場合、通常は眼組織に対して剌激が ないという必要条件からその殺菌性が制限されている保存剤を使用する。この状 況は、製造業者が同意を得ようとしてレンズケアに必要なステップ数を制限しよ うとしたために生まれた。患者がレンズを浸漬液から取り出し、眼に直接装用す ることが一般実用形態であることから、眼組織を刺激しないことが必要である。 濯ぎ が規定されている場合は、剌激を与え易い液の初期衝撃から眼を「保護(cushio n)」するよう、装用者は再湿潤化点眼剤を使用するよう推奨されている。 有効な衛生策を得るために、手作業システムは通常3〜4種の別個の製品、即 ちクリーナー、粘性浸漬/消毒液、酵素クリーナー、及び場合によっては再湿潤 化またはクッション点眼剤に配分された。この結果、手順は複雑で時間を要する ものとなり、同意は得られず、レンズケアコストも増加した。 RGPコンタクトレンズの公知の及び/またはFDA推奨洗浄及び湿潤化液は 、塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジンまたはポリアミノプロピルビグアニ ドといった疎水性保存剤または消毒剤を使用する。かかる疎水性物質はRGPレ ンズ、特にフッ素化RGPレンズの湿潤性を低下させる傾向があり、それによっ て洗浄及び湿潤化はより困難となる。特に疎水性保存剤の作用を解消する目的で 、界面活性剤ポリマーをこのような調製物に添加することができる。 研磨剤、細胞毒性化学物質または酵素に依存せずに且つレンズの湿潤性を低下 する保存剤を使用せずに、表面付着 及び低湿潤性の原因に対処する能動的なRGPレンズケアシステムが必要とされ ている。 また、コンタクトレンズ液、並びに一般用及び医家向の液体眼科薬のための新 規の保存剤系も必要とされている。発明の要約 本発明によれば、硬質気体透過性(RGP)コンタクトレンズ及び他のコンタ クトレンズを洗浄、コンディショニング及び湿潤化するための保存剤系、溶液系 及び方法が提供される。更に保存剤系は、一般用及び医家向の液体眼科薬の無菌 性を維持するのにも有効である。 硬質気体透過性即ちRGPコンタクトレンズはハードコンタクトレンズと同様 の剛性を感じるが、十分な気体透過性を有する。RGPコンタクトレンズは多数 の材料から製造されているし、また製造し得る。RGPレンズはシリコーンアク リレート(これはフッ素化されていてもよい)、シリコーン、スチレン、フッ素 化材料、ウレタン及び同様の材料から製造し得る。フッ素化シリコーンアクリレ ート材料は通常より高い酸素透過性を有し、装用者には有益であるが、洗浄及び 湿潤化がより困難である。本発明の系及び方法は、フッ素化シリコーンアクリレ ートRGPコンタ クトレンズのケアに特に適している。 塩化ベンザルコニウム及びクロルヘキシジンのごとき従来のRGP洗浄及び湿 潤化液に使用されている保存剤または消毒剤は、電気陽性の疎水性化合物である 。かかる化合物は、材料が電気陰性であるRGPコンタクトレンズの表面に親和 性を示す。結果的に、塩化ベンザルコニウムまたはクロルヘキシジンはRGPレ ンズ表面に結合することになり、やはり疎水性の保存剤はRGPレンズの湿潤性 を低下させる。これに対して、本発明の保存剤または消毒剤は電気陰性及び親水 性であり、RGPレンズに不利に結合することがない。 本発明の洗浄、コンディショニング及び湿潤化液系は、滅菌水性洗浄、保存及 びコンディショニング液と、該洗浄及びコンディショニング液と相容性の滅菌水 性湿潤化液とを別個に含む。湿潤化液は更に眼内潤滑剤としても使用し得る。好 ましくは、人のRGPコンタクトレンズの適正なケアを保証するため、本発明の 系はキットの形態で入手及び使用すべきである。RGPレンズ用に調製され該レ ンズと相容性である両液により、RGPコンタクトレンズの湿潤性を低下するこ とが判っている塩化ベンザルコニウム、 クロルヘキシジンまたはポリアミノプロピルビグアニドのごとき疎水性保存剤ま たは消毒剤の使用が回避される。これは特にフッ素化RGPコンタクトレンズの 場合に当てはまる。保存剤または消毒剤の疎水性を解消するための追加界面活性 剤の必要性も排除される。本発明によれば、更に幾つかの利点が与えられる。第 一に、毎日の研磨性クリーナーの必要が回避される。第二に、酵素クリーナーの ごとき補助製品の必要が排除されるが、これは、本発明ではない現在の従来系で はそうはいかない。 1つの実施態様においては、洗浄、コンディショニング及び保存液の洗浄及び コンディショニング成分は特に、RGPレンズを洗浄及びコンディショニングす ると共にRGPレンズの保存に適しているように選択される。本発明の洗浄、コ ンディショニング及び保存液中でコンタクトレンズを保存すると、従来のコンタ クトレンズ液及び処理方法より多数の重要な利点が与えられる。この溶液により 、レンズ表面を研磨または損傷することなくRGPレンズをコンディショニング し得、更に例えば酵素クリーナー及び眼内潤滑剤のごとき追加液を必要とせずに 、レンズ装用中ずっと湿潤性及び耐付着性を維持し得る。更なる利点として、 (1)(Pseudomonas aeruginosa及びSerratia marcescensバイオフィルムを含 む)細菌バイオフィルムが除去される;(2)クリーナーレンズ表面がより清浄 なことから眼への刺激が少ない;(3)洗浄、保存及び消毒用に1種、湿潤化用 に1種の2種の溶液しか使用しない;及び(4)全てのタイプのRGPレンズに 有用であることが挙げられる。 洗浄、コンディショニング及び保存液は、少なくとも1種の親水性消毒剤化合 物とRGPコンタクレンズを洗浄及びコンディショニングするのに適した化合物 とを含む非研磨性滅菌水溶液である。 親水性消毒剤とは、消毒剤もしくは保存剤または複数の消毒剤もしくは保存剤 の組合せが親水性であることを意味する。溶液中に存在する消毒剤化合物のいず れも疎水性でないことが好ましい。 本発明の洗浄、コンディショニング及び保存液並びに湿潤化液のための消毒剤 または保存剤は、2種の化合物、即ちベンジルアルコールと、補助消毒剤である エチレンジアミン四酢酸(EDTA)の水溶性塩(エデテート)、好ましくはE DTAの二ナトリウムまたは三ナトリウム塩とからなる。他の消毒剤は必要でな い。消毒剤化合物は、組成 物の無菌性を維持するのに有効な量で存在する。通常はかかる量は約0.05% 〜約1.0%(好ましくは約0.1%〜0.3%)のベンジルアルコールであり 、洗浄液に対しては、水を含む全溶液(洗浄、湿潤化、コンディショニングその 他のいずれの溶液でも)の約0.025%〜約0.75%(好ましくは約0.5 %)のEDTAの塩(湿潤化液に対しては約0.025%〜約0.25%、好ま しくは約0.1%)が溶液を保存するのに有効である。更に、前記量のベンジル アルコール(約0.05〜1.0%)及びEDTAの塩(約0.025〜0.7 5%)は、非装用時にレンズをかかる溶液中に保存するとコンタクトレンズが消 毒されるという更なる利点を与える。或いは、洗浄液及び湿潤化液の消毒剤はソ ルビン酸(通常約0.001〜約0.35%、好ましくは0.1%)、EDTA の水溶性塩(前述の量)及び必要によってはホウ酸(通常約1.0%まで、好ま しくは0.6%)からなり得る。ホウ酸はポリビニルアルコール(PVA)とは 非相容性であり、従ってPVAを含む湿潤化液中に使用すべきではない。 本発明に使用されるベンジルアルコールは、コンタクトレンズ液及び液体眼科 薬のいずれに対しても高純度ベンジ ルアルコールであるべきである。医薬用途に入手可能な標準グレードのベンジル アルコールは有意な量のベンズアルデヒドを含むことが見い出された。ベンズア ルデヒドは市販のベンジルアルコール中に存在する不純物である。ベンズアルデ ヒドはベンジルアルコールの殺菌性を低下させるものではないが、コンタクトレ ンズ液中に十分な濃度で存在した場合にベンズアルデヒドは眼の剌激物として作 用することが見い出された。十分に高濃度(約2重量%以上)のベンジルアルコ ールは眼内剌激物として作用し得るので、このようなベンジルアルコール濃度は 避けるべきである。 本発明のコンタクトレンズ液及び液体眼科薬中に配合されるベンジルアルコー ルは、コンタクトレンズ液中に配合されたときに過剰なベンズアルデヒド濃度を もたらすようなベンズアルデヒド濃度を含まず、本明細書においては「高純度ベ ンジルアルコール」と表記することがある。本明細書で使用する「過剰なベンズ アルデヒド濃度」とは、有意な眼の刺激を惹起するベンズアルデヒド濃度を意味 する。通常、本発明によれば、最終コンタクトレンズ液中のベンズアルデヒド濃 度は(全溶液の)約1重量ppm以下、好ましくは全溶液の約1重量ppm未満、最も 好ましくは全 溶液の約0.1ppm以下であるべきである。 本発明に使用するのに適したベンジルアルコール(高純度ベンジルアルコール )はAkzo Chemic America of Edison,New Jersey and Stauffer Chemical Comp any of Westport,Connecticut,Chesebrough Ponds Inc.の代理店から入手し得 る。Akzo Chemicは例えば、ベンジルアルコールの約100重量ppm未満のベンズ アルデヒドしか含まないベンジルアルコールを提供している。ベンジルアルコー ルからベンズアルデヒドを除去する方法は当業者には公知である。典型的には、 本発明に使用されるような「高純度ベンジルアルコール」は、ベンジルアルコー ルの約100重量ppm以下のベンズアルデヒド濃度を有する医薬用途に適したベ ンジルアルコールである。 ベンジルアルコールの酸化を防止または最少限に抑えるため、抗酸化性物質が 本発明組成物中に存在し得る。使用し得る適当な抗酸化剤としては、二亜硫酸ナ トリウム及び種々の形態のビタミンA、例えばビタミンAのエステル、好ましく は約1.7×106I.U./gのバイオポテンシー(biopotency)を有するビ タミンAパルミテートが挙げられる。 本発明の別の態様によれば、消毒剤は2種の化合物を含むかまたは実質的に2 種の化合物からなる。この2種の化合物の組合せは、前述のごとき量のベンジル アルコールとEDTAの水溶性塩、またはソルビン酸とEDTAの水溶性塩とし 得る。従って、クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、チメロサール、トリ メトプリム、ポリアミノプロピルビグアニドといった消毒剤物質または他の消毒 剤は本発明では必要でなく、使用されない。更に、トリメトプリムのごとき物質 は水溶度が低く、従って疎水性である。このような材料は通常、本発明に使用す ることは考えられない。 洗浄及びコンディショニング化合物は、RGPコンタクトレンズを洗浄及びコ ンディショニングするのに有効な量の、アルキルアリールポリエーテルアルコー ル非イオン性洗剤及び両性界面活性剤からなり得る。この材料の組合せは、RG Pコンタクトレンズを洗浄及びコンディショニングするのに有効であることが判 った。「コンディショニング」なる用語は、RGPレンズ表面を洗浄し、湿潤化 を妨害する表面相互作用(例えば表面帯電)を排除または中和することを意味す る。洗浄及びコンディショニング成分は、 洗浄、コンディショニング及び保存液中にレンズを保存し得るようにRGPレン ズと相容性である。通常、水を含む全洗浄、コンディショニング及び保存液の約 0.5重量%〜約10重量%の両性界面活性剤と約0.005重量%〜約5.0 重量%のアルキルアリールポリエーテルアルコールとが、RGPレンズの所望の 洗浄及びコンディショニングを与えるのに有効であると共に、溶液中でのレンズ 保存を可能にする。RGPコンタクトレンズの所望の洗浄及びコンディショニン グが与えられる限りは、他のタイプの洗浄化合物も本発明に使用するのに適当と なり得る。 本発明の別の態様によれば、洗浄、保存及びコンディショニング液は、(a) (i)ベンジルアルコール及びEDTAの水溶性塩または(ii)ソルビン酸及び EDTAの水溶性塩からなる親水性保存剤;(b)少なくとも1種の洗浄及びコ ンディショニング成分;並びに(c)滅菌水を含むかまたは実質的にこれらから なる。後述の好ましい実施態様並びに表1及び2に記載したような種々の追加化 合物を含有することもできる。 本発明の湿潤化液は、親水性保存剤または消毒剤と、ポリビニルアルコール( PVA)及びポリビニルピロリドン (PVP)から選択される少なくとも1種の湿潤剤とを含む滅菌水溶液である。 PVAはPVPより好ましい。 親水性保存剤は前述のごときものとし得るが、通常は全組成物の約0.001 重量%〜約0.20重量%のソルビン酸を補助殺菌剤として含み得る。 本発明の別の態様によれば、湿潤化液は、(a)(i)ベンジルアルコール及 びEDTΛの水溶性塩または(ii)ソルビン酸及びEDTAの水溶性塩を含むか または実質的にこれらからなる親水性保存剤;(b)PVA及びPVPから選択 される少なくとも1種の湿潤剤;並びに(c)滅菌水を含むかまたは実質的にこ れらからなり得る。後述の好ましい実施態様並びに表3及び5に記載したような 種々の追加化合物を存在させることができる。 湿潤化液は、約0.91〜約1.65の張度及び約6.5〜8.5のpHを有 するのが好ましい。所望の張度及びpHを与えるべく種々の塩及び緩衝液を含有 させることができる。 本発明のより広義の態様によれば、ハード、ソフト及び気体透過性コンタクト レンズ用の液を含む多種のコンタクトレンズ液、並びに一般用及び医家向の液体 眼科薬のごと き眼科用液剤に使用し得る新規の保存剤系が提供される。かかる薬剤の例として は、例えばデキサメタゾンホスフェート、塩酸ピロカルピン及び塩酸フェニレフ リンが挙げられる。保存剤系は、溶液の無菌性を保存するのに十分な量の高純度 ベンジルアルコールを含む。通常、ベンジルアルコールは全組成物の約0.05 重量%〜約1.0重量%の量で存在する。本発明に使用される高純度ベンジルア ルコールは、例えば湿潤化液、濯ぎ液、浸漬液及び洗浄液を含むコンタクトレン ズ液、眼内湿潤化及び再湿潤化液、並びに殺菌及び保存液(これらは生理食塩水 溶液であり得る)など広範囲に保存剤として使用し得る。 本発明の別の態様によれば、ソフトコンタクトレンズを消毒するのに有効な量 の高純度ベンジルアルコール及びイソプロピルアルコールを含むソフトコンタク トレンズ消毒用の低温消毒(cold disinfecting)水溶液が与えられる。一般に 、この溶液中の高純度ベンジルアルコールの有効量は全組成物の約0.05〜約 1.0重量%(好ましくは0.33重量%)であり、イソプロピルアルコールの 有効量は約0.1重量%〜約5.0重量%(好ましくは約1.5重量%)である 。EDTAの水溶性塩は全組成物の約0.02 5重量%〜約0.75重量%(好ましくは約0.15重量%)の量で存在するの が好ましい。 好ましいソフトコンタクトレンズ消毒用低温(周囲温度)保存液は、ポリオキ シアルキル化非イオン性洗剤を使用し、組成(重量%):Tween 80(ポ リオキシル化洗剤)0.6%,Tween 20 0.6%,ホウ酸1.15% ,ホウ酸ナトリウム0.4%,二ナトリウムEDTA0.15%,イソプロピル アルコール1.5%及び高純度ベンジルアルコール(ベンズアルデヒド100pp m未満)0.33%を有する。 前記溶液は、ソフトレンズをその中に保存することにより消毒過程の一旦とし てソフトコンタクトレンズから微生物バイオフィルムを除去する。理論に制約さ れる意図はないが、ベンジルアルコール、イソプロピルアルコール、EDTAの 塩及び非イオン性洗剤の存在により、ソフトコンタクトレンズと相容性の低温消 毒液が得られ、バイオフィルムが除去されると考えられる。更に、本発明の消毒 及び洗浄、保存並びにコンディショニング液中に1種以上の洗剤が存在すると、 ベンジルアルコール及びEDTAの塩の有効性が増強されると考えられる。 本発明のコンタクトレンズ液は、米国食品及び薬品協会(the United States Food and Drug Administration)によって推奨されている。好ましい実施態様 本発明の溶液系及び方法の対象たるRGPレンズは、好ましくは洗浄、コンデ ィショニング及び保存液を用いて以下のように洗浄されべきである。レンズを一 方の手掌上に置き、溶液で覆う。次にレンズを浸し、他方の手の示指で軽くたた く。レンズをゆがめたりまたは引っ掻くことがあるので、レンズを例えば母指と 示指の間でこすってはならない。 洗浄後、装用しないときは、レンズを水道水で十分に濯ぎ、洗浄、コンディシ ョニング及び保存液中に保存する。通常、装用者の洗浄技術及び洗浄液のタイプ に拘わらず、レンズ上に幾らかの残留汚染物が残る。本発明の洗浄液は保存液で もあり、その組成の故に、全部でないにしても少なくとも一部の残留汚染物は保 存の間に除去または遊離される。これは、洗浄液を保存に使用しようとは考えて いない従来方法とは対照的である。このような系は、装用者はレンズを適正にま たは十分に洗浄できないことが多いし、 保存前にレンズを洗浄することを全く忘れることさえあるので特に有利である。 洗浄、保存及びコンディショニング液中にレンズを保存することは、レンズを保 存する他にコンディショニングする上に、2次またはバックアップ洗浄処理とし て作用する。レンズを装用しようとするときはレンズを水道水または新鮮な塩水 で濯ぎ、本発明の湿潤化液で濡らし、装用者の眼に挿入する。 本発明の、特にRGPコンタクトレンズに適した、特に好ましい洗浄、コンデ ィショニング及び保存液は下記の組成を有する: 1つの好ましいタイプの両性界面活性剤は2−ココイル−2−イミダゾリニウ ムラウリルスルフェート−1−カル ボキシメチルオキシエチル−1−カルボキシメチル ジナトリウムであり、これ はMiranol Chemical Company,Inc.,Irvington, New Jerseyによって商品名“Mir anol 2 MCA Modified"で販売されている。両性界面活性剤は本発明の好ましい組 成物中に、全水性組成物の全重量の約0.5%〜約20%の量で存在するが、全 水性組成物の約8.0%を占めるのが好ましい。“Miranol 2 MCA Modified"に 代用し得るのは、やはりMiranol Chemical Company,Inc.によって販売されてい る“Miranol MHT”である。 本発明の洗浄、コンディショニング及び保存組成物中の好ましいタイプのアル キルアリールポリエーテルアルコールはイソオクチルフェノキシポリエトキシエ タノールである。最も好ましいタイプのイソオクチルフェノキシポリエトキシエ タノールはイソオクチルフェノール1単位当たり約9単位のエトキシエタノール を含み、分子量約630を有する。最も好ましいアルキルアリールポリエーテル アルコールはRohm&Haas Company, Philadelphia, PAによって商標“Triton X-1 00”で販売されている。アルキルアリールポリエーテルアルコールは全水性組成 物の約0.005重量%〜約5.0重量%、好ましくは約2.33重量%の濃 度で存在する。アルキルアリールポリエーテルアルコールはオクチルフェノール エチレンオキシドとしても公知である。アルキルアリールポリエーテルアルコー ルはブロックコポリマーの洗浄特性を補助し、眼内分泌物、タンパク質性付着物 及びレンズ表面に付着し得る他の物質の除去を助成する。 プロピレングリコールは本発明の洗浄組成物中に全水性組成物の約0.005 重量%〜約5.0重量%の量で存在するのが好ましい。プロピレングリコールは 、コンタクトレンズ表面から洗浄組成物を濯ぎ易くする助けとなると共に、組成 物の保存剤及び増粘剤としても作用する。 本発明の洗浄、コンディショニング及び保存液は通常約5.0〜約6.5のp Hを有する。この僅かに酸性のpHは組成物をレンズから濯ぐ際にタンパク質及 び酸の溶解を助成する。 RGPコンタクトレンズに適した本発明の洗浄、コンディショニング及び保存 組成物の別の例を下記する: 重亜硫酸ナトリウムは上記組成物に含まないのが好ましい。 RGPレンズに特に適した本発明の特に好ましい湿潤化液は下記の組成を有す る: 重亜硫酸ナトリウムは前記組成物中に含まないのが好ましい。表3に挙げた高 純度ベンジルアルコールはAkzo Chemicから入手され、ベンズアルデヒド濃度8 2ppmを有する。RGPコンタクトレンズ用の本発明の別の好ましい湿潤化液は 下記の組成を有する: ソフトコンタクトレンズを洗浄するのに特に有効な本発明の別の洗浄組成物は 下記の組成を有する: ソフトコンタクトレンズを洗浄するのに特に有効な本発明の別の洗浄組成物は 下記の組成を有する: ソフト及びRGPコンタクトレンズ及びレンズ装用者に特に適した湿潤化及び 眼内快適化点眼剤は下記の組成を有する: ソフト及びRGPコンタクトレンズ及びレンズ装用者に好ましい湿潤化及び眼 内快適化点眼剤は下記の組成を有する: RGPレンズ(例えばシリコーンアクリレート及びフルオロシリコーンアクリ レートRGPレンズ)及びレンズ装用者に特に適した湿潤化及び眼内快適化点眼 剤は下記の組成を有する: RGPレンズ(例えばシリコーンアクリレート及びフルオロシリコーンアクリ レートRGPレンズ)及びレンズ装用者に好ましい別の湿潤化及び眼内快適化点 眼剤は下記の組成を有する: 湿潤化液は、コンタクトレンズを湿潤化するのに適した少なくとも1種の成分 を含む。湿潤化系は、RGPコンタクトレンズに適した粘度上昇剤及び湿潤剤を 含み得る。適当な粘度上昇剤としては、例えば合成または天然であり得る水溶性 セルロースポリマーが挙げられる。かかる材料は更にレンズの湿潤化を助成する 。適当な湿潤剤としては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン 及びこれらの混合物が挙げられる。RGPコンタクトレンズに適した他の粘度上 昇剤及び湿潤剤を使用することもできる。 適当なセルロースポリマーとしては、ヒドロキシエチル セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、天然ゴム、及び これらの混合物が挙げられる。通常、組成物中に存在するセルロースポリマーの 量は全組成物の約0.05重量%〜約0.80重量%である。 通常、湿潤化組成物は、25℃において約2〜40cpsの粘度、好ましくは2 5℃において約2〜20cpsの粘度を有する。中級セルロースポリマーが所望の 粘度を得るのに有用である。 表3の特に好ましい組成物においては、ソルビン酸が保存剤として機能し、存 在する場合には、通常は約0.001%〜約0.35%、好ましくは約0.05 %の量である。 使用するポリビニルアルコールは部分加水分解されているのが好ましい。一般 に、組成物中に存在するポリビニルアルコールの量は全組成物の約0.5重量% 〜約2.5重量%である。 追加の湿潤化化合物ポリビニルピロリドンポリマーは、通常は全組成物の約0 .5重量%〜約2.0重量%の量で使用し得る。好ましいポリビニルピロリドン はGAF Corporation, New York, New Yorkから品名Plasdone(登録商標)Cで入手 可能である。 本発明は上記タイプの湿潤剤及び粘度上昇剤に制限されないことが理解される 。RGPコンタクトレンズまたは他のコンタクトレンズに所望の湿潤化作用を与 えるために使用でき、本発明の保存剤系と相容性であり、湿潤化液またはRGP もしくは他のコンタクトレンズの湿潤化液に使用するのに適当な任意のタイプの 物質を使用し得る。 特に好ましい湿潤化系は、ヒドロキシエチルセルロース及びポリビニルアルコ ールを含む。好ましいヒドロキシエチルセルロースはHercules,Inc., Wilmingto n, Delawareから商品名“250H"で入手可能である。好ましいポリビニルアルコー ルはMonsanto Company, St.Louis, Missouriから品名“Galvatol"で入手可能で あり、これは部分加水分解されている。 本発明の湿潤化組成物は緩衝され、僅かに酸性または中性であるのが好ましい 。好ましいpH範囲は約6.5〜約8.5である。適当な緩衝液は当分野におい て公知である。特に適当な緩衝液としては、重炭酸ナトリウム及び三塩基性リン 酸ナトリウム(Na3PO4・12H2O)が挙げられる。好ましい緩衝液の組合 せは、所望のpHを与え且つ維持する量の重炭酸ナトリウム、三塩基性リン酸ナ トリウム 及び二リン酸ナトリウム(NaH2PO4)・H2Oである。 湿潤化組成物の残りの部分は滅菌水U.S.P.であり、一般には張度が約0 .91〜約1.65の水性組成塩含有量を与える濃度で存在する、眼組織及びR GPコンタクトレンズ材料と相容性の実質的に中性及びアルカリ性の塩の組合せ を含むのが好ましい。塩化ナトリウムは、RGPコンタクトレンズ湿潤化組成物 中に、全水性組成物の約0.05重量%〜約2.0重量%の量、好ましくは全水 性組成物の約0.75重量%の量で存在し得る。塩化カリウムは、塩化ナトリウ ムと一緒に使用するのに好ましいもう1つの塩であり、通常は全水性組成物の約 0.05重量%〜約2.0重量%の量、好ましくは全水性組成物の約0.28重 量%の量で存在すべきである。 本発明のRGPコンタクトレンズ用の別の湿潤化組成物は下記の組成を有する : 上記組成物において重亜硫酸ナトリウムは不在であるのが好ましい。 本発明のソフトコンタクトレンズ用の日常使用低温消毒液は下記の組成を有す る: 低温消毒液は例えば、ソフトレンズを洗浄し、例えば夜など非装用時には溶液 中に保存することにより使用し得る。 ソフト(HEMA)コンタクトレンズ用の好ましい日常使用の低温洗浄、消毒 、保存及び濯ぎ液は下記の組成を有する: 本発明のソフトコンタクトレンズ用の別の好ましい低温洗浄、消毒、保存及び 濯ぎ液は下記の組成を有する: ソフトコンタクトレンズ用消毒液はアジュバント保存剤及び消毒剤として約0 .05%〜5.0%のイソプロピルア ルコールを含むのが好ましい。 好ましい非研磨性ソフトコンタクトレンズクリーナーは下記の組成を有する: 実施例1 本発明のコンタクトレンズ液の再攻撃による保存効能を、United States Phar macopeia(USP) Twenty-First Revision(米国薬局方第25回改訂版) and the Draft TestingGuidelines for Class III Contact Lens Solution(第3類コン タクトレンズ液のドラフト試験ガイドライン)1985年7月改訂版に従って評 価する実験を実施した。 試験系は、 STS Rept.M88-778由来の Staphylococcus aureus,ATCC 6538 Pseudomonas aeruginosa,ATCC 9027 Candida albicans,ATCC 10231 Aspergillus niger,ATCC 16404 Escherichia coli,ATCC 8739 からなった。 攻撃微生物は以下のように調製した。 E.coli、P.aeruginosa及S.aureusをトリプトシンダイズ寒天(TSA)傾斜 培地上に接種し、32〜35℃で18〜24時間インキュベートし、次いで新し いTSA傾斜培地に移し、32〜35℃で18〜24時間再度インキュべートし た。0.067Mリン酸緩衝液を用いて培養物を回収し、以下の手順で洗浄した : a.5,000rpm,5℃で10分間遠心する。 b.上清をデカントする。 c.ぺレットを新しいリン酸緩衝液に再懸濁させる。 d.a〜cをもう一度繰り返す。 C.albicansをサブローデキストロース寒天(Sabouraud Dextrose Agar,SDA)傾斜培地において20〜25℃で24〜48時間増殖 させ、細菌と同様に調製した。 A.nigerをトリプシンダイズ寒天及びサブローデキストロース寒天(SDA) 傾斜培地において20〜25℃で5〜7日間増殖させた。0.1% Tween 80を含むリン酸緩衝液を使用して胞子を回収し、細菌と同様に洗浄した。 全ての攻撃微生物の濃度をリン酸緩衝液を用いて分光光度計により約2×108 微生物/mlに調整した。 各攻撃微生物に対して、以下の溶液を滅菌試験管中に無菌状態で分配した:試 験液として表7に示した組成を有するコンタクトレンズ液20ml及び陽性対照と して0.1%ぺプトン20ml。 これらの試験管を適当な接種材料懸濁液(約1×106微生物/ml)0.1ml を用いて接種し、十分に混合した。終濃度は105〜106cfu/mlであった。 接種材料懸濁液の添加後15分以内と、7、14、21及び28日露光した時 点で、1.0mlアリコートを各試験管から無菌状態で取り出し、9.0mlの無菌 Dey Engley Broth(DEB)(10-1希釈度)に加えた。これらの試料 をDEBで10-3まで連続希釈した(1mlの試料を9mlのDEBで希釈すること を連続して2回行った)。10-1及び10-3希釈液の0.1ml及び1.0mlアリ コトをDey Engley Broth(DEB)を用いた流動平板培養法(pour plate metho d)を使用して平板培養した。 あとの方の露光時点の陽性対照溶液においては増殖したために、希釈液の終濃 度を10-7にした。プレートを30〜35℃で48〜72時間インキュベートし た。インキュベーション後、プレートカウントを記録し、攻撃微生物の減少を判 定した。試験溶液及び対照溶液は28日間の試験の間20〜25℃で保管した。 再攻撃評価は以下のように実施した。 攻撃微生物の新しい接種材料懸濁液を1.0及び2.0のごとく調製した。 4.1の1:9希釈液をリン酸緩衝液を用いて濃度約2.0×107微生物/m lに調製した。 14日間平板培養した直後、陽性対照を除く全ての試料を0.1mlの適当な攻 撃微生物を用いて再攻撃させた。 再攻撃接種材料の濃度を検証し、28日間の試験期間の残りの試験日の増殖を モニターするために、別の陽性対照 を調製した。 再攻撃を加えた後15分以内と、21日間及び28日間の露光時点で、試料を 採取し、希釈し、3.3のごとく平板培養した。 各露光時間に対して中和効能スクリーンを完成させたが、それは、1mlの未接 種試験溶液を9.0mlDEBブランクに無菌状態で添加し、十分に混合したもの からなった。ブロスから得た2つの同じ1mlアリコートをぺトリ皿に移し、1ml のBacillus subtilis胞子懸濁液(約100細胞/mlを含む)を加えた。全ての プレートにDey Engley Agarを注ぎ込み、プレートを32〜35℃で48〜72 時間インキュベートした。 上記実験の結果は以下のように表わされる。 表16〜20はそれぞれ、試験液及び陽性対照の各時点における微生物のCF U(コロニー形成単位)を示す。中和効能結果は表21に示す。 S.aureusP.aeruginosa及びE.coliの濃度は14日以内に初期濃度の少なくと も0.1%(3対数値)に減少した。生存可能なC.albicans及びA.nigerの濃度 は、最初の14日間初期濃度を維持するかまたは下回った。 再攻撃後、S.aureusP.aeruginosaC.albicans及びA.nigerの濃度は、再攻 撃による保存性効能の仕様内に維持された。 E.coliは、誤って仕様レベルより1対数値高い約106の濃度で再攻撃された 。この追加微生物負荷の結果、減少は3対数値より僅かに小さかった。105攻 撃では完全に3対数値減少する結果となると考えられる。E.coliが3対数値だけ 減少するであろうことは、この試験においてP.aeruginosaが少なくとも4対数値 減少したことからも裏付けられる。 陽性対照の濃度は90.0%(1対数値)より多く減少することはなかった。 中和効能スクリーンにおいてB.subtilisの有意な減少はなかった。 本発明のコンタクトレンズ液は、S.aureusP.aeruginosaC.albicans及びA. niger を用いて試験したとき、再攻撃による保存剤効能の必要条件を満足する。E .coliは14日目の再攻撃時の90%で過剰攻撃したが、この微生物の減少は約 3対数値であった。 実施例2 0.1重量%高純度ベンジルアルコール(ベンズアルデヒド<100ppm)、 0.5%エデテート・三ナトリウム及び2.0%プロピレングリコールの水溶液 (Miranol 2 MCAModified及びTriton X-100を除く表1の組成)を使用し、保存 剤有効試験を実施した。 試験系及び攻撃微生物調製は実施例1と同様であり、試験方法は、再攻撃しな かったこと以外は実施例1と同様である。 この試験の結果は表7に示す。 S.aureusP.aeruginosa及びE.coliの濃度は14日以内に初期濃度の少なくと も0.1%(3対数値)に減少した (注:初期濃度は陽性対照のT=0日の濃度を基準することができ、殺生作用の 結果として試験試料のT=0日の濃度を低下させる)。生存可能なC.albicans及 びA.nigerの濃度は、最初の14日間初期濃度を維持するかまたは下回った。 陽性対照の濃度は、10.0%(1対数値)より多く減少することはなかった 。 S.aureusP.aeruginosaE.coliC.albicans及びA.nigerについて試験した 溶液Bは、14日後に保存剤効能の要求を満足している。 米国特許第4,626,292号明細書、同第4,543, 200号明細書、同第4,560,491号明細書及び同第4,529,535 号明細書の開示は参照により本明細書の一部を構成するものとする。 本発明を特定の実施態様について説明したが、当業者には種々の変更及び修正 が示唆され、本発明はそのような変更及び修正を添付の請求の範囲に包含するも のとする。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年3月24日 【補正内容】請求の範囲 1.非装用時にコンタクトレンズを、洗浄液の無菌性を維持し且つ洗浄液中に保 存してレンズを消毒するのに有効な量で存在する消毒剤と、レンズを洗浄するの に有効な量で存在する非研磨性洗浄化合物とを含む非研磨性水性洗浄液中に保存 することからなる、コンタクトレンズを処理する方法。 2.前記コンタクトレンズが硬質気体透過性コンタクトレンズである請求項1に 記載の方法。 3.前記コンタクトレンズがソフトコンタクトレンズである請求項1に記載の方 法。 4.前記コンタクトレンズを前記洗浄液中に保存することにより消毒する請求項 1に記載の方法。 5.更に、前記保存の前に、レンズを前記洗浄液中で手作業で洗浄することを含 む請求項1に記載の方法。 6.前記水性洗浄液が、ベンジルアルコール及びソルビン酸からなる群から選択 される消毒剤成分を含む請求項1に記載の方法。 7.前記洗浄化合物が、非イオン性、アニオン性及び両性界面活性剤からなる群 から選択される請求項1に記載の方 法。 8.前記洗浄化合物が、非イオン性アルキルアリールポリエーテルアルコール及 び両性界面活性剤からなる群から選択される請求項1に記載の方法。 9.前記消毒剤が高純度ベンジルアルコールからなる請求項1に記載の方法。 10.前記消毒剤がエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩からなる請求項9に記載 の方法。 11.前記消毒剤が、ベンジルアルコール、ソルビン酸、クロルヘキシジン、塩 化ベンザルコニウム、及びこれらの混合物から選択される請求項1に記載の方法 。 12.更に、前記洗浄液中に保存した後にレンズを湿潤化液を用いて湿潤化する ことを含む請求項1に記載の方法。 13.前記湿潤化液が湿潤化成分及び保存剤成分を含む請求項12に記載の方法 。 14.前記湿潤化液の保存剤成分が高純度ベンジルアルコールからなる請求項1 3に記載の方法。 15.前記保存剤成分がエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩からなる請求項14 に記載の方法。 16.前記保存剤成分が、ベンジルアルコール、ソルビン 酸、クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、及びこれらの混合物からなる群 から選択される請求項13に記載の方法。 17.非研磨性滅菌水性洗浄、コンディショニング及び保存液と滅菌水性湿潤化 液とを別個に含むコンタクトレンズの洗浄、消毒、保存及び湿潤化液系であって 、 (a)コンタクトレンズ用の前記滅菌水性洗浄、消毒及び保存液が、 (i)該洗浄、消毒及び保存液の無菌性を維持し且つコンタクトレンズを消 毒するのに有効な量の高純度ベンジルアルコール及びエチレンジアミンテトラ酢 酸の水溶性塩からなる親水性消毒剤成分; (ii)コンタクトレンズを洗浄するのに有効な量で存在する少なくとも1種 の洗浄成分;及び (iii)該洗浄、消毒及び保存液の全重量を基準にして約1重量ppmより少な い量のベンズアルデヒド を含み、 (b)前記滅菌水性湿潤化液が、 (i)湿潤化するのに有効な量で存在する少なくとも1種のコンタクトレン ズ用湿潤剤; (ii)該湿潤化液の無菌性を維持するのに有効な量の高純度ベンジルアルコ ール及びエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩とからなる親水性消毒剤成分;及び (iii)該湿潤化液の全重量を基準にして約1重量ppmより少ない量のベンズ アルデヒド を含む液系。 18.前記洗浄成分がアルキルアリールポリエーテルアルコールからなる請求項 17に記載の系。 19.前記洗浄成分が両性界面活性剤からなる請求項17に記載の方法。 20.前記湿潤剤が、ポリビニルアルコール及びポリビニルピロリドンからなる 群から選択される請求項17に記載の系。 21.前記洗浄、コンディショニング及び保存液のエチレンジアミン四酢酸の水 溶性塩がエチレンジアミン四酢酸の三ナトリウム塩である請求項17に記載の溶 液。 22.前記湿潤剤がポリビニルピロリドン及びポリビニルアルコールである請求 項20に記載の溶液。 23.前記湿潤化液が約6.5〜8.5のpH、及び約0.91〜1.65の張 度を有する請求項17に記載の系。 24.前記高純度ベンジルアルコール中のベンズアルデヒド濃度が、該ベンジル アルコールの100重量ppmより少ない請求項17に記載の系。 25.前記洗浄、消毒及び保存液が、全洗浄、コンディショニング及び保存組成 物を基準にして、 約0.5重量%〜約20重量%の2−ココイル−2−イミダゾリニウムラウリ ルスルフェート−1−カルボキシメチルオキシエチル−1−カルボキシメチルジ ナトリウム; 約0.005重量%〜約5.0重量%のイソオクチルフェノキシポリエトキシ エタン; 約0.05重量%〜約1.0重量%のベンジルアルコール;及び 約0.025重量%〜約0.5重量%のエデテート・三ナトリウム を含む請求項17に記載の系。 26.前記洗浄、コンディショニング及び保存液が更に、全洗浄、消毒及び保存 組成物を基準にして約0.005重量%〜約5.0重量%のプロピレングリコー ルを含む請求項25に記載の系。 27.硬質気体透過性コンタクトレンズを第1及び第2非 研磨性水溶液を用いて処理及びケアする方法であって、 (a)硬質気体透過性レンズを前記第1水溶液を用いて洗浄するステップであ って、該第1水溶液が、該第1液の無菌性を維持し且つ該第1液中に保存してコ ンタクトレンズを消毒するのに有効な量で存在する高純度ベンジルアルコール及 びEDTAの水溶性塩からなる消毒剤と、前記第2湿潤化液によって湿潤化し得 るよう硬質気体透過性コンタクトレンズを洗浄するのに有効な量で存在するアル キルアリールポリエーテルアルコール非イオン性洗剤及び両性界面活性剤剤とを 含み、該第1液の全重量を基準にして約1ppmより少ない量のベンズアルデヒド しか含まない洗浄液であるステップと、 (b)前記第2水溶液を用いて硬質気体透過性コンタクトレンズを湿潤化する ステップであって、該第2水溶液が、該第2液の無菌性を維持するのに有効な量 で存在する親水性消毒剤系と、レンズを湿潤化するのに有効な量で存在する少な くとも1種の湿潤剤とを含み、前記消毒剤系が、高純度ベンジルアルコールとエ チレンジアミン四酢酸の水溶性塩とを含み、該湿潤化液の約1重量ppmより少な い量のベンズアルデヒドしか含まないステップとを含む方法。 28.更に、洗浄後に残っている汚染物の分散を助成するため、前記洗浄ステッ プ後の非装用時に、硬質気体透過性レンズを前記洗浄液中に保存することを含む 請求項27に記載の方法。 29.前記湿潤剤が、ポリビニルアルコール及びポリビニルピロリドンからなる 群から選択される請求項27に記載の方法。 30.前記洗浄液のエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩がエチレンジアミン四酢 酸の三ナトリウム塩である請求項27に記載の方法。 31.前記アルキルアリールポリエーテルアルコール非イオン性洗剤がイソオク チルフェノキシポリエトキシエタノールである請求項27に記載の方法。 32.前記両性界面活性剤が2−ココイル−2−イミダゾリニウムラウリルスル フェート−1−カルボキシメチルオキシエチル−1−カルボキシメチルジナトリ ウムである請求項27に記載の方法。 33.前記第2水溶液がヒドロキシエチルセルロース及びポリビニルアルコール を含む請求項27に記載の方法。 34.前記湿潤化液が約6.5〜8.5のpH及び約0.9 1〜1.65の張度を有する請求項27に記載の方法。 35.前記高純度ベンジルアルコール中のベンズアルデヒド濃度が、該ベンジル アルコールの約100重量ppmより低い請求項27に記載の方法。 36.コンタクトレンズをケアする方法であって、 (a)コンタクトケンズ用の少なくとも1種の洗浄成分を含む水性非研磨性洗 浄液を用いてコンタクトレンズを手作業で洗浄し; (b)非装用時は前記水性非研磨性洗浄液中にコンタクトレンズを保存する ことからなる方法。 37.更に、非装用期間のあと、コンタクトレンズから洗浄液を濯ぎ、コンタク トレンズ用水性湿潤化液を用いてコンタクトレンズを湿潤化することを含み、前 記水性湿潤化液が、コンタクトレンズを湿潤化するのに適した少なくとも1種の 湿潤化成分を含む請求項36に記載の方法。 38.前記洗浄液の洗浄成分が非イオン性洗剤からなる請求項36に記載の方法 。 39.前記洗浄液の洗浄成分が両性界面活性剤からなる請求項36に記載の方法 。 40.眼科用水性液剤と、眼科用液剤の無菌性を維持するのに有効な量で存在す る高純度ベンジルアルコールとを含む保存剤配合眼科用液剤であって、該眼科用 液剤の全重量の1重量ppmより少ない量しかベンズアルデヒドを含まない液剤。 41.前記高純度ベンジルアルコールが、該眼科用液剤の約0.05重量%〜約 1.0重量%の量で存在する請求項40に記載の眼科用液剤。 42.コンタクトレンズ用の非研磨性洗浄、消毒及び保存液であって、 (a)該洗浄、消毒及び保存液の無菌性を維持し且つコンタクトレンズを消毒 するのに有効な量の高純度ベンジルアルコール及びエチレンジアミン四酢酸の水 溶性塩からなる親水性消毒剤成分; (b)コンタクトレンズを洗浄するのに有効な量で存在する少なくとも1種の 洗浄成分;及び (c)該洗浄、消毒及び保存液の全重量の約1重量ppmより少ない量のベンズ アルデヒド を含む液。 43.前記洗浄成分がアルキルアリールポリエーテルアル コールからなる請求項42に記載の液。 44.前記洗浄成分が両性界面活性剤からなる請求項42に記載の系。 45.前記洗浄、コンディショニング及び保存液のエチレンジアミン四酢酸の水 溶性塩がエチレンジアミン四酢酸の三ナトリウム塩である請求項42に記載の液 。 46.前記湿潤化液が約6.5〜8.5のpH及び約0.91〜1.65の張度 を有する請求項42に記載の系。 47.前記高純度ベンジルアルコール中のベンズアルデヒド濃度が、該ベンジル アルコールの約100重量ppmより低い請求項42に記載の系。 48.前記洗浄、消毒及び保存液が、全洗浄、コンディショニング及び保存組成 物を基準にして、 約0.5重量%〜約20重量%の2−ココイル−2−イミダゾリニウムラウリ ルスルフェート−1−カルボキシメチルオキシエチル−1−カルボキシメチルジ ナトリウム; 約0.005重量%〜約5.0重量%のイソオクチルフェノキシポリエトキシ エタン; 約0.05重量%〜約1.0重量%のベンジルアルコール;及び 約0.025重量%〜約0.5重量%のエデテート・三ナトリウム を含む請求項42に記載の系。 49.前記洗浄、コンディショニング及び保存液が更に、全洗浄、消毒及び保存 組成物の約0.005重量%〜約5.0重量%のプロピレングリコールを含む請 求項48に記載の系。 50.(a)湿潤化に有効な量で存在する少なくとも1種のコンタクトレンズ用 湿潤剤; (b)該湿潤化液の無菌性を維持するのに有効な量の高純度ベンジルアルコー ル及びエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩からなる親水性消毒剤成分;及び (c)該湿潤化液の全重量の約1重量ppmより少ない量のベンズアルデヒド を含む滅菌水性コンタクトレンズ湿潤化液。 51.前記湿潤剤が、ポリビニルアルコール及びポリビニルピロリドンからなる 群から選択される請求項50に記載の系。 52.前記湿潤化液のエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩がエチレンジアミン四 酢酸の三ナトリウム塩である請求項 50に記載の液。 53.前記湿潤剤がポリビニルピロリドン及びポリビニルアルコールである請求 項50に記載の液。 54.前記高純度ベンジルアルコール中のベンズアルデヒド濃度が、該ベンジル アルコールの100重量ppmより低い請求項50に記載の系。 55.ソフトコンタクトレンズに特に適した低温消毒水溶液であって、コンタク トレンズを該水溶液中に保存して消毒するのに有効な量で存在する高純度ベンジ ルアルコール及びEDTAの水溶性塩を含む水溶液。 56.全水性組成物の約0.05重量%〜約1.0重量%の高純度ベンジルアル コール及び約0.025重量%〜約0.75重量%のEDTAの塩を含む請求項 55に記載の溶液。 57.ベンズアルデヒド濃度が100重量ppmより低い高純度ベンジルアルコー ル及びEDTAの水溶性塩を含む、コンタクトレンズ液の無菌性を保存するため の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C11D 1/88 9546−4H 3/20 9546−4H

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.非装用時にコンタクトレンズを、洗浄液の無菌性を維持し且つその中に保存 した結果レンズを消毒するのに有効な量で存在する消毒剤と、レンズを洗浄する のに有効な量で存在する非研磨性洗浄化合物とを含む非研磨性水性洗浄液中に保 存することからなる、コンタクトレンズを処理する方法。 2.前記コンタクトレンズが硬質気体透過性コンタクトレンズである請求項1に 記載の方法。 3.前記コンタクトレンズがソフトコンタクトレンズである請求項1に記載の方 法。 4.前記コンタクトレンズが、該レンズを前記洗浄液中に保存することから消毒 される請求項1に記載の方法。 5.更に、前記保存の前に、レンズを前記洗浄液中で手作業で洗浄することを含 む請求項1に記載の方法。 6.前記水性洗浄液が、ベンジルアルコール及びソルビン酸からなる群から選択 される消毒剤成分を含む請求項1に記載の方法。 7.前記洗浄成分が、非イオン性、アニオン性及び両性界面活性剤からなる群か ら選択される請求項1に記載の方法。 8.前記洗浄成分が、非イオン性アルキルアリールポリエーテルアルコール及び 両性界面活性剤からなる群から選択される請求項1に記載の方法。 9.前記消毒成分が高純度ベンジルアルコールからなる請求項1に記載の方法。 10.前記消毒成分がエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩からなる請求項9に記 載の方法。 11.前記消毒成分が、べンジルアルコール、ソルビン酸、クロルヘキシジン、 塩化べンザルコニウム、及びこれらの混合物から選択される請求項1に記載の方 法。 12.更に、前記洗浄液中に保存した後にレンズを湿潤化液を用いて湿潤化する ことを含む請求項1に記載の方法。 13.前記湿潤化液が湿潤化成分及び保存剤成分を含む請求項12に記載の方法 。 14.前記湿潤化液の保存剤成分が高純度ベンジルアルコールからなる請求項1 3に記載の方法。 15.前記保存剤成分がエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩からなる請求項14 に記載の方法。 16.前記保存剤成分が、べンジルアルコール、ソルビン酸、クロルヘキシジン 、塩化ベンザルコニウム、及びこれ らの混合物からなる群から選択される請求項13に記載の方法。 17.非研磨性滅菌水性洗浄、コンディショニング及び保存液とこれとは別の滅 菌水性湿潤化液とからなるコンタクトレンズの洗浄、消毒、保存及び湿潤化液系 であって、 (a)硬質気体透過性レンズ用の前記滅菌水性洗浄、消毒及び保存液が、 (i)該洗浄、消毒及び保存液の無菌性を維持し且つコンタクトレンズを消 毒するのに有効な量の高純度ベンジルアルコール及びエチレンジアミンテトラ酢 酸の水溶性塩からなる親水性消毒剤成分; (ii)コンタクトレンズを洗浄するのに有効な量で存在する少なくとも1種 の洗浄成分;及び (iii)該洗浄、消毒及び保存液の全重量を基準にして約1重量ppmより少な いベンズアルデヒド を含み、 (b)前記滅菌水性湿潤化液が、 (i)湿潤化するのに有効な量で存在する少なくとも1種のコンタクトレン ズ用湿潤剤; (ii)該湿潤化液の無菌性を維持するのに有効な量の 高純度ベンジルアルコール及びエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩とからなる親 水性消毒剤成分;及び (iii)該湿潤化液の全重量を基準にして約1重量ppmより少ないベンズアル デヒド を含む液系。 18.前記洗浄成分がアルキルアリールポリエーテルアルコールからなる請求項 17に記載の系。 19.前記洗浄成分が両性界面活性剤からなる請求項17に記載の方法。 20.前記湿潤剤が、ポリビニルアルコール及びポリビニルピロリドンからなる 群から選択される請求項17に記載の系。 21.前記洗浄、コンディショニング及び保存液のエチレンジアミン四酢酸の水 溶性塩がエチレンジアミン四酢酸三ナトリウムである請求項17に記載の溶液。 22.前記湿潤剤がポリビニルピロリドン及びポリビニルアルコールである請求 項20に記載の溶液。 23.前記洗浄、コンディショニング及び保存液が約6.5〜8.5のpH、及 び約0.91〜1.65の張度を有する請求項17に記載の系。 24.前記高純度ベンジルアルコールが、該ベンジルアルコールの100重量pp mより少ないベンズアルデヒド濃度を有する請求項17に記載の系。 25.前記洗浄、消毒及び保存液が、全洗浄、コンディショニング及び保存組成 物を基準にして、 約0.5重量%〜約20重量%の2−ココイル−2−イミダゾリニウムラウリ ルスルフェート−1−カルボキシメチルオキシエチル−1−カルボキシメチルジ ナトリウム; 約0.005重量%〜約5.0重量%のイソオクチルフェノキシポリエトキシ エタン; 約0.05重量%〜約1.0重量%のベンジルアルコール;及び 約0.025重量%〜約0.5重量%のエデテート・三ナトリウム を含む請求項17に記載の系。 26.前記洗浄、コンディショニング及び保存液が更に、全洗浄、消毒及び保存 組成物を基準にして約0.005重量%〜約5.0重量%のプロピレングリコー ルを含む請求項25に記載の系。 27.硬質気体透過性コンタクトレンズを第1及び第2非 研磨性水溶液を用いて処理及びケアする方法であって、 (a)硬質気体透過性レンズを前記第1水溶液を用いて洗浄するステップであ って、該第1水溶液が、該第1液の無菌性を維持し且つその中に保存した結果コ ンタクトレンズを消毒するのに有効な量で存在する高純度ベンジルアルコール及 びEDTAの水溶性塩からなる消毒剤と、前記第2湿潤化液によって湿潤化し得 るよう硬質気体透過性コンタクトレンズを洗浄するのに有効な量で存在するアル キルアリールポリエーテルアルコール非イオン性洗剤及び両性界面活性剤剤と、 該第1液の全重量を基準にして約1ppmより少ないベンズアルデヒドとを含む洗 浄液であるステップと、 (b)前記第2水溶液を用いて硬質気体透過性コンタクトレンズを湿潤化する ステップであって、該第2水溶液が、該第2液の無菌性を維持するのに有効な量 で存在する親水性消毒剤系と、レンズを湿潤化するのに有効な量で存在する少な くとも1種の湿潤剤とを含み、前記消毒剤系が、高純度ベンジルアルコールと、 エチレンジアミン四酢酸の水溶性塩と、該湿潤化液の約1重量ppmより少ないべ ンズアルデヒドとを含むステップとを含む方法。 28.更に、洗浄後に残っている汚染物の分散を助成するため、前記洗浄ステッ プ後の非装用時に、硬質気体透過性レンズを前記洗浄液中に保存することを含む 請求項27に記載の方法。 29.前記湿潤剤が、ポリビニルアルコール及びポリビニルピロリドンからなる 群から選択される請求項27に記載の方法。 30.前記洗浄液のエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩がエチレンジアミン四酢 酸三ナトリウムである請求項27に記載の方法。 31.前記アルキルアリールポリエーテルアルコール非イオン性洗剤がイソオク チルフェノキシポリエトキシエタノールである請求項27に記載の方法。 32.前記両性界面活性剤が2−ココイル−2−イミダゾリニウムラウリルスル フェート−1−カルボキシメチルオキシエチル−1−カルボキシメチルジナトリ ウムである請求項27に記載の方法。 33.前記湿潤剤がヒドロキシエチルセルロース及びポリビニルアルコールから なる請求項27に記載の方法。 34.前記洗浄液が約6.5〜8.5のpH及び約0.9 1〜1.65の張度を有する請求項27に記載の方法。 35.前記高純度ベンジルアルコールが、該ベンジルアルコールの約100重量 ppmより低いベンズアルデヒド濃度を有する請求項27に記載の方法。 36.コンタクトレンズをケアする方法であって、 (a)コンタクトケンズ用の少なくとも1種の洗浄成分を含む水性非研磨性洗 浄液を用いてコンタクトレンズを手作業で洗浄し; (b)非装用時は前記水性非研磨性洗浄液中にコンタクトレンズを保存する ことからなる方法。 37.更に、非装用期間のあと、コンタクトレンズから洗浄液を濯ぎ、コンタク トレンズ用水性湿潤化液を用いてコンタクトレンズを湿潤化することを含み、前 記水性湿潤化液が、コンタクトレンズを湿潤化するのに適した少なくとも1種の 湿潤化成分を含む請求項36に記載の方法。 38.前記洗浄液の洗浄成分が非イオン性洗剤からなる請求項36に記載の方法 。 39.前記湿潤化液の湿潤化成分が両性界面活性剤からなる請求項36に記載の 方法。 40.水性液体眼科薬と、眼科用液剤の無菌性を維持するのに有効な量で存在す る高純度ベンジルアルコールとを含む保存剤配合眼科用液剤であって、該眼科用 液剤の全重量の1重量ppmより少ないベンズアルデヒドを含む液剤。 41.前記高純度ベンジルアルコールが、該眼科用液剤の約0.05重量%〜約 1.0重量%の量で存在する請求項40に記載の眼科用液剤。 42.コンタクトレンズ用の非研磨性洗浄、消毒及び保存液であって、 (a)該洗浄、消毒及び保存液の無菌性を維持し且つコンタクトレンズを消毒 するのに有効な量の高純度ベンジルアルコール及びエチレンジアミ四酢酸の水溶 性塩からなる親水性消毒成分; (b)コンタクトレンズを洗浄するのに有効な量で存在する少なくとも1種の 洗浄成分;及び (c)該洗浄、消毒及び保存液の全重量の約1重量ppmより少ないベンズアル デヒド を含む液。 43.前記洗浄成分がアルキルアリールポリエーテルアルコールからなる請求項 42に記載の液。 44.前記洗浄成分が両性界面活性剤からなる請求項42に記載の系。 45.前記洗浄、コンディショニング及び保存液のエチレンジアミン四酢酸の水 溶性塩がエチレンジアミン四酢酸三ナトリウムである請求項42に記載の液。 46.前記洗浄、コンディショニング及び保存液が約6.5〜8.5のpH及び 約0.91〜1.65の張度を有する請求項42に記載の系。 47.前記高純度ベンジルアルコールが、該ベンジルアルコールの約100重量 ppmより低いベンズアルデヒド濃度を有する請求項42に記載の系。 48.前記洗浄、消毒及び保存液が、全洗浄、コンディショニング及び保存組成 物を基準にして、 約0.5重量%〜約20重量%の2−ココイル−2−イミダゾリニウムラウリ ルスルフェート−1−カルボキシメチルオキシエチル−1−カルボキシメチルジ ナトリウム; 約0.005重量%〜約5.0重量%のイソオクチルフェノキシポリエトキシ エタン; 約0.05重量%〜約1.0重量%のベンジルアルコール;及び 約0.025重量%〜約0.5重量%のエデテート・三ナトリウム を含む請求項42に記載の系。 49.前記洗浄、コンディショニング及び保存液が更に、全洗浄、消毒及び保存 組成物の約0.005重量%〜約5.0重量%のプロピレングリコールを含む請 求項48に記載の系。 50.(a)湿潤化に有効な量で存在する少なくとも1種のコンタクトレンズ用 湿潤剤; (b)該湿潤化液の無菌性を維持するのに有効な量の高純度ベンジルアルコー ル及びエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩からなる親水性消毒剤成分;及び (c)該湿潤化液の全重量の約1重量ppmより少ないベンズアルデヒド を含む滅菌水性コンタクトレンズ湿潤化液。 51.前記湿潤剤が、ポリビニルアルコール及びポリビニルピロリドンからなる 群から選択される請求項50に記載の系。 52.前記湿潤化液のエチレンジアミン四酢酸の水溶性塩がエチレンジアミン四 酢酸三ナトリウムである請求項50 に記載の液。 53.前記湿潤剤がポリビニルピロリドン及びポリビニルアルコールである請求 項50に記載の液。 54.前記高純度ベンジルアルコールが、該ベンジルアルコールの100重量pp mより低いベンズアルデヒド濃度を有する請求項50に記載の系。 55.ソフトコンタクトレンズに特に適した低温消毒水溶液であって、コンタク トレンズをその中に保存することにより消毒するのに有効な量で共在する、高純 度ベンジルアルコール、EDTAの水溶性塩及びイソプロピルアルコルを含む水 溶液。 56.全水性組成物の約0.05重量%〜約1.0重量%の高純度ベンジルアル コール、約0.025重量%〜約0.75重量%のEDTAの塩、及び約0.1 重量%〜約5.0重量%のイソプロピルアルコールを含む請求項55に記載の溶 液。 57.ベンズアルデヒド濃度が100重量ppmより低い高純度ベンジルアルコー ル及びEDTAの水溶性塩を含む、コンタクトレンズ液の無菌性を保存するため の組成物。
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